JP2003019180A - 入浴リフト - Google Patents

入浴リフト

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JP2003019180A
JP2003019180A JP2001207023A JP2001207023A JP2003019180A JP 2003019180 A JP2003019180 A JP 2003019180A JP 2001207023 A JP2001207023 A JP 2001207023A JP 2001207023 A JP2001207023 A JP 2001207023A JP 2003019180 A JP2003019180 A JP 2003019180A
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moving mechanism
bath
mounting
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JP2001207023A
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Inventor
Shigeo Anzai
成雄 安斎
Hisashi Tsushima
久志 津島
Shogo Ikegami
省吾 池上
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Og Giken Co Ltd
Original Assignee
Og Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入浴者の移送が簡単確実にでき、装置も簡素
な入浴リフトを提供することにある。 【構成】 入浴者の載る載部(15)が台車部(14)
から分離する分離式搬送車(13)の載部(15)を装
着し、浴室床(1)と浴槽(2)との間を移送して入退
浴させる入浴リフト(4)であって、設置部(5)と、
移送部(10)と、中間部(7)との、少なくとも3分
割の構成部分からなるものであり、中間部(7)は、設
置部(5)に対し縦移動または横移動のいずれかの作動
を可能とし、さらに、移送部(10)は、中間部(7)
に対し第1移動機構部(22)とは異方向の、横移動ま
たは縦移動のいずれかの作動を可能とすることによっ
て、移送部(10)が、浴室床(1)に設置された設置
部(5)に対し、昇降及び横移動による入浴移送を可能
とする入浴リフトである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者や養護老人
等(以下入浴者という)の入浴を介助するための入浴リ
フトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として特開平6−23006
号公報に、台車と、座体と、浴槽と、装置本体と、第1
の連結部と、車輪と、第1の案内レールと、第2の連結
部と、支持体と、第2の案内レールと、支柱等からなる
入浴装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置に係
る入浴装置は、浴槽内に支柱が立設され、浴槽スペース
を狭くし、装置も大掛かりで複雑である。又、浴槽内に
ある機器部の支柱や移動部が湯に浸かり、湯垢等で汚れ
掃除も大変であるばかりでなく、設備が故障し易い等の
欠点がある。
【0004】本発明の目的は、従来の欠点を解決したも
ので、入浴者の移送が簡単確実にでき、装置も簡素な装
着式の入浴リフトを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、入浴者の
載る載部(15)が台車部(14)から分離する分離式
搬送車(13)の載部(15)を装着し、浴室床(1)
と浴槽(2)との間を移送して入退浴させる入浴リフト
(4)であって、浴槽(2)に臨んで、浴室床(1)に
設置する設置部(5)と、分離式搬送車(13)の載部
(15)を装着して、浴室床(1)側から浴槽(2)側
へ入浴者を移送する移送部(10)と、前記設置部
(5)と移送部(10)との間に介在して相互移動を可
能にする中間部(7)との、少なくとも3分割の構成部
分からなるものであり、中間部(7)は、設置部(5)
との間に可動に連結して形成される第1移動機構部(2
2)によって、設置部(5)に対し縦移動または横移動
のいずれかの作動を可能とし、さらに、移送部(10)
は、中間部(7)との間に可動に連結して形成される第
2移動機構部(23)によって、中間部(7)に対し第
1移動機構部(22)とは異方向の、横移動または縦移
動のいずれかの作動を可能とすることによって、移送部
(10)が、浴室床(1)に設置された設置部(5)に
対し、昇降及び横移動による入浴移送を可能とするもの
であることを特徴とした入浴リフトである。又、設置部
(5)と中間部(7)との間の第1移動機構部(22)
は昇降作用を成して中間部(7)を昇降可能とし、中間
部(7)と移送部(10)との間の第2移動機構部(2
3)は横移動作用を成して、移送部(10)を横移動可
能とする。更に、中間部(7)を動作させる第1移動機
構部(22)の第1駆動機(26)を設置部(5)に設
け、移送部(10)を動作させる第2移動機構部(2
3)の第2駆動機(28)を中間部(7)に設ける。更
に又、設置部(5)の手前側に、分離式搬送車(13)
の台車部(14)を係止する台車止部(21)を設け、
さらに移送部(10)に載部(15)を装着する装着部
(12)を設ける。又、第1移動機構部(22)及び第
2移動機構部(23)に、それぞれ動作・移動位置の検
知・認知が可能な第1ポジショナー(27)及び第2ポ
ジショナー(29)を装備し、移送部(10)の昇降位
