JP2552753B2 - エスカレータ装置 - Google Patents

エスカレータ装置

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JP2552753B2 JP2117843A JP11784390A JP2552753B2 JP 2552753 B2 JP2552753 B2 JP 2552753B2 JP 2117843 A JP2117843 A JP 2117843A JP 11784390 A JP11784390 A JP 11784390A JP 2552753 B2 JP2552753 B2 JP 2552753B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車椅子用運転時に、通常運転時の通常形態
から車椅子を搭載可能な車椅子形態に変態動作する車椅
子用踏段を備えたエスカレータ装置の構造の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第4図〜第12図は特開平2−13594号公報等に示され
た従来の車椅子用踏段を備えたエスカレータ装置を示す
もので、図中、(1)はエスカレータの本体たる主枠
で、この主枠(1)の両側には第4図に示す如く、欄干
(2)を立設し、この欄干(2)には、図示しない駆動
機の駆動に基づき循環移動する無端状の移動手摺(3)
を巻回配置している。上記主枠(1)は第4図、第5
図、第7図、第8図、及び第11図に示す如く、上階に水
平に設けられた上端部(1a)と、下階に水平に設けられ
た下端部(1b)と、上端部(1a)と下端部(1b)との間
に傾斜して架設された傾斜部(1c)と、上端部(1a)の
水平上部に敷設された櫛板からなる乗降口床(1d)と、
下端部(1b)の水平上部に敷設された櫛板からなる乗降
口床(1e)とから構成されている、また、主枠(1)の
内部には、第10図及び第12図に示す如く、L字形の一対
の前輪用ガイドレール(4)とL字形の一対の後輪用ガ
イドレール(5)とを長手方向に向けて配設しており、
これら一対のガイドレール(4),(5)が相俟って主
枠(1)の内部長手方向に無端状の循環路を形成してい
る(第10図及び第12図等参照)。
(6)は主枠(1)に配置した複数の通常踏段で、こ
の通常踏段(6)の前方上部には、第8図及び第10図に
示す如く、軸(7)を水平に貫設し、この軸(7)の両
側部には、該駆動機の駆動に基づき循環移動する無端状
のチェーン(8)を連結するとともに、軸(7)の両端
部には、一対の前輪用ガイドレール(4)に係合・案内
される前輪(9)を回動可能に枢着している。また、通
常踏段(6)の後方における両側下部には、一対の後輪
用ガイドレール(5)に係合・案内される後輪(10)を
回動可能に枢着している。
(11)は複数の通常踏段(6)の間に介在配置した車
椅子用踏段群で、この車椅子用踏段群(11)は第5図及
び第6図に示す如く、第1の車椅子用踏段(12)と、こ
の第1の車椅子用踏段(12)の後方に隣接して位置する
第2の車椅子用踏段(13)と、この第2の車椅子用踏段
(13)の後方に隣接して位置する第3の車椅子用踏段
(14)とを備え、エスカレータの通常運転時には、通常
踏段(6)と同様の形態で循環移動し、車椅子用運転時
には、車椅子利用者(15)の車椅子を搭載可能な車椅子
形態に変態動作する機能を有している。
上記第1の車椅子用踏段(12)は本体(120)と、こ
の本体(120)に支持され車椅子用運転時に揺動傾斜し
て車椅子の足場との干渉を回避する傾斜踏段(121)と
から構成されている。また、第2の車椅子踏段(13)
は、その内部の上部両側に配設され車椅子用運転時に複
数のフォークガイド(130)に案内されつつ背面である
クリートライザの貫通孔を貫通して外部後方に水平に突
出する出没可能な一対のフォーク(131)と、このフォ
ーク(131)の下面の一部に刻設されたラック(132)と
から構成されている。そして第3の車椅子用踏段(14)
は、本体(140)に単に上下動可能に支承された可動踏
段板(141)と、この可動踏板(141)の下面前方に取着
された複数のフォーク受け(142)と、この複数のフォ
ーク受け(142)に水平に穿設された車椅子用運転時に
フォーク(131)に水平に貫通される複数の孔(143)
と、可動踏板(141)の内部後方に配設され車椅子用運
転時に可動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して外
部上方に突出し、車椅子の車輪の動作を規制する出没可
能な一対の車止め(144)とから構成されている。
(16)は第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・
(13)・(14)の内部にそれぞれ配設した駆動力伝達機
構で、この駆動力伝達機構(16)は、車椅子用運転時に
動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(1
3)・(14)を通常形態から車椅子形態に、或は車椅子
形態から通常形態に変態動作させる機能を有している。
