JPH11332921A - スライド式ベッド - Google Patents

スライド式ベッド

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JPH11332921A
JPH11332921A JP10142936A JP14293698A JPH11332921A JP H11332921 A JPH11332921 A JP H11332921A JP 10142936 A JP10142936 A JP 10142936A JP 14293698 A JP14293698 A JP 14293698A JP H11332921 A JPH11332921 A JP H11332921A
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sliding
bed
roller
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Hirobumi Kajita
博文 鍛冶田
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HORYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病人や身障者,老人等の車椅子等への移動動
作等の日常動作時の負担や介護者の介護時の負担の軽減
化や安全性の向上を図ることができ、構造が簡単で生産
性や使用性に優れ、家庭等の任意の場所で使用でき利便
性に優れたスライド式ベッドを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 スライド式ベッド1において、摺動手段
11が、座部フレーム5の下面に突設されたレール部
と、ベッド本体フレーム2の側部に軸着されレール部が
遊嵌されたローラとを備え、回動手段9が、座部フレー
ム5と背部フレーム6の間に所定間隔で複数本配設され
両側部に係合板を有した横設材と、座部フレーム5と背
部フレーム6の側面に突設された係合板と、各係合板に
穿設された連結孔と、隣接した各係合板を連結孔で連結
した連結具と、背部フレーム6を回動する背部フレーム
駆動部10と、を備えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人や身障者,老
人等に特に適し、家庭や病院,施設等で使用されるスラ
イド式ベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、病人や身障者,老人等の寝起
き動作等の容易化や、病人等の介護をする介護者の負担
の軽減化のために、種々の機構を有したベッドが開発さ
れ、特に、スライド部を有したスライド式ベッドについ
て、以下のものが開示されている。特開平7−2653
62号公報(以下、イ号公報という)には、ベッド面を
与える床板と、前記床板を床面から所定の高さに位置さ
せるように支持する脚部材とを備え、前記床板は、その
長手方向中央領域を規定しかつ前記ベッド面上に寝かさ
れる人体の背中および臀部を支える移動床板と、前記移
動床板の上半身側の領域を規定する上半身側固定床板
と、前記移動床板の下半身側の領域を規定する下半身側
固定床板とに分割され、前記脚部材は、前記移動床板を
支持する中央脚部材と、前記上半身側固定床板を支持す
る上半身側脚部材と、前記下半身側固定床板を支持する
下半身側脚部材とを備え、前記上半身側および下半身側
脚部材ならびに前記中央脚部材の少なくとも一方は、そ
れらが与える前記上半身側固定床板および前記下半身側
固定床板の高さ位置を前記移動床板の高さ位置に対して
相対的に変更可能とするように駆動するジャッキ機構を
備え、前記移動床板は、前記人体の臀部に接する座部
と、同じく背中に接しかつ前記座部に対して回動可能に
連結される背当て部と、前記座部の各側方に位置しかつ
前記座部に対して回動可能に連結される1対の側部とを
備え、各前記回動に基づいて、前記背当て部および前記
1対の側部が前記座部から立上がる状態とされたとき、
椅子状をなすようにされ、さらに、前記背当て部および
前記側部の回動を駆動するための第1の駆動手段と、前
記移動床板の前記座部を前記中央脚部材に対して幅方向
に移動可能なように案内する案内部材と、前記座部の移
動を駆動するための第2の駆動手段とを備えたベッド装
置が開示されている。特公平3−76146号公報(以
下、ロ号公報という)には、ベッド本体を頭部側固定部
と足部側可動部とにより構成し、該足部側可動部をベッ
ド巾方向に二分割し、前記頭部側固定部の下側には開閉
機構を装置し、該開閉機構により、前記足部側可動部を
夫々ベッド巾方向に開いて中央部に障害物が存在しない
床面を露出させるように構成したベッドが開示されてい
る。実登録3038378号公報(以下、ハ号公報とい
う)には、介護ベッドにおいて、スイング可能な背もた
れ部フレームと角度調節自在ヒンジで接続した座部フレ
ームを独立させ、ベッドフレームとの間に設けたスライ
ド装置を介して、ベッドの幅方向にスライド出来るよう
にしたスライド式介護ベッドが開示されている。その
他、特公平4−5460号公報に開示されているベッド
装置、特公平4−14986号公報に開示されているベ
ッド移乗補助機構を備えたベッド、特開平8−3178
34号公報に開示されている保養ベッド、特開平9−3
13546号公報に開示されているベッド、等種々のベ
ッド装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスライド式ベッドは以下の課題を有していた。イ号
公報に記載のベッド装置では、ベッド面の床板が多数の
床板に分割されているためベッド面上に載せられるマッ
トレスの形状が複雑で生産性に欠けるとともに、各床板
に上下動や回動をさせる機構を有し、構造が複雑で装置
が大型化し、また、複雑な構造のために故障を引き起こ
し易いという課題を有していた。また、該ベッド装置が
大型化するため、家庭内での使用には不向きで使用性や
利便性に欠けるという課題を有していた。また、該ベッ
ド装置の座部から車椅子等へ移動する場合、体の向きを
変えて車椅子等へ移動するため車椅子等への移動が困難
であるという課題を有していた。更に、座部が該ベッド
装置の幅方向へ移動した際、座部側に重心がかかるた
め、該ベッド装置のバランス性に欠け安全性に欠けると
いう課題を有していた。ロ号公報に記載のベッドでは、
ベッド本体の足部側可動部が、右側可動部と左側可動部
に分割され、ベッド本体の両側部に右側可動部と左側可
