JP2509367B2 - エスカレ―タ装置 - Google Patents

エスカレ―タ装置

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JP2509367B2
JP2509367B2 JP12638790A JP12638790A JP2509367B2 JP 2509367 B2 JP2509367 B2 JP 2509367B2 JP 12638790 A JP12638790 A JP 12638790A JP 12638790 A JP12638790 A JP 12638790A JP 2509367 B2 JP2509367 B2 JP 2509367B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車椅子用運転時に通常運転時の通常形態か
ら車椅子を搭載可能な車椅子形態に変態動作する車椅子
用踏段を備えたエスカレータ装置の構造の改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第7図〜第15図は特開平2−13594号公報等に示され
た従来の車椅子用踏段を備えたエスカレータ装置を示す
もので、図中、(1)はエスカレータの本体たる主枠
で、この主枠(1)の両側には第7図に示す如く、欄干
(2)を立設し、この欄干(2)には、図示しない駆動
機の駆動に基づき循環移動する無端状の移動手摺(3)
を巻回配置している。上記主枠(1)は第7図、第8
図、第10図、第11図、及び第14図に示す如く、上階に水
平に設けられた上端部(1a)と、下階に水平に設けられ
た下端部(1b)と、上端部(1a)と下端部(1b)との間
に傾斜して架設された傾斜部(1c)と、上端部(1a)の
水平上部に敷設された櫛板からなる乗降口床(1d)と、
下端部(1b)の水平上部に敷設された櫛板からなる乗降
口板(1e)とから構成されている。また、主枠(1)の
内部には、第13図及び第14図に示す如く、L字形の一対
の前輪用ガイドレール(4)とL字形の一対の後輪用ガ
イドレール(5)とを長手方向に向けて配設しており、
これら一対のガイドレール(4),(5)が相俟って主
枠(1)の内部長手方向に無端状の循環路を形成してい
る(第13図及び第15図等参照)。
(6)は主枠(1)に配置した複数の通常踏段で、こ
の通常踏段(6)の前方上部には、第11図及び第13図に
示す如く、軸(7)を水平に貫設し、この軸(7)の両
側部には、該駆動機の駆動に基づき移動手摺(3)と同
期して循環移動する無端状のチェーン(8)を連結する
とともに、軸(7)の両端部には、一対の前輪用ガイド
レール(4)に係合・案内される前輪(9)を回動可能
に枢着している。また、通常踏段(6)の後方における
両側下部には、一対の後輪用ガイドレール(5)に係合
・案内される後輪(10)を回動可能に枢着している。
(11)は複数の通常踏段(6)の間に介在配置した車
椅子用踏段群で、この車椅子用踏段群(11)は第8図及
び第9図に示す如く、第1の車椅子用踏段(12)と、こ
の第1の車椅子用踏段(12)の後方に隣接して位置する
第2の車椅子用踏段(13)と、この第2の車椅子用踏段
(13)の後方に隣接して位置する第3の車椅子用踏段
(14)とを備え、エスカレータの通常運転時には通常踏
段(6)と同様の形態で循環移動し、車椅子用運転時に
は車椅子利用者(15)の車椅子を搭載可能な車椅子形態
に変態動作する機能を有している。
上記第1の車椅子用踏段(12)は第9図に示す如く、
本体(120)と、この本体(120)に支持され車椅子用運
転時に揺動傾斜して車椅子の足場との干渉を回避する傾
斜踏段(121)とから構成されている。また、第2の車
椅子用踏段(13)は、その内部の上部両側に配設され車
椅子用運転時に複数のフォークガイド(130)に案内さ
れつつ背面であるクリートライザの貫通孔を貫通して外
部後方に水平に突出する出没可能な一対のフォーク(13
1)と、このフォーク(131)の下面の一部に刻設された
ラック(132)とから構成されている。そして第3の車
椅子用踏段(14)は、本体(140)に単に上下動可能に
支承された可動踏板(141)と、この可動踏板(141)の
下面前方に取着された複数のフォーク受け(142)と、
この複数のフォーク受け(142)に水平に穿設され車椅
子用運転時にフォーク(131)に水平に貫通される複数
の孔(143)と、可動踏板(141)の内部後方に配設され
車椅子用運転時に可動踏板(141)の踏面の後部両側を
貫通して外部上方に突出し、車椅子の車輪の動作を規制
する出没可能な一対の車止め(144)とから構成されて
