JP2000279454A - 自助介護用ベッド装置 - Google Patents

自助介護用ベッド装置

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JP2000279454A
JP2000279454A JP11087407A JP8740799A JP2000279454A JP 2000279454 A JP2000279454 A JP 2000279454A JP 11087407 A JP11087407 A JP 11087407A JP 8740799 A JP8740799 A JP 8740799A JP 2000279454 A JP2000279454 A JP 2000279454A
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JP
Japan
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bed
self
toilet
frame
sheet
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JP11087407A
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Minoru Oshiro
實 大城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、就寝用のベッドとしての使用はも
ちろんのこと、重度の障害者や病人及び事故で入院して
いる人並びに寝たきり老人等のようにベッド上での生活
を余儀なくされている人が、介護者の力を借りることも
なく、あるいは介護者の介護を楽にして、手元のスイッ
チ操作でベッドの形状を略椅子状に起伏変化させて、ベ
ッドから離れることなく周囲への影響を気にすることな
く楽な姿勢で排便できるようにすることにある。 【解決手段】 本発明は、起伏式ベッド装置のベッド面
が、就寝姿勢に対応した平坦な形状からスイッチ等の操
作によって自動的に起伏して略椅子状に屈折変化し、さ
らにベッド上に居る人の尻を下支えているベッド面の一
部が、人の尻が下方に開放するように構成し、この開放
した空間の下に移動式便器が自動走行して位置し、排便
し易い位置まで上昇するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッドの形状が平
坦な形状から自動的に屈曲変化して排便や排尿などの排
泄姿勢に対応した形状になり、しかも人の尻が位置して
いる部分が開放して、ここから下方に備えた便器に排泄
をすることができ、この便器が所定の位置まで移動する
移動式便器を備えており、またシーツの位置と向きをず
らして就寝者を寝返りさせる寝返り装置も備えることが
できる自助介護用ベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病人や寝たきり老人更に怪我人などのよ
うにベッドから離れることができない患者が排便や排尿
などの排泄をする場合、従来では介護者の助力に頼らな
ければならなかった。しかしながら介護者によるこの作
業は介護者及び患者に精神的及び肉体的負担が大きく、
極力介護者なしで、しかも患者が周りへの影響を気にし
ないで排泄できるようにすることが望まれていた。
【0003】このような背景に鑑み、従来では、例えば
特開平7−231860号公報、特開平6−27725
3号公報において、患者がベッドから離れることなく排
便できる方策が提案されている。
【0004】このうち、特開平7−231860号公報
に記載の発明は、便器上に昇降自在に側方で片支持され
た便座を備えた便器の構造に関するもので、便座を上昇
させた便器をベッドの側方からベッドの側下に移動させ
て便座をベッド側上に配置させ、ベッド上の患者をこの
便座に座らせたまま便器をベッドから移動させて排便で
きるようにするものである。
【0005】特開平6−277253号公報に記載の発
明は、平坦なベッド面に寝ている患者の尻が位置するベ
ッド面が開放し、続いてこの尻回りのベッド面が下降し
て、ベッド上で寝たままの姿勢の患者の臀部をその下に
固定してある便器に位置させる構造を有するものであ
る。
【0006】また重度の障害者及び重病人並びに寝たき
り老人の中には自身の力で寝返り出来ない人がおられる
が、寝返りしないで一定の姿勢のまま寝続けると、床ず
れが生じたり、ひどい場合には内出血さらには壊疽に至
ることもある。このため、従来では自ら寝返りできない
ような患者には、家族の人や病院であれば看護婦、職業
介護人が寝返りさせていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】しかしながら、前述した特開平7−231
860号公報に記載の発明に開示されている便器は、寝
たままの姿勢の患者が起きて便座の上にまで移動して便
座に座るという行為が必要であり、自力でその行為すら
行えない患者にとっては介護者の看護なしでは利用でき
ないものであった。
【0008】前述した特開平6−277253号公報に
記載の発明であるベッドは、介護者なしに患者が寝たま
まの姿勢で排便出来る点では優れるが、排便姿勢が寝た
まま僅かながら腰を落としただけという下腹部に力の入
らない排便し難い姿勢になる。つまり排便し易い姿勢と
いうのは、体の背を起こして腹部を圧迫させた姿勢にな
るのが自然で、また長年の経験からその姿勢をとらなけ
れば排便し辛いという心理が働くことから、この従来技
術のベッドは利用し難いものであった。また、この種の
ベッドは、排泄時における患者の尻の位置が高く、便器
から離れているために、便器等周辺を汚し易く、また臭
いが外部に拡散し易い。
【0009】他の介護用ベッドとしては、特開平9−2
53135号公報、特開平9−19463号公報及び特
開平8−403号公報に記載の発明が挙げられる。
【0010】これらの発明は、特に排便を援助するもの
ではなく、ベッドがイス状に起伏して患者等の身体を起
きあがらせることができるものである。
【0011】しかしながら、これらの発明に係る介護用
ベッドは、多少は膝の部分が隆起して座りやすくなるよ
うに工夫がされているが、患者等の腰から上の部分を支
えるベッドの一部が起きあがって背もたれになるだけの
構造であるため、患者のかかとの位置と腰の位置がほぼ
同じ高さにあることになり、座りにくいものである。
【0012】また、患者が排便中に左右に倒れたりする
恐れもあり、これらの介護用ベッドを用い、患者等の排
便を援助するために応用することは難しく、患者等が安
定な姿勢で排便できるような介護用ベッドとは成り得な
かったのである。
【0013】ところで、前述したように家族の人や看護
婦が患者を寝返りさせていたのでは、これら人々の気苦
労も多く、肉体的及び精神的な負担だけでなく、時間的
にも拘束され、種々の弊害が発生していた。また介護人
を雇う場合には、金銭的負担が生じるうえ、患者自身も
できれば他人の力を借りないで自身の力で寝返りしたい