動部が摺動するため、該ベッドの設置に広い設置スペー
スを要し使用性に欠けるとともに、家庭での使用に不向
きで利便性に欠けるという課題を有していた。また、該
ベッドから車椅子等へ移動する際、該ベッドから車椅子
まで歩き体の向きを変えて車椅子等へ移動する必要が有
り、車椅子等への移動が困難であるという課題を有して
いた。
【0004】ハ号公報に記載のスライド式介護ベッドで
は、座部フレームがベッドの幅方向にスライドした際
に、座部フレーム側へ重心がかかり該スライド式介護ベ
ッドのバランス性に欠け、安全性に欠けるという課題を
有していた。また、該スライド式介護ベッドから立ち上
がる際の持ち手がなく、常時杖等を要すという課題を有
していた。また、スイング可能な背もたれ部フレームが
座部フレームに角度調節自在ヒンジで接続されているた
め、背もたれ部フレームと座部フレームの間の屈曲部を
緩やかなカーブ状で屈曲できず、背もたれ部フレームの
角度調節の微調整がし難く使用者に不快感を与え易いと
ともに、背もたれ部フレームと座部フレームの屈曲部で
マットレスが局部的に折れ曲がり易くマットレスに亀裂
が発生し易くマットレスの耐久性に欠けるという課題を
有していた。また、角度調節自在ヒンジが背もたれ部フ
レームの下方のフレームに回転自在に軸着された回転軸
と、一端が回転軸に固定され他端が背もたれ部フレーム
に回動自在に軸着された回動板と、回転軸を回転するギ
ヤモータで構成されているため、構造が複雑で部品点数
が多く生産性やメンテナンス性に欠けるという課題を有
していた。更に、スライド装置が、座部フレームの足側
の側部に突設された内枠と、座部フレームと対向したフ
レームに形成され内枠がスライドする外枠と、外枠の下
部側に固定したローラと、内枠の先端部に固定したロー
ラと、を備えているため、構造が複雑で生産性やメンテ
ナンス性に欠けるとともに、内枠が座部フレームの足側
の側部に突設しているため、使用者が座部フレームをス
ライドさせて座部フレーム側へ座った際に内枠が足に当
たり使用者に不快感を与え、また、内枠と外枠の間に充
填されるグリース等が足等に付着し易く不快感を与え、
使用性に欠けるという課題を有していた。その他開示さ
れているベッド装置では、いずれも構造が複雑でベッド
本体が大型化し広い設置面積を要し、使用性や利便性に
欠けるとともに、特に、病人や身障者,老人等が使用し
た場合に、ベッドからの立ち上がり動作等の日常動作が
し難くく、また、介護者が介護し難いという課題を有し
ていた。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、病人や身障者,老人等の寝起き動作や車椅子等への
移動動作、立ち上がり動作等の種々の日常動作時の負担
の軽減化や安全性の向上を図ることができ、また、介護
者の介護の負担を軽減できるとともに、構造が簡単で生
産性や使用性に優れ、家庭等の任意の場所で使用でき利
便性に優れたスライド式ベッドを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明におけるスライド式ベッドは、以下の構
成を有している。本発明の請求項1に記載のスライド式
ベッドは、ベッド本体フレームと、前記ベッド本体フレ
ームの長さ方向の一端側に固定された足側フレームと、
前記足側フレームの一端部に隣接して配設された座部フ
レームと前記座部フレームに回動自在に連設された背部
フレームとを有した頭部側フレームと、前記頭部側フレ
ームを前記ベッド本体フレームの幅方向に移動する摺動
手段と、前記背部フレームを回動する回動手段と、を有
したスライド式ベッドであって、前記摺動手段が、前記
座部フレームの下面の所定部の下側に突設して前記ベッ
ド本体フレームの幅方向に配設された1乃至複数のレー
ル部と、前記ベッド本体フレームの側部に軸着され前記
レール部が遊嵌された1乃至複数のローラと、を備え、
前記回動手段が、前記座部フレーム及び前記背部フレー
ムの間に所定間隔で前記ベッド本体フレームの幅方向に
1乃至複数本配設された横設材と、各前記横設材の両側
部に突設された係合板と、前記座部フレームの前記背部
フレーム側の側面及び前記背部フレームの前記座部フレ
ーム側の側面に突設された係合板と、各前記係合板に穿
設された連結孔と、各前記連結孔に挿通され隣接した各
前記係合板を回動自在に軸着した連結具と、前記座部フ
レームの下面に固定され前記背部フレームを回動する背
部フレーム駆動部と、を備えた構成を有している。これ
により、ローラにレール部が遊嵌されているため、頭部
側フレームの移動時に頭部側フレームがガタつくのを防
止でき、スムーズに頭部側フレームを移動できるという
作用を有する。また、レール部が座部フレームの下面に
突設し、ローラがベッド本体フレームの側部に軸着され
ているため、レール部とローラにグリース等を付けた場
合にもグリース等が外部に露出するのを防止できるとと
もに、摺動手段を全て座部フレームの下方に位置させ外
部に摺動手段が露出するのを防止できるという作用を有
する。また、回動手段が、連結具で連結された1乃至複
数の横設材で構成されているため、背部フレームの回動
時に座部フレームと背部フレームの間を緩やかなカーブ
状で屈曲させることができるという作用を有する。ま
た、複数の横設材で構成されているため、回動角度の微
調整ができるとともに、頭部側フレーム上に配設された
マットレスを局部的に折り曲げることがなく、耐久性を
向上できるという作用を有する。更に、1乃至複数の横
設材と背部フレーム駆動部で構成されているため、部品
点数が少なく簡単な構造にできるという作用を有する。
【0007】ここで、ローラとしては、頭部側フレーム
が移動される側のベッド本体フレームの側部に軸着され
る。また、レール部としては、座部フレームの足側フレ
ーム側と背部フレーム側の2ヵ所に形成するのが好まし
い。これにより、頭部側フレームの移動時の安定性を向
上できる。また、頭部側フレームの移動動作としては、
手動で頭部側フレームを移動させる代わりに、電動モー
タ等の駆動部を接続して自動で移動させてもよい。横設
材としては、角柱状又はパイプ状のもの、もしくはロー
プ等の紐状物等が用いられる。これにより、マットレス
のへこみを防止できる。紐状物の場合、各フレームの係
合板にボルト等の連結具で固定し、幅方向の各係合板間
に紐状物が張設される。更に、背部フレーム駆動部とし
ては、油圧シリンダーや電動シリンダー等が好適に用い
られる。座部フレームに固定し易いとともに、構造が簡
単で生産性を向上できる。尚、摺動手段としては、ロー
