JP4583812B2 - 着席立脚援助椅子および力走行車椅子 - Google Patents

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本発明は、身障者の為の、家庭、病院、リハビリ施設、介護施設、車両、船舶、航空機にいたる全ての居住空間で、脚力障害者、病弱者、老人(これらをまとめて、以下、身体弱者という)介護にかかわる、椅子、簡易トイレ、およびリハビリ等の各種用途にかかわる着席立脚援助椅子および力走行車椅子である。
従来の身体弱者の介護椅子、或は各種の車椅子は、単なる固定式の椅子、或は座板だけが傾斜する機能に過ぎない。
しかし、これらを使用する身体弱者の身体機能は、着席する時、或は立脚する時の腕力衰弱、握力弱体、その他心拍数や筋肉収縮労力は本人にとっては致命傷にもなりかねない重労働である。
単に、筋肉萎縮防止を前面に押し出して、自力心高揚を前面に押し出して、おざなりの介護機器で、着席起立を余儀なくさせられており、時には椅子のひじ掛けで自身の腕力での支え着席、或は立脚により、手のひらをすべらせて体位転倒による骨折で以後寝たきり生活の危険をはらんでいる。
これは逆に自立意識を消滅させる事にもつながっており、無理に自己意識で行動したが為に転倒して骨折、或は自宅トイレの様な気温変化環境での血管収縮時の重労働による脳溢血事故も後を絶たない。
これらの身体弱者の自立意識を尊重し、或は介護者の意志によって、身体弱者の体力に応じた安全な機能性ある座椅子を提供すべきである。
例えば、着座の場合、ひざの屈曲での体重維持が困難な弱者には、着席時には直立のままで椅子の背もたれにもたれ掛かる事によって、後はスイッチ一つで自動的に着座する事が可能な事も重要である。
同時に立脚の場合は、常識的には前かがみで体重移動させて腕力で腕立て伏せまがいの重労働をせざるを得ないが、本発明は着座姿勢そのままで背もたれに寄りかかったまま、座板と背もたれが椅子本体の前部位に移動して立脚可能な体重位置になり、その後座板と背もたれがそのまま共に上昇して体位に応じた適当な位置に上昇し、自身の自力立脚可能な位置でのスイッチ操作で上昇停止を行い、そこでも立脚困難な場合は再度スイッチを押せば座板が再上昇し、自由に適切な立脚位置の選択が出来る。
又、肘掛けに体重を乗せて腕力に余裕があって着席可能または立脚の場合は、座板の押し上げ駆動の範囲選択が自由で、座板の前方向への移動による体重移動と上昇範囲の選択調整で、それぞれの体調に合わせて、操作スイッチ一つで自由に選択可能な様にして、逆に自立心の高揚につながり、リハビリにも役立つものが必要である。
これらの機能を、身障者の生活空間のあらゆる個所、例えば自宅トイレ、リビングルーム、キッチン、ベッドサイドポータブルトイレ、移動用の車椅子等々に装着すれば、今後の介護社会には、身体弱者はもとより、介護者自体の労力削減にもつながり、全世界的介護社会への貢献と変革を来すであろう。
身体弱者の自立意識を尊重し、或は介護者の意志によって、身体弱者の体力に応じた安全な機能性ある着席立脚援助椅子および力走行車椅子を提供する。つまり、立脚の場合、身体弱者は着座姿勢そのままで背もたれに寄りかかったまま、座板と背もたれが椅子本体の前部位に移動して立脚可能な体重位置になり、その後座板と背もたれがそのまま共に上昇して体位に応じた位置に上昇し、自身の自力立脚可能な位置でのスイッチ操作で上昇停止を行い、そこでも立脚困難な場合は再度スイッチを押せば座板が再上昇し、自由に適切な立脚位置の選択が出来る着席立脚援助椅子および力走行車椅子を提供する。
請求項1に記載の発明は、椅子本体(1)の脚となる左側面板(2)および右側面板(3)と、前記左側面板(2)および右側面板(3)の前面に設けた前面板(4)と、前記左側面板(2)および右側面板(3)の後面に設けた後面板(5)とによって四面体が形成され、座板(8)と跳ね上げひじ掛け(22)を支持し、前記四面体の空間内の下方から上方に伸びた背もたれ板(9)が配設され、前記左側面板(2)および右側面板(3)の下端には踏み敷板(7)が固着された着席立脚援助椅子であって、前記左側面板(2)および右側面板(3)に左右対称に、かつそれぞれ上下2列平行に形成されたスライドガイド(12,12)と、前記背もたれ板(9)の左右に連結され、前記四面体の空間内の上部と下部には同じ長さの、かつそれぞれの一端が回動自在に固定された平行運動上部支持部材(10)および平行運動下部支持部材(11)と、前記平行運動上部支持部材(10)と前記平行運動下部支持部材(11)の他端に前記スライドガイド(12)を移動可能に挿着されたスライドボールト(13、13)と、前記踏み敷板(7)の後部に配置され、傾斜面を有する車輪荷重受け転がり台(16)と、前記背もたれ板(9)の最下部に配置され、前記車輪荷重受け転がり台(16)の傾斜面を滑走する着座荷重受け車輪(15)と、前記踏み敷板(7)の前部に駆動機受け台(17)が配置され、前記座板(8)の裏面には可動軸(19)の上端が回動自在に設けられ、前記可動軸(19)を移動する駆動機(18)と、前記駆動機(18)の下端に設けられ、前記駆動機受け台(17)の傾斜面を滑走し、前記背もたれ板(9)を上下方向へ位置を変える角度変化可能ジョイント(20)と、前記背もたれ板(9)の背面に設けられ、一端が前記背もたれ板(9)の背面に取り付けられ、他端が椅子本体(1)の下部に取り付けられ、前記背もたれ板(9)を後方へ引っ張る緊張スプリング(25)と、を備えたことを特徴とする。