ときに寝返りしたいと望むのは当然でもある。
【0014】本発明者はこのような技術的背景と近い将
来やって来る老齢化社会への対策として、鋭意、検討し
た結果、本発明を完成するに至ったものである。その目
的は、就寝用のベッドとしての使用はもちろんのこと、
重度の障害者や病人及び事故で入院している人並びに寝
たきり老人等のようにベッド上での生活を余儀なくされ
ている人が、介護者の力を借りることもなく、手元のス
イッチ操作でベッドの形状を略椅子状に起伏変化させ
て、ベッドから離れることなく周囲への影響を気にする
ことなく楽な姿勢で排泄できるようにし、また排泄時に
限らず、体を伸ばした就寝姿勢から体を起こして恰(あ
たか)もリクライニングシートに座っているような姿勢
をとることができるようにし、さらにはシートを動かし
て寝返りができる寝返り装置も備えることができる自助
介護用ベッド装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自助介護用
ベッド装置は、前記目的を達成するために、ベッド面
が、就寝姿勢に対応した平坦な形状からスイッチなどの
操作によって自動的に起伏して略椅子状に屈折変化し、
さらにベッド上に居る人の尻を下支えているベッド面の
一部が、人の尻が下方に開放するように構成したことを
特徴とする。
【0016】このような構造を有する自助介護用ベッド
装置は、ベッドマットを取り外してその基台を上から見
た場合、ベッド面に就寝している患者等の上半身を受け
る第1パレットフレームと、患者の尻近くから膝裏辺り
に至る部分を受ける第2パレットフレームと、この膝裏
辺りから足先を受ける第3パレットフレームと、が蝶番
で連結されており、しかも第1パレットフレームの一部
から第2パレットフレームの大部分にかけた中央部分が
切り欠かれて平面視矩形の開口が形成されており、この
開口に座面マットを支持する第4フレームが開閉自在な
状態で位置している。
【0017】そして、第1パレットフレームと第2パレ
ットフレームを枢着している蝶番と同じ軸心位置にある
蝶番によって、これら双方のパレットフレームが上方に
回動自在に枠フレームの左右に支持されている。また第
3パレットフレームは第2パレットフレームから下方に
回動自在に支持されていおり、油圧シリンダ、モータ、
リニアアクチュエータ等を作動することによって、これ
らのパレットフレームが枢着部を中心に回動して略椅子
状に変化し、このときに第4フレームが開放する。
【0018】この第4フレームの開閉については、例え
ばベッドマット部分の厚さを配慮しつつ開閉し易さとい
う点を考慮して、座面の一端と開口縁又はその近傍箇所
とを蝶番で枢着して座面を下方に回動させて開閉する構
造を採用しても良いが、本発明においてはこのような構
造に限定されるものではなく、例えば座面が垂直移動と
水平移動をする構造のものであっても良いのである。
【0019】この回動は一端を第1パレットフレームに
軸支した第4パレットフレームの下支えを無くすことに
よって可能となり、この下支えは第1パレットフレーム
側に装着したサーポモーターで作動するリンクで行わ
れ、このリンクを位置如何で第4パレットフレームの下
支えを無くすことができる。
【0020】このように各パレットフレームを椅子状に
変化させ、このときに座面を形成する第4パレットフレ
ームを開放させると、患者はこの開放した後の空間から
尻を下方に開放しその下の便器に排便等をすることが可
能となるが、患者の体重の相当分を支えている尻下の座
面が無くなると、患者がこの開口に尻から大きく落ち込
む恐れがある。このため、各パレットフレームで椅子状
に変化させた形状のまま、一旦ある程度後方に傾斜させ
た状態にしておき、この位置で第4パレットフレームを
開放させる。このようにすると、患者は膝を立てたよう
な状態でマット面に載せられているので、尻から開口内
に深くズリ落ちるようなことはないのである。またこの
ように傾斜させた状態にしておくと、便器を患者の尻下
方となるベッド下に移動させることも容易であり、この
状態で便器の位置を上昇させて、この傾斜させた姿勢か
らある程度その傾斜をなくす方向にベッド面を起こす
と、患者は便器の上に座った状態になるのである。
【0021】ところで、このようにして体の上半身を受
けている第1パレットフレームを起こすと、体の上半身
が弱い患者の場合、横に倒れたりする恐れがある。これ
を解消するのが肘掛け部であり、この肘掛け部は、ベッ
ド面が平坦な形状のときはこのベッドマットと面一とな
って倒れた状態となっており、上述したように各パレッ
トフレームを回動させてベッド面を椅子状にするときに
起立して患者の肘から手の部分を支えるようにした。勿
論の肘掛け部は患者が尻から開口内に深くズリ落ちるの
を防ぐ役割もある。
【0022】しかしながら、このように各パレットフレ
ームを回動させてベッド面を椅子状にしても患者の足先
が浮いた状態になっていると、患者は下腹部に力を入れ
て排便することができない。このためベッド面に寝てい
る患者の足裏の前方に位置している立枠材を足裏に接す
る程度までスライド移動させて、略椅子状に屈折変化し
たときにこの立枠材が足載台となるようにして、足が踏
ん張れるように構成するのが望ましい。
【0023】又、本発明においては、ベッド上にいる人
の尻を下支えているベッド面の一部を開放する際、人の
尻が下方に突き出る程度の大きさに開放するように構成
することが望ましい。
【0024】即ち、前記程度の大きさに開放することに
より、尻が便座に載りやすくなり、これにより、患者等
の身体が一層安定し、又、例えば排泄時にベッド等を汚
すことを防止し、更に排泄時の臭気が漏れることを防止
することができるのである。
【0025】ところで、上述したように椅子状になった
ベッド面を後方に傾斜させたときに患者の尻下の床面に
便器を置いておけば良いのであるか、看護者がこの便器
を排泄の度に、置いたり片づけたりする作業は、ベッド
下でもあることから極めて疲れる作業になる。このた
め、本発明の自助介護用ベッド装置では、ベッド下から
外に出た位置から患者の尻下の床面に移動し、その位置
でさらに尻を載せやすい位置まで上昇する便器を備え、
この便器の移動をベッドの動きに対応させたのである。
このため、他人の手を煩わせることなく患者は排泄姿勢
をとって排泄し、また元の就寝姿勢に戻ることができの
である。
【0026】尚、患者は自ら自分の尻を拭くことができ
ないことから、この便器に、おしり洗浄用シャワー装置
と温風乾燥装置とを備えることが望ましい。
【0027】また、便器内の排泄物はすぐに廃棄される
とは限らないので、この便器又はその周辺箇所に脱臭装
置を設けたり、便器内に臭いを中和する薬剤や芳香剤を
投入することが一層望ましい。
【0028】本発明の自助介護用ベッド装置において、
当該ベッドの形状変化について順を追って説明すると、
先ず、立枠材を足裏に接するまでスライド移動し、続い
て膝から下を受けているマット面を膝付近で回動させ
て、膝から下の部分を下方に向ける。
【0029】これに続いて、膝を立てた姿勢となるよう
