JP3048567U - 介護用ベッド - Google Patents

介護用ベッド

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JP3048567U
JP3048567U JP1997010197U JP1019797U JP3048567U JP 3048567 U JP3048567 U JP 3048567U JP 1997010197 U JP1997010197 U JP 1997010197U JP 1019797 U JP1019797 U JP 1019797U JP 3048567 U JP3048567 U JP 3048567U
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bed frame
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貢 福田
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エフケーコーポレーション株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のまま
で容易かつ適正に洗浄できるようにして、被介護者の苦
痛を無くし、介護者の作業を簡略化する。 【解決手段】 上下方向に折り曲げ可能、かつ所定の折
り曲げ状態での保持が可能な関節5によって連結された
枠状のベッドフレーム1に、4本のローラ10を回転自
在に水平支持した7個のローラブロック41〜47が長
手方向の移動を許容する空間13を有して組込まれる。
被介護者は、ローラブロック41〜47上での横臥姿勢
や、上体部を起こした座り姿勢あるいは上体部を起こ
し、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢で身体の前面
を一様に洗浄される。また、空間13に対応している被
介護者の身体の背面を局部的に洗浄する。空間13を変
位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は介護用ベッドに係り、特に、ベッド上での横臥姿勢または座り姿勢の ままで、被介護者の身体を容易かつ適正に洗浄するのに好適な介護用ベッドに関 する。
【0002】
【従来の技術】
病院や老人ホームあるいは自宅などにおいて、歩行が困難なベッド使用者(以 下、被介護者という)の身体の洗浄は、通常、被介護者をベッドから簡易浴槽な どのバスに移して行われ、洗浄終了後にベッドに復帰させる。しかし、被介護者 を前述のように簡易浴槽などのバスで洗浄する方法では、身体の自由度が過剰に なり、却って被介護者に苦痛を与えるおそれがあるとともに、介護者に煩雑な作 業を強要することになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、従来なされていた被介護者の身体の洗浄方法では、被介護者自身に 苦痛を与えるおそれがあるとともに、介護者に煩雑な作業を強要する欠点がある 。 そこで、本考案は、被介護者が望むベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のま まで容易かつ適正に洗浄することを可能にして、被介護者の苦痛を無くすととも に、介護者の作業を簡略化することができる介護用ベッドを提供することを目的 としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の考案に係る介護用ベッドは、長 手方向に平行にのびる幅方向両側部材が長手方向で複数分割された枠状のベッド フレームと、このベッドフレームの下側に設置されて該ベッドフレームを昇降可 能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇降手段と、長手方向に所定の間隔を 有して複数本のローラを回転自在に幅方向で水平支持した複数個のローラブロッ クとを備え、前記幅方向両側部材の複数分割箇所のそれぞれが上下方向に折り曲 げ可能、かつ所定の折り曲げ状態での保持が可能な関節によって連結されており 、前記複数個のローラブロックそれぞれの幅方向両端部が長手方向の移動を許容 する空間を有して前記ベッドフレームの幅方向両側部材に移動自在に組込まれて いることを特徴としている。
【0005】 また、前記目的を達成するために、請求項2に記載の考案に係る介護用ベッド は、長手方向に平行にのびる幅方向両側部材が長手方向で複数分割された枠状の ベッドフレームと、このベッドフレームの下側に設置されて該ベッドフレームを 昇降可能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇降手段と、前記ベッドフレー ムの下側に対向配置された水受けと、長手方向に所定の間隔を有して複数本のロ ーラを回転自在に幅方向で水平支持した複数個のローラブロックとを備え、前記 幅方向両側部材の複数分割箇所のそれぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ所定 の折り曲げ状態での保持が可能な関節によって連結されており、前記複数個のロ ーラブロックそれぞれの幅方向両端部が長手方向の移動を許容する空間を有して 前記ベッドフレームの幅方向両側部材に移動自在に組込まれているとともに、温 洗浄水または冷洗浄水供給源に接続可能な洗浄装置を具備していることを特徴と している。
