JPH074402B2 - 天井走行式の介助装置 - Google Patents

天井走行式の介助装置

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JPH074402B2
JPH074402B2 JP62145271A JP14527187A JPH074402B2 JP H074402 B2 JPH074402 B2 JP H074402B2 JP 62145271 A JP62145271 A JP 62145271A JP 14527187 A JP14527187 A JP 14527187A JP H074402 B2 JPH074402 B2 JP H074402B2
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實 小林
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株式会社九州小林建設
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、身体の不自由な人を介助するための天井走
行式の介助装置に関する。
従来の技術 高齢者や身体障害者などの身体の不自由な人の介助は大
変な重労働である。たとえば、ベッドに横になった人を
トイレや浴槽に移すなどの介助作業はその主なものであ
る。
そこで、介助者の介助時の重労働を少しでも軽くするた
めにいくつかの介助装置が提案されている。
従来の介助装置においては、天井にレールを設け、この
レールに介助装置本体をレールに沿って自走できるよう
に取付けている。この介助装置本体の吊下げ手段に人を
のせてレールに沿って移動するのである(たとえば特開
昭57−148945号公報参照)。
しかし、レールとその取付部分や、それらの付属部分な
どの多様な機械部分がそのまま室内に露出しており、介
助人や付添人などにとっては、生活環境および活動環境
が視覚的に良好だとはとても言えなくなる。
また、実開昭57−154419号公報に記載の介護装置におい
ては、走行レールを設置し、被介護者を吊り上げる巻上
機を具備する介護装置本体を走行レール上に走行自在に
設置し、介護装置本体より下方の位置に天井板を設置
し、天井板に切欠溝を走行レールに沿って設けている。
この天井板によって走行レールを覆い隠して室内の美観
を向上させることができる。
発明が解決しようとする課題 前述の実開昭57−154419号公報に記載の介護装置には、
レールを分岐して設置することができない。そのため、
介護装置本体が1つの走行レールに沿って1つの進路を
走行できるが、その進路から別の進路に変えて走行する
ことができない。
そのため、例えば3つ以上の多数の室の間を走行する場
合に、各室の配置によっては、所望の室の間を最短で走
行できず、遠回りになるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するために、介助吊具の進
路を各室の配置に合せて変更して、所望の室の間を効率
良く移動することができる天井走行式の介護装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明は、少くともベツド室とトイレ室と浴室にわた
り建屋(1)に固定されたレール(8、9、10)と、 レール(8、9、10)に沿って走行可能に支持される走
行手段(31、33)と、 走行手段(31、33)に取付けられる駆動手段(16)と、 駆動装置(16)により昇降をすることができるようにし
た、人をのせるための介助吊具(17)と、 3本以上のレール(8、9、10)が接続される場所に設
けられていて、それらのレール(8、9、10)に沿って
走行してきた走行手段(31、33)をこれらのレール
(8、9、10)とは別の接続レール(72)に移して、そ
の接続レール(72)、走行手段(31、33)、駆動装置
(16)及び介助吊具(17)と一緒にそれらの走行方向を
変えるために設けられた進路変更装置(70)と を備えた天井走行式の介助装置を要旨としている。
実施例 第1図を参照する。建屋1は、ベッド室2、トイレ室
3、浴室4などを有している。ベット室2にはベッド5
が置かれている。トイレ室3には便器6が置かれてい
る。浴室4には浴槽7が置かれている。建屋1の天井あ
るいは屋根側にはガイド体であるレール8,9,10が取付け
られている。天井仕上面18には天井点検口11あるいは電
源13ならびにケーブル設定装置12が設けられている。
第2図を参照する。建屋1の横部材14には前記レール8,
9,10が取付けられている。このレール8,9,10に沿って介
助装置15の駆動装置16と介助吊具17が移動可能になって
いる。介助装置15は、レール8,9,10,駆動装置16および
介助吊具17を備えている。
駆動装置16のロープ20は前記天井仕上面18の溝19を通っ
ている。この溝19はレール8,9,10に対応した形状になっ
ている。
第1図と第2図を参照すると、レール8はベッド5の上
から浴槽7の付近まで達している。またレール9は浴槽
7の上部にある。さらにレール10は浴槽7の付近から別
の部屋(たとえば台所)まで達している。
第2図には手すり21,22も示されている。
第3図と第4図を参照して、主として介助装置を説明す
る。
駆動装置16は、車輪装置31、電気制御盤32、走行モータ
33、昇降モータ34、車輪35および取付装置36を備えてい
る。走行モータ33は、車輪35,35を駆動することにより
駆動装置16および介助吊具17をY方向に移動可能であ
る。昇降モータ34は前記ロープ20を巻き上げたり巻き戻
したりして、介助吊具17の昇降を行なうようになってい
る。
取付装置36は、下板37と上板39およびボルト38ならびに
ナット40を有している。ボルト38とレール8は下板37に
固定されている。ボルト38に上板39をはめ込みナット40
をねじ込むことにより、レール8を横部材14に固定して
いる。第1図のレール9,10も同様にして取付装置36によ
り取付けられている。
前記昇降モータ34の下にはリミットスイッチ41が取付け
られている。このリミットスイッチ41はロープ20の巻き
上げすぎを防止するためのものである。たとえば、後で
述べる介助吊具17の座部材44が、床より1メートルの高
さまで到来すると、そのリミットスイッチ41が働いて、
昇降モータ34の巻き上げ動作を停止するのである。
第3図のスイッチ48は昇降(X方向)および走行(Y方
向)の各操作が別々に行える少くとも4つのボタン47を
有している。
昇降モータ34側からはケーブル49を介してスイッチ48が
吊り下げられている。このスイッチ48は人Mの手元近く
にある。スイッチ48のボタン47は複数設けられている。
たとえば、これらのボタン47を身体の不自由な人M又は
介助者が操作することにより、介助吊具17のX方向への
昇降操作およびY方向への走行操作を任意に行うことが
できるのである。
なお、走行モータ33と昇降モータ34は電磁ブレーキによ
り即座に停止可能である。また、停電時は非常電源によ
り給電するのが好ましい。
続いて第3図と第4図を参照して、介助装置を説明す
る。前記ロープ20の下端にはフック42が設けられてい
る。このフック42にはシャックル43が掛けてある。介助
吊具17は、シャックル43、座部材44、支持体45、吊部材
46および固定ベルト50を有している。
第5図ないし第8図を参照してさらに介助吊具17を詳し
く説明する。
まず第5図と第6図を参照する。支持体45は4本の支持
パイプ55を有している。この4本の支持パイプ55はほぼ
正方形となっている。この支持体45の4隅には保持具56
が固定されている。各保持具56とシャックル43の間には
4本のワイヤーロープ57が掛けてある。各保持具56には
押ボタン58が設けられている。
第7図と第8図を参照する。座部材44は、止め具61およ
びゴムクッション62を有している。座部材44は通常の洋
式水洗トイレの弁座を用いるのが好ましい。この座部材
44の裏側には前記止め具61が固定されている。この止め
具61はたとえばステンレス製であり、その形状は座部材
44の中央開口の形状に沿ったものである。ゴムクッショ
ン62は4つ設けられている。
吊ベルト63の一端は止め具61に固定されている。このよ
うにすることで、排便や排尿の際に吊ベルト63が汚れる
ことがなくなる。吊ベルト63の他端には挿入具67が取付
けられている。この挿入具67は、保持具56(第5図)に
はめ込んで固定可能である。しかし押ボタン58を押すこ
とにより挿入具67は保持具56から外すことが可能であ
る。吊ベルト63の途中にはその長さを調節するための調
節具63aが付いている。この保持具56と吊ベルト63は、
たとえば自動車の座席ベルトを用いるのが好ましいが、
本発明はこれに限定されるものではない。
なお、吊ベルト63と保持具56は第4図の吊部材46を構成
している。吊ベルト63の一端は座部材44の止め具61から
外せるようにしてもよい。
固定ベルト50は、たとえばマジックテープを使う。この
固定ベルト50は4本の吊ベルト63のまわりを巻いて、第
3図と第4図に示すように人Mの腰のあたりを保持でき
るようになっている。このようにすることにより搬送時
に人が落下したりするような事故を完全に防ぐことがで
きる。
また、第3図と第4図の支持体45は隣接の吊部材46を所
定間隔に最適に設定できる。これにより吊部材46(もし
くは吊ベルト63)が人Mに当ったり押付けたりする恐れ
がなくなる。しかも人Mを座部材44に乗せたり降したり
するのが極めて容易になる。
第9〜10図を参照する。進路変更装置70はレール8,9,10
に関連して設けられている。進路変更装置70は、回転手
段71、接続レール72、モータ73を備えている。回転手段
71は上部盤74と下部盤75を有している。下部盤75の径は
上部盤74の径より大きい。
第11図を参照すると、上部盤74および下部盤75はボルト
76を介して建屋の横部材79に取付けられている。ボルト