(削除)
(削除)
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の着席立脚援助椅子であって、前記背もたれ板(9)が下部背もたれ板(9a)と上部背もたれ板(9b)に分割され、前記下部背もたれ板(9a)と一体に固定された座板(8)と、前記下部背もたれ板(9a)の左右に連結され、前記四面体の空間内の上部と下部には同じ長さの、かつそれぞれの一端が回動自在に固定された前記平行運動上部支持部材(10)および前記平行運動下部支持部材(11)と、
前記下部背もたれ板(9a)と上部背もたれ板(9b)との間に回動自在に設けられた背もたれ角度変化ラッチ(27)と、前記背もたれ板(9)の角度を任意に傾斜させるために電動機または緊張スプリング(25)を前記四面体の内部に設けたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記座板(8)の下方に配置された便器(28)と、前記便器(28)の上の位置に、前記座板(8)に開けた便座開口部(29)と、前記座板(8)の上に前記便座開口部(29)を覆う伸縮自在の便座覆い座板(30)と、を設けたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記駆動機(18)が油圧シリンダー(31)駆動にしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記駆動機(18)が油空気シリンダー(32)駆動にしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記駆動機(18)がガスシリンダー(33)駆動にしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記駆動機(18)の駆動力は、スプリング(34)の弾発力であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記駆動機(18)がパンタグラフタイプジャッキ(35)駆動にしたことを特徴とする。
(削除)
請求項に記載の発明は、請求項に記載の着席立脚援助椅子であって、前記座板(8)および前記背もたれ板(9)の前進或は上昇移動行程で生じる前記椅子本体(1)には大きな間隙が生じるが、この隙間が生じる開口部には、感圧センサー(37)が装着されたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は人力走行車椅子であって、請求項に記載の着席立脚援助椅子の椅子本体(1)の後部位、または、椅子本体(1)の下部に、移動用車輪(36)を装着したことを特徴とする。
請求項1〜請求項に記載の発明によれば、背もたれ板と座板および跳ね上げひじ掛けが、本願発明のリンク機構の平行運動上部支持部材と平行運動下部支持部材等により、身体弱者の体位に追従移動することができるので、身体弱者の着席と立脚をする際、援助できる着席立脚援助椅子を提供することができる。
つまり、身体弱者の自立意識を尊重し、或は介護者の意志によって、身体弱者の体力に応じた安全な機能性ある着席立脚援助椅子を提供できる。
また、本発明の着席立脚援助椅子は、身体弱者が立脚の場合、身体弱者は着座姿勢そのままで背もたれに寄りかかったまま、座板と背もたれが椅子本体の前部位に移動して立脚可能な体重位置になり、その後座板と背もたれがそのまま共に上昇して体位に応じた位置に上昇し、自身の自力立脚可能な位置でのスイッチ操作で上昇停止を行い、そこでも立脚困難な場合は再度スイッチを押せば座板が再上昇し、自由に適切な立脚位置の選択が出来る着席立脚援助椅子を提供することができる。
さらに、本発明は、身体弱者の身体状況に応じて、身体弱者の意のままに、弱者自身で操作可能な全自動から、判断不能な痴呆症併発弱者用の為に、介護者操作専用の切り替え式まで、同一機種で、用途に応じて自由に用途選択が可能である。
請求項〜請求項に記載の発明によれば、駆動機を油圧、空圧、ガスシリンダー、スプリング、パンタグラフタイプジャッキ等の駆動も可能にしたことにより、電動機の代替ができるため、多様な駆動の仕様に対応することができる。また、これらの駆動機の力を借りて、体重中心移動を伴い平行四辺形を形成する平行運動上部支持部材と平行運動下部支持部材の回動により、背もたれ板と座板および跳ね上げひじ掛けが体位に追従移動するため、身体弱者の意のままに着席と立脚ができる。
請求項10に記載の発明によれば、各所に感圧センサーを装着したことにより、身体の挟み込みを未然に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、移動用車輪(36)が装着されたことにより、介護人の手を借りて、Uターンが容易にでき、移動も容易にできる。
