JP2000296156A - 家庭用の介護リフト - Google Patents

家庭用の介護リフト

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JP2000296156A
JP2000296156A JP11145371A JP14537199A JP2000296156A JP 2000296156 A JP2000296156 A JP 2000296156A JP 11145371 A JP11145371 A JP 11145371A JP 14537199 A JP14537199 A JP 14537199A JP 2000296156 A JP2000296156 A JP 2000296156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体不自由者に恐怖感を与えることなく、簡
単な操作によって車椅子からの入浴、あるいはベッドと
車椅子間の移乗を行うことができる家庭用介護リフトを
提供する。 【解決手段】 介護リフトを、室内に固定されるベース
に回動可能に立設された垂直支柱1と、基部が垂直支柱
1の側面にそって昇降可能に取り付けられその長さを伸
縮できる水平アーム2と、水平アーム2の先端に揺動自
在に連結され下端部に入浴用椅子や身体不自由者の搬送
用具の吊り下げ手段を備えた吊り下げアーム3とによっ
て構成し、入浴用椅子や搬送用具の上に着座している身
体不自由者を入浴用椅子や搬送用具と共に吊り下げアー
ム3で吊り下げ、水平アーム2の昇降操作および水平ア
ーム2の伸縮操作並びに垂直支柱1の回動操作によっ
て、身体不自由者を所望の位置に移送できるようになし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造および操作が
簡単な家庭用として好適な介護リフトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化にともなって介護を必要と
する身体の不自由な老人が増加し、これらの老人や身体
障害者(以下、単に身体不自由者という)のために各種
の介護用品が提供されているが、介護者にとって殊に重
労働をともなうのは身体不自由者の入浴やベッドからの
車椅子への移動である。そのため、例えば、入浴時の労
力を緩和軽減すべく種々な提案がなされ、バスリフト呼
ばれている入浴介護装置が開発されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが既に提供され
ている入浴介護装置は、主として病院や集団住居ホーム
の浴室を対象として設計された電気エネルギーや油圧手
段を利用した自動タイプの大型構造である。かかる自動
式の入浴介護装置は、介護者の労力を大幅に軽減するこ
とができ、しかも能率よく身体不自由者の入浴サービス
ができるという利点を有しているが、設備コストが嵩
み、大型構造であることから一般家庭には適用できず、
また一般家庭用として小型化できたとしても自動方式の
採用は装置の価格や設備の増大を招き、週2、3回の入
浴に用いるためのものとしては著しくコスト高となると
いう不都合を有している。
【0004】本発明は、上記した不都合を改善すること
を目的としてなされたものであって、従来の装置に比べ
て設備費が著しく低廉であり、介護者のハンドル操作ま
たはリモコンの操作により身体不自由者の吊り下げ搬送
を達成することができ、ベット側にも立設して使用でき
る家庭用の介護リフトを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、介護リフト
を、室内に固定されるベースに立設された垂直支柱と、
基部が垂直支柱の側面に取り付けられて垂直支柱に沿っ
て上下動可能な水平アームと、上部が水平アームの先端
部に連結され下端部に入浴用椅子や搬送用具を着脱可能
に連結する手段を備えた吊り下げアームとによって構成
し、この吊り下げアームを手動、例えば、ハンドル操作
により上下動および旋回動ができるようになすことによ
って上記課題を解決した。
【0006】即ち、本発明の介護リフトは、室内に固定
