JP4051926B2 - 車椅子 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脚腰の筋力が弱った老人、肢体不自由者等を、ベッドから車椅子、あるいは便座等へ相互移乗する際に介助者の補助をする機能を備えた車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の移乗装置としては、でん部や背中を包持するシートからなる吊り具を、傾動可能に立設したリフターに係止し、電動にてリフターを上下動、および回動することにより、老人等をベッドから車椅子、あるいは便座等に移乗させていた。然しながら、吊り具による移動中の動揺は被介助者に不安を与えるばかりでなく、車椅子や便座に座している老人のでん部にシートをあてがい、左右バランス良く、かつ、弛み箇所がないように吊り具を装着し、さらに用済み後それを外す作業は煩雑であり、脱着介助作業も介助者にとっては体力を要するものであった。さらに、この移乗装置を利用しての衣服や下着の脱着介助ができず、予め吊り具を装着する前に事前事後の脱着を余儀なくされていたため、老人等、被介助者の自尊心を傷付けるケースも多数潜在していた。
【0003】
こうした課題を解決するものとして、例えば、図8乃至図11に示すものがある。この移乗装置は、キャスターを有する台座50上に設けた主柱51と、この主柱51の膝高さ相当の位置Oから傾動可能に設けた枝柱52と、この枝柱52の先に挿入し、上体の保持具53を一元的に支える継支柱54と、主柱51の中間点Pに設けたペダル55と、このペダル55と枝柱52とを連結するリンク56とからなる。
【0004】
また、上体の保持具53は、腹当て57と、ハンドル58の軸心に回動自在に装着したヒンジブロック59と、このヒンジブロック59の端部にピン60を介して連結し、略水平八の字に開いた二股状のアームバー61と、このアームバー61に略直交して配し、アームバー61を下方から支承する滑り金具62と、アームバー61と継支柱54に跨架したアームレスト63とからなる(特開平5−42183号公報参照)。
【0005】
以上の移乗装置を用いて、例えば、ベッドから車椅子等への移乗は次の手順で行う(図11参照)。
▲1▼腰掛姿勢にある被介助者の手前にこの移乗装置を近付け、台座50に足を乗せて膝が膝当て64に当る位置まで寄せる。
▲2▼枝柱52を傾斜させて腹当て57を当て、予め開いておいたアームバー61を脇の下に当て、滑り金具62上に乗せる。
▲3▼両腕は自然の姿勢でアームレスト63に乗せ、必要に応じて体に合わせて継支柱54を伸縮させる。
▲4▼介助者はペダル55を踏みながらハンドル58を手前に引き寄せ、被介助者の体を傾動させて立ち上がらせ、ロックを掛けベッドから移乗装置に移乗させる。
▲5▼移乗装置を適宜方向転換し、移動させて車椅子に近付ける。
▲6▼その後、ロックを外し、ペダル55を踏みながら被介助者を車椅子に着座させる。
【0006】
然しながら、前述した移乗装置において、吊り具のシート脱着の煩雑さが解消し、移乗装置を利用しての衣服や下着の脱着介助が可能になったものの、移乗の度に脇の下や腹部を圧迫され、下方にずれ落ちないように必死にしがみつかねばならないことは、体の弱った病人等には辛いことである。また、汎用の車椅子との干渉の恐れがあり、さらには車椅子と別体で、キャスターを有する移乗装置のため、一人の介助者で安全に、かつ安定した移乗介助をするには未だ課題を残していた。さらに、病室外の離れた便所の便座に移乗させたい時には、被介助者を移乗させた車椅子のみならず、この移乗装置も便所まで運搬しなければならないため、介助者に多大な手間をかけることになる。したがって、この移乗装置は、各室に配備する必要性が生じ、室外への運搬は不適といえる。
【0007】
