JPH08280753A - 吊持ベッド及び病人用移動介助装置 - Google Patents

吊持ベッド及び病人用移動介助装置

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Publication number
JPH08280753A
JPH08280753A JP7113819A JP11381995A JPH08280753A JP H08280753 A JPH08280753 A JP H08280753A JP 7113819 A JP7113819 A JP 7113819A JP 11381995 A JP11381995 A JP 11381995A JP H08280753 A JPH08280753 A JP H08280753A
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JP
Japan
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bed
sick person
hanging
movable
suspension
Prior art date
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Application number
JP7113819A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Noguchi
義昭 野口
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余り大きな労力を要することなく、寝たきり
の病人を所望の場所まで移動させたり、風呂に入れたり
することができ、看護人の負担の軽減を図ることのでき
る吊持ベッド及び病人用移動介助装置を提供する。 【構成】 背もたれ部2、座部3及び足部4に三分割さ
れ、背もたれ部2及び座部3の中間部は開閉自在に設け
られ、所定の屈曲状態に保持する保持杆8を設け、これ
を吊持する吊持用索条9を設けた吊持ベッド1からな
り、また、病人用移動介助装置11は、移動台車12の
固定支持脚13と、所望箇所に設置される移動支持脚1
4と、両端側が挿入して支持されて固定支持脚13と移
動支持脚14の上部間に横設される横架杆15と、横架
杆15上に沿って移動自在に設けられ吊持ベッド1を吊
持する巻上機16とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、寝たきりの病人を例
えば風呂に入れるために寝床から風呂場まで運び、運ん
だ病人を浴槽内に入れ、入浴の済んだ病人を浴槽内から
抱え上げて再び寝床まで運ぶ場合のように、寝たきりの
病人を寝床から別の場所に移動させる場合に使用される
吊持ベッド及び病人用移動介助装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般家庭において、寝たきりの病人を例
えば風呂に入れるために寝床から風呂場まで運ぶ場合に
は、看護人の家族の者が病人を抱えて風呂場まで運び、
そして、運んだ病人を浴槽に入れて入浴させ、入浴の済
んだ病人を浴槽内から抱え上げて再び寝床まで運んでい
る。
【0003】また、寝たきりの病人の気分転換に、時
々、寝たきりの病人を窓際に運んだり、別の場所に移動
させることがあるが、この場合も、看護人の家族の者が
病人を抱え上げて運んだりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、寝たき
りの病人を風呂に入れたり寝床から別の場所に移動させ
るには、病人を抱え上げて運ぶだけの力が要求され、看
護人の家族の者にとっては大変な労力を必要とし負担で
あり、看護疲れの要因にもなっている。
【0005】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、余り大きな労力を要することなく、寝
たきりの病人を所望の場所まで移動させたり、風呂に入
れたりすることができ、看護人の負担の軽減を図ること
のできる吊持ベッド及び病人用移動介助装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の吊持ベッドの発明は、病人を載せて吊
り上げる吊持ベッドを設け、該吊持ベッドに載せられる
病人の腰部分に対応する箇所で吊持ベッドを上面側に折
り曲げ自在に設け、該吊持ベッドに載せられる病人の膝
部分に対応する箇所で吊持ベッドを下面側に折り曲げ自
在に設け、上記二箇所の折り曲げ箇所を境として吊持ベ
ッドを長手方向に背もたれ部、座部及び足部に三分割
し、該吊持ベッドに載せられる病人の背中部分に対応す
る背もたれ部の中間部を開閉自在に設け、該吊持ベッド
に載せられる病人の大腿部分に対応する座部の中間部を
開閉自在に設け、吊持ベッドの三分割された異なる二箇
所の側端に係止撮みを各々設け、両係止撮みに係止され