されるベースに立設された垂直支柱と、基部が垂直支柱
の側面に取り付けられて垂直支柱に沿って上下動可能な
水平アームと、上部が水平アームの先端部に連結され下
端部に入浴用椅子や搬送用具を着脱可能に連結する手段
を備えた吊り下げアームとからなり、上記垂直支柱は上
記ベースに対して回動可能に取り付けられて上記水平ア
ームを上下動させるための手段を備え、上記水平アーム
はその前半部の副アームが上記基部側の主アームに嵌合
されて伸縮可能に構成され、上記吊り下げアームはその
上端部が水平アームの先端部に自在継ぎ手でもって連結
されていることを特徴としているものである。
【0007】垂直支柱を室内に回動自在に立設する手段
としては、室内の床に固定されるプレート状のベース
に、例えば、支持円筒を立設固定し、この円筒内に中空
の垂直支柱を回動可能に嵌入するという手段を採用する
とよい。また水平アームをこの垂直支柱に沿って上下動
させるには、垂直支柱の一側面に縦長のスリットを設け
てこのスリットに水平アームの基部を嵌合させ、垂直支
柱内に上下方向に、例えば、チェーンを無端状に張設し
てこのチェーンに水平アームの基部を固定し、ハンドル
操作またはリモコンによるモータの正逆制御によってチ
ェーンを正または逆に回動させることによって行うとよ
い。さらに水平アームを伸縮構造となすには、水平アー
ムを、基部側の主アームと前側の副アームとによって構
成し、その副アームを主アーム内に出没可能に嵌合し、
ハンドル操作によって前端部が進退移動できるように構
成すればよい。さらにまた、吊り下げアームを水平アー
ムの前端部に回動可能に取り付けるには、その吊り下げ
アームの上端部と副アームの先端部とを自在継ぎ手でも
って連結するとよい。
【0008】吊り下げアームに入浴用椅子を吊り下げる
手段としては特に限定を要するものではないが、吊り下
げアームの下端部に水平方向に伸びるロッドを固定する
とともに入浴用椅子の背もたれ部の背面両側に下向きの
フックを設け、このフックに上記ロッドを嵌入して吊り
下げできるようになすとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
を示した図面に基づいて説明すると、図1は本発明の介
護リフトを浴室内に設置した全体斜視図であって、1は
垂直支柱、2は水平アーム、そして3は吊り下げアーム
である。
【0010】垂直支柱1は、本実施例においては断面正
方形のチャンネル材が用いられ、その下端部には内径が
垂直支柱1の対角線寸法と等しい円筒体1Aが被嵌固着
されていて、この下端の円筒体1Aが浴室の床に固定さ
れているプレート状のベース4の中心部に立設固定され
た支持円筒5内に嵌合することによって垂直支柱1が回
動自在に立設されている。6は垂直支柱1の上端部に被
嵌固着されたキャップである。このキャップ6は必ずし
も必要とするものではなく、垂直支柱1の補強用として
任意に使用されるものであって、中心部に軸7を備えた
支持円板8のその軸7をキャップ6の中心位置に嵌入
し、浴室の天井面に支持円板8を取り付けることによっ
て垂直支柱1の垂直姿勢をより安定して確保するための
ものである。
【0011】垂直支柱1の一側面には縦方向にスリット
9が設けられ、また空洞内には図2に示しているよう
に、スリット9と平行して上下のチェーンホイール1
0、11間に張設されたチェーン12が配設され、下部
のチェーンホイール11の軸13には昇降用ハンドル1
4の操作によって回動されるウォーム15と噛み合うウ
ォームホイール16が固定され、昇降用ハンドル14を
回転操作することによってチェーン12が巡回動できる
ようになっている。図1における17は垂直支柱1を回
動操作するためのハンドルロッドである。
【0012】上記水平アーム2は上記垂直支柱1のスリ
ット9を備えた面に取り付けられ、上記チェーン12の
正、逆回動操作によって垂直支柱1に沿って昇降できる
ようになっている。即ち、本実施例においては、スリッ
ト9に上下に間隔をおいて設けられた2個のスライダー
21,22が、図3に示しているようにその側面におい
てスリット9に嵌合されてスリット9に沿って上下動自