置及び横移動位置の検知を可能とし、移送する動作制御
位置を自在に設定して、移送部(10)の駆動制御が可
能なリフト制御部(30)を設ける。更に、リフト制御
部(30)は、移送部(10)の昇降作動開始・停止
時、横移動開始・停止時、浴縁部(3)付近の通過時、
湯面付近にての昇降作動時、移送中障害物を検知した
時、あるいは浴槽湯温の異常等入浴不具合を検知した
時、の少なくとも何れかにおいて、移送部(10)の移
動駆動の減速制御又は停止制御が可能である。更に又、
第1移動機構部(22)と第2移動機構部(23)との同
時駆動によるカーブ走行機能をリフト制御部(30)に
組み込み、移送部(10)を昇降させながら横移動も同
時に行うカーブ走行を可能にする。又、第1移動機構部
(22)または第2移動機構部(23)でなる昇降移送
において、昇降停止位置の自在設定により、少なくとも
全身入浴位置と半身入浴位置を含む異なる入浴深さでの
停止位置設定を可能とすることによって、全身入浴モー
ドと半身入浴モードを組み込んだ入浴のコースプログラ
ム制御が可能である。更に、入浴者の載る載部(15)
を移送部(10)に固定又は着脱可能に装備し、浴室床
(1)と浴槽(2)との間を移送して入退浴させる入浴
リフト(4)であって、浴槽(2)に臨んで設置された
設置部(5)と、入浴者の載る載部(15)を浴室床
(1)側から浴槽(2)側へ移送する移送部(10)
と、前記設置部(5)と移送部(10)との間に介在し
て相互移動を可能にする中間部(7)との、少なくとも
三分割の構成部分からなるものであり、中間部(7)
は、設置部(5)との間に可動に連結して形成される第
1移動機構部(22)によって、設置部(5)に対し中
間部(7)の昇降作動を可能とし、さらに、移送部(1
0)は、中間部(7)との間に可動に連結して形成され
る第2移動機構部(23)によって、中間部(7)に対
し横移動を可能とすることによって、移送部(10)が
設置部(5)に対し、昇降及び横移動による入浴移送を
可能とするものである。更に又、入浴者の載る載部(1
5)を移送部(10)に装着し、浴室床(1)と浴槽
(2)との間を移送して入退浴させる入浴リフト(4)
であって、浴室床(1)に設置する設置部(5)と、載
部(15)を装着して、浴室床(1)側から浴槽(2)
側への移送が可能な移送部(10)と、前記設置部
(5)と移送部(10)との間に介在して相互移動を可
能にする中間部(7)との、少なくとも三分割の構成部
分からなるものであり、移送部(10)の装着部(1
2)には、第1搬送車(13)の載部(15)の装着が
可能な第1の装着機能部(12a)と、異なる第2搬送車
(33)の載部(15)の装着が可能な第2の装着機能
部(12b)との、装着部(12)構成の異なる入浴用
搬送車(13、33)への装着対応が可能な装着機能を
有しており、中間部(7)は、設置部(5)との間に可
動に連結して形成される第1移動機構部(22)によっ
て、設置部(5)に対し中間部(7)を縦移動または横
移動のいずれかの作動を可能とし、さらに、移送部(1
0)は、中間部(7)との間に可動に連結して形成され
る第2移動機構部(23)によって、中間部(7)に対
し、第1移動機構部(22)の作動とは異方向の、横移
動または縦移動のいずれかの作動を可能とすることによ
って、移送部(10)が、浴室床(1)に設置された設
置部(5)に対し、昇降及び横移動可能とするものであ
る異種搬送車に兼用して使用出来るものである。
【0006】
【作用】浴槽2に隣接して設置された本発明の入浴リフ
ト4を用いて、入浴者を入浴させる。分離式搬送車13
は、入浴時に台車部14と入浴者の載る載部15が分離
する。
【0007】入浴リフト4は、入浴者を乗せた載部15
を装着し、浴槽2に移送して入浴させる。入浴リフト4
は設置部5と中間部7と移送部10の三分割の構成部分
からなり、浴室床1に固定設置する前記設置部5は、中
間部7を支持する。移送部10は、分離式搬送車13の
載部15を装着して浴室床1側から浴槽2側へ入浴者を
移送する。
【0008】中間部7は、前記設置部5と移送部10と
の間にそれぞれと可動に連結して、中間部7と設置部5
の相互移動を可能にし、中間部7と移送部10の相互移
動を可能にする。
【0009】中間部7と設置部5との間に設けられる第
1移動機構部22は、設置部5に対し中間部7を縦移動
または横移動のいずれかの作動を可能とする。
【0010】又、中間部7と移送部10との間に設けら
れる第2移動機構部23は、中間部7に対し移送部10
を、第1移動機構部22と相対の横移動または縦移動の
いずれかの作動を可能とする。第1移動機構部22及び
第2移動機構部23は、移送部10を昇降及び横移動さ
せる。
【0011】設置部5と中間部7との間の第1移動機構
部22を昇降機構部と成し、該昇降機構部は中間部7を
昇降させる。中間部7と移送部10との間の第2移動機
構部23を横移動機構部と成し、該横移動機構部は移送
部10を横移動させる。
【0012】第1移動機構部22は第1駆動機26を有
し、該第1駆動機26は、設置部5に収納され、中間部
7を動作させる。第2移動機構部23は第2駆動機28を
有し、該第2駆動機28は、中間部7に収納され、移送
部10を動作させる。
【0013】設置部5の手前側に設けられた台車止部2
1は、分離式搬送車13の台車部14を装着する。移送
部10に設けられた装着部12は、載部15の背部側ま
たは脇側を係止固定する。
【0014】第1移動機構部22及び第2移動機構部23
にそれぞれ装備された動作位置の検知・認知を行なう第
1ポジショナー27及び第2ポジショナー29は、昇降
位置及び横移動位置の自動検知を行なう。
【0015】第1ポジショナー27及び第2ポジショナ
ー29の信号を基にして、入浴位置、入浴姿勢深さ、移