同時に、自宅介護の介護人、介護士、看護士、ホームヘルパー不足の現況で、身体弱者自身の自立心高揚と共に、介護者の省力化ができ、この二つが両立できる。
従って、いかなる環境においても、いかなる用途でも身体弱者の身体状況にマッチし、介護者の労力削減と身障者の使用感覚の満足性において、総合的な効果を発揮するものである。
前記した本発明の機能と効果を、全ての機器価格高騰な介護機器マーケットで、いかに低廉価格で安全に使用できる製品にするかは、簡潔機構でありながら人間工学的着座立脚運動の理論を全て機構に取り込み、簡潔機構で軽量かつ安全に、堅牢にする事である。
そのためには、身体弱者の精神的安らぎを持つ木製構造で強度を十分に持たして作成したり、又、脚部位骨折リハビリ運動者の酷使にも耐え得る中空鋼管を溶接またはボールト結合で構成し、必要に応じた表面防護安全被服構成にし、車椅子の場合も強度のある部材と木材の共合による自然感覚も重要である。
同時に、基本構造形状はそのままにして、押し上げ動力機種はそれぞれの機種に応じた駆動機種変更で用途目的に合致した選択仕様で各種製品が可能である様にした。
数ある実施例から、請求項に基づいて説明するが、身障者が購入しやすいコスト意識を持って、動力は可能な限り小型化と同時に移動可能な動力を使用し、電気動力の場合は固定設置の自宅トイレ等は交流電動機を、その他移動使用する場合は交直両用、または直流蓄電池駆動が可能な様にした。
「請求項1」を図1、図2によって説明する。
着席立脚援助椅子の椅子本体1の左側面板2および右側面板3は、前面板4と後面板5によって堅固な四面体を形成し、その四面体の下端には滑り止め素材6が装着されるか、時には身障者の状態による着座と立脚時の椅子本体1の接触外圧による移動防御の安全性の為に踏み敷板7上に固着されることもある。
座板8が一体化した背もたれ板9には、上下共に同じ長さの平行運動上部支持部材10(以下、概平行運動上部支柱または板10という)と平行運動下部支持部材11(以下、概平行運動下部支柱または板11という)が、背もたれ板9にそれぞれ上部と下部の結続金物で角度変化可能で装着される。
左右の概平行運動上部支柱または板10の前方端は、左側面板2および右側面板3のそれぞれ左右の上部のスライドガイド12に貫通のスライドボールト13で滑り移動可能な状態で装着される。
左右の概平行運動下部支柱または板11も、前方端は左側面板2および右側面板3のそれぞれ左右の下部のスライドガイド12に貫通のスライドボールト13で滑り移動可能な状態で装着される。
背もたれ板9と一体化の座板8には、屈曲可能座板14が屈曲可能ジョイントで連結装着される。
背もたれ板9の最下部には着座荷重受け車輪15が装着され、上下のスライドガイド12同様の、傾斜と傾斜全長がついた車輪荷重受け転がり台16に乗っている状態で、平行運動下部支柱または板11の単独行動を防止する。
駆動機18が交流または直流電動機で駆動機受け台17上に角度変化可能状態で装着され、可動軸19の上端は、座板8裏側に角度変化可能ジョイント20で装着される。
操作スイッチ21は、左右どちらかの跳ね上げひじ掛け22に固定装着する。または、電気コード付きの別置きの操作スイッチ21を装着する。或はその両者を装着する。
電気制御盤は椅子本体1内部の適当な場所に固定設置し、操作スイッチ21とを電気コードで結続する。
背もたれ板9の背面には椅子本体1巾の屈曲可能板または網23の一端が結着され、ガイドローラー24を経由して緊張スプリング25によって常時安全状態で緊張装着され、体重中心前方移動を伴う平行運動上部支持部材と平行運動下部支持部材によって形成された平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動するようにした着席立脚援助椅子の構造となっている。
つまり、可動軸19に市販の伸縮のステッピングリニアモータの駆動機18を使用したものである。先ず、着席時に、椅子が後ろに逃げる事の危険防止で椅子本体1下に滑り止め素材6を、又、踏み敷板7が装着される場合はその底部に滑り止め素材6を装着して、着席時には使用者が踏み敷板7に足を置く事によって椅子本体1が位置固定化され、背もたれ板9に寄り添っても椅子は逃げないように設計されている。
前面板4と後面板5によって強固に構成された左側面板2、右側面板3には左右それぞれに上部と下部のスライドガイド12が左右対称に両者平行に加工設置されている。
この上部と下部のスライドガイド12前後の長さは、着席体位から立脚体重中心前方移動に必要な長さである。
左右の概ね平行運動する平行運動上部支柱または板10と概ね平行運動する平行運動下部支柱または板11の前方端には、左右の上部と下部のスライドガイド12に装着されるスライドボールト13によって、前後スライド可能状態で装着され、又左右の平行運動上部支柱または板10と平行運動下部支柱または板11の後方端は上下位置が平行四辺形位置で角度変化可能な金物で背もたれ板9に装着される。
