JPH0664637U

JPH0664637U - 病人用移動介助装置

Info

Publication number: JPH0664637U
Application number: JP1256093U
Authority: JP
Inventors: 義昭野口
Original assignee: 義昭野口
Priority date: 1993-02-24
Filing date: 1993-02-24
Publication date: 1994-09-13

Abstract

(57)【要約】【目的】余り大きな労力を要することなく、寝たきり
の病人を所望の場所まで移動させたり、持ち上げたりす
ることができ、看護人の負担の軽減を図る。【構成】車輪２ｃ付の移動ベッド２の一側に固定支持
脚３を固定して設け、ベッド２を挟んで固定支持脚３の
向かい側の他側に脚部４ａが伸縮自在な移動支持脚４を
着脱自在に設け、固定支持脚３及び移動支持脚４の上部
にその両端が連結される伸縮杆５を横架し、伸縮杆５内
を移動する移動子６を設け、移動子６の下方に昇降用索
条７を介して昇降可能に吊持具８を吊持し、一端が吊持
具８に連結された昇降用索条７の他端側を支持脚３に設
けられた巻上機９に巻付けると共に、病人を包む帯体１
０にその一端側が連結された吊持用索条１１の他端側を
上記吊持具８に引っ掛ける構成よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、寝たきりの病人を例えば風呂に入れるために寝床から風呂場まで運び、運んだ病人を浴槽内に入れ、入浴の済んだ病人を浴槽内から抱え上げて再び寝床まで運ぶ場合のように、寝たきりの病人を寝床から別の場所に移動させる場合、又寝たきりの病人のおむつなどを取り替えるときに病人のお尻側を一時的に持ち上げる場合にも使用される病人用移動介助装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般家庭において、寝たきりの病人を例えば風呂に入れるために寝床から風呂場まで運ぶ場合には、看護人の家族の者が病人を抱えて風呂場まで運び、そして、運んだ病人を浴槽に入れて入浴させ、入浴の済んだ病人を浴槽内から抱え上げて再び寝床まで運んでいる。

【０００３】また、寝たきりの病人の気分転換に、時々、寝たきりの病人を窓際に運んだり、別の場所に移動させることがあるが、この場合も、看護人の家族の者が病人を抱え上げて運んだりしている。

【０００４】また、寝たきりの病人のおむつなどを取り替えるときには、看護人の家族の者が病人のお尻側を一時的に持ち上げながら、その間に、汚れたおむつを取り外し、汚れたお尻を拭いて新しいおむつを取付けている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、寝たきりの病人を風呂に入れたり寝床から別の場所に移動させるには、病人を抱え上げて運ぶだけの力が要求され、また、おむつを取り替えるために病人のお尻側を一時的に持ち上げておく場合にもある程度の力が要求され、看護人の家族の者にとっては大変な労力を必要とし負担であり、看護疲れの要因にもなっている。

【０００６】この考案は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、余り大きな労力を要することなく、寝たきりの病人を所望の場所まで移動させたり、持ち上げたりすることができ、看護人の負担の軽減を図ることのできる病人用移動介助装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

以上の目的を達成するためにこの考案は、車輪付の移動ベッドの一側に固定支持脚を固定して設け、ベッドを挟んで固定支持脚の向かい側の他側に脚部が伸縮自在な移動支持脚を着脱自在に設け、固定支持脚及び移動支持脚の上部にその両端が連結される伸縮杆を横設し、伸縮杆内を移動する移動子を設け、移動子の下方に昇降用索条を介して昇降可能に吊持具を吊持し、一端が吊持具に連結された昇降用索条の他端側を支持脚に設けられた巻上機に巻付けると共に、病人を包む帯体にその一端側が連結された吊持用索条の他端側を上記吊持具に引っ掛ける構成よりなるものである。