在に装架され、さらにスライダー21,22は端面に設
けられた縦溝23においてチェーン12と結合されてい
る。そして上方のスライダー21の外側に水平アーム2
の基部が結合され、下方のスライダー22と水平アーム
2とは三角形状の補強支持材24によって一体的に結合
されている。
【0013】上記水平アーム2は図1に示しているよう
に基部側の主アーム2Aとこの主アーム2Aに出没自在
に嵌合された副アーム2Bとからなり、この副アーム2
Bを前後動させることによって水平アーム2の長さが調
整できるようになっている。本実施例においては、主ア
ーム2Aの内壁の上下に、図4に示しているようにコロ
ローラー25,25が配設されて副アーム2Bが軽快に
前後動できるようになっている。そして図1にも示して
いるように、副アーム2Bの側面にはラック26が設け
られ、主アーム2Aの側面に穿設された透孔27を介し
て上記ラック26と噛み合うピニオン28が配設され、
このピニオン28の軸29に設けられた横動用ハンドル
30を回動操作することによって副アーム2Bを前後動
できるようになっている。31は副アーム2Bの位置を
固定するためのストッパーである。
【0014】上記吊り下げアーム3は上記副アーム2B
の前端部において図5に示しているように、自在継手3
2を介して垂下連結され、図1に表示しているように、
その下端部に入浴用椅子40を吊り下げるためのロッド
33が水平方向に固定され、入浴用椅子40の背もたれ
部41の背面両側に設けられたフック42に嵌合できる
ようになっている。
【0015】入浴用椅子40は身体不自由者を搬送する
車椅子50や任意の台車の上に載置可能な構造をなし、
車椅子50や台車にこの入浴用椅子40載置し、その上
に身体不自由者を着座させた状態で浴室内に運び入れる
ことができるようになっている。
【0016】続いて、本発明の入浴介護リフトの使用要
領を図1および図6を参照しながら説明すると、入浴用
椅子40を車椅子50に載置し、その上に身体不自由者
を着座させて浴室内に運びいれたのち、まず上記垂直支
柱1のハンドルロッド17を回転操作して吊り下げアー
ム3を車椅子50の方に移動させ、次いで、昇降用ハン
ドル14を回動操作して水平アーム2の高さを調整し、
さらに横動用ハンドル30を操作して副アーム2Bを伸
縮調整して吊り下げアーム3のロッド33を入浴用椅子
40の背もたれ部41の背面に誘導してロッド33をフ
ック42に嵌合させ、この状態でリフトの昇降用ハンド
ル14を操作して入浴用椅子40ともに身体不自由者を
吊り下げ、車椅子50を引き戻したのち、さらにハンド
ルロッド17の回動または水平アーム2を押し動かして
身体不自由者を浴槽60の上に導きながら横動用ハンド
ル30を回動操作して入浴位置を定め、しかるのち昇降
用ハンドル14を操作して水平アーム2をゆつくりと降
下させ、入浴用椅子40と共に身体不自由者を浴槽60
の湯の中に沈降させ入浴状態となすものである。
【0017】そして入浴が終わると、上記と逆の操作を
なして吊り下げアーム3で入浴用椅子40と共に浴槽6
0から身体不自由者を吊り下げ、待機している車椅子5
0の上に向かって移動させたのちゆっくりと入浴用椅子
40を車椅子50の上に降下させ、しかるのち入浴用椅
子40から吊り下げアーム3を取り外して車椅子50の
移動に邪魔にならない位置に移動させればよい。
【0018】本発明の介護リフトは、上記した入浴用の
みならず身体不自由者のベットのコーナー位置に立設す
ることによって、身体不自由者をベッドから車椅子に、
あるいは車椅子からベッドへの移送にも都合よく利用す
ることができる。即ち、図7に例示しているように、ベ
ッド70のコーナー位置、好ましくはベッド70の足元
側のコーナー位置に介護リフトを立設する。そしてベッ
ド70から車椅子50への移送に際しては、まず身体不
自由者の臀部の下にハンモック状の搬送用具71を敷い
たのち身体不自由者を座り姿勢となし、次いで介護リフ
トを操作して水平アーム2および吊り下げアーム3をベ
ッド70の上方に移動させて吊り下げアーム3の位置決
めを行い、次いで吊り下げロッド33に搬送用具71の
左右の吊り下げ紐72、72を引っかけて安全を確認し