背もたれ板9の最下部には着座荷重受け車輪15が装着され、椅子本体1前方に向かって前上り傾斜の車輪荷重受け転がり台16に乗っている状態となる。
背もたれ板9と一体化された座板8の前方には、屈曲可能座板14が座板8に結続され、着座の場合は通常の座板となる。
駆動機受け台17上には、駆動機18が角度変化可能装着金物で設置され、可動軸19の上端は座板8裏側に、角度変化可能ジョイント20によって結続されている。
駆動機受け台17の椅子本体1への固着法は、踏み敷板7が無い場合は椅子本体1に体重支えに十分な強度で固着し、踏み敷板7が装着された場合は踏み敷板7上に固着させる。
本実施例は、駆動機18の可動軸19の押上先端を座板8裏側に傾斜角度追従可能な角度変化可能ジョイント20で装着されるために、可動軸19の上昇によって座板8の位置変化に伴い駆動機18も計はせざるを得ない事から、駆動機18自体も角度追従可能な角度変化可能ジョイント20で駆動機受け台17上に装着されている。
背もたれ板9と一体化された座板8の前後奥行き長さは、駆動機18の稼働によって上部と下部のスライドガイド12の長さだけは構造的に椅子本体1の座板8が前方に押し出されて体重重心位置を前方向に移動させるが、水平前方移動終点で座板8前端は、椅子本体1から飛び出さない事が重要で、飛び出せば着席時、身体自体を踏み出す様な、立脚時体重重心位置の過移動となりうる事に留意している。
背もたれ板9と一体化された座板8の前方には、屈曲可能座板14が座板8に結続され、着座の場合は通常の座板8となり、立脚の場合は駆動機18の稼働で体重重心位置前方移動の分だけ屈曲可能座板14が椅子本体1前部に前だれぶら下がり状態となって開口部位をふさぎ、続いて稼働する座板8上昇の場合も椅子本体1前面と座板8上昇空間の防護隔壁の役目も兼ねて安全性を保つ。
操作スイッチ21は、本実施例では釦スイッチを使用したが、身障者の身体状況によって釦スイッチ、レバースイッチ、接触スイッチ、その他使用者状況に応じた各種スイッチを装着実施してもよい。
操作スイッチ21は、上昇と下降の2者選択釦スイッチを左右にある跳ね上げひじ掛け22に装着したが、電気コードで移動可能なスイッチボックス方式も実施し、上昇釦を押せば上昇し、手を放せば駆動機18にブレーキドモータ使用によりその位置で停止維持し、下降も同様である。
背もたれ板9の背面は、前面押し出しと上昇する座板8と一体になっている事から、立脚稼働時には椅子本体1の後部と背もたれ板9の間に開口空間が生じる為に、第三者の安全保持の目的で次の策を講じた。
背もたれ板9が上昇前進した時に生じる背もたれ板9背面と椅子本体1後部に生じる開口部位を安全の為に閉鎖する為に、背もたれ板9背面に木製または鋼製の相当な過重に耐え得る屈曲可能板または網23の一端を取りつけ、他端は椅子本体ガイドローラー24を介して緊張スプリング25によって椅子本体1の下部に取りつけた。
この事によって、背もたれ板9が移動しても、椅子本体1には開口部位が消滅し、安全性の向上を図った。
参考例1として、図3、図4説明する。
着席立脚援助椅子は、座板8が一体化した背もたれ板9の背部に背もたれ板受け26が固定装着され、概平行運動上部支柱または板10、および概平行運動下部支柱または板11が、背もたれ板9と背もたれ板受け26の間にそれぞれ装着されて、一方は背もたれ板受け26に、他方は背もたれ板9に角度変化可能な上部と下部の結続金物によって結続され、又この場合は上部と下部のスライドガイド12を必要としないで、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱の回動により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する。
つまり、座板8が一体化した背もたれ板9の背面に、背もたれ受け26が装着され、平行運動上部支柱または板10と平行運動下部支柱または板11が背もたれ板9と背もたれ受け26との間隙に設置され、平行運動上部支柱または板10と平行運動下部支柱または板11の各上端は背もたれ受け26に、下端は背もたれ板9に、それぞれ角度変化可能な上部結続金物および下部結続金物によって結合される。
この事によって、「請求項1」同様に、平行運動上部支柱または板10と平行運動下部支柱または板11の両者が底辺と上辺になって平行四辺形運動を行い、背もたれ板9の上昇前進によって座板8の前進で、屈曲可能座板14は順次垂れ下がり、着席時の姿勢のままで立脚可能となり、立脚時の体重重心位置の創成と、座板8の上昇で人体身長格差による椅子本体1の高さ調整の必要性は全く無い。
参考例2として、図5、図6説明する。
着席立脚援助椅子の座板8と背もたれ板9が分離結続され、座板8の前端が左右の側面板2,3(図1参照)に回転可能なジョイントによって位置固定され、座板8後端は背もたれ板9に蝶番の様な角度変化対応ジョイントで結合される。
