JP2012040251A - 保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置 - Google Patents

保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012040251A
JP2012040251A JP2010185427A JP2010185427A JP2012040251A JP 2012040251 A JP2012040251 A JP 2012040251A JP 2010185427 A JP2010185427 A JP 2010185427A JP 2010185427 A JP2010185427 A JP 2010185427A JP 2012040251 A JP2012040251 A JP 2012040251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
cared person
trunk
holding part
iliac
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010185427A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Takashika
正紀 高鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010185427A priority Critical patent/JP2012040251A/ja
Publication of JP2012040251A publication Critical patent/JP2012040251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

【課題】被介護者の肥満の程度に拘わらず、被介護者の移乗を支援する際に、被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を緩和する技術を提供する。
【解決手段】被介護者の移乗を支援するために被介護者の体幹を一時的に保持する際に、被介護者の体幹に対して接触する保持具10は、被介護者の体幹に対向する保持具本体30を備える。保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sが貫通状に欠けている。具体的には、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sが被介護者の体幹から離れる方向で貫通状に欠けている。
【選択図】図3

Description

本発明は、被介護者の移乗を支援するために前記被介護者の体幹を一時的に保持する際に、前記被介護者の前記体幹に対して接触する保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置に関する。
この種の技術として、特許文献1は、被介護者の移乗装置を開示している。この移乗装置は、台車部と、台車部に連結されたアーム部と、アーム部に連結され、人を保持する保持具と、を備える。保持具は、上半身保持部と着座部を有する。上半身保持部は被介護者の上半身を保持する。被介護者は着座部に着座する。
上半身保持部は、腕保持部と、胸腹保持部と、頭保持部と、脇保持部と、を有している。腕保持部は、被介護者の腕部を保持する。胸腹保持部は、被介護者の胸部及び腹部を保持する。頭保持部は、被介護者の頭部を保持する。脇保持部は、被介護者の両脇部を保持する。
また、特許文献2は、肢体不自由者の移乗に供する人体移乗装置を開示している。この人体移乗装置は、回転盤上に支柱を傾動可能に起立させ、該支柱の上端に受板を設けて構成されている。受板上には、人体の胸部乃至下腹部を受ける胸腹当てが固定されている。この胸腹当ては弾性を有する。胸腹当ての上面には、人体の胸部乃至下腹部に適合する凹溝が形成されている。この凹溝に肢体不自由者の胸部乃至下腹部を納めることで、肢体不自由者の内蔵を圧迫することがないとしている。
特開2010−142292号公報 実公平5−25608号公報
しかし、上述した特許文献1の移乗装置では、以下のような問題点があった。即ち、被介護者の両脇部には神経が集中しているので、被介護者の両脇部は圧迫しないことが望ましい。しかし、脇保持部を移乗装置の構成要素から取り除くと、被介護者は、胸腹保持部から一層の圧迫を受けることなる。なぜなら、被介護者を保持する構成要素が少なくなるからである。そして、被介護者は、胸腹保持部から一層の圧迫を受けると、内臓が圧迫され、甚だ不快となる。
特許文献2の人体移乗装置では、前述のように、胸腹当ての上面に形成した凹溝に、肢体不自由者の胸部乃至下腹部を納めることで、肢体不自由者の内蔵を圧迫することがないとしている。しかし、肢体不自由者の肥満の程度(即ち、下腹部の形状)は、千差万別である。この点、特許文献2の人体移乗装置は、改善の余地があった。
本願発明の目的は、被介護者の肥満の程度に拘わらず、被介護者の移乗を支援する際に、被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を緩和する技術を提供することにある。