にマット面の一部を上昇させ、さらに肘掛け部を備えて
いるものについてはこの肘掛け部を起立させ、次いで、
体の上半身を受けているマット面を腰近くで折曲するよ
うにある程度起こし、この状態で、尻を受けているマッ
ト面を下方に回動して尻下方に空間を形成し、この空間
の下方となる床面に移動式の便器を自動走行させて位置
させ、さらにこの便器の便座がこの開口近くまで上昇さ
せる。
【0030】そして、ベッド全体を腰近くの枢着点を軸
にして回転させ、患者等の体を起こし、便座上に患者等
の尻が載るようにすればよいのである。
【0031】ところで、このベッド装置に用いられる便
器であるが、ここで用いられる便器は、上述した自助介
護用ベッド装置に対応する腰掛けタイプのポータブルの
ものである。その構造は移動手段を備えた基台の上部に
昇降自在なリフト面を備え、このリフト面上に腰掛けタ
イプのポータブル便器を備えた移動式の便器が用いられ
る。
【0032】この便器は、ベッドから外れた床面から移
動してベッド下の排便位置で止まるように構成されてお
り、その一例として床面に敷設したレール上を台車に駆
動輪を備え、その上に便器を搭載する方法が挙げられ
る。その移動の停止は、停止位置に備えられたリミット
スイッチを台車が作動することによって行われる。尚、
便器内は、排泄後に便器内に収容されている容器を取り
出してトイレまで持ち運ぶことができるように2重構造
に形成されている。
【0033】便器の上昇については、台車の上に便器を
載置した昇降台を備え、この昇降台をモーターの駆動や
リニアアクチュエータの伸縮動を生かして昇降させるも
のが挙げられる。
【0034】そして、これらの移動と停止は、ベッドの
動きと共に、マイコン制御又はシーケンス制御されて、
ベッド面の形状変化に対応したタイミングで行われるよ
うにしてある。
【0035】ところで、本発明において、寝返り装置
は、シーツを持ち上げさらに横方向に移動させて行うの
であるが、このシーツはベッドの両横に沿って備えられ
ているシーツ持上げローラー上からその下方のシーツ巻
付用ローラーに巻付けられており、左右のシーツ巻付ロ
ーラーはモーターの回転により巻付けと巻戻しが行える
ように構成されており、いずれの方向にも空転しないよ
うに構成されている。また左右のシーツ持上げローラー
はいずれも独立して昇降自在となっており、その昇降は
ブレーキ付のリニアアクチュエータ、直線型リニアモー
タ、又は油圧シリンダ或いは空気圧シリンダ等の昇降装
置により行われる。支持と昇降についてはリンクとリニ
アアクチュエータで行う構造のものでも良いのである。
前述のモータの駆動及びこれら昇降装置の作動は、人
(患者等)の手の届く位置に備えられた手元スイッチに
より行われる。
【0036】即ち、この寝返り装置においては、シーツ
の左右両端部がベッドの両横に沿って備えたシーツ持上
げローラー上からその下方に備えたシーツ巻付用ローラ
ーに巻付けられてなり、この左右のシーツ巻付ローラー
はモーターの回転により巻付けと巻戻しが行えるように
構成され、前記シーツ持上げローラーはいずれも独立し
て昇降自在であり、しかもこれら回転及び昇降が自動制
御され、シーツ持上げローラーによりシーツと共にベッ
ド上の人を持ち上げ、この持ち上げたシーツを左右何れ
かの方向に移動させるように構成し、左右何れかのシー
ツ持上げローラーを上昇させてシーツの向きを傾斜させ
て人に寝返りを起こさせるように構成されている。
【0037】この寝返り装置を用いた人を寝返りさせる
方法は、この寝返り装置のシーツ上に寝ている人(患者
等)のスイッチ操作により、左右のシーツ持上げローラ
ーを人(患者等)が持ち上がる程度まで上昇させる。こ
のとき左右のシーツ巻付ローラーは必要な長さにシーツ
を送り出す方向に回転した後、停止する。続いて人(患
者等)を持ち上げた状態で一方のシーツ巻付ローラーを
巻付け方向に回転させ、同時に他方のシーツ巻付ローラ
ーを送り出し方向に回転させて、シーツと共に人(患者
等)を一方の横方向に動かす。続いて、人(患者等)に
近い側のシーツ巻付ローラーを送り出し方向に回転させ
つつその上のシーツ持上げローラーをさらに上昇させる
と、人(患者等)を持ち上げているシーツが左右斜め方
向になって患者等の姿勢が横向きになり、患者をこの向
きにさせたまま、左右のシーツ持上げローラーを降下さ
せつつ左右のシーツ巻付ローラーを巻付け方向に回転さ
せる。
【0038】これら一連の動きは自動的に行われるので
あるが、スイッチ操作により患者が希望する向きに寝返
りができるように構成されている。つまり前述した一連
の動きの中で左右いずれのシーツ持上げローラーをさら
に上昇させるかによってその向きが決められる。この一
連の動きは前述したように患者等のスイッチ操作により
行われるが、マイクロコンピュータ又はタイマーによ
り、設定時間毎に交互に反対方向の寝返りができるよう
に自動制御されたものであっても良い。
【0039】ところで、この寝返り装置は、自助介護用
ベッドに一体的に組み付けられたベッド一体型のもので
も良いが、つまり、本発明の自助介護用ベッド装置にお
いては、寝返り装置を設けてなるものでも良いが、これ
に代えて、前述した寝たきり患者等の排泄を助ける自助
介護用ベッド装置に付設可能な構造に形成された単品で
あっても良いのである。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は上述の通
りであり、次に添付図面に示す実施例に従って本発明に
係る自助介護用ベッド装置について詳述するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0041】図1は本発明の1実施例に係る移動式便器
Kを備えた自助介護用ベッド装置1において、ベッドマ
ットを取り外して示した全体斜視図である。この自助介
護用ベッド装置1の基台は、四隅に脚部3,3・・を立
設させた平面視矩形の枠フレーム2で形成され、この枠
フレーム2で囲まれた空間に略収まるような状態で、第
1パレットフレーム5と第2パレットフレーム6と第3
パレットフレーム7とがそれぞれ回動自在に連結した状
態で位置しており、枠フレーム2の内壁面に形成された
段部2aに第1及び第2のパレットフレーム5,6の縁
辺が受けられて、これらのパレットフレーム5,6が枠
フレーム2に支持されている。
【0042】第1パレットフレーム5は、側面視、人の
体の腰から上の部分を受ける部分となっており、第2パ
レットフレーム6は、側面視、尻から膝近くまでの長さ
を有し、第3パレットフレーム7は、側面視、膝裏辺り
から踵までの長さを有する。
【0043】第1パレットフレーム5と第2パレットフ
レーム6とは蝶番16,16,で連結されており、しか
もこの蝶番16,16の軸心と同軸心位置にある蝶番1
5,15でこれらパレットフレーム5,6の一方の上面
とその両側方に位置する枠フレーム2上面とを連結して
あり、この蝶番15,16を支点として、各々のパレッ
トフレーム5,6が基台上から上方に回動自在な構造に
なっている。