ラとレール部からなりローラの回動やレール部の摺動に
より頭部側フレームを移動させるものの他、頭部側フレ
ームを摺動又は滑動等させてベッド本体フレームの幅方
向に移動させるものでもよい。
【0008】本発明の請求項2に記載のスライド式ベッ
ドは、請求項1に記載の発明において、前記足側フレー
ムの前記頭部側フレーム側の側部に形成されローラ用レ
ールを有したローラ用フレームと、前記ローラ用フレー
ムの下方の前記頭部側フレーム側に回転自在に軸着され
前記座部フレームの下面に当接して支持する支持ローラ
と、前記座部フレームの前記足側フレーム側の側面の一
端部に回転自在に軸着され前記ローラ用フレームの前記
ローラ用レールに当接したローラと、を有した第2摺動
手段を備えた構成を有している。これにより、座部フレ
ームを足側フレームに沿わせてベッド本体フレームの幅
方向にスムーズに移動させることができ、摺動動作時の
安定性を向上できるという作用を有する。また、座部フ
レームの足側フレーム側の側面に突出部等を有さず、頭
部側フレームをベッド本体フレームの側部へ移動させて
座部フレーム側に座った際にも、第2摺動手段が足等に
当たるのを防止できるという作用を有する。更に、第2
摺動手段が外部に露出するのを防止できるという作用を
有する。ここで、ローラ用フレームとしては、足側フレ
ームの側面に形成してもよく、ベッド本体フレームに固
定して足側フレームの側部に配設してもよい。ローラ用
レールとしては、断面がコの字状や逆L字状等のレール
等が用いられ、ローラが当接して座部フレームを移動で
きる形状であればよい。支持ローラとしては、頭部側フ
レームの移動側に軸着される。これにより、頭部側フレ
ームの移動動作時に常時座部フレームを支持することが
できる。ローラとしては、頭部側フレームの反移動側に
軸着するのが好ましい。これにより、頭部側フレームの
移動動作時の安定性を向上できる。
【0009】本発明の請求項3に記載のスライド式ベッ
ドは、請求項1又は2に記載の発明において、前記背部
フレームと当接する前記ベッド本体フレームの側部に軸
着された背部側ローラと、前記背部フレームの下面に前
記背部側ローラと当接する背部側レールと、を備えた構
成を有している。これにより、背部フレームをベッド本
体フレームと平行にして寝かせた状態にしたままでも、
頭部側フレームをベッド本体フレームの幅方向にスムー
ズに移動させることができるという作用を有する。ま
た、背部側レールが背部フレームの下面に形成され、背
部側ローラがベッド本体フレームの側部に軸着されてい
るため、部品が外部から見え難いとともに、簡単な構造
で背部フレームを寝かせた状態のまま頭部側フレームを
移動できるという作用を有する。ここで、背部側ローラ
としては、頭部側フレームの移動側のベッド本体フレー
ムの側部に軸着される。背部側ローラと、背部側レール
が常時当接できるためである。
【0010】本発明の請求項4に記載のスライド式ベッ
ドは、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明に
おいて、前記背部フレーム側を中心に回動自在に配設さ
れ前記座部フレーム内に上面が前記座部フレームと面一
なるように収設された床板と、前記座部フレームに回動
自在に軸着された回動軸と、前記回動軸の端部に形成さ
れ前記座部フレームの側部に配設された角度調整レバー
と、前記回動軸に突設され前記回動軸の回動にともない
前記床板に当接して前記床板を上下動する角度調整具
と、を備えた構成を有している。これにより、角度調整
レバーを回動させて回動軸を回動することにより、座部
フレーム内に収設された床板に角度調整具を当接して、
背部フレーム側を中心に床板を上下に回動させることが
でき、座部フレーム側に座った際に膝側を高くして姿勢
を調整できるという作用を有する。ここで、床板として
は、棒状やパイプ状等で格子状等に形成したものや、板
状のもの等が用いられる。角度調整具としては、床板に
当接する面が緩やかな曲面で形成された半月状等の形状
のものが用いられる。これにより、床板の上下動をスム
ーズにできるとともに、角度の微調整ができる。座部フ
レームとしては、内周側に段差部等を有したものが用い
られ、段差部等に床板を配設して床板を座部フレーム内
に収設している。また、回動軸,角度調整レバー,角度
調整具で床板を上下に回動させる代わりにボールネジや
クランク機構等を用いて、手動や電動等で床板を上下に
回動してもよい。
【0011】本発明の請求項5に記載のスライド式ベッ
ドは、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明に
おいて、前記座部フレームと前記足側フレーム又は前記
ベッド本体フレームに前記座部フレームと係合自在に形
成された摺動防止具、及び/又は、前記座部フレーム,
前記足側フレーム,前記ベッド本体フレームのいずれか
1以上に形成された摺動停止具、及び/又は、前記座部
フレームの側部に形成された補助脚部、を備えた構成を
有している。これにより、摺動防止具で座部フレームと
足側フレーム又はベッド本体フレームを係合することに
より、頭部側フレームが使用者の意思に反して自然にベ
ッド本体フレームの側部に移動するのを防止できるとい
う作用を有する。また、摺動停止具を形成することによ
り、頭部側フレームが移動し過ぎるのを防止することが
でき、摺動手段の故障の発生を防止できるという作用を
有する。また、補助脚部を備えることにより、頭部側フ
レームをベッド本体フレームの側部に移動させて使用す
る際に、座部フレーム側の端部を支持でき安定性を向上
できるという作用を有する。ここで、摺動防止具として
は、足側フレームの側部に装着され一端部が座部フレー
ムの側部に突出され座部フレームと係合される係合軸を
有したもの等、座部フレームの側部に当接して頭部側フ
レームがベッド本体フレームの幅方向に移動するのを防
止できる形状のものであればよい。摺動停止具として
は、座部フレームの下面に突設された停止板等が用いら
れ、頭部側フレームのベッド本体フレームの側部への移
動を停止できる形状のものであればよい。補助脚部とし
ては、頭部側フレームの未移動時にベッド本体フレーム
の下方に配設される形状のものが好ましい。これによ
り、頭部側フレームの未移動時にベッド本体フレームの
側部に補助脚部が突出するのを防止できる。また、補助
脚部の長さとしては、座部フレーム側に荷重がかかって
いない間は、該スライド式ベッドの設置面と非接触の状
態で、座部フレーム側に荷重がかかった際に設置面と接