又、座板8下部の左右両側に、傾斜可能なジョイントで装着された概平行運動下部支柱11が装着され、座板または概平行運動下部支柱または板11を駆動機18で押し上げる事によって座板8後部位が上昇し、座板8と左右の側面板2,3との結合位置を後部にずらした座板8傾斜距離で立脚スペースが生まれる、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する。
つまり、座板8の前端が左右の側面板2,3に回転可能なジョイントによって位置決めされ、座板8後端は背もたれ板9に蝶番の様な角度変化対応ジョイントで結合され、同様に装着された平行運動下部支柱または板11と共に連動し、座板8または平行運動下部支柱または板11或は背もたれ板9の駆動機18の可動によって座板後部位が上昇または下降、背もたれ板9も跳ね上げひじ掛け22もそのまま野形で体位に追従して、安全に着席立脚を援助する。
この場合、「請求項1」「請求項2」の様な、座板8自体の前進による体重移動ではなく、「図5」の如く、座板8の左側面板2、右側面板3とのジョイント位置を後部にずらす事によって、着席時の足位置姿勢のままで、そのまま立脚が可能である大きな特徴を有する。
実施例2として、図7説明する。
着席立脚援助椅子の背もたれ板9が、前記電動機による電動または緊張スプリング25によって背もたれ板9角度を任意に傾斜させるもので、背もたれ角度変化ラッチ27を背もたれ板9下部に装着した体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する。
つまり、身障者の体位変換の援助と共に、時にはくつろぎも必要な場合には、背もたれ板9の座板8位置を分離して前記電動機による電動または緊張スプリング25の復帰で手動操作の背もたれ角度変化ラッチ27を取り付け、リラックス可能なリクライニング椅子を兼ねた体位変換椅子とした。
実施例3として、図8、図9説明する。
着席立脚援助椅子の概平行運動上部支柱または板10および概平行運動下部支柱または板11が装着されて座板8と背もたれ板9が、人力走行車椅子或は電動走行車椅子に装着された体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する。
つまり、前記した「各請求項」を人力走行または動力車椅子に装着したが、車輪のストッパーをかけていても不安定な車椅子での着席と立脚動作をより安全に行い、自立意識の高揚と安全につながった。
実施例4として、図10〜図13を説明する。
図10、図11は「請求項1」、図12、図13は「参考例2」にそれぞれ準じた実施例であり、「参考例1」も機構的には同様である事から図面記載を省略する。
着席立脚援助椅子は、駆動機18が左右両サイドに各一基の計二基装着されるか、または中央後部に一基装着されて駆動する方式で、座板8の下に便器28を装着、座板8に便座開口部29を有し、その上に開口部が無い折りたたみ可能な便座覆い座板30を有する体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱の回動により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が身障者の体位の変化に追従移動する。
図10、図11は、小型の駆動機18を座板8下部の左右両サイドに装着して稼働させ、押上げの行程では多少傾斜しているスライドガイド12によって座板8が少々上昇して便器28から離れた上で座板8が前部に移動して体重を前に、その後上昇して体位に応じたところ迄上昇して立脚、着座の場合はその逆の行程を踏む。
図12、図13は、座板8の前部位が左右の側面板2,3に回転可能なジョイントによって貫通位置固定され、座板8後端は背もたれ板9に蝶番の様な角度変化対応ジョイントで結合されていて、平行運動上部支柱10の代わりに座板8が代役し、平行運動下部部支柱11と座板8の平行四辺形運動によって、座板8後部位が上昇し、背もたれ板9も追従して前部位に移動するものである。
重要な事は、座板8の前部位と左右の側面板2,3、および平行運動下部支柱または板11と左右の側面板2,3の椅子本体1前端からの距離的ジョイント位置は、着座姿勢の足位置で立脚可能なスペース分だけ離れて回転可能なジョイントによって位置決めされる。
和式便器はもとより、単なる洋式便器、或は単なる腰かけ椅子便器では、自身の全力をふりしぼっての前かがみ体重移動で、あるかぎりの腕力でひじ掛けに体重をゆだねて腕力で立脚する過極な行動の際は、介護者も注意を要する。
ましてや、座板8だけが前後に傾斜する椅子は、より体位が不安定になり、弱者購入判断のミスリードにつながるおそれがあり、健常者ではなく、身体弱者の人間工学的観点から追求すれば、先ず身体弱者の安心感が満足されて、はじめて自立意識が高揚するものであり、そのためには背もたれ板9、座板8、跳ね上げひじ掛け22が自動的に追従する事しか無い。
これらの解消のため、自宅トイレや病院施設のトイレからベッドサイド簡易トイレ迄、本発明の椅子本体1着座状態で用便可能にしたものである。
