JPH11319004A - 介護装置 - Google Patents
介護装置Info
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- JPH11319004A JPH11319004A JP10228740A JP22874098A JPH11319004A JP H11319004 A JPH11319004 A JP H11319004A JP 10228740 A JP10228740 A JP 10228740A JP 22874098 A JP22874098 A JP 22874098A JP H11319004 A JPH11319004 A JP H11319004A
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- JP
- Japan
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- frame
- bathtub
- guide rail
- bed
- bed body
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベッド上の病人をベッド上に浮上させて移動
させながら浴槽へ案内可能にし、この作業を迅速かつ容
易に実施可能にする。 【解決手段】 ベッド本体10又は浴槽12を囲んで柱
部1aと天部1bとからなるフレーム1を起立させ、フ
レーム1の天部1bにこのフレーム1の全長より長いガ
イドレール2を設け、このガイドレール2に昇降装置3
を走行自在に支持し、この昇降装置3によって昇降され
る索条7に、人の体を支持するネット11を吊持するた
めの吊具9が取り付ける。
させながら浴槽へ案内可能にし、この作業を迅速かつ容
易に実施可能にする。 【解決手段】 ベッド本体10又は浴槽12を囲んで柱
部1aと天部1bとからなるフレーム1を起立させ、フ
レーム1の天部1bにこのフレーム1の全長より長いガ
イドレール2を設け、このガイドレール2に昇降装置3
を走行自在に支持し、この昇降装置3によって昇降され
る索条7に、人の体を支持するネット11を吊持するた
めの吊具9が取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病室のベッドに
寝たきりの病人などが、その病室のベッド付近で、おむ
つ,下着の交換のほか、入浴などの介護を受けるのに利
用する介助装置に関する。
寝たきりの病人などが、その病室のベッド付近で、おむ
つ,下着の交換のほか、入浴などの介護を受けるのに利
用する介助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病人などが寝返りを自分で行えず長期に
亘って病床に寝ていると、身体の病床に当っている部分
が体重の圧迫によってすれ、赤く腫れてただれ、痛みを
伴う床ずれを生じることとなる。
亘って病床に寝ていると、身体の病床に当っている部分
が体重の圧迫によってすれ、赤く腫れてただれ、痛みを
伴う床ずれを生じることとなる。
【0003】このような床ずれは、常時身体の同一部位
が圧迫されて空気に触れないため酸素の供給が止まり、
血の循環が悪化することにより生じ、遂にはその部位が
腐るなどしておできとなる場合がある。
が圧迫されて空気に触れないため酸素の供給が止まり、
血の循環が悪化することにより生じ、遂にはその部位が
腐るなどしておできとなる場合がある。
【0004】従って、このような床ずれを軽減するため
に、これまでは、通常、介護者が床上で病人の体を押し
たり、抱え上げたりして寝返りをうたせるようにしてい
る。
に、これまでは、通常、介護者が床上で病人の体を押し
たり、抱え上げたりして寝返りをうたせるようにしてい
る。
【0005】また、このように自ら床上で寝返りをうて
ない病人に対して、定期的に肌着の交換を行ったり、入
浴させたり、食事をとらせたり、マッサージを行った
り、おむつの交換を行う必要があり、安全を期すため
に、これらの各介護作業が2人以上の介護人によってな
されることが多い。
ない病人に対して、定期的に肌着の交換を行ったり、入
浴させたり、食事をとらせたり、マッサージを行った
り、おむつの交換を行う必要があり、安全を期すため
に、これらの各介護作業が2人以上の介護人によってな
されることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の床ずれ防止のための介護には、安全を期すために
複数の介護人の手を煩わせなければならず、しかも介護
人にとって極めて重労働の作業となるという課題があっ
た。
従来の床ずれ防止のための介護には、安全を期すために
複数の介護人の手を煩わせなければならず、しかも介護
人にとって極めて重労働の作業となるという課題があっ
た。
【0007】特に、病人を入浴させる場合には、複数の
介護人が病人を床から持ち上げ、車椅子や移動式ベッド
に載せて浴室まで移動させなければならず、その介護作
業の繁雑化および介護能率の悪化が避けられないという
課題があった。
介護人が病人を床から持ち上げ、車椅子や移動式ベッド
に載せて浴室まで移動させなければならず、その介護作
業の繁雑化および介護能率の悪化が避けられないという
課題があった。
【0008】また、床と車椅子との間で病人を移し替え
るように介護するときの作業も、介護人にとって極めて
重労働であるほか、介護人の手が不足することもあっ
て、結果的に病人の入浴回数が必然的に少なくなるとい
う課題があった。
るように介護するときの作業も、介護人にとって極めて
重労働であるほか、介護人の手が不足することもあっ
て、結果的に病人の入浴回数が必然的に少なくなるとい
う課題があった。
【0009】この発明は、上記のような従来の課題を解
決するものであり、ベッド上の病人をベッド上に浮上さ
せながら浴槽へ案内でき、あるいは車椅子で移動してき
た病人を車椅子から浮上させて移動させながら浴槽へ案
内でき、この作業を迅速かつ容易に実施できる介護装置
を提供することを目的とする。
決するものであり、ベッド上の病人をベッド上に浮上さ
せながら浴槽へ案内でき、あるいは車椅子で移動してき
た病人を車椅子から浮上させて移動させながら浴槽へ案
内でき、この作業を迅速かつ容易に実施できる介護装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の手段は、ベッド本体又は浴槽を囲んで柱部と天部
とからなるフレームを起立させ、フレームの天部にこの
フレームの全長より長いガイドレールを設け、このガイ
ドレールに昇降装置を走行自在に支持させ、この昇降装
置によって昇降される索条に、人の体を支持するネット
を吊持するための吊具を取り付けたものである。
発明の手段は、ベッド本体又は浴槽を囲んで柱部と天部
とからなるフレームを起立させ、フレームの天部にこの
フレームの全長より長いガイドレールを設け、このガイ
ドレールに昇降装置を走行自在に支持させ、この昇降装
置によって昇降される索条に、人の体を支持するネット
を吊持するための吊具を取り付けたものである。
【0011】この場合、フレームをこれによって囲まれ
た中にベッド本体および浴槽を移動自在に配置可能な形
状,サイズに構成するのが好ましい。
た中にベッド本体および浴槽を移動自在に配置可能な形
状,サイズに構成するのが好ましい。
【0012】同じく、ガイドレールをフレームの外で十
分に介助を受けることができる長さ分だけ、そのフレー
ムの外に突出させるのが好ましい。
分に介助を受けることができる長さ分だけ、そのフレー
ムの外に突出させるのが好ましい。
【0013】更に、フレームの下方にはベッド本体又は
浴槽を単独で配置してもよく、ベッド本体と浴槽とを重
ねて配置してもよい。
浴槽を単独で配置してもよく、ベッド本体と浴槽とを重
ねて配置してもよい。
【0014】この場合、浴槽は下部に高さ調整機構を備
えて高さ調整できるのようにするのが好ましい。
えて高さ調整できるのようにするのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明するが、図1は、この発明の介護装置の
全体を示す斜視図であり、同図において、1は、鋼棒な
どの鋼材を組み付けたものからなる堅牢構造のフレーム
であり、これが柱部1aと天部1bとを連続的に有する
ようにコ字状に形成した2つの枠部材を、複数の横杆1
cによって連結したものからなる。
図について説明するが、図1は、この発明の介護装置の
全体を示す斜視図であり、同図において、1は、鋼棒な
どの鋼材を組み付けたものからなる堅牢構造のフレーム
であり、これが柱部1aと天部1bとを連続的に有する