【0006】 請求項3に記載の考案に係る介護用ベッドは、前記ローラの表面が合成樹脂ま たはゴムなどの軟質材によって形成されていることを特徴としている。
【0007】 請求項4に記載の考案に係る介護用ベッドは、前記ローラブロックの複数本の ローラが、各ローラの軸方向両端部に対向配置されて長手方向にのびる一連の支 持板によって回転自在に支持されていることを特徴としている。
【0008】 請求項5に記載の考案に係る介護用ベッドは、前記ローラブロックの複数本の ローラが、各ローラの軸方向両端部に対向配置されて長手方向の複数箇所で連結 部材により上下方向の相対回転可能に連結された複数のリンク板によって回転自 在に支持されていることを特徴としている。
【0009】 請求項1に記載の考案によれば、被介護者を複数個のローラブロック上で横臥 させて、昇降手段の作動によりベッドフレームを適当な高さまで上昇させ、この 位置で停止させたのち、被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させること によって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄することができる。 また、長手方向の移動を許容する空間を利用することにより、該空間に対応し ている被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとともに、ローラ ブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長手方向に移動させ、空間を 変位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更することができる。 さらに、関節を折り曲げることによって、上体部を起こした座り姿勢や、上体 部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢を得ることができ、これらの 座り姿勢のままで、被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させることによ って、被介護者の身体の前面を一様に洗浄することができる。 しかも、前記横臥状態での背面洗浄と同様に、前記空間を利用することにより 、該空間に対応している被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することができる とともに、ローラブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長手方向に 移動させ、空間を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更することが できる。
【0010】 請求項2に記載の考案によれば、被介護者を複数個のローラブロック上で横臥 させて、昇降手段の作動によりベッドフレームを適当な高さまで上昇させ、この 位置で停止させたのち、洗浄装置から被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴 射させることによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄することができる。 また、長手方向の移動を許容する空間を利用することにより、該空間に対応し ている被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとともに、ローラ ブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長手方向に移動させ、空間を 変位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更することができる。 さらに、関節を折り曲げることによって、上体部を起こした座り姿勢や、上体 部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢を得ることができ、これらの 座り姿勢のままで、洗浄装置から被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射さ せることによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄することができる。 しかも、前記横臥状態での背面洗浄と同様に、前記空間を利用することにより 、該空間に対応している被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することができる とともに、ローラブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長手方向に 移動させ、空間を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更することが できる。 一方、洗浄時において、被介護者の身体に緩噴射した温洗浄水または冷洗浄水 は、各ローラブロックにおける複数本のローラの隙間および空間から水受けに落 下して回収される。 他方、シャワーノズルのような洗浄装置を別途用意することなく、付設のもの を使用することができる。
【0011】 請求項3に記載の考案によれば、ローラの表面が合成樹脂またはゴムなどの軟 質材によって形成されていることにより、洗浄時に被介護者に与える痛みなどの 苦痛を大幅に緩和することができる。