送高さ、浴幅浴深、入浴者体格等の要素に適応させた入
浴リフト4搬送制御の位置設定が自在にプログラム設定
する。
【0016】リフト制御部30は、移送部10の昇降作
動開始・停止時、横移動開始・停止時、浴縁部3の通過
時、湯面付近にて入浴者を湯に浸脱させる時の何れかに
おいて、昇降速度あるいは横移動速度の減速・停止制御
を行なう。
【0017】又、リフト制御部30は、移送部10の移
送中障害物を検知した時、または浴槽湯温の異常を検知
した時の何れかにおいて、昇降あるいは横移動の停止制
御を行なう。
【0018】第1移動機構部22と第2移動機構部23を
同時に機能させて、昇降と横移動の同時作動を組み込ん
だ作動制御により、入浴者を昇降と横移動の同時作動さ
せながら搬送・入浴を行なう。
【0019】昇降移送を行なう第1移動機構部22また
は第2移動機構部23は、昇降停止位置を適宜に設定す
ることにより、少なくとも全身入浴位置と半身入浴位置
を含む入浴深さの設定を可能とし全身入浴と半身入浴を
実施する。
【0020】全身入浴位置、半身入浴位置及び停止時間
等を設定することによって、全身入浴モードと半身入浴
モードを組み込んだコース入浴プログラム設定が可能で
あり、第1移動機構部22または第2移動機構部23は、
当該コース入浴プログラムに従った全身入浴と半身入浴
を実施する。
【0021】入浴リフト4が装備する移送部10は、分
離式搬送車13或いは非分離式搬送車のいずれであって
も当該搬送車の、入浴者の乗る載部15を、固定又は着
脱する。
【0022】移送部10の装着部12が有する第1の装
着機能部12aは、第1搬送車13の載部15を装着す
る。移送部10の装着部12が有する第2の装着機能部
12bは、異なる第2搬送車33の載部15を装着す
る。第1の装着機能部12a及び第2の装着機能部12b
は、装着部12構成の異なる二台の入浴用搬送車(即
ち、分離式搬送車13と車椅子33)を装着する。浴室
床1に設置された設置部5に対し、昇降及び横移動可能
とするものである移送部10が、前記の異種搬送車に兼
用して使用出来る。
【0023】
【実施例】図1乃至図3に示す第1実施例は、浴室床1
に設置される入浴リフト4であって、入浴者を載せる載
部15を移送部10に装着し、浴室床1側から浴槽2側
に搬送して入浴させるものである。
【0024】第1実施例の入浴リフト4は、主に、浴槽
2に臨んで浴室床1に設置される設置部5と、中間部7
と、移送部10とから構成される。
【0025】第1の構成部分である設置部5は、浴室床
1に設置固定される箱状の設置台部34と、中間部7を
昇降させる第1移動機構部22と、設置台部34の手前
下部に付随した台車止部21とから構成されている。設
置台部34の側部には、リフト制御部30と操作部3
1、設定部32が設けられている。また、図示を省く
が、その他電源装置や化粧カバー、警報装置等各種安全
装備も適宜設けられたものである。
【0026】中間部7を昇降させる第1移動機構部22
は、設置台部34の手前正面に、垂直にレール状に設け
た台ガイド部6と、図1、2には図示しない、第1ポジシ
ョナー27内蔵の第1駆動機26と、該第1駆動機26
に連結し中間部7を支持し昇降させる第1連結部とから
構成される(図3参照)。台ガイド6にはレール状に添
って第1スライド溝49が開けられ、溝間から前記第1
連結部が台ガイド受部8につながり中間部7を昇降駆動
する。また第1移動機構部22には、図示を省くが、昇
降上下限リミットスイッチ、上下限ストッパー、安全カ
バーなど適宜付随して設けられている。
【0027】第2の構成部分である中間部7は、設置部
5と移送部10の間に、各々設置部5、移送部10と可
動に連結し介在しており、前記第1連結部につながり台
ガイド部6に昇降可能に嵌装する台ガイド受部8と、水
平状に位置する長尺な部材の中間台39と、移送部10
を横移動させる第2移動機構部23とから構成される。
図示を省くが、中間部7には、電装配線や化粧カバー、
挟み込みセンサー等各種安全装備も適宜設けられたもの
である。
【0028】中間部7の基端は設置部5の第1移動機構
部22に支持され、他端は浴室床1側から浴縁部3を越
え浴槽2の上方に突出して配置されている。中間台39
の中間ガイド部9に沿って移送部10を横移動させて、
浴槽2に到る入浴者の移送が可能なように設けられたも
のである。
【0029】移送部10を横移動させる第2移動機構部
23は、浴槽2側に向かって張り出した中間台39に添
って設けられた、第2スライド溝50が開けられた中間
ガイド部11と、図1、2には図示しない、第2ポジシ
ョナー29内蔵の第2駆動機28と、第2スライド溝5
0から突出して移送部10を支持し横移動させる第2連
結部(図示省く)とから構成されている。また、図示・
詳細を省くが、電装配線や左右限リミットスイッチ、化
粧カバー、各種安全装備などが適宜設けられたものであ
る。
【0030】第3の構成部分である移送部10は、入浴
者を載台15に装着し移送するもので、浴槽2に向かっ
て張り出した中間部7の手前に、垂下して横移動可能に
設けられており、中間部7の中間ガイド9に嵌装して横
スライドする中間ガイド受部11と、該中間ガイド受部
11と一体化の移送台40と、移送台40下部に設けた
載部15を装着する装着部12とから構成される。
【0031】中間部7の中間ガイド部9と中間ガイド受
部11が横移動可能に嵌装し、図1、2に図示しない、
第2ポジショナーを内蔵した第2駆動機28及び第2ス
ライド溝50に添ってスライド駆動する第2連結部52
(図示略)等からなる第2移動機構により、水平方向へ
横移動が可能なように構成されている。
【0032】設置部5と中間部7の間には、中間部7を
昇降動作させる第1移動機構部22が設けられ、中間部
7と移送部10の間には、移送部10を横移動動作させ