以下、この駆動力伝達機構(16)の構造を第2の車椅
子用踏段(13)を例に第8図〜第12図を参照しながら詳
述すると、(160)は第2の車椅子用踏段(13)の内部
に配設された対向する一対の軸受で、この一対の軸受
(160),(160)間には、第2の車椅子用踏段(13)の
幅方向に水平に位置するピニオン軸(161)が回動可能
に軸架されており、このピニオン軸(161)には、正転
ピニオン(162)が嵌着されている。また、第2の車椅
子用踏段(13)の内部には、対向する一対の軸受(16
3)が配設され、この一対の軸受(163),(163)間に
は、ピニオン軸(161)の前方に平行且つ水平に位置す
るピニオン軸(164)が回動可能に軸架されており、こ
のピニオン軸(164)には、正転ピニオン(162)の前部
一側と噛合する逆転ピニオン(165)が嵌着されてい
る、更に、第2の車椅子用踏段(13)の内部の上部に
は、対向する一対の軸受(166)が配設され、この一対
の軸受(166),(166)間には、ピニオン軸(161)の
直上に水平に位置する横長の中間ギア軸(167)が回動
可能に軸架されており、この中間ギア軸(167)の一側
には、一方のフォーク(131)のラック(132)と噛合す
る中間ギア(168)が嵌着されるとともに、中間ギア軸
(167)の他側には、他方のフォーク(131)のラック
(132)と正転ピニオン(162)との間に介在して噛合す
る中間ギア(168A)が嵌着されている。
(17)・(17A)は主枠(1)の内部に配設して乗降
口床(1d)・(1e)の先端の略直下に位置させた仕掛装
置で、この仕掛装置(17)・(17A)は車椅子用運転時
に動作して駆動力伝達機構(16)を動作させ、この駆動
力伝達機構(16)に第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)を変態動作させる機能を有して
いる。
以下、この仕掛装置(17)の構造を第8図を参照しな
がら詳述すると、(170)は主枠(1)の内部に固設さ
れた軸受で、この軸受(170)には、ラック軸(171)が
上下動可能に支承され、このラック軸(171)の頂部に
は、L字形の取付板(172)が取着されており、この取
付板(172)には、正転ピニオン(162)と噛合して時計
方向に回転させる搬送方向に指向したラック(173)が
取着されている。そして、主枠(1)の内部には、モー
タ(174)が配設されており、このモータ(174)の出力
軸(174a)には、ラック軸(171)と噛合して上下動さ
せるピニオン(175)が嵌着されている。また、仕掛装
置(17A)も第11図に示す如く、仕掛装置(17)と同様
に構成されているが、ラック(173)が逆転ピニオン(1
65)と噛合して時計方向に回転させる点が異なっている
(第11図参照)。
(18)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の帰路側の下端部に位置させた上昇運転時の
乗り口用スイッチ、(19)は主枠(1)の内部に配設し
て一対の後輪用レール(5)の往路側の上端部に位置さ
せた上昇運転時の降り口用スイッチ、(20)は主枠
(1)の内部に配設して一対の後輪用レール(5)の帰
路側の上端部に位置させた下降運転時の乗り口用スイッ
チ、そして(21)は主枠(1)の内部に配設して一対の
後輪用レール(5)の往路側の下端部に位置させた下降
運転時の降り口用スイッチで、これらのスイッチ(18)
・(19)・(20)・(21)は、位置検出用のリミットス
イッチとして構成されている(第5図及び第7図参
照)。
(22)は第1の車椅子用踏段(12)の前方に隣接して
位置する通常踏段(6A)に配設したアクチュエータで、
このアクチュエータ(22)は上記スイッチ(18)・(1
9)・(20)・(21)に当接して動作させ、エスカレー
タを特定位置で減速動作させるともに、仕掛装置(17)
・(17A)を動作させる機能を有している(第5図及び
第7図参照)。
(23)は欄干(2)の内側部の上端部及び下端部に配
設したスイッチで、このスイッチ(23)はエスカレータ
を通常運転から車椅子用運転に切換える車椅子用運転切
換スイッチ(23a)と、乗場口に一時停止した車椅子用
踏段(11)を再起動させる車椅子用運転起動スイッチ
(23b)とから構成されている(第4図参照)。
次に動作について説明するが、説明の便宜上、上昇運
転の場合について説明する。
先ず、乗り場口である乗降口床(1e)にやって来た車
椅子利用者(15)がスイッチ(23)の車椅子用運転切換
スイッチ(23a)を操作すると、移動中の通常踏段(6
A)のアクチュエータ(22)が乗り口用スイッチ(18)
に当接して動作させ、エスカレータが特定位置で減速動
作するとともに、仕掛装置(17)のモータ(174)が駆
動する。モータ(174)が駆動すると、ピニオン(175)
が回転してラック軸(171)を上昇動作させ、ラック(1
73)が所定の位置迄上昇する。
次いで、乗降口床(1e)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の正転ピニオン
(162)がラック(173)と順次噛合すると、駆動力伝達