ようにコ字状に形成した2つの枠部材を、複数の横杆1
cによって連結したものからなる。
【0016】フレーム1は、後述するようにベッド本体
10や浴槽12を囲んで起立しているもので、病室の床
上に固定することが望ましいが、必要に応じ移動自在と
することも任意であり、この場合にも、上記の堅牢構造
は保証されるべきである。
10や浴槽12を囲んで起立しているもので、病室の床
上に固定することが望ましいが、必要に応じ移動自在と
することも任意であり、この場合にも、上記の堅牢構造
は保証されるべきである。
【0017】また、上記の各天部1b間に連結された横
杆1cの下面側には、図示するように、2本のガイドレ
ール2がその各横杆1cに直交する方向に一体に固定さ
れているが、この固定は溶接によるほか、ボルト,ナッ
トなどの締結手段を用いてなされる。
杆1cの下面側には、図示するように、2本のガイドレ
ール2がその各横杆1cに直交する方向に一体に固定さ
れているが、この固定は溶接によるほか、ボルト,ナッ
トなどの締結手段を用いてなされる。
【0018】上記のガイドレール2は、フレーム1の全
長をカバーするとともに、さらに、このフレーム1の外
方へ設定長分だけ突出しているもので、この設定長は、
フレーム1の外で病人が介助や介護を受けられる長さ、
例えば介護人が、病人の車椅子への乗り降りの介助を行
うのに必要な十分な長さとされる。
長をカバーするとともに、さらに、このフレーム1の外
方へ設定長分だけ突出しているもので、この設定長は、
フレーム1の外で病人が介助や介護を受けられる長さ、
例えば介護人が、病人の車椅子への乗り降りの介助を行
うのに必要な十分な長さとされる。
【0019】また、ガイドレール2には、2台の昇降装
置3が駆動ロール4を介して走行自在に支持されている
が、これらの昇降装置3は、内部に上記の駆動ロール4
を駆動するモータ(図示しない)のほかに、ウインチや
チェーンブロックなどの昇降機5が設けられている。
置3が駆動ロール4を介して走行自在に支持されている
が、これらの昇降装置3は、内部に上記の駆動ロール4
を駆動するモータ(図示しない)のほかに、ウインチや
チェーンブロックなどの昇降機5が設けられている。
【0020】さらに、各昇降装置3には、上記のモータ
や昇降機5を、これらを外部操作によって、所定の速度
および回転量だけ駆動する駆動制御回路装置が設けられ
ている。なお、6は、上記の外部操作が行われるスイッ
チ操作部であり、これがフレーム1の柱部1aの適当な
高さ位置に取り付けられている。
や昇降機5を、これらを外部操作によって、所定の速度
および回転量だけ駆動する駆動制御回路装置が設けられ
ている。なお、6は、上記の外部操作が行われるスイッ
チ操作部であり、これがフレーム1の柱部1aの適当な
高さ位置に取り付けられている。
【0021】上記各昇降装置3の昇降機5は、索条とし
ての昇降チェーン7を巻き上げ,巻き戻し可能に吊り下
げており、その昇降チェーン7の下端には、フック8が
取り付けられている。
ての昇降チェーン7を巻き上げ,巻き戻し可能に吊り下
げており、その昇降チェーン7の下端には、フック8が
取り付けられている。
【0022】そして、これらのフック8には、吊りチェ
ーン8A上端のリング8aが係止され、この吊りチェー
ン8A下端に、両端に例えばU字状をなす吊持部9aを
持った吊具9のリング部9bが保持されている。なお、
このリング部9bは、フック8に対して、任意に着脱自
在なサイズおよび形状とされている。
ーン8A上端のリング8aが係止され、この吊りチェー
ン8A下端に、両端に例えばU字状をなす吊持部9aを
持った吊具9のリング部9bが保持されている。なお、
このリング部9bは、フック8に対して、任意に着脱自
在なサイズおよび形状とされている。
【0023】また、上記のフレーム1は、これによって
囲まれた中へベッド本体10や後述の浴槽を自由に出し
入れできる長さ,高さおよび幅を有し、このため、この
ベッド本体10の脚部10aには、このベッド本体10
をフロアー上に移動可能にするロール10bが取り付け
られている。
囲まれた中へベッド本体10や後述の浴槽を自由に出し
入れできる長さ,高さおよび幅を有し、このため、この
ベッド本体10の脚部10aには、このベッド本体10
をフロアー上に移動可能にするロール10bが取り付け
られている。