触する長さにしてもよい。これにより、頭部側フレーム
をベッド本体フレームの幅方向に移動する際に容易に移
動できるとともに、補助脚部の端部で設置面に傷をつけ
るのを防止できる。
【0012】本発明の請求項6に記載のスライド式ベッ
ドは、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の発明に
おいて、前記足側フレーム及び前記頭部側フレームの外
周縁に立設され前記足側フレーム及び前記頭部側フレー
ム上に配設されるマットレスを保持するマットレス保持
具、及び/又は、前記頭部側フレームの側部の所定部に
脱着自在に配設された手すり部、を備えた構成を有して
いる。これにより、マットレス保持具でマットレスを保
持することにより、頭部側フレームの背部フレームを回
動する際にマットレスがずれるのを防止できるという作
用を有する。また、脱着自在な手すり部を備えることに
より、頭部側フレームをベッド本体フレームの側部へ移
動させて座部フレーム側から立ち上がる際等に、手すり
部に掴まることができるとともに、不要な時には手すり
部を取り外すことができ利便性を向上できるという作用
を有する。
【0013】本発明の請求項7に記載のスライド式ベッ
ドは、請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の発明に
おいて、前記足側フレームの側部に脱着自在に配設され
たサイドテーブル、及び/又は、前記ベッド本体フレー
ムの前記足側フレーム側の端部に形成された収納部、を
備えた構成を有している。これにより、サイドテーブル
を備えることにより、頭部側フレームを移動させてベッ
ド本体フレームの側部へ移動させた際に、サイドテーブ
ルを使用することができるとともに、座部フレームから
立ち上がる際等にもサイドテーブルを支持台として使用
することもできるという作用を有する。また、脱着自在
に配設しているため、不要時にはサイドテーブルを取り
外すことができ使用性を向上できるという作用を有す
る。また、足側フレームの端部に収納部を備えることに
より、特に、該スライド式ベッドを病人や身障者が使用
した場合に、治療用品や介護用品等を収納部に収納する
ことができるとともに、収納部が足側フレーム側の端部
に形成されているため、介護者が収納部から物を取り出
し易いという作用を有する。ここで、サイドテーブルと
しては、足側フレームの側部に沿って摺動自在に配設し
てもよい。これにより、使用者や使用状態に応じてサイ
ドテーブルの位置を調整でき使用性を向上できる。ま
た、収納部を足側フレームの下方に形成してもよい。座
部フレームをベッド本体フレームの側部に移動した際
に、収納部を使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるスライド式ベッドについて、以下図面を
用いて説明する。図1は実施の形態1におけるスライド
式ベッドの全体斜視図である。図中、1は実施の形態1
におけるスライド式ベッド、2はスライド式ベッド1の
ベッド本体フレーム、2aはベッド本体フレーム2の頭
部側に立設された上部柵、3はベッド本体フレーム2の
四隅に形成された脚部、3aは脚部3の下端部に配設さ
れたストッパー付きのキャスター、4はベッド本体フレ
ーム2の一端側に固定された足側フレーム、5は足側フ
レーム4に隣接しベッド本体フレーム2の他端側に配設
された長方形状の枠からなる座部フレーム、6は座部フ
レーム5に回動自在に連設された背部フレーム、7は座
部フレーム5と背部フレーム6からなる頭部側フレー
ム、8は座部フレーム5の背部フレーム6側にローラ等
で形成され座部フレーム5をベッド本体フレーム2の幅
方向に移動させる摺動手段、9は座部フレーム5と背部
フレーム6を連結し背部フレームを回動する回動手段、
10は背部フレーム6を回動する背部フレーム駆動部、
10aは座部フレーム5の下面に固定された電動シリン
ダーや油圧シリンダー等からなる駆動部のシリンダー
部、10bは背部フレーム6の下面に形成されシリンダ
ー部10aの端部が回動自在に連結された連結アーム、
11は足側フレーム4と座部フレーム5の間にローラ等
で形成され座部フレーム5をベッド本体フレーム2の幅
方向に移動させる第2摺動手段、12は背部フレーム6
側のベッド本体フレーム2の側部に軸着された背部側ロ
ーラ、13は背部フレーム6の枠の下面又は背部フレー
ム6の下面に形成され背部側ローラ12に当接する背部
側レール、14は足側フレーム4及び頭部側フレーム7
の外周縁に立設されたマットレス保持具、15は足側フ
レーム4側と頭部側フレーム7側に分割され各フレーム
4,7の上面に配設されマットレス保持具14で保持さ
れたマットレス、16は座部フレーム5側のマットレス
15を上下動する角度調整部、17は座部フレーム5と
足側フレーム4の移動側の側部に形成された摺動防止
具、17aは足側フレーム4側に配設された摺動防止具
17のスライド係止具、17bは一端部がスライド係止
具17aに挿通され他端部が座部フレーム5の側部に係
合自在に係合される係合具、17cは係合具17bの一
端部に突設されたツマミ部、18は座部フレーム5の移
動側の側部に配設された補助脚部、18aは座部フレー
ム5の側部に配設され断面コの字状に形成された脚部取
付部、18bは脚部取付部18aの下面に固定され座部
フレーム5がベッド本体フレーム2上にある未移動時に
ベッド本体フレーム2の下方に配設される補助脚、18
cは補助脚18bの下端部に配設されたストッパー付き
のキャスター、19は座部フレーム5の移動側の側部に
立設された手すり部、19aは座部フレーム5の側部に
形成された手すり嵌合部、19bは手すり嵌合部19a
に嵌脱自在に固定された手すりである。ここで、補助脚
部18の補助脚18bとしては、座部フレーム5に荷重
がかかった際にキャスター18cがスライド式ベッド1
の設置面と当接する長さに形成されている。尚、図中、
矢印Xはスライド式ベッド1の頭部側フレーム7の移動
方向を示す。
【0015】次に、実施の形態1におけるスライド式ベ
ッドの座部フレーム側の詳細について、図面を用いて説
明する。図2(a)はスライド式ベッドの座部フレーム
の要部斜視図であり、図2(b)は摺動手段を示す図2
(a)のA−A断面図であり、図2(c)は角度調整部
を示す図2(a)のB−B断面図であり、図3(a)は
第2摺動手段を示す要部断面図であり、図3(b)は第
2摺動手段を示す要部側面図である。図2において、5
aは座部フレーム5の内周側に段差状に低く形成された
段差部、20は座部フレーム5の背部フレーム6側の下