前述各図共、背もたれ板9と一体の座板8の下には便器28が装着され、座板8全般の適い場所には便座開口部29があり、着席状態では便座開口部29が便器28と合体化する様に位置し、便器不使用の場合には、開口部が無い上部座板30によって便座開口部29が覆われ、用便の時には上部座板30は蝶番によって二つ折りで背もたれ板9に立てかける仕組みである。
実施例5は、図1に示す様に、着席立脚援助椅子の駆動機18が油圧シリンダー31駆動の、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22(図1参照)が体位に追従移動する。
つまり、駆動機18が油圧シリンダー31駆動で稼働し、シリンダロッドが可動軸19となるもので、病院等で既設の油圧ラインがある場合に流用するものである。
実施例6は、図14、図15に示す様に、着席立脚援助椅子の駆動機18が油圧シリンダー31、空気圧シリンダー32の駆動であり、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する(図1参照)
つまり、駆動機18(図13参照)が油空気シリンダー31、32の駆動で稼働し、シリンダロットが可動軸19(図13参照)となるもので、病院等で既設の空気圧縮ラインがある場合に流用するものである。
実施例7は、図16に示す様に、着席立脚援助椅子の駆動機18がガスシリンダー33の駆動であり、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する(図1参照)
つまり、市販のガスシリンダー33の駆動で稼働し、シリンダロットが駆動軸19となるもので、安価な代わりに、使用しない場合、椅子本体1は立脚状態となり、着席状態と立脚状態の二極化となるが、着席立脚の援助には十分な効果を発揮する。
実施例8は、図17に示す様に、着席立脚援助椅子の駆動力がスプリング34の弾発力であり、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する(図1参照)
つまり、市販のスプリング34の弾発力で駆動し、シリンダロッドが駆動軸19となるもので、安価な代わりに、使用しない場合、椅子本体1は立脚状態となり、着席状態と立脚状態の二極化となる欠点があるが着席立脚の援助には十分に効果を発揮する。
実施例9は、図18、図19、図20と装着例の一つである。図20に示す様に、着席立脚援助椅子の駆動機18がパンタグラフタイプジャッキ35駆動によって、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する(図1参照)
つまり、市販の自動車ジャッキ同様のパンタグラフタイプジャッキ35を使用したものであるが、手回しによるジャッキアップと、ジャッキの回転駆動部に電動機を装着した物を実施したが、当然ながら手動駆動の場合は介護人が人力駆動である。
駆動部動力に電気モータを採用したものは、直流20w/hの電気モータで150kg以上の押上力を発揮し、その上、座板への加重衝撃も駆動機18には直接衝撃が無く、パンタグラフタイプジャッキ35で大きな衝撃にも耐え得る事が判明した。
固定方法は、パンタグラフタイプジャッキ35の底足部位を固定させて伸縮頂点部位にローラを装着して固定座板裏側、または平行運動下部支柱または板11等を滑りながら押し上げる方法と、もう一つは、底部位に傾斜可能な蝶番式ジョイントで固定させて、本ジャッキ頂点と押対象物とは、傾斜可能なジョイントで装着位置決めするものである。
このパンタグラフタイプジャッキ35による本発明は、使用者自身の座席適当位置の選択と維持も可能で、着席状態と立脚状態の二極間の自由な位置での形状維持がブレーキドモータの必要がなく容易であり、着席立脚の援助には十分に効果を発揮した。
実施例10は、図21、図22に示す様に、着席立脚援助椅子の椅子本体1、または踏み敷板7に、移動時に使用する移動用車輪36が装着された、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する(図1参照)
つまり、或る個所に固定的に設置される場合は良いが、移動を必要とする場合には、椅子本体1の後部位に、または椅子本体1の下部に、移動用車輪3を装着する。
実施例11は、図3、図4に示すように、座板8、背もたれ板9の前進或は上昇移動行程で生じる椅子本体1の各部位開口部には、その着座状態への復帰時の開口部位閉鎖による人体の挟み込み防止の為に開口部位に感圧センサー37が装着された、体重中心移動を伴う平行四辺形運動支柱により、背もたれ板9と座板8および跳ね上げひじ掛け22が体位に追従移動する。
つまり、座板8、背もたれ板9の移動による椅子本体各部位には、特に後部位には大きな間隙(開口部)が生じるが、「請求項2」の様な場合は、立脚時の背もたれ板9と背もたれ受け26との左右の間隙を防ぐには、各所に感圧センサー37を装着し、万一の身体の挟み込みが生じても、瞬時に駆動機18が停止する事が最も安全な方法で、赤外線センサよりも作動確率から有効であった。