【0024】なお、11は、ベッド本体10上の病人を
介護するときに、そのベッド本体10上に敷かれるハン
モック状のネットで、このネット11の4隅には、上記
の吊具9両端の吊持部9aに引っ掛けることができるリ
ング部11aが設けられている。なお、このネット11
は柔軟性かつ強靭性の高いロープなどを用いて編成され
ている。
介護するときに、そのベッド本体10上に敷かれるハン
モック状のネットで、このネット11の4隅には、上記
の吊具9両端の吊持部9aに引っ掛けることができるリ
ング部11aが設けられている。なお、このネット11
は柔軟性かつ強靭性の高いロープなどを用いて編成され
ている。
【0025】次に、かかる構成になる介護装置の動作お
よび使用方法について具体的に説明すると、まず、病人
を入浴させる場合には、フレーム1中にあって、ベッド
本体10上の病人を一時的に寝返りさせたり、抱き上げ
たりして、病人の身体の下に、図1に示すように、ネッ
ト11を敷く。
よび使用方法について具体的に説明すると、まず、病人
を入浴させる場合には、フレーム1中にあって、ベッド
本体10上の病人を一時的に寝返りさせたり、抱き上げ
たりして、病人の身体の下に、図1に示すように、ネッ
ト11を敷く。
【0026】続いて、介護人は、スイッチ操作部6をス
イッチ操作することにより、図示しない各一のモータを
駆動させて、2つの昇降装置3をガイドレール2に沿っ
て病人が横になっている位置へ移動させ、続く別のスイ
ッチ操作により、各昇降機5を駆動させて、昇降チェー
ン7を降下させる。
イッチ操作することにより、図示しない各一のモータを
駆動させて、2つの昇降装置3をガイドレール2に沿っ
て病人が横になっている位置へ移動させ、続く別のスイ
ッチ操作により、各昇降機5を駆動させて、昇降チェー
ン7を降下させる。
【0027】こうして、各昇降チェーン7を所定高さま
で降下させたとき、これらの昇降チェーン7端のフック
8に、吊具9を吊る吊りチェーン8Aの上端のリング8
aを引っ掛けて、その昇降チェーン7に吊具9を吊り下
げるようにする。さらに、その吊具9の両端に設けられ
た吊持部9aにネット11のリング部11aを引っ掛け
る。
で降下させたとき、これらの昇降チェーン7端のフック
8に、吊具9を吊る吊りチェーン8Aの上端のリング8
aを引っ掛けて、その昇降チェーン7に吊具9を吊り下
げるようにする。さらに、その吊具9の両端に設けられ
た吊持部9aにネット11のリング部11aを引っ掛け
る。
【0028】次に、介護人は、上記のスイッチ操作部6
のさらに別のスイッチ操作を行う。これにより、昇降機
5が駆動され、昇降チェーン7が所定高さまで引き上げ
られる。このため、病人を乗せたネット11が上昇し
て、ベッド本体10の上方へ浮上する。
のさらに別のスイッチ操作を行う。これにより、昇降機
5が駆動され、昇降チェーン7が所定高さまで引き上げ
られる。このため、病人を乗せたネット11が上昇し
て、ベッド本体10の上方へ浮上する。
【0029】そこで、介護人はさらに別のスイッチ操作
を行うと、今度は、各昇降装置3が有するモータの駆動
によって駆動ロール4がガイドレール2上を走行する。
すなわち、各昇降装置3は、図2に示すように、矢印P
方向に移動し、フレーム1の一側からフレーム1の外部
へ出て、そのガイドレール2端付近の所定位置で自動停
止する。
を行うと、今度は、各昇降装置3が有するモータの駆動
によって駆動ロール4がガイドレール2上を走行する。
すなわち、各昇降装置3は、図2に示すように、矢印P
方向に移動し、フレーム1の一側からフレーム1の外部
へ出て、そのガイドレール2端付近の所定位置で自動停
止する。
【0030】次に、介護人は、フレーム1によって囲ま
れた中にあるベッド本体10を、フレーム1の外へ移動
し、これに代えて、適温の温湯を収容した浴槽12を、
そのフレーム1内へ移動させる。この浴槽12も下部に
ロール12aを有し、病室のフロアー上を自由に転動す
るようにされている。
れた中にあるベッド本体10を、フレーム1の外へ移動
し、これに代えて、適温の温湯を収容した浴槽12を、
そのフレーム1内へ移動させる。この浴槽12も下部に
ロール12aを有し、病室のフロアー上を自由に転動す
るようにされている。
【0031】ここで、介護人は、スイッチ操作部6の上
記とは逆モードのスイッチ操作によって、図3に示すよ