いる。
(16)は第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・
(13)・(14)の内部にそれぞれ配設した駆動力伝達機
構で、この駆動力伝達機構(16)は、車椅子用運転時に
動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(1
3)・(14)を通常形態から車椅子形態に、或は車椅子
形態から通常形態に変態動作させる機能を有している。
以下、この駆動力伝達機構(16)の構造を第2の車椅
子用踏段(13)を例に第11図〜第15図を参照しながら詳
述すると、(160)は第2の車椅子用踏段(13)の内部
に配設された対向する一対の軸受で、この一対の軸受
(160),(160)間には、第2の車椅子用踏段(13)の
幅方向に水平に位置するピニオン軸(161)が回動可能
に軸架されており、このピニオン軸(161)には、正転
ピニオン(162)が嵌着されている。また、第2の車椅
子用踏段(13)の内部には、対向する一対の軸受(16
3)が配設され、この一対の軸受(163),(163)間に
は、ピニオン軸(161)の前方に平行且つ水平に位置す
るピニオン軸(164)が回動可能に軸架されており、こ
のピニオン軸(164)には、正転ピニオン(162)の前部
一側と噛合する逆転ピニオン(165)が嵌着されてい
る。更に、第2の車椅子用踏段(13)の内部の上部に
は、対向する一対の軸受(166)が配設され、この一対
の軸受(166),(166)間には、ピニオン軸(161)の
直上に水平に位置する横長の中間ギア軸(167)が回動
可能に軸架されており、この中間ギア軸(167)の一側
には、一方のフォーク(131)のラック(132)と噛合す
る中間ギア(168)が嵌着されるとともに、中間ギア軸
(167)の他側には、他方のフォーク(131)のラック
(132)と正転ピニオン(162)との間に介在して噛合す
る中間ギア(168A)が嵌着されている。
(17)・(17A)は主枠(1)の内部に配設して乗降
口床(1d)・(1e)の先端の略直下に位置させた仕掛装
置で、この仕掛装置(17)・(17A)は車椅子用運転時
に動作して駆動力伝達機構(16)を動作させ、この駆動
力伝達機構(16)に第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)を変態動作させる機能を有して
いる。
以下、この仕掛装置(17)の構造を第11図を参照しな
がら詳述すると、(170)は主枠(1)の内部に固設さ
れた軸受で、この軸受(170)には、ラック軸(171)が
上下動可能に支承され、このラック軸(171)の頂部に
は、L字形の取付板(172)が取着されており、この取
付板(172)には、正転ピニオン(162)と噛合して時計
方向に回転させる搬送方向に指向したラック(173)が
取着されている。そして、主枠(1)の内部には、モー
タ(174)が配設されており、このモータ(174)の出力
軸(174a)には、ラック軸(171)と噛合して上下動さ
せるピニオン(175)が嵌着されている。また、仕掛装
置(17A)も第14図に示す如く、仕掛装置(17)と同様
に構成されているが、ラック(173)が逆転ピニオン(1
65)と噛合して時計方向に回転させる転が異なってい
る。
(18)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の帰路側の下端部に位置させた上昇運転時の
乗り口用スイッチ、(19)は主枠(1)の内部に配設し
て一対の後輪用レール(5)の往路側の上端部に位置さ
せた上昇運転時の降り口用スイッチ、(20)は主枠
(1)の内部に配設して一対の後輪用レール(5)の帰
路側の上端部に位置させた下降運転時の乗り口用スイッ
チ、そして(21)は主枠(1)の内部に配設して一対の
後輪用レール(5)の往路側の下端部に位置させた下降
運転時の降り口用スイッチで、これらのスイッチ(18)
・(19)・(20)・(21)は、位置検出用のリミットス
イッチとして構成されている(第8図及び第10図参
照)。
(22)は第1の車椅子用踏段(12)の前方に隣接して
位置する通常踏段(6A)に配設したアクチュエータで、
このアクチュエータ(22)は上記スイッチ(18)・(1
9)・(20)・(21)に当接して動作させ、エスカレー
タを特定位置で減速動作させるとともに、仕掛装置(1
7)・(17A)を動作させる機能を有している(第8図及
び第10図参照)。
(23)は欄干(2)の内側部の上端部及び下端部に配
設したスイッチで、このスイッチ(23)はエスカレータ