たのち水平アーム2を上昇操作して身体不自由者を吊り
上げ、続いて水平アーム2を伸長させながら回動操作し
て身体不自由者を車椅子50の座席の上に導き、しかる
のち水平アーム2を降下させることによって身体不自由
者をベッド70から車椅子50に移乗させることができ
る。そして身体不自由者を車椅子50からベッド70に
移行させる場合は、上記と逆の操作を行えばよい。
【0019】上記した搬送用具71に代え、身体不自由
者を座り姿勢となしたのち入浴用椅子40を臀部に敷
き、前記した入浴時と同様の操作を行うことによって
も、身体不自由者をベッド70から車椅子50へ、また
車椅子50からベッド70へ移送することができること
は勿論である。
【0020】なお、図2においては、水平アーム2の昇
降手段として無端チェーン12の正逆回動をハンドル1
4による手動操作で示しているが、この昇降用ハンドル
14に代えて、リモートコントローラ(リモコン)によ
って起動停止、正逆回転の制御可能なモータをウォーム
15の軸に連結し、リモコン操作によって水平アーム2
の昇降を行うことができるように構成することも本発明
の好ましい実施例であり、さらに上記実施例で示してい
る水平アーム2の昇降動および副アーム2Bの前後動を
行う機械的な手段を、切替スィッチで作動できる公知の
流体シリンダー手段に代えて昇降動や進退動を行うこと
ができるように構成しても本発明を満足することができ
る。また垂直支柱1の回動や各回転部の負荷を軽減する
ために周知の低摩擦軸受け手段を組み入れることも好ま
しい実施の形態である。
【0021】さらにまた、無端チェーン12による水平
アーム2の昇降手段に代えて、螺軸を利用することもで
きる。即ち、図8に示しているように、垂直支柱1内に
螺軸90を定位置において回転可能にその両端を支持さ
せるとともに、螺軸90に螺合し、螺軸90の正逆回転
によって昇降する雌ねじ体91、91を間隔をおいて配
してこの雌ねじ体91、91と前記スライダー21、2
2とを結合し、螺軸90の下端部に設けたウォームホイ
ール92およびこれと噛み合うウォーム93の軸を、リ
モコンで起動停止並びに正逆回転制御可能なモータ94
に連結し、リモコンを操作してモータ94によって螺軸
90の回転を制御して雌ねじ体91、91と共に水平ア
ーム2を昇降させるように構成してもよい。
【0022】また、水平アーム2の昇降手段はワイヤー
ロープによっても実施できる。即ち、図9、図10に示
しているように、垂直支柱1内下端に昇降ハンドル14
と歯車列を介して連結されているワイヤー巻取り装置9
5を設け、そのワイヤー巻取り装置95から延びるワイ
ヤーロープ96を垂直支柱1内上方のプーリー97か
ら、垂直支柱1の両側面に設けられたスリット9、9に
沿って昇降できるように垂直支柱1に嵌合している水平
アーム2のスライダー21に掛け渡し、ワイヤーロープ
96の端部を垂直支柱1内の上方部に固定し、昇降用ハ
ンドル14を正逆回転させることにより巻取り装置95
を正逆回転制御してワイヤーロープを巻きとったり、巻
き戻して水平アーム2を昇降させるように構成してもよ
い。また、本実施では垂直支柱1の下端に突設した軸部
98をベアリング99に嵌挿着すると共にベース4で軸
支して垂直支柱1を回動可能に立設した態様を示してい
る。
【0023】
【発明の効果】このように本発明の介護リフトは、室内
に固定されるベース3に立設された垂直支柱1と、基部
が垂直支柱1の側面に取り付けられて垂直支持1に沿っ
て上下動可能な水平アーム2と、上部が水平アーム2の
先端部に連結され下端部に入浴用椅子や搬送用具を着脱
可能に連結する手段を備えた吊り下げアーム3とからな
り、上記垂直支柱1は上記ベース3に対して回動可能に
取り付けられて上記水平アーム2を上下動させるための
手段を備え、上記水平アーム2はその前半部の副アーム
2Bが上記基部側の主アーム2Aに嵌合されて伸縮可能
に構成され、上記吊り下げアーム3はその上端部が水平
アーム2の先端部に自在継ぎ手32でもって連結されて
なるものであるから、次のような効果を発揮する。
【0024】昇降する水平アーム2の前半部の副アーム
2Bが基部側の主アーム2Aに伸縮可能に嵌合されてい