一方、移乗装置を利用しての衣服や下着の脱着介助が可能で、かつ、車椅子自体に被介助者の体重を一時支え、座面が出入りできる装置を有した車椅子もある。この車椅子100は、図12、13に示すように、キャスターと車輪で支持し、足乗せ部103と肘掛け部104と背もたれ部105を有する外枠101に、座席部108と背部109を有する内枠102を水平ピン110で回転可能に結合すると共に、外枠101の背もたれ部105と内枠102の背部109とをねじ棒111で連結している。
【0008】
用便時、この車椅子100に被介助者を着座させたまま後ろ向きに便座上に進入し、次にねじ棒111を回転させて座席部108を持ち上げ、外枠101の上部連結棒112に設けた体重支持具114を、被介助者の脇の下に入れて吊った状態にする。そして、ねじ棒111を回転させて座席部108のみを下げると座席シート116を後方に引き出すことができる。その後、座席部108を上げて体重支持具114を被介助者から外して被介助者の体重を受け、さらに座席部108を下げることにより、座席シート116を便座に敷いて座ることができる。なお、座席シート116の前部は便座の大きさに楕円穴を切除しているため、座席シート116を敷いて便座に座わることができる(特開平11−244337号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、こうした車椅子では、内枠102の座席部108を頻繁に上下動させなければならない上に、体重支持具114で体を吊り上げることは、腕で挟むようにしがみつかねばならないため、一時的であっても脇の下に苦痛や不快感を与え、腕力や体力の弱った病人等には、衣類脱着介助中に体重支持部114から腕を滑らせ、ずれ落ちる恐れがある。さらに、車椅子に内蔵した座席シート116を敷いて便座に座るため、座席シート116を汚染して衛生上好ましくない。また、被介助者が穴開きの座席シート116に着座する方法では、体重支持部114で被介助者を吊り上げ、座席部108ででん部を浮かしても、ベッドやシャワー椅子等に直接移乗させることは不可能であり、介助者が被介助者を抱き上げて移乗させる必要が生じる。したがって、ベッドからベッドに戻るまでの全過程において、介助者にかかる労力は完全に解消されていない。
【0010】
したがって、前述した従来の移乗装置や車椅子は未だ充分とは言えず、介護現場における実用化を妨げ、普及の阻害因子となっている。高齢化が進む近年、立位歩行障害者の増加が予想される中で、被介助者の体力増進や精神機能の刺激効果を高め、自立性向上と人間らしい質的生活環境の確立に寄与し、介助者、被介助者双方にとって、身体的、心理的負担が極力排除され、衛生的で、かつ介助者の簡単な操作で、安全で安定した移乗動作が可能な移乗装置の開発が望まれていた。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、介護現場のニーズに対応し、リフター機能を有する移乗装置を搭載した車椅子を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、キャスターと車輪とで移動自在に支持した台座と、この台座に立設した一対の支柱と、この支柱に直交し、上下動可能に凸設した一対の座席枠と、前記支柱の上部の被介助者の膝関節運動軸に略一致する位置に設けた枢軸と、この枢軸を介して回動可能に連結した支持軸と、この支持軸に直交して凸設した一対のアームレストと、このアームレストの長手方向に移動可能に装着したボディサポータとを備え、前記座席枠に座面部材を開閉可能に装着すると共に、前記ボディサポータを、被介助者の胸背部を支持する上部と、被介助者の腹腰部を支持し、先端部が開口した略コの字状をなして被介助者のでん部を保持する側壁を一体に有する下部と、これら上部と下部とを屈曲自在に連結する継手部で構成した。
【0013】
このように、車椅子にリフター機能と、上下動可能な座席枠に座面部材を開閉可能な機能を有する移乗装置を搭載したので、介助者の簡単な操作で、安全で安定した移乗動作が可能となり、被介助者に不快感や不安感を与えることなく、ボディサポータに身を預けるがごとくに寄りかかるだけで、楽に移乗が達成でき、仮性寝たきり老人等の早期床離れを促し、体力増進や精神機能の刺激効果を高めると共に、自立性と人間らしい質的生活環境の確立に寄与することができる。