【0044】この第2パレットフレーム6は、左右振り
分け構造で形成し、且つ中央に第4パレットフレーム3
0を形成した矩形のフレーム部分を後端で連結して前端
中央を大きく切り欠いた形状を有しており、この切り欠
いた形状に対応すべく、第1パレットフレーム5の対向
端も、同幅で縦に略半分程度の長さに切り欠いた形状に
構成されている。
【0045】第3パレットフレーム7は第2パレットフ
レーム6よりもある程度幅小に形成されており、その一
端が第2パレットフレーム6に対して下方に回動するよ
うに枢着されている。そして、この第3パレットフレー
ム7の内側側面には、リニアアクチュエータ11の基部
が枢着され、さらにその前方の枠フレーム2の側面から
下方に向けて装着した取付板12の下部箇所に、このリ
ニアアクチュエータ11の作動部11a先端が枢着され
ている。
【0046】この第3パレットフレーム7の後方には、
後面視、矩形を有する立枠部8が位置しており、この立
枠部8の両端から前方(頭方向)に突出した2本の縦杆
8a,8aと第2パレットフレーム6の両側とがスライ
ドレール4,4によって支持されて、該立枠部8の前後
方向への移動が自在となっており、この立枠部8の中央
の下部には、リニアアクチュエータ10の摺動部10a
の先端部が枢着されており、第3パレットフレーム7の
前端下部には、このリニアアクチュエータ10の基部が
枢着されている。
【0047】前述したように第2パレットフレーム6と
第1パレットフレーム5は互いに対向するようにして各
々中央部が切り欠かれており、これら切り欠かれた箇所
を合わせて形成された平面視、矩形の開口内に、この開
口よりも幅が僅かながら狭く、長さが相当程度短かな平
面視矩形の第4パレットフレーム30が、その前端を第
1パレットフレーム5の開口間下部に枢着した支持軸3
3に上下回動自在に支持された状態で備えられている。
尚、この第4パレットフレーム30の姿勢を水平に保
ち、下方への回動を係止させる構造については後述にお
いて詳しく説明する。
【0048】第1パレットフレーム5の開口前端縁を形
成する横フレーム部分5aの中央前端とその前方の前端
フレーム部分5b間には、僅かながら薄厚で若干幅広い
形状のガイドフレーム21が固着されており、またこの
ガイドフレーム21の上面に接する状態で第1パレット
フレーム5の左右間の前部箇所には、このガイドフレー
ム21を補強する補強フレーム22が固着されている。
【0049】また、第1パレットフレーム5の左右間に
おける前記横フレーム部分5aの直前箇所には、この横
フレーム部分5aと並行する軸27がその両端を第1パ
レットフレーム5の左右内側壁に支持させた状態で回動
自在な状態で枢着されており、この軸27の左右に振り
分けた位置には、肘受けフレーム18,18の基部18
a,18aが回り止めされた状態で嵌装されている。
尚、この軸27は前記ガイドフレーム21の上面に固着
してある取付板31に装着してあるリニアアクチュエー
タ32により回動するのであるが、この回動構造につい
ては後述において詳しく説明する。
【0050】また、この軸27の略下方位置には、枠フ
レーム2の左右箇所から下方に突出させた支持板24,
24に両端を枢着された軸25が位置しており、この軸
25の中央には前記第1フレーム5を上方に回動させる
アーム26の基部が回り止めされた状態で装着されてい
る。このアーム26は斜上前方の前記ガイドフレーム2
1裏の先端近くまで延びており、このアーム26を上方
に回動する方向に押し上げると、このガイドフレーム2
1の先端部に枢着したローラー41がこのガイドフレー
ム21の下面に沿って手前方向に移動し、ガイドフレー
ム21と共に第1パレットフレーム5が上方に回動する
ようになっている。尚、このアーム26を回動させる構
造については後述において詳しく説明する。
【0051】そして、このような構造を有する自助介護
用ベッド装置1は、図2及び図3に示すように各パレッ
トフレーム5,6,7、30の上面にマット50が備え
付けられるのであるが、これらパレットフレーム5,
6,7、30の上面にそのまま柔軟なマットを備える
と、マットの上に人が寝たときにその体重によってマッ
トの一部に落ち込みが生じ易いので、各パレットフレー
ム5,6,7、30の上面に、例えばパンチングメタル
のような通気性のある板材を装着し、この上にマットを
固定させるようにするのが望ましい。
【0052】ところで、図2に示すマット50の分割箇
所は、このマット50の上に人が仰向けになって寝たと
きに、腰から尻辺りに位置する分割箇所N2と、膝裏辺
りに位置する分割箇所N1の2箇所となっており、この
分割箇所N1,N2が後述する折曲位置となる。このよ
うにして体の上半身を受ける第1マット51と、尻から
太股までの部分を受ける第2マット52と、膝から踵ま
での部分を受ける第3マット53とによって構成されて
いる。
【0053】このようにマット50折曲位置で分割した
形状にしたのは、厚みのあるマット50でも十分にこの
箇所において折曲できるようにするためである。
【0054】そして、第1マット51には、前記分割箇
所N2から人の左右の腕が位置する辺りの2箇所が大き
く切り欠かれており、この切り欠かれている部分51b
にはこの部分51bを略埋める大きさの肘掛マット部5
5,55がそれぞれ第1マット51に面を揃えた状態で
形成されており、さらにこの第1マット51の左右の肘
掛マット部55,55の間にも尻幅よりもある程度広幅
の切欠き51aが前記分割箇所N2から浅い箇所まで形
成されている。そしてこの切欠き51aと同幅の切欠き
52aが第2マット52にも後方向に深く形成されてお
り、これら2つの切欠き51a,52aとによって矩形
の開口が形成されているのであるが、この開口にはこの
開口を略埋める大きさの座面マット部54が第1マット
51と第2マット52に面を揃えた状態で形成されてい
る。
【0055】つまり、これら各マット51〜55は、前
述したパレットフレーム5,6,7,30と、肘掛け部
18,18の動きに対応するように分割して形成された
ものである。
【0056】これに対して図3に示すマット501は、
図2に示すように前記第1マット51,第2マット5
2,第3マット53のように分割されておらず1枚もの
である。つまりこのマット501は少なくとも前述した
分割箇所に対応する箇所M1,M2での折曲が容易な構
造のマットであり、要するに本発明に係る自助介護用ベ
ッド装置1は、前述した箇所での屈曲に対応できる限り
において、これら図2及び図3に示したいずれのマット
50,501も用いることができるのである。
【0057】このような構造を有する自助介護用ベッド
装置1の前記第4パレットフレーム30下方からベッド
横外方向に向けた床面には、図1に示すように、2本の
走行レールR,Rが敷設され、この走行レールR,R上
を移動式便器Kがベッド下の外と第4パレットフレーム
30の直下方との間を横方向に走行するように構成され
ている。
【0058】この移動式便器Kは、台車96上に搭載さ
れているモーター101の駆動力を得て車輪99がレー
