JP2003175084A - 介護用ベッド - Google Patents

介護用ベッド

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JP2003175084A
JP2003175084A JP2001374917A JP2001374917A JP2003175084A JP 2003175084 A JP2003175084 A JP 2003175084A JP 2001374917 A JP2001374917 A JP 2001374917A JP 2001374917 A JP2001374917 A JP 2001374917A JP 2003175084 A JP2003175084 A JP 2003175084A
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bed
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toilet seat
upper body
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Hiromi Matsui
裕美 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝たきり患者の介護上多大の労力を必要とす
る用便とか、車椅子への乗降、さらには洗髪等を楽に行
なえるようにして、介護人の要員及び労苦を極力軽減で
きると共に、患者自身も快適に過せるようにする。 【解決手段】 上半身側ベッド2と下半身側ベッド3と
に分離可能とされると共に上半身側ベッド2がリクライ
ニング可能な介護用ベッド1である。上半身側ベッド2
の臀部側の縁部2aに便座4、便座蓋体5A及び端部蓋
体5Bが取り付けられる。上半身側ベッド2が横臥状態
のときは便座蓋体5A及び端部蓋体5Bが水平状態に保
たれ、上半身側ベッド2が起立したときには便座蓋体5
Aが下方に倒れて排泄用開口部6が出現すると共に端部
蓋体5Bが下方に倒れて臀部の横が開放される。上記便
座蓋体5A及び端部蓋体5Bは、上半身側ベッド2と連
動するマット支持板12と、上半身側ベッド2とは連動
しない蓋用マット11との二重構造の蓋体5からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレまでの歩行
が不可能又は許可されていない病人等であって、オシメ
や尿瓶の使用を望まない者に適した介護用ベッドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレまでの歩行が不可能又は許
可されていない病人等(以下、患者という。)を用便さ
せる場合とか、ベッドから車椅子へ乗り移らせる場合と
か、或いは患者の頭部髪を洗浄する場合等においては、
在宅介護人やホームヘルパー(以下、介護人という。)
に大きな負担をかけていた。特に、介護人が女性や高齢
者の場合には労力負担が多大である。
【0003】また、患者がベッドの上に寝たきりで用便
が足せるように、洗面器形状の便器を患者の臀部の下方
に差し込んで用便を足す方法もあるが、この場合、介護
人は患者の臀部を持ち上げて便器を差し込む必要があ
り、介護人は無理な姿勢を余儀なくされるとともにかな
りの力が必要であり、多大な労苦となっており、一方、
患者側でも病状によっては動かすと苦痛を感じる人もい
る。また従来では、便器をベッドの下方に設けたものが
多く、便器の出し入れにも手間がかかるという問題もあ
った。
【0004】また、患者にオシメを装着させる方法もあ
るが、オシメは患者にとって嫌悪感があるとともに、オ
シメの中に用便すると排泄物が皮膚に付着して不衛生で
あった。
【0005】なお、従来の介護用ベッドとして、患者の
背中を椅子の背もたれのように支えることができるリク
ライニング機構を備えたものがあるが、従来のリクライ
ニングタイプの介護用ベッドは、用便までは考慮してい
ないものであった。
【0006】また、従来では、患者の頭部髪をシャワー
装置で洗浄する場合には、介護用ベッドからシャワー室
まで車椅子によって移動させる必要があるため、介護人
に多大の労力が必要であるとともに、車椅子への乗降時
に患者に苦痛を与えるという問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的と
するところは、一般家庭や病院等において、寝たきり患
者の介護上多大の労力を必要とする用便とか、車椅子へ
の乗降、さらには洗髪等を楽に行なえるようにして、介
護人の要員及び労苦を極力軽減できると共に、患者自身
も快適に過ごせるようにした介護用ベッドを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明にあっては、上半身側ベッド2と
下半身側ベッド3とに分離可能とされると共に上半身側
ベッド2がリクライニング可能な介護用ベッドであっ
て、上半身側ベッド2の臀部側の縁部2aに便座4が取
り付けられると共に便座蓋体5A及び端部蓋体5Bが開
閉可能に取り付けられ、上半身側ベッド2が横臥状態の
ときは便座蓋体5A及び端部蓋体5Bが水平状態に保た
れ、上半身側ベッド2が起立したときには上半身側ベッ
ド2と連動して便座蓋体5Aが下方に倒れて排泄用開口
部6が出現すると共に端部蓋体5Bが下方に倒れて臀部
の横が開放されるように構成されていると共に、上記便
座蓋体5A及び端部蓋体5Bは、上半身側ベッド2と連
動するマット支持板12と、上半身側ベッド2とは連動
しない蓋用マット11との二重構造の蓋体5からなるこ
とを特徴としており、このように構成することで、上半
身側ベッド2を起立させると便座蓋体5A及び端部蓋体
5Bの各マット支持板12がそれぞれ下に倒れる。この
とき、便座蓋体5Aの蓋用マット11を手動或いは電動
で下に倒すことで排泄用開口部6が出現するので、患者
は寝たきりで足を伸ばしたままの状態で、或いは上半身
を起こして便座4に腰掛けた状態で排便、排尿が可能と
なり、従って、患者はベッドから動くことなく、寝たき
りに近い状態でも、用便時にはできるだけ慣れた洋式の
スタイルで用便を足すことができ、介護される側も介護
する側も負担をかけることがないものとなる。また、端
部蓋体5Bの蓋用マット11を手動或いは電動によって
下方に倒せば、臀部の横が開放されるので、介護人や車
椅子が臀部の横に接近できるようになり、バリアフリー
の状態でベッドから車椅子やタンカー等への乗り移りが
楽にできるようになり、介護の負担をより軽減できるよ
うになる。さらに、上半身側ベッド2と下半身側ベッド
3とを分離した状態で、便座蓋体5A及び端部蓋体5B
の各蓋用マット11を水平状態に保つようにすれば、蓋
用マット11を長椅子として使用できるようになる。そ
の後、上半身側ベッド2を横臥状態に戻すと、便座蓋体
5A及び端部蓋体5Bの各マット支持板12がそれぞれ