を通常運転から車椅子用運転に切換える車椅子用運転切
換スイッチ(23a)と、乗場口に一時停止した車椅子用
踏段(11)を再起動させる車椅子用運転起動スイッチ
(23b)とから構成されている(第7図参照)。
次に動作について説明するが、説明の便宜上、上昇運
転の場合について説明する。
先ず、乗り場口である乗降口床(1e)にやって来た車
椅子利用者(15)がスイッチ(23)の車椅子用運転切換
スイッチ(23a)を操作すると、移動中の通常踏段(6
A)のアクチュエータ(22)が乗り口用スイッチ(18)
に当接して動作させ、エスカレータが特定位置で減速動
作するとともに、仕掛装置(17)のモータ(174)が駆
動する。モータ(174)が駆動すると、ピニオン(175)
が回転してラック軸(171)を上昇動作させ、ラック(1
73)が所定の位置迄上昇する。
次いで、乗降口床(1e)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16の正転ピニオン
(162)がラック(173)と順次噛合すると、駆動力伝達
機構(16)が動作して第1・第2の車椅子用踏段(12)
・(13)をそれぞれ通常形態から車椅子形態に変態動作
させ、車椅子形態の一部が形成される。この変態動作を
第2の車椅子用踏段(13)を例に詳述すると、第11図示
A方向に水平に移動する正転ピニオン(162)がラック
(173)と噛合して同図示B方向に回転し、逆転ピニオ
ン(165)が反時計方向に回転するとともに、中間ギア
(168)・(168A)が反時計方向に回転し、一対のフォ
ーク(131)が同図示矢印方向に突出移動する。そし
て、一対のフォーク(131)がクリートライザの貫通孔
を貫通して可動踏板(141)の孔(143)を貫通し、第2
の車椅子用踏段(13)と可動踏板(141)とが係合し、
その後、車椅子用踏段群(11)が乗降口床(1e)に一時
停止する。尚、逆転ピニオン(165)は上述したように
回転するが、仕事をしない。また、該一時停止の状態に
おいては、第1の車椅子用踏段(12)の傾斜踏板(12
1)は傾斜しているが、一対の車止め(144)は可動踏板
(141)の内部に没入して位置している。
次いで、車椅子利用者(15)が車椅子を乗降口床(1
e)から第2の車椅子用踏段(13)及び第3の車椅子用
踏段(14)の可動踏板(141)の踏面に移動させてスイ
ッチ(23)の車椅子用運転起動スイッチ(23b)を操作
すると、エスカレータが再起動して車椅子用踏段群(1
1)を搬送方向に水平移動させ、第3の車椅子用踏段(1
4)の正転ピニオン(162)がラック(173)と噛合して
駆動力伝達機構(16)を動作させ、車止め(144)が可
動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して車椅子の車
輪の動作を規制する。そして、車椅子用踏段群(11)が
水平移動から上昇移動し始めると、第2の車椅子用踏段
(13)の上昇に伴い可動踏板(141)が本体(140)から
上昇動作して第2の車椅子用踏段(13)の踏面と同一水
平面上に位置し、車椅子形態の残部が形成される(第9
図参照)。然してその後、エスカレータが増速動作する
とともに、仕掛装置(17)のモータ(174)が逆転駆動
して仕掛装置(17)を通常の状態に復帰させる。
次いで、車椅子用踏段群(11)が降り場口である乗降
口床(1d)に接近すると、通常踏段(6A)のアクチュエ
ータ(22)が降り口用スイッチ(19)に当接して動作さ
せ、エスカレータを特定位置で減速動作させるととも
に、仕掛装置(17A)のモータ(174)が上記と同様に駆
動してラック(173)を所定の位置に上昇させる。そし
て、車椅子用踏段(11)が上昇移動から水平移動し始め
ると、第3の車椅子用踏段(14)の可動踏板(141)が
下降動作して本体(140)の上面と同一水平面上に位置
し車椅子形態の一部を解除する。
次いで、乗降口床(1d)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の逆転ピニオン
(165)がラック(173)と順次噛合すると、駆動力伝達
機構(16)が動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)をそれぞれ車椅子形態から通常
形態に変態動作させる。この変態動作を第2の車椅子用
踏段(13)を例に詳述すると、第14図示A方向に水平移
動する逆転ピニオン(165)がラック(173)と噛合して
同図示E方向に回転し、正転ピニオン(162)がC方向
に回転して中間ギア(168)・(168A)を時計方向に回