うに、各昇降装置3を矢印Q方向に移動させて、浴槽1
2上部に位置させた後、昇降チェーン7を介して吊り下
げたネット11上の病人を、適当な姿勢にて、このネッ
ト11とともに、浴槽12の温湯の中に静かに浸漬す
る。
記とは逆モードのスイッチ操作によって、図3に示すよ
うに、各昇降装置3を矢印Q方向に移動させて、浴槽1
2上部に位置させた後、昇降チェーン7を介して吊り下
げたネット11上の病人を、適当な姿勢にて、このネッ
ト11とともに、浴槽12の温湯の中に静かに浸漬す
る。
【0032】こうして、浴槽12内では、ネット11上
に病人を乗せたまま、またはネット11を外して、体の
洗浄を行った後、スイッチ操作によって、再び病人が乗
ったネット11を、昇降チェーン7により吊り下げ、浴
槽12の上方へ浮上させる。さらに、昇降装置をガイド
レール2に沿ってフレーム1の外の、図3に示す位置ま
で移動させる。そして、ここで病人の体を拭いて乾燥さ
せる。
に病人を乗せたまま、またはネット11を外して、体の
洗浄を行った後、スイッチ操作によって、再び病人が乗
ったネット11を、昇降チェーン7により吊り下げ、浴
槽12の上方へ浮上させる。さらに、昇降装置をガイド
レール2に沿ってフレーム1の外の、図3に示す位置ま
で移動させる。そして、ここで病人の体を拭いて乾燥さ
せる。
【0033】続いて、介護人は、フレーム1内の浴槽1
2をフレーム1の外へ移動させ、再びこのフレーム1内
にベッド本体10を図1に示すように移動させて、停止
し、体が拭かれた病人を乗せたネット11を、そのベッ
ド本体10上に案内して、各昇降装置3の昇降チェーン
7を降ろさせる。
2をフレーム1の外へ移動させ、再びこのフレーム1内
にベッド本体10を図1に示すように移動させて、停止
し、体が拭かれた病人を乗せたネット11を、そのベッ
ド本体10上に案内して、各昇降装置3の昇降チェーン
7を降ろさせる。
【0034】こりにより、病人は再びベッド本体10上
に横に寝かすことができる。また、このあとは、必要に
応じ、寝返りや持ち上げによって、ベッド本体10上の
ネット11を取り除くことができる。この後、必要に応
じ着衣が行われる。
に横に寝かすことができる。また、このあとは、必要に
応じ、寝返りや持ち上げによって、ベッド本体10上の
ネット11を取り除くことができる。この後、必要に応
じ着衣が行われる。
【0035】なお、上記形態においてはフレーム1内へ
ベッド本体10と浴槽12とを交互に入れ替える場合に
ついて述べたが、フレーム1の外へ突出するガイドレー
ル2の下部に浴槽12を設置しておくことによっても、
フレーム1内のベッド本体10およびその浴槽12のそ
れぞれへ病人を移動させて、入浴や着せ替えベッドシー
ツの交換などを機能的に実施できる。
ベッド本体10と浴槽12とを交互に入れ替える場合に
ついて述べたが、フレーム1の外へ突出するガイドレー
ル2の下部に浴槽12を設置しておくことによっても、
フレーム1内のベッド本体10およびその浴槽12のそ
れぞれへ病人を移動させて、入浴や着せ替えベッドシー
ツの交換などを機能的に実施できる。
【0036】また、図4に示すように、フレーム1内に
浴槽12を設置しておくことによって、フレーム1の外
に突出するガイドレール2端付近に来た車椅子13上の
病人を、介護人の簡単な介護作業によって入浴させるこ
とができる。
浴槽12を設置しておくことによって、フレーム1の外
に突出するガイドレール2端付近に来た車椅子13上の
病人を、介護人の簡単な介護作業によって入浴させるこ
とができる。
【0037】この場合には、スイッチ操作部6における
スイッチ操作によって、昇降装置3をフレーム1の外に
突出するガイドレール2端付近に移動させ、予め車椅子
13上に病人が乗るように敷いたネット11を、上記昇
降装置3の昇降チェーン7によって、上記の吊具9を上
記のように用いて吊り上げる。
スイッチ操作によって、昇降装置3をフレーム1の外に
突出するガイドレール2端付近に移動させ、予め車椅子
13上に病人が乗るように敷いたネット11を、上記昇
降装置3の昇降チェーン7によって、上記の吊具9を上
記のように用いて吊り上げる。
【0038】そして、続くスイッチ操作部6の他のスイ
ッチ操作により、昇降装置3を浴槽12上へ移動させ、
再び昇降チェーン7を吊り降ろすことにより、上記車椅