ルR上を走行し、螺子軸97をモーター100で回転さ
せることによって、台車96上に往復動自在に支持され
ている昇降台95を昇降させる構造に構成されている。
そして、この昇降台95上にはポータブルタイプの便器
94が備えられている。
【0059】この便器94はポータブルタイプの便器本
体92と便座93とで構成されている。この便座93は
従来より一般に多く使用されているおしり洗浄用シャワ
ー装置と温風乾燥装置が備えられており、このおしり洗
浄用シャワー装置の水は、この便器94横に備えられて
いる水タンク98内から供給されるように構成されてい
る。
【0060】そして、この便器本体92内に汚物が溜ま
ると、当該便器本体92だけをトイレ内に持ち運ぶこと
ができるように、便器本体92は昇降台95から取り外
せるように構成されている。尚、便器本体92を昇降台
95に固定して、当該便器本体92内に入れた容器だけ
を持ち運べるように構成しても良いのである。
【0061】次に本実施例に係る自助介護用ベッド装置
の動きと移動式便器の移動について、図1に基づいて説
明する。
【0062】図4〜図7は、図2に示すマット50を用
いた自助介護用ベッド装置1の起伏の動きと移動式便器
Kの移動タイミングを順に従って示したものである。
尚、これら各図において図1と共通する箇所には同一符
号を付してある。
【0063】この一連の動きを順に追って説明すると、
図4に示すように、マット50上に仰向けに寝ている患
者Yの足裏の後方から離れた位置に前記立枠材8が位置
しているが、先ず、この立枠材8を、図5に示すよう
に、患者Yの足裏に着くまで移動させた後、体を起こし
たときにこの立枠材8の前面に足裏を載せて踏ん張って
下腹部に力を入れることができるようにし、これに続い
て図6に示すように、膝裏辺りの枢着点P1を支点にし
て第3マット53を下方に回動し膝下部分の脚を下方に
向ける。
【0064】そして、この姿勢を維持させたまま、図7
に示すように、腰下から尻辺りの枢着点P2を支点にし
て前記枢着点P1を中心に第2マット52を持ち上げて
膝を立てるように構成し、これに続いて、この姿勢を維
持させたまま、図8に示すように、枢支点P3を中心に
左右の肘掛マット部55(55)を直上方に回動させて
この部分に肘を付けるようにし、さらに続いて、この状
態で図9に示すように、座面マット部54を枢着点P4
を支点にして下方に回動してこの座面マット部54が位
置していた部分を空間にする。このとき、この空間内に
尻を落とすこともできるが、脚を膝にして立てた状態で
第3マット53及び第1マット51で体を受けており、
しかも左右の肘掛マット部55(55)で両肘辺りを受
けているために、尻から滑り落ちたりするようなことは
ないのである。
【0065】この状態になったとき、図10に示すよう
に、自助介護用ベッド装置1下側方から当該ベッド1下
中央に向けて移動式便器Kを走行させ、この移動式便器
Kが図11に示すように、前記ベッド1下中央に位置し
たときに、便器94を上昇させ、これに続いて第1マッ
ト51を枢着点P2を支点にして起こし、ベッド50面
全体を後傾した肘付椅子のような形状にする。さらに図
12に示すように、ベッド面50全体を枢支点P2を中
心に起こし、座面マット部54が開放してできた空間か
らやや下方に突き出した患者Yの尻を便座93上に載せ
るように構成されているのである。図13は、図12の
状態を前方から見た略式図である。尚、使用後はこの一
連の動きが逆になる。
【0066】図13〜図26はこれら一連の動きに対応
した自助介護用ベッド装置1の要部を示した部分図であ
り、これら各図において図1と共通する箇所には同一符
号を付してある。
【0067】このうちの図14は立枠材8の形状とその
伸縮構造を示している。上述したように、この立枠材8
は患者が足を載せる所なので、外枠だけの形状にしない
で、枠内に横杆8bを固着するなどして、足を載せ易い
形状に構成されてある。この立枠材8は、図1及び図5
で示すように、その前方への移動は、立枠材8の中央前
下部とその前方の第3パレットフレーム7前端下部とで
両端が枢着されて位置しているリニアアクチュエータ1
0を作動させて行う。
【0068】図15及び図16は、第3パレットフレー
ム7を下方に回動した後の状態を示しており、これら各
図は図6に対応する図である。この第3パレットフレー
ム7の下方への回動は、その内側側面とその前方のベッ
ド枠2の側面から下方に突出するように装着した取付板
12の下部箇所とで両端が枢着されてい位置しているリ
ニアアクチュエータ11の作動部11aを後退させるこ
とによって行われ、これら各図に示すようにこの回動に
伴って前記立枠材8も連動する。
【0069】図17及び図18はいずれも、第2パレッ
トフレーム6と第3パレットフレーム7の枢支点が高く
なるように第2パレットフレーム6を持ち上げた状態を
示した図であり、これら各図は図7に対応する図であ
る。この第2パレットフレーム6の左右いずれか一方の
側端におけるフレーム部分の下方において、リニアアク
チュエータ13がその作動部13aを上方に向けた状態
で取付板17を介してベッド枠2に装着されており、こ
の作動部13aの先端部にはガイドローラー14が装着
されている。前記第2パレットフレーム6の持ち上げ
は、この作動部13aを上昇させてこの第2パレットフ
レーム6を下から突き上げるようにして行ない、その持
ち上げる高さは第2パレットフレーム6の下方に移動式
便器Kを位置させることができる程度である。
【0070】図19及び図20はいずれも肘受けフレー
ム18,18の動きを示した図であり、これら各図は図
8に対応する図である。この肘受けフレーム18,18
の取付位置と取付構造は前述したので省略し、ここでは
この肘受けフレーム18,18を回動操作する構造につ
いて説明する。
【0071】肘受けフレーム18,18を支持している
軸27には、回動アーム40の基部40aが回り止めさ
れた状態で嵌装されており、その前方に位置しているリ
ニアアクチュエータ32の作動部32aの先端部がこの
回動アーム40の先端部に枢着されている。このためピ
ストン32aを進出させると、この回動アーム40と共
に軸27が回動し、肘受けフレーム18,18を図のよ
うに直上方に回動させることができるのである。
【0072】図21は第4パレットフレーム30の姿勢
を水平に保ち、下方への回動を係止させる構造を示した
図であり、同図及び図1に示すように、第4パレットフ
レーム30の前端部は支持軸33に装着されてこの支持
軸33を支点にして後端部が上下方向に回動自在となっ
ているのであるが、患者がベッド上で寝ているときに
は、この第4パレットフレーム30も水平にして、ベッ
ドマットを平坦な状態にして置かなければならない。
【0073】このために、この第4パレットフレーム3
0の前部の片側の横に位置している第1パレットフレー
ム5の部分の下方に、取付板34を介してサーボモータ
ー35を装着し、このサーボモーター35の突出した駆
動軸35aの先端部に2枚の板を略直角に固着して形成