【０００８】

【作用】

以上のような構成を有するこの考案は、次のように作用する。即ち、帯体で寝たきりの病人を包みこみ、寝たきりの病人の上方に横設された伸縮杆内を移動する移動子に吊持された吊持具に、寝たきりの病人を包みこんだ帯体を吊持用索条を介して引っ掛けて、この吊持具を巻上機を操作して昇降させ、また移動子を移動させることによって、寝たきりの病人を持ち上げたり、病人用移動介助装置のベッド上に寝たきりの病人を載せて所望の箇所まで移動させて、その箇所に余り労力を要することなく下ろすことができるように作用する。

【０００９】

【実施例】

以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考案をより具体的に説明する。ここで、図１は病人用移動介助装置の全体斜視図、図２は伸縮杆内の移動子の部分拡大側面図、図３は伸縮杆内の移動子の部分拡大断面図である。

【００１０】図において、病人用移動介助装置１は主に寝たきりの病人を寝床ａから別の場所に移動させる場合に使用される装置である。なお、病人用移動介助装置１は寝たきりの病人のおむつなどを取り替えるときに病人のお尻側を一時的に持ち上げる場合にも使用される。

【００１１】この病人用移動介助装置１は、寝たきりの病人を載せる移動ベッド２、移動ベッド２の両側に設けられた固定支持脚３と移動支持脚４、固定支持脚３と移動支持脚４の上部間に横設された伸縮杆５、伸縮杆５内を移動する移動子６、移動子６の下方に昇降用索条７を介して吊持された吊持具８、吊持具８を昇降させる巻上機９、寝たきりの病人を下方から包む帯体１０、帯体１０を吊持具８に吊る吊持用索条１１などから主に構成されている。

【００１２】移動ベッド２は寝たきりの病人を移動させる場合にその病人を載せるベッドで、ベッド高さが昇降して調整できるようになっている。移動ベッド２のベッド表面２ａは通水網目状の例えば格子状に形成されていて、風呂から上がった寝たきりの病人を載せたときに、病人に付着している風呂湯の滴はこの通水網目を通過して落ち、ベッド表面２ａが濡れるのが防がれている。ベッド表面２ａはその中央部から上方に傾斜するようになっている。また、移動ベッド２の各脚部２ｂの底面には車輪２ｃが水平回りに回転自在に取り付けられており、この車輪２ｃによって移動ベッド２は移動でき、又車輪２ｃは水平回りに回転自在となっているため、移動ベッド２はあらゆる方向に移動できるようになっている。

【００１３】固定支持脚３と移動支持脚４は、ベッド表面２ａを挟んで向かい合うように移動ベッド２の両側にそれぞれ設けられている。このうち、固定支持脚３は移動ベッド２の側部に固定して設けられている。これに対して、移動支持脚４は移動ベッド２の側部に取り付けられた取付箱２ｄにその脚部４ａの底部を入れて装着でき、又必要に応じて移動支持脚４の脚部４ａを簡単に取り外しでき、移動ベッド２の側部に着脱自在に設けられている。移動支持脚４の脚部４ａは伸縮自在となっていて、取付箱２ｄに装着する場合には、脚部４ａを縮め、図１のようにして使用する場合には脚部４ａを伸ばすことができるようになっている。

【００１４】固定支持脚３と移動支持脚４の上部間には伸縮杆５が横設されている。伸縮杆５はその両端が固定支持脚３と移動支持脚４にそれぞれ一体的に連結されている。伸縮杆５は水平方向に延ばすことができるように構成されており、またその内部は何れも中空となっていて、円筒形状に形成されている。円筒形状の伸縮杆５はその下部に切溝５ａがその長手方向にわたって形成されて開口されている。この切溝５ａに沿って後述の移動子６のローラ６ａ，６ｂは走行する。伸縮杆５は寝たきりの病人を移動ベッド２に載せたり降ろしたりする場合に、病人を吊って移動させるときに所謂レールとして使用される。