面に突設し(図2(b))ベッド本体フレーム2の幅方
向に配設されたレール部、21は座部フレーム5の移動
側のベッド本体フレーム2の側部に形成されたローラ支
持部、21aはローラ支持部21に挿着されたローラ
軸、22はローラ支持部21にローラ軸21aで軸着さ
れレール部20が遊嵌されたローラ、23はレール部2
0の側部に突設され座部フレーム5の移動時にローラ支
持部21の先端部に当接して座部フレーム5の移動を停
止する摺動停止具、24は背部フレーム6側を中心に回
動自在に座部フレーム5の段差部5a上に配設され上面
が座部フレーム5と面一になるように収設された床板、
24aは床板24を回動自在に座部フレーム5に固定し
た蝶番等からなる床板固定部、25はベッド本体フレー
ム2の幅方向に座部フレーム5に回動自在に軸着された
回動軸、26は回動軸25の端部に形成され座部フレー
ム5の側部に配設された角度調整レバー、27は回動軸
25に突設された半月状の角度調整具、28は床板24
の下部に形成され角度調整具27が当接する当接部であ
る。図3において、29は足側フレーム4の座部フレー
ム5側の側部に形成されたローラ用フレーム、29aは
ローラ用フレーム29に形成されたローラ用レール、3
0はローラ用フレーム29の下方に回転自在に軸着され
座部フレーム5の下面に当接して支持する支持ローラ、
31は座部フレーム5の足側フレーム4側の側面の一端
部に回転自在に軸支されローラ用レール29aに装着さ
れたローラである。
【0016】以上のように構成された摺動手段8,角度
調整部16及び第2摺動手段11について、以下その動
作を図面を用いて説明する。座部フレーム5をベッド本
体フレーム2の側部に移動してスライド式ベッド1を使
用する場合、まず、摺動防止具17のツマミ部17cを
持って係合具17bを座部フレーム5から取り外す。次
いで、座部フレーム5をベッド本体フレーム2の側部の
移動方向Xに引き出すと、摺動手段8のローラ22に遊
嵌されたレール部20が摺動するとともに、第2摺動手
段11のローラ31及び支持ローラ30がローラ用レー
ル29a及び座部フレーム5の下面で回転して座部フレ
ーム5がベッド本体フレーム2の側部へ移動される。こ
こで、座部フレーム5がベッド本体フレーム2の側部へ
移動した際、摺動停止具23がローラ支持部21の先端
部に当接して座部フレーム5の移動が停止する。また、
座部フレーム5をベッド本体フレーム2上に戻す場合、
座部フレーム5をベッド本体フレーム2側へ押すことに
より、座部フレーム5が移動してベッド本体フレーム2
上に戻る。次に、座部フレーム5の床板24の角度を調
整して使用する場合、角度調整部16の角度調整レバー
26を反時計方向に回動させることにより、半月状の角
度調整具27が回動軸25を中心に回動して角度調整具
27が当接部28に当接し、図2(c)の仮想線で示す
ように、床板24を上方へ押し上げて床板24の角度を
調整する。また、角度調整レバー26を時計方向に回動
させることにより、床板24が下がり床板24が座部フ
レーム5と平行になる。
【0017】次に、実施の形態1におけるスライド式ベ
ッドの回動手段について、以下その詳細を図面を用いて
説明する。図4(a)は回動手段を示す要部平面図であ
り、図4(b)は回動手段を示す要部側面図である。図
中、10cは背部フレーム駆動部10の電動シリンダー
や油圧シリンダー等からなり座部フレーム5の下面に配
設された駆動部、32は座部フレーム5及び背部フレー
ム6の間に所定間隔でベッド本体フレーム2の幅方向に
複数本配設された横設材、33は各横設材32の両側部
に突設された係合板、34は座部フレーム5及び背部フ
レーム6の側部に突設された係合板、35は各係合板3
3,34に穿設された連結孔、36は各連結孔35に挿
通され隣接した各係合板を回動自在に軸着した連結具、
37は座部フレーム5の下方に形成され背部フレーム駆
動部10の駆動部10cが装着された駆動部取付部であ
る。尚、背部フレーム駆動部10の駆動部10cは、手
元にあるスイッチ等(図示せず)で遠隔操作ができるよ
うに構成されている。以上のように構成された回動手段
9について、以下その動作を図面を用いて説明する。背
部フレーム6を上方に回動させて背部フレーム6側を背
当て部として使用する場合、背部フレーム駆動部10の
電動シリンダー等からなる駆動部10cを駆動して連結
アーム10bに回動自在に連結されたシリンダー部10
aを伸ばす。これにより、連結アーム10bで背部フレ
ーム6が上方に押し上げられるとともに、係合板33,
34で連結孔35を中心に横設材32が回動し、図4
(b)の仮想線で示すように、背部フレーム6が回動手
段9でカーブ状に回動される。また、背部フレーム6を
ベッド本体フレーム2と略平行にして寝かせた状態にす
る場合には、駆動部10cを駆動してシリンダー部10
aを駆動部10c側へ縮ませることにより、連結アーム
10bで背部フレーム6をベッド本体フレーム2側へ引
き寄せ、図4(b)に示すように、ベッド本体フレーム
2と略平行な状態にされる。
【0018】以上のように構成された実施の形態1のス
ライド式ベッドにおける使用状態について、以下図面を
用いて説明する。図5は実施の形態1におけるスライド
式ベッドの移動時を示す全体斜視図である。スライド式
ベッド1上に起き上がり座部フレーム5側に座る場合、
図5に示すように、背部フレーム駆動部10によりスラ
イド式ベッド1の背部フレーム6を上方へ回動させて背
部フレーム6側を背当て部として使用する。また、座部
フレーム5をベッド本体フレーム2の側部に移動して使
用する場合、座部フレーム5に配設された手すり部19
を持って座部フレーム5を移動方向Xへ引くことにより
摺動手段8及び第2摺動手段11で座部フレーム5を、
図5に示すように、移動する。ここで、ベッド本体フレ
ーム2の側部に座部フレーム5を移動させて座部フレー
ム5側に座った場合、座部フレーム5にかかる荷重によ
り補助脚部18のキャスター18cがスライド式ベッド
1の設置面に当接して固定される。次に、マットレス1
5上で横になる場合、座部フレーム5をベッド本体フレ
ーム2側へ押して摺動手段8及び第2摺動手段11によ
り座部フレーム5を移動させてベッド本体フレーム2側
へ戻すとともに、回動手段10により背部フレーム6を
回動させることにより、背部フレーム6がベッド本体フ
レーム2と平行にされる。次いで、背部フレーム6をベ
ッド本体フレーム2と平行にして寝かせた状態のまま、
頭部側フレーム7をベッド本体フレーム2の幅方向に移
動させる場合、頭部側フレーム7を移動方向Xへ引くこ
とにより、座部フレーム5が摺動手段8及び第2摺動手
段11で移動されるとともに、背部フレーム6の下面に
形成された背部側レール13が背部側ローラ12に当接
して背部側ローラ12が回転し、頭部側フレーム7がベ
ッド本体フレーム2の幅方向に移動される。
【0019】以上のように実施の形態1におけるスライ
ド式ベッドは構成されているので、以下の作用を有す
る。 a.座部フレームとベッド本体フレームに形成された摺
動手段が、ローラとレール部からなり、ローラにレール
部が遊嵌されているため、座部フレームの移動時に座部
フレームがガタつくのを防止でき、スムーズに移動でき
るという作用を有する。 b.レール部が座部フレームの下面に突設され、ローラ
がベッド本体フレームの側部に軸着されているため、摺
動手段を全て座部フレームの下方に位置させることがで
き、外部に摺動手段が露出するのを防止できるという作
用を有する。また、摺動手段が外部に露出していないの
で、グリース等により布団等が汚れるのを防止できると
いう作用を有する。 c.背部フレームと座部フレームの間に形成された回動
手段が、連結具で回動自在に連結された複数の横設材で
形成されているため、背部フレームの回動時に座部フレ
ームと背部フレームの間を緩やかなカーブ状に屈曲させ
ることができるという作用を有する。また、複数の横設
材で構成されているため、回動角度の微調整ができると
ともに、頭部側フレーム上に配設されたマットレスを局
部的に折り曲げることがなく、マットレスの耐久性を向
上できるという作用を有する。 d.座部フレームと足側フレームの間に形成された第2
摺動手段が、ローラ用フレームと支持ローラとローラで
構成されているため、座部フレームを足側フレームに沿
わせて移動させることができ、移動動作時の安定性を向
上できるという作用を有する。 e.座部フレームの足側フレーム側の側面に突出部等を
有さず、頭部側フレームをベッド本体フレームの側部へ
移動させて座部フレーム側に座った際に、第2摺動手段
が足等に当たるのを防止できるとともに、第2摺動手段
が外部に露出するのを防止できるという作用を有する。
【0020】f.背部フレームの下面に形成された背部
側レールとベッド本体フレームの側部に軸着された背部
側ローラを備えているため、簡単な構造で背部フレーム
をベッド本体フレームと平行にした状態のままでも、頭
部側フレームをベッド本体フレームの側部にスムーズに
移動させることができるという作用を有する。 g.座部フレームの足側フレーム側に形成された角度調
整部を備えているため、角度調整レバーを回動させるだ
けで、座部フレームの上面に配設された床板を、背部フ
レーム側を中心に上下に回動させることができるという
作用を有する。また、これにより座った際に、膝側を高
くすることができ、滑り落ちそうになるのを防ぐという
作用を有する。 h.摺動防止具を足側フレームと座部フレームの側部に
備えているため、未移動時に摺動防止具の係合具を座部
フレームの側部に係合するだけで座部フレームの移動を
停止できるという作用を有する。 i.レール部の一端部に突設された摺動停止具を備えて
いるため、頭部側フレームが移動し過ぎるのを防止する
ことができ、摺動手段の故障の発生を防止できるという
作用を有する。 j.座部フレームの側部に補助脚部を備えているため、
座部フレームをベッド本体フレームの側部に移動させて
使用する際に、座部フレーム側の端部を補助脚部で支持
でき該スライド式ベッドの移動時の安定性を向上できる
という作用を有する。 k.頭部側フレームと足側フレームの外周縁に立設した
マットレス保持具を備えているため、マットレス保持具
でマットレスを保持することができ、頭部側フレームの
背部フレームを回動した際にマットレスがずれるのを防
止できるという作用を有する。 l.座部フレームの側部に脱着自在な手すり部を備えて
いるため、座部フレームをベッド本体フレームの側部へ
移動させて座部フレーム側から立ち上がる際等に、手す
り部に掴まることができるとともに、不要な時には手す
り部を取り外すことができ利便性を向上できるという作
用を有する。
【0021】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるスライド式ベッドについて、以下図面を用いて説
明する。図6は実施の形態2におけるスライド式ベッド
の全体斜視図である。尚、実施の形態1と同様のものに
は同一の符号を付して説明を省略する。図中、40は足
側フレーム4の側部に脱着自在に配設されたサイドテー
ブル、41はサイドテーブル40のテーブル脚、41a
はテーブル脚41の所定部で足側フレーム4の側部に脱
着自在に固定した固定部、42はテーブル脚41の下部
に配設されたストッパー付きのキャスター、43は足側
フレーム4側のベッド本体フレーム2の端部に配設され
た収納部である。
【0022】以上のように実施の形態2のスライド式ベ
ッドは構成されているので、実施の形態1の作用に加え
て、以下の作用を有する。足側フレームの側部に脱着自
在に配設されたサイドテーブルを備えているため、座部
フレームをベッド本体フレームの幅方向に移動させて座
部フレームに座っている際にも、サイドテーブルで読書
等の作業や食事等をすることができるという作用を有す
る。また、特に、病人や身障者,老人等を該スライド式
ベッドから車椅子へ移動させる場合、座部フレームをベ
ッド本体フレームの側部へ移動させるとともに、背部フ
レームを上方へ回動して座部フレーム側へ座らせた後、
病人や身障者,老人等がサイドテーブルに手をついてサ
イドテーブルを支持台として立ち上がることができるた
め、病人や身障者,老人等が立ち上がった際に、介護者
が座部フレームをベッド本体フレーム側へ移動させて収
納し、座部フレーム側から車椅子を差し出すことによ
り、そのまま病人や身障者,老人等を車椅子に座らせる
ことができるという作用を有する。ベッド本体フレーム
の足側フレーム側の端部に収納部を備えているため、足
元側に介護用品等を収納することができ、従来のように
横になっている人の頭側に収納部がないため、特に、介
護者が収納部から介護用品等を出し入れする際に収納部
からの出し入れがし易いという作用を有する。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明におけるスライド式
ベッドによれば、以下の優れた効果を実現できる。請求
項1に記載の発明によれば、 (1)摺動手段がローラとレール部からなり、ローラに
レール部が遊嵌して摺動し座部フレームが移動するた
め、座部フレームの移動時に座部フレームがガタつくの
を防止してスムーズに移動させることができ座部フレー
ムの移動時の安定性に優れ、病人や身障者,老人等が使
用する場合にも座部フレームの移動時に不快感等を与え
ることなく、使用性に優れる。 (2)摺動手段が座部フレームの下面に突設されたレー
ル部と、ベッド本体フレームの側部に軸着されたローラ
で構成され、部品点数が少なく構造が簡単で生産性に優
れ、また、摺動手段を座部フレームの下方側に位置させ
ることができ、レール部とローラにグリース等を付けた
場合にもグリース等が外部に露出せず、布団等が汚れる
のを防止できるとともに、摺動手段が外部に露出するこ
とがなく該スライド式ベッドの美観性に優れる。 (3)回動手段が、連結具で連結された1乃至複数の横
設材で形成されているため、背部フレームの回動時に座
部フレームと背部フレームの間を緩やかなカーブ状で屈
曲させることができ、頭部側フレーム上に配設されたマ
ットレスを局部的に折り曲げることがなくマットレスの
耐久性に優れ、また、複数の横設材で構成されているた
め、回動角度の微調整ができ使用性に優れる。 (4)摺動手段や回動手段が少ない部品点数で構成され
構造が簡単で該スライド式ベッドの生産性に優れるとと
もに、従来のように該スライド式ベッドが大型化するこ
となく、該スライド式ベッドの設置に従来のように広い
スペースを要さず、家庭等の任意の場所で使用でき、利
便性に優れる。請求項2に記載の発明によれば、請求項
1における効果に加え、 (5)ローラ用レールを有したローラ用フレームと支持
ローラとローラで構成された第2摺動手段を足側フレー
ムと座部側フレームの間に備えているため、座部フレー
ムを足側フレームに沿わせてスムーズに移動させること
ができ、簡単な構造で移動動作時の安定性を向上でき、
該スライド式ベッドの使用時の安全性に優れる。 (6)ローラ用フレームのローラ用レールに当接したロ
ーラが、座部フレームの一端部に軸着されているととも
に、ローラ用フレームと支持ローラが足側フレーム側に
形成されているため、座部フレームの足側フレーム側の
側面に第2摺動手段の部品を露出させることがなく、座
部フレームをベッド本体フレームの側部へ移動させて座
部フレーム側に座った際にも、第2摺動手段が使用者の
足等に当たるのを防止でき、使用者に不快感等を与える
ことなく使用性に優れる。請求項3に記載の発明によれ
ば、請求項1又は2における効果に加え、 (7)背部フレームの下面に形成された背部側レールと
ベッド本体フレームの側部に軸着された背部側ローラを
備えているため、背部フレームをベッド本体フレームと
平行にして寝かせた状態にしたままでも、頭部側フレー
ムをベッド本体フレームの幅方向にスムーズに移動させ
ることができ、特に、該スライド式ベッドを病人や身障
者,老人等が使用している場合に寝かせた状態で頭部側
フレームをベッド本体フレームの側部に移動させること
ができ介護時等の介護作業性に優れる。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3における効果に加え、 (8)座部フレーム内に上面が座部フレームと面一にな
るように収設された床板が背部フレーム側を中心に回動
自在に配設され、座部フレームに軸着された回動軸と、
回動軸に形成された角度調整レバーと角度調整具を備え
ているため、角度調整レバーを回動させることにより、
角度調整具で床板を背部フレーム側を中心に上下に回動
させて座部フレーム側のマットレスの角度を使用者に応
じて任意に調整することができ利便性に優れるととも
に、座部フレーム側のマットレスの角度を調整して膝側
を高くして使用者が滑り落ちそうになるのを防止でき安
全性に優れる。請求項5に記載の発明によれば、請求項
1乃至4における効果に加え、 (9)摺動防止具を備えることにより、摺動防止具で座
部フレームと足側フレーム又はベッド本体フレームを係
合することにより、頭部側フレームが使用者の意思に反
して自然にベッド本体フレームの幅方向に移動するのを
防止でき安全性に優れる。 (10)摺動停止具を備えることにより、頭部側フレー
ムがベッド本体フレームの側部へ移動し過ぎるのを防止
でき、摺動手段の故障等の発生を防止でき耐久性に優れ
る。 (11)座部フレームの側部に補助脚部を備えることに
より、頭部側フレームをベッド本体フレームの側部に移
動させて使用する際に、座部フレーム側の端部を支持で
き座部フレームの安定性を向上でき安全性に優れる。請
求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5における
効果に加え、 (12)頭部側フレームと足側フレームの外周縁に立設
したマットレス保持具を備えることにより、マットレス
保持具でマットレスを保持することができ、特に、頭部
側フレームの背部フレームを回動した際にマットレスが
ずれるのを防止でき、使用性に優れる。 (13)脱着自在な手すり部を座部フレームの側部に備
えることにより、頭部側フレームをベッド本体フレーム
の側部へ移動させて座部フレーム側から立ち上がる際等
に、手すり部に掴まることができるとともに、不要な時
には手すり部を取り外すことができ利便性に優れる。請
求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6における
効果に加え、 (14)足側フレームの側部に脱着自在なサイドテーブ
ルを備えることにより、頭部側フレームを移動させてベ
ッド本体フレームの側部へ移動させた際に、サイドテー
ブルで読書や食事等ができ使用性を向上できるととも
に、座部フレームから立ち上がる際等にもサイドテーブ
ルを支持台として使用することもでき、使用性に優れ、
また、サイドフレームが足側フレームに脱着自在に配設
されているため、不要時にはサイドテーブルを取り外す
ことができ利便性に優れる。 (15)足側フレームの端部に収納部を備えることによ
り、特に、該スライド式ベッドを病人や身障者,老人等
が使用している場合に、治療用品や介護用品等を収納部
に収納することができるとともに、従来のように頭側に
収納部がないため、該スライド式ベッドで使用者が寝て
いる間でも介護者等が収納部から介護用品等の品物を容
易に取り出すことができ使用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるスライド式ベッドの全体
斜視図
【図2】(a)スライド式ベッドの座部フレームの要部
斜視図 (b)摺動手段を示す図2(a)のA−A断面図 (c)角度調整部を示す図2(a)のB−B断面図