したリンク36の一端を固着し、このリンク36の他端
にローラー受軸38を駆動軸35aと並行に突出させた
状態でその基部を固着し、このローラー受軸38にロー
ラー39を枢着することによって、サーボモーター35
の動きによるローラー39の回動方向の一方の停止位置
が、第4パレットフレーム30の下面に位置するように
し、このローラー39で第4パレットフレーム30を水
平に下支えするようにしたのである。
【0074】図22は、アーム26を回動させて第1パ
レットフレーム5を斜め上方に起こした状態を示してい
る。このアーム26は、その基部26aが軸25に嵌装
されて回り止めされた状態で当該軸25に片支持されて
いる。前述したようにこのアーム26の先端部は、斜上
前方の前記ガイドフレーム21裏の先端近くまで延びて
おり、このアーム26の先端部を上方に回動させること
によって、図1に示すように、ガイドフレーム21の下
面をアーム26先端部のローラー41で押し上げて第1
パレットフレーム5を上方に回動させることができるよ
うに構成されている。
【0075】このアーム26の上方への回動は、軸25
に回り止めされた状態でその基部37aが嵌装されてい
る操作アーム37の回動操作によって行われ、この回動
操作は操作アーム37b前方に位置するリニアアクチュ
エータ29の作動部29aを進退操作によって行われ
る。このため、該作動部29aの先端部と操作アーム3
7とは連結されており、リニアアクチュエータ29は基
台の左右の脚3,3間で連結されているフレーム3aに
取付部材28を介して装着されている。
【0076】尚、リニアアクチュエータ29の作動部2
9aの先端部をピン支持している操作アーム37の先端
部の開孔37bは、作動部29aの直線方向の進退に対
応させるべく、長孔で形成されている。
【0077】図23及び図24は、第4パレットフレー
ム30を下支えしていたローラー39の位置を回動させ
てその下支えを無くした状態を示した図であり、これら
各図は図9に対応するものである。
【0078】つまりサーボモーター35を作動させてリ
ンク36と共にローラー39を後退方向に回動させる
と、第4パレットフレーム30はその下支えが無くな
り、その基部の環体30aが支持軸33上を空転するよ
うにして第4パレットフレーム30が支持軸33に吊り
下げられた状態に回動するのである。
【0079】このように第4パレットフレーム30が回
動すると、この第4パレットフレーム30が位置してい
た第1パレットフレーム5及び第2パレットフレーム6
の中央部分、特に第2パレットフレーム6の中央部分に
は大きな空間が開き、図11に示すように、この空間下
に移動式便器Kを位置させて上昇させる。
【0080】さらに続いて、図25に示すように、操作
アーム26をさらに起こして、後方に傾斜していた各パ
レットフレーム5,6,7を、各パレットフレーム5,
6,7同士の連結角を維持したまま、蝶番15,15を
支点にして、起立方向に回動させる。このようにする
と、図12及び図13に示すように、マット50上に座
っている人の尻をこの便器Kの便座93で受けるように
下支えし、この状態で排便することができるのである。
【0081】尚、第1パレットフレーム5を起立させた
状態から、再び寝かす方向に回動する場合、操作アーム
26の位置がリニアアクチュエータ29の作動部29a
に対して支点越えになる恐れがある。このため、図26
に示すように、軸25に別途操作アーム42の基部を回
り止めした状態で嵌装し、この操作アーム42の先端部
と、遠く離れた位置にある左右の脚3,3間に亘って固
着されているフレーム3a上に装着した係止部材44と
を、バネ43で連結して、操作アーム26を倒す方向に
付勢力を与えている。
【0082】ところで、以上において説明した自助介護
用ベッド装置1は、自らの力で起き上がれない寝たきり
の患者がベッドから離れることなく排泄できるものであ
るが、寝たきりの患者の中には自らの力で寝返りできな
い患者もいる。このような場合に対処したものが、次述
する寝返り装置である。
【0083】この寝返り装置Bは、図27ないし図29
の各図に示すように、マット91を備えたベッドA3に
おけるベッドフレーム90の左右両横に、就寝者の頭か
ら太股に至る程度の長さを有するシーツ持上げローラー
62,62が支持軸63,63を介して左右の支持板6
5,65上に支持されており、これら左右の支持板6
5,65は各前後下方においてベッドフレーム90の側
面に備え付けた昇降機72,80(72,80)の作動
部72a,80a(72a,80a)の上端に備え付け
られて、ベッドマットの高さから最大40cm適度まで
上昇するように構成されている。尚、昇降機72,80
(72,80)としては、リニアアクチュエータ、モー
タの回転で昇降するラック、スライドスケール、油圧シ
リンダ、リニアアクチュエータ、空気圧シリンダ等のい
ずれかが採用されているが、X形リンクとリニアアクチ
ュエータを併用したものであっても良いのである。
【0084】また、左右のシーツ持上げローラー62,
62の下方には、当該ローラー62,62と同じ長さの
シーツ巻付用ローラー66,66が、支持軸70,70
の両端をベッドフレーム90の側面より横方向に突出固
定した支持板71,71に枢着することにより、回転自
在に支持されている。64,64は安全カバーである。
【0085】左右の支持軸70,70の一端には、チェ
ーンスプロケット68,68が装着されており、又、ベ
ッドフレーム90に備え付けたモーター67,67の駆
動軸先端にチェーンスプロケット69,69が装着され
ており、双方のチェーンスプロケット68,69(6
8,69)間にチェーン73(73)が掛けられて、前
記モーター67・67の駆動によりシーツ巻付用ローラ
ー66,66が回転する。尚、前記モーター67・67
は、低速用トルク・ブレーキモーターが用いられてい
る。
【0086】そして、シーツ持上げローラー62,62
上の間を被うようにして横方向に長い1枚のシーツ61
の左右両端が、左右のシーツ巻付用ローラー66,66
に容易に外れないように巻き付けられている。
【0087】尚、前記昇降機72,80(72,80)
及び前記モーター67・67は、患者の手の届く位置に
備えられている左向きの寝返り・右向きの寝返り等のス
イッチ操作によりマイクロコンピュータ制御又はシーケ
ンス制御されて、予め設定されたプログラムの流れに従
って作動及び駆動する。
【0088】図30ないし図33の各図はその流れに沿
って示した図であり、これら各図により寝返りさせる手
順を説明する。寝返りさせる前は、図30の(a)図及
び(b)図に示すように、シーツ持上げローラー62,
62はベッドマット91の高さに位置している。このと
き、ベッドマット91の上に載せたシーツ61は、左右
のシーツ持上げローラー62,62に被さった状態で、
左右のシーツ巻付用ローラー66,66に巻き付けられ
ている。このとき、患者Yはベッドの中央で寝姿勢をと
っている。
【0089】患者Yのスイッチ操作による寝返りの開始
は、前述したプログラムの流れに沿って、先ず図31に