機構(16)が動作して第1・第2の車椅子用踏段(12)
・(13)をそれぞれ通常形態から車椅子形態に変態動作
させ、車椅子形態の一部が形成される。この変態動作を
第2の車椅子用踏段(13)を例に詳述すると、第8図示
A方向に水平に移動する正転ピニオン(162)がラック
(173)と噛合して同図示B方向に回転し、逆転ピニオ
ン(165)が反時計方向に回転するとともに、中間ギア
(168)・(168A)が反時計方向に回転し、一対のフォ
ーク(131)が同図示矢印方向に突出移動する。そし
て、一対のフォーク(131)がクリートライザの貫通孔
を貫通して可動踏板(141)の孔(143)を貫通し、第2
の車椅子用踏段(13)と可動踏板(141)とが合体し、
その後、車椅子用踏段群(11)が乗降口床(1e)に一時
停止する。尚、逆転ピニオン(165)は上述したように
回転するが、仕事をしない。また、該一時停止の状態に
おいては、第1の車椅子用踏段(12)の傾斜踏板(12
1)は傾斜しているが、一対の車止め(144)は可動踏板
(141)の内部に没入して位置している。
次いで、車椅子利用者(15)が車椅子を乗降口床(1
e)から第2の車椅子用踏段(13)及び第3の車椅子用
踏段(14)の可動踏板(141)の踏面に移動させてスイ
ッチ(23)の車椅子用運転起動スイッチ(23b)を操作
すると、エスカレータが再起動して車椅子用踏段群(1
1)を搬送方向に水平移動させ、第3の車椅子用踏段(1
4)の正転ピニオン(162)がラック(173)と噛合して
駆動力伝達機構(16)を動作させ、車止め(144)が可
動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して車椅子の車
輪の動作を規制する。そして、車椅子用踏段群(11)が
水平移動から上昇移動し始めると、第2の車椅子用踏段
(13)の上昇に伴い可動踏板(141)が本体(140)から
上昇動作して第2の車椅子用踏段(13)の踏面と同一水
平面上に位置し、車椅子形態の残部が形成される(第6
図参照)。然してその後、エスカレータが増速動作する
とともに、仕掛装置(17)のモータ(174)が逆転駆動
して仕掛装置(17)を通常の状態に復帰させる。
次いで、車椅子用踏段群(11)が降り場口である乗降
口床(1d)に接近すると、通常踏段(6A)のアクチュエ
ータ(22)が降り口用スイッチ(19)に当接して動作さ
せ、エスカレータを特定位置で減速動作させるととも
に、仕掛装置(17A)のモータ(174)が上記と同様に駆
動してラック(173)を所定の位置に上昇させる。
次いで、乗降口床(1d)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の逆転ピニオン
(165)がラック(173)と順次噛合すると、駆動力伝達
機構(16)が動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)をそれぞれ車椅子形態から通常
形態に変態動作させる。この変態動作を第2の車椅子用
踏段(13)を例に詳述すると、第11図示A方向に水平移
動する逆転ピニオン(165)がラック(173)と噛合して
同図示E方向に回転し、正転ピニオン(162)がC方向
に回転して中間ギア(168)・(168A)を時計方向に回
転させ、一対のフォーク(131)が同図示矢印方向に退
没移動して可動踏板(141)との係合を解除する。
然して、車椅子利用者(15)は、車椅子を移動中の第
2・第3の車椅子用踏段(13)・(14)から乗降口床
(1d)に移動させる。そしてその後、エスカレータが増
速動作するとともに、仕掛装置(17A)のモータ(174)
が逆転駆動して仕掛装置(17A)を通常の状態に復帰さ
せ、車椅子用踏段群(11)が通常踏段(6)・(6A)と
同様の形態で循環移動して、上記動作を車椅子用運転時
に繰り返し行なう。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のエスカレータ装置は以上のように構成され、第
3の車椅子用踏段(14)の本体(140)に上下動可能の
可動踏板(141)が単に支承されていたので、可動踏板
(141)の搬送水平方向に係る安定性が極めて悪かっ
た。また、車椅子用運転中にエスカレータが急停止した
場合、可動踏板(141)が搬送水平方向に大きくぐらつ
いて車椅子利用者(15)に恐怖心を与えたり、転落させ
る虞れがあった。さらに、可動踏板(141)が上昇して
降り場口に移動する迄の間、可動踏板(141)の搬送方
向に係る位置がずれ易く、通常形態への変態動作に支承
を来たす虞れがあった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、可動踏板の安定
性の向上及び変態動作の円滑化を図ることのできるエス
カレータ装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、エスカ
レータの主枠に配置されて循環移動する複数の通常踏段
と、この複数の通常踏段間に介在配置され車椅子用運転
時に出没可能なフォークを背面から外部後方に突出する
フォーク付き車椅子用踏段と、このフォーク付き車椅子