転させ、一対のフォーク(131)が同図示矢印方向に退
没移動して可動踏板(141)との係合を解除する。
然して、車椅子利用者(15)は、車椅子を移動中の第
2・第3の車椅子用踏段(13)・(14)から乗降口床
(1d)に移動させる。そしてその後、エスカレータが増
速動作するとともに、仕掛装置(17A)のモータ(174)
が逆転駆動して仕掛装置(17A)を通常の状態に復帰さ
せ、車椅子用踏段群(11)が通常踏段(6)・(6A)と
同様の形態で循環移動して、上記動作を車椅子用運転時
に繰り返し行なう。
尚、この種の先行技術文献として上記公報の他に、特
開昭63−19437号公報等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のエスカレータ装置は以上のように構成され、第
2の車椅子用踏段(13)の内部に一対のフォーク(13
1)を保持する保持装置が設けられていなかったので、
フォーク(131)に中間ギア(168)・(168A)のバック
ラッシュ分の遊びがあり、車椅子用運転時における第3
の車椅子用踏段(14)の安定性が悪かった。また、フォ
ーク(131)の先端部には、通常運転時にクリートライ
ザの貫通孔を閉塞して該クリートライザの一部を面一に
形成する蓋体が取着されているが、この蓋体の表面が通
常運転時にクリートライザの表面と面一にならず、意匠
性を損なうという問題点があった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、車椅子用運転時
における第3の車椅子用踏段の安定性の向上、及び第2
の車椅子用踏段の意匠性の向上を図ることのできるエス
カレータ装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、エスカ
レータの複数の通常踏段間に介在配置された車椅子用踏
段と、この車椅子用踏段の内部に配設され通常運転時に
は該車椅子用踏段の内部に位置し、車椅子用運転時には
背面の貫通孔を貫通して外部に突出する出没可能なフォ
ークと、このフォークの先端部に取着され通常運転時に
該貫通孔を閉塞して背面の一部を形成する蓋体とを備
え、しかも、フォークに保持金具を取着し、該車椅子用
踏段の内部には、少なくとも通常運転時に保持金具と係
合してフォークを位置決め規制する保持機構を設けたこ
とを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、フォークに保持金具を取着し、該車
椅子用踏段の内部には、少なくとも通常運転時に保持金
具と係合してフォークを位置決め規制する保持機構を設
けているので、車椅子用運転時における第3の車椅子用
踏段の安定性の向上や第2の車椅子用踏段の意匠性の向
上を図ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第6図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、(13)は上述した第2の車椅子用
踏段で、この第2の車椅子用踏段(13)は、その内部の
上部両側に配設され車椅子用運転時に複数のフォークガ
イド(130)に案内されつつ背面であるクリートライザ
(133)の貫通孔(134)を貫通して外部後方に水平に突
出する出没可能な一対のフォーク(131)と、このフォ
ーク(131)の下面の一部に刻設されたラック(132)
と、該フォーク(131)の先端部に取着され通常運転時
に貫通孔(134)を閉塞してクリートライザ(133)の一
部を面一に形成する蓋体(135)とから構成されてい
る。
(136)・(136A)はラック(132)の刻設されていな
いフォーク(131)の下面に取着した保持金具で、この
保持金具(136)・(136A)の下面には第6図に示す如
く、略V字状の溝(136a)を凹設している。
(137)は第2の車椅子用踏段(13)の内部の後方に
L字形の取付金具(138)を介して設けた保持機構で、
この保持機構(137)は第5図及び第6図に示す如く、
略弾丸状の筒体(137a)と、この筒体(137a)の内部に
配され該筒体(137a)の先端の孔を閉塞する鋼球(137
b)と、該筒体(137a)の内部に配置され鋼球(137b)
を該孔に弾圧付勢するコイル状の発条(137c)とから構
成されている。そして保持機構(137)は、通常運転時
には保持金具(136)の溝(136a)に鋼球(137b)を、
車椅子用運転時には保持金具(136A)の溝(136a)に鋼
球(137b)を、それぞれ圧接・係合してフォーク(13
1)を位置決め規制する機能を有している。