【0012】 請求項4に記載の考案によれば、被介護者を横臥姿勢で洗浄する場合にローラ ブロックを長手方向に移動させることが可能である。また、上体部を起こした座 り姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢などで洗浄す る場合に、関節に対応しない箇所で使用および長手方向に移動させることが可能 である。
【0013】 請求項5に記載の考案によれば、上体部を起こした座り姿勢や、上体部を起こ し、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢などで洗浄する場合に、ローラブロッ クが関節に対応しても、該関節での上下方向の折り曲げに追従してローラブロッ クが上下方向に折り曲げられる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る介護用ベッドの一実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1および図2において、介護用ベッドは、枠状のベッドフレーム1と、この枠 状のベッドフレーム1を昇降可能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇降手 段2と、水受け3と、7個のローラブロック41、42、43、44、45、4 6、47を備えている。
【0015】 枠状のベッドフレーム1は、断面が略コ字状の薄肉型鋼によって構成され、投 影平面形状が長方形を呈しており、長手方向に平行にのびる幅方向両側部材1A ,1Bが長手方向で3分割されている。これら3分割箇所のそれぞれが上下方向 に折り曲げ可能、かつ図1の仮想線で示すような折り曲げ状態での保持が可能な 関節5によって連結されている。これら関節5は、周知のラチェット式関節機構 によってなり、枠状のベッドフレーム1における一端側部材(被介護者の頭部側 部材)6を中央部材7に対して実線で示す水平姿勢から垂直起立姿勢の範囲およ び実線で示す水平姿勢から若干前下がりの範囲内で、一端側部材6を任意の折り 曲げ状態で保持することが可能であるとともに、この折り曲げ状態を解除して、 実線で示す水平姿勢に復帰できるようになっている。また、枠状のベッドフレー ム1における他端側部材(被介護者の下肢側部材)8を中央部材7に対して実線 で示す水平姿勢から垂下姿勢の範囲および実線で示す水平姿勢から若干後ろ上が りの範囲内で、他端側部材8を任意の折り曲げ状態で保持することが可能である とともに、この折り曲げ状態を解除して、実線で示す水平姿勢に復帰できるよう になっており、他端側部材8の端部に滑り止め9が幅方向にのびて立設されてい る。
【0016】 昇降手段2は、シリンダ装置によってなり、ペダル2Aの足踏み操作によって 枠状のベッドフレーム1を昇降させるとともに、所定のレベルで枠状のベッドフ レーム1を停止させることができるように構成されている。
【0017】 水受け3は、被介護者の洗浄時に枠状のベッドフレーム1側から落下する温洗 浄水または冷洗浄水を回収するためのもので、金属製の型鋼によってなる枠部分 3Aと、この枠部分3Aの底部および周囲に張設した鋼板3Bによって深皿状に 形成され、底部の適所に設けた排水孔はドレンプラグ3Cによって開閉可能に閉 塞されている。
【0018】 図3ないし図5に示すように、7個のローラブロック41〜47は、4本のロ ーラ10,10……と、これらローラ10,10……の軸方向両端部に対向配置 されて、各ローラ10,10……を支持する3枚1組のリンク板11、11、1 1によってなり、各リンク板11、11、11は、ボルト12の軸まわりに相対 回転可能に連結されている。また、各ローラ10,10……は、図5に示すよう に、金属製のローラ軸10Aと、合成樹脂またはゴムなどの軟質材料によって成 形された筒状のローラ本体10Bおよび1対のベアリング10C,10Cを備え ている。したがって、ローラ軸10Aを筒状のローラ本体10Bに貫通し、この 状態でベアリング10C,10Cをローラ軸10Aと筒状のローラ本体10Bの 間に介在させることによって、筒状のローラ本体10Bをローラ軸10Aの軸ま わりに回転自在に支持するとともに、各リンク板11、11、11を貫通して、 ボルト12をローラ軸10Aの軸方向両端部にねじ込み締め付けることによって 、長手方向に所定の間隔を有して4本のローラ10,10……を回転自在に水平 支持した7個のローラブロック41〜47が組み立てられる。
【0019】 前記ローラブロック41〜47は、枠状のベッドフレーム1が組み立てられる 前段で該枠状のベッドフレーム1に組み付けられる。この組付けは、図5に示す ように、各ローラ10,10……におけるローラ軸10Aの軸方向両端部(ただ し、図5では軸方向一端部のみを示している)を枠状のベッドフレーム1の幅方 向両側部材1A,1B内に挿入することによって得ることができる。
【0020】 枠状のベッドフレーム1に7個のローラブロック41〜47が組付けられるこ とで、図6に示すように、枠状のベッドフレーム1に長手方向の移動を許容する 空間13が形成される。具体例として、枠状のベッドフレーム1の長手方向の寸 法Lを約2,000mm、各ローラブロック41〜47それぞれの長手方向の寸 法ΔLを215mmに設定すると、長手方向の寸法ΔL1が約300mm前後の 空間13を形成することができる。すなわち、7個のローラブロック41〜47 は、空間13を有してベッドフレーム1の幅方向両側部材1A,1Bに長手方向 の移動を自在に組込まれている。