本願発明の第1の観点によれば、被介護者の移乗を支援するために前記被介護者の体幹を一時的に保持する際に、前記被介護者の前記体幹に対して接触する保持具は、以下のように構成される。即ち、保持具は、前記被介護者の前記体幹に対向する保持具本体を備える。前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域が貫通状に欠けている。このように、前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域が貫通状に欠けていることで、前記被介護者の肥満の程度に拘わらず、前記被介護者の移乗を支援する際に、前記被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を効果的に緩和することが可能となる。
好ましくは、前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域が前記被介護者の前記体幹から離れる方向で貫通状に欠けている。
好ましくは、前記保持具本体は、前記被介護者の胸骨及び肋骨、肋軟骨のうち少なくとも何れかに対向する胸保持部を有する。
好ましくは、前記保持具本体は、前記被介護者の腸骨に対向する腸骨保持部を有する。以上の構成によれば、前記保持具は、前記被介護者の前記体幹を広い面積で保持することが可能となる。前記被介護者の前記体幹が広い面積で前記保持具によって保持されるので、前記被介護者が前記保持具から受ける局所的な圧迫が効果的に緩和される。
好ましくは、前記腸骨保持部は、前記胸保持部に対して相対的に変位可能に構成されている。以上の構成によれば、前記腸骨保持部の前記胸保持部に対する相対的な位置を、前記被介護者の体格に基づいて最適化することが可能となる。
好ましくは、前記腸骨保持部は、着脱可能である。以上の構成によれば、前記被介護者の体格に基づいて、最も適した腸骨保持部を選択することが可能となる。
前記被介護者の肋骨を側方から保持する側方保持部を更に有していてもよい。
本願発明の第2の観点によれば、被介護者の移乗を支援するために前記被介護者の体幹を一時的に保持する際に、前記被介護者の前記体幹に対して接触する保持具は、以下のように構成される。即ち、保持具は、前記被介護者の前記体幹に対向する保持具本体を備える。前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域には、前記被介護者の腹部の形状に追従して変形可能な変形容易部が設けられている。このように、前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域に前記被介護者の腹部の形状に追従して変形可能な変形容易部が設けられていることで、前記被介護者の肥満の程度に拘わらず、前記被介護者の移乗を支援する際に、前記被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を効果的に緩和することが可能となる。
本願発明の第3の観点によれば、移乗支援装置は、上記の保持具を備えている。
本願発明によれば、前記被介護者の肥満の程度に拘わらず、前記被介護者の移乗を支援する際に、前記被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を効果的に緩和することが可能となる。
図1は、第1実施形態に係る移乗支援装置の斜視図である。 図2は、移乗支援装置の別の斜視図である。 図3は、保持具の正面図である。 図4は、保持具の寸法説明図である。 図5は、第2実施形態に係る保持具の正面図である。 図6は、保持具の正面図である。 図7は、第3実施形態に係る保持具の正面図である。 図8は、保持具の正面図である。 図9は、第4実施形態に係る移乗支援装置の斜視図である。 図10は、第5実施形態に係る保持具の正面図である。 図11は、第6実施形態に係る移乗支援装置の斜視図である。 図12は、第7実施形態に係る移乗支援装置の斜視図である。 図13は、図12のXIII-XIII線矢視断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1から図4を参照しつつ、本願発明の第1実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、移乗支援装置1は、本体部2、一対の駆動輪3、一対の従動輪4、ステップ5、マニピュレータ6、取付部20、保持具10を備えている。
本体部2には、図示しないバッテリ、モータ、アクチュエータ、電子制御ユニット等が搭載される。モータは、バッテリから供給される電力を用いて、駆動輪3を駆動する。モータは、電子制御ユニットによって制御される。電子制御ユニットは、図示しない操作部から取得した操作信号や、所定の制御プログラム等に従って、バッテリやモータ、アクチュエータ等に制御信号を出力する。
本体部2には、被介護者が足を置くステップ5が設けられている。ステップ5の前方側の両端には、駆動輪3が夫々設けられている。好ましくは、各駆動輪3は、別個独立して制御される。ステップ5の後方側の両端には、従動輪4が夫々設けられている。各従動輪4は、駆動輪3の回転に伴って、従属的に回転する。