その他の部分については従来例と同様である。
従って、通常運転時には第1図に示す如く、保持機構
(137)の鋼球(137b)が保持金具(136)の溝(136a)
に圧接・係合して退没状態のフォーク(131)を位置決
め規制し、中間ギア(168)・(168A)のバックラッシ
ュによる遊びを除去するとともに、蓋体(135)の表面
をクリートライザ(133)の表面に面一ならしめる。
また、車椅子用運転時に水平移動する第2の車椅子用
踏段(13)の正転ピニオン(162)が乗り場口で仕掛装
置(17)のラック(173)と移動しつつ噛合すると、フ
ォーク(131)が第2図示矢印方向に突出移動して保持
金具(136)と保持機構(137)との係合を解除する。そ
して、第2の車椅子用踏段(13)が移動して正転ピニオ
ン(162)とラック(173)との噛合を解除し、フォーク
(131)の突出移動が完了して停止すると、保持機構(1
37)の鋼球(137b)が保持金具(136A)の溝(136a)に
圧接・係合して突出状態のフォーク(131)を位置決め
規制する(第3図及び第4図参照)。
以上のように本発明によれば、保持機構(137)が保
持金具(136)・(136A)に圧接・係合してフォーク(1
31)を位置決め規制するので、車椅子用運転時における
第3の車椅子用踏段(14)の安定性を大幅に向上させる
ことができる。また、蓋体(135)の表面をクリートラ
イザ(133)の表面に確実に面一ならしめることができ
るので、意匠性を著しく向上せしめることが可能とな
る。
そして、中間ギア(168)・(168A)のバックラッシ
ュによる遊びを除去することができるので、通常運転時
におけるフォーク(131)のがたつきを確実に除去する
ことができるとともに、第2・第3の車椅子用踏段(1
3)・(14)の係合状態を大幅に安定させることが可能
となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、フォークに保持金具を
取着し、該車椅子用踏段の内部には、少なくとも通常運
転時に保持金具と係合してフォークを位置決め規制する
保持機構を設けているので、車椅子用運転時における第
3の車椅子用踏段の安定性の向上や第2の車椅子用踏段
の意匠性の向上を図ることができるエスカレータ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエスカレータ装置のフォークの退
没状態を示す説明図、第2図は本発明に係るエスカレー
タ装置の突出移動中のフォークを示す説明図、第3図は
本発明に係るエスカレータ装置のフォークの突出状態を
示す説明図、第4図は第3図のIV−IV線矢視図、第5図
は本発明に係る保持機構を示す断面説明図、第6図は本
発明に係る保持金具と保持機構との係合状態を示す説明
図、第7図は従来のエスカレータ装置を示す全体側面
図、第8図は第7図のVIII部を拡大して示す説明図、第
9図は従来の上昇移動中の車椅子用踏段群を示す説明
図、第10図は第7図のX部を拡大して示す説明図、第11
図は第7図の下部を拡大して示す縦断面図、第12図は第
11図のXII−XII線に沿う一部切欠き平面図、第13図は第
11図のXIII−XIII線矢視断面図、第14図は第7図の上部
を拡大して示す縦断面図、第15図は第14図のXV−XV線矢
視断面図である。 図中、(1)は主枠、(6)・(6A)は通常踏段、(1
1)は車椅子用踏段群、(13)は第2の車椅子用踏段、
(14)は第3の車椅子用踏段、(16)は駆動力伝達機
構、(17)・(17A)は仕掛装置、(131)はフォーク、
(133)はクリートライザ、(134)は貫通孔、(135)
は蓋体、(136)・(136A)は保持金具、(137)は保持
機構である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エスカレータの複数の通常踏段間に介在配
    置された車椅子用踏段と、この車椅子用踏段の内部に配
    設され通常運転時には該車椅子用踏段の内部に位置し、
    車椅子用運転時には背面の貫通孔を貫通して外部に突出
    する出没可能なフォークと、このフォークの先端部に取
    着され通常運転時に該貫通孔を閉塞して背面の一部を形
    成する蓋体とを備えたエスカレータ装置において、上記
    フォークに保持金具を取着し、該車椅子用踏段の内部に
    は、少なくとも通常運転時に保持金具と係合してフォー
    クを位置決め規制する保持機構を設けたことを特徴とす
    るエスカレータ装置。
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