【0014】
さらに、請求項2に記載の発明のように、ボディサポータを前記アームレストに対して着脱可能としたので、例えば、被介助者がベッドから車椅子に移乗する際、このボディサポータを予め取り外して開放空間を確保し、無理なく移乗することができる他、バックレストとして活用することができる。
【0015】
また、請求項3に記載の発明のように、座席部材が、前記一対の座席枠の少なくとも一方に回転自在に装着したロールと、このロールに巻回したシートとを備えていれば、被介助者がでん部を僅かに浮かすのみで出し入れすることができ、かつ便座に直接シートを接触させないため衛生的である。
【0016】
また、請求項4に記載の発明のように、座席部材が、前記一対の座席枠に回動自在に装着した一対のセパレートシートを備えていれば、簡単な構造で、かつ電動による自動化が容易にできる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明のように、座席部材が、前記一対の座席枠の前後方向に進退自在に装着した蛇腹状シートを備えていれば、座面シートの剛性を高めることができ、被介助者の体形に合った座面も適宜設定することが可能で、電動による自動化も容易である。
【0018】
また好ましくは、請求項6に記載の発明のように、キャスターを前記車椅子の前後に一対装着することにより、車椅子を小さな力で容易に前後左右、自由に方向転換させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の実施形態を示す側面図、図2は図1のA矢視図である。
【0020】
図1は、本発明に係る車椅子を通常の移動用として使用する場合の状態を示している。この車椅子は、キャスターC1、C2と車輪Wとで移動自在に支持した台座1と、この台座1に立設した一対の支柱2と、この支柱2に直交し、上下動可能に凸設した一対の座席枠3と、支柱2の上部に枢軸4を介して回動可能に連結した支持軸5と、この支持軸5に直交して凸設した一対のアームレスト6と、このアームレスト6の長手方向に移動可能に装着したボディサポータ7と、着脱可能なハンドル9、およびバックベルト12を備えている。
【0021】
前輪は左右独立式のストッパー(図示せず)を有したキャスターC1をなし、後輪も同じく前後左右首振り自在なキャスターC2をなしている。台座1の略中間に位置する車輪Wは、空気入りタイヤからなり、走行を安定させると共に、ベッド下の空間に台座1が潜り込めるように小径に設定している。この車輪Wは、床面の凹凸に対応できるよう、支軸W1は揺動板W2を介して台座1に上下揺動可能に取り付けている。また、走行中の衝撃を緩和するために、この揺動板W2と台座1との間にスプリング(図示せず)を介在させている。さらに、この車輪Wには、左右連動式のフートブレーキ(図示せず)、または、レバー式のハンドブレーキ(図示せず)を装着している。
【0022】
台座1は、略H型をなし、中央に図示しないバッテリー等を搭載することができる空間を有している。台座1の前部には、折り畳み式のフートレスト8を装着している。このフートレスト8は、キャスターC1や台座1から被介助者の足を保護するためにその側壁8aを高く設定している。
【0023】
台座1に立設する一対の支柱2は、外筒2aと昇降軸2bとからなり、この昇降軸2bを外筒2a内に上下動可能に挿入して高さ調整ができるようになっている。この昇降軸2bの位置決め固定は簡単なセットピン(図示せず)としているが、電動シリンダ等で自動化することもできる。また、外筒2aの内側位置には被介助者が移乗する時の障害にならないよう、角度と前後調整可能に、また、後述する座席枠3に連動して上下動可能にレッグレスト13(図3参照)を備えている。
【0024】