て吊持ベッドを所定の屈曲状態に保持する保持杆を設
け、吊持ベッドの三分割された異なる二箇所の左右両側
を吊持する吊持用索条を設けた構成よりなるものであ
る。
【0007】また、請求項2の病人用移動介助装置の発
明は、車輪付の移動台車の一側に脚部が伸縮自在な固定
支持脚を着脱自在に設け、移動台車を挟んで固定支持脚
の向かい側の所望箇所に設置される脚部が伸縮自在な移
動支持脚を着脱自在に設け、固定支持脚及び移動支持脚
の上部に支持筒をそれぞれ横設し、固定支持脚及び移動
支持脚の上部の支持筒にその両端側が挿入して支持され
て固定支持脚と移動支持脚の上部間に横設される横架杆
を設け、昇降用索条を巻付けた巻上機を横架杆上に沿っ
て移動自在に設け、請求項1の吊持ベッドを巻上機の昇
降用索条で係脱自在に吊持した構成よりなるものであ
る。
【0008】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。請求項1の吊持ベッドによれば、吊持ベ
ッドに寝たきりの病人を載せ、吊持用索条で引き上げる
ことにより、吊持ベッドは二箇所で屈曲して、吊持ベッ
ドの上の寝たきりの病人の腰部分と膝部分が曲がり、硬
直していた病人の体は少し軟らかくなるように作用し、
又病人は寝ている状態から傾いた椅子に座ったような状
態になるように作用して、いつも寝ている病人にとって
は気分転換になるように作用する。
【0009】請求項2の病人用移動介助装置によれば、
寝たきりの病人を吊持ベッドに載せ、寝たきりの病人の
上方に横架された横架杆の巻上機の昇降用索条で寝たき
りの病人を載せた吊持ベッドを吊持して、吊持ベッドを
巻上機を操作して昇降させ、また吊持ベッドを吊持した
巻上機を横架杆上を走行させて移動させることによっ
て、病人用移動介助装置の移動台車上に寝たきりの病人
を載せて所望の箇所まで移動させて、その箇所に余り労
力を要することなく下ろすことができるように作用す
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。
【0011】〔第1実施例〕ここで、図1は吊持ベッド
の平面図、図2は吊持ベッドの底面図、図3は吊持時の
吊持ベッドの斜視図である。
【0012】図において、吊持ベッド1は主に寝たきり
の病人を寝床aから別の場所に移動させたり、寝たきり
の病人を風呂に入れる場合などに使用されるものであ
る。吊持ベッド1は二箇所で折れ曲がるようになってい
て、寝たきりの病人は、腰の部分と膝の部分が曲がった
状態で折れ曲がった吊持ベッド1に載せられて、吊持さ
れて運ばれるようになっている。
【0013】この吊持ベッド1は、長手方向の二箇所で
折れ曲り自在、つまり該吊持ベッド1に載せられる病人
の腰部分に対応する箇所で上面側に折り曲げ自在になっ
ており、又該吊持ベッド1に載せられる病人の膝部分に
対応する箇所で下面側に折り曲げ自在になっている。
【0014】吊持ベッド1は、上述の如く長手方向の二
箇所で折れ曲り自在であり、その二箇所の折れ曲がり部
分で、長手方向の全体が三分割されている。即ち、吊持
ベッド1はその長手方向で、背もたれ部2、座部3、足
部4に三分割されている。そして、背もたれ部2と座部
3とは蝶番5により、上面側に折り曲げ自在に連結さて
おり、又、座部3と足部4とは蝶番6により、下面側に
折り曲げ自在に連結さている。
【0015】吊持ベッド1は左右対称になっており、各
背もたれ部2、座部3及び足部4も左右対称となってい
る。背もたれ部2及び座部3は、左右側が固定板2a,
2a、3a,3aからそれぞれ構成されており、左右の
固定板2a,2a、3a,3aの中間には、可動板2
b、3bが設けられている。背もたれ部2及び座部3の
中間の可動板2b、3bは、背もたれ部2と座部3との
連結箇所つまり折り曲げ箇所を中心として下面側に回動
するように取付けられている。
【0016】吊持ベッド1の背もたれ部2は、吊持ベッ
ド1に載せられた病人の頭部及び背中側を支える部分で
あり、上述したように左右の固定板2a,2a及びその
中間の可動板2bからなっている。中間の可動板2bは
左右の固定板2a,2aに比べて頭部側が短くなってい
る。
【0017】左右の固定板2a,2aは、頭部側が横板
2cで、又腰部側が横板2dで各々連結されていて、横
板2c,2dを介して一体化されている。横板2c,2
dは背もたれ部2の上面側に取付けられている。このう
ち、横板2dは背もたれ部2の腰部側の端部に取付けら
れている。この横板2dに可動板2bの端部が蝶番5a
によって連結されていて、可動板2bは端部の蝶番5a
を中心に背もたれ部2の下面側に可動して背もたれ部2
の中間は開閉自在になっている。
【0018】背もたれ部2の下面には下面側に回動する
可動板2bの回動を阻止して背もたれ部2の中間部分を
閉じた状態に維持する開閉作動片2eが取付けられてい
る。開閉作動片2eは細長な板片の基端側には板片の長
手方向に長孔2fが形成されている。長孔2fには固定