【0021】 14は温洗浄水または冷洗浄水供給源を示し、介護用ベッドの側方に設置され る。この洗浄水供給源14にはシャワーノズルによってなる洗浄装置15がホー ス16を介して接続される。なお、温洗浄水または冷洗浄水供給源14として、 既設の湯沸かし器などを使用してもよい。図中9は滑り止めを示し、他端側部材 8の端部に幅方向にのびて立設されている。また、17は樹脂シートなどによっ て構成される防水カーテンである。
【0022】 前記構成において、被介護者の洗浄時には、被介護者を介護用ベッドのローラ ブロック41〜47上で横臥させ、昇降手段2の作動により枠状のベッドフレー ム1を適当な高さまで上昇させ、この位置で停止させたのち、洗浄装置15から 被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させることによって、被介護者の身 体の前面を一様に洗浄することができる。
【0023】 また、長手方向の移動を許容する空間13を利用することにより、該空間13 に対応している被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとともに 、ローラブロック41〜47のいずれかを選択して、枠状のベッドフレーム1の 長手方向に移動させ、空間13を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を 変更することができる。
【0024】 さらに、関節5を折り曲げることによって、被介護者の上体部を起こした座り 姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢を得ることがで き、これらの座り姿勢のままで、洗浄装置15から被介護者に温洗浄水または冷 洗浄水を緩噴射させることによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄するこ とができる。
【0025】 この場合、前記横臥状態での背面洗浄と同様に、前記空間13を利用すること により、該空間13に対応している被介護者の身体の背面を局部的に洗浄するこ とができるとともに、ローラブロック41〜47のいずれかを選択して、枠状の ベッドフレーム1の長手方向に移動させ、空間13を変位させることによって、 局部的な洗浄箇所を変更することができる。これにより、ローラブロック41〜 47のいずれかが関節5の位置で停止しても、ローラブロック41〜47それぞ れのリンク板11、11、11がボルト12の軸まわりに相対回転可能に連結さ れているので、関節5での一端側部材6と中央部材7および他端側部材8の折り 曲げに追従して、関節5の位置で停止しているローラブロックが上下方向に折り 曲げられる。なお、上体部を起こした座り姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を 下方に折り曲げた座り姿勢などで洗浄する場合に、関節5に対応しない箇所には 、図7および図8に示すローラブロック40X、つまり、ローラ10,10…… の軸方向両端部を一連の支持板11によって支持し、この支持板11を貫通して 、ボルト12をローラ軸10Aの軸方向両端部にねじ込み締め付けることによっ て、長手方向に所定の間隔を有して4本のローラ10,10……を回転自在に水 平支持したローラブロック40Xを使用してもよい。
【0026】 被介護者の身体洗浄時において、横臥姿勢の場合は問題を生じないが、上体部 を起こした座り姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢 で洗浄する場合には、たとえば図6に示すように、一端側部材6と他端側部材8 それぞれの幅方向両側部材1A,1Bの所定位置に予め複数個の透孔18,18 ……を貫設しておき、この中から選択した透孔18にストップピン19を挿通し て、たとえばローラブロック41に干渉させることで、該ローラブロック41の 摺動落下を防止することができる。
【0027】 また、上体部を起こした座り姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り 曲げた座り姿勢で洗浄する場合には、たとえば図9および図10に示すように、 少なくとも被介護者の背中に対応しているローラブロック41,42それぞれの 4本のローラ10,10……と、一端側部材6における幅方向両側部材1A,1 Bとの間に(ただし、図9および図10では軸方向一側部のみを示している)、 回転防止部材20を圧入して、各ローラ10,10……を拘束することによって 、ローラ10,10……の回転による被介護者の位置ずれを防止することができ る。
【0028】 さらに、ローラ10,10……それぞれの表面を構成する筒状のローラ本体1 0Bが合成樹脂またはゴムなどの軟質材料によって成形されているので、洗浄時 において被介護者に与える痛みなどの苦痛を大幅に緩和することができる。そし て、洗浄時において被介護者の身体に緩噴射した温洗浄水または冷洗浄水は、各 ローラブロック41〜47における4本のローラ10,10……の隙間および空 間13から水受け3に落下して回収される。回収量に応じてドレンプラグ3Cを 開放し排水すればよい。