用踏段の後方に配置され車椅子用運転時に該フォークと
係合して上昇する可動踏板を有する可動踏板付き車椅子
用踏段とを備え、しかも、可動踏板付き車椅子用踏段の
本体の内側部に、可動踏板を上下方向に案内する弧状の
案内溝を設け、可動踏板の外側部には、該案内溝に係合
して案内される被案内体を設け、フォーク付き車椅子用
踏段と可動踏板との間の隙間を規制したことを特徴とし
ている。
〔作用〕
本発明によれば、可動踏板付き車椅子用踏段の本体の
内側部に、可動踏板を上下方向に案内する案内溝を設
け、可動踏板の外側部には、該案内溝に係合して案内さ
れる被案内体を設けているので、可動踏板の安定性の著
しい向上、及び通常形態への変態動作の著しい円滑化を
図ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、(14)は上述した第3の車椅子用
踏段で、この第3の車椅子用踏段(14)の本体(140)
における内部の両側には、上下方向に指向した弧状の案
内溝(145)を配設している。そして、可動踏板(141)
の両側下部には、案内溝(145)に挿入される案内ロー
ラ(146)を水平に軸支させており、この案内ローラ(1
46)は、可動踏板(141)の上昇動作時に案内溝(145)
に案内されつつ移動することにより、可動踏板(141)
の搬送水平方向へのぐらつきやずれを確実に防止する機
能を営む。
その他の部分については従来例と同様である。
従って、第2の車椅子用踏段(13)が上昇すると、可
動踏板(141)が本体(140)から上昇して第2の車椅子
用踏段(13)の踏面と同一水平面上に位置し、車椅子形
態の残部が形成される。そして、上記上昇動作の際、案
内ローラ(146)が案内溝(145)に案内されつつ、換言
すれば搬送水平方向への移動を規制されつつ上昇移動す
るので、可動踏板(141)の搬送水平方向へのぐらつき
やがたを確実に防止して安定性を大幅に向上させること
が可能となる。従って、エスカレータの運転状態に拘わ
らず、車椅子利用者(15)の安定性を著しく向上させる
ことができる。さらに、案内ローラ(146)の案内溝(1
45)に対する係合により、可変踏板(141)のがたやず
れが確実に規制されるので、第3の車椅子用踏段(14)
の通常形態への変態動作を著しく円滑ならしめることが
可能となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、可動踏板付き車椅子用
踏段の本体の内側部に、可動踏板を上下方向に案内する
案内溝を設け、可動踏板の外側部には、該案内溝に係合
して案内される被案内体を設けているので、可動踏板の
安定性の著しい向上、及び通常形態への変態動作の著し
い円滑化を図ることのできるエスカレータ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエスカレータ装置の一実施例を示
す図で、乗り場口付近における第2・第3の車椅子用踏
段の係合状態を示す説明図、第2図は第2の車椅子用踏
段と合体した可動踏板が本体から上昇動作した状態を示
す説明図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図
は従来のエスカレータ装置を示す全体側面図、第5図は
第4図のV部を拡大して示す説明図、第6図は従来の上
昇移動中の車椅子用踏段群を示す説明図、第7図は第4
図のVII部を拡大して示す説明図、第8図は第4図の下
部を拡大して示す縦断面図、第9図は第8図のIX−IX線
に沿う一部切欠き平面図、第10図は第8図のX−X線矢
視断面図、第11図は第4図の上部を拡大して示す縦断面
図、第12図は第11図のXII−XII線矢視断面図である。 図中、(1)は主枠、(6)・(6A)は通常踏段、(1
1)は車椅子用踏段群、(13)は第2の車椅子用踏段
(フォーク付き車椅子用踏段)、(14)は第3の車椅子
用踏段(可動踏板付き車椅子用踏板)、(16)は駆動力
伝達機構、(17)・(17A)は仕掛装置、(131)はフォ
ーク、(140)は本体、(141)は可動踏板、(145)は
案内溝、(146)は案内ローラ(被案内体)である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主枠に配置されて循環移動する複数の通常
    踏段と、この複数の通常踏段間に介在配置され車椅子用
    運転時に出没可能なフォークを背面から外部後方に直進
    させるフォーク付き車椅子用踏段と、このフォーク付き
    車椅子用踏段の後方に配置され車椅子用運転時に該フォ
    ークと係合して上昇する可動踏板を有する可動踏板付き
    車椅子用踏段とを備えたエスカレータ装置において、上
    記可動踏板付き車椅子用踏段の本体の内側部に、上記可
    動踏板を上下方向に案内する弧状の案内溝を設け、上記
    可動踏板の外側部には、該案内溝に係合して案内される
    被案内体を設け、上記フォーク付き車椅子用踏段と上記
    可動踏板との間の隙間を規制したことを特徴とするエス
    カレータ装置。
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