ピン2gが貫通して一方の固定板2a(図面では左側の
固定板2a)の下面表面に垂直に固定されており、開閉
作動片2eはこの固定ピン2gを中心に背もたれ部2の
下面表面回りを正逆回転自在になっている。開閉作動片
2eはこの長孔2fによって長孔2fの長さ程、長手方
向にスライド自在になっている。
【0019】開閉作動片2eの先端側には円形板の撮み
2hが取付けられている。円形板の撮み2hはその中心
部が開閉作動片2eの先端側に板片に垂直に形成された
軸に螺合されている。固定ピン2gが取付けられた固定
板2aと可動板2bを挟んで向かい側の固定板2a(図
面では右側の固定板2a)には、撮み2hの軸を係止す
る係止溝2iが形成されている。係止溝2iは図面では
腰部側に向かって出入口が形成され、その内部は横方向
に直角曲がり、さらにその先端は逆に少し腰部側に向か
って直角に曲がっている。係止溝2i内に入った撮み2
hの軸はこの腰部側に向かって直角に曲がった部分で係
止される。開閉作動片2eはその先端側の撮み2hの軸
が係止溝2iに係止されることで、可動板3bが下面側
に回動して開くのを阻止している。
【0020】吊持ベッド1の座部3は、吊持ベッド1に
載せられた病人の臀部及び大腿部を支える部分であり、
上述したように左右の固定板3a,3a及びその中間の
可動板3bからなっている。
【0021】左右の固定板2a,2aは、膝部側が横板
3cで連結されていて、横板3cを介して一体化されて
いる。横板3cは座部3の上面側に取付けられ、又座部
3の腰部側の端部に取付けられている。この横板3cに
可動板3bの端部が蝶番5bによって連結されていて、
可動板3bは端部の蝶番5bを中心に座部3の下面側に
可動して座部3の中間は開閉自在になっている。
【0022】座部3の下面には下面側に回動する可動板
3bの回動を阻止して座部3の中間部分を閉じた状態に
維持する開閉作動片3dが取付けられている。開閉作動
片3dは細長な板片の基端側には固定ピン3eが貫通し
ている。固定ピン3eは一方の固定板3a(図面では左
側の固定板3a)の下面表面に垂直に固定されており、
開閉作動片3dはこの固定ピン3eを中心に座部3の下
面表面回りを正逆回転自在になっている。
【0023】開閉作動片3dの先端側には円形板の撮み
3fが取付けられている。円形板の撮み3fはその中心
部が開閉作動片3dの先端側に板片に垂直に形成された
軸に螺合されている。固定ピン3eが取付けられた固定
板3aと可動板3bを挟んで向かい側の固定板3a(図
面では右側の固定板3a)には、撮み3fの軸を係止す
る係止溝3gが形成されている。係止溝3g内に入った
撮み3fの軸は撮み3fを締め付けることによって撮み
3fの裏面が係止溝3gの表面に圧着することにより係
止される。開閉作動片3dはその先端側の撮み3fの軸
が係止溝3gに係止されることで、可動板3bが下面側
に回動して開くのを阻止している。
【0024】吊持ベッド1の足部4は、吊持ベッド1に
載せられた病人の膝より先の足部分を支える部分であ
り、左右の固定板4a,4aからなっている。左右の固
定板4a,4aは離れて取付けられ、その間は空間にな
っている。この空間は、吊持ベッド1の載せた病人を風
呂に入れる場合において、前記座部3の可動板3bを開
いて病人の股の部分などを洗う場合に利用される空間で
ある。
【0025】特に、左右の固定板4a,4aの内側の側
端は、足先に向かう途中で左右外寄りに直角に後退して
いて、左右の固定板4a,4aの間隔が更に広くなって
その空間も大きくなっている。そして、左右の固定板4
a,4aの間隔が広くなっている足先側には横板4bが
横設されて連結されており、横板4bを介して一体化さ
れている。横板4bは足部4の上面側に取付けられ、又
足部4の足先側の端部に取付けられている。
【0026】背もたれ部2と座部3とを折り曲げ自在に
連結する上記蝶番5は、背もたれ部2及び座部3の上面
端部、つまり背もたれ部2の固定板2a,2aと座部3
の固定板3a,3aの端部同士が接する箇所の上面に取
付けられている。また、座部3と足部4を折り曲げ自在
に連結する上記蝶番6は、座部3及び足部4の下面端
部、つまり座部3の固定板3a,3aと足部4の固定板
4a,4aの端部同士が接する箇所の下面に取付けられ
ている。
【0027】吊持ベッド1の三分割された異なる二箇所
の側端、例えば背もたれ部2と足部4の左右の固定板2
a,2a及び固定板4a,4aの側端には、係止撮み
7,7,・・が各々設けられている。係止撮み7は背も
たれ部2と足部4の左右の固定板2a,2a及び固定板
4a,4aの側端に側方に向けて突設された軸7aに螺
合されている。軸7aの外周側面には螺子が形成されて
おり、又係止撮み7はその中心部に軸7aに螺合する螺
子孔が形成されている。係止撮み7は円形盤の外形をし
ている。
【0028】保持杆8は側端の両係止撮み7,7に係止
されて吊持ベッド1を所定の屈曲状態に保持するもので
ある。保持杆8は薄板で細長な板状の鋼材などから形成