本発明は、一般家庭の在宅介護、特別養護老人ホムの入所介護、デイサービス、一般病院の外科を含む各診療科、車椅子購入者およびその製造社、場合によっては各種乗り物常設等々、簡易トイレを使用する病弱者、時には浴槽での脱衣。着衣はもとより浴室内の身体洗浄、キッチン、常設トイレ設置での余病併発防止にも、あらゆるところでの有効性が期待される。
又、本発明は人類が生存するかぎり全世界共通の用途が視込まれ、その意味からも、先進国から発展途上国迄の、高所得層から低所得層にいたるあらゆる人類階層を対象とした製品ランクも必要なため、シンプル機構とした。
着座状態における、「請求項1」の平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が座板下部に装着位置の側面図と正面図。(実施例1) 立脚時の、「請求項1」の平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が座板下部に装着の位置の側面図と正面図。(実施例1) 着座状態における平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が背もたれ板と背もたれ受け間に装着の位置の側面図と正面図。(参考例1 立脚状態の平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が、背もたれ板と背もたれ受け間に装着の位置の側面図と正面図。(参考例1 着座状態における座板の前部位左右と左右の平行運動下部支柱または板の前部位が左右の側面板にジョイントされ、背もたれ板に可動ジョイントで結合された斜視イラスト図。(参考例2 立脚状態における座板の前部位左右と左右の平行運動下部支柱または板の前部位が左右の側面板にジョイントされ、背もたれ板に可動ジョイントで結合された斜視イラスト図。(参考例2 背もたれ板がリクライニング傾斜する側面図。(実施例 着席時の、平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が車椅子の座板下部に装着の位置の側面図と正面図。(実施例 立脚時の、平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が車椅子の座板下部に装着の位置の側面図と正面図。(実施例 着座状態における、平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が座板下部に装着され、駆動機を左右両側に設置して座板下に便器を装着した側面図と正面図。(実施例 立脚状態における、平行運動上部支柱または板と平行運動下部支柱または板が座板下部に装着され、駆動機を左右両側に設置して座板下に便器を装着した側面図と正面図。(実施例 着座状態における座板の前部位左右と、座板下部に設置の左右の平行運動下部支柱または板の前部位が左右の側面板にジョイントされ、座板後端と平行運動下部支柱または板の後端が、背もたれ板に可動ジョイントで結合され、座板中央下部に便器を装着し、便座開口部の上に便座覆い座板を装着した正面図。(実施例 着座状態における座板の前部位左右と、座板下部に設置の左右の平行運動下部支柱または板の前部位が左右の側面板にジョイントされ、座板後端と平行運動下部支柱または板の後端が、背もたれ板に可動ジョイントで結合され、座板中央下部に便器を装着し、便座開口部の上に便座覆い座板をスライド折り曲げした斜視図。(実施例 着座状態の、駆動機が油圧駆動機シリンダーの側面図である。(実施例 着座状態の、駆動機が空気圧駆動機シリンダーの側面図である。(実施例 着座状態の、駆動機がガスシリンダーの側面図である。(実施例 着座状態の、駆動機が鋼製スプリングの側面図である。(実施例 駆動機がパンタグラフタイプジャッキの電動パンタグラフの上昇過程での下部固定で頂点に回転スリップ輪が装着された側面図である。(実施例10 駆動機がパンタグラフタイプジャッキの電動パンタグラフの上昇過程での下部が傾斜可能な固定で頂点に傾斜可能なジョイントが装着された側面図である。(実施例10 駆動機がパンタグラフタイプジャッキの電動パンタグラフを装着下本発明の斜視図。(実施例10 椅子本体(1)の後部に、本体傾斜移動させる移動用車輪を装着した側面図である。(実施例11 椅子本体の下部に、本体押し移動させる移動用車輪を装着した側面図である。(実施例11
1 椅子本体
2 左側面板
3 右側面板
4 前面板
5 後面板
6 滑り止め素材
7 踏み敷板
8 座板
9 背もたれ板
9a 下部背もたれ板
9b 上部背もたれ板
10 平行運動上部支持部材(概平行運動上部支柱または板)
11 平行運動下部支持部材(概平行運動下部支柱または板)
12 スライドガイド
13 スライドボールト
14 屈曲可能座板
15 着座荷重受け車輪
16 車輪荷重受け転がり台
17 駆動機受け台
18 駆動機
19 可動軸
20 角度変化可能ジョイント
21 操作スイッチ
22 跳ね上げひじ掛け
23 屈曲可能板または網
24 ガイドローラー
25 緊張スプリング
26 背もたれ受け
27 背もたれ角度変化ラッチ
28 便器
29 便座開口部