マニピュレータ6は、本体部2と取付部20を連結する。マニピュレータ6は、複数の関節機構を備える。各関節機構には、アクチュエータが搭載される。各アクチュエータは、電子制御ユニットによって制御される。
保持具10は、取付部20に固定されている。保持具10は、被介護者の移乗を支援するために被介護者の体幹を一時的に保持する際に、被介護者の体幹に対して接触する。図1に、移乗支援装置1が被介護者の体幹を一時的に保持するときの、被介護者の基本的な搭乗姿勢を示す。移乗支援装置1が被介護者の体幹を一時的に保持するとき、被介護者の体幹は保持具10と対向する。
図2から図4を参照しつつ、保持具10について更に詳しく説明する。
保持具10は、保持具本体30と、図示しない取り付け構造と、を備えている。保持具本体30は、被介護者の体幹に対向する。取り付け構造は、保持具本体30を取付部20に取り付けるのに利用される。図3に示すように、保持具本体30は、胸保持部31と、一対の腸骨保持部32と、によって構成されている。胸保持部31は、被介護者の胸骨51及び肋骨50、肋軟骨52に対向する。各腸骨保持部32は、被介護者の腸骨53に対向する。本実施形態において胸保持部31と一対の腸骨保持部32は一体形成されている。一対の腸骨保持部32は、胸保持部31の下端側の両端から延びている。一対の腸骨保持部32は、互いに平行に延びている。一対の腸骨保持部32は、ストレート状に延びている。一対の腸骨保持部32の間には切り欠き33が形成されている。換言すれば、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sは貫通状に欠けている。詳しくは、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sは被介護者の体幹から離れる方向で貫通状に欠けている。保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sには、切り欠き33が形成されている。
上記の保持具10の寸法は、例えば以下のように設定される。即ち、図4に示すように、保持具本体30の胸保持部31の横寸法D1は150〜500mmに、保持具本体30の縦寸法D2は100〜650mmに、各腸骨保持部32の横寸法D3は30〜200mmに、切り欠き33の横寸法D4は70〜450mmに、腸骨保持部32の縦寸法D5は30〜400mmに設定される。
特に、保持具本体30の縦寸法D2が過大であると、保持具本体30の腸骨保持部32の下端が被介護者の大腿と干渉することに留意されたい。また、被介護者の体幹の腹直筋に対して保持具本体30がオーバーラップしないよう、切り欠き33の横寸法D4と腸骨保持部32の縦寸法D5は留意して設定されたい。
なお、保持具本体30は、被介護者の意図しない落下等を防止すべく、所定の摩擦係数を有する被覆材で覆うことが好ましい。摩擦係数は、好ましくは、0.7〜1.2である。
以上に本願発明の好適な第1実施形態を説明したが、第1実施形態に係る保持具10は、要するに、以下の特徴を備えている。
◆即ち、保持具10は、被介護者の体幹に対向する保持具本体30を備える。保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sが貫通状に欠けている。このように、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sが貫通状に欠けていることで、被介護者の肥満の程度に拘わらず、被介護者の移乗を支援する際に、被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を効果的に緩和することが可能となる。
◆詳しくは、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sが被介護者の体幹から離れる方向で貫通状に欠けている。
◆また、保持具本体30は、被介護者の胸骨51及び肋骨50、肋軟骨52のすべてに対向する胸保持部31を有している。なお、胸保持部31は、被介護者の胸骨51及び肋骨50、肋軟骨52のうち少なくとも何れかに対向する構成としてもよい。
◆また、保持具本体30は、被介護者の腸骨53に対向する腸骨保持部32を有する。以上の構成によれば、保持具10は、被介護者の体幹を広い面積で保持することが可能となる。被介護者の体幹が広い面積で保持具10によって保持されるので、被介護者が保持具10から受ける局所的な圧迫が効果的に緩和される。
◆また、胸保持部と腸骨保持部は、一体的に形成されている。
(第2実施形態)
次に、図5及び図6を参照しつつ、本願発明の第2実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
第1実施形態では、胸保持部31と腸骨保持部32が一体的に形成されているとした。これに対し、本実施形態において胸保持部31と腸骨保持部32は、別々に形成されている。そして、胸保持部31と腸骨保持部32は、図示しない連結手段により相互に連結されている。その上、腸骨保持部32は、胸保持部31に対して着脱可能に構成されている。従って、図4に示す腸骨保持部32を胸保持部31から取り外し、この腸骨保持部32に代えて、この腸骨保持部32よりも縦寸法D5が小さい腸骨保持部32を図5に示すように胸保持部31に取り付けることができる。