る第2移動機構部23が設けられており、入浴者を載せ
る載部15を移送部10に装着し、浴室床1から浴槽2
間での昇降・横移動による入浴移送が可能となってい
る。
【0033】中間部7を動作させる第1移動機構部22
の第1ポジショナー27内蔵の第1駆動機26は、図示・
詳細を省くが設置部5の内部に適宜設けられ、縦移動の
伸縮機構により前記第1連結部で中間部7を吊り支え昇
降可能に構成している。
【0034】中間部7に対し移送部10を横移動動作さ
せる第2移動機構部23の第2ポジショナー29内蔵の
第2駆動機28は、図示を省くが、中間部7に設けられ
チェーン式トラバース送り機構により中間ガイド部9内
の第2連結部(図示略)に連結し横スライド駆動し、移
送部10を横移動可能にしている。
【0035】図3に示す第1実施例のシステム構成のブ
ロック図を説明すると、リフト制御部30は、総合制御
部41と昇降制御部42と横移動制御部43とから構成
される。また、リフト制御部30は、第1移動機構部2
2が有する第1駆動機26と、第2移動機構部23が有
する第2駆動機28とにつながり、駆動制御も可能であ
る。
【0036】操作部31は、操作者が操作盤により操作
するものであり、操作信号がリフト制御部30に繋が
る。操作者は前記操作部31のスイッチ(図示を省く)
操作により入浴開始、入浴停止、退浴開始、緊急停止等
の指示信号を付与し、リフト制御部30に所望の作動を
指示する。また、図示を省くが、操作部31には操作状
態の表示ランプや作動アナウンス、警報装置なども付設
される。
【0037】尚、本実施例の操作部31は設置台部34
に配置されるが、他の例では、リモコンスイッチによる
単独操作としたり、併用操作としてもよい。
【0038】設定部32は、操作盤などにより設定する
ものであり、設定信号がリフト制御部30に繋がる。操
作者は設定部32のスイッチ操作などにより、該リフト
制御部30に、詳細は省くが、入浴モードの選択、入浴
時間、入浴位置、入浴姿勢深さ、移送高さ、浴幅浴深、
入浴者体格等の要素を適宜リフト制御部30に設定入力
出来る。
【0039】また、設定部32では、昇降と横移動の作
動向きを変える動作をより短時間で滑らかに行うため
に、前の動作が終わる前に次の動作を始める制御設定が
可能である、即ち走行軌跡のコーナー部の動作をカーブ
走行にさせることが可能なものである。
【0040】例えば、上昇走行から横移動走行を連続的
に行う場合、上昇停止位置が近づいたら上昇速度を減速
しつつ停止作動(スローストップ)させ、同時に上昇停
止位置が近づいたら横移動を徐々に加速しつつ定速作動
させる(スロースタート)ことによって、滑らかなカー
ブ走行をさせることが出来る。
【0041】リフト制御部30に付随する安全機能35
は、移送部10の昇降作動開始・停止時、横移動開始・
停止時、浴縁部3の通過時、湯面付近にて昇降して入浴
者を湯に浸脱させる時、又は他の任意の指定位置におい
て、昇降速度あるいは横移動速度の減速や停止する安全
設定、快適設定をすることが可能である。更に、移送部
10の移送中障害物を検知した時、及び浴槽湯温の異常
など入浴不具合を検知した時、移送部30の昇降・横移
動の停止し、あるいは回避警告を指示する事が出来る。
【0042】安全機能35には、図示詳細は省くが、非
常停止、昇降時作動安全機能、横移動安全機能、湯温安
全機能、漏電安全機能、走行障害安全機能、落下防止安
全機能等があり、安全報知機能(具体的には表示ランプ
やアナウンス、メロディー、警報機能など)、停電時手
動切替機能なども付随する。
【0043】また、リフト制御部30に付随する学習機
能36は、使用に先立って移送部10を所望条件でひと
通り作動させ、移送部10の動作パターンをすべて記憶
させ(=学習機能)、入浴時に記憶した動作パターンを
繰り返させる「入浴モード」を設定させるものである。
数種の入浴モードの設定を可能とし、介護者が入浴モー
ドを適宜選定操作することにより所望の入浴操作を可能
にする。
【0044】第1ポジショナー27は、第1駆動機26
の作動位置を検知し、第1移動機構部22の作動位置の
認知・制御するものであり、その出力はリフト制御部3
0に接続され、中間部7の上下限停止位置や変速位置の
信号を付与する。
【0045】第2ポジショナー29は、第2駆動機28
の作動位置を検知し、第2移動機構部23の作動位置の
認知・制御をするものであり、その出力はリフト制御部
30に接続され、移送部10の左右限停止位置や変速位
置の信号を付与する。
【0046】その他検知部37は、詳細は省くが、湯の
温度、湯面位置、台車部14の係止状態、載部15の係
止状態、走路障害物の有無等を検知し、検知信号をリフ
ト制御部30へ付与する。リフト制御部30は、詳細は
省くが、その他検知部37の検知信号により、高温湯温
時の浴槽2側移動禁止、ポジショナー故障時の上下限安
全停止、走路障害物検知時の走行停止、その他異常警報
の報知など、安全機能動作を付随する。
【0047】分離式搬送車13は、入浴者を搬送し入浴
リフト4に接合し、入浴させるものであり、載部15
と、台車部14と、載部15と台車部14の間を係着・
離脱させる分離部17と、手摺19と、足受20と、キ
ャスター18とからなる。
【0048】載部15の後背部には移送部10の装着部
12に止着する被装着部16が設けられ、台車部14の
後背部には台車止部21の係留部47にドッキングする
被係留部48が設けられる。
【0049】本実施例は、分離式搬送車13の載部15
の背側を移送部10に装着して横向きに移送入浴する
が、他の実施例では、分離式搬送車13と載部15の横
脇側を移送部10に装着して、浴槽2に前向きに(縦向
きに)進入入浴することも可能である。
【0050】第1実施例を用いて、入浴者を入浴させる
に際し、入浴者を分離式搬送車13に乗せる。入浴者を