水平状態となり、この状態で上半身側ベッド2と下半身
側ベッド3とを組み合わせることで、普通のベッドと同
様な状態にして使用できる。また上半身側ベッド2と下
半身側ベッド3とを分離すれば、掃除や移動も楽にでき
るようになる。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1にお
いて、上記蓋体5は便座蓋体5Aと端部蓋体5Bとが合
体して一面物となった一面物便座蓋体で構成されてお
り、一面物便座蓋体は便座4を収納する便座収納凹所8
を有しており、一面物便座蓋体を水平状態にしたときに
は便座収納凹所8内に便座4が収納されると共に排泄用
開口部6が閉塞された状態となり、上半身側ベッド2が
起立したときは上半身側ベッド2と連動して一面物便座
蓋体が下方に倒れて便座4及び排泄用開口部6が出現す
るように構成されていると共に、上記一面物便座蓋体は
上半身側ベッド2と連動するマット支持板12と、上半
身側ベッド2とは連動しない蓋用マット11との二重構
造であることを特徴とするのが好ましく、この場合、便
座蓋体5A及び端部蓋体5Bを一面物便座蓋体としたこ
とで蓋体5の構造がきわめて簡易となり、また一面物便
座蓋体を水平状態にすれば便座収納凹所8内に便座4が
収納されるので長椅子として使用できるようになる。さ
らに、一面物便座蓋体の蓋用マット11を手動或いは電
動によって下方に倒すことで、便座4及び排泄用開口部
6を出現させることができる。
【0010】また請求項3記載の発明は、上半身側ベッ
ド2と下半身側ベッド3とに分離可能とされると共に上
半身側ベッド2がリクライニング可能な介護用ベッドで
あって、上半身側ベッド2の臀部側のサイド部に端部蓋
体5Bが設けられ、上半身側ベッド2が横臥状態のとき
は端部蓋体5Bは水平状態に保たれ、上半身側ベッド2
が起立したときには端部蓋体5Bが上半身側ベッド2と
連動して下方に倒れて臀部の横が開放されるように構成
されていると共に、上記端部蓋体5Bは、上半身側ベッ
ド2と連動するマット支持板12と、上半身側ベッド2
とは連動しない蓋用マット11との二重構造の蓋体5か
らなることを特徴としており、このように構成すること
で、上半身側ベッド2を起立させると端部蓋体5Bのマ
ット支持板12が下に倒れる。このとき端部蓋体5Bの
蓋用マット11は上半身側ベッド2とは連動しないため
に水平状態に保たれ、この蓋用マット11を腰掛けとし
て使用できる。さらに、この蓋用マット11を手動或い
は電動で下方に倒すことにより、臀部の横が開放される
ので、介護人や車椅子が臀部の横に接近できるようにな
り、ベッドから車椅子やタンカー等への乗り移りが楽に
でき、また上半身側ベッド2を横臥状態に戻すと端部蓋
体5Bのマット支持板12が水平状態に戻り、通常のベ
ッドとして使用可能となる。
【0011】また請求項4記載の発明は、上半身側ベッ
ド2と下半身側ベッド3とが一体化されていると共に上
半身側ベッド2がリクライニング可能な介護用ベッドで
あって、上半身側ベッド2の臀部側のサイド部に端部蓋
体5Bが設けられ、上半身側ベッド2が横臥状態のとき
は端部蓋体5Bは水平状態に保たれており、上半身側ベ
ッド2が起立したときには端部蓋体5Bが上半身側ベッ
ド2と連動して下方に倒れて患者の臀部の横が開放され
るように構成されていると共に、上記端部蓋体5Bは、
上半身側ベッド2と連動するマット支持板12と、上半
身側ベッド2とは連動しない蓋用マット11との二重構
造の蓋体5からなることを特徴としており、このように
構成することで、非分離タイプの介護用ベッドであって
も請求項3と同様な利点が得られる。
【0012】また請求項5記載の発明は、上半身側ベッ
ド2と下半身側ベッド3とに分離可能とされると共に上
半身側ベッド2がリクライニング可能な介護用ベッドで
あって、上半身側ベッド2の臀部側の縁部2aに便座4
が取り付けられると共に便座蓋体5A及び端部蓋体5B
が開閉可能に取り付けられ、上半身側ベッド2が横臥状
態のときは便座蓋体5A及び端部蓋体5Bが水平状態に
保たれ、上半身側ベッド2が起立したときには上半身側
ベッド2と連動して便座蓋体5Aのみが下方に倒れて排
泄用開口部6が出現するように構成されており、上記便
座蓋体5Aは、上半身側ベッド2と連動するマット支持
板12と、上半身側ベッド2とは連動しない蓋用マット
11との二重構造の蓋体5からなり、上記端部蓋体5B
は上半身側ベッド2とは連動せず、レバー操作等で下方
に倒される一重構造の蓋用マット11のみで構成されて
いることを特徴としており、このように構成すること
で、上半身側ベッド2を起立させると便座蓋体5Aのマ
ット支持板12のみが下に倒れる。このとき、便座蓋体
5Aの蓋用マット11を手動或いは電動で下に倒すこと
で排泄用開口部6が出現し、用便可能な状態となる。ま
た、端部蓋体5Bをレバー操作等によって下方に倒すこ
とによって、臀部の横が開放されるようになり、介護人
や車椅子が臀部の横に接近できるようになり、ベッドか
ら車椅子やタンカー等への乗り移りも楽にできるように
なる。また便座蓋体5Aの蓋用マット11及び端部蓋体
5Bをそれぞれ水平状態に保つようにすれば長椅子とし
て使用できるようになる。
【0013】また請求項6記載の発明は、請求項1又は
請求項2又は請求項5において、上記便座蓋体5Aの蓋
用マット11を左右一対の便座4間に配置すると共に、
蓋用マット11の後部から便座4の後部に回転軸350
を貫設することにより、蓋用マット11と便座4とを回
転自在に接続して一体化したことを特徴とするのが好ま
しく、この場合、便座蓋体5Aの蓋用マット11と便座
4とを一体に接続できると共に、蓋用マット11を下方
に倒せば排泄用開口部6を出現させることができ、蓋用
マット11を水平状態に戻せば腰掛け用の椅子として使
用可能となる。
【0014】また請求項7記載の発明は、上記請求項1
又は請求項5又は請求項6記載の便座蓋体5A及び端部
蓋体5B、又は上記請求項2記載の一面物便座蓋体は、
上半身側ベッド2とは連動せず、モータ等による電動方
式で開閉する一重構造の蓋体で構成したことを特徴とす
るのが好ましく、この場合、蓋体5の開閉が自動的にで
き、介護人の負担を軽減できる。
【0015】また請求項8記載の発明は、請求項1又は
請求項2又は請求項5又は請求項6又は請求項7におい
て、上記便座4と便座蓋体5Aの蓋用マット11とが一
体化された座椅子兼便座4’がベッド本体の臀部側の位
置に収まるように装着されており、この座椅子兼便座
4’はベッド本体から取り外して車輪360付きの移動
体29の上部に装着可能とされていることを特徴とする
のが好ましく、この場合、座椅子兼便座4’をベッド本
体に装着した状態で蓋用マット11を下方に倒せば用便
可能な状態となり、また、座椅子兼便座4’をベッド本
体から離して移動体29の上部に装着することで、車椅
子として使用できるようになる。
【0016】また請求項9記載の発明は、上記請求項8