以上に本願発明の好適な第2実施形態を説明したが、第2実施形態に係る保持具10は、要するに、以下の特徴を備えている。
◆胸保持部31と腸骨保持部32は、別々に形成されている。
◆そして、腸骨保持部32は、着脱可能である。以上の構成によれば、被介護者の体格に基づいて、最も適した腸骨保持部32を選択することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、図7及び図8を参照しつつ、本願発明の第3実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
第1実施形態では、胸保持部31と腸骨保持部32が一体的に形成されているとした。これに対し、本実施形態において胸保持部31と腸骨保持部32は、別々に形成されている。そして、胸保持部31と腸骨保持部32は、図示しない連結手段により相互に連結されている。その上、各腸骨保持部32は、胸保持部31に対して相対的に変位可能に構成されている。本実施形態では図7及び図8に示すように、各腸骨保持部32は、胸保持部31に対して横方向にスライドする態様で、胸保持部31に対して相対的に変位可能に構成されている。各腸骨保持部32が胸保持部31に対してスライドする構成としては、公知のスライド機構を採用することができる。スライド機構は、例えば、胸保持部31に設けられる第1ガイドレールと、腸骨保持部32に設けられる第2ガイドレールと、位置決めネジと、によって構成されている。この場合、第1ガイドレールは第2ガイドレールに対してスライド可能とされ、位置決めネジは、第1ガイドレールと第2ガイドレール間のスライドを許容し又は禁止する。
以上に本願発明の好適な第3実施形態を説明したが、第3実施形態に係る保持具10は、要するに、以下の特徴を備えている。
◆腸骨保持部32は、胸保持部31に対して相対的に変位可能に構成されている。以上の構成によれば、腸骨保持部32の胸保持部31に対する相対的な位置を、被介護者の体格に基づいて最適化することが可能となる。
(第4実施形態)
次に、図9を参照しつつ、本願発明の第4実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態では、保持具本体30にベルト34が設けられている。ベルト34は、保持具本体30の胸保持部31に対して横向きに掛けられている。ベルト34の一端は胸保持部31に対して着脱可能に構成されている。そして、胸保持部31に保持されている被介護者の胸部をベルト34で取り囲む。これにより、被介護者の意図しない落下等を防止することができる。
(第5実施形態)
次に、図10を参照しつつ、本願発明の第5実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
第1実施形態において腸骨保持部32は、ストレート状に形成されている。これに対し、本実施形態において腸骨保持部32は、図10に示すように、腹直筋に対向する領域Sを避けるような湾曲状に形成されている。
(第6実施形態)
次に、図11を参照しつつ、本願発明の第6実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
本実施形態において保持具10は、保持具本体30と、図示しない前述の取り付け構造と、被介護者の肋骨を側方から保持する一対の側方保持部35を更に有する。各側方保持部35は、保持具本体30に対して固定されている。これにより、被介護者の意図しない落下等を防止することができる。
(第7実施形態)
次に、図12及び図13を参照しつつ、本願発明の第7実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
第1実施形態では、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sが貫通状に欠けているとした。これに対し、本実施形態において、図12及び図13に示すように、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sには、被介護者の腹部の形状に追従して変形可能な変形容易部としてのスポンジ36が設けられている。スポンジ36は、一対の腸骨保持部32の間に設けられる。
以上に本願発明の好適な第7実施形態を説明したが、第7実施形態に係る保持具10は、要するに、以下の特徴を備えている。
◆即ち、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sには、被介護者の腹部の形状に追従して変形可能な変形容易部としてのスポンジ36が設けられている。このように、保持具本体30のうち、被介護者の体幹の腹直筋に対向する領域Sに被介護者の腹部の形状に追従して変形可能な変形容易部としてのスポンジ36が設けられていることで、被介護者の肥満の程度に拘わらず、被介護者の移乗を支援する際に、被介護者の内蔵に与える圧迫の程度を効果的に緩和することが可能となる。
1 移乗支援装置
2 本体部
6 マニピュレータ
10 保持具
20 取付部
30 保持具本体
31 胸保持部
32 腸骨保持部
33 切り欠き
34 ベルト
S 領域