【００１５】移動子６は上記の伸縮杆５内を移動自在に設けられている。移動子６は２個のローラ６ａ，６ｂからなり、ローラ６ａ，６ｂは前後方向に配置され、ローラ６ａ，６ｂは連結杆６ｃに回転自在に軸支されて連結されている。ローラ６ａ，６ｂは回転外周面の中央部は上記の伸縮杆５の切溝５ａの幅に対応した幅だけその径が少し膨らんで形成されていて、ローラ６ａ，６ｂは切溝５ａに係合案内されて転動し切溝５ａに沿って走行するようになっている。また、ローラ６ａの回転外周面の中央には昇降用索条７を係合案内するガイド溝６ｄが円周方向に形成されている。連結杆６ｃの前後端にはＵ字状の吊持片６ｅが上下方向回動自在に吊設されている。

【００１６】昇降用索条７はその一端が吊持具８に連結され、上方の移動子６のローラ６ａに四分の一円周程度巻かれて伸縮杆５内を固定支持脚３側に延び、その固定支持脚３に取り付けられている巻上機９に昇降用索条７の他端が巻き付けられている。昇降用索条７は巻上機９に巻かれることで吊持具８を上昇させ、巻上機９の巻き戻しによって吊持具８を降下させる媒体を果たす。

【００１７】吊持具８には例えばフックが使用されており、フックからなる吊持具８の上端には円形の連結板８ａが取り付けられ、連結板８ａの上面中央には上記の昇降用索条７の一端が連結されている。フックからなる吊持具８は連結板８ａの下面に水平回り回転自在に連結されている。連結板８ａの両側面には係止片８ｂがそれぞれ水平方向に突出して形成されている。この係止片８ｂを上記の吊持片６ｅに引っ掛け係止することによってフックからなる吊持具８を移動子６に係止することができる。

【００１８】巻上機９は前記の昇降用索条７を巻くことによって吊持具８を上昇させ、昇降用索条７を巻き戻すことによって吊持具８を降下させる役目を果たすものであり、固定支持脚３に取り付けられている。巻上機９には手動のハンドル９ａが取り付けられており、このハンドル９ａを回して昇降用索条７を巻いたり戻したりできる。巻上機９にはストッパーが設けられていて、ストッパーが機能すると、昇降用索条７の巻き付けや巻き戻しは止まり、昇降用索条７を介して吊持具８の昇降も停止する。

【００１９】帯体１０は寝たきりの病人を持ち上げる場合に病人を下方から包むもので、帯状ものから形成されており、その両端にはマジックテープが取り付けられていて、病人の下方から差し入れてその両側を病人の上方側に回してマジックテープでつなぐようになっている。帯体１０の両側には上記吊持具８に帯体１０を吊持するための吊持用索条１１の一端側が連結されている。頭側を包む帯体１０を吊持する吊持用索条１１には入浴中に当該索条１１が弛むのを防ぐために、係止輪１１ａと係止片１１ｂがその途中に設けられている。

【００２０】次に上記実施例の構成に基づく使用方法について以下説明する。例えば、寝たきりの病人を風呂に入れたい場合には次のようにする。即ち、病人用移動介助装置１の移動ベッド２を寝たきりの病人の寝床ａの傍に移動して停止する。この場合、移動ベッド２の車輪２ｃが回らないように固定する。

【００２１】続いて、移動支持脚４を取付箱２ｄから取り外し、横方向に移動させて伸縮杆５を延ばす。移動支持脚は寝たきりの病人の寝床ａの向う側まで移動させて、移動支持脚４の脚部４ａを延ばし、脚部４ａの底部を確りと床の上に固定して設置する。これにより、伸縮杆５は寝たきりの病人の真上を横断してその一端側が移動支持脚４に支持される。

【００２２】伸縮杆５が寝たきりの病人の真上を横断する位置に配設された所で、伸縮杆５を移動する移動子６を寝たきりの病人の真上まで移動させる。移動子６が寝たきりの病人の真上まで移動すると、巻上機９を巻き戻して移動子６に昇降用索条７を介して吊持されている吊持具８を下ろす。