記載の車輪360付きの移動体29を中央に配置して、
移動体29の前部と後部に、中央に配置した移動体29
と合わせて横臥状態になれる長さの昇降可能な移動タン
カー32を構成し、移動タンカー32を上半身側タンカ
ー2’と下半身側タンカー3’とに分離可能とし、上半
身側タンカー2’と移動体29の後部とを着脱可能に接
続すると共に下半身側タンカー3’と移動体29の前部
とを着脱可能に接続し、上半身側タンカー2’と下半身
側タンカー3’の各脚部40’を昇降可能としたことを
特徴としており、このように構成することで、介護用ベ
ッドが例えば手術用ベッドやお風呂に入るためのタンカ
ーとして使用可能となる。
【0017】また請求項10記載の発明は、請求項8又
は請求項9において、上記移動体29の上部をジャッキ
140や、空気袋260、油圧等の昇降手段にて昇降可
能としたことを特徴とするのが好ましく、この場合、車
椅子として使用する場合や移動タンカー32として使用
する場合にその高さを任意に調整可能となり、使い勝手
が良くなる。
【0018】また請求項11記載の発明は、請求項8又
は請求項9又は請求項10において、上記移動体29
に、背もたれ30と肘掛け230と介護人が持つ取手2
40とを取り付け、これらを必要なときだけ使用できる
ように移動体29に内蔵したり、又は後付けできるよう
に取り付け穴を設けたり、又は引掛け部を設けてネジ等
その他の係止具にて係止できるようにしたことを特徴と
するのが好ましく、この場合、患者を移動体29に乗せ
て搬送するときに、背もたれ30及び肘掛け230によ
って患者の姿勢を安定させることができ、また介護人が
取手240を持つことで搬送がしやすくなる。また移動
体29に腰掛けた状態で用便を足すときは、洋式便器に
腰掛けたのと同様な体勢で用便が足せるようになり、こ
のとき肘掛け230は用便時に踏ん張る力を補助する働
きをする。さらに不要なときは背もたれ30と肘掛け2
30と取手240を移動体29に内蔵したり取り外した
りすることで、ベッドに取り付けて使用できるようにな
る。
【0019】また請求項12記載の発明は、上記請求項
1又は請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋
体5A、又は請求項2記載の端部蓋体5Bの蓋用マット
11を水平状態で係止するための支持脚10を設けると
共に、支持脚10を係止手段にて係止することを特徴と
するのが好ましく、この場合、便座蓋体5A或いは蓋用
マット11を長椅子として使用するときは支持脚10が
長椅子の脚として機能するようになる。
【0020】また請求項13記載の発明は、上記請求項
1又は請求項2又は請求項5乃至請求項9のいずれかに
記載の便座蓋体5Aのマット支持板12に、患者が上半
身を起こして腰を掛けた状態から上半身側ベッド2が水
平状態となる際に患者の足を上方へ持ち上げるための足
置き15が一体に設けられ、足置き15の先端付近の両
サイドに足の落下を防止するための落下防止用枠15a
を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場合、上
半身側ベッド2を起立させたときに患者の足を足置き1
5に乗せることで患者の足が宙に浮いてしまうことがな
い。しかも足置き15の先端付近の両サイドに設けた落
下防止用枠15aによって足が落下するのを防止でき
る。
【0021】また請求項14記載の発明は、請求項1又
は請求項2又は請求項5又は請求項6又は請求項7のい
ずれかにおいて、上記便座4の下方に配置される便器7
は、昇降可能な便器ボウル9と、排泄物収納タンクを内
蔵したタンクケース16と、便器ボウル9と排泄物収納
タンクとを連結する伸縮自在な蛇腹状排水管とを備える
と共に、タンクケース16の上面に患者の足を乗せる足
乗せ台16aを設け、タンクケース16を移動可能とし
たことを特徴とするのが好ましく、この場合、便器ボウ
ル9を便座4の下面まで上昇させることで、便座4と便
器ボウル9とを密着させることができ、排泄物を確実に
便器ボウル9内に排出できると共に、排泄物は蛇腹状排
水管を通ってタンクケース16内の排泄物収納タンク内
に溜められるので、衛生的となる。しかも、足乗せ台1
6aに患者の足を乗せることで、患者は便座4に座った
状態で踏ん張る力がわき、筋力も養われるようになる。
【0022】また請求項15記載の発明は、請求項14
において、上記移動可能な便器7にロープ201の一端
を接続し、ロープ201の他端を便座蓋体5Aの前端部
に設けたロープ引掛け部202に引掛け、このロープ2
01は便座蓋体5Aを下方に倒したときに排泄用開口部
6の下方に便器7を誘導し、使用後は元の位置に引き戻
すように構成されていることを特徴とするのが好まし
く、この場合、便座蓋体5Aを下方に倒す作業、水平状
態に戻す作業だけで便器7が排泄用開口部6の下方に引
き出されたり戻ったりするので、便器7の出し入れの手
間を省くことができる。
【0023】また請求項16記載の発明は、上半身側ベ
ッドフレーム36の頭部付近にシャンプー台26が入る
大きさの中央開口部24を設け、中央開口部24の両サ
イドの上半身側ベッドフレーム36部分を中央開口部2
4に向かって平面視で略コ字状又は略U字状に凹ませて
介護人が出入りできる凹部90を形成し、中央開口部2
4の上面を分離型マットレス25にて開閉自在とすると
共に、上半身側ベッドフレーム36の下方から中央開口
部24にシャンプー台26を嵌め込んでなることを特徴
としており、このように構成することで、分離型マット
レス25を取り外すとシャンプー台26が現れ、介護人
は患者を定位置に寝かせたままで楽にシャンプーができ
るようになる。
【0024】また請求項17記載の発明は、請求項16
において、分離型マットレス25を取り外して出現する
シャンプー台26の上面に、横臥状態にある患者の頭部
を寝やすい高さに調整するための補助シャンプー台18
を着脱可能に載置したことを特徴とするのが好ましく、
この場合、補助シャンプー台18によって患者の頭部を
ベッドのマットレスと略同じ高さになるように調整がで
き、患者の頭部が下がりすぎるのを防止でき、楽な姿勢
で快適にシャンプーができるようになる。
【0025】また請求項18記載の発明は、上記請求項
1又は請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋
体5A、又は請求項2記載の一面物便座蓋体等を構成す
る蓋体5のロック構造において、上半身側ベッド2の下
面及び蓋体5の下面にそれぞれ設けたガイド枠45,4
5’と、両方のガイド枠45,45’内に挿入可能なロ
ック片44とからなる連動切り換えスイッチ43を備え
ており、ロック片44が両方のガイド枠45,45’間
にまたがって挿通しているときは蓋体5が下方に倒れず
に水平状態に保持され、またがって挿通していないとき
は蓋体5を下方に倒すことができるように構成されてい