乗せた分離式搬送車13を設置部5の手前まで運んでく
る。次に、台車部14の被係留部48を設置部5の台車
止部21の係留部47へ当接し係止する。同時に、移送
部10の装着部12へ分離式搬送車13載部15の被装
着部16を当接し係止する。さらに装着部16への係止
によって、詳細は省くが、載部15と台車部14の間の
分離部17は係着状態から離脱可能な状態に連動する。
【0051】次に、設置部5の第1移動機構部22が作
動し中間部7を上昇させる。入浴者の載る載部15が移
送部10に付随し、上昇して浴縁部3を越えて横移動可
能な所定の高さに至ると停止する。載部15のみが吊り
上げられ、台車部14が浴室床1の台車止部21に残り
二分される。
【0052】入浴モードの選択によっては、この位置で
一旦止めて入浴者をシャワで前洗などを行う。また別な
入浴モードでは停止せず次の動作を連続的に行う。
【0053】次に、第2移動機構部23が作動し、移送
部10は設置部5側から浴槽2上方へ横移動する。この
横移動により載部15は浴槽2上の入浴位置上方に至り
横移動は停止する。続いて、前記第1移動機構部22が
作動し、中間部7が下降する。載部15を所定位置まで
下降させ、入浴者を浴槽2内の湯に漬け入浴を行なう。
【0054】本装置のリフト制御部30では、入浴モー
ドの選定によって、入浴位置で下降の際、湯面部の通過
は、入浴者の安全性と快適性のため下降速度を十分遅く
し、滑らかに浸水し又は一時停止を行って急激な入湯を
行わず、湯に慣らして入浴するプログラムも可能にして
いる。又、入浴中、介護者は、入浴者の側近部の浴縁部
3に臨んであり十分な介護監視が出来好都合である。
【0055】退浴に際して第1実施例を、前述の入浴の
作動とは、ほぼ逆の手順で作動させる。即ち、先ず、第
1移動機構部22を作動させ、中間部7及び載部15を
上昇させ、入浴者を前記湯中から脱出させる。
【0056】次に、第2移動機構部23を作動させ、移
送部10及び載部15を浴槽2上から浴室床1の台車止
部21の上方へ水平移動する。次に、台車部14が正常
に台車止部21に装着されていることが検知されれば、
第1移動機構部22が下降作動可能で、中間部7及び載
部15を下降作動させる。台車部14上に載部15を載
せると分離部17は合体して、分離式搬送車13が一体
化復元する。
【0057】次いで、装着部12と被装着部16のロッ
クを解除し、更に台車止部21から被台車止38のロッ
クを解除して、入浴を終了し分離式搬送車13を引出
す。
【0058】図4に示す第2実施例は、第1実施例同
様、浴室床1に設置される入浴リフト4であって、入浴
者を乗せる載部15(図示略)を移送部10に装着し、
浴室床1側から浴槽2側に搬送して入浴させるものであ
り、主に、浴槽2に臨んで浴室床1に設置される設置部
5と、中間部7と、移送部10とから構成される。
【0059】設置部5は、浴室床1の床レール46に設
けられ、床上を移動可能で、入浴位置の選択と使用後の
収納を可能としたものである。設置部5は、床レール4
6と、設置台部34と、中間部7を昇降する第1移動機
構部22とから構成されており、設置台部34には、図
示を省くが、操作部31、設定部32、リフト制御部3
0の他、電源装置や化粧カバー、警報装置等各種安全装
備も適宜設けられている。
【0060】中間部7を昇降させる第1移動機構部22
は、設置台部34の上部に載置した第1ポジショナー2
7内蔵の第1駆動機26と、中間部7を吊って昇降させ
る一対の吊具25と、レール状の台ガイド部6とからな
る。レール状の台ガイド部6は、設置台部34の正面に
垂直に設けられ、台ガイド受部8を嵌装して中間部7を
昇降可能に保持する。
【0061】第1駆動機26の出力側には一対の引取ホ
イール24が設けられ、該ホイール24で引取られる、
ローラチェンの吊具25で中間部7の左右を支持し、中
間部7を台ガイド部6に沿ってスライド昇降可能に駆動
し、第1移動機構部22を形成する。
【0062】また第1移動機構部22には、図示を省く
が、昇降上下限のリミットスイッチ、上下限ストッパ
ー、安全カバーなど第1実施例同様適宜付随して設けら
れている。
【0063】第2の構成部である中間部7は、設置部5
と移送部10の間に介在してなり、台ガイド部6に昇降
可能に嵌装する台ガイド受部8と、水平状に移送部10
を保持する中間台39と、移送部10を横移動させる第
2移動機構部23とから構成される。また図示を省く
が、電源配線や化粧カバー、挟み込みセンサー等各種安
全装備も適宜設けられたものである。
【0064】移送部10を横移動させる第2移動機構部
23は、移送台40を水平に支持する中間台39に設け
られた中間ガイド部9と、中間台39に設けられた第2
ポジショナー29内蔵の第2駆動機28と、第2駆動機
28に設けられたギア44とから構成されている。
【0065】移送台40を出し入れする第2移動機構部
23の横移動は、中間ガイド部9で嵌装した移送部10
の中間ガイド受部11で支持した移送台40のラック4
5をギア44で回転送りして行われる。
【0066】第3の構成部分である移送部10は、設置
部5のある浴室床1から浴槽2にわたる長い支持材の移
送台40と、それに付随する長いレール状の中間ガイド
受部11と、移送台40に張付けられたラック45と、
それらの浴室側の端部に形成された載部15(図示略)
を装着する装着部12から構成される。
【0067】移送部10は、前述のごとく、第2駆動機
28のギア44の回転駆動によって浴室床1側から浴縁
部3を越えて浴槽2側まで、出し入れされ入浴者の移送
を行う。非入浴中には浴室側に収納し、浴槽2の上側に
は構築物を存在させない構成にしたものである。
【0068】本実施例の装着部12は、装着構成の異な
る載部15の併用を可能としており、詳細は省くが、第