一対の座席枠3は、支柱2の昇降軸2bに直交して凸設している。したがって、台座1に対してこの座席枠3は上下動可能となっており、ベッドや便座等の設備の空間に適応して高さ調整することができる。この座席枠3には後述する座面シート14を内蔵しており、状況に応じて出し入れすることができる。
【0025】
支持軸5は、支柱2の上部に設けた枢軸4を介して回動可能に支柱2と連結している。回動範囲は、後述する被介助者の体重を支持する座面シートの種類によってことなるが、垂直位置を基点として、最大前方に60°、後方に5°程度回動できるように設定している。
【0026】
この支持軸5に直交して一対のアームレスト6を凸設し、先端部にはハンドル9と後述するボディサポータ(以下BSという)7を着脱自在に装着している。このハンドル9には凸状の係止部(図示せず)を一体に形成しており、アームレスト6の先端面に形成した凹部(図示せず)に係止し、適宜なロック機構によって固定している。また、ハンドルに9は、介助者が握り易く、けがをしないように楕円形、あるいはまゆ形の孔を形成しており、介助の際に外した手前のハンドル9を反対側のハンドル9にかけておくのに便利である。
【0027】
アームレスト6の長手方向には長孔6aを形成し、連結ブロック10を装着している。この連結ブロック10は断面ロの字形をしており、その一辺10aが長孔6aに係合し、連結ブロック10がアームレスト6の長手方向に移動するのを許容している。また、連結ブロック10にはBS7が係合する連結部10bを一体に有し、BS7を着脱可能に固定する。BS7の着脱には、適宜なロック機構(図示せず)、例えば、上部7aの中央部を介助者が握る等、簡単な操作で係合部が進退しロック解除できるようにしている。
【0028】
BS7は、車椅子を通常の移動用として使用する場合は、車椅子後部に装着して背もたれとして使用し、ベッド等から車椅子へ移乗する場合には、車椅子の前部に装着し、被介助者の上体を支持する部材として使用する。このBS7は、被介助者の胸背部を支持する上部7aと、被介助者の腹腰部を支持する下部7bと、これら上部7aと下部7bとを屈曲自在に連結する継手部7cとからなる。上部7aは、被介助者に違和感を生じさせないよう、その体形に合せて湾曲した凹所を形成している。一方、下部7bは、先端部が開口した略コの字状をなしている。またこの下部7bには被介助者のでん部を安定よく保持するための側壁7dを一体に有している。さらに、この下部7bの開口部には、被介助者の腰部に異物感を与えないように、布製の腰部支持バンド11を装着することができる。
【0029】
継手7cによって、上部7aと下部7bの角度を無段階に調整することができる。例えば、伸展0°を基点に、屈曲15°までの範囲と、過伸展10°の範囲を5°幅で適宜なロック機構で段階的に角度調整することもできる。被介助者を移乗させる時は、この上部7aの方向に下部7bを屈曲し、半分に折り畳んでコンパクト化し、移乗介助がしやすくなるように構成している。また、被介助者の胸部と下腹部(骨盤前部)の体型に適合するように、下部7bの角度を調整し、BS7をバックレストとして使用する際も、被介助者の背腰部のカーブに適合する角度に設定して、快適に身を預けるための構成としている。
【0030】
図3は本発明に係る車椅子を、例えば、被介助者が用便時に車椅子から便座へ移乗する際、移乗装置として使用する場合の状態を示す平面図である。予め連結ブロック10をアームレスト6に沿って後部から前部に移動させ、BS7を被介助者の背もたれとして支持する支持部材に使用することになる。この時、BS7を外して表裏を反転させる方が、被介助者の体にBS7が馴染むので好ましい。また、ハンドル9とバックベルト12は、介助者側を外して反対側にかけておき、バックベルト12を開放する。また、ベッド等から車椅子に移乗する時は、一時このBS7を外しておくか、装着した状態でBS7の下部7bを折り畳んでおくと、開放空間が広くなるため、被介助者の不自由な脚の介助や脱衣準備、あるいは着衣介助に便利である。なお、外したBS7は、被介助者の脚を所定の位置に保持する等、必要な介助が終わった後、アームレスト6の前方に移している連結ブロック10に装着すれば良い。