ることを特徴としており、このように構成することで、
ロック片44の手動又は電動の操作によって蓋体5を開
閉でき、蓋体5を腰掛けとして使用できる閉状態と、排
泄用開口部6が出現して用便が可能な開状態とに容易に
切り換えることができる。
【0026】また請求項19記載の発明は、上記請求項
1又は請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋
体5A、又は請求項2記載の一面物便座蓋体等を構成す
る蓋体5のロック構造において、上半身側ベッド2が起
立しても蓋体5が下方に倒れることのないように便座4
と蓋体5との間にまたがって貫通できるロックスイッチ
13を取り付け、ロックスイッチ13が便座4と蓋体5
間にまたがって貫通しているときは蓋体5が下方に倒れ
ずに水平状態に保持され、またがって貫通していないと
きは蓋体5を下方に倒すことができるように構成されて
いることを特徴としており、このように構成すること
で、ロックスイッチ13の操作によって蓋体5を開閉で
き、蓋体5を腰掛けとして使用できる閉状態と、排泄用
開口部6が出現して用便が可能な開状態とに容易に切り
換えることができる。
【0027】また請求項20記載の発明は、上半身側ベ
ッド2と下半身側ベッド3とに分離可能とされると共に
上半身側ベッド2がリクライニング可能な介護用ベッド
であって、上半身側ベッド2の上端中央部に患者の頭部
を支えるヘッドレスト35が設けられると共にこのヘッ
ドレスト35は上半身を起こした患者の座高に合わせて
位置調整が可能となっていることを特徴としており、こ
のように構成することで、上半身側ベッド2を起立させ
たときに、上半身を起こした患者の頭部をヘッドレスト
35によって支えることができ、安定した姿勢を保つこ
とができると共に、ヘッドレスト35の位置を調整する
ことで患者の座高の変化に対応できるようになり、好み
の高さに調整できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0029】図1(a)は介護用ベッド1を上半身側ベ
ッド2と下半身側ベッド3とに分離した状態の斜視図、
図1(b)は蓋体5を下方に倒して便座4及び排泄用開
口部6を出現させた状態の斜視図、図2は、便座4の前
端部に下半身側ベッド3の縁部3aを突き当てて用便可
能とした状態を説明する斜視図である。
【0030】本実施形態の介護用ベッド1は、上半身側
ベッド2と下半身側ベッド3とに分離可能とされ、上半
身側ベッド2がリクライニング可能となっている。ここ
でリクライニング機構(図示せず)は、周知の傾動機構
であり、またその駆動は電動式、手動式のいずれでもよ
く、電動式の場合はモータやシリンダ等が挙げられ、手
動式の場合はリンク機構に手動レバーを取り付けたもの
等が挙げられる。
【0031】上半身側ベッド2は、上半身側ベッドフレ
ーム36と、上半身側ベッドフレーム36に支持される
上半身側マット支持板37と、上半身側マット支持板3
7上に載設されるマットレス38とで構成されている。
上半身側ベッドフレーム36の下側四隅のベッド支持脚
部40には車輪41が取り付けられており、上半身側ベ
ッド2は移動可能とされる。なお車輪41にはストッパ
ー(図示せず)が設けられ、不用意に動かないように固
定できるようになっている。また上半身側ベッド2のマ
ットレス38及び下半身側ベッド3のマットレス38に
は、それぞれ、床ズレ防止用の素材を入れておくのが好
ましい。この場合、薄肉のマットレス38でも床ズレ防
止用の素材によって患者の体にかかる負担を軽減できる
ようになり、また敷き布団を使用しなくても保温効果が
望めるという利点がある。なお図3は、上半身側ベッド
2と下半身側ベッド3の車輪41をガイドする一対のレ
ール42を床に取り付けた場合を示しており、上半身側
ベッド2及び下半身側ベッド3はレール42に沿ってス
ムーズに引き離しや組み立てができると共に、ベッドの
横振れをレール42によって防止できるようになる。つ
まり、上半身側ベッド2と下半身側ベッド3とに分離し
たものであっても、患者の寝返りや寝起きの動作による
ベッドの横振れがなくなり、快適性を高めることができ
る。
【0032】ここで、上記上半身側ベッドフレーム36
の臀部側の縁部2aには、図1に示すように、便座4が
取り付けられている。便座4は用便時に患者の臀部を乗
せる部分であって、本例では、便座4は正面視で縦長の
方形状に形成された左右一対の便座4からなり、各便座
4の上面及び側面は適度の弾力性を有し且つ肌触りのよ
い材質からなる。なお、便座4の上面を便座カバー(図
示せず)にて覆い、用便時には便座カバーを取り外すよ
うにしてもよいものである。
【0033】さらに、上半身側ベッドフレーム36の臀
部側の縁部2aには、蓋体5が開閉可能に取り付けられ
ている。この蓋体5は便座蓋体と左右一対の端部蓋体と
が合体して一面物となった一面物便座蓋体からなる。本
例の一面物便座蓋体を構成する蓋体5は、便座4を収納
する便座収納凹所8を有しており、蓋体5を水平状態に
したときには便座収納凹所8内に便座4が収納されると
共に排泄用開口部6が閉塞された状態となり、蓋体5を
手動或いは電動で下方に倒したときには便座4及び排泄
用開口部6が出現するように構成されている。このよう
に一面物便座蓋体としたことで、蓋体5の構造がきわめ
て簡易となり、また図1(a)のように蓋体5を水平状
態にすれば蓋体5の便座収納凹所8内に便座4が収納さ
れるので、長椅子として使用できるようになる。さらに
図1(b)のように蓋体5を手動或いは電動によって下
方に倒すことで、便座4及び排泄用開口部6を出現させ
ることができ、さらに図2の状態にして、排泄用開口部
6の下方に便器(図示せず)を配置することにより、患
者が寝たきりの状態或いは上半身を起こして便座4に臀
部を乗せた状態で用便が可能となっている。なお便器と
しては、屋外等で使用されるポータブルトイレが挙げら
れる。このポータブルは複数回の排泄物を貯留すること
ができるものや、水洗タイプのもの、ウォシュレットタ
イプのもの等があり、これらは清潔の面から好ましい。
【0034】上記蓋体5には、上記縦長の方形状をした
左右一対の便座4を収納することができる2つの便座収
納凹所8が設けられている。各便座収納凹所8は上下方
向に開口しており、蓋体5を水平状態にしたときには便
座収納凹所8内に便座4が収納された状態となる。つま
り蓋体5の上面と便座4の上面とが面一となり、ベッド
のマットレス38との間で段差が生じなくなり、寝てい
るときに違和感を感じさせないものとなる。
【0035】次に、上記構成の介護用ベッド1の使用動
作を説明する。先ず図1(a)のように下半身側ベッド
3を上半身側ベッド2から離した後に、図1(b)のよ
うに蓋体5を下方に倒すと便座4が現れる。その後、便
器7を排泄用開口部6の下方に配置することで、患者は
上半身を起こした状態で、便座4に臀部を乗せて用便が
足せるようになる。また患者が寝たきりの場合は図2に
示すように、上半身側ベッド2と下半身側ベッド3をつ
なぐことで、患者は足を伸ばしたままの状態で用便がで
きるようになる。このように、便座4に臀部を密着させ
た状態で排便、排尿ができるので、ベッドを汚す心配が
ない。用便後には、蓋体5を水平状態に戻すと排泄用開
口部6が閉じられ、上半身側ベッド2と下半身側ベッド
3とを組み合わせることで、普通のベッドと同様な状態
に戻すことができる。
【0036】従って、患者はベッドから動くことなく、
寝たきりに近い状態でも、できるだけ慣れた洋式のスタ
イルで用便を足すことができる。また用便後に、蓋体5
を水平状態に戻すと、蓋体5の便座収納凹所8内に便座
4が収納されて、蓋体5の上面と便座4の上面とが面一
となると共に、蓋体5の下面の支持脚10によって蓋体
5は水平状態で支持され、蓋体5及び便座4を腰掛け用
の長椅子として使用できるようになる。さらに上半身側
ベッド2と下半身側ベッド3とを組み合わせた状態で
は、蓋体5によって段差のないフラットな状態で組み合
わせることができるようになる。また、上半身側ベッド
2と下半身側ベッド3とに分離することで、掃除や移動
が楽にできるようになるので、介護される側も、介護す
る側も負担をかけることがないものとなる。
【0037】また、上半身側ベッド2と下半身側ベッド
3の分離及び組み合わせ作業と、蓋体5の開閉操作だけ
でよく、しかも連動切り換えスイッチ43(図17)を
利用したり、或いは電動式とすることで、力の弱い婦女
子や老人でも患者の介護が楽にできるようになり、介護
人の手間が大幅に軽減できる。また蓋体5の開閉を電動
式にすれば、介護人の手助けを要せずにいつでも用便が
楽にできるようになり、一切介護人の手をわずらわせ
ず、また人間の尊厳を傷つけられることなく用便を行な
うことができる。もちろん、電動式に限る必要はなく、
自力で蓋体5の開閉ができる患者の場合は、手動式とし
てもよいものである。
【0038】ここで、図4(a)に示すように、蓋体5
を水平状態にしたときは蓋体5の便座収納凹所8と便座
4との間に隙間が生じないようにするのが好ましい。さ
らに、蓋体5を回動させたときに蓋体5の便座収納凹所
8内から便座4がスムーズに抜け出る構造とするため
に、便座4の前面を上端から下端にいく程便座4の後方
に向かって凹むようなテーパー面46とするのが好まし
い。このテーパー面46によって図4(a)のように蓋
体5を水平状態にしたときは縦長の方形状の便座4と蓋
体5の便座収納凹所8との間に隙間が生じないようにで
き、また図4(b)のように蓋体5を下方に倒したとき
は、便座4の前面はテーパー面46となっているため、
縦長の方形状をした便座4の前面下端が便座収納凹所8
の内面に突っかかるのを防止でき、蓋体5をスムーズに
回動させることができるようになる。なお、本例では、
蓋体5の便座収納凹所8の下面を開口しているが、この
開口を塞ぐように蓋体5の下面に補強板(図示せず)を
取り付けてもよい。この場合、例えば、図17に示す連
動切り換えスイッチ43によって蓋体5をロックする構
造の場合、ロック片44が補強板を下方から支えるよう
になる。従って、マットレスのような軟らかい材質のも
のを支える場合と比較して、補強板によって蓋体5の強
度が高まり、確実に水平状態でロックできるようにな
る。
【0039】上記蓋体5の支持脚10は、図1(a)に
示すように、蓋体5の使用時には蓋体5の下方に伸びて
蓋体5を水平状態で支持するものであり、ベッドとして
使用するときはベッド支持脚部として機能し、また蓋体
5を長椅子として使用するときは長椅子の脚として機能
するようになる。また、蓋体5を下方に倒したときは図
1(b)に示すように、ベッドの下方に折り畳まれるよ
うになるので、ベッドの使用の妨げにならないものであ
る。
【0040】なお、蓋体5が上半身側ベッド2と連動し
ない場合は、モータ等による電動方式で開閉するように
してもよい。この場合、蓋体5の開閉が自動的にでき、
介護人の負担を一層軽減できるものとなる。このことは
以下の各実施形態においても同様である。
【0041】図5及び図6は蓋体5のマット支持板12
の下面に取り付けられ支持脚10の更に他例を示してい
る。支持脚10は、蓋体5を水平状態に保持するためも
のであり、図5(a)ではマット支持板12の先端に脚
取付け軸400を取り付け、この脚取付け軸400にU
形パイプ状の支持脚10の上端部を回転自在に軸支した
場合を示している。この支持脚10は図5(b)のよう
に蓋体5を下方に倒したときは支持脚10の下部が床面
に当たってベッドの下方に折り畳まれるようになってい
る。なお、図5(c)に示すように、折り畳み角度を一
定範囲に止めるようにするのが好ましい。この場合、支
持脚10の折り畳み角度を小さくでき、伸ばすときの角
度を小さくでき、介護人の負担が軽減される。図中の4
7はレバーである。また図6(a)はU形パイプ状の支
持脚10の下部を係止手段であるレバー47の操作によ
って伸縮可能とした場合を示し、図6(b)は支持脚1
0の下部を手で折り曲げ可能とした場合を示している。
いずれの場合も、支持脚10の下部を伸ばして係止手段
によって係止させることで蓋体5を水平状態で保持で
き、蓋体5を下方に倒したときは支持脚10の下部を縮
めたり、あるいは折り曲げたりすることで、支持脚10
を蓋体5の下面側に納まり良く収納できるものである。
【0042】図7(a)は、便座4の前端部を便座蓋体
5Aの前端部と面一状に揃えた場合の一例を示してい
る。この場合において、図7(b)に示すように、便座
蓋体5Aをマット支持板12と蓋用マット11とからな
る2層構造とし、蓋用マット11は裏打ちマット5cの
上面に接着剤200によって便座蓋体5A及び端部蓋体
5B,5Bをそれぞれ接着一体化されている。これによ
り便座蓋体5A及び端部蓋体5B,5Bをマット支持板
12によって補強できるようになる。
【0043】図8〜図10は、蓋体5が便座蓋体5Aと
左右一対の端部蓋体5Bとに3分割した場合を示してい
る。便座蓋体5A及び端部蓋体5Bは、それぞれ、上半
身側ベッド2の縁部2aに開閉可能に取り付けられてお
り、上半身側ベッド2が横臥状態のときは便座蓋体5A
及び端部蓋体5Bが水平状態に保たれ、上半身側ベッド
2が起立したときには上半身側ベッド2と連動して便座
蓋体5Aが下方に倒れて排泄用開口部6が出現すると共
に端部蓋体5Bが下方に倒れて臀部の横が開放されるよ
うに構成されている。この便座蓋体5A及び端部蓋体5
Bは、上半身側ベッド2と連動するマット支持板12
と、上半身側ベッド2とは連動しない蓋用マット11と
の二重構造となっている。
【0044】上記便座4には、蓋用マット11を便座4
に対して着脱可能にロックするロックスイッチ13と、
端部蓋体5B,5Bを便座4に対して着脱可能に係止す
る蓋係止手段14とが設けられている。ここでは、ロッ
クスイッチ13は、便座4の側面から突出可能な係止片
50と、蓋用マット11の側面に設けられた係止孔51
とからなる。このロックスイッチ13は、上半身側ベッ
ド2が起立しても蓋体5が下方に倒れることのないよう
に便座4と蓋体5との間にまたがって係止片50が貫通
することで、蓋体5が下方に倒れずに水平状態に保持さ
れるものであり、またがって貫通していないときは蓋体
5を下方に倒すことができるようになるので、係止片5
0の操作によって蓋体5を腰掛けとして使用できる閉状
態と、排泄用開口部6が出現して用便が可能な開状態と
に容易に切り換えることができるものである。なお係止
力を高めるために、係止片50は便座4の長さ方向に沿
って長い板形状とし、係止孔51は溝形状するのが好ま
しい。
【0045】また、図9(b)に示す便座4の内側に、
係止片50を上下両側から弾性押圧するためのスプリン
グ機構(図示せず)を設けるのが好ましい。スプリング
機構としては、例えばコイルバネの一端にプレートを取
り付け、このプレートを係止片50に押し当てる構造が
考えられる。このようなスプリング機構によって係止片
50が勝手に移動することがなくなる。つまり、便座蓋
体5Aを水平状態に保持した状態で係止片50が勝手に
移動してしまい便座蓋体5Aが下方に倒れてしまうとい
う問題がなくなる。
【0046】上記蓋係止手段14の一例を図9(c)、
(d)、図10(a)〜(c)に示す。本例では、便座
4の内部に収納されて便座4の前後方向に移動自在なス
ライドロッド54(図10(c))と、このスライドロ
ッド54の前端部に水平方向に旋回可能に連結されたロ
ックアーム55とを備えている。先ず、操作つまみ53
によってロックアーム55を便座4の前方に突出させた
状態(図10(b)の状態)とし、その後、図10
(b)の矢印で示す水平方向にロックアーム55を90
°旋回させて端部蓋体5B,5Bの前端面に設けた係止
溝56に係止させることによって、図10(a)のよう
に端部蓋体5B,5Bを便座4に対してロックできるよ
うになり、逆の動作によってロックアーム55を係止溝
56から切り離して端部蓋体5B,5Bを便座4から切
り離して回動可能な状態に戻すことができるようにな
る。これによりロックスイッチ13及び蓋係止手段14
を利用して、3つに分離された便座蓋体5Aを選択的に
便座4に対してロック及びロック解除ができるようにな
るので、便座蓋体5Aに本来の排泄用開口部6を塞ぐ機
能に加えて、長椅子として使用できるようになってい
る。また操作つまみ53の下面から下方に支持脚39が
突出しており、この支持脚39によって便座4及び便座
蓋体5Aを下方から安定良く支持できるようにしてあ
る。
【0047】しかして、上半身側ベッド2を起立させる
と便座蓋体5A及び端部蓋体5Bの各マット支持板12
がそれぞれ下に倒れる。このとき、便座蓋体5Aの蓋用
マット11を手動或いは電動で下に倒すことで排泄用開
口部6が出現するので、患者は寝たきりで足を伸ばした
ままの状態で、或いは上半身を起こして便座4に腰掛け
た状態で排便、排尿が可能となり、従って、患者はベッ
ドから動くことなく、寝たきりに近い状態でも、用便時
にはできるだけ慣れた洋式のスタイルで用便を足すこと
ができ、介護される側も介護する側も負担をかけること
がないものとなる。また、端部蓋体5Bの蓋用マット1
1を手動或いは電動によって下方に倒せば、臀部の横が
開放されるので、介護人や車椅子が臀部の横に接近でき
るようになり、バリアフリーの状態でベッドから車椅子
やタンカー等への乗り移りが楽にできるようになり、介
護の負担をより軽減できるようになる。さらに、上半身
側ベッド2と下半身側ベッド3とを分離した状態で、便
座蓋体5A及び端部蓋体5Bの各蓋用マット11を上記
のロックスイッチ13及び蓋係止手段14を利用して水
平状態に保つことができるようになり、蓋用マット11
を長椅子として使用できるようになる。また便座蓋体5
A及び端部蓋体5Bの各蓋用マット11を下方に倒せば
用便可能な状態及び車椅子への乗り移りが容易な状態に
それぞれ移行させることができる。また、便座蓋体5A
及び端部蓋体5Bの各マット支持板12がそれぞれ水平
状態にして上半身側ベッド2を横臥状態に戻すと、普通
のベッドと同様な状態にして使用できる。また上半身側
ベッド2と下半身側ベッド3とを分離すれば、掃除や移
動も楽にできるようになる。
【0048】さらに、マット支持板12には、患者が上
半身を起こして腰を掛けた状態から上半身側ベッド2が
水平状態となる際に患者の足を上方へ持ち上げるための
足置き15が一体に設けられているので、患者の足が宙
に浮いてしまうことがない。さらに図12(b)に示す
ように、足置き15の先端付近の両サイドには足の落下
を防止するための落下防止用枠15aが設けられている
のが好ましい。これにより落下防止用枠15aによって
足が落下するのを防止でき、介護に手間がかからなくな
る。また、足置き15の先端部分を上方に折れ曲がり自
在な構造とし、リクライニング時に足置き15が垂直に
なって足置き15の先端部分が床面に到達したときには
足置き15の先端部分が上方に折れ曲がるようにしても
よいものである。
【0049】また、図9に示す上半身側ベッド2と下半
身側ベッド3とを組み合わせるときに患者の足が下半身
側ベッド3の縁部3aに当たらないようにするため、下
半身側ベッド3の一部を図9の破線イで示すように、上
方に折り曲げるようにするのが好ましい。この上方に折
り曲げる構造は特に限定されず、ヒンジ等を用いて上方
に折り曲げるようにすればよい。
【0050】さらに図8、図9の例では、上半身側ベッ
ド2と対向する下半身側ベッド3の縁部3aは、下端か
ら上端にいく程上半身側ベッド2から離れる方向に傾斜
したテーパー面31により形成されている。しかして、
下半身側ベッド3を上半身側ベッド2に突き合わるとき
に患者の足が下半身側ベッド3の縁部3aにあたっても
テーパー面31によって足が下半身側ベッド3の上に滑
り上がるようになり、下半身側ベッド3の縁部3aに足
が引掛かりにくくなり、患者の足を保護できるものであ
る。
【0051】なお、図11〜図13に示すように、リク
ライニングしないタイプの介護用ベッドにあっては、図
13に示すように、手動レバー110によって端部蓋体
5B,5Bを回動操作するようにしてもよいものであ
る。もちろん電動式で回動させることも可能である。
【0052】また上記図8〜図10の例では、便座蓋体
5Aと端部蓋体5Bの両方を上半身側ベッド2と連動す
るマット支持板12と、上半身側ベッド2とは連動しな
い蓋用マット11との二重構造としたが、これに限ら
ず、端部蓋体5Bは上半身側ベッド2とは連動せず、レ
バー操作等で下方に倒される一重構造の蓋用マット11
のみで構成されてもよい。しかして、上半身側ベッド2
を起立させると便座蓋体5Aのマット支持板12のみが
下に倒れる。このとき、便座蓋体5Aの蓋用マット11
を手動或いは電動で下に倒すことで排泄用開口部6が出
現し、用便可能な状態となる。また、端部蓋体5Bをレ
バー操作等によって下方に倒すことによって、臀部の横
が開放されるようになり、介護人や車椅子が臀部の横に
接近できるようになり、ベッドから車椅子やタンカー等
への乗り移りも楽にできるようになる。また便座蓋体5
Aの蓋用マット11及び端部蓋体5Bをそれぞれ水平状
態に保つようにすれば長椅子として使用できるようにな
る。
【0053】図14は上半身側ベッド2を手動レバー1
10にて手動でリクライニングさせるタイプのものにお
いて、上半身側ベッド2の臀部側の縁部2aに座椅子2
2が取り付けられ、座椅子22の両サイドに肘掛け23
を配置した場合を示している。図中の52は座椅子22
の支持脚である。なお図14では座椅子22を例示して
いるが、便座であってもよいものである。また上半身側
ベッド2は電動式でリクライニングするものであっても
よい。また本例では、肘掛け23を座椅子22の内部か
ら突出するものを例示しているが、これに代えて、リク
ライニングタイプの上半身側ベッド2に肘掛け23を内
蔵しておき、上半身側ベッド2を起立させたときに肘掛
け23を突出可能とするようにしてもよい。しかして、
上半身側ベッド2が患者の背中を支える背もたれとな
り、肘掛け23が患者の肘を支えるようになり、患者の
座り姿勢を安定化させることができると共に、座椅子2
2を便座とした場合は洋式便器に腰掛けたのと同様な体
勢で用便が足せる。また肘掛け23は用便時に踏ん張る
力を補助する働きをし、さらに安全な把手としても機能
するようになる。また用便時以外のとき、例えば車椅子
への乗降も楽な姿勢で安全に乗り移り可能となる。さら
に、下半身側ベッド3のマットレス38の内部に取手8
1が内蔵され、患者が座椅子22に腰掛けたときにマッ
トレス38の表面の切欠きから取手81を上方に引出す
ことで、取手81を持って車椅子に乗り移ることができ
るようになる。なお下半身側ベッド3の取手81は、マ
ットレス38の表面からではなく、図15に示すよう
に、下半身側ベッド3の縁部3aから前方に引き出すよ
うにしてもよいものである。
【0054】図16は、上半身側ベッド2の縁部2aに
座椅子22を取り付け、下半身側ベッド3の縁部3aに
座椅子22の両サイドを開閉する蓋体20を回動自在に
取り付けた場合を示している。本例では、座椅子22の
幅寸法をベッド幅寸法よりも小さくし、座椅子22の両
側に下半身側ベッド3に取り付けた左右一対の蓋体20
が嵌め込まれるようになっている。例えば、ベッドから
車椅子に乗り移るときに、上半身側ベッド2と下半身側
ベッド3とを分離して、蓋体を図16(b)のように上
に開くと、蓋体20の下面に取り付けた補助台20aが
座椅子22の両サイドに現れるようになっており、乗降
動作を安全に行なうことができる。
【0055】上記各実施形態において、便座蓋体5A或
いは一面物便座蓋体等を構成する蓋体5のロック構造に
おいて、図17に示すように、上半身側ベッド2の下面
及び蓋体5の下面にそれぞれ設けたガイド枠45,4
5’と、両方のガイド枠45,45’内に挿入可能なロ
ック片44とからなる連動切り換えスイッチ43を用い
ることができる。本例ではロック片44が両方のガイド
枠45,45’間にまたがって挿通しているときは蓋体
5が下方に倒れずに水平状態に保持され、またがって挿
通していないときは蓋体5を下方に倒すことができるよ
うに構成されている。このように構成することで、ロッ
ク片44を手動又は電動で操作して、図17(a)の状
態にすることで蓋体5を水平状態で固定でき、蓋体5を
腰掛けとして使用できるようになり、図17(b)のよ
うに引っ込めることで蓋体5を下方に倒して用便可能な
状態に容易に切り換えることができる。
【0056】ここで、ガイド枠45の内側に、ロック片
44を上下両側から弾性押圧するためのスプリング機構
(図示せず)を設けるのが好ましい。スプリング機構と
して、例えばコイルバネの一端にプレートを取り付け、
このプレートをロック片44に押し当てる構造が考えら
れる。このようにすれば、コイルバネのバネ力によって
ロック片44が勝手に移動することがなくなり、従っ
て、便座蓋体5Aを水平状態に保持した状態でロック片
44が勝手に移動してしまい便座蓋体5Aが下方に倒れ
てしまうという問題がなくなる。なお、ロック片44は
手動式に限らず、電動式であってもよく、電動式として
は例えばモータ、シリンダ等を用いることができる。
【0057】上記図1〜図17の実施形態は、上半身側
ベッド2と下半身側ベッド3とを分離するタイプのもの
であったが、分割できない一体型のものであってもよ
い。その一例を図18に示す。図18は、リクライニン
グ機構により起立状態と横臥状態とに回動自在とされた
上半身側ベッド2の縁部2aの両サイドに左右一対の端
部蓋体20を設け、上半身側ベッド2が起立状態となっ
たときに端部蓋体20が下方に開いて、ベッドのサイド
部に平面視略コ字状に凹んだ凹み部21が形成されるよ
うにしたものである。なお、端部蓋体5Bを上半身側ベ
ッド2と連動するマット支持板と、上半身側ベッド2と
は連動しない蓋用マットとの二重構造としてもよい。
【0058】ちなみに、介護作業の1つとして、患者を
ベッドから車椅子に移したり、その逆に車椅子からベッ
ドに移したりする作業がある。本例のように上半身側ベ
ッド2を起立させたとき、ベッドのサイド部にそれぞれ
平面視コ字状の凹み部21が形成されるようにすること
で、この凹み部21によって介護人や車椅子が患者の臀
部近くまで接近でき、患者をベッドから車椅子(或いは
タンカー等)へ移すことができるようになる。またこの
とき滑りやすい布を患者の体の下方に敷き、軽い力で患
者を押すだけで移動できるようにすれば、患者を不自然
な体形にすることなくベッドから車椅子(或いはタンカ
ー等)へ一層スムーズに移すことができるようになる。
また寝たきりでない患者の場合は、上半身側を起こして
ベッドの上に座り、凹み部21から手術台等に乗り移る
ようにすることができる。このとき凹み部21によって
患者が少し移動するだけで車椅子等に移ることができる
ので、介護用ベッド1から離れる患者を効果的に支援で
きるようになる。さらに、凹み部21の下方の床に、車
椅子の車輪の1つが嵌まり込む車椅子位置決め凹所95
を設けておき、車椅子位置決め凹所95に車輪を乗り入
れることで、車椅子を簡単に位置決めできるようにな
り、乗降が一層安全なものとなり、介護人の労力も軽減
される。
【0059】図19は、介護用ベッド1に付設される便
器7、シャンプー設備の一例を示している。本例の上半
身側ベッド2はリクライニングできるタイプのものであ
り、上半身側ベッド2の上端中央部に患者の頭部を支え
るヘッドレスト35が設けられると共にこのヘッドレス
ト35は上半身を起こした患者の座高に合わせて位置調
整が可能となっている。しかして、上半身側ベッド2を
起立させたときに、上半身を起こした患者の頭部をヘッ
ドレスト35によって支えることができ、安定した姿勢
を保つことができると共に、ヘッドレスト35の位置を
調整することで患者の座高の変化に対応できるようにな
り、好みの高さに調整できるものである。またヘッドレ
スト35を設けることで、上半身側ベッド2の頭側の端
部を低くでき、これにより、上半身側ベッド2を起立さ
せたときの患者の背もたれとして安定感が増大すると共
に、ヘッドレスト35によって安定した腰掛け状態とな
り、体が安定してリラックスでき、食事も楽にとれるよ
うになる。
【0060】一方、図19の例に示している便器7は、
便器ボウル9と、排泄物収納タンクを内蔵したタンクケ
ース16と、便器ボウル9と排泄物収納タンクとを連結
する伸縮自在な蛇腹状排水管17と、便器ボウル9を昇
降させるための昇降パイプ120とを備えると共に、タ
ンクケース16の下面には車輪41が取り付けられてい
る。用便時には上半身側ベッド2を起立状態にして便座
蓋体5Aを下方に倒し、患者が便座4の上に臀部を乗せ
る。その後、便器7をレール70に沿って排泄用開口部
6の下方に移動させ、便器ボウル9を油圧式又は空気圧
式の昇降パイプ120により便座4の下面まで上昇させ
る。或いは、便器ボウル9の高さを高くせず、便座4を
下降させてもよい。このとき、患者の背中と頭が上半身
側ベッド2及びヘッドレスト35で支えられ、患者の両
腕は肘掛け23で支えられるため、安定した姿勢で排
便、排尿ができる。特に、車椅子や手術台に乗降すると
きは、患者は便座4の両サイドの肘掛け23及び下半身
側ベッド3の取手につかまりながら、車椅子等に安全に
乗降ができるようになる。
【0061】しかして、便器ボウル9内の排泄物は蛇腹
状排水管17を通ってタンクケース16内の排泄物収納
タンク内に溜められる。また用便後に、便座4が下降し
ているときは便座4を上昇させ、便座蓋体5Aを水平状
態に戻して排泄用開口部6を閉じ、上半身側ベッド2と
下半身側ベッド3とを組み合わせる。これにより元の状
態に回復することができる。なお便器7はレール70に
沿って下半身側ベッド3の下方に戻される。ここで、便
器ボウル9の昇降パイプ120及び便座4の昇降機構を
例えば油圧式又は空気式とすることで、静かに便器ボウ
ル9及び便座4が昇降可能となる。なお、便座4を昇降
させるときは便器ボウル9は昇降させる必要がなく、便
器ボウル9を昇降させるときは便座4を昇降させる必要
がなく、任意に使い分けができるものである。また、排
泄物は密閉された排泄物タンク内に密閉収納されるの
で、臭いを感じさせることもなく、清潔に使用できる。
また防臭、衛生の観点から便器ボウル9にシャッター状
の蓋を取り付けるのが好ましい。
【0062】また、便器7の移動を自動的に行なう方法
として、図20(b)に示すように、便器7のタンクケ
ース16をロープ201で便座蓋体5Aの前端部から垂
下するロープ引掛け部202につないでおき、便座蓋体
5Aを下方に倒したときに便座蓋体5Aによってロープ
201が引っ張られて、タンクケース16がレール70
上を走行しながら便座4の真下まで引き出されてくるよ
うにするのが好ましい。この場合、便座蓋体5Aを下方
に倒すだけで自動的に便座4の下方に便器7を移動させ
ることができ、また便座蓋体5Aを水平状態に戻すとき
に便座蓋体5Aがタンクケース16に当たってタンクケ
ース16が下半身側ベッド3の下方に押し戻されるよう
になり、便器7の出し入れの手間を省くことができるよ
うになる。
【0063】図20(a)は便器ボウル9の例として、
便器ボウル9の前面から上方に向かって、排泄物の飛散
防止用の覆い部19を突設させた場合の例を示してい
る。覆い部19によって排泄物が飛散するのを防止で
き、清潔に使用できる。なお図20ではタンクケース1
6の側面に横開き式の扉を設けて排泄物収納タンクを取
り出すようにしているが、扉は上開きであってもよい。
【0064】また、上記覆い部19は図21(a)
(b)に示すように、折り曲げ自在とされているのが好
ましい。本例では、便器ボウル9の開口部は覆い部19
の内面まで延びており、覆い部19を折り曲げること
で、その高さを任意に調整可能となる。また覆い部19
の内面は柔軟な材料で形成されているのが好ましい。こ
れにより、患者の局部が覆い部19の内面に接触しても
痛さを感じることがなく、快適に使用できるものとな
る。
【0065】さらに、図22に示すように、タンクケー
ス16の上面に患者の足を乗せる足乗せ台16aを設け
るのが好ましい。図22(a)はタンクケース16にお
ける便器ボウル9の真下部分を一段高くして、蛇腹状排
水管17及び昇降機構を配置し、その周辺を一段低くし
て足乗せ台16aとした場合を示している。従って、患
者は便座4に座った状態で、足を足乗せ台16aに乗せ
ることで踏ん張る力がわき、筋力も養われるようにな
る。また足乗せ台16aの高さを変更できるようにする
のが好ましく、この場合、使い勝手が良くなる。この足
乗せ台16aの高さ変更は手動式、電動式のいずれでも
よい。なお、図22(b)は足乗せ台16aを設けない
場合の例を示している。
【0066】一方、シャンプー設備は、図19に示すよ
うに、上半身側ベッド2の頭側の端部にベッドの下方に
開口した中央開口部24を設け、中央開口部24の上面
を分離型マットレス25にて開閉自在とすると共に、下
方から中央開口部24にシャンプー台26を嵌め込むよ
うにしている。シャンプー台26の両サイドには、介護
人が出入りできる凹部90が設けられており、これによ
り介護人は患者の頭部に接近でき、シャンプー作業を楽
に行なうことができる。またシャンプー台26に患者の
頭部を乗せたときは、上半身側ベッド2のマットレス3
8の端部が患者の肩あたりに位置するようになるので、
寝ている患者の頭部がシャンプー台26に位置するよう
になり、患者を動かす必要がないものである。また、シ
ャンプー台26の下方には給水タンク96と排水ホース
27とが設けられ、給水タンクからシャワーヘッドにシ
ャワー水(温水)が供給され、洗浄後に排水ホース27
から排出されるようになっている。またシャンプー台2
6の上面には、補助シャンプー台18が着脱自在に取り
付けられ、患者の頭部の高さを調整できるようにしてあ
る。補助シャンプー台18は、リング状をしており、首
を乗せる部分が枕状に形成されている。これにより、患
者は補助シャンプー台18によって首を少し高くした状
態で横臥姿勢をとることができ、快適感が得られる。な
お、シャンプー台26は床面に据え置き式に設置する場
合に限らず、下部に車輪を取り付けて移動式としてもよ
い。
【0067】しかして、ベッドに患者を寝かせたまま、
分離型マットレス25を取り外すと、シャンプー台26
が現れ、シャンプー台26の両サイドに凹部90が現れ
る。シャンプー台26に補助シャンプー台18を乗せ、
その上に患者の頭部を乗せる。介護人は凹部90に入る
ことで患者の頭部に接近でき、患者を定位置に寝かせた
ままで楽にシャンプーができる。またシャワー水(温
水