1実施例同様の分離式搬送車13の載部15を装着可能
な第1装着機能部12aと、図示を省くが、座席部分が
分離しない台車一体型で低座高仕様の浴用車椅子33を
装着可能な第2装着機能部12bとを有している。即ち
異なる搬送車の座席装着に対応可能なものである。
【0069】また、他の応用実施例として、車椅子33
による入浴以外に、載部15が構成された別の座席部分
のみを手作業で装着し、入浴者を設置部5手前で座らせ
て入浴させることも可能である。以上の通り本実施例
は、異なる座席への対応が出来好都合である。
【0070】本実施例の中間部7の中間台39は、台ガ
イド部8側の奥中間台39aと移送部10側を保持する
手前中間台39bに構成されており、手前中間台39b
が奥中間台39aに対して旋回可能に支持されている。
【0071】この旋回機能は非使用時移送部10を立て
て収納するもので、使用後移送台40端部を中間台39
まで引戻し、横移動スライドをロックした後、手前中間
台39bを右旋回に回動して、垂直に立てらしてロック
し収納するもので、浴槽2浴室床1とも邪魔にならず好
都合である。
【0072】第2実施例装置の使用もほぼ第1実施例同
様行われるが、浴室床1での入浴位置の選定、使用後の
収納及び中間部7旋回機構による移送部10の収納など
の追加操作が加わる。
【0073】図5に第3実施例を示す。第3実施例は、
第1実施例に類似し、浴槽2に隣設する入浴リフト4
で、浴室床1に設置する設置部5と、入浴者を載せて移
送する移送部10と、設置部5と移送部10との間に介
在する中間部7とから構成される。中間部7が設置部5
に対し横移動可能に連結し、移送部10が中間部7に対
して昇降移動可能に連結して、横移動と昇降を行い入浴
者の移送を行うものである。
【0074】第1の構成部の設置部5は、設置台部34
と中間部7を横移動させる第1移動機構部22とから構
成される。設置台部34は浴室床1の立ち上がり部分か
ら浴槽2側上方に、逆L字形状に突き出した形状とし、
突き出した形状に添って第1移動機構部22を付帯す
る。第1移動機構部22は、水平のスライドレールでな
る台ガイド部6と、図示を省くが、第1ポジショナー2
7内蔵の第1駆動機26とからなる。
【0075】台ガイド部6には、第1スライド溝49が
設けられ中間部7に連結して横移動させる前記第1連結
部が浴室床1と浴槽2の間をトラバースして滑走する。
設置台部34には、図示を省くが、第1ポジショナー2
7内蔵の第1駆動機26、操作部31、設定部32、リ
フト制御部30の他、電源装置や化粧カバー、警報装置
等各種安全装備も適宜設けられている。
【0076】第2構成部の中間部7は、台ガイド部6に
被さる中間台39と、第1移動機構部22の台ガイド部
6に横スライド可能に嵌装する台ガイド受部8と、第2
移動機構部23とから構成される。第2移動機構部23
は、中間ガイド部9と、移送部10を昇降駆動させる第
2ポジショナー29内蔵の第2駆動機(図示略)からな
り、中間台39内に設けた歯車昇降機構(図示略)によ
り移送部10を昇降させる。
【0077】また、中間部7には、図示を省くが、電源
配線や化粧カバー、挟み込みセンサー等各種安全装備も
適宜設けられている。中間ガイド部9は、移送部10の
中間ガイド受部11を昇降可能に嵌装支持する。
【0078】第3構成部の移送部10は、中間部7に可
動に連結する中間ガイド受部11と、移送台40とから
構成される。移送台40は、中間ガイド受部11の併設
する縦支持体部分と、載部15を導入して装着する装着
部12とから構成される。装着部12は、移送部10の
下端には水平板体形状の担架受け形状に設けられる。
【0079】水平板体形状の装着部12には、図示しな
い担架40又は車椅子33がレールに沿って引き込まれ
載部15載置される。載部15は横移動に添って浴槽2
縁に縦向きに装着して前向きに入浴する。
【0080】第3実施例のその他の例として、装着部1
2を、入浴者を直接載せる載部15のシート構造として
も良い。柱状の移送台40と装着部12はヒンジ構造に
ジョイントされており、非使用時は移送台40側に折り
たたまれて収納可能であり、収納スペースがコンパクト
である。第3実施例の使用は、第1、2実施例同様行わ
れるので記載を省略する。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る中間部7は、設置部5との
間に設けられる第1移動機構部22によって、設置部5
に対し中間部7を縦移動または横移動のいずれかの作動
を可能とし、さらに、中間部7は、移送部10との間に
設けられる第2移動機構部23によって、中間部7に対
し移送部10を、第1移動機構部22と相対の横移動ま
たは縦移動のいずれかの作動を可能とすることによっ
て、移送部10は昇降及び横移動するものである。
【0082】上記構成によれば、昇降機能と、横移動機
能により入浴者の移送が簡単確実に出来、且つ、装置構
成も浴槽2内に設置しないので邪魔にならず、設備も簡
単でシンプルに構成でき、又、清掃性や介護性も良く好
都合である。
【0083】本発明は、設置部5と中間部7との間の第
1移動機構部22を、昇降作用を成して中間部7を昇降
可能とし、中間部7と移送部10との間の第2移動機構
部23を、横移動作用を成して、移送部10を横移動可
能としたものであるから、大きな荷重の掛かる昇降作動
が浴室床側に設置された設置部5で行なわれ設備がより
簡潔で作動も安定し、好都合である。
【0084】本発明は、中間部7を動作させる第1移動
機構部22の第1駆動機26を設置部5に設け、移送部
10を動作させる第2移動機構部23の第2駆動機28を
中間部7に設けたものであるから、各駆動部が入浴部に
無く最適位置に設けられており、無駄が無く装置構造が
簡易で安価に出来、好都合である。