されており、保持杆8の長手方向の両端側の側面にはU
字状の係止溝8aが形成されている。係止溝8aは保持
杆8の両端側に少し間隔をあけてそれぞれ複数(実施例
では2つ)形成されている。
【0029】この保持杆8の係止溝8aが上記係止撮み
7の軸7aに係止されることによって、保持杆8は吊持
ベッド1を所定の屈曲状態に保持する。保持杆8は、係
止撮み7を回して係止撮み7の裏面が係止溝8aの周囲
の保持杆8の表面に圧着することにより、両係止撮み7
の軸7aに係止される。
【0030】また、保持杆8は2つの薄板で細長な板状
の長手方向の端部同士が一部重ね合って枢支ピン8bに
より連結されており、保持杆8はこの枢支ピン8bの連
結部分を中心として折り曲げ自在になっている。
【0031】吊持ベッド1の三分割された異なる二箇
所、例えば背もたれ部2と足部4の左右両側には、吊持
ベッド1を吊持する各吊持用索条9の端部が取付けられ
ている。吊持用索条9の端部には係脱自在な長円形状の
係止輪9aが取付けられている。係止輪9aは、金属性
の材質からなり、内側に押すと輪の一部が内側に開き、
離すと閉じるようになっていて、後述の吊り輪9bを簡
単に引っ掛け係止でき、又外すことができる。
【0032】また、背もたれ部2と足部4の固定板2
a,2a、4a,4aの左右両側には、吊持用索条9の
端部の係止輪9aに引っ掛け係止される索条の吊り輪9
b,9b,・・・が各々取付けられている。各吊り輪9
bは固定板2a,2a、4a,4aに開けられた孔に通
されて取付けられている。この実施例では吊り輪9b
は、背もたれ部2の頭部側の左右両側、足部4の膝側と
足先側の左右両側、の計6箇所に取付けられている。
【0033】両端部に係止輪9aが取付けられ、係止輪
9a及び吊り輪9bを介して吊持ベッド1を吊持する吊
持用索条9には、その上端側中央が第2実施例の装置に
吊り下げられた場合に左右の索条が接近して吊持ベッド
1に載せられた病人の身体を圧迫しないように、開き片
9cが取付けられている。開き片9cは左右に内部がL
字状に曲がった係止溝9d,9dが形成されていて、左
右の係合溝9d,9d内に吊持用索条9の上端側の左右
をそれぞれ係合させることによって、吊持ベッド1を第
2実施例の装置に吊り下げた場合に、吊持用索条9の左
右が接近するのを防いでいる。
【0034】また、吊持ベッド1には該吊持ベッド1に
載せた病人が落ちるのを防ぐために、シートベルト10
が取付けられている。シートベルト10は背もたれ部2
側寄りの座部3に取付けられている。シートベルト10
は左右に分かれており、左右に分かれているシートベル
ト10の先端側には、それぞれ面ファスナーが取付けら
れていて、左右のシートベルト10の先端側同士はその
面ファスナーによって簡単に止着されて繋がり、又その
取り外しも簡単に行えるようになっている。
【0035】次に上記第1実施例の構成に基づく使用方
法について以下説明する。例えば、寝たきりの病人を風
呂に入れたい場合など、病人を吊持ベッド1に載せて移
動させるときには次のようにする。即ち、吊持ベッド1
を寝たきり病人が横たわっているの寝床aの傍に敷き並
べ、この吊持ベッド1の上に寝たきり病人を抱えて移し
載せて横たえる。病人が重たくて容易に移すことが困難
な場合には、別の補助具を使う。補助具としては、病人
と寝床との間に索条で吊持された支持板を2つ程敷き入
れて、この支持板で病人を寝床から持ち上げてから吊持
ベッド1の上に移して載せる。
【0036】吊持ベッド1に病人を移し載せた後、吊持
用索条9を吊持ベッド1の背もたれ部2の頭側と足部4
の膝側に連結する。吊持用索条9の係止輪9aを吊持ベ
ッド1の各吊り輪9bに引っ掛け係止して、吊持ベッド
1を吊持用索条9で吊持できる状態にする。その後、吊
持用索条9の上端側の中央に開き片9cを挟んで左右の
吊持用索条9が接近するのを防ぎ、開き片9cによって
左右に開いた状態の吊持用索条9の上端中央を第2実施
例の装置に吊持する。
【0037】吊持用索条9を第2実施例の装置に吊持す
ると、吊持ベッド1は背もたれ部2と座部3との連結部
分で上側に折れ曲がり、又座部3と足部4との連結部分
で下側に折れ曲がり、吊持ベッド1は折れ線のように折
れ曲がった状態になる。この状態で、吊持ベッド1の左
右に保持杆8を取りつける。即ち、保持杆8の両端側の
係止溝8aを吊持ベッド1の左右側端の係止撮み7の軸
7aに係合し、係止撮み7を回して締め付けて、保持杆
8を折れ曲がった吊持ベッド1の左右の側端に取付け、
保持杆8によって吊持ベッド1をこの折れ曲がった状態
に保持する。このとき、吊持ベッド1に載せられた病人
はあたかも傾いた椅子に座ったような状態になる。
【0038】第2実施例の装置によって、吊持ベッド1
の載せられた病人を風呂の浴槽に入れて病人の体を洗う
場合には、背もたれ部2の可動板2b、座部3の可動板
3bを開いて、開いたその間から介添え人がタオルなど
で背中や股などを洗うようにする。背もたれ部2の可動