子13で来た病人を、フレーム1内の浴槽12内の温湯
に容易,迅速に浸漬でき、体の洗浄を行える。
ッチ操作により、昇降装置3を浴槽12上へ移動させ、
再び昇降チェーン7を吊り降ろすことにより、上記車椅
子13で来た病人を、フレーム1内の浴槽12内の温湯
に容易,迅速に浸漬でき、体の洗浄を行える。
【0039】また、このような体の洗浄後は、再び昇降
チェーン7を吊り上げ、体をタオルで拭いて乾燥させた
後は、昇降装置3をガイドレール2に沿ってフレーム1
外へ移動させる。
チェーン7を吊り上げ、体をタオルで拭いて乾燥させた
後は、昇降装置3をガイドレール2に沿ってフレーム1
外へ移動させる。
【0040】そして、このフレーム1外でネット11に
乗ったまま、病人を車椅子13上に乗せ、必要に応じネ
ット11を取り外した後、病人を別の病室へ押しながら
移動させることができる。
乗ったまま、病人を車椅子13上に乗せ、必要に応じネ
ット11を取り外した後、病人を別の病室へ押しながら
移動させることができる。
【0041】このように、フレーム1に、これの内外へ
延びるガイドレール2を設け、このガイドレール2に沿
って、病人を乗せるネット11を、昇降自在に吊持する
昇降装置3を移動させることで、病人をベッド本体上で
寝返りをうたせたり、おむつや下着の交換を行ったりす
ること以外に、入浴のための介護を病人の短距離の移動
によって、極めて容易かつ迅速に行うことができる。ま
た、この入浴の介護はベッド上や車椅子上のいずれから
容易に行える。
延びるガイドレール2を設け、このガイドレール2に沿
って、病人を乗せるネット11を、昇降自在に吊持する
昇降装置3を移動させることで、病人をベッド本体上で
寝返りをうたせたり、おむつや下着の交換を行ったりす
ること以外に、入浴のための介護を病人の短距離の移動
によって、極めて容易かつ迅速に行うことができる。ま
た、この入浴の介護はベッド上や車椅子上のいずれから
容易に行える。
【0042】図5,図6は、本発明の他の実施の形態を
示すものであるが、これは、あらかじめ浴槽12上にベ
ッド本体10を配置しておき、浴槽22は下部にブーツ
23と、ブーツ23で被覆されたリフター,シリンダ,
モータ等からなる昇降具26からなる高さ調整機構24
を設けたものである。
示すものであるが、これは、あらかじめ浴槽12上にベ
ッド本体10を配置しておき、浴槽22は下部にブーツ
23と、ブーツ23で被覆されたリフター,シリンダ,
モータ等からなる昇降具26からなる高さ調整機構24
を設けたものである。
【0043】ベッド本体10は、浴槽22上に置かれて
手動で浴槽22から他の位置に移動してもよく、図6に
示すように、ガススプリング25で起伏させるようにし
てもよい。
手動で浴槽22から他の位置に移動してもよく、図6に
示すように、ガススプリング25で起伏させるようにし
てもよい。
【0044】通常は、浴槽22上のベッド本体10に病
人,身体障害者が寝ているが、この被看護者を入浴させ
る場合には、この被看護者をガイドレール2に沿ってネ
ット11で移動しておき、次いでベッド本体10を撤去
したり、ガススプリング25で図6のように邪魔になら
ない位置に起立させ、この状態で再びガイドレール2に
沿って被看護者を浴槽22方向に移動して入浴させる。
人,身体障害者が寝ているが、この被看護者を入浴させ
る場合には、この被看護者をガイドレール2に沿ってネ
ット11で移動しておき、次いでベッド本体10を撤去
したり、ガススプリング25で図6のように邪魔になら
ない位置に起立させ、この状態で再びガイドレール2に
沿って被看護者を浴槽22方向に移動して入浴させる。
【0045】浴槽12は、下部の高さ調整機構24を介
して、矢印Aで示すように、任意の高さに設定でき、看
護者の身長に合せたり、入浴作業を行い易い姿勢の高さ
に調整できる。その他の構造,作用,効果は、図1乃至
図4の実施の形態と同じである。
して、矢印Aで示すように、任意の高さに設定でき、看
護者の身長に合せたり、入浴作業を行い易い姿勢の高さ
に調整できる。その他の構造,作用,効果は、図1乃至
図4の実施の形態と同じである。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、フレームの天部にこのフレームの全長より長いガイ
ドレールを設け、このガイドレールに昇降装置を走行自