【００２３】その一方で、帯体１０を寝たきりの病人の下側に入れて病人を下側から包むようにし、各帯体１０の吊持用索条１１の他端側を移動子６に吊持された吊持具８に引っ掛ける。そして、昇降用索条７の一端側が巻き付けられている巻上機９を巻き上げて、この寝たきりの病人を下側から包んだ帯体１０を、移動ベッド２のベッド表面２ａより僅かに高くなる高さまで、昇降用索条７及び吊持具８を介して引き上げる。

【００２４】その高さまで引き上げた後、吊持具８の上端の両側の係止片８ｂを移動子６の吊持片６ｅに引っ掛け係止して、昇降用索条７が緩んでも寝たきりの病人を吊持している吊持具８が落ちないように保持する。そして、寝たきりの病人を吊持具８を介して吊持している移動子６を移動ベッド２のベッド表面２ａ上まで移動して、寝たきりの病人をベッド表面２ａの上方に載せ、移動子６に引っ掛け係止していた吊持具８の係止を解除し、巻上機９を少し巻き戻して、寝たきりの病人をベッド表面２ａ上に下ろす。

【００２５】その後、吊持用索条１１の他端側を吊持具８から外し、移動支持脚４の延びた脚部４ａを縮め、また、伸縮杆５を縮ませて移動支持脚４を移動ベッド２の他側まで移動させ、移動支持脚４を移動ベッド２の他側の取付箱２ｄに装着し、寝たきりの病人を載せた移動ベッド２を風呂場まで移動させる。

【００２６】風呂場に到着すると、伸縮杆５を延ばしてその端部が連結されている移動支持脚４を、浴槽内の一番端まで移動させて、移動支持脚４の脚部４ａを延ばし、脚部４ａの底部を確りと浴槽の底面に固定して設置する。また、この際、移動ベッド２の車輪２ｃが回らないように確りと固定する。

【００２７】病人を下側から包んでいる帯体１０の吊持用索条１１の他端側を、移動子６に吊持された吊持具８に再び引っ掛け、寝たきりの病人を吊持具８を介して吊持している移動子６を、移動ベッド２のベッド表面２ａ上方から浴槽の真上まで移動させる。移動子６が浴槽の真上まで移動すると、巻上機９を巻き戻して移動子６に昇降用索条７を介して吊持されている吊持具８を下げて、吊持具８に吊持用索条１１及び帯体１０を介して吊られている寝たきりの病人を浴槽内に入れる。

【００２８】寝たきりの病人を浴槽内に入れて良く温め、浴槽の外に出して病人の体を丁寧に洗い、体を洗った後再び浴槽内に入れて良く温める。この入浴中において、寝たきりの病人を浴槽内に入れたときには頭側が上がるため、頭側を包む帯体１０を吊持する吊持用索条１１が弛むので、吊持用索条１１の係止輪１１ａを係止片１１ｂに引っ掛けて、その弛みを防ぐ。入浴後は係止輪１１ａを係止片１１ｂから外しておく。

【００２９】入浴が済むと、昇降用索条７の一端側が巻き付けられている巻上機９を巻き上げて、この寝たきりの病人を下側から包んだ帯体１０を、移動ベッド２のベッド表面２ａ上より僅かに高くなる高さまで、昇降用索条７及び吊持具８を介して引き上げる。吊持具８の上端の両側の係止片８ｂを移動子６の吊持片６ｅに引っ掛け係止して、昇降用索条７が緩んでも寝たきりの病人を吊持している吊持具８が落ちないようにする。

【００３０】そして、寝たきりの病人を吊持具８を介して吊持している移動子５を移動ベッド２のベッド表面２ａの上方まで移動させ、移動子５に引っ掛け係止していた吊持具８の係止を解除し、巻上機９を少し巻き戻して、寝たきりの病人をベッド表面２ａ上に下ろす。