【0085】本発明は、設置部5の手前側に、分離式搬
送車13の台車部14を装着する台車止部21を設け、
さらに移送部10に、載部15を装着する装着部12を
設けたものであるから、搬送車の固定が確実に出来、台
車部14から載部15の付け替えが確実に出来、安全で
あり、好都合である。
【0086】本発明は、昇降位置及び横移動位置の自動
検知が可能であり、入浴位置、入浴姿勢深さ、移送高
さ、浴幅浴深、入浴者体格等の要素に適応させた入浴リ
フト4の搬送制御の位置設定が自在に出来るものである
から、横移動位置、昇降位置に検知・確認が確実にで
き、浴室、浴槽2に合わせた作動設定と入浴者に合わせ
た入浴設定が自在にでき、好都合である。
【0087】本発明に係るリフト制御部30は、移送部
10の昇降速度あるいは横移動速度の減速・停止制御が
可能であり、移送部10の移送中障害物を検知した時、
または浴槽湯温の異常を検知した時の何れかにおいて、
昇降あるいは横移動の停止制御が可能であるから、入浴
動作が安全、快適に行なわれ、好都合である。
【0088】本発明は、第1移動機構部22と第2移動機
構部23を同時に機能させて、昇降と横移動の同時作動
を組み込んだ作動制御(=カーブ走行)による搬送・入
浴が可能であるから、滑らかで合理的な搬送移動が可能
であり、好都合である。
【0089】本発明は、第1移動機構部22または第2移
動機構部23でなる昇降移送において、昇降停止位置の
自在設定とともに、停止時間の自在設定することによっ
て全身入浴モードと半身入浴モードを組み込んだコース
入浴プログラム設定が可能であるから、半身入浴モード
を組み込むことによって、入浴者に合わせた入浴方法が
可能で、湯なれのぼせなど無く安心、快適な入浴が可能
となり、好都合である。
【0090】本発明は、入浴者の載る載部15を移送部
10に固定又は着脱可能に装備し、浴室床1と浴槽2と
の間を移送して入退浴させる入浴リフト4であって、移
送部10が設置部5に対し、昇降及び横移動による入浴
移送を可能とするものである。上記構成の本発明は、分
離搬送車13の載部15に限定せず、非分離搬送車の載
部15をも移送部10に固定又は着脱できるので、汎用
性に富む入浴リフト4であり、好都合である。
【0091】本発明は、浴槽2に隣接して設置し、移送
部10の装着部は、第1の装着機能部12a及び第2の装
着機能部12bを有しているから、異なる車椅子の載台
15を装着できる。兼用型の入浴リフト4であるから、
それぞれ異なる車椅子の載台15を浴槽2に移送し入浴
させることができ、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の左側面図である。
【図3】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 浴室床 2 浴槽 3 浴縁部 4 入浴リフト 5 設置部 7 中間部 10 移送部 12 装着部 12a 第1の装着機能部 12b 第2の装着機能部 13 分離式搬送車(=第1搬送車) 14 台車部 15 載部 21 台車止部 22 第1移動機構部 23 第2移動機構部 26 第1駆動機 27 第1ポジショナー 29 第2ポジショナー 30 リフト制御部 33 車椅子(=第2搬送車)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴者の載る載部(15)が台車部(1
    4)から分離する分離式搬送車(13)の載部(15)
    を装着し、浴室床(1)と浴槽(2)との間を移送して
    入退浴させる入浴リフト(4)であって、 浴槽(2)に臨んで、浴室床(1)に設置する設置部
    (5)と、分離式搬送車(13)の載部(15)を装着
    して、浴室床(1)側から浴槽(2)側へ入浴者を移送
    する移送部(10)と、前記設置部(5)と移送部(1
    0)との間に介在して相互移動を可能にする中間部
    (7)との、少なくとも3分割の構成部分からなるもの
    であり、 中間部(7)は、設置部(5)との間に可動に連結して
    形成される第1移動機構部(22)によって、設置部
    (5)に対し縦移動または横移動のいずれかの作動を可
    能とし、さらに、移送部(10)は、中間部(7)との
    間に可動に連結して形成される第2移動機構部(23)
    によって、中間部(7)に対し第1移動機構部(22)
    とは異方向の、横移動または縦移動のいずれかの作動を
    可能とすることによって、 移送部(10)が、浴室床(1)に設置された設置部
    (5)に対し、昇降及び横移動による入浴移送を可能と
    するものであることを特徴とした入浴リフト。
  2. 【請求項2】 設置部(5)と中間部(7)との間の第
    1移動機構部(22)は昇降作用を成して中間部(7)
    を昇降可能とし、中間部(7)と移送部(10)との間
    の第2移動機構部(23)は横移動作用を成して、移送
    部(10)を横移動可能としたことを特徴とする請求項
    1記載の入浴リフト。
  3. 【請求項3】 中間部(7)を動作させる第1移動機構
    (22)の第1駆動機(26)を設置部(5)に設け、
    移送部(10)を動作させる第2移動機構部(23)の
    第2駆動機(28)を中間部(7)に設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の入浴リフト。
  4. 【請求項4】 設置部(5)の手前側に、分離式搬送車
    (13)の台車部(14)を係止する台車止部(21)
    を設け、さらに移送部(10)に載部(15)を装着す
    る装着部(12)を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の入浴リフト。