【0031】
ベッド等から便所まで移動する場合は、車椅子に移乗させた後、バックベルト12とハンドル9を装着し、BS7に寄りかかっている被介助者の腰部支持バンド11を外して上体を起こし、バックベルト12に寄りかかった腰掛け姿勢で便所等に進行する。
【0032】
次に図4を用いて、ベッド等から便所までの移動、および用便時の動作と操作説明を行なう。
1.ベッドから被介助者を起こす前に、車椅子を予め次の手順で準備しておく。
▲1▼車輪Wのブレーキを掛けず、車椅子の位置を適宜変更できるようにしておく。
▲2▼被介助者の体重を支える座面シート14は、座席枠3内に収納し、ベッドの高さに合わせ、昇降軸2bを上下動させ高さ調整しておく。
▲3▼アームレスト6を水平位置0°にし、BS7をアームレスト6の最前部に移動して、前傾50〜60°の範囲内で選定しロックする。次いでBS7の上部7a方向に下部7bを折り畳んでおく。
▲4▼フートレスト8を引き出し、BS7の腰部支持バンド11を広げ、バックベルト12とハンドル9は、介助者側を外して反対側のハンドル9にかけ、バックベルト12を開放しておく。
▲5▼被介助者を腰掛ける位置を予測し、車椅子を被介助者の足側のベッドサイドにバックして横付けする。
2.被介助者をベッドサイドに腰掛けさせたら、介助者は被介助者側の手で体を支え、転落等の不安を感じさせないように注意し、バランス良く保持する。
3.他方の手で車椅子を正面から静かに引き寄せ、被介助者の脚を片方ずつフートレスト8に仮置きした後、車椅子をベッドの奥まで押し入れ、左右連動式のフートブレーキを掛ける。
4.被介助者の体を支えながら、予め外しておいたバックベルト12とハンドル9を装着し、それに被介助者を寄りかからせる。ここで、被介助者を支えていた手は完全に離せるため、靴を履かせ、床に脚を降ろす。次いで、予め上方に折り畳んでおいたBS7の下部7bを広げてロックする。
5.BS7を手動、または電動操作によって下部7bの下端が被介助者の下腹部(骨盤前部)に適合する位置まで接近させる。次いで、被介助者の両腕をBS7、またはアームレスト6に仮置きする。
6.BS7の下部7bが被介助者の下腹部に正しくセットされているか確認すると共に、被介助者をBS7に上体を預けるように寄りかからせる。両腕は、上体の重心を前方に充分移動させるために、BS7の両側から回して前方に降ろし、腕を組むようにして自分の膝を抱えるような体勢を取らせる。続いて、腰部支持バンド11を腰部に装着する。被介助者が半身不随であっても、健康な手で麻痺側の腕を抱えることが可能である。この体勢は、アームレスト6が傾動するにしたがって、BS7と被介助者の上体も水平位に近付き、BS7で受ける下腹部と胸部に加わる圧力は分散されるため、脇の下や腹部には苦痛や不快感を与えることなく、快適に身を預けることができる。
7. 支持軸5とアームレスト6を手動、または電動にて傾斜させ、BS7に身を預けている被介助者のでん部を浮上させる。
8.でん部が僅かに浮上している間に、介助者の反対側に装着した後述する座面シート14を座席枠3から引き出し、介助者側のロック装置(図示せず)をロックする。
9.前記7項の逆操作で、でん部を静かに座面シート14上に降ろし、被介助者を腰掛けさせた後、車輪Wのブレーキを解除して便所に向う。
10.バックして便所に入り、便座の上に座面シート14が適合する位置で車輪Wにブレーキを掛ける。次いで、昇降軸2bを下降させ、座面シート14を便座の高さで停止する。
11.フートレスト8から脚を床に降ろし、両脚の前面をやや前傾位置に設定したレッグレスト13にセットし、予め脱衣の準備を行なう。
12.前記6、7項の操作を繰り返し、被介助者のでん部が浮上したところで座面シート14を座席枠3に収納し、脱衣介助する。
13.その後、被介助者のでん部を静かに降ろし、直接便座上に正しく腰掛けさせる。用便後は、前記した逆操作を行なう。