在に支持し、この昇降装置よって昇降される索条に、人
の体を支持するネットを吊持するための吊具を取り付け
るように構成したので、ベッド上の病人をベッド上に浮
上させて移動させながら浴槽へ案内でき、あるいは車椅
子で移動してきた病人を車椅子から浮上させて移動させ
ながら浴槽へ案内でき、この作業を迅速かつ容易に実施
できるという効果が得られる。
ば、フレームの天部にこのフレームの全長より長いガイ
ドレールを設け、このガイドレールに昇降装置を走行自
在に支持し、この昇降装置よって昇降される索条に、人
の体を支持するネットを吊持するための吊具を取り付け
るように構成したので、ベッド上の病人をベッド上に浮
上させて移動させながら浴槽へ案内でき、あるいは車椅
子で移動してきた病人を車椅子から浮上させて移動させ
ながら浴槽へ案内でき、この作業を迅速かつ容易に実施
できるという効果が得られる。
【0047】また、請求項2の発明によれば、フレーム
をこれによって囲まれた中にベッド本体および浴槽を移
動自在に配置可能な形状,サイズに構成したので、フレ
ーム内を寝室や仮りの浴室として簡単に利用でき、病人
を長い廊下に移動させずにフレーム内で簡単に入浴でき
るという効果が得られる。
をこれによって囲まれた中にベッド本体および浴槽を移
動自在に配置可能な形状,サイズに構成したので、フレ
ーム内を寝室や仮りの浴室として簡単に利用でき、病人
を長い廊下に移動させずにフレーム内で簡単に入浴でき
るという効果が得られる。
【0048】また、請求項3の発明によれば、ガイドレ
ールをフレームの外で十分に介助を受けることができる
長さ分、そのフレームの外に突出させるように構成した
ので、フレーム内に移動されるベッド本体や浴槽の利用
形態に合わせて、準備たる待機や、脱衣、着衣、体拭き
を迅速,容易に行えるようにできるとともに、入浴等を
目的とする、フレーム外からの車椅子によるフレーム内
へのアプローチが極めて容易になるという効果が得られ
る。
ールをフレームの外で十分に介助を受けることができる
長さ分、そのフレームの外に突出させるように構成した
ので、フレーム内に移動されるベッド本体や浴槽の利用
形態に合わせて、準備たる待機や、脱衣、着衣、体拭き
を迅速,容易に行えるようにできるとともに、入浴等を
目的とする、フレーム外からの車椅子によるフレーム内
へのアプローチが極めて容易になるという効果が得られ
る。
【0049】また、請求項4の発明によれば、浴槽の高
さを高さ調整機構を介して高さ調整できるので看護者の
身長や作業姿勢に合せて高さを任意にその都度設定で
き、作業能力の向上が図れる。
さを高さ調整機構を介して高さ調整できるので看護者の
身長や作業姿勢に合せて高さを任意にその都度設定で
き、作業能力の向上が図れる。
【図1】この発明の実施の一形態による介護装置を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1におけるネットの移動状況を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1におけるネットの浴槽への移動状況を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1におけるネットの浴槽への他の移動状況を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係り、浴槽を高くし
て設定した状態の介護装置を示す斜視図である。
て設定した状態の介護装置を示す斜視図である。
【図6】図5の浴槽を下降させ、被看護者を移動させた
状態を示す介護装置の斜視図である。
状態を示す介護装置の斜視図である。
1 フレーム 1a 柱部 1b 天部 2 ガイドレール 3 昇降装置 6 スイッチ操作部 7 索条たる昇降チェーン 9 吊具 10 ベッド本体 11 ネット 12,22 浴槽 13 車椅子 23 ブーツ 24 高さ調整機構
Claims (4)
- 【請求項1】 ベッド本体又は浴槽を囲んで柱部と天部
とからなるフレームを起立させ、フレームの天部にこの
フレームの全長より長いガイドレールが設けられ、この
ガイドレールに昇降装置が走行自在に支持され、この昇
降装置によって昇降される索条に人の体を支持するネッ
トを吊持するための吊具が取り付けられていることを特