  5. 【請求項5】 第1移動機構部(22)及び第2移動機
    構部(23)に、それぞれ動作・移動位置の検知・認知
    が可能な第1ポジショナー(27)及び第2ポジショナ
    ー(29)を装備し、移送部(10)の昇降位置及び横
    移動位置の検知を可能とし、移送する動作制御位置を自
    在に設定して、移送部(10)の駆動制御が可能なリフ
    ト制御部(30)を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の入浴リフト。
  6. 【請求項6】 リフト制御部(30)は、移送部(1
    0)の昇降作動開始・停止時、横移動開始・停止時、浴
    縁部(3)付近の通過時、湯面付近にての昇降作動時、
    移送中障害物を検知した時、あるいは浴槽湯温の異常等
    入浴不具合を検知した時、の少なくとも何れかにおい
    て、移送部(10)の移動駆動の減速制御又は停止制御
    が可能であることを特徴とした請求項1又は2記載の入
    浴リフト。
  7. 【請求項7】 第1移動機構部(22)と第2移動機構部
    (23)との同時駆動によるカーブ走行機能をリフト制
    御部(30)に組み込み、移送部(10)を昇降させな
    がら横移動も同時に行うカーブ走行を可能にしたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の入浴リフト。
  8. 【請求項8】 第1移動機構部(22)または第2移動機
    構部(23)でなる昇降移送において、昇降停止位置の
    自在設定により、少なくとも全身入浴位置と半身入浴位
    置を含む異なる入浴深さでの停止位置設定を可能とする
    ことによって、全身入浴モードと半身入浴モードを組み
    込んだ入浴のコースプログラム制御が可能であることを
    特徴とした請求項1又は2記載の入浴リフト。
  9. 【請求項9】 入浴者の載る載部(15)を移送部(1
    0)に固定又は着脱可能に装備し、浴室床(1)と浴槽
    (2)との間を移送して入退浴させる入浴リフト(4)
    であって、 浴槽(2)に臨んで設置された設置部(5)と、入浴者
    の載る載部(15)を浴室床(1)側から浴槽(2)側
    へ移送する移送部(10)と、前記設置部(5)と移送
    部(10)との間に介在して相互移動を可能にする中間
    部(7)との、少なくとも三分割の構成部分からなるも
    のであり、中間部(7)は、設置部(5)との間に可動
    に連結して形成される第1移動機構部(22)によっ
    て、設置部(5)に対し中間部(7)の昇降作動を可能
    とし、さらに、移送部(10)は、中間部(7)との間
    に可動に連結して形成される第2移動機構部(23)に
    よって、中間部(7)に対し横移動を可能とすることに
    よって、移送部(10)が設置部(5)に対し、昇降及
    び横移動による入浴移送を可能とするものであることを
    特徴とする入浴リフト。
  10. 【請求項10】 入浴者の載る載部(15)を移送部
    (10)に装着し、浴室床(1)と浴槽(2)との間を
    移送して入退浴させる入浴リフト(4)であって、 浴室(1)に設置する設置部(5)と、載部(15)を
    装着して、浴室床(1)側から浴槽(2)側への移送が
    可能な移送部(10)と、前記設置部(5)と移送部
    (10)との間に介在して相互移動を可能にする中間部
    (7)との、少なくとも三分割の構成部分からなるもの
    であり、 移送部(10)の装着部(12)には、第1搬送車(1
    3)の載部(15)の装着が可能な第1の装着機能部
    (12a)と、異なる第2搬送車(33)の載部(1
    5)の装着が可能な第2の装着機能部(12b)との、
    装着部(12)構成の異なる入浴用搬送車(13、3
    3)への装着対応が可能な装着機能を有しており、 中間部(7)は、設置部(5)との間に可動に連結して
    形成される第1移動機構部(22)によって、設置部
    (5)に対し中間部(7)を縦移動または横移動のいず
    れかの作動を可能とし、さらに、移送部(10)は、中
    間部(7)との間に可動に連結して形成される第2移動
    機構部(23)によって、中間部(7)に対し、第1移
    動機構部(22)の作動とは異方向の、横移動または縦
    移動のいずれかの作動を可能とすることによって、 移送部(10)が、浴室床(1)に設置された設置部
    (5)に対し、昇降及び横移動可能とするものである異
    種搬送車に兼用して使用出来るものであることを特徴と
    する入浴リフト。
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JP2011115448A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Og Giken Co Ltd 安全入浴装置
JP2012066012A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Sakai Medical Co Ltd 入浴システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011115448A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Og Giken Co Ltd 安全入浴装置
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