示すように、左右のシーツ持上げローラー62,62が
10cm程度上昇すると同時に、シーツ持上げローラー
62,62が上昇した分、前記モーター67・67と共
に左右のシーツ巻付用ローラー66,66が回転して、
該ローラー66,66に巻き付けられているシーツ61
が送り出され、左右のシーツ持上げローラー62,62
間に張ったシーツ61で患者Yを持ち上げる。
【0090】患者Yを左向きに寝返りさせる場合には、
図32の(a)図及び(b)図に示すように、続くプロ
グラムの流れにより、一方のモーター67が正転し、同
時に他方のモーター67が逆転して、シーツ61を一方
のシーツ巻付用ローラー66に片寄って巻き付けるよう
にして横方向に移動させ、患者Yをベッドの右脇近くに
移動させる。
【0091】続いて、図33の(a)図及び(b)図に
示すように、続くプログラムの流れに沿って、右側のシ
ーツ持上げローラー62がさらに20cm程度上昇し、
同時に左側のシーツ持上げローラー62が下降し、また
同時に右側のシーツ持上げローラー62がさらに上昇し
た分、左側のモーター67を回転させて、左側のシーツ
巻付用ローラー66に巻き付けられているシーツ61を
送り出すと、左右に傾斜した状態で張られているシーツ
61が横移動して、患者Yを自然に左向きに寝返りさせ
る。
【0092】寝返りが終了すると、右側のシーツ持上げ
ローラー62は下降し、この下降した分、右側のシーツ
巻付用ローラー66でシーツ61を巻き付ければ、全て
が終了する。このとき寝返り装置だけを見れば、図30
の(a)図及び(b)図と同じ状態になっている。
【0093】右向きに寝返りさせる場合には、上述した
手順が左右逆になる。
【0094】ところで、この寝返り装置Bは、上述した
ように、ベッドに組み付けられるものであるが、このベ
ッドは健常者が使用するベッドばかりでなく、前述した
実施例の自助介護用ベッド装置に備えることも可能であ
る。
【0095】図34に示す自助介護用ベッド装置Cは、
図1に示す実施例の自助介護用ベッド装置1に前述した
寝返り装置Bを組み付けたものであるが、本実施例の自
助介護用ベッド装置Cでは、寝返り装置Bのシーツ61
があるために、第1実施例の自助介護用ベッド装置1に
設けてあった肘受けフレーム(18,18)は設けてい
ない。またシーツ61も前述したものとは違って、患者
の尻近くの箇所を手で開けることができるように2枚重
ねにして縫合して、前述した排泄時に、この部分を手で
開けて、尻をこの開けた口61aから出すことができる
ようにしてある。またこのように2枚重ねすることによ
って、寝返り時において患者をシーツ61で持ち上げた
ときに、患者の尻がこの口61aから下方に突き出るこ
ともないのである。尚、図中、Fa,Fbは樹脂製の安
全カバーである。
【0096】
【発明の効果】以上、説明した本発明に係る自助介護用
ベッド装置によれば、ベッド面が、就寝姿勢に対応した
平坦な形状からスイッチ等の操作によって自動的に起伏
して略椅子状に屈折変化し、さらにベッド上に居る人の
尻を下支えているベッド面の一部が、人の尻が下方に開
放するようになっているため、ベッド上の患者はベッド
から離れることなく、しかも他人の介護無しで、ベッド
を椅子状に可動させて、楽な姿勢で座面となるベッド面
を開放して、その下に位置している便器内に排便や排尿
を容易に行うことができる効果を奏するのである。
【0097】しかも、本発明に係る自助介護用ベッド装
置においては、就寝姿勢における体の両側の肘から手元
辺り部分が位置するベッド面部分が、その周囲のベッド
面から自動的に回動起立して肘掛け部となるように構成
することにより、上体を起こした患者がこの肘掛け部に
両肘をつくような状態で掴まることができるため、上体
が横に倒れたりしないのである。また上述したベッド面
の開放口から体が落ちないように安定した状態で支え、
しかも楽な状態で排せつすることがでる効果を奏するの
である。
【0098】また、本発明において、ベッド面に寝てい
る人の足裏の前方に位置している立枠材を足裏に接する
程度までスライド移動させて、略椅子状に屈折変化した
ときにこの立枠材が足載台となるようにしたことによっ
て、患者が排せつするときにこの立枠材に足を踏ん張る
ようにして下腹部に力を入れることができる結果、一層
容易に排せつできる効果を奏するのである。
【0099】また、このような効果を有する自助介護用
ベッド装置に、移動式便器を備え、しかもこの移動式便
器を、自助介護用ベッド装置から離れた位置からこのベ
ッド下の排便位置に移動して、ベッド面近くまで上昇す
る移動機能をもたせ、しかもこの便器の移動と停止がベ
ッド面の起伏形状の変化に対応したタイミングで行われ
るようにしたベッドシステムにおいては、ベッド上の患
者は看護者が居なくても、安心して排せつすることがで
きたのである。
【0100】しかもこの便器に、おしり洗浄用シャワー
装置と温風乾燥装置とを備えたことによって、自分で尻
を拭くことが出来ない患者にとって、衛生的な後始末が
図られ、患者の気持ちを傷つけたりすることななくなっ
たのである。
【0101】また、便器又はその周辺箇所に、脱臭装置
を備えたことによって、臭いによる周りへの影響もなく
なったのである。
【0102】さらに、このような様々な効果を有する自
助介護用ベッド装置に寝返り装置を備えると、自力で寝
返りできない患者でも指先のスイッチ操作だけで、好み
の向きに寝返りできたり、またこの寝返りは一定時間毎
に繰り返し行うように設定することもできるため、この
ように設定すると、寝返りのスイッチ操作の煩わしさを
省くこともできるのである。
【0103】またさらに、この寝返り装置は寝たきり患
者用のベッドのみならず、一般の健常者が利用するベッ
ドにも備え付けることができるため、昼間は寝たきり患
者の世話はできるけれども、夜間はこれらの人々も就寝
につかなければ看護が極めて負担になり、しかも寝返り
をしなければならない場合において、極めて有益であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の1実施例に係る移動式便器を
備えた自助介護用ベッド装置を示す斜視図である。
【図2】図2は、横方向に分割したマットを備えた自助
介護用ベッド装置を示す斜視図である。
【図3】図3は、他の実施例の自助介護用ベッド装置を
示す斜視図である。
【図4】図4は、自助介護用ベッド装置の起伏の動きを
タイミング順に従って示す図であって、マット上に仰向
けに寝ている患者の足裏の後方から離れた位置に立枠材
が位置している状態を示す概略図である。
【図5】図5は、立枠材が患者の足裏に着くまで移動さ
せた後、体を起こしたときにこの立枠材の前面に足裏を
載せて踏ん張って下腹部に力を入れることができる状態
を示す概略図である。
【図6】図6は、膝裏辺りの枢着点を支点にして第3マ
ットを下方に回動し膝下部分の脚を下方に向けることを
示す概略図である。
【図7】図7は、腰下から尻辺りの枢着点を支点にして
当該枢着点を中心に第2マットを持ち上げて膝を立てる