【００３１】その後、吊持用索条１１の他端側を吊持具８から外し、移動支持脚４の延びた脚部４ａを縮め、また、伸縮杆５を縮ませて移動支持脚４を移動ベッド２の他側まで移動させ、移動支持脚４を移動ベッド２の他側の取付箱２ｄに装着し、寝たきりの病人を載せた移動ベッド２を寝床ａまで移動させる。

【００３２】そして、以下同様な方法で、寝たきりの病人を寝床ａに下ろして、寝たきりの病人を下側から包んでいた帯体１０を取り外すことによって、寝たきりの病人の入浴は完了する。

【００３３】寝たきりの病人のおむつを取り替える場合には、上述したようにして病人用移動介助装置１を寝床ａの傍に移動して、お尻側が持ち上がる程度まで昇降用索条７及び吊持具８を引き上げてその高さで固定する。おむつの取り替えを行い、取り替え後は昇降用索条７及び吊持具８を引き下ろす。この間、看護人は寝たきりの病人のお尻側を持ち上げる必要がなく、労力の軽減が図られる。

【００３４】なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。上記実施例においては、吊持具８がフックの場合で説明したがこれに限定されるものではなく、例えばクリップ状のものでもよく、要は吊持用索条１１を確実に吊持でき、しかも簡単に取り外しできる構造であればよい。また、巻上機９は必要に応じて移動支持脚４に設けてよく、この場合には移動子６のローラ６ａとローラ６ｂを逆に配置する。

【００３５】

【考案の効果】

以上の記載より明らかなように、この考案に係る病人用移動介助装置によれば、車輪付の移動ベッドの一側に固定支持脚を固定して設け、ベッドを挟んで固定支持脚の向かい側の他側に脚部が伸縮自在な移動支持脚を着脱自在に設け、固定支持脚及び移動支持脚の上部にその両端が連結される伸縮杆を横設し、伸縮杆内を移動する移動子を設け、移動子の下方に昇降用索条を介して昇降可能に吊持具を吊持し、一端が吊持具に連結された昇降用索条の他端側を支持脚に設けられた巻上機に巻付けると共に、病人を包む帯体にその一端側が連結された吊持用索条の他端側を上記吊持具に引っ掛ける構成にしたことにより、余り大きな労力を要することなく、寝たきりの病人を所望の場所まで移動させたり、持ち上げたりすることができ、看護人の負担の軽減を図ることができるという、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す病人用移動介助装置の
全体斜視図である。

【図２】この考案の実施例を示す伸縮杆内の移動子の部
分拡大側面図である。

【図３】この考案の実施例を示す伸縮杆内の移動子の部
分拡大断面図である。

【符号の説明】

１病人用移動介助装置２移動ベッド２ａベッド表面２ｂ脚部２ｃ車輪２ｄ取付箱３固定支持脚４移動支持脚４ａ脚部５伸縮杆５ａ切溝６移動子６ａローラ６ｂローラ６ｃ連結杆６ｄガイド溝６ｅ吊持片７昇降用索条８吊持具８ａ連結板８ｂ係止片９巻上機９ａハンドル１０帯体１１吊持用索条１１ａ係止輪１１ｂ係止片ａ寝床

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】車輪付の移動ベッドの一側に固定支持脚
を固定して設け、ベッドを挟んで固定支持脚の向かい側
の他側に脚部が伸縮自在な移動支持脚を着脱自在に設
け、固定支持脚及び移動支持脚の上部にその両端が連結
される伸縮杆を横設し、伸縮杆内を移動する移動子を設
け、移動子の下方に昇降用索条を介して昇降可能に吊持
具を吊持し、一端が吊持具に連結された昇降用索条の他
端側を支持脚に設けられた巻上機に巻付けると共に、病
人を包む帯体にその一端側が連結された吊持用索条の他
端側を上記吊持具に引っ掛ける構成にしたことを特徴と
する病人用移動介助装置。
【請求項２】移動ベッドのベッド表面は通水網目状に
形成されている請求項１記載の病人用移動介助装置。