るため、その副アーム2Bを伸縮することによってその
先端に取り付けられている吊り下げアーム3を所望の位
置に誘導することができる。その上吊り下げアーム3が
副アーム2Bに対して自由な方向に揺動できるから、身
体不自由者の吊り上げ位置や降下位置を柔軟に無理なく
調整できる。
【0025】また、介護リフトの操作が介護者の手動で
行う構成においては、水平アーム2の昇降や回動の速度
を吊り下げ状態を観察しながら、ときには停止させたり
して任意に調整することができ、身体不自由者に不安を
与えることなく安全に車椅子50から浴槽60までの間
あるいはベッド70と車椅子50との間を移送すること
ができる。その上構造が簡素であることから故障がな
く、また急昇降などの誤動作の危険がないなど手動式特
有の信頼性が得られる。さらに安価でかつコンパクトに
製作できるから一般家庭用として好適となり、介護者の
労力を軽減して安全に身体不自由者の入浴や車椅子への
移動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の介護リフトの全体斜視図である。
【図2】垂直支柱の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】副アームの前後動操作部の断面図である。
【図5】水平アームと吊り下げアームとの結合部を示し
た部分断面図である。
【図6】介護リフトの浴室での使用要領を略示した平面
図である。
【図7】介護リフトのベッド室での使用状態を略示した
平面図である。
【図8】水平アームの昇降手段の他の実施例を示した一
部省略断面図である。
【図9】水平アームの昇降手段の他の実施例を示した一
部省略断面図である。
【図10】水平アームの吊下げ部の要部を示した側面断
面図である。
【符号の説明】
1 垂直支柱 2 水平アーム 2A 主アーム 2B 副アーム 3 吊り下げアーム 14 昇降用ハンドル 30 横動用ハンドル 32 自在継ぎ手 40 入浴用椅子 50 車椅子 60 浴槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月20日(2000.1.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化にともなって介護を必要と
する身体の不自由な老人が増加し、これらの老人や身体
障害者(以下、単に身体不自由者という)のために各種
の介護用品が提供されているが、介護者にとって殊に重
労働をともなうのは身体不自由者の入浴やベッドからの
車椅子への移動である。そのため、例えば、入浴時の労
力を緩和軽減すべく種々な提案がなされている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】本発明は、上記した不都合を改善すること
を目的としてなされたものであって、従来の装置にくら
べて設備費が著しく低廉であり、介護者の手動ハンドル
操作によって身体不自由者の吊り下げ搬送を達成するこ
とができ、ベット側にも立設して使用できる家庭用の介
護リフトを提供するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、介護リフト
を、室内に固定されるベースに回動可能に立設された垂
直支柱と、基部が垂直支柱の側面に取り付けられて垂直
支柱に沿って上下動可能な水平アームと、上部が水平ア
ームの先端部に連結され下端部に入浴用椅子や搬送用具
を着脱可能に連結する手段を備えた吊り下げアームとに
よって構成し、水平アームを手動のハンドル操作により
上下および施回動ができるようになすことによって上記
課題を解決した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】即ち、本発明の介護リフトは、室内に固定
されるベースに回動可能に立設された垂直支柱と、基部
が垂直支柱の側面に取り付けられて垂直支柱に沿って上
下動可能な水平アームと、上部が水平アームの先端部に
連結され下端部に入浴用椅子や搬送用具を着脱可能に連
結する手段を備えた吊り下げアームとからなる介護リフ