76には二重のナット78がねじ込まれている。下部盤75の
一部分にはギヤ81が設けられている。上部盤74には前記
モータ73が固定されている。このモータ73のギヤ80はギ
ヤ81とかみ合っている。下部盤75と上部盤74の間にはベ
アリング82が設けられている。
ギヤ81は第10図に示すように角度が90度の範囲になるよ
うに設けられている。従ってモータ73を回転することに
より上部盤74に対して下部盤75を180度の範囲で回転可
能である。下部盤75には前記接続レール72が取付けてあ
る。なお、このモータ73は停電時には非常電源により給
電できるようにするのが好ましい。
第12図を参照する。上部盤74にはドグ83,84が固定され
ている。これらのドグ83,84は回転中心角度90度だけ離
れている。
一方、第13図を参照すると、下部盤75にはリミットスイ
ッチ86,87,88が設けられている。リミットスイッチ86,8
7は回転中心角度60度だけ離れている。またリミットス
イッチ88は回転中心付近に設けられている。一方、介助
装置15の搬送モータ33にはドグ85が取付けられている。
第12図と第13図を参照する。接続レール72がレール8,9
に接続された状態から下部盤75が時計回りに90度回転す
ると、リミットスイッチ86がドグ83に当たる。これによ
りモータ73の作動は停止する。従って接続レール72の一
端はレール9からレール10に正しく接続されているので
ある。
また、モータ73を逆転して下部盤75を反時計方向に90度
回転すると、第13図の状態に戻る。つまりリミットスイ
ッチ99が停止盤98に触れると、モータ73を停止するので
ある。これにより接続レール72は再びレール8,9に確実
に接続される。
また第13図の介助装置15の搬送モータ33が第13図の状態
において接続レール72の真中付近に進んでくると、ドグ
85はリミットスイッチ88により検知される。この検知さ
れたあとに上述したモータ73の作動を起こすことができ
るようになっている。
第10図に戻る。レール8,9の端部にはそれぞれストッパ1
00が取付けられている。
第14図を参照すると、ストッパ100は、基部101に対して
ボルト102、ナット103を介して回転自在に取付けられて
いる。ストッパ100の回転端側は第15図に示すように阻
止部材104間にはまるようになっている。
なお、第10図を参照すると、レール10のストッパ100は
レール8,9のストッパ100と同じ形であるが、少し位置が
左寄りにある。
また、第10図に示すように接続レール72の一端と他端に
はストッパ106が取付けられている。
第16図を参照すると、ストッパ106は基部107に対してボ
ルト108とナット109により回転可能に取付けられてい
る。ストッパ106の回転端側も阻止部材110にはめ込める
ようになっている。
これらのストッパ100,106は第13図で示した介助装置15
の駆動装置16が各レール8,9,10および接続レール72の端
部から誤って外れて落ちないようにするためのものであ
る。
従って第10図に示すように接続レール72とレール8,9あ
るいは10が接続された状態では、互いのレールによりそ
れぞれのストッパ100,106が側方に押し上げられるので
ある(第14図と第16図の想像線で示されている)。この
状態では走行装置16はレール8,9および接続レール72の
間を移動できる。
ところが、接続レール72がレール8,9あるいは10と接続
していない状態では、それぞれのストッパ100,106は重
力により下向きに配置される。これにより駆動装置16は
レール8,9および接続レール72の端部から外れ出ること
がない。このことはレール10についても同じことがいえ
る。
なお、第10図の例では、レール8,9の各ストッパ100と接
続レール72のストッパ106が側方へ押上げられている
が、レール10のストッパ100は下がったままである。
第17図を参照する。第17図には簡単な回路図が示してあ
る。単相100ボルトの電源には漏電ブレーカーE、スイ
ッチボタンS1、切換スイッチボタンSA、リミットスイッ
チ88,86,87および走行モータ33が接続されている。また
端子1,2,3にはモータ73が接続されている。
スイッチボタンS1を押し、第13図の駆動装置16が進路変
更装置70の中間に来ると、ドグ85がリミットスイッチ88
に当たる。これにより、第17図のリミットスイッチ88は
オンとなる。そして、たとえば切換スイッチボタンSAを
d接点に接続すると、第10図のモータ73はリミットスイ
ッチ86がオフになるまで正回転する。すなわち、第10図
において下部盤75が時計回りに90度回転して接続レール
72の一端がレール9からレール10に進路変更されるので
ある。これにより駆動装置16は接続レール72からレール
10に移ることができる。
このあと、もし切換スイッチボタンSAをC接点に設定し
た場合には、モータ73が逆転する。そして第13図の停止
盤98のリミットスイッチ99にふれると、逆転が止まり、