30 便座覆い座板
31 油圧シリンダー
32 油空気シリンダー
33 ガスシリンダー
34 スプリング
35 パンタグラフタイプジャッキ
36 移動用車輪
37 感圧センサー

Claims (10)

  1. 椅子本体(1)の脚となる左側面板(2)および右側面板(3)と、前記左側面板(2)および右側面板(3)の前面に設けた前面板(4)と、前記左側面板(2)および右側面板(3)の後面に設けた後面板(5)とによって四面体が形成され、座板(8)と跳ね上げひじ掛け(22)を支持し、前記四面体の空間内の下方から上方に伸びた背もたれ板(9)が配設され、前記左側面板(2)および右側面板(3)の下端には踏み敷板(7)が固着された着席立脚援助椅子であって、
    前記左側面板(2)および右側面板(3)に、それぞれ上下2列平行に形成されたスライドガイド(12,12)と、
    前記背もたれ板(9)の左右に連結され、前記四面体の空間内の上部と下部には同じ長さの、かつそれぞれの一端が回動自在に固定された平行運動上部支持部材(10)および平行運動下部支持部材(11)と、
    前記平行運動上部支持部材(10)と前記平行運動下部支持部材(11)の他端に前記スライドガイド(12)を移動可能に挿着されたスライドボールト(13,13)と、
    前記踏み敷板(7)の後部に配置され、傾斜面を有する車輪荷重受け転がり台(16)と、
    前記背もたれ板(9)の最下部に配置され、前記車輪荷重受け転がり台(16)の傾斜面を滑走する着座荷重受け車輪(15)と、
    前記踏み敷板(7)の前部に駆動機受け台(17)が配置され、前記座板(8)の裏面には可動軸(19)の上端が回動自在に設けられ、前記可動軸(19)を移動する駆動機(18)と、
    前記駆動機(18)の下端に設けられ、前記駆動機受け台(17)の傾斜面を滑走し、前記背もたれ板(9)を上下方向へ位置を変える角度変化可能ジョイント(20)と、
    一端が背もたれ板(9)の背面に取り付けられ、左右側面板(2,3)の上隅のコーナー部にそれぞれ設けられたガイドローラー(24)を介して椅子本体(1)の下部の踏み敷板(7)の後方に接続され、前記背もたれ板(9)を後方へ付勢する緊張スプリング(25)と、
    を備えたことを特徴とする着席立脚援助椅子。
  2. 前記背もたれ板(9)が下部背もたれ板(9a)と上部背もたれ板(9b)に分割され、前記下部背もたれ板(9a)と一体に固定された座板(8)と、
    前記下部背もたれ板(9a)の左右に連結され、前記四面体の空間内の上部と下部には同じ長さの、かつそれぞれの一端が回動自在に固定された平行運動上部支持部材(10)および平行運動下部支持部材(11)と、
    前記下部背もたれ板(9a)と上部背もたれ板(9b)との間に回動自在に設けられた背もたれ角度変化ラッチ(27)と、
    前記背もたれ板(9)の角度を任意に傾斜させるために電動機または緊張スプリング(25)を前記四面体の内部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の着席立脚援助椅子。
  3. 前記座板(8)の下方に配置された便器(28)と、
    前記便器(28)の上の位置に、前記座板(8)に開けた便座開口部(29)と、
    前記座板(8)の上に前記便座開口部(29)を覆う伸縮自在の便座覆い座板(30)と、を設けたことを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  4. 前記駆動機(18)は、油圧シリンダー(31)であることを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  5. 前記駆動機(18)は、空気圧シリンダー(32)であることを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  6. 前記駆動機(18)は、ガスシリンダー(33)であることを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  7. 前記駆動機(18)の駆動力は、スプリング(34)の弾発力であることを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  8. 前記駆動機(18)は、パンタグラフタイプジャッキ(35)であることを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  9. 前記座板(8)および前記背もたれ板(9)の前進、または、上昇移動行程で生じる開口部に、感圧センサー(37)が装着されたことを特徴とする請求項に記載の着席立脚援助椅子。
  10. 請求項に記載の着席立脚援助椅子の椅子本体(1)の後部位、または、椅子本体(1)の下部に、移動用車輪(36)を装着したことを特徴とする人力走行車椅子。
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