【0029】 前記実施の形態では、7個のローラブロック41〜47のそれぞれに、4本の ローラ10,10……を備えた構造で説明しているが、ローラブロック41〜4 7およびローラ10,10の使用数量は任意である。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、被介護者が望むベッド上での横臥姿勢または 座り姿勢のままで、身体の前面を容易かつ適正に洗浄することができるとともに 、ローラブロックの長手方向の移動を許容する空間を利用することによって、身 体の背面を容易かつ適正に洗浄することができる。また、洗浄時において被介護 者が痛みなどの苦痛を体感することはない。しかも、介護者の作業を簡略化する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示す全体正面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ローラブロックの一実施の形態を示す拡大正面
図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】枠状のベッドフレームとローラブロックとの関
係の一例を拡大して示す部分断面図である。
【図6】枠状のベッドフレームとローラブロックとの組
付け状態を拡大して示す平面図である。
【図7】ローラブロックの他の実施の形態を示す拡大正
面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】ローラの拘束状態を示す拡大部分平面図であ
る。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 枠状のベッドフレーム 1A,1B 幅方向両側部材 2 昇降手段 3 水受け 5 関節 10 ローラ 11 一連の支持板(リンク板) 12 ボルト(連結部材) 13 空間 41〜47 ローラブロック

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に平行にのびる幅方向両側部材
    が長手方向で複数分割された枠状のベッドフレームと、
    このベッドフレームの下側に設置されて該ベッドフレー
    ムを昇降可能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇
    降手段と、長手方向に所定の間隔を有して複数本のロー
    ラを回転自在に幅方向で水平支持した複数個のローラブ
    ロックとを備え、前記幅方向両側部材の複数分割箇所の
    それぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ所定の折り曲
    げ状態での保持が可能な関節によって連結されており、
    前記複数個のローラブロックそれぞれの幅方向両端部が
    長手方向の移動を許容する空間を有して前記ベッドフレ
    ームの幅方向両側部材に移動自在に組込まれていること
    を特徴とする介護用ベッド。
  2. 【請求項2】 長手方向に平行にのびる幅方向両側部材
    が長手方向で複数分割された枠状のベッドフレームと、
    このベッドフレームの下側に設置されて該ベッドフレー
    ムを昇降可能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇
    降手段と、前記ベッドフレームの下側に対向配置された
    水受けと、長手方向に所定の間隔を有して複数本のロー
    ラを回転自在に幅方向で水平支持した複数個のローラブ
    ロックとを備え、前記幅方向両側部材の複数分割箇所の
    それぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ所定の折り曲
    げ状態での保持が可能な関節によって連結されており、
    前記複数個のローラブロックそれぞれの幅方向両端部が
    長手方向の移動を許容する空間を有して前記ベッドフレ
    ームの幅方向両側部材に移動自在に組込まれているとと
    もに、温洗浄水または冷洗浄水供給源に接続可能な洗浄
    装置を具備していることを特徴とする介護用ベッド。
  3. 【請求項3】 前記ローラの表面が合成樹脂またはゴム
    などの軟質材によって形成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の介護用ベッド。
  4. 【請求項4】 前記ローラブロックの複数本のローラ
    が、各ローラの軸方向両端部に対向配置されて長手方向
    にのびる一連の支持板によって回転自在に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の介
    護用ベッド。
  5. 【請求項5】 前記ローラブロックの複数本のローラ
    が、各ローラの軸方向両端部に対向配置されて長手方向
    の複数箇所で連結部材により上下方向の相対回転可能に
    連結された複数のリンク板によって回転自在に支持され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の介護用ベッ
    ド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047498A1 (fr) * 2006-10-18 2008-04-24 Cobalt Engineering Co., Ltd. Dispositif de support de changement de drap de lit
CN113476224A (zh) * 2021-08-20 2021-10-08 河南科技大学第一附属医院 一种快速消毒的急诊转运床

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