【0033】
アームレスト6の回転軸である枢軸4を被介助者の膝関節運動軸に略一致する位置に設けることにより、被介助者の大腿部はアームレスト6と略平行して傾動する。その時、被介助者の上体はBS7と共に上体の重心も頭側に移動する。被介助者の上体が略水平に近付くにつれ、骨盤前部(下腹部)と前胸部に加わる重力は均等化するため、被介助者はBS7に身を預けるだけで楽にでん部が浮上する。
【0034】
人体の重心は骨盤のほぼ中央に位置する仙骨岬角の前部にあることから、下腹部でその仙骨岬角前部に最も近い部分が骨盤前部両側の腸骨棘付近(左右の腰骨を結ぶ線と恥骨と臍を結ぶ線の交点と略一致する)にあたる。したがって、BS7の下部7bの先端をこの骨盤前部に適合するように、中央部を凹型にし、下腹部の圧迫を回避し、その両側を凸型にして骨盤前部の両側が適合するようにしている。このように、BS7による上体支持機構は、人体の重心に最も近い骨盤前部で支持するようにしたため、脇の下でアームレスト6にしがみつく必要がなく、胸郭(肋骨で囲まれた籠状の部分で、胸背部周辺を指す)を締め付けるバンド類も不要となる。したがって、腕力が低下した重度立位歩行困難な被介助者にも適用することができる。また、腰部支持バンド11についても、骨盤部やでん部を安定して保持する程度に使用するだけで良く、むしろ起動中に被介助者が体勢を変えたりしないように安全上装着するものである。
【0035】
以下、移乗目的がシャワー室、あるいは食堂や手作業でテーブルに対応させたい時の説明を行う。例えば、シャワー専用車椅子に着座させたい時は、前述の便座に直接腰掛けさせる要領で行い、座面枠3に座面シート14を収納したまま、ハンドル9とバックベルト12を外して車椅子を室外に出し、シャワー介助の邪魔にならないようにしておく。また、食事や手作業等でテーブルに着けたい時は、昇降軸2Bでアームレスト6をテーブルの下に入り込むところまで下降させ、デスクタイプ車椅子として用いることができる。このように、被介助者が移乗装置にある一定の時間着座する場合は、脱着可能なBS7をアームレスト6の最後部に移し、バックレストとして活用できるようにしたため、この車椅子に着座した被介助者の腹側は開放され、BS7が食事や手作業の邪魔にならない。
【0036】
次に、本発明に係る車椅子に装備した座面シートの実施形態を図5〜図7に基き詳細に説明する。図5はロール式の座面シート14で、ロール15に巻回した状態で一対の座席枠3の一方に収納している。軸受を介してこのロール15を回転自在に支承し、手動で回転可能なように座席枠3から端部を突出させてつまみとしている。なお、電動で回転駆動させる場合は、このロール15の他端部にモータ(図示せず)を接続すれば良い。なお、一対の座席枠3の両方にロール15を収納し、一方を巻き取り用として駆動させるようにしても良い。
【0037】
座面シート14は布やレザー等、柔軟で強度の高い材質を使用し、その一端はロール15に固着し、他端にロック棒16を固着している。被介助者をこの座面シート14に着座させる場合は、ロール15を逆回転させて座面シート14を引き出すか、座面シート14を直接引き出すかして対向する座席枠3に掛け渡し、座席枠3の他側に設けた係止溝(図示せず)にロック棒16を装着する。なお、ロール15にラチェット等のワンウェイクラッチ機構(図示せず)を設けることにより、座面シート14を適宜な位置でロック可能にすれば、張り具合を調整することもでき、さらには、電動、手動に係わらず、巻き取り減速機等を付設してその速度を適宜設定することも可能である。
【0038】
安全のため、ロック棒16を係止溝に装着した際、ロック音と共に、係止溝に設けたマグネットで吸引し、確実にロックすることができる。さらに、ロック棒16に中央に座席枠3から差し渡したフック(図示せず)を係止させることにより、二重のロック構造を装備している。ここで、座面シート14を引き出してからロックが完了するまでの間、警告ランプ(図示せず)が点滅する装置等を付設して視聴覚による安全対策を施している。
