JP2950506B1 - 人を寝かせたままの状態で敷き寝具を取り替えるベッド - Google Patents

人を寝かせたままの状態で敷き寝具を取り替えるベッド

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JP2950506B1
JP2950506B1 JP10102567A JP10256798A JP2950506B1 JP 2950506 B1 JP2950506 B1 JP 2950506B1 JP 10102567 A JP10102567 A JP 10102567A JP 10256798 A JP10256798 A JP 10256798A JP 2950506 B1 JP2950506 B1 JP 2950506B1
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C21/00Attachments for beds, e.g. sheet holders, bed-cover holders; Ventilating, cooling or heating means in connection with bedsteads or mattresses
    • A47C21/02Holders for loose bed elements, e.g. sheet holders; bed cover holders
    • A47C21/028Holders for facilitating making the bed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/0005Means for bathing bedridden persons

Abstract

【要約】 【課題】患者及び介護者にさしたる負担を掛けることな
く、人を寝かせたままの状態で敷き寝具を容易に替えら
れるベッドの提供。 【解決手段】左側車体5、右側車体6、車輪15〜18
及び軸7は台車をなしている。この台車は、バランス揺
動体3,4及び軸1,2を介してマット11,12を支
え、レール31,32に沿ってマット11,12を進行
させる。マット12はジッパーでレール31,32に吊
り渡されている。バランス揺動体3及び4は、軸で下方
延伸部5b及び6bに回転自在にそれぞれ連結されている。
軸1及び2は、バランス揺動体3及び4に回転自在に取
付けられている。握り26を回すことにより、台車を進
行させると、スライド52,54により被取り替えマッ
ト12がジッパーから解放され、軸2に巻き取られ、同
時に取り替え用のマット11がジッパーに接続され、レ
ール31,32に吊り渡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自力では起床でき
ない病人や老人の介護に好適なベッドに関し、特にシー
ツ、マット、敷き布団などの敷き寝具が人を寝かせたま
まの状態で取り替えられるベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの病人の介護にとっては、シー
ツ、マット、敷き布団などの敷き寝具を取り替える負担
は非常に大きく、体力を要し、腰を痛めたりし易い。
【0003】そこで、人を寝かせたままの状態で敷き寝
具を取り替える方法が各種提案されている。ここで、説
明の便宜のために、敷き寝具が敷かれる領域を敷き寝具
敷設領域、既に敷き寝具敷設領域に敷かれておりこれか
ら取り替えられる敷き寝具を被取り替え敷き寝具、取り
替え用の新たな敷き寝具を取り替え敷き寝具とそれぞれ
定義する。
【0004】その従来の方法のうちの一つでは、被取り
替え敷き寝具の上で患者を一旦左側に寄せ、右側領域に
しいてあった被取り替え敷き寝具を丸め、右側領域だけ
をまず空け、その空き領域に取り替え用の新たな敷き寝
具を敷き、次に患者を1回転させたりしてその丸めた被
取り替え敷き寝具上を患者に乗り越えさせて、敷き寝具
敷設領域のうちの左側領域から被取り替え敷き寝具を除
き、その左側領域に取り替え敷き寝具を延ばし、患者を
中央に戻し、敷き寝具の取り替えを終える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の方法では
患者を敷き寝具敷設領域上で動かさざるを得ないから、
患者及び介護者にとって負担は非常に大きい。そこで、
本発明の目的は、患者及び介護者にさしたる負担を掛け
ることなく、人を寝かせたままの状態で敷き寝具を容易
に替えられるベッドの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明は次の手段を提供する。
【0007】敷き寝具が敷かれるべき長方形で水平な
平面領域を敷き寝具敷設領域と称し、該敷き寝具敷設領
域に既に敷かれている敷き寝具であって取り替えようと
するものを被取り替え敷き寝具と称し、該被取り替え敷
き寝具に代えて敷き寝具敷設領域へ新たに敷こうとする
敷き寝具を取り替え敷き寝具と称し、該被取り替え敷き
寝具の長手方向の片端であって該被取り替え敷き寝具の
取り替えの際に該敷き寝具敷設領域から最初に取り外さ
れる側の端を被取り替え開始端と称し、該取り替え敷き
寝具の長手方向の片端であって、該取り替え敷き寝具を
該敷き寝具敷設領域へ敷設する際に最初に該領域へ取付
けられる側の端を取り替え開始端と称するとき、前記取
り替え開始端が最外周の開放端となるように巻いて該取
り替え敷き寝具を巻き付ける第1の軸と、前記被取り替
え敷き寝具を前記被取り替え開始端から巻き取る軸であ
る第2の軸と、前記第1及び第2の軸を、互いに独立に
自在に回動可能に、互いに平行に一定間隔に、且つ前記
敷き寝具敷設領域の下方に位置させて保持する軸保持手
段と、前記敷き寝具敷設領域の長手方向に平行であり、
該敷き寝具敷設領域の長手方向の両脇に互いに平行に配
置された第1及び第2の案内路で前記軸保持手段を案内
する案内手段と、前記案内手段で前記第1及び第2の案
内路の内側に支持され、前記敷き寝具を前記敷き寝具敷
設領域に着脱自在に張り渡す張り渡し手段と、前記第2
の軸を回転させる回転手段とを備え、前記被取り替え開
始端を前記第2の軸に固定するとともに、前記取り替え
開始端を前記張り渡し手段に張り渡しておき、前記回転
手段で前記第2の軸を回転させ、前記被取り替え敷き寝
具に張力を加え、該被取り替え敷き寝具を前記第2の軸
に巻き取るとき、該張力の反力により前記軸保持手段が
前記案内路に沿って移動し、前記被取り替え敷き寝具が
該第2の軸に巻き取られて形成される前記敷き寝具敷設
領域における空き領域に、前記第1の軸から巻き戻され
る前記取り替え敷き寝具を延べ、且つ前記張り渡し手段
で張り渡すことにより人を寝かせたままの状態で敷き寝
具を取り替えるベッドにおいて、前記案内手段が、第1
及び第2のレール並びにレールを支えるレール支え手段
でなり、前記第1及び第2のレールは、それぞれ前記第
1及び第2の案内路をなしており、前記第1及び第2の
レールの長さは、前記敷き寝具敷設領域の長辺より長
く、前記レール支え手段は、前記敷き寝具敷設領域の長
辺の外側に該長辺に平行に該案内路を位置させ、しかも
該敷き寝具敷設領域の短辺より大きい間隔を隔てて前記
第1及び第2のレールを支え、前記軸保持手段は、台車
並びに第1及び第2の揺動体でなり、前記台車は、前記
第1の案内路に沿って案内される第1の車体と、前記第
2の案内路に沿って案内される第2の車体とを有してな
り、前記第1の揺動体は、第3の軸の回りに自在に揺動
するように前記第1の車体にまわり対偶で連結されてお
り、該第3の軸の軸線が前記案内路の案内方向に直交し
かつ水平であり、前記第2の揺動体は、第4の軸の回り
に自在に揺動するように前記第2の車体にまわり対偶で
連結されており、該第4の軸の軸線を前記第3の軸の軸
線に一致させており、前記第1及び第2の軸で前記第1
の揺動体に連結され、該第1及び第2の軸を互いに間隔
を隔てて、かつ該第3の軸に平行に配置してなり、前記
張り渡し手段はジッパーでなることを特徴とするベッ
ド。
【0008】前記ジッパーは、前記第1の案内路に近
接する第1のジッパーと、前記第2の案内路に近接する
第2のジッパーとでなり、前記第1のジッパーにおい
て、片方のジッパーテープは前記第1のレールに固着さ
れ、他方のジッパーテープは前記敷き寝具に固着されて
いるか又は該敷き寝具の縁部であり、前記第2のジッパ
ーにおいて、片方のジッパーテープは前記第2のレール
に固着され、他方のジッパーテープは前記敷き寝具に固
着されているか又は該敷き寝具の縁部であり、前記第1
の車体には、第1及び第2のスライドが第1及び第2の
スライド連結手段をそれぞれ介して連結されており、前
記第2の車体には、第3及び第4のスライドが第3及び
第4のスライド連結手段をそれぞれ介して連結されてお
り、前記第1のスライドは、前記張力の反力により前記
第1の車体が前記第1の案内路に沿って移動するのに従
って、前記第1のジッパーにおける前記片方のジッパー
テープの務歯列と前記取り替え敷き寝具側のジッパーテ
ープにおける務歯列とを噛み合わせ、前記第2のスライ
ドは、前記張力の反力により前記第1の車体が前記第1
の案内路に沿って移動するのに従って、前記第1のジッ
パーにおける前記片方のジッパーテープの務歯列と前記
被取り替え敷き寝具側のジッパーテープにおける務歯列
との噛み合わせを解き、前記第3のスライドは、前記張
力の反力により前記第2の車体が前記第2の案内路に沿
って移動するのに従って、前記第2のジッパーにおける
前記片方のジッパーテープの務歯列と前記取り替え敷き
寝具側のジッパーテープにおける務歯列とを噛み合わ
せ、前記第4のスライドは、前記張力の反力により前記
第2の車体が前記第2の案内路に沿って移動するのに従
って、前記第2のジッパーにおける前記片方のジッパー
テープの務歯列と前記被取り替え敷き寝具側のジッパー
テープにおける務歯列との噛み合わせを解くことを特徴
とする前記に記載のベッド。
【0009】前記敷き寝具敷設領域の下方に下部支持
機構を設け、前記下部支持機構は、前記敷き寝具敷設領
域とほぼ同じ平面形をなし、該敷き寝具敷設領域の真下
に位置するマットレスと、該マットレスの下面を支える
マットレス支持構造と、該マットレス支持構造を上下さ
せる昇降装置とを備えてなり、前記昇降装置は、前記マ
ットレスの上面を水平に保持して前記マットレス支持構
造を上下させ、前記昇降装置が前記マットレス支持構造
を介して前記マットレスを昇降させるときにおける該マ
ットレスの上面の行程は、前記張り渡し手段で前記敷設
領域に張り渡された前記敷き寝具の下面と、前記第1の
軸に巻かれた前記取り替え敷き寝具の下端との間の範囲
を少なくとも含むことを特徴とする前記又はに記載
のベッド。
【0010】前記台車は、前記第1の軸に平行な第5
の軸と、該第5の軸を包む円筒状のクッション材とを有
し、前記第5の軸は、前記第1及び第2の車体を連結し
ており、また、前記第5の軸は、前記張力の反力により
前記第1及び第2の車体が前記第1及び第2の案内路に
沿ってそれぞれ移動する行程で、前記敷き寝具敷設領域
において前記被取り替え敷き寝具と前記取り替え敷き寝
具との間に生じる間隙の中間部に前記クッション材の上
面を延べられる位置に設けてあることを特徴とする前記
又はに記載のベッド。
【0011】ビニール等の非透水性の材料でなり、前
記敷き寝具の上面に固着されて前記取り替え敷き寝具と
共に前記敷き寝具敷設領域に敷かれるシートと、該敷き
寝具の上面に敷かれた該シートの縁部を前記第1及び第
2のレールに留める留め具とを有してなり、前記敷き寝
具敷設領域に敷かれた前記敷き寝具の下面を前記マット
レスの上面で支えるまで前記下部支持機構で前記マット
レスを上昇させた第1の状態で、該敷き寝具の上面に敷
かれた前記シートの縁部を前記第1及び第2のレールに
前記留め具で留めると共に、前記第1及び第2のジッパ
ーを解き、次に、前記下部支持機構で前記マットレスを
下降させることにより前記シートに浴槽状の窪みを形成
し、該窪みに水を注いで該窪みの底を前記敷き寝具敷設
領域より少なくとも20センチメートル下方に位置させ
た第2の状態で、前記留め具により留められている前記
縁部が前記敷き寝具敷設領域の高さに保持されるだけの
大きさに、前記シートは成形してあることを特徴とする
前記乃至に記載のベッド。
【0012】ビニール等の非透水性の材料でなり、前
記敷き寝具の上面に固着されて前記取り替え敷き寝具と
共に前記敷き寝具敷設領域に敷かれるシートと、該敷き
寝具の上面に敷かれた該シートの縁部を前記敷き寝具敷
設領域より少なくとも20センチメートル上方に位置さ
せて支持するシート縁部支持手段とを有してなり、前記
シート縁部支持手段は、前記第1及び第2のレールの両
端部に脚を固定された第1乃至だい4の柱と、該第1乃
至第4の柱の上端部に前記シートの縁部を留める留め具
とを有してなり、前記第1乃至だい4の柱は、20セン
チメートル以上の高さであり、前記第1及び第2のレー
ルの両端部に自在に着脱できる構造で前記脚が該両端部
に取付けられていることを特徴とする前記乃至に記
載のベッド。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を挙げ、
本発明を一層詳しく説明する。
【0014】図1〜図3は、敷き寝具敷設領域のうちの
半分に被取り替え敷き寝具が延べられ、残り半分の領域
に取り替え敷き寝具が延べられている状態における本発
明の第1の実施の形態を示す図である。図1(A)は縦
断面図、同図(B)は横断面図である。図2(A)は左
側面図、同図(B)は正面図である。図3は平面図であ
る。
【0015】図4は図1〜図3に示した実施の形態の要
部を拡大して示す図であり、同図(A)は縦断面図、同
図(B)は横断面図、同図(C)は平面図である。ま
た、図5も図1〜図3に示した実施の形態の要部を拡大
して示す図であり、同図(A)は横断面図、同図(B)
は平面図、同図(C)は縦断面図である。
【0016】図6〜図8は、敷き寝具敷設領域に敷き寝
具が敷かれ、患者が横臥している定常状態における本発
明の第1の実施の形態を示す図である。図6(A)は縦
断面図、同図(B)は横断面図である。図7(A)は左
側面図、同図(B)は正面図である。図8は平面図であ
る。図6〜図8に示したベッドの状態は、本発明の第1
の実施の形態において、敷き寝具の取り替えが始められ
る直前の状態であり、また敷き寝具の取り替えを終えた
直後の状態でもある。
【0017】図9〜図11は、敷き寝具敷設領域に延べ
られているマット(被取り替え敷き寝具)12の被取り
替え開始端が軸2に固着され、軸2で巻き取られようと
し、軸1に巻かれたマット(取り替え敷き寝具)11の
取り替え開始端が敷き寝具敷設領域の長手方向片端に固
着され、これから敷き寝具敷設領域に延べられようとす
るときの状態における本発明の第1の実施の形態を示す
図である。図9(A)は縦断面図、同図(B)は横断面
図である。図10(A)は左側面図、同図(B)は正面
図である。図11は平面図である。
【0018】図12〜図14は、敷き寝具敷設領域に延
べられていたマット12が軸2に巻き取られるととも
に、軸1に巻かれていたマット11が軸1から巻き戻さ
れ、敷き寝具敷設領域に延べられたときの状態における
本発明の第1の実施の形態を示す図である。図12
(A)は縦断面図、同図(B)は横断面図である。図1
3(A)は左側面図、同図(B)は正面図である。図1
4は平面図である。
【0019】図15は図12〜図14に示した状態にお
ける本発明のベッドの要部を示す図であり、同図(A)
は縦断面図、同図(B)は横断面図である。また、図1
6も図12〜図14に示した状態における本発明のベッ
ドの要部を示す図であり、同図(A)は左側面図、同図
(B)は正面図である。
【0020】図1〜図16に示した本発明の実施の形態
は、次に詳述する構造及び機能を備えるベッドである。
【0021】このベッドは、レール31,32、横枠3
3,34、支柱41〜44、マット11,12、ジッパ
ー81〜84、軸1,2、バランス揺動体3,4、左側
車体5、右側車体6、車輪15〜18、軸7、円筒状ク
ッション材8、軸5a,6a、下部支持構造9を備えてな
る。
【0022】左側車体5、右側車体6、車輪15〜18
及び軸7は台車をなしている。この台車は、バランス揺
動体3,4及び軸1,2を介してマット11,12を支
え、レール31の溝31a及びレール32の溝32aに沿って
マット11,12を案内する。ジッパー81は、ジッパ
ーテープ141、このジッパーテープ141に固着され
ている務歯列41a、マット11,12の長手方向縁に取
付けてある務歯列11f,12fでなる。ジッパー82は、ジ
ッパーテープ142、このジッパーテープ142に固着
されている務歯列42a、マット11,12の長手方向縁
に取付けてある務歯列11f,12fでなる。
【0023】レール31及び32は前述の第1及び第2
のレールに相当する。溝31a及び32aは前述の第1及び第
2の案内路にそれぞれ相当する。支柱41〜44は前述
のレール支え手段に相当する。マット11は前述の取り
替え敷き寝具に相当し、マット12は前述の被取り替え
敷き寝具に相当する。軸1及び2は前述の第1及び第2
の軸にそれぞれ相当する。バランス揺動体3及び4は前
述の第1及び第2の揺動体にそれぞれ相当する。左側車
体5、右側車体6、車輪15〜18及び軸7は前述の台
車を構成している。軸5a及び6aは前述の第3及び第4の
軸に相当する。ジッパー81及び82は前述の第1及び
第2のジッパーにそれぞれ相当する。ジッパーテープ1
41は、前述の第1のジッパーにおける片方のジッパー
テープに相当する。ジッパーテープ142は、前述の第
2のジッパーにおける片方のジッパーテープに相当す
る。スライド51及び52は前述の第1及び第2のスラ
イドにそれぞれ相当し、スライド53及び54は前述の
第3及び第4のスライドにそれぞれ相当する。スライド
連結部材5c,5d,6c及び6dは前述の第1,第2,第3及
び第4のスライド連結手段にそれぞれ相当する。
【0024】図8におけるジッパー81〜84で囲まれ
た長方形の平面領域が、この実施の形態のベッドにおけ
る敷き寝具敷設領域をなす。図8において、マット12
はジッパー81,82でレール31,32に吊り渡され
ている。マット12の長手方向の端は、更にジッパー8
3,84で横枠33,34に固着されている。
【0025】図4(B)によく現れているように、レー
ル32は、横断面が大文字のCの形をなし、Cチャンネ
ルと通称されている鋼材でなる。レール31もレール3
2と同じ構造である。車輪15,16はレール31の溝
31aで案内され、車輪17,18はレール32の溝32aで
案内される。車輪15,16は左側車体5の軸で回転自
在に支えられ、車輪17,18は右側車体6の軸で回転
自在に支えられている。例えば、車輪16を回転自在に
支える軸は図15(B)に符号16aで示されている。左
側車体5には下方に張り出した下方延伸部5bが設けられ
ており、右側車体6には下方に張り出した下方延伸部6b
が設けられている。
【0026】下方延伸部5b及び6bには軸5a及び6aが回転
自在にそれぞれ取付けられている。軸5a及び6aは軸線を
同じくしている。バランス揺動体3及び4は、軸5a及び
6aで下方延伸部5b及び6bに回転自在にそれぞれ連結され
ている。軸1及び2は、バランス揺動体3及び4に回転
自在に取付けられている。軸1及び2の軸線は互いに平
行である。軸1及び2の長さは、支柱41と43との間
隔、支柱42と44との間隔より僅かに小さく設定して
ある。
【0027】台車、バランス揺動体3,4、軸1,2は
1つの機構に組立ててあり、この機構はレール31,3
2に装着され、又レール31,32から離脱できる。軸
1,2はバランス揺動体3,4に対し着脱自在である。
巻かれたマット11はバランス揺動体3,4から一旦軸
1を外し、軸1に嵌められる。マット11が延べたまま
で供給されたときは、マット11は軸1に巻き付けるこ
ともできる。マット11は、通常は軸1に巻かれた状態
で、台車、バランス揺動体3,4、軸1,2と一体で供
給される。
【0028】マット11,12は図5(A)に断面で符
号10示す構造の敷き寝具である。マット11,12
は、同一の構造をなし、図5(A)のマット10はこれ
らマット11,12を代表して図示したものである。同
様に、図5では、ジッパー81〜84を代表してジッパ
ー8、スライド51〜54及び55,56を代表してス
ライドZ、ジッパーテープ141〜144を代表してジ
ッパーテープ140、レール31,32を代表してレー
ル130、車体5,6を代表して車体W、スライド連結
部材5c,5d,6c及び6dを代表してスライド連結部材Yが
それぞれ示してある。
【0029】マット10は、張り渡しシート10a、クッ
ションとしての綿10b、シーツ10c、綿10bと張り渡しシ
ート10aとを固着する面ファスナー10d、シーツ10cと張
り渡しシート10aとを固着する面ファスナー10e、張り渡
しシート10aの縁に取付けられた務歯列10fとでなる。ジ
ッパー8は、ジッパーテープ140及び務歯列4a,10fで
なる。務歯列4a及び10fは、スライドZの進行に応じて
噛み合わされ、或いは噛み合わせを解かれる。スライド
Zはスライド連結部材Yに連結されており、スライド連
結部材Yは車体Wと一体であるから、務歯列4a及び10f
の噛み合せ、或いは噛み合わせの解放は車体Wの進行に
応じてなされる。
【0030】図15、図16によく現れているように、
軸2の片端には嵌まり凹部23aが嵌められており、嵌ま
り凹部23aから回転力を受けると軸2は回転する。軸2
3は片端に嵌まり凹部23aを有し、他端にクランク24
が嵌められている。クランク24は、抜け止め板24aで
軸23に回動不能に固定されている。クランク24の片
端には軸25が固定されており、軸25には握り26が
回動自在に嵌められている。軸23を回転中心として、
握り26を手で回転することにより、軸2を回転させる
ことができる。
【0031】図6〜図8の状態のマット12を被取り替
え敷き寝具とするとき、この被取り替え敷き寝具を取り
替え敷き寝具としてのマット11に取り替えるときの作
動を次に説明する。
【0032】下部支持機構9は、油圧昇降機93〜96
でマットレス支持板構造92及びマットレス91を支え
ている。枠71〜74は、マットレス91をマットレス
支持板構造92上に保持する。マットレス支持板構造9
2は、敷き寝具敷設領域と同じ平面面積の板92a、並び
に複数の横桟92b及び経桟92cでなる。マット12を取り
替えるに先立って、油圧昇降機93〜96を作動させ、
マットレス支持板構造92及びマットレス91を図9の
高さまで下げる。マット11をマット12と取り替える
には、軸1に巻かれたマット11や台車は、マット12
の下方へ位置させる必要があるからである。
【0033】前述のとおり、マット11は、軸1に巻か
れた状態で、台車、バランス揺動体3,4、軸1,2と
一体で供給される。台車の車輪15,16をレール31
の溝31aに、車輪17,18をレール32の溝32aにそれ
ぞれ嵌める。軸2にはジッパーテープ及び務歯列が予め
取付けてある。図6〜図8の状態では、マット12の横
枠33側の端はジッパー83で横枠33に固着されてい
る。スライド55を手で進めて、このジッパー83の噛
み合わせを解き、マット12の横枠33側の端を被取り
替え開始端として、マット12の横枠33側の端におけ
る務歯列を軸2の務歯列に噛み合わせ、その被取り替え
開始端を軸2に固定する。被取り替え開始端を軸2に固
定する際には、ジッパーのスライドは手で進行させる。
【0034】マット11の最外周の端が取り替え開始端
である。この取り替え開始端にも務歯列が取付けてあ
る。マット11の取り替え開始端の務歯列は、ジッパー
テープ143を介して横枠33に取付けられている務歯
列に、スライド55を手で進行させて噛み合わせる。
【0035】この状態で、握り26を回転させ、軸2に
マット12を巻き付けると、軸2はマット12を巻き取
るときの張力の反力を受ける。この反力より、軸2並び
に軸2と一体であるバランス揺動体3,4及び車体5,
6並びに軸7及び円筒状クッション材8は、レール3
1,32に案内されて横枠34方向へ進行する。
【0036】このとき、車体5,6に連結されているス
ライド51〜54が進行し、ジッパー81及び82にマ
ット11を張り渡し、マット12をジッパー81及び8
2から解き放ち、マット12を軸2へ巻き取らせる。
【0037】マット12が横枠34に近接したときの状
態が図15に詳しく図示されている。この状態で、スラ
イド52,54を手で進行させてマット12をジッパー
81,82から解き、次にスライド56を手で進行させ
てジッパー84を解き、マット12を軸2に完全に巻き
取る。そして、スライド51,53を手で進行させて、
マット11をジッパー81,82の間に全て張り渡し、
スライド56を手で進行させ、マット11の終端の務歯
列をジッパー84で横枠34に取付ける。
【0038】マット12は、軸2に巻かれた状態で、台
車、バランス揺動体3,4、軸1,2と一体で、車輪1
5〜18を溝31a,32aから外すことにより、ベッドから
取り外される。マット12は、軸2をバランス揺動体
3,4から外すことにより、軸2から抜き出され、洗濯
に出される。
【0039】以上に説明した手順で、マット12はマッ
ト11に取り替えられる。このとき、患者200は横臥
したままであり、何らの移動を要しない。軸7は車体
5,6を結合しており、車体5,6に回動自在に連結さ
れている。軸7にはスポンジでなる円筒状クッション材
8が被せてある。上に述べたマットの取り替えの際に、
マット11と12との間が僅かに空き領域が生じるが、
この空き領域の中央部に円筒状クッション材8が常にあ
るから、マット取り替えの全期間を通じて、患者200
は何らかの圧迫を体に受けることはない。
【0040】軸2の回転でマット12が軸2に巻き取ら
れる際に、該マット12に張力が作用する。この張力の
反力によりバランス揺動体3,4は、図9の位置から、
図1の位置を経て、図12の位置に移動する。バランス
揺動体3,4は、その移動の間に、軸1,2に巻かれて
いるマット11,12の巻き数に応じ、次第に傾きを変
える。バランス揺動体3,4が傾きを変えることによ
り、マット11,12は自然な曲線形に曲がりながら軸
11,12に巻き取られ、又は巻き出されるから、マッ
ト11と12との間生じる空き領域が小さく、クランク
24で巻く回転力も小さくて足り、マット11,12を
傷めることも無い。
【0041】マット11をジッパー81,82の間に張
り渡し終えると、下部支持機構9における油圧昇降機9
3〜96でマットレス支持板構造92及びマットレス9
1を押し上げ、マットレス91でマット11を下方から
支える。マットレス91はマット11より厚手であり、
患者200に平坦で柔らかい敷き寝具を提供できる。下
部支持機構9は本実施の形態において必須ではない。し
かし、マット11,12だけでは、患者200の体重に
より、マットの中央部がやや下方に垂れるのは避けられ
ないし、保温や柔らかさの感触の点でもマットレス91
は好都合であるから、下部支持機構9を備えることが好
ましい。
【0042】なお、以上には実施の形態を挙げ、本発明
を詳しく説明したが、本発明はこの実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、図17に示すように患者2
00を敷き寝具に寝かせた状態から、患者200を湯5
00に浸け、風呂として使わせることもできる。このよ
うにするには、ビニール等でなるシート150をマット
11の上に載せて、上述のマット11と一緒に患者20
0の下に敷き、下部支持機構9でマット11の底を支え
ておき、次にマット11のジッパー81〜84を解除
し、マット11をレール31、32及び横枠33,34
から離し、シート150の縁をレール31、32及び横
枠33,34にクリップ等の留め具で止め、下部支持機
構9を下げ、湯500を40センチメートルの深さに注
ぐ。符号160は排水パイプである。
【0043】シート150の底からシート150の縁ま
での高さをhとするとき、hは少なくとも20センチメー
トルであり、このとき留め具により留められているシー
ト150の縁がジッパー81〜84の面(敷き寝具敷設
領域の面)より上に保持されるだけの大きさに、シート
150は成形してある。
【0044】図18は、図17と同様に一旦シート15
0を患者の下に敷き、シート150の縁を支柱601,
602,603,604及び留めフック701,70
2,703,704で高く保持したものである。湯50
0は25センチメートルの深さである。やはり風呂とし
て用いられる。支柱601,602,603,604の
高さは50センチメートルである。支柱601,60
2,603,604は横枠33,34を介してレール3
1,32に着脱自在に固着されている。留めフック70
1,702,703,704により留められているシー
ト150の縁150aがジッパー81〜84の面(敷き寝具
敷設領域の面)より一定の高さH(少なくとも20セン
チメートル)上に保持されるだけの大きさに、シート1
50は成形してある。図18の例では、高さHは30セ
ンチメートルである。
【0045】
【発明の効果】以上に詳しく説明したように、本発明に
よれば、患者及び介護者にさしたる負担を掛けることな
く、人を寝かせたままの状態で敷き寝具を容易に替えら
れるベッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】敷き寝具敷設領域のうちの半分に被取り替え敷
き寝具が延べられ、残り半分の領域に取り替え敷き寝具
が延べられている状態における本発明の第1の実施の形
態を示す図であり、(A)は縦断面図、図(B)は横断
面図である。
【図2】図1の実施の形態を示す図であり、(A)は左
側面図、図(B)は正面図である。
【図3】図1の実施の形態を示す平面図である。
【図4】図1〜図3に示した実施の形態の要部を拡大し
て示す図であり、図(A)は縦断面図、図(B)は横断
面図、図(C)は平面図である。
【図5】図1〜図3に示した実施の形態の要部を拡大し
て示す図であり、図(A)は横断面図、図(B)は平面
図、図(C)は縦断面図である。
【図6】敷き寝具敷設領域に敷き寝具が敷かれ、患者が
横臥している定常状態における本発明の第1の実施の形
態を示す図であり、(A)は縦断面図、図(B)は横断
面図である。
【図7】図6の実施の形態を示す図であり、(A)は左
側面図、図(B)は正面図である。
【図8】図6の実施の形態を示す平面図である。
【図9】敷き寝具敷設領域に延べられているマット12
の被取り替え開始端が軸2に固着され、軸2で巻き取ら
れようとし、軸1に巻かれたマット11の取り替え開始
端が敷き寝具敷設領域の長手方向片端に固着され、これ
から敷き寝具敷設領域に延べられようとするときの状態
における本発明の第1の実施の形態を示す図であり、
(A)は縦断面図、図(B)は横断面図である。
【図10】図9の実施の形態を示す図であり、(A)は
左側面図、図(B)は正面図である。
【図11】図9の実施の形態を示す平面図である。
【図12】敷き寝具敷設領域に延べられていたマット1
2が軸2に巻き取られるとともに、軸1に巻かれていた
マット11が軸1から巻き戻され、敷き寝具敷設領域に
延べられたときの状態における本発明の第1の実施の形
態を示す図であり、(A)は縦断面図、図(B)は横断
面図である。
【図13】図12の実施の形態を示す図であり、(A)
は左側面図、図(B)は正面図である。
【図14】図12の実施の形態を示す平面図である。
【図15】図12〜図14に示した状態における本発明
のベッドの要部を示す図であり、図(A)は縦断面図、
図(B)は横断面図である。
【図16】図12〜図14に示した状態における本発明
のベッドの要部を示す図であり、図(A)は左側面図、
図(B)は正面図である。
【図17】図1〜図16に示した実施の形態のベッドを
浴槽に用いた例を示す図である。
【図18】図1〜図16に示した実施の形態のベッドを
浴槽に用いた別の例を示す図である。
【符号の説明】
1,2・・・・・軸 3,4・・・・・ランス揺動体 5・・・・・側車体 6・・・・・右側車体 5a,6a・・・・・軸 7・・・・・軸 8・・・・・円筒状クッション材 9・・・・・下部支持構造 11,12・・・・・マット 15〜18・・・・・車輪 31,32・・・・・レール 41〜44・・・・・支柱 81〜84・・・・・ジッパー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】敷き寝具が敷かれるべき長方形で水平な平
    面領域を敷き寝具敷設領域と称し、該敷き寝具敷設領域
    に既に敷かれている敷き寝具であって取り替えようとす
    るものを被取り替え敷き寝具と称し、該被取り替え敷き
    寝具に代えて敷き寝具敷設領域へ新たに敷こうとする敷
    き寝具を取り替え敷き寝具と称し、該被取り替え敷き寝
    具の長手方向の片端であって該被取り替え敷き寝具の取
    り替えの際に該敷き寝具敷設領域から最初に取り外され
    る側の端を被取り替え開始端と称し、該取り替え敷き寝
    具の長手方向の片端であって、該取り替え敷き寝具を該
    敷き寝具敷設領域へ敷設する際に最初に該領域へ取付け
    られる側の端を取り替え開始端と称するとき、 前記取り替え開始端が最外周の開放端となるように巻い
    て該取り替え敷き寝具を巻き付ける第1の軸と、 前記被取り替え敷き寝具を前記被取り替え開始端から巻
    き取る軸である第2の軸と、 前記第1及び第2の軸を、互いに独立に自在に回動可能
    に、互いに平行に一定間隔に、且つ前記敷き寝具敷設領
    域の下方に位置させて保持する軸保持手段と、前記敷き
    寝具敷設領域の長手方向に平行であり、該敷き寝具敷設
    領域の長手方向の両脇に互いに平行に配置された第1及
    び第2の案内路で前記軸保持手段を案内する案内手段
    と、 前記案内手段で前記第1及び第2の案内路の内側に支持
    され、前記敷き寝具を前記敷き寝具敷設領域に着脱自在
    に張り渡す張り渡し手段と、 前記第2の軸を回転させる回転手段とを備え、 前記被取り替え開始端を前記第2の軸に固定するととも
    に、前記取り替え開始端を前記張り渡し手段に張り渡し
    ておき、前記回転手段で前記第2の軸を回転させ、前記
    被取り替え敷き寝具に張力を加え、該被取り替え敷き寝
    具を前記第2の軸に巻き取るとき、該張力の反力により
    前記軸保持手段が前記案内路に沿って移動し、前記被取
    り替え敷き寝具が該第2の軸に巻き取られて形成される
    前記敷き寝具敷設領域における空き領域に、前記第1の
    軸から巻き戻される前記取り替え敷き寝具を延べ、且つ
    前記張り渡し手段で張り渡すことにより人を寝かせたま
    まの状態で敷き寝具を取り替えるベッドにおいて、 前記案内手段が、第1及び第2のレール並びにレールを
    支えるレール支え手段でなり、 前記第1及び第2のレールは、それぞれ前記第1及び第
    2の案内路をなしており、 前記第1及び第2のレールの長さは、前記敷き寝具敷設
    領域の長辺より長く、前記レール支え手段は、前記敷き
    寝具敷設領域の長辺の外側に該長辺に平行に該案内路を
    位置させ、しかも該敷き寝具敷設領域の短辺より大きい
    間隔を隔てて前記第1及び第2のレールを支え、 前記軸保持手段は、台車並びに第1及び第2の揺動体で
    なり、 前記台車は、前記第1の案内路に沿って案内される第1
    の車体と、前記第2の案内路に沿って案内される第2の
    車体とを有してなり、 前記第1の揺動体は、第3の軸の回りに自在に揺動する
    ように前記第1の車体にまわり対偶で連結されており、
    該第3の軸の軸線が前記案内路の案内方向に直交しかつ
    水平であり、 前記第2の揺動体は、第4の軸の回りに自在に揺動する
    ように前記第2の車体にまわり対偶で連結されており、
    該第4の軸の軸線を前記第3の軸の軸線に一致させてお
    り、前記第1及び第2の軸で前記第1の揺動体に連結さ
    れ、該第1及び第2の軸を互いに間隔を隔てて、かつ該
    第3の軸に平行に配置してなり、 前記張り渡し手段はジッパーでなることを特徴とするベ
    ッド。
  2. 【請求項2】前記ジッパーは、前記第1の案内路に近接
    する第1のジッパーと、前記第2の案内路に近接する第
    2のジッパーとでなり、 前記第1のジッパーにおいて、片方のジッパーテープは
    前記第1のレールに固着され、他方のジッパーテープは
    前記敷き寝具に固着されているか又は該敷き寝具の縁部
    であり、 前記第2のジッパーにおいて、片方のジッパーテープは
    前記第2のレールに固着され、他方のジッパーテープは
    前記敷き寝具に固着されているか又は該敷き寝具の縁部
    であり、 前記第1の車体には、第1及び第2のスライドが第1及