徴とする介護装置。 - 【請求項2】 フレームがこれによって囲まれた中にベ
ッド本体および浴槽を移動自在に配置可能な形状,サイ
ズに構成されていることを特徴とする請求項1の介護装
置。 - 【請求項3】 ガイドレールがフレームの外で十分に介
助を受けることができる長さ分、そのフレームの外に突
出していることを特徴とする請求項1の介護装置。 - 【請求項4】 浴槽上にベッド本体を配置し、浴槽の下
部に当該浴槽の高さを調整する高さ調整機構が設けられ
ている請求項1の介護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228740A JPH11319004A (ja) | 1998-03-12 | 1998-08-13 | 介護装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-80220 | 1998-03-12 | ||
JP8022098 | 1998-03-12 | ||
JP10228740A JPH11319004A (ja) | 1998-03-12 | 1998-08-13 | 介護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11319004A true JPH11319004A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=26421267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10228740A Pending JPH11319004A (ja) | 1998-03-12 | 1998-08-13 | 介護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11319004A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017104281A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 介護用リフト装置 |
CN108670643A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-10-19 | 屈晓娜 | 一种瘫痪病人辅助护理装置 |
CN109009982A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-18 | 中国人民解放军总医院第附属医院 | 大面积烧伤患者浸浴用装置 |
CN109172335A (zh) * | 2018-08-02 | 2019-01-11 | 中国人民解放军总医院第附属医院 | 大面积烧伤患者浸浴室 |
-
1998
- 1998-08-13 JP JP10228740A patent/JPH11319004A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017104281A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 介護用リフト装置 |
CN108670643A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-10-19 | 屈晓娜 | 一种瘫痪病人辅助护理装置 |
CN109009982A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-18 | 中国人民解放军总医院第附属医院 | 大面积烧伤患者浸浴用装置 |
CN109172335A (zh) * | 2018-08-02 | 2019-01-11 | 中国人民解放军总医院第附属医院 | 大面积烧伤患者浸浴室 |
CN109009982B (zh) * | 2018-08-02 | 2024-05-28 | 中国人民解放军总医院第一附属医院 | 大面积烧伤患者浸浴用装置 |
CN109172335B (zh) * | 2018-08-02 | 2024-06-04 | 中国人民解放军总医院第一附属医院 | 大面积烧伤患者浸浴室 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |