JP2002000668A - 回動肘掛け付き用便介護用便器装置 - Google Patents

回動肘掛け付き用便介護用便器装置

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JP2002000668A
JP2002000668A JP2000184735A JP2000184735A JP2002000668A JP 2002000668 A JP2002000668 A JP 2002000668A JP 2000184735 A JP2000184735 A JP 2000184735A JP 2000184735 A JP2000184735 A JP 2000184735A JP 2002000668 A JP2002000668 A JP 2002000668A
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backrest
care
rotating
plate
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Fumie Horikawa
富美江 堀川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ベットから便器へ被介護者
の移動を容易にし、用便の際に被介護者の体を支えるこ
とができる回動肘掛け付き用便介護用便器装置を提供す
ることである。 【解決手段】 着座部30の背面の背もたれ20と、着
座部30の両側に配設された回動肘掛40,50を備え
た移動可能な用便介護用便器装置1において、背もたれ
20が取り外し又は可動可能で、回動肘掛40,50が
着座面31cに対して所定角度を保つように設定可能な
肘掛角度調節手段70を備え、回動肘掛50の着座部3
0と接続されていない側には回動自在に取り付けられた
介護補助プレート60を有し、介護補助プレート60を
着座部30に配置された回動肘掛50と所定角度で固定
可能な介護補助プレート固定手段80を備え、着座面3
1cと回動肘掛40,50および回動肘掛50と介護補
助プレート60が所定の角度位置を保つことができるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用便介護用便器装
置に関するものであり、特にベッドから便器への被介護
者の移動を容易にする回動肘掛け付き用便介護用便器装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】体が不自由でベッドに寝たきりの被介護
者は用便に際して、介護者にベッドの傍らに備えられる
椅子状の便器への移動を手伝ってもらう必要がある。し
かし、被介護者の体が大きい場合や、介護者が非力で特
別な介護技術を習得していない場合などは、被介護者を
便器に移動させる行為は重労働であり、介護者にとって
大きな負担となっている。
【0003】そこで、従来より被介護者をベッドから便
器に移動させる際の介護者の負担を軽減させるための技
術が提案されている。たとえば、病人用の椅子式便器
(実開昭55−182134号公報参照)として、用便
の際に、便器の座板の高さとベッドの床高さを合わせて
椅子式便器をベッドのすぐ横にならべて配置し、被介護
者がベッドから椅子式便器に移動するときには脚受板を
水平に上げることで、被介護者の移動を楽に行なうこと
ができるようにしたものが知られている。
【0004】ところが、このような構成の椅子式便器に
おいては、ベッドのすぐ横に並べて配置された椅子式便
器椅子が肘掛けを設けていないため、ベッドから椅子式
便器への移動が楽になる反面、自らの力で着座姿勢を保
つことが困難な被介護者にとっては用を足すときに体の
支えとなる肘掛けがなく、用便の際にも介護者に体を支
えてもらう必要があり、使いづらいものであるという問
題点があった。
【0005】そこで、上記病人用の椅子式便器の問題点
を解決するものとして、リクライニング可能な車椅子装
置(特開昭63−203157号公報参照)が知られて
いる。このリクライニング可能な車椅子装置は、被介護
者が用便の際に被介護者の上半身を支える肘掛けを備え
ていても被介護者の車椅子への移動の妨げとならないよ
うに、椅子の背もたれを水平方向に倒したリクライニン
グ状態で、背もたれの頭部方向から座板方向へ被介護者
がベッドから車椅子装置へ移動するようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来のリク
ライニング可能な車椅子装置(特開昭63−20315
7号公報参照)は、ベットの長手方向に車椅子装置をリ
クライニング状態で配置するために、ベットの長さの2
倍程度の細長いスペースを必要とするものであった。そ
のため、被介護者が用便の際に上半身を支える肘掛けと
背もたれを備えている点で優れているものの、一般家庭
では車椅子装置をリクライニング状態で配置するための
スペースの確保が困難でるという問題点があった。さら
に被介護者がベッドから車椅子へ移動するときの移動距
離も長くなるもという問題点もあった。
【0007】本発明は上述のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ベットから便
器へ被介護者の移動を容易にすることができると共に、
用便の際に被介護者の体を支えることができる回動肘掛
け付き用便介護用便器装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明の回
動肘掛け付き用便介護用便器装置によれば、着座部の背
面に配設された背もたれと、前記着座部の両側に配設さ
れた回動肘掛と、を備えた移動可能な用便介護用便器装
置において、前記背もたれが取り外し又は可動可能に配
設され、前記回動肘掛が前記着座部の着座面に対して所
定角度を保つように設定可能な肘掛角度調節手段を備
え、前記回動肘掛の少なくとも一方の前記着座部と接続
されていない側には回動自在に取り付けられた介護補助
プレートを有し、該介護補助プレートを着座部に配置さ
れた回動肘掛と所定角度をもって固定可能な介護補助プ
レート固定手段を備え、前記着座面と前記左右の肘掛お
よび前記一方の肘掛と前記介護補助プレートが所定の角
度位置を保つことができるようにしたことにより解決さ
れる。
【0009】このように、前記着座面と前記左右の肘掛
および前記一方の肘掛と前記介護補助プレートが所定の
角度位置を保つことができるようにしたため、被介護者
が回動肘掛け付き用便介護用便器装置に移動するとき
に、回動補助肘掛がベッドマットに沿った状態で回動肘
掛付き用便介護用便器装置をベッドのすぐ横に並設する
ことができるため、ベッドの縦位置(人が寝たときに足
が向く方向)に設置するときよりも被介護者の移動距離
が短くて済み、被介護者の移動を短時間で行う事ができ
るという作用を有する。
【0010】また、背もたれが取り外し又は可動可能に
配設されていことで被介護者が回動肘掛け付き用便介護
用便器装置に移動するときに背もたれが邪魔にならず、
着座面と前記左右の回動肘掛および前記一方の回動肘掛
と前記介護補助プレートが所定の角度位置を保つことが
できるようにしたため通常邪魔になる肘掛けを被介護者
の移動の際の補助具として機能させ被介護者の移動を容
易に行なうことができ、介護者の負担を減らすことがで
きるという作用を有する。
【0011】また、少なくとも一方の回動肘掛の着座部
と接続されていない側には回動自在に取り付けられた介
護補助プレートを有し、該介護補助プレートを着座部に
配置された肘掛と所定角度をもって固定可能な介護補助
プレート固定手段を備えることで、被介護者の目前に介
護補助プレートが存在するようにすることができ、被介
護者が床面までの落差を気にすることなく安心してトイ
レチェアへの移動を行なうことができるという作用を有
する。
【0012】また、着座部の背面に配設された背もたれ
と、前記着座部の両側に配設された回動肘掛とを備えて
いるため、用便中は背もたれ、回動肘掛が被介護者を囲
むように背後,左右両側に固定されており、用便中に介
護者の支えがなくても被介護者が安定した着座姿勢を維
持することができるという作用を有する。
【0013】このとき、前記背もたれを上下方向に案内
する背もたれガイド部材と、前期背もたれを所定位置で
固定可能な背もたれ固定手段とを備えることで、背もた
れを設置する作業に手間取ることがなく、被介護者に着
座姿勢をとらせるときに被介護者を待たせることがな
く、背もたれや可動肘掛の設置作業に気を取られずに常
に被介護者に対して気を配ることができるという作用を
有する。
【0014】また、このとき、着座部の下方に補助車輪
部を設け、該補助車輪部は前記介護補助用プレートが接
続されている前記回動肘掛と接続され、該回動肘掛の回
動動作に連動して前記補助車輪部が前記着座部の横方向
に延出し、前記回動肘掛を支持するようにすると、回動
肘掛が着座部の外側側方に倒れた状態で回動肘掛に力が
加わっても、回動肘掛け付き用便介護用便器装置を床面
上で安定な状態におくことができ、回動肘掛け付き用便
介護用便器装置のぐらつきを抑えることができるという
作用を有する。
【0015】さらに、前記解決課題は、本発明の回動肘
掛け付き用便介護用便器装置によれば、着座部の背面に
配設された背もたれと、前記着座部の一側方に配設され
た可動肘掛と、前記着座部の他の一側方に配設された回
動肘掛と、を備えた移動可能な用便介護用便器装置にお
いて、前記背もたれが取り外し又は可動可能に配設さ
れ、前記可動肘掛が取り外し又は可動可能に配設され、
前記回動肘掛を前記着座面に対して所定角度を保つよう
に設定可能な肘掛角度調節手段を備え、前記回動肘掛の
前記着座部と接続されていない側には回動自在に取り付
けられた介護補助プレートを有し、該介護補助プレート
を前記回動肘掛と所定角度をもって固定可能な介護補助
プレート固定手段を備え、前記着座部の着座面と前記回
動肘掛および前記回動肘掛と前記介護補助プレートが所
定の角度位置を保つことができるようにしたことにより
解決される。
【0016】このように、着座面と回動肘掛および回動
肘掛と介護補助プレートが所定の角度位置を保つことが
できるようにしたため、被介護者が回動肘掛け付き用便
介護用便器装置に移動するときに、回動肘掛がベッドマ
ットに沿った状態で回動肘掛け付き用便介護用便器装置
をベッドのすぐ横に並設することができるため、ベッド
の縦位置(人が寝たときに足が向く方向)に設置すると
きよりも被介護者の移動距離が短くて済み、被介護者の
移動を短時間で行う事ができるという作用を有する。
【0017】また、背もたれと可動肘掛が取り外し又は
可動可能に配設されていることで被介護者が回動肘掛け
付き用便介護用便器装置に移動するときに背もたれと可
動肘掛が邪魔にならず、着座面と回動肘掛および回動肘
掛と前記介護補助プレートが所定の角度位置を保つこと
ができるようにしたため通常邪魔になる肘掛けを被介護
者の移動の際の補助具として機能させ被介護者の移動を
容易に行なうことができ、介護者の負担を減らすことが
できるという作用を有する。
【0018】また、回動肘掛の着座部と接続されていな
い側には回動自在に取り付けられた介護補助プレートを
有し、該介護補助プレートを着座部に配置された回動肘
掛と所定角度をもって固定可能な介護補助プレート固定
手段を備えることで、被介護者の目前に介護補助プレー
トが存在するようにすることができ、床面までの落差を
気にすることなく安心してトイレチェアへの移動を行な
うことができるという作用を有する。
【0019】また、着座部の背面に配設された背もたれ
と、前記着座部の一側方に配設された可動肘掛と、前記
着座部の他の一側方に配設された回動肘掛とを備えてい
るため、用便中は背もたれ、可動肘掛、回動肘掛が被介
護者を囲むように背後,左右両側に固定されており、用
便中に介護者の支えがなくても被介護者が安定した着座
姿勢を維持することができるという作用を有する。
【0020】このとき、前記背もたれを上下方向に案内
する背もたれガイド部材と、前記背もたれを所定位置で
固定する背もたれ固定手段と、前記可動肘掛を上下方向
に案内する可動肘掛ガイド部材と、前記可動肘掛を所定
位置で固定する肘掛固定手段とを備えることで、背もた
れと可動肘掛を設置する作業に手間取ることがなく、被
介護者を着座姿勢にするときに被介護者を待たせること
がなく、背もたれや可動肘掛の設置作業に気を取られず
に常に被介護者に対して気を配ることができるという作
用を有する。
【0021】また、このとき、着座部の下方に補助車輪
部が設け、該補助車輪部は前記介護補助用プレートが接
続されている前記回動肘掛と接続され、該回動肘掛の回
動動作に連動して前記補助車輪部が前記着座部の横方向
に延出し、前記回動肘掛を支持するようにすると、回動
肘掛が着座部の外側側方に倒れた状態で回動肘掛に力が
加わっても、回動肘掛け付き用便介護用便器装置を床面
上で安定な状態におくことができ、回動肘掛け付き用便
介護用便器装置のぐらつきを抑えることができるという
効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づき、本発明の
実施の形態である回動肘掛け付き用便介護用便器装置と
してのトイレチェア1を詳細に説明する。
【0023】本例のトイレチェア1は図1、図2に示す
ように、着座部30と、背もたれ20と、回動左肘掛4
0と、回動右肘掛50で構成され、背もたれ20は着座
部30の後面側に配設され、回動左肘掛40は着座姿勢
で見て着座部30の左側方に配設された回動肘掛、回動
右肘掛50は着座部30の右側方に配置された回動肘掛
である。
【0024】本例の着座部30は箱状であり、着座部3
0の上面を形成する座板31、着座部30の前面を形成
する前板32、着座部30の両側面を形成する側板3
3、着座部3の後面を形成する後板34で構成されてい
る。
【0025】座板31、前板32、側板33、後板34
は板状の部材であって、釘やネジなにより互いに固定さ
れており、排泄物容器36を設置するための空間を内部
に有する箱型を形成するようになっている。座板31、
前板32、側板33、後板34のすべて、または一部は
硬質合成樹脂で一体に成形したものであってもよい。
【0026】また、本例では、座板31、前板32,側
板33,後板34に板状のものを用いているが、これに
限らず、例えば鉄製、鋼製、ステンレス製、硬質合成樹
脂製等のパイプ材や棒材、枠材等を用いてフレーム枠体
を構成するようにしてもよい。
【0027】また、図1、図2に示すように、本実施例
においては、介護者がトイレチェア1のすぐ側で介護を
する際に、介護を行いやすいように、トイレチェア1の
下に介護者の足を入れることができるように、前板3
2,側板33はコの字状をしているが、前板32,側板
33に矩形の板材を使用すれば、前板32,側板33を
コの字状に加工する手間を省くことができ、トイレチェ
ア1を製造するときの製作工程数を低減することもでき
る。
【0028】座板31の上面である着座面31cには、
その上に着座するためコの字またはロの字状の着座シー
ト35が設置され、座板31の後辺と着座シート35の
後辺が蝶着されて着座シート35が開閉できるようにな
っている。着座シート35の上面は布や合成皮革などで
覆われウレタン等のクッション材を内包して、その上に
着座したときの着座感を向上させるようにするとよい。
【0029】また、座板31の中央には略円形の排泄用
穴31aが設けられており、座板31には排泄用穴31
aに沿って段差部31bが設けられ、その段差部31b
に排泄用容器36を上方から懸装するようになってい
る。
【0030】なお、座板31の下面に排泄用容器36を
係合することができる巾で係合部を設け、トイレチェア
1の前方から排泄物容器36をスライドさせて着脱でき
るようにしてもよい。この場合、前板31には少なくと
も排泄物容器36が通過可能なだけの大きさの窓が設け
られる。
【0031】側板33の外側側面には後述する肘掛角度
調節手段としての肘掛角度調節具70を支持するための
肘掛角度調節具支持部71aが設けられている。図3に
示すように、後板34の後面には、後述する背もたれ用
枠体21を嵌挿するための背もたれ固定具34aが設け
られている。
【0032】なお、図3に破線で示すように、トイレチ
ェア1とベッドとを連結して固定するためのトイレチェ
ア固定金具34bを、後板34の所望の高さにネジ(図
示せず)で取り付けることができるように、後板34の
側面に複数のネジ穴34cを設けるようにしてもよい。
ベッドとトイレチェア1を連結するときには、ベッドに
予め設けられたネジ穴(図示せず)とトイレチェアに取
り付けられたトイレチェア固定金具34のネジ穴34d
にネジを通して固定する。
【0033】前板32,側板33,後板34の底面には
車輪37が取り付けられており、トイレチェア1を容易
に移動できるようになっている。なお、車輪37を回転
できない状態に固定できるように車輪ストッパー37a
が付設されている。
【0034】蓋38は排泄物容器36の上面開口部を塞
ぐための蓋であり、用便のときには蓋38を排泄物容器
36から取り外して使用する。また、便座カバー39は
トイレチェア1を通常の椅子として使用するときに、着
座シート35の上に載せてその上に着座するためのもの
である。便座カバー39の上面は布や合成皮革などで覆
われウレタン等のクッション材を内包して、その上に着
座したときの着座感を向上させたものが好ましい。
【0035】本例の背もたれ20は、背もたれ用シート
23と背もたれ用枠体21から構成されており、袋状の
布や合成皮革にウレタン等のクッション材を内包した背
もたれ用シート23にコの字状の背もたれ用枠体21が
挿入されたものである。
【0036】背もたれ用枠体21の両端部は背もたれ用
シート23より下方に突出しており、この突出部を着座
部30の後板34に設けられた背もたれ固定具34aに
嵌挿することで、背もたれ20は着座部30の着座面3
1cに対して所定角度で着脱自在に取り付けることがで
きるように構成されている。
【0037】本例の回動左肘掛40は、袋状の布や合成
皮革にウレタン等のクッション材を内包した回動左肘掛
用シート43にコの字状のパイプである回動左肘掛用枠
体41を挿入したものである。回動左肘掛40の回動左
肘掛用枠体41の端部は、着座部30の側板33の側面
に取り付けられた後述する肘掛角度調節具70を挿入す
るための肘掛角度調節具挿入孔71bとなっている。し
たがって、回動左肘掛40は肘掛角度調節具70を介し
て着座部30と連結され、後述する肘掛角度調節具70
により、着座面31cに対して所定角度の範囲で回動可
能となるものである。
【0038】本例の回動右肘掛50は、袋状の布や合成
皮革にウレタン等のクッション材を内包した回動右肘掛
用シート53に、後述の図4に示す回動右肘掛用枠体5
1を挿入したものである。回動右肘掛用枠体51の端部
は、着座部30の側板33の側面に取り付けられた後述
する肘掛角度調節具70を挿入するための肘掛角度調節
具挿入孔71bとなっている。したがって、回動右肘掛
50は肘掛角度調節具70を介して着座部30と連結さ
れ、後述する肘掛角度調節具70により、着座面31c
に対して所定角度の範囲で回動可能となるものである。
【0039】そして、回動右肘掛50の着座部30と接
続されていない側には介護補助プレート60が接続され
る。本例の介護補助プレート60は、回動右肘掛50に
対して回動自在に蝶着されているものであり、回動右肘
掛50と介護補助プレート60が一平面を成す状態にお
いては、後述する介護補助プレート固定手段80を操作
することにより回動右肘掛50と介護補助プレート60
を回動不能の状態で固定することができるものである。
なお、介護補助プレート60は、袋状の布や合成皮革に
ウレタン等のクッション材を内包した介護補助プレート
用シート63に、後述の図4に示す介護補助プレート用
枠体61を挿入したものである。
【0040】図4は回動右肘掛用枠体51と介護補助プ
レート用枠体61および介護補助プレート固定手段80
の斜視図である。回動右肘掛用枠体51と介護補助プレ
ート用枠体61は蝶番62で接続されており、介護補助
プレート用枠体61は回動右肘掛用枠体51に対して着
座姿勢で見て左右方向に回動可能となっている。
【0041】本例の介護補助プレート固定手段80は回
動右肘掛用枠体51に装着されているものであり、回動
右肘掛用枠体51と介護補助プレート用枠体61が一平
面を成す状態で回動右肘掛用枠体51と介護補助プレー
ト用枠体61を固定する役目をするものである。
【0042】回動右肘掛用枠体51は前側の枠を構成す
る回動右肘掛用前側フレーム51aと、後側の枠を構成
する回動右肘掛用後側フレーム51bと、回動右肘掛用
前側フレーム51aと回動右肘掛用後側フレーム51b
を連結する右肘掛用フレーム連結板51cで構成され、
パイプ状の回動右肘掛用前側フレーム51aと回動右肘
掛用後側フレーム51bが一平面内で平行になるように
右肘掛用フレーム連結板51cで連結されている。回動
右肘掛用前側フレーム51a,回動右肘掛用後側フレー
ム51bの着座部3側の一端は後述する肘掛角度調節具
70を挿入するための肘掛角度調節具挿入孔71bとな
っている。
【0043】介護補助プレート用枠体61は前側の枠を
構成する介護補助プレート用前側フレーム61aと、後
側の枠を構成する介護補助プレート用後側フレーム61
bと、介護補助プレート用前側フレーム61aと介護補
助プレート用後側フレーム61bを連結する介護補助プ
レート用フレーム連結板61c,61dで構成され、パ
イプ状の介護補助プレート用前側フレーム61aと介護
補助プレート用後側フレーム61bが一平面上で平行に
なるように介護補助プレート用フレーム連結板61c,
61dで連結されて矩形を成している。介護補助プレー
ト用前側フレーム61a,介護補助プレート用後側フレ
ーム61bの回動右肘掛用枠体51側の一端は後述する
介護補助プレート固定手段80を挿入するための孔とな
っている。
【0044】蝶番62は回動右肘掛用枠体51の回動右
肘掛用フレーム連結板51cと介護補助プレート用枠体
61の介護補助プレート用フレーム連結板61cを連結
しており、介護補助プレート用枠体61は蝶番62を中
心に回動右肘掛用枠体51に対して着座姿勢で見て左右
方向に回動可能となっている。なお、蝶番62は回動右
肘掛用フレーム連結板51c,介護補助プレート用フレ
ーム連結板61dにネジ(図示せず)等の固着具で固定
される。
【0045】蝶着されている回動右肘掛用枠体51と介
護補助プレート用枠体61が一平面を成すような状態に
おいては、回動右肘掛用前側フレーム51aと介護補助
プレート用前側フレーム61a、回動右肘掛用後側フレ
ーム51bと介護補助プレート用後側フレーム61bは
それぞれ一直線を成すようになっている。
【0046】本例の介護補助プレート固定手段80は、
蝶着されている回動右肘掛50と介護補助プレート60
を回動不能に固定するためのものであり、介護補助プレ
ート固定軸81a,81b、介護補助プレート固定軸連
結棒82、介護補助プレート固定レバー83から構成さ
れており、介護補助プレート固定軸81a,81bが一
平面上で平行になるように介護補助プレート固定軸連結
棒82で固定されている。
【0047】介護補助プレート固定軸81a,81bは
パイプ状の回動右肘掛用前側フレーム51aと回動右肘
掛用後側フレーム51bの内側にそれぞれ緩挿されてお
り、回動右肘掛用前側フレーム51aと回動右肘掛用後
側フレーム51bの着座部3から遠い一端部より進出、
後退可能な状態になっている。
【0048】介護補助プレート固定レバー83は回動右
肘掛50の前面側に突出しているものであり、手動によ
り介護補助プレート固定軸81a,81bを回動右肘掛
用前側フレーム51aと回動右肘掛用後側フレーム51
bの一端部より進出、後退させるためのレバーである。
介護補助プレート固定レバー83の一端は螺刻されてお
り、回動右肘掛用前側フレーム51aに形成されたレバ
ー窓51eを通じて介護補助プレート固定軸81aに螺
嵌されている。
【0049】以上の構成による介護補助プレート固定手
段80においては、介護補助プレート固定軸81a,8
1b、介護補助プレート固定軸連結棒82、介護補助プ
レート固定レバー83は一体となっているため、介護補
助プレート固定レバー83を操作することにより、介護
補助プレート固定軸81a,81bの先端が回動右肘掛
用前側フレーム51aと回動右肘掛用後側フレーム51
bの一端部から連動して進出、後退するようになってい
る。
【0050】そして、介護補助プレート固定軸81a,
81bの先端部が回動右肘掛用前側フレーム51aと回
動右肘掛用後側フレーム51bの端部より後退している
状態では、介護補助プレート60は回動右肘掛50に対
して蝶番62を中心に回動可能なようになっているが、
介護補助プレート60と回動右肘掛50が一平面を成し
ている状態で介護補助プレート固定レバー83を着座部
30から離れる方向に操作すると、介護補助プレート固
定軸81a,81bの先端部が回動右肘掛用前側フレー
ム51aと回動右肘掛用後側フレーム51bの端部より
進出し、介護補助プレート用前側フレーム61a,介護
補助プレート用後側フレーム61bの内部に緩挿され、
回動右肘掛50と介護補助プレート60が一平面を形成
した状態で固定されるようになる。
【0051】本例の肘掛角度調節手段としての肘掛角度
調節具70は回動左肘掛40と回動右肘掛50を着座部
30に回動可能に連結するものであり、着座部30の側
板33に設けられた肘掛角度調節具支持部71aと回動
左肘掛40,回動右肘掛50に設けられている肘掛角度
調節具挿入孔71bに、肘掛角度調節具70を挿入する
ことで回動左肘掛40,回動右肘掛50を着座面31c
に対して所定角度で固定できるものであり、一般に事務
用の椅子や車両用の椅子の背もたれの角度調節用に使用
されている構造のものを利用すると良い。
【0052】この肘掛角度調節具70は角度調節用レバ
ー72を備えており、角度調節用レバー72を操作する
ことで回動左肘掛40,回動右肘掛50の着座面31c
に対する角度を変更できるようになっている。
【0053】肘掛角度調節具70は回動左肘掛40,回
動右肘掛50が座板31に対して外側に倒れた位置(第
1状態)から座板31に対して上方に立った位置(第2
状態)の間で自由に角度を設定して固定することができ
るもの(タイプA)であることが好ましいが、第1状態
と第2状態の間で段階的に角度を設定して固定できるも
の(タイプB)でもよく、また、第1状態と第2状態の
2つの位置でのみ固定可能なもの(タイプC)であって
もよい。
【0054】後述するトイレチェアの使用の態様により
角度調整具70のタイプを選択して使用することで、回
動左肘掛40,回動右肘掛50の着座面31cに対する
角度を所望の角度に設定できるようになる。
【0055】次に、上述のように構成されたトイレチェ
ア1の使用の態様を説明する。図1はトイレチェアを椅
子として使用する場合の使用の態様である。図1では背
もたれ20,回動左肘掛40,回動右肘掛50がそれぞ
れ着座部30に装着された状態である。なお、便座カバ
ー39を着座シート35上に付設するようにしてもよ
い。
【0056】この状態において回動左肘掛40,回動右
肘掛50は座板31に対して上方に立った位置で肘掛角
度調節具70により固定されており、介護補助プレート
60は回動右肘掛50に対して蝶番62を中心に回動自
在な状態となっている。なお、背もたれ20,回動左肘
掛40,回動右肘掛50,肘掛角度調節具70を着座部
から取り外して背もたれ、肘掛けのない椅子として利用
することもできる。
【0057】図5は被介護者が用便のためにベッドから
トイレチェア1へ移動するときのトイレチェア1の使用
の態様を示す図である。ベッド90のすぐ隣にはトイレ
チェア1がベッドに対して背面を向けるように設置して
あり、また、背もたれ20が着座部30から取り外され
ている。
【0058】このように、トイレチェア1をベッド90
のすぐ横に併設することにより、トイレチェアをベッド
の縦位置(人が寝たときに足が向く方向)に置くときよ
りも被介護者の移動距離が短くて済み、被介護者の移動
を短時間で行う事ができる。また、背もたれ20が着座
部30から取り外されているため、被介護者がベッド9
0からトイレチェア1に移動する際に背もたれ20が邪
魔になることもない。
【0059】さらに、トイレチェア1がベッド90のす
ぐ横に背面を向けて設けられているため、被介護者にと
っては、通常ベッドに横になっている姿勢からベッドサ
イドに腰掛ける動作と同様の動作でトイレチェア1に着
座できる。また、介護者にとっては、被介護者をベッド
サイドに座らせるという、通常行なっている介護動作だ
けで容易に被介護者をトイレチェア1に着座させること
ができるようになる。
【0060】また、図5においては、回動左肘掛40,
回動右肘掛50が着座面31cに対して、ベッド90の
マット91の角度に合わせた所定角度で肘掛角度調節具
70により固定された状態にあるとともに、回動左肘掛
50と介護補助プレート60が一平面を形成した状態で
肘掛固定手段80により固定されている。
【0061】したがって、回動右肘掛50と介護補助プ
レート60がベッドのマット91に沿って被介護者の頭
の近くまで並設されることで、被介護者がトイレチェア
に移動する際に、被介護者の目前に介護補助プレート6
0が存在するようになり、床面までの落差を気にするこ
となく安心してトイレチェアへの移動を行なうことがで
きる。
【0062】なお、図5で示すトイレチェア1の使用の
態様では、ベッド90はベッドの上半身部のマット91
を所定角度で起こして使用できるタイプが使用されてい
るため、トイレチェアの回動右肘掛50の角度もマット
91の角度に合わせて設定できるようにトイレチェアの
肘掛角度調節具70は前述したタイプA、またはタイプ
Bのものを使用するとよい。
【0063】このように、被介護者がベッドに移動する
際に回動左肘掛40,回動右肘掛50,介護補助プレー
ト60をベッドのマットの角度に合わせて平行に並設す
ることで、被介護者の移動の際に通常邪魔になる肘掛け
を、被介護者の移動の際の補助具として機能させ被介護
者の移動を容易に行なうことができ、被介護者のトイレ
チェアへの移動を容易に行う事ができ介護者の負担を減
らすことができる。
【0064】また、日ごろから図5の状態にトイレチェ
アを設置しておくことで、ある程度自分で動ける被介護
者であれば、寝返りを打つだけで、介護者の手を煩わす
ことなくトイレチェア1に容易に移動することもできる
ようになる。
【0065】上述した実施例では回動右肘掛50と介護
補助プレート60が蝶番62により回動自在に蝶着され
たものを示したが、肘掛角度調節具70を用いて、回動
右肘掛50と介護補助プレート60連結してもよい。そ
うすることで、回動右肘掛50と介護補助プレート60
が屈曲した状態で固定することができるようになり、ベ
ッド9のマットの上半身部分が2段階に屈曲するタイプ
のものであっても、肘掛40をそのマットの屈曲に合わ
せて並設することが可能になる。
【0066】図5のようにトイレチェア1が設置されて
いる状態で被介護者がトイレチェア1の上に移動したあ
とは、取り外してあった背もたれ20を着座部30の背
もたれ固定具34aに差し込んで固定させる。その後、
角度調節レバー72を操作して回動右肘掛50,介護補
助プレート60を起こし、回動右肘掛50を直立させ
る。また、介護補助プレート60が用便の際に邪魔であ
れば、介護補助プレート固定レバー83を着座部3に近
づく方向に操作することで介護補助プレート60は回動
可能な状態になり、外側に倒すこともできる。
【0067】図1は被介護者がトイレチェア1に着座し
て用を足す時の状態を示している。図1では回動左肘掛
40,回動右肘掛50が直立し、介護補助プレート60
が下方に垂れ下がっている状態である。この状態では、
背もたれ20,回動左肘掛40,回動右肘掛50が被介
護者を囲むように背後,左右両側に固定されているた
め、用便中に介護者の支えがなくても被介護者が安定し
た着座姿勢を維持することができる。
【0068】次に本発明の他の実施例であるトイレチェ
ア101について図6,図7,図8を用いて説明する。
図6はトイレチェア101の背もたれガイド部材134
を説明するための斜視図である。図7はトイレチェア1
01の座板31と着座シート35を取り外したときの平
面図であり、背もたれ固定手段180を説明するための
図である。
【0069】図8は、トイレチェア側方から見たときの
図6におけるA−A縦断面図であり、背もたれガイド部
材134と背もたれ固定手段180を説明するための図
である。前述したトイレチェア1とトイレチェア101
との違いは背もたれと着座部の構造にあり、他の部分は
前述したトイレチェア1と違いがないため、トイレチェ
ア1と同じ部位については同符号を用いて、その詳細な
説明は省略する。
【0070】本例のトイレチェア101は、着座部13
0の背面側に、上述したトイレチェア1の後板34の代
わりに、背もたれ120を上下方向に案内するように挟
持する背もたれガイド部材134を備えているものであ
る。
【0071】背もたれ120は上述のトイレチェア1の
背もたれ20の前面側に2本の背もたれ縦フレーム12
1をネジ止めしたものであり、背もたれ縦フレーム12
1の下端部には後述する背もたれ固定ロッド181が挿
入される背もたれ固定穴122が設けられている。
【0072】背もたれガイド部材134は一面を開口し
た箱状を成しており、開口部が上を向くように座板31
と側板33の後面にネジで固定されている。この背もた
れガイド部材134は背もたれ120を上下方向に案内
するように挟持するものであり、挟持した背もたれ12
0を手で上下方向に動かしやすいように背もたれガイド
部材134の後面側上部に切り欠き134aが設けてあ
る。また、背もたれガイド部材134の前面側には後述
する背もたれ固定ロッド181が通過できるように固定
ロッド通過孔134bが設けられている。
【0073】なお、背もたれガイド部材134は本例の
ように箱状になったものに限らず、後板34の後面に背
もたれ120を上下方向に案内するようにレール状の部
材を取り付けたものであってもよい。
【0074】本例の背もたれ固定手段180は背もたれ
固定ロッド181、ロッド保持具182、回転ロッド1
83、歯車184、解除レバー185で構成されてい
て、回転ロッド183は着座部130内で左右の側板3
3に軸支されるものであり、回転ロッド183の両端付
近には歯車184が嵌着されるとともに、回転ロッド1
83を回転するための解除レバー185が側板33の外
側側面で回転ロッド183の一端に軸着され、側板33
の内側面に固定された固定ロッド保持具182に保持さ
れた固定ロッド181が回転ロッド183に垂直に交差
するように設けられている。
【0075】背もたれ固定ロッド181は、背もたれ1
20の縦フレーム121に設けられた背もたれ固定穴1
22に挿入されることで、背もたれ120を上昇状態で
保持するものであり、側板33の内側側面に固着されて
いるロッド保持具182により背もたれガイド部材13
4の方向に常時付勢され保持されている。したがって、
固定ロッド181は背もたれガイド部材134の固定ロ
ッド通過孔135を貫通して箱状の背もたれガイド部材
134内部に侵入するようになっている。また、固定ロ
ッドの一端の表面は波状になっており、回転ロッド18
3に嵌着された歯車184と係合されている。
【0076】以上の構成の背もたれ固定手段180によ
れば、解除レバー185を回動すると、回転ロッド18
3が回転ロッドの両端付近に嵌着されている歯車184
共に回動し、歯車184に係合された背もたれ固定ロッ
ド181が箱状の背もたれガイド部材134の内部から
後退することとなる。
【0077】したがって、背もたれ固定穴122と背も
たれ固定ロッド181の位置が一致しているときは、背
もたれ固定ロッド181が背もたれ固定穴122に挿入
され、背もたれ120が上昇した状態で固定される(図
8の実線で示した状態)。そして、この状態で解除レバ
ー185を操作すると、背もたれ固定ロッド181が背
もたれ固定穴122からはずれて、背もたれ120が下
降可能になり、背もたれ120が背もたれ保持具134
の中に収納される(図8の破線で示した状態)。
【0078】次にこのように構成されたトイレチェア1
01の使用の態様を説明する。上述したトイレチェア1
の場合と同様に、被介護者がベッドからトイレチェアに
移動する時は図5の状態にトイレチェア101が設置さ
れる。この時、背もたれ120は背もたれガイド部材1
34に収納された状態にある。
【0079】被介護者がトイレチェア101の上に移動
した段階で、上述したトイレチェア1の場合と同様に被
介護者に着座姿勢をとらせることになるが、トイレチェ
ア101ではトイレチェア1と違って、背もたれガイド
部材134に保持されていた背もたれ120を片手で引
き上げるだけで簡単に背もたれ120を設置する(図8
の実線で示した状態)ことができる。したがって、背も
たれ120を設置する作業に手間取り、被介護者を待た
せることもない。又、背もたれの設置作業に気を取られ
ることもなく、常に被介護者に対して気を配ることがで
きる。
【0080】なお、上述のトイレチェア1,トイレチェ
ア101において回動左肘掛40の代わりに背もたれ2
0と同じ構成の可動肘掛20’を使用することもでき
る。
【0081】回動左肘掛40の代わりに可動肘掛20’
を設けることで、被介護者が移動するときに、可動肘掛
20’を外しておくことができるため、被介護者の足を
下方に向けた状態で被介護者がトイレチェアに移動する
ことができ、着座姿勢にスムーズに移ることができるる
うえに、回動左肘掛40と着座部30の接続に肘掛角度
調節具70を利用するときよりも安価にトイレチェアを
製造することができる。
【0082】図9はトイレチェア前方から見たトイレチ
ェア要部縦断面図であり、上述したトイレチェア101
を変形した実施例について説明するための図である。ト
イレチェア101において着座部130の左側の側板3
3の代わりに背もたれガイド部材134と同じ部材であ
る可動肘掛ガイド部材134’を、回動左肘掛40の代
わりに背もたれ120と同じ構成の可動肘掛120’を
使用し、可動肘掛120’に対して背もたれ固定手段1
80と同じ構成の肘掛固定手段180’を設置すること
で、左側の肘掛を上下方向に可動できるようにするもの
である。なお、トイレチェア1についても同様に変形す
ることができる。
【0083】このような構成で可動肘掛120’を設け
ることで、被介護者が移動するときには可動肘掛12
0’を可動肘掛ガイド部材134’に収納した状態(図
9の破線で示した状態)とすることができ、被介護者の
足を下方に向けて被介護者をトイレチェアに着座させる
ことができ、被介護者がベッドに横になった状態から着
座姿勢にスムーズに移ることができる。
【0084】そして、被介護者が着座姿勢をとったとき
に、可動肘掛ガイド部材134’に保持されていた可動
肘掛120’を片手で引き上げるだけで簡単に可動肘掛
120’を設置する(図9の実線で示した状態)ことが
できるため、取り外しておいた肘掛を着座部に設置する
ときに比べ、可動肘掛120’を設置する作業に手間取
ることがなく、被介護者を待たせることもない。又、肘
掛の設置作業に気を取られることもなく、常に被介護者
に対して気を配ることができる。
【0085】次に本発明のさらに別の実施例であるトイ
レチェア102について図10を用いて説明する。本実
施例の説明において、上述したトイレチェア1,トイレ
チェア101と同一の部材、使用の態様についての説明
は重複した記載を避けるために省略し、トイレチェア
1,トイレチェア101と同じ部材については同符号を
用いて説明する。
【0086】トイレチェア102は上述したトイレチェ
ア1またはトイレチェア101に図10に示す補助車輪
部220を備えるようにしたものである。図10はトイ
レチェア1に補助車輪部220を取りつけた例を示して
いる。
【0087】補助車輪部220はトイレチェア102の
着座部30の底面前部側と底面後部側の2箇所に同一の
構成のものがそれぞれ1つずつ設けられているものであ
り、レール221,補助車輪フレーム222,補助車輪
223,補助車輪リードフレーム224から構成され、
着座部30の底面に固定されたレール221に挟持され
た補助車輪フレーム222の右側一端下部に補助車輪2
23が固定されるとともに、補助車輪リードフレーム2
24の一端が補助車輪フレーム222の右側一端に枢着
され、補助車輪リードフレーム224の他の一端が回動
右肘掛50に枢着されているものである。
【0088】レール221は側板33の底面にネジなど
により固定され、着座部30の底面前端と後端付近に横
方向に取り付けられているものであり、補助車輪部22
0を着座部30と連結する役目をするとともに、後述の
補助車輪フレーム222を挟持している。
【0089】補助車輪フレーム222は、樋状の棒材が
2重になっているものであり、レール221により着座
部220の側端から外側方向に延出可能に挟持されてお
り、その一端下部に補助車輪223が固定されている。
補助車輪フレーム222が着座部3の側端から外側方向
に延出した状態では、トイレチェア102が床面上でよ
り安定するようになり、ぐらつきを抑えることができ
る。
【0090】補助車輪リードフレーム224は補助車輪
フレーム222と回動右肘掛50を連結するものであ
り、補助車輪リードフレーム224の一端と補助車輪フ
レーム222の一端とがピン291により枢着されてお
り、補助車輪リードフレーム224の他の一端が回動右
肘掛50の回動右肘掛用枠体51に設けられたヒンジ5
1fにピン292で枢着されているものである。
【0091】なお、補助車輪リードフレーム224は二
枚のフレーム板224a、224bをネジ293で一直
線を成すように固定したものであり、ネジ293を緩め
ることによりフレーム板224a、224bを互いに直
線方向でスライドすることができる。
【0092】以上の構成の補助車輪部220によれば、
回動右肘掛50が着座部30に対して上方に立っている
状態においては、補助車輪フレーム222はトイレチェ
ア102の下方にその多くの部分が収容された状態にあ
り、回動右肘掛50を着座部側方への回動させると、そ
の回動動作に連動して補助車輪リードフレーム222が
ピン291,ピン292を中心に回動し、補助車輪フレ
ーム222が着座部側方外側に延出する。
【0093】このため、非介護者の体重などにより、回
動右肘掛50が着座部の外側側方に倒れた状態で回動右
肘掛50の上方から力が加わっても、トイレチェア10
2を床面上でより安定な状態におくことができ、トイレ
チェア102のぐらつきを抑えることができる。
【0094】なお、ピン292に端部がネジ構造になっ
ているものを使用することで、回動右肘掛50をトイレ
チェア102から着脱自在なものとすることができる。
すなわち、ピン292を抜き取り、補助車輪リードフレ
ーム224を回動右肘掛用枠体51から取り外すこと
で、着座部30から肘掛角度調節具70とともに回動右
肘掛50を取り外すことができる。
【0095】この時、回動右肘掛50から取り外された
補助車輪リードフレーム224のネジ293を緩めてフ
レーム板224a、224bを互いに直線方向でスライ
ドさせて、補助車輪リードフレーム224を短い状態に
して樋状の補助車輪フレーム222内に収容することが
できる。
【0096】上述した本発明の実施例は、本発明を限定
するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で部材、構成
を様々に改変することができる。例えば、回動左肘掛4
0と回動右肘掛50を入れ替えて使用することができ、
また、回動左肘掛40に回動右肘掛50と同じ機能のも
のを用いてトイレチェアの左右で介護補助プレートを使
用することができるようにすることもできる。また、介
護補助プレート固定手段80、肘掛角度調節具70、背
もたれ固定手段180、肘掛固定手段180’にモータ
を使うことで肘掛け、背もたれをボタン操作などにより
自動的に駆動するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る回動肘掛
け付き用便介護用便器装置によれば、着座部の背面に配
設された背もたれと、前記着座部の両側に配設された回
動肘掛と、を備えた移動可能な用便介護用便器装置にお
いて、前記背もたれが取り外し又は可動可能に配設さ
れ、前記回動肘掛が前記着座部の着座面に対して所定角
度を保つように設定可能な肘掛角度調節手段を備え、前
記回動肘掛の少なくとも一方の前記着座部と接続されて
いない側には回動自在に取り付けられた介護補助プレー
トを有し、該介護補助プレートを着座部に配置された回
動肘掛と所定角度をもって固定可能な介護補助プレート
固定手段を備え、前記着座面と前記左右の回動肘掛およ
び前記一方の回動肘掛と前記介護補助プレートが所定の
角度位置を保つことができるようにしたという構成を有
するので、被介護者が用便介護用便器装置に移動すると
きには用便介護用便器をベッドのすぐ横に並設するた
め、ベッドの縦位置(人が寝たときに足が向く方向)に
用便介護用便器を設置するときよりも被介護者の移動距
離が短くて済み、被介護者の移動を短時間で行う事がで
きる。
【0098】また、用便介護用便器装置がベッドのすぐ
横に背面を向けて設けられているため、被介護者にとっ
ては、通常ベッドに横になっている姿勢からベッドサイ
ドに腰掛ける動作と同様の動作で用便介護用便器装置に
着座できる。また、介護者にとっては、被介護者をベッ
ドサイドに座らせるという、通常行なっている介護動作
だけで容易に被介護者を用便介護用便器装置に着座させ
ることができるようになる。
【0099】また、背もたれを取り外し又は可動可能に
配設されていることで被介護者が用便介護用便器装置に
移動するときに背もたれが邪魔にならず、さらに、通常
邪魔になる肘掛けを、被介護者の移動の際の補助具とし
て機能させ被介護者の移動を容易に行なうことができ、
介護者の負担を減らすことができるという作用を有す
る。
【0100】また、被介護者が寝返りを打ちながら移動
する際に、被介護者の目前に介護補助プレート60が存
在することで、床面までの落差を気にすることなく安心
して用便介護用便器装置への移動を行なうことができ
る。
【0101】また、用便中は背もたれ、回動肘掛が被介
護者を囲むように背後,左右両側に固定されているた
め、用便中に介護者の支えがなくても被介護者が安定し
た着座姿勢を維持することができるという効果を奏す
る。
【0102】請求項2に係る回動肘掛け付き用便介護用
便器装置によれば、前記背もたれを上下方向に案内する
背もたれガイド部材と、前期背もたれを所定位置で固定
可能な背もたれ固定手段と、を備えているため、背もた
れを設置する作業に手間取ることがなく、被介護者を着
座姿勢にするときに被介護者を待たせることもない。
又、背もたれや可動肘掛の設置作業に気を取られること
もなく、常に被介護者に対して気を配ることができると
いう効果を奏する。
【0103】請求項3に係る回動肘掛け付き用便介護用
便器装置によれば、着座部の背面に配設された背もたれ
と、前記着座部の一側方に配設された可動肘掛と、前記
着座部の他の一側方に配設された回動肘掛と、を備えた
移動可能な用便介護用便器装置において、前記背もたれ
が取り外し又は可動可能に配設され、前記可動肘掛が取
り外し又は可動可能に配設され、前記回動肘掛を前記着
座面に対して所定角度を保つように設定可能な肘掛角度
調節手段を備え、前記回動肘掛の前記着座部と接続され
ていない側には回動自在に取り付けられた介護補助プレ
ートを有し、該介護補助プレートを前記回動肘掛と所定
角度をもって固定可能な介護補助プレート固定手段を備
え、前記着座部の着座面と前記回動肘掛および前記回動
肘掛と前記介護補助プレートが所定の角度位置を保つこ
とができるようにしたという構成を有するので、上述し
た請求項1と同様の効果に加え、背もたれと可動肘掛を
用便介護用便器装置からはずしておくことができるので
被介護者の移動を容易に行なうことができるという効果
を奏する。
【0104】請求項4に係る回動肘掛け付き用便介護用
便器装置によれば、着座部の背面に前記背もたれを上下
方向に案内する背もたれガイド部材と、前記背もたれを
所定位置で固定する背もたれ固定手段と、前記可動肘掛
を上下方向に案内する可動肘掛ガイド部材と、前記可動
肘掛を所定位置で固定する肘掛固定手段と、を備えてい
るので、背もたれや可動肘掛を設置する作業に手間取る
ことがなく、被介護者を着座姿勢にするときに被介護者
を待たせることもない。又、背もたれや可動肘掛の設置
作業に気を取られることもなく、常に被介護者に対して
気を配ることができるという効果を奏する。
【0105】請求項5に係る回動肘掛け付き用便介護用
便器装置によれば、着座部の下方には補助車輪部が設け
られ、該補助車輪部は前記介護補助用プレートが接続さ
れている前記回動肘掛と接続され、該回動肘掛の回動動
作に連動して前記補助車輪部が前記着座部の横方向に延
出し、前記回動肘掛を支持するという構成を有するの
で、回動肘掛が着座部の外側側方に倒れた状態で回動肘
掛に上方から力が加わっても、用便介護用便器装置を床
面上でより安定な状態におくことができ、用便介護用便
器装置のぐらつきを抑えることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回動肘掛け付き用便介護用便器装置の
実施例に係るトイレチェアの使用の態様を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の回動肘掛け付き用便介護用便器装置の
実施例に係るトイレチェアの概略分解斜視図である。
【図3】着座部の一部を構成する後板の斜視図である。
【図4】介護補助プレート固定手段を説明するための要
部斜視図である。
【図5】本発明の回動肘掛け付き用便介護用便器装置の
実施例に係るトイレチェアの使用の態様を示す斜視図で
ある。
【図6】背もたれガイド部材を説明するための斜視図で
ある。
【図7】背もたれ固定手段を説明するための平面図であ
る。
【図8】図6におけるA−A縦断面図である。
【図9】可動肘掛ガイド部材と可動肘掛を説明するため
のトイレチェアの要部縦断面図である。
【図10】補助車輪部を説明するためのトイレチェア前
方から見た平面図である。
【符号の説明】
1 トイレチェア 20 背もたれ 20’ 可動肘掛 21 背もたれ用枠体 23 背もたれ用シート 30 着座部 31 座板 31a 排泄用穴 31b 段差部 31c 着座面 32 前板 33 側板 34 後板 34a 背もたれ固定具 34b トイレチェア固定金具 34c ネジ穴 34d ネジ穴 35 着座シート 36 排泄物容器 37 車輪 37a 車輪ストッパー 38 蓋 39 便座カバー 40 回動左肘掛 41 回動左肘掛用枠体 43 回動左肘掛用シート 50 回動右肘掛 51 回動右肘掛用枠体 51a 回動右肘掛用前側フレーム 51b 回動右肘掛用後側フレーム 51c 右肘掛用フレーム連結板 51e レバー窓 51f ヒンジ 53 回動右肘掛用シート 60 介護補助プレート 61 介護補助プレート用枠体 61a 介護補助プレート用前側フレーム 61b 介護補助プレート用後側フレーム 61c 介護補助プレート用フレーム連結板 61d 介護補助プレート用フレーム連結板 62 蝶番 63 介護補助プレート用シート 70 肘掛角度調節具 71a 肘掛角度調節具支持部 71b 肘掛角度調節具挿入孔 72 角度調節用レバー 80 介護補助プレート固定手段 81a 介護補助プレート固定軸 81b 介護補助プレート固定軸 82 介護補助プレート固定軸連結棒 83 介護補助プレート固定レバー 90 ベッド 91 マット 101 トイレチェア 102 トイレチェア 120 背もたれ 120’ 可動肘掛 121 背もたれ縦フレーム 122 背もたれ固定穴 130 着座部 134 背もたれガイド部材 134’ 可動肘掛ガイド部材 134a 切り欠き 134b 固定ロッド通過孔 180 背もたれ固定手段 180’ 肘掛固定手段 181 背もたれ固定ロッド 182 固定ロッド保持具 183 回転ロッド 184 歯車 185 解除レバー 220 補助車輪部 221 レール 222 補助車輪フレーム 223 補助車輪 224 補助車輪リードフレーム 224a フレーム板 224b フレーム板 291 ピン 292 ネジ 293 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47K 17/02 A47K 17/02 A A61G 5/00 508 A61G 5/00 508

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座部の背面に配設された背もたれと、
    前記着座部の両側に配設された回動肘掛と、を備えた移
    動可能な用便介護用便器装置において、 前記背もたれが取り外し又は可動可能に配設され、 前記回動肘掛が前記着座部の着座面に対して所定角度を
    保つように設定可能な肘掛角度調節手段を備え、 前記回動肘掛の少なくとも一方の前記着座部と接続され
    ていない側には回動自在に取り付けられた介護補助プレ
    ートを有し、該介護補助プレートを着座部に配置された
    回動肘掛と所定角度をもって固定可能な介護補助プレー
    ト固定手段を備え、 前記着座面と前記左右の回動肘掛および前記一方の回動
    肘掛と前記介護補助プレートが所定の角度位置を保つこ
    とができるようにしたことを特徴とする回動肘掛け付き
    用便介護用便器装置。
  2. 【請求項2】 前記背もたれを上下方向に案内する背も
    たれガイド部材と、前期背もたれを所定位置で固定可能
    な背もたれ固定手段と、を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の回動肘掛け付き用便介護用便器装置。
  3. 【請求項3】 着座部の背面に配設された背もたれと、
    前記着座部の一側方に配設された可動肘掛と、前記着座
    部の他の一側方に配設された回動肘掛と、を備えた移動
    可能な用便介護用便器装置において、 前記背もたれが取り外し又は可動可能に配設され、 前記可動肘掛が取り外し又は可動可能に配設され、 前記回動肘掛を前記着座面に対して所定角度を保つよう
    に設定可能な肘掛角度調節手段を備え、 前記回動肘掛の前記着座部と接続されていない側には回
    動自在に取り付けられた介護補助プレートを有し、該介
    護補助プレートを前記回動肘掛と所定角度をもって固定
    可能な介護補助プレート固定手段を備え、 前記着座部の着座面と前記回動肘掛および前記回動肘掛
    と前記介護補助プレートが所定の角度位置を保つことが
    できるようにしたことを特徴とする回動肘掛け付き用便
    介護用便器装置。
  4. 【請求項4】 前記背もたれを上下方向に案内する背も
    たれガイド部材と、前記背もたれを所定位置で固定する
    背もたれ固定手段と、 前記可動肘掛を上下方向に案内する可動肘掛ガイド部材
    と、前記可動肘掛を所定位置で固定する肘掛固定手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の回動肘
    掛け付き用便介護用便器装置。
  5. 【請求項5】 着座部の下方には補助車輪部が設けら
    れ、該補助車輪部は前記介護補助用プレートが接続され
    ている前記回動肘掛と接続され、 該回動肘掛の回動動作に連動して前記補助車輪部が前記
    着座部の横方向に延出し、前記回動肘掛を支持すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の回
    動肘掛け付き用便介護用便器装置。
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