    び第2のスライド連結手段をそれぞれ介して連結されて
    おり、 前記第2の車体には、第3及び第4のスライドが第3及
    び第4のスライド連結手段をそれぞれ介して連結されて
    おり、 前記第1のスライドは、前記張力の反力により前記第1
    の車体が前記第1の案内路に沿って移動するのに従っ
    て、前記第1のジッパーにおける前記片方のジッパーテ
    ープの務歯列と前記取り替え敷き寝具側のジッパーテー
    プにおける務歯列とを噛み合わせ、 前記第2のスライドは、前記張力の反力により前記第1
    の車体が前記第1の案内路に沿って移動するのに従っ
    て、前記第1のジッパーにおける前記片方のジッパーテ
    ープの務歯列と前記被取り替え敷き寝具側のジッパーテ
    ープにおける務歯列との噛み合わせを解き、 前記第3のスライドは、前記張力の反力により前記第2
    の車体が前記第2の案内路に沿って移動するのに従っ
    て、前記第2のジッパーにおける前記片方のジッパーテ
    ープの務歯列と前記取り替え敷き寝具側のジッパーテー
    プにおける務歯列とを噛み合わせ、 前記第4のスライドは、前記張力の反力により前記第2
    の車体が前記第2の案内路に沿って移動するのに従っ
    て、前記第2のジッパーにおける前記片方のジッパーテ
    ープの務歯列と前記被取り替え敷き寝具側のジッパーテ
    ープにおける務歯列との噛み合わせを解くことを特徴と
    する請求項1に記載のベッド。
  3. 【請求項3】前記敷き寝具敷設領域の下方に下部支持機
    構を設け、 前記下部支持機構は、前記敷き寝具敷設領域とほぼ同じ
    平面形をなし、該敷き寝具敷設領域の真下に位置するマ
    ットレスと、該マットレスの下面を支えるマットレス支
    持構造と、該マットレス支持構造を上下させる昇降装置
    とを備えてなり、前記昇降装置は、前記マットレスの上
    面を水平に保持して前記マットレス支持構造を上下さ
    せ、 前記昇降装置が前記マットレス支持構造を介して前記マ
    ットレスを昇降させるときにおける該マットレスの上面
    の行程は、前記張り渡し手段で前記敷設領域に張り渡さ
    れた前記敷き寝具の下面と、前記第1の軸に巻かれた前
    記取り替え敷き寝具の下端との間の範囲を少なくとも含
    むことを特徴とする請求項1又は2に記載のベッド。
  4. 【請求項4】前記台車は、前記第1の軸に平行な第5の
    軸と、該第5の軸を包む円筒状のクッション材とを有
    し、 前記第5の軸は、前記第1及び第2の車体を連結してお
    り、 また、前記第5の軸は、前記張力の反力により前記第1
    及び第2の車体が前記第1及び第2の案内路に沿ってそ
    れぞれ移動する行程で、前記敷き寝具敷設領域において
    前記被取り替え敷き寝具と前記取り替え敷き寝具との間
    に生じる間隙の中間部に前記クッション材の上面を延べ
    られる位置に設けてあることを特徴とする請求項2又は
    3に記載のベッド。
  5. 【請求項5】ビニール等の非透水性の材料でなり、前記
    敷き寝具の上面に固着されて前記取り替え敷き寝具と共
    に前記敷き寝具敷設領域に敷かれるシートと、該敷き寝
    具の上面に敷かれた該シートの縁部を前記第1及び第2
    のレールに留める留め具とを有してなり、 前記敷き寝具敷設領域に敷かれた前記敷き寝具の下面を
    前記マットレスの上面で支えるまで前記下部支持機構で
    前記マットレスを上昇させた第1の状態で、該敷き寝具
    の上面に敷かれた前記シートの縁部を前記第1及び第2
    のレールに前記留め具で留めると共に、前記第1及び第
    2のジッパーを解き、 次に、前記下部支持機構で前記マットレスを下降させる
    ことにより前記シートに浴槽状の窪みを形成し、該窪み
    に水を注いで該窪みの底を前記敷き寝具敷設領域より少
    なくとも20センチメートル下方に位置させた第2の状
    態で、前記留め具により留められている前記縁部が前記
    敷き寝具敷設領域の高さに保持されるだけの大きさに、
    前記シートは成形してあることを特徴とする請求項2乃
    至4に記載のベッド。
  6. 【請求項6】ビニール等の非透水性の材料でなり、前記
    敷き寝具の上面に固着されて前記取り替え敷き寝具と共
    に前記敷き寝具敷設領域に敷かれるシートと、該敷き寝
    具の上面に敷かれた該シートの縁部を前記敷き寝具敷設
    領域より少なくとも20センチメートル上方に位置させ
    て支持するシート縁部支持手段とを有してなり、 前記シート縁部支持手段は、前記第1及び第2のレール
    の両端部に脚を固定された第1乃至だい4の柱と、該第
    1乃至第4の柱の上端部に前記シートの縁部を留める留
    め具とを有してなり、 前記第1乃至だい4の柱は、20センチメートル以上の
    高さであり、前記第1及び第2のレールの両端部に自在
    に着脱できる構造で前記脚が該両端部に取付けられてい
    ることを特徴とする請求項2乃至4に記載のベッド。
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