接続レール72の一端が再びレール10に接続されるのであ
る。
第18図および第19図を参照して主としてケーブル設定装
置を説明する。
カバー122は、建屋の横部材121に対して取付ボルト200
により少なくとも180゜以上の角度で回転可能に取付け
られている。軸123はカバー122に取付けられており、こ
の軸123にはリール125が回転可能に取付けられている。
このリール125は平スプリング124により回転力が与えら
れている。この平スプリング124はカバー122の中側にあ
る。リール125はケーブル126を巻き取るものである。ケ
ーブル126のケーブル端127は電源13に接続されている。
ケーブル126の他端は駆動装置16の走行モータ33や34に
接続されている。
ケーブル126の途中は支持手段150により建屋のたとえば
横部材171から離して張ってある。支持手段150は支持棒
材151とこの支持棒材151に回転可能に取付けられたパイ
プ146を有している。パイプ146はたとえばビニールなど
により作られている。支持棒材151は横部材171に固定さ
れている。
第20図では別の支持手段160が示してある。支持手段160
は同様に支持棒材131とパイプ132,133を有している。支
持棒材131は柱130に固定されている。ケーブル126はパ
イプ132や133により柱130から離して支持されている。
同様に第21図および第22図にも支持手段170,180が示さ
れている。
第21図では横部材135の角に支持棒材137が取付けられて
いる。この支持棒材137にはパイプ137が回転可能に取付
けられている。
第22図では天井仕上面18の上に支持手段180の支持棒材1
41が取付けられている。この支持棒材141にはパイプ142
が回転可能に取付けられている。
次に、介助作業の一例を説明する。
まず、第2図のベツドに横たわっている身体の不自由な
人Mを、第4図の介助吊具17の座部材44にのせる。人M
を座部材44にのせるときは、座部材44を吊下げたままで
のせる。
あるいは一度第7図の吊ベルト63の挿入具67を第5図の
保持具56からはずして座部材44を第2図のベッド5の上
に置く。そして、この座部材44の上に人Mをのせたあ
と、再び挿入具67を保持具56にはめこめばよい。
いずれにしても両吊部材46,46に間隔があるので、人M
を座部材44にのせるのが容易である。また、介助吊具17
を吊下げてもなお隣接の吊部材46,46には間隔があるの
で、人Mを圧迫したり押し付けたりすることはない。そ
して固定ベルト50で人Mの腰のあたりを固定する。
人M又は介助人が第3図のスイッチ48のボタンを押して
昇降モータ34により介助吊具17を所望の高さまで上げ
る。
次に、第3図のスイッチ48の別のボタンを押して介助吊
具17を第1図と第2図のベッド5の位置からレール8に
沿ってトイレ室3の便器6まで進ませる。この場合、進
路変更装置70の接続レール72は、たとえば第10図に示す
ようにレール8,9につながっている。そして、第3図の
スイッチ48の別のボタンを押して介助吊具17を便器6ま
で下げる。つまり座部材44は便座として機能するので、
そのまま排便・排尿ができるのである。
次に、第3図のスイッチ48のボタンを押して第1図と第
2図の便器6から介助吊具17を上げる。そして介助吊具
17をレール8,9に沿って便器6から浴槽7まで進ませ
る。同様に介助吊具17を下げて人Mを介助吊具17からお
ろして入浴させる。このとき、隣接する両吊部材46,46
に間隔が十分あるので、人Mを座部材44からおろすのが
容易である。そのあとは再び介助吊具17にのせて介助吊
具17を所定高さに上げてレール9、接続レール72(第10
図)およびレール8に沿って進ませてベッド5に人Mを
もどす。
ところで、たとえば第1図においてベッド室2、トイレ
室3あるいは浴室4からレール10を使って別の室(たと
えば台所)へ移動したいときは、たとえば第10図の進路
変更装置70を作動させて接続レール72をレール9からレ
ール10につなぐ。これにより、第1図の介助吊具17の進
路を変更して行うことができる。
このように介助装置15をレール8,9,10に沿って移動させ
た場合、第18図のケーブル126は張りながらケーブル設
定装置12のリール125から引出されたりあるいはリール1
25に巻取られたりする。このときケーブル126は、たと
えば第18図の支持手段150のパイプ146により建屋の部材
から離れている。このため、ケーブル126が建屋の部材
の面や角ですれたり傷がついたりすることがない。
ところで、レールは、ベッド室、トイレ室、浴室、台所
の他の室にも設定することはできる。
進路変更の角度は90゜に限らない。
また、進路変更装置は、3つのレール8,9,10のみでな
く、たとえば互いに対向した4つ以上のレール端の間に
設けるなど種々変更ができる。
さらに、レールは断面I形ビームに限らない。介助吊具
の支持体は4角形に限らない。
さらに、第10図において、レール10におけるストッパの