トにおいて、上記垂直支柱の下方部に手動の昇降用ハン
ドルが設けられ、垂直支柱の空洞部内を利用して、前記
昇降用ハンドルの回動操作によって上記水平アームを上
下動させるための昇降手段を備え、上記水平アームは
アームと副アームとからなり、その前半部の副アームが
上記基部側の主アームに嵌合されて伸縮可能に構成さ
れ、主アームには手動の横動用ハンドルが設けられ、主
アームと副アームに前記横動用ハンドルの回動操作によ
って、副アームを前後動させるための前後動手段を備
え、上記吊り下げアームはその上端部が副アームの先端
部に自在継ぎ手でもって連結されていることを特徴とし
ているものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】垂直支柱を室内に回動自在に立設する手段
としては、室内の床に固定されるプレート状のベース
に、例えば、支持円筒を立設固定し、この円筒内に中空
の垂直支柱を回動可能に嵌入するという手段を採用する
とよい。また水平アームをこの垂直支柱に沿って上下動
させるには、垂直支柱の一側面に縦長のスリットを設け
てこのスリットに水平アームの基部を嵌合させ、垂直支
柱内に上下方向に、例えば、チェーンを無端状に張設し
てこのチェーンに水平アームの基部を固定し、手動のハ
ンドル操作によってチェーンを正または逆に回動させる
ことによって行うとよい。さらに水平アームを伸縮構造
となすには、水平アームを、基部側の主アームと前側の
副アームとによって構成し、その副アームを主アーム内
に出没可能に嵌合し、手動のハンドル操作によって前端
部が進退移動できるように構成すればよい。さらにま
た、吊り下げアームを副アームの前端部に回動可能に取
り付けるには、その吊り下げアームの上端部と副アーム
の先端部とを自在継ぎ手でもって連結するとよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】入浴用椅子40は身体不自由者を搬送する
車椅子50や任意の台車の上に戴置可能な構造をなし、
車椅子50や台車にこの入浴用椅子40戴置し、その
上に身体不自由者を着座させた状態で浴室内に運び入れ
ることができるようになっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】なお、図2においては、水平アーム2の昇
降手段として無端チェーン12の正逆回動を昇降用ハン
ドル14による手動による回動操作で示しているが、
の無端チェーン12に代えて、ねじ棒の回動操作によっ
て水平アーム2の昇降を行うことができるように構成す
ることも本発明の好ましい実施例であり、また垂直支柱
の回動や各回転部の負荷を軽減するために周知の低摩
擦軸受け手段を組み入れることも好ましい実施の形態で
ある。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】無端チェーン12による水平アーム2の昇
降手段に代えて、図8に示しているように、垂直支柱1
内に螺軸90を定位置において回転可能にその両端を支
持させるとともに、螺軸90に螺合し、螺軸90の正逆
回転によって昇降する雌ねじ体91、91を間隔をおい
て配してこの雌ねじ体91、91と前記スライダー2
1、22とを結合し、螺軸90の下端部に設けたウォー
ムホイール92およびこれと噛み合うウォーム93の
に昇降用ハンドルを取り付け、該昇降用ハンドルを正逆
回転させることによつて雌ねじ体91、91と共に水平
アーム2を昇降させるように構成してもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、水平アーム2の昇降手段はワイヤー
ロープによっても実施できる。即ち、図9、図10に示
しているように、垂直支柱1内下端に昇降ハンドル
14と歯車列を介して連結されているワイヤー巻取り装
置95を設け、そのワイヤー巻取り装置95から延びる
ワイヤーロープ96を垂直支柱1内上方のプーリー97
から、垂直支柱1の両側面に設けられたスリット9、9
に沿って昇降できるように垂直支柱1に嵌合している水
平アーム2のスライダー21掛け渡し、ワイヤーロープ
96の端部を垂直支柱1内の上方部に固定し、昇降用ハ