ように構成した状態を示す概略図である。
【図8】図8は、枢支点を中心に左右の肘掛マット部を
直上方に回動させてこの部分に肘を付けるようにした状
態を示す概略図である。
【図9】図9は、座面マット部を枢着点を支点にして下
方に回動してこの座面マット部が位置していた部分を空
間にする状態を示す概略図である。
【図10】図10は、ベッド下側方から当該ベッド下中
央に向けて移動式便器を走行させる状態を示す概略図で
ある。
【図11】図11は、ベッド下側方から当該ベッド下中
央に向けて移動式便器を走行させ、この移動式便器がベ
ッド下中央に位置したときに、便器を上昇させ、これに
続いて第1マットを枢着点を支点にして起こし、ベッド
面全体を後傾した肘付椅子のような形状にすることを示
す概略図である。
【図12】図12は、ベッド面全体を枢支点を中心に起
こし、座面マット部が開放して形成された空間からやや
下方に突き出した患者の尻を便座上に載せるように構成
している状態を示す概略図である。
【図13】図13は、図12の状態を前方から見た概略
図である。
【図14】図14は、立枠材の形状とその伸縮構造を示
す斜視図である。
【図15】図15は、第3パレットフレームを下方に回
動した後の状態を示す斜視図である。
【図16】図16は、同じくその側面断面図である。
【図17】図17は、第2パレットフレームと第3パレ
ットフレームの枢支点が高くなるように第2パレットフ
レームを持ち上げた状態を示す斜視図である。
【図18】図18は、同じくその側面断面図である。
【図19】図19は、肘受けフレームの動きを示す斜視
図である。
【図20】図20は、同じくその側面断面図である。
【図21】図21は、第4パレットフレームの姿勢を水
平に保ち、下方への回動を係止させる構造を示す斜視図
である。
【図22】図22は、アームを回動させて第1パレット
フレームを斜め上方に起こした状態を示す斜視図であ
る。
【図23】図23は、第4パレットフレームを下支えし
ていたローラーの位置を回動させてその下支えを無くし
た状態を示す斜視図である。
【図24】図24は、同じくその側面断面図である。
【図25】図25は、後方に傾斜していた各パレットフ
レームにおける連結角を維持したまま起立方向に回動さ
せた状態を示す側面断面図である。
【図26】図26は、操作アームを後方に傾斜させる方
向に付勢させた状態を示す側面断面図である。
【図27】図27は、寝返り装置を示す平面図である。
【図28】図28は、同じく正面図である。
【図29】図29は、同じく側面図である。
【図30】図30において(a)図は寝返り装置による
寝返りの手順の1過程を示す側面図である。図30にお
いて(b)図は同じく平面図である。
【図31】図31において(a)図は寝返り装置による
寝返りの手順の1過程を示す側面図である。図31にお
いて(b)図は同じく平面図である。
【図32】図32において(a)図は寝返り装置による
寝返りの手順の1過程を示す側面図である。図32にお
いて(b)図は同じく平面図である。
【図33】図33において(a)図は寝返り装置による
寝返りの手順の1過程を示す側面図である。図33にお
いて(b)図は同じく平面図である。
【図34】第1実施例の自助介護用ベッド装置に寝返り
装置を組み付けて示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自助介護用ベッド装置 2 枠フレーム(ベッド枠) 5 第1パレットフレーム 6 第2パレットフレーム 7 第3パレットフレーム 15 蝶番 16 蝶番 17 取付板 50 マット 70 移動式便器 71 便器 72 便器本体 73 便座 74 昇降台 75 台車 76 水タンク 90 走行レール M1 分割箇所 M2 分割箇所 N1 分割箇所 N2 分割箇所 P1 枢着点 P2 枢着点 P3 枢着点 P4 枢着点 Y 患者 B 寝返り装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド面が、就寝姿勢に対応した平坦な
    形状からスイッチなどの操作によって自動的に起伏して
    略椅子状に屈折変化し、さらにベッド上に居る人の尻を
    下支えているベッド面の一部が、人の尻が下方に開放す
    るように構成したことを特徴とする自助介護用ベッド装
    置。
  2. 【請求項2】 就寝姿勢における体の両側の肘から手元
    辺り部分が位置するベッド部分が、その周囲のベッド面
    から回動起立して肘掛け部となるように構成してなる請
    求項1に記載の自助介護用ベッド装置。
  3. 【請求項3】 ベッド面に寝ている人の足裏の前方に位
    置している立枠材を足裏に接する程度までスライド移動
    させて、略椅子状に屈折変化したときにこの立枠材が足
    載台となるように構成してなる請求項1又は2に記載の
    自助介護用ベッド装置。
  4. 【請求項4】 ベッド上に居る人の尻を下支えているベ
    ッド面の一部が、人の尻が下方に突き出る程度の大きさ
    に開放するように構成してなる請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の自助介護用ベッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の自助介護用ベッド装置に、この装置より離れた位置か
    らこのベッド下の排泄位置に移動して、ベッド面近くま
    で上昇する移動機能をもつ便器を備えている自助介護用
    ベッド装置。
  6. 【請求項6】 便器の移動と停止がベッド面の起伏形状
    の変化に対応したタイミングで行われるように構成して
    なる請求項5に記載の自助介護用ベッド装置。
  7. 【請求項7】 便器におしり洗浄用シャワー装置と温風
    乾燥装置とを備えている請求項5又は6に記載の自助介
    護用ベッド装置。
  8. 【請求項8】 便器又はその周辺箇所に、脱臭装置を備
    えている請求項5ないし7のいずれか1項に記載の自助
    介護用ベッド装置。
  9. 【請求項9】 シーツの左右両端がベッドの両横に沿っ
    て備えたシーツ持上げローラー上からその下方に備えた
    シーツ巻付用ローラーに巻付けられてなり、この左右の
    シーツ巻付ローラーはモーターの回転により巻付けと巻
    戻しが行えるように構成され、前記シーツ持上げローラ
    ーはいずれも独立して昇降自在であり、しかもこれら回
    転及び昇降が自動制御され、シーツ持上げローラーによ
    りシーツと共にベッド上の人を持ち上げ、この持ち上げ
    たシーツを左右何れかの方向に移動させるように構成
    し、左右何れかのシーツ持上げローラーを上昇させてシ
    ーツの向きを傾斜させて人に寝返りを起こさせる寝返り
    装置を備える請求項1ないし8のいずれか1項に記載の
    自助介護用ベッド装置。
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