板2b、座部3の可動板3bを開く場合には、開閉作動
片2eを係止溝2iから外し、又開閉作動片3dを係止
溝3gから外すと、可動板2b、可動板3bは下方側に
回動して開かれる。
【0039】〔第2実施例〕ここで、図4は病人用移動
介助装置の全体斜視図である。
【0040】図において、病人用移動介助装置11は主
に寝たきりの病人を寝床aから別の場所に移動させる場
合に使用される装置である。この病人用移動介助装置1
1は、寝たきりの病人を載せる移動台車12、移動台車
12の片側に設けられた固定支持脚13、移動台車12
を挟んで固定支持脚13の向かい側の所望箇所に設置さ
れる移動支持脚14、固定支持脚13と移動支持脚14
の上部の支持筒にその両端側が挿入して支持されて固定
支持脚13と移動支持脚14の上部間に横設される横架
杆15、横架杆に移動自在に取付けられた巻上機16な
どから主に構成されている。
【0041】移動台車12は前記第1実施例の吊持ベッ
ド1に載せられた寝たきりの病人を移動させる場合に、
その病人を載せた状態の吊持ベッド1自体を載せる台車
である。移動台車12の台車表面12aには例えば複数
の板材が少し隙間をあけて並設されて形成されていて、
風呂から上がった寝たきりの病人を載せたときに、病人
に付着している風呂湯の滴はこの板材同士の隙間を通過
して落ち、台車表面12aに水が溜まるのが防がれてい
る。
【0042】移動台車12の各脚部12bの底面には車
輪12cが水平回りに回転自在に取り付けられており、
この車輪12cによって移動台車12は移動でき、又車
輪12cは水平回りに回転自在となっているため、移動
台車12はあらゆる方向に移動できるようになってい
る。
【0043】移動台車12の片側の側部の下部には後述
の固定支持脚13の二つの脚杆13bの下端側が挿入し
て装着支持される支持筒12d,12dが取付けられて
いる。支持筒12d,12dの上部側の移動台車12の
片側の側部には、一端側が上下回りに回動自在に取付け
られた係止レバー12e,12eが設けられている。係
止レバー12e,12eは支持筒12d,12dに挿入
されて支持された固定支持脚13の上部側が揺動するの
を防いで確りと移動台車12に固定されるようにするた
めのものであり、固定支持脚13はその脚杆13bを係
止レバー12eと移動台車12の片側の側部との間に挟
まれることにより確りと移動台車12に固定される。
【0044】移動台車12の側部には不使用時の横架杆
15を立て掛ける取付け筒12fが取付けられており、
不使用時の横架杆15はその一端側がこの取付け筒12
f内に挿入されて立て掛けられる。
【0045】固定支持脚13は上部杆13aと二つの脚
杆13b,13bから構成され、上部杆13aは脚杆1
3b,13bに対して、上下方向に移動自在になってい
て、固定支持脚13は上下方向に伸縮自在になってい
る。固定支持脚13はその脚杆13bの下端側が移動台
車12の片側の側部の支持筒12d,12dに挿入され
て支持されており、また、その支持筒12d,12dか
ら取り外しができ、着脱自在に設けられている。
【0046】固定支持脚13の上部杆13aは水平に形
成され、その両端側は下向きに直角に延設されて下向き
にコ字状の形状に形成されている。上部杆13aの下向
きに延設された両側の下部は脚杆13b,13bの上部
内に挿入されていて伸縮自在になっている。脚杆13
b,13bは直線状に形成されていて、その上部には上
部杆13aの両側の折曲された下端側を挿入する穴が形
成されている。脚杆13b,13bの下端側は上述した
移動台車12の支持筒12d,12dに挿入して支持さ
れる部分である。
【0047】上部杆13aの中央の上面には直交する方
向に上部支持筒13cが固設されている。上部支持筒1
3cは横架杆15の一端側が挿入される筒で、横架杆1
5はその一端側がこの上部支持筒13cに挿入して支持
される。また、上部支持筒13cの上面には吊持ベッド
1を吊持した巻上機16を固定支持脚13側に止めてお
くための係止杆13dが形成されている。即ち、巻上機
16に取付けられた索条の一部を係止杆13dに引っ掛
けることによって、巻上機16が固定支持脚13側から
離れるのを防いでいる。
【0048】移動支持脚14は移動台車12を挟んで固
定支持脚13の向かい側の所望箇所に設置される脚であ
り、固定支持脚13と共に横架杆15の両側を支持する
ものである。移動支持脚14は上部杆14aと脚部14
bから構成され、上部杆14aは脚部14bに対して、
上下方向に移動自在になっていて、移動支持脚14は上
下方向に伸縮自在になっている。
【0049】移動支持脚14の上部杆14aはその中央
部が水平に形成され、その両端側は下向きに直角に延設
されて下向きにコ字状の形状に形成されている。上部杆
14aの下向きに延設された両側の下部は脚部14bの
左右の二つの脚杆14c,14cの上部内に挿入されて
いて伸縮自在になっている。脚部14bは左右二つの脚