【0039】
図6に座面シートの他の実施形態を示す。この座面シート17は、セパレート型で、一対のシート部材17a、17aからなる。シート部材17aは回動軸17bを一体に設け、図示しない軸受を介して座席枠(図示せず)に回動自在に装着している。また、回動軸17bは水平位置0°から100°程度まで自動、または手動操作で開閉するようになっており、自動の場合は、回動軸17bを電動モータ(図示せず)と連結させる。なお、シート部材17aが水平になった時に、ロック音を発して回動軸17bをロックする。また、シート部材17aは水平位置から下方には動かず、二重ロック構造の安全対策を施している。
【0040】
図7に座面シートの他の実施形態を示す。この座面シート18は、シャッター式で、蛇腹状の座面シート18を台座1の収納箱18a内に収納する。座面シート18を開放するには、収納箱18aに内蔵した巻取り軸(図示せず)を減速機付きモータ18bで回転させ、また閉じるには、この座面シート18の先端に係止したワイヤー(図示せず)を図示しない巻取り装置で巻き取ればできる。
【0041】
座席枠3’の内壁には長手方向に延びるガイド溝3aを形成している。一方、座面シート18の側面には軸受(図示せず)を配し、このガイド溝3a上を滑らかに滑動するようにしている。また、座面シート18の中央部に被介助者のでん部に適合する湾曲部を形成すれば、特に長時間車椅子を使用する場合等に快適性を与えるのに有効である。なお、ここではワイヤーを座席枠3’の先端に装着した滑車(図示せず)に掛け渡し、巻き取る電動式を例示したが、これに限らず、手動によって座面シート18を開閉しても良い。
【0042】
被介助者が座面シート18に腰掛けている時や、被介助者の体の一部がこの座面シート18に接触している時、あるいは、座面シート18を開放した時に、このシャッター式の座面シート18が誤動作しないように、ロック装置(図示せず)を設けてモータが作動しないようにしている。
【0043】
ロック装置としては、座面シート18に圧力センサ、座面シート18にリミットスィッチ等を設けるのが好ましい。また、座面シート18がベッドや便座面に接触しないように、ギャップセンサ等を設け、支柱2の下降を停止させるようにすると良い。ここでもロック不良や作動中を知らせる警告ランプ類を付設するようにすれば安全性の面で好ましい。
【0044】
前述した車椅子は、座面シート14、17、18を開いて座席枠3に開放空間を設けることができるため、車椅子一体の移乗装置として用いる以外に、アームレスト6を昇降軸2bで被介助者の身長に応じた高さに調整して握らせ、やや前傾した立位姿勢でBS7に上体を預けるようにすると、要介護レベルの人の歩行訓練機として適用できる。また、ベッドサイドにおける簡便な立位訓練機としても充分活用でき、多彩な機能を有している。
【0045】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る車椅子は、車椅子にリフター機能を有する移乗装置を搭載したので、介助者の簡単な操作で、安全で安定した移乗動作が可能となり、被介助者に不快感や不安感を与えることなく、体力増進や精神機能の刺激効果を高めて人間らしい質的生活環境を確立することができる。また、ボディサポータを取り外して開放空間を確保し、無理なく移乗することができるだけでなく、座面シートを開くだけで座席枠に開放空間を作ることができる台座や支柱構造であるため、多彩な機能性を有する車椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車椅子の実施形態を示す側面図
【図2】図1のA矢視図
【図3】本発明に係る車椅子を移乗装置として使用する場合の状態を示す平面図
【図4】移乗動作を説明するための説明図
【図5】本発明に係る車椅子における座面シートの実施形態を示す斜視図
【図6】同上座面シートの他の実施形態を示す斜視図