【図3】(a)は第2摺動手段を示す要部断面図 (b)は第2摺動手段を示す要部側面図
【図4】(a)回動手段を示す要部平面図 (b)回動手段を示す要部側面図
【図5】実施の形態1におけるスライド式ベッドの摺動
時を示す全体斜視図
【図6】実施の形態2におけるスライド式ベッドの全体
斜視図
【符号の説明】
1 スライド式ベッド 2 ベッド本体フレーム 2a 上部柵 3 脚部 3a キャスター 4 足側フレーム 5 座部フレーム 5a 段差部 6 背部フレーム 7 頭部側フレーム 8 摺動手段 9 回動手段 10 背部フレーム駆動部 10a シリンダー部 10b 連結アーム 10c 駆動部 11 第2摺動手段 12 背部側ローラ 13 背部側レール 14 マットレス保持具 15 マットレス 16 角度調整部 17 摺動防止具 17a スライド係止具 17b 係合具 17c 摺動防止ツマミ 18 補助脚部 18a 脚部取付部 18b 補助脚 18c キャスター 19 手すり部 19a 手すり嵌合部 19b 手すり 20 レール部 21 ローラ支持部 21a ローラ軸 22 ローラ 23 摺動停止具 24 床板 24a 床板固定部 25 回動軸 26 角度調整レバー 27 角度調整具 28 当接部 29 ローラ用フレーム 29a ローラ用レール 30 支持ローラ 31 ローラ 32 横設材 33,34 係合板 35 連結孔 36 連結具 37 駆動取付部 40 サイドテーブル 41 テーブル脚 41a 固定部 42 キャスター 43 収納部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド本体フレームと、前記ベッド本体
    フレームの長さ方向の一端側に固定された足側フレーム
    と、前記足側フレームの一端部に隣接して配設された座
    部フレームと前記座部フレームに回動自在に連設された
    背部フレームとを有した頭部側フレームと、前記頭部側
    フレームを前記ベッド本体フレームの幅方向に移動する
    摺動手段と、前記背部フレームを回動する回動手段と、
    を有したスライド式ベッドであって、 前記摺動手段が、前記座部フレームの下面の所定部の下
    側に突設して前記ベッド本体フレームの幅方向に配設さ
    れた1乃至複数のレール部と、前記ベッド本体フレーム
    の側部に軸着され前記レール部が遊嵌された1乃至複数
    のローラと、を備え、 前記回動手段が、前記座部フレーム及び前記背部フレー
    ムの間に所定間隔で前記ベッド本体フレームの幅方向に
    1乃至複数本配設された横設材と、各前記横設材の両側
    部に突設された係合板と、前記座部フレームの前記背部
    フレーム側の側面及び前記背部フレームの前記座部フレ
    ーム側の側面に突設された係合板と、各前記係合板に穿
    設された連結孔と、各前記連結孔に挿通され隣接した各
    前記係合板を回動自在に軸着した連結具と、前記座部フ
    レームの下面に固定され前記背部フレームを回動する背
    部フレーム駆動部と、を備えていることを特徴とするス
    ライド式ベッド。
  2. 【請求項2】 前記足側フレームの前記頭部側フレーム
    側の側部に形成されローラ用レールを有したローラ用フ
    レームと、前記ローラ用フレームの下方の前記頭部側フ
    レーム側に回転自在に軸着され前記座部フレームの下面
    に当接して支持する支持ローラと、前記座部フレームの
    前記足側フレーム側の側面の一端部に回転自在に軸着さ
    れ前記ローラ用フレームの前記ローラ用レールに当接し
    たローラと、を有した第2摺動手段を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載のスライド式ベッド。
  3. 【請求項3】 前記背部フレームと当接する前記ベッド
    本体フレームの側部に軸着された背部側ローラと、前記
    背部フレームの下面に前記背部側ローラと当接する背部
    側レールと、を備えていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のスライド式ベッド。
  4. 【請求項4】 前記背部フレーム側を中心に回動自在に
    配設され前記座部フレーム内に上面が前記座部フレーム
    と面一なるように収設された床板と、前記座部フレーム
    に回動自在に軸着された回動軸と、前記回動軸の端部に
    形成され前記座部フレームの側部に配設された角度調整
    レバーと、前記回動軸に突設され前記回動軸の回動にと
    もない前記床板に当接して前記床板を上下動する角度調
    整具と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3
    の内いずれか1項に記載のスライド式ベッド。
  5. 【請求項5】 前記座部フレームと前記足側フレーム又
    は前記ベッド本体フレームに前記座部フレームと係合自
    在に形成された摺動防止具、及び/又は、前記座部フレ
    ーム,前記足側フレーム,前記ベッド本体フレームのい
    ずれか1以上に形成された摺動停止具、及び/又は、前
    記座部フレームの側部に形成された補助脚部、を備えて
    いることを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項
    に記載のスライド式ベッド。
  6. 【請求項6】 前記足側フレーム及び前記頭部側フレー
    ムの外周縁に立設され前記足側フレーム及び前記頭部側
    フレーム上に配設されるマットレスを保持するマットレ
    ス保持具、及び/又は、前記頭部側フレームの側部の所
    定部に脱着自在に配設された手すり部、を備えているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1項に記載
    のスライド式ベッド。
  7. 【請求項7】 前記足側フレームの側部に脱着自在に配
    設されたサイドテーブル、及び/又は、前記ベッド本体
    フレームの前記足側フレーム側の端部に形成された収納
    部、を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の内
    いずれか1項に記載のスライド式ベッド。
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