ンドル14を正逆回転させることにより巻取り装置95
を正逆回転制御してワイヤーロープを巻きとったり、巻
き戻して水平アーム2を昇降させるように構成してもよ
い。また、本実施では垂直支柱1の下端に突設した軸部
98をベアリング99に嵌挿着すると共にベース4で軸
支して垂直支柱1を回動可能に立設した態様を示してい
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の効果】このように本発明の介護リフトは、室内
に固定されるベース3に回動可能に立設された垂直支柱
1と、基部が垂直支柱1の側面に取り付けられて垂直支
持1に沿って上下動可能な水平アーム2と、上部が水平
アーム2の先端部に連結され下端部に入浴用椅子や搬送
用具を着脱可能に連結する手段を備えた吊り下げアーム
3とからなる介護リフトにおいて、上記垂直支柱1の
方部に手動の昇降用ハンドルが設けられ、垂直支柱の空
洞部内を利用して、前記昇降用ハンドルの回動操作によ
って上記水平アーム2を上下動させるための昇降手段
備え、上記水平アーム2は主アームと副アームとからな
り、その前半部の副アーム2Bが上記基部側の主アーム
2Aに嵌合されて伸縮可能に構成され、主アームには手
動の横動用ハンドルが設けられ、主アームと副アームに
前記横動用ハンドルの回動操作によって、副アームを前
後動させるための前後動手段を備え、上記吊り下げアー
ム3はその上端部が副アーム2の先端部に自在継ぎ手3
2でもって連結されてなるものであるから、次のような
効果を発揮する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】昇降する水平アーム2の前半部の副アーム
2Bが基部側の主アーム2Aに伸縮可能に嵌合されてい
るため、その副アーム2Bは手動の横動用ハンドルの正
逆回転速度を調整することによって伸縮移動速度を調整
しながら伸縮することができ、その先端に取り付けられ
ている吊り下げアーム3を所望の位置に誘導することが
できる。その上吊り下げアーム3は自在継ぎ手で連絡さ
れているので副アーム2Bに対して自由な方向に搖動で
きるから、身体不自由者の吊り下げ位置や降下位置を柔
軟に無理なく調整できる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また、介護リフトの操作が介護者の手動で
行う構成であるので、水平アーム2の昇降や回動の速度
を吊り下げ状態を観察しながら、ときには停止させたり
して任意に調整することができ、身体不自由者に不安を
与えることなく安全に車椅子50から浴槽60までの間
あるいはベッド70と車椅子50との間を移送すること
ができる。その上構造が簡素であることから故障がな
く、また急昇降などの誤動作の危険がないなど手動式特
有の信頼性が得られる。さらに安価でかつコンパクトに
製作できるから一般家庭用として好適となり、介護者の
労力を軽減して安全に身体不自由者の入浴や車椅子への
移動を行うことができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に固定されるベースに立設された垂
    直支柱と、基部が垂直支柱の側面に取り付けられて垂直
    支柱に沿って上下動可能な水平アームと、上部が水平ア
    ームの先端部に連結され下端部に入浴用椅子や搬送用具
    を着脱可能に連結する手段を備えた吊り下げアームとか
    らなり、上記垂直支柱は上記ベースに対して回動可能に
    取り付けられて上記水平アームを上下動させるための手
    段を備え、上記水平アームはその前半部の副アームが上
    記基部側の主アームに嵌合されて伸縮可能に構成され、
    上記吊り下げアームはその上端部が水平アームの先端部
    に自在継ぎ手でもって連結されていることを特徴とする
    家庭用の介護リフト。
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Cited By (5)

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