杆14c,14cが上下に延設され、その上部には上部
杆14aの両側の折曲された下端側を挿入する穴が形成
されている。また、その下端は左右方向に水平に延設さ
れた下部横杆14dで連結されている。脚部14bの左
右二つの脚杆14c,14cの下端には下部横杆14d
に直交する方向に下部水平支持杆14e,14eが形成
されていて、脚部14bはこの下部水平支持杆14e,
14eによって支持されている。
【0050】上部杆14aの中央の上面には直交する方
向に上部支持筒14fが固設されている。上部支持筒1
4fは横架杆15の一端側が挿入される筒で、横架杆1
5はその一端側がこの上部支持筒14fに挿入して支持
される。また、上部支持筒14fの上面には吊持ベッド
1を吊持した巻上機16を移動支持脚14側に止めてお
くための係止杆14gが形成されている。即ち、巻上機
16に取付けられた索条の一部を係止杆14gに引っ掛
けることによって、巻上機16が移動支持脚14側から
離れるのを防いでいる。
【0051】横架杆15は固定支持脚13と移動支持脚
14の上部間に水平に横架され、この横架された横架杆
15上を吊持ベッド1を吊った巻上機16が走行するよ
うになっている。横架杆15は寝たきりの病人を移動台
車2に載せたり降ろしたりする場合に、病人を吊って移
動させるときに所謂レールとして使用される。横架杆1
5はその両端が固定支持脚3の上部支持筒13cと移動
支持脚4の上部支持筒14fに挿入されて支持される。
横架杆15には金属性で剛性の高いパイプが使用されて
いる。
【0052】巻上機16は、前記第1実施例の吊持ベッ
ド1を吊り上げて上記横架杆15を走行して、吊持ベッ
ド1に載せられた病人を寝床aから移動台車12まで移
動させ或いは移動台車12から寝床aまで移動させるも
のである。巻上機16の上部には横架杆15上を走行す
る二つの車輪16a,16aが取付けられている。
【0053】巻上機16には昇降用索条16bが巻かれ
ており、巻上機16に巻かれた昇降用索条16bの先端
側は垂下しており、その垂下した先端には前記第1実施
例の吊持ベッド1の吊持用索条9を引っ掛けるフック1
6cが取付けられている。巻上機16の昇降用索条16
bを巻きあげることによってフック16cは上昇し、昇
降用索条16bを巻き戻すことによってフック16cは
降下するようになっている。
【0054】巻上機16には手動のハンドル16dが取
り付けられており、このハンドル16dを回して昇降用
索条16bを巻いたり戻したりできる。巻上機16には
ストッパーが設けられていて、ストッパーが機能する
と、昇降用索条16bの巻き付けや巻き戻しは止まり、
昇降用索条16bを介してフック16cの昇降も停止す
る。
【0055】次に上記第2実施例の構成に基づく使用方
法について以下説明する。例えば、寝たきりの病人を風
呂に入れたい場合には次のようにする。即ち、病人用移
動介助装置11の移動台車12を寝たきりの病人の寝床
aの傍に移動して停止する。この場合、移動台車12の
車輪12cが回らないように固定する。
【0056】続いて、移動支持脚14を寝床aを挟んで
移動台車12の反対側に設置する。つまり、移動台車1
2と移動支持脚14との間に寝床aがなるように設置す
る。移動支持脚14の設置は、先ず脚部14bの底部を
確りと床の上に固定して設置し、この脚部14bに上部
杆14aに取付けることにより行われる。
【0057】続いて、移動台車12の取付け筒12fに
立て掛けられている横架杆15を取り外して、この横架
杆15を移動台車12の固定支持脚13と移動支持脚1
4の上部間に運び、横架杆15の両端側を固定支持脚1
3の上部支持筒13c及び移動支持脚14の上部支持筒
14fに挿入して、横架杆15を固定支持脚13と移動
支持脚14の上部間に横架する。これにより、横架杆1
5は寝たきりの病人の真上を横断してその両端側が固定
支持脚13及び移動支持脚14に支持される。
【0058】横架杆15が寝たきりの病人の真上を横断
する位置に横架されたところで、横架杆15上を走行す
る巻上機16を取付ける。そしてこの巻上機16を寝た
きりの病人の真上まで移動させる。巻上機16を寝たき
りの病人の真上まで移動させた後、巻上機16のハンド
ル16dを回して昇降用索条16bを巻き戻して、昇降
用索条16bの先端に取付けられたフック16cを下ろ
す。
【0059】下ろしたフック16cに前記第1実施例の
寝たきりの病人を載せた吊持ベッド1の吊持用索条9を
引っ掛ける。そして、巻上機16のハンドル16dを回
して昇降用索条16bを巻き上げて、この寝たきりの病
人を載せた吊持ベッド1が、移動台車2の台車表面2a
より僅かに高くなる高さまで、昇降用索条16bを巻き
上げる。
【0060】その高さまで引き上げた後、巻上機16の
ストッパーを利用して昇降用索条16bが下降しないよ
うに保持する。そして、寝たきりの病人を吊持ベッド1
を介して吊持している巻上機16を横架杆15を走行さ
せて移動台車2の台車表面2a上まで移動し、寝たきり
の病人を載せた吊持ベッド1を台車表面2aの上方に載
せ、巻上機16を少し巻き戻して、寝たきりの病人を載
せた吊持ベッド1を台車表面2a上に下ろす。
【0061】その後、吊持ベッド1の吊持用索条9をフ
ック16cから外し、巻上機16を横架杆15から外
し、固定支持脚13と移動支持脚14にその両側が挿入
支持された横架杆15を取り外す。取り外した横架杆1
5は移動台車12の取付け筒12fに挿入して立て掛け
る。そして、寝たきりの病人を載せた移動台車2を風呂
場まで移動させる。また、移動支持脚14を床から持ち
上げて浴槽に運び、浴槽内に設置する。
【0062】風呂場に到着すると、前述と同様な操作
で、浴槽内に設置された移動支持脚14と移動台車12
の固定支持脚13との上部間に横架杆15を横架し、横
架した横架杆15に巻上機16を取付ける。このとき、
移動台車12の車輪12cが回らないように確りと固定
する。
【0063】病人を載せた吊持ベッド1の吊持用索条9
を、巻上機16から垂下された昇降用索条16bの先端
に取付けられたフック16cに再び引っ掛け、寝たきり
の病人を吊持ベッド1を介して吊持する巻上機16を横
架杆15を走行させて、移動台車12の台車表面12a
上方から浴槽の真上に移動させる。巻上機16が浴槽の
真上まで移動すると、巻上機16の巻上機16を回して
昇降用索条16bを巻き戻して昇降用索条16bの先端
のフック16cに引っ掛けられた吊持ベッド1を下ろし
て、吊持ベッド1に載せられた寝たきりの病人を浴槽内
に入れる。
【0064】寝たきりの病人を浴槽内に入れて良く温
め、浴槽の外に出して病人の体を丁寧に洗い、体を洗っ
た後再び浴槽内に入れて良く温める。入浴が済むと、巻
上機16のハンドル16dを回して昇降用索条16bを
巻き上げて、寝たきりの病人を載せた吊持ベッド1を、
移動台車12の台車表面12a上より僅かに高くなる高
さまで引き上げる。
【0065】そして、寝たきりの病人を載せた吊持ベッ
ド1を吊持している巻上機16を横架杆15上を走行さ
せて移動台車2の台車表面2aの上方まで移動して、巻
上機16を少し巻き戻して、寝たきりの病人を載せた吊
持用索条9を台車表面2a上に下ろす。そして、巻上機
16の昇降用索条16bの先端のフック16cに引っ掛
けられていた吊持ベッド1の吊持用索条9を取り外し
て、寝たきりの病人を載せた吊持用索条9を台車表面2
a上にのせる。
【0066】その後、巻上機16を横架杆15から外
し、横架杆15の両端側を固定支持脚13の上部支持筒
13c及び移動支持脚14の上部支持筒14fから抜き
取って外し、横架杆15を移動台車12の取付け筒12
fに挿入して立て掛ける。寝たきりの病人を載せた移動
台車2を寝床aまで移動させる。また、移動支持脚14
を浴槽内から引き上げる。
【0067】そして、以下同様な方法で、寝たきりの病
人を移動台車12から寝床aに移して下ろして、寝たき
りの病人の入浴は完了する。
【0068】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係る吊持ベッドによれば、ことにより、病人
を載せて吊り上げる吊持ベッドを設け、該吊持ベッドに
載せられる病人の腰部分に対応する箇所で吊持ベッドを
上面側に折り曲げ自在に設け、該吊持ベッドに載せられ
る病人の膝部分に対応する箇所で吊持ベッドを下面側に
折り曲げ自在に設け、上記二箇所の折り曲げ箇所を境と
して吊持ベッドを長手方向に背もたれ部、座部及び足部
に三分割し、該吊持ベッドに載せられる病人の背中部分
に対応する背もたれ部の中間部を開閉自在に設け、該吊
持ベッドに載せられる病人の大腿部分に対応する座部の
中間部を開閉自在に設け、吊持ベッドの三分割された異
なる二箇所の側端に係止撮みを各々設け、両係止撮みに
係止されて吊持ベッドを所定の屈曲状態に保持する保持
杆を設け、吊持ベッドの三分割された異なる二箇所の左
右両側を吊持する吊持用索条を設けたことにより、吊持
ベッドに寝たきりの病人を載せ、吊持用索条で引き上げ
ることにより、吊持ベッドは二箇所で屈曲して、吊持ベ
ッドの上の寝たきりの病人の腰部分と膝部分が曲がり、
硬直していた病人の体は少し軟らかくなり、又病人は寝
ている状態から傾いた椅子に座ったような状態になっ
て、いつも寝ている病人にとっては気分転換を図ること
ができる。しかも、安全に寝たきりの病人を載せて持ち
上げることができ、また入浴させる場合も、背もたれ部
や座部の中間部が開閉自在であるため、この部分を開く
ことによってタオルなどによって体を洗うことを容易に
することができ、病人の入浴効果を更に高めることがで
きる。
【0070】また、請求項2の発明に係る病人用移動介
助装置によれば、車輪付の移動台車の一側に脚部が伸縮
自在な固定支持脚を着脱自在に設け、移動台車を挟んで
固定支持脚の向かい側の所望箇所に設置される脚部が伸
縮自在な移動支持脚を着脱自在に設け、固定支持脚及び
移動支持脚の上部に支持筒をそれぞれ横設し、固定支持