【図7】同上
【図8】従来の移乗装置を示す側面図
【図9】同上平面図
【図10】図8のB−B線に沿った矢視図
【図11】従来の移乗装置の動作説明図
【図12】従来の車椅子の側面図
【図13】同上背面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・台座
2・・・・・・・・支柱
2a・・・・・・・外筒
2b・・・・・・・昇降軸
3、3’・・・・・座席枠
3a・・・・・・・ガイド溝
4・・・・・・・・枢軸
5・・・・・・・・支持軸
6・・・・・・・・アームレスト
6a・・・・・・・長孔
7・・・・・・・・ボディサポータ
7a・・・・・・・上部
7b・・・・・・・下部
7c・・・・・・・継手部
7d・・・・・・・側当て
8・・・・・・・・フートレスト
8a・・・・・・・側壁
9・・・・・・・・ハンドル
10・・・・・・・連結ブロック
10a・・・・・・一辺
10b・・・・・・連結部
11・・・・・・・腰部支持バンド
12・・・・・・・バックベルト
13・・・・・・・レッグレスト
14、17、18・座面シート
17a・・・・・・シート部材
17b・・・・・・回動軸
18a・・・・・・収納箱
18b・・・・・・減速機付きモータ
C1、C2・・・・キャスタ
W・・・・・・・・車輪
W1・・・・・・・支軸
W2・・・・・・・揺動板
50・・・・・・・台座
51・・・・・・・主柱
52・・・・・・・枝柱
53・・・・・・・保持具
54・・・・・・・継支柱
55・・・・・・・ペダル
56・・・・・・・リンク
57・・・・・・・腹当て
58・・・・・・・ハンドル
59・・・・・・・ヒンジブロック
60・・・・・・・ピン
61・・・・・・・アームバー
62・・・・・・・滑り金具
63・・・・・・・アームレスト
64・・・・・・・膝当て
100・・・・・・車椅子
101・・・・・・外枠
102・・・・・・内枠
103・・・・・・足乗せ部
104・・・・・・肘掛け部
105・・・・・・背もたれ部
108・・・・・・座席部
109・・・・・・背部
110・・・・・・水平ピン
111・・・・・・ねじ棒
112・・・・・・上部連結部
114・・・・・・体重支持具
116・・・・・・座席シート
O・・・・・・・・膝高さ位置
P・・・・・・・・中間点

Claims (6)

  1. キャスターと車輪とで移動自在に支持した台座と、この台座に立設した一対の支柱と、この支柱に直交し、上下動可能に凸設した一対の座席枠と、前記支柱の上部の被介助者の膝関節運動軸に略一致する位置に設けた枢軸と、この枢軸を介して回動可能に連結した支持軸と、この支持軸に直交して凸設した一対のアームレストと、このアームレストの長手方向に移動可能に装着したボディサポータとを備え、前記座席枠に座面部材を開閉可能に装着すると共に、前記ボディサポータを、被介助者の胸背部を支持する上部と、被介助者の腹腰部を支持し、先端部が開口した略コの字状をなして被介助者のでん部を保持する側壁を一体に有する下部と、これら上部と下部とを屈曲自在に連結する継手部で構成したことを特徴とする車椅子。
  2. 前記ボディサポータを前記アームレストに対して着脱可能とした請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記座席部材が、前記一対の座席枠の少なくとも一方に回転自在に装着したロールと、このロールに巻回したシートとを備えている請求項1または2に記載の車椅子。
  4. 前記座席部材が、前記一対の座席枠に回動自在に装着した一対のセパレートシートを備えている請求項1または2に記載の車椅子。
  5. 前記座席部材が、前記座席枠の長手方向に進退自在に装着した蛇腹状シートを備えている請求項1または2に記載の車椅子。
  6. 前記キャスターを前記車椅子の前後に一対装着した請求項1乃至5いずれかに記載の車椅子。
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