取付を工夫することにより、下部盤75を反時計回りに回
して接続レール72の他端(レール8に対応している)を
レール10に接続することもできる。この場合、リミット
スイッチ87がドグ84に接すると、モータは止まり、接続
レール72の他端は確実にレール10に接続される。
発明の効果 以上説明したことから明らかなように、この発明によれ
ば、建屋の室の配置に合わせてレールを分岐しても、介
助吊具を所望のレールに向けて容易に進めることができ
る。したがって身体の不自由な人の行動の自由度が高ま
り、介助吊具をより有効に活用できる。
たとえば、3つ以上の多数の室の間を走行する場合に、
各室の配置に合せて走行方向を変えることができるの
で、所望の室の間を最短の進路で効率良く移動すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、建屋に設けられた本発明の好適な実施例によ
る介助装置を示す平面図、第2図は、第1図に示す介助
装置の正面図、第3図は、介助装置を示す正面図、第4
図は、その介助装置を示す側面図、第5図は、介助装置
の支持体を示す正面図、第6図は、その支持体の平面
図、第7図は、座部材および吊部材を示す平面図、第8
図は、座部材と吊部材を示す側面図、第9図は、進路変
更装置および各レールを示す平面図、第10図は、進路変
更装置を示す拡大図、第11図は、進路変更装置を示す断
面図、第12図は、進路変更装置の上部盤を示す平面図、
第13図は、下部盤および各レールを示す平面図、第14図
ないし第16図は、各レールのストッパを示す図、第17図
は、リミットスイッチなどを示す接続図、第18図は、ケ
ーブル設定装置を示す正面図、第19図は、ケーブル設定
装置の側面図、第20図ないし第22図は、ケーブル設定装
置の支持手段を示す図である。 1…建屋 2…ベッド室 3…トイレ室 4…浴室 5…ベッド 6…便器 7…浴槽 8,9,10…レール 12…ケーブル設定装置 13…電源 14…横部材 15…介助装置 16…駆動装置 17…介助吊具 18…天井仕上面 19…溝 20…ロープ 31…車輪装置 33…走行モータ 34…昇降モータ 42…フック 43…シャックル 44…座部材 45…支持体 46…吊部材 50…固定ベルト 55…支持パイプ 56…保持具 58…押ボタン 61…止め具 62…ゴムクッション 63…吊ベルト 67…挿入具 70…進路変更装置 71…回転手段 72…接続レール 73…モータ 74…上部盤 75…下部盤 79…横部材 80,81…ギヤ 100,106…ストッパ 121…横部材 122…カバー 123…軸 124…平スプリング 125…リール 126…ケーブル 130…柱 131…支持棒材 132,133…パイプ 150,160,170,180…支持手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くともベツド室とトイレ室と浴室にわた
    り建屋(1)に固定されたレール(8、9、10)と、 レール(8、9、10)に沿って走行可能に支持される走
    行手段(31、33)と、 走行手段(31、33)に取付けられる駆動装置(16)と、 駆動装置(16)により昇降をすることができるようにし
    た、人をのせるための介助吊具(17)と、 3本以上のレール(8、9、10)が接続される場所に設
    けられていて、それらのレール(8、9、10)に沿って
    走行してきた走行手段(31、33)をこれらのレール
    (8、9、10)とは別の接続レール(72)に移して、そ
    の接続レール(72)、走行手段(31,33)、駆動装置(1
    6)及び介助吊具(17)と一緒にそれらの走行方向を変
    えるために設けられた進路変更装置(70)と を備えた天井走行式の介助装置。
JP62145271A 1987-06-12 1987-06-12 天井走行式の介助装置 Expired - Lifetime JPH074402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62145271A JPH074402B2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 天井走行式の介助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62145271A JPH074402B2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 天井走行式の介助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63310475A JPS63310475A (ja) 1988-12-19
JPH074402B2 true JPH074402B2 (ja) 1995-01-25

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