Claims (9)

  1. 被介護者の移乗を支援するために前記被介護者の体幹を一時的に保持する際に、前記被介護者の前記体幹に対して接触する保持具であって、
    前記被介護者の前記体幹に対向する保持具本体を備え、
    前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域が貫通状に欠けている、
    保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具であって、
    前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域が前記被介護者の前記体幹から離れる方向で貫通状に欠けている、
    保持具。
  3. 請求項2に記載の保持具であって、
    前記保持具本体は、前記被介護者の胸骨及び肋骨、肋軟骨のうち少なくとも何れかに対向する胸保持部を有する、
    保持具。
  4. 請求項3に記載の保持具であって、
    前記保持具本体は、前記被介護者の腸骨に対向する腸骨保持部を有する、
    保持具。
  5. 請求項4に記載の保持具であって、
    前記腸骨保持部は、前記胸保持部に対して相対的に変位可能に構成されている、
    保持具。
  6. 請求項4に記載の保持具であって、
    前記腸骨保持部は、着脱可能である、
    保持具。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の保持具であって、
    前記被介護者の肋骨を側方から保持する側方保持部を更に有する、
    保持具。
  8. 被介護者の移乗を支援するために前記被介護者の体幹を一時的に保持する際に、前記被介護者の前記体幹に対して接触する保持具であって、
    前記被介護者の前記体幹に対向する保持具本体を備え、
    前記保持具本体のうち、前記被介護者の前記体幹の腹直筋に対向する領域には、前記被介護者の腹部の形状に追従して変形可能な変形容易部が設けられている、
    保持具。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の保持具を備えた、移乗支援装置。
JP2010185427A 2010-08-20 2010-08-20 保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置 Pending JP2012040251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010185427A JP2012040251A (ja) 2010-08-20 2010-08-20 保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010185427A JP2012040251A (ja) 2010-08-20 2010-08-20 保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012040251A true JP2012040251A (ja) 2012-03-01

Family

ID=45897227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010185427A Pending JP2012040251A (ja) 2010-08-20 2010-08-20 保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012040251A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051338A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 移乗支援装置
CN110430852A (zh) * 2017-03-31 2019-11-08 株式会社富士 辅助装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180754A (ja) * 2001-12-13 2003-07-02 Katsuji Suzuki 車椅子
JP2008073501A (ja) * 2006-08-21 2008-04-03 Toshihiko Yasuda 移乗介助ロボット
JP2010131063A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Toyota Motor Corp 移乗支援装置
JP2010142292A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Toyota Motor Corp 移乗装置及びその移乗方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180754A (ja) * 2001-12-13 2003-07-02 Katsuji Suzuki 車椅子
JP2008073501A (ja) * 2006-08-21 2008-04-03 Toshihiko Yasuda 移乗介助ロボット
JP2010131063A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Toyota Motor Corp 移乗支援装置
JP2010142292A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Toyota Motor Corp 移乗装置及びその移乗方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051338A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 移乗支援装置
CN110430852A (zh) * 2017-03-31 2019-11-08 株式会社富士 辅助装置
EP3603599A4 (en) * 2017-03-31 2020-03-11 Fuji Corporation ASSISTANCE DEVICE

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5556903B2 (ja) 移乗支援装置及びその作動方法
JP3955304B2 (ja) 腰部装具
KR20170039670A (ko) 동작 지원 장치
TW200513216A (en) Pillow and posture holding structure for use of baby
EP1264586A3 (en) Support device
JP6355635B2 (ja) 気道拡張装置
US20200206062A1 (en) Wearable robot
WO2011121442A1 (en) Support and transport assist apparatus
JP2012040251A (ja) 保持具、及び、その保持具を備えた移乗支援装置
CN202526447U (zh) 一种电控解便护理床
KR20150096259A (ko) 치과용 유니트체어의 헤드레스트
CN103961237A (zh) 一种多功能产床
JP5987598B2 (ja) 身体保持具及び移乗支援装置
CN213373473U (zh) 甲状腺手术体位垫
JP4112542B2 (ja) 歩行補助装置用装着具
CN213047977U (zh) 一种医疗体位椅
CN112386452A (zh) 一种中医消化内科治疗装置
CN213311150U (zh) 一种医用移动装置
CN217390973U (zh) 一种骨科脊柱康复护理用具
CN218075513U (zh) 一种护理用背部支撑椅装置
CN216090831U (zh) 血液透析护理用臂垫
JP6160415B2 (ja) 歩行補助装置装着用の椅子
CN113101071B (zh) 轮椅
CN216318744U (zh) 一种便携式胸腔穿刺辅助椅
CN217669391U (zh) 一种人体机械臂辅助穿戴装置、易穿戴的人体机械臂

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140527