脚及び移動支持脚の上部の支持筒にその両端側が挿入し
て支持されて固定支持脚と移動支持脚の上部間に横設さ
れる横架杆を設け、索条を巻付けた巻上機を横架杆上に
沿って移動自在に設け、請求項1の吊持ベッドを巻上機
の昇降用索条で係脱自在に吊持したことにより、余り大
きな労力を要することなく、寝たきりの病人を所望の場
所まで移動させたり、入浴させたりすることができ、看
護人の負担の軽減を図ることができるという、極めて新
規的有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す吊持ベッドの平面
図である。
【図2】この発明の第1実施例を示す吊持ベッドの底面
図である。
【図3】この発明の第1実施例を示す吊持時の吊持ベッ
ドの斜視図である。
【図4】この発明の第2実施例を示す病人用移動介助装
置の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 吊持ベッド 2 背もたれ部 2a 固定板 2b 可動板 2c 横板 2d 横板 2e 開閉作動片 2f 長孔 2g 固定ピン 2h 撮み 2i 係止溝 3 座部 3a 固定板 3b 可動板 3c 横板 3d 開閉作動片 3e 固定ピン 3f 撮み 3g 係止溝 4 足部 4a 固定板 4b 横板 5 蝶番 5a 蝶番 5b 蝶番 6 蝶番 7 係止撮み 7a 軸 8 保持杆 8a 係止溝 8b 枢支ピン 9 吊持用索条 9a 係止輪 9b 吊り輪 9c 開き片 9d 係合溝 10 シートベルト 11 病人用移動介助装置 12 移動台車 12a 台車表面 12b 脚部 12c 車輪 12d 支持筒 12e 係止レバー 12f 取付け筒 13 固定支持脚 13a 上部杆 13b 脚杆 13c 上部支持筒 13d 係止杆 14 移動支持脚 14a 上部杆 14b 脚部 14c 脚杆 14d 下部横杆 14e 下部水平支持杆 14f 上部支持筒 14g 係止杆 15 横架杆 16 巻上機 16a 車輪 16b 昇降用索条 16c フック 16d ハンドル a 寝床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病人を載せて吊り上げる吊持ベッドを設
    け、該吊持ベッドに載せられる病人の腰部分に対応する
    箇所で吊持ベッドを上面側に折り曲げ自在に設け、該吊
    持ベッドに載せられる病人の膝部分に対応する箇所で吊
    持ベッドを下面側に折り曲げ自在に設け、上記二箇所の
    折り曲げ箇所を境として吊持ベッドを長手方向に背もた
    れ部、座部及び足部に三分割し、該吊持ベッドに載せら
    れる病人の背中部分に対応する背もたれ部の中間部を開
    閉自在に設け、該吊持ベッドに載せられる病人の大腿部
    分に対応する座部の中間部を開閉自在に設け、吊持ベッ
    ドの三分割された異なる二箇所の側端に係止撮みを各々
    設け、両係止撮みに係止されて吊持ベッドを所定の屈曲
    状態に保持する保持杆を設け、吊持ベッドの三分割され
    た異なる二箇所の左右両側を吊持する吊持用索条を設け
    たことを特徴とする吊持ベッド。
  2. 【請求項2】 車輪付の移動台車の一側に脚部が伸縮自
    在な固定支持脚を着脱自在に設け、移動台車を挟んで固
    定支持脚の向かい側の所望箇所に設置される脚部が伸縮
    自在な移動支持脚を着脱自在に設け、固定支持脚及び移
    動支持脚の上部に支持筒をそれぞれ横設し、固定支持脚
    及び移動支持脚の上部の支持筒にその両端側が挿入して
    支持されて固定支持脚と移動支持脚の上部間に横設され
    る横架杆を設け、索条を巻付けた巻上機を横架杆上に沿
    って移動自在に設け、請求項1の吊持ベッドを巻上機の
    昇降用索条で係脱自在に吊持したことを特徴とする病人
    用移動介助装置。
JP7113819A 1995-04-13 1995-04-13 吊持ベッド及び病人用移動介助装置 Pending JPH08280753A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19735284A1 (de) * 1997-08-14 1999-02-18 Harald Bulgrin Anordnung für die Beförderung von Patienten zwischen Rollstuhl und Liegefläche
GB2574251A (en) * 2018-05-31 2019-12-04 Able Move Ltd Personal transportable seating aid
CN111134988A (zh) * 2020-01-15 2020-05-12 河南省洛阳正骨医院(河南省骨科医院) 一种骨科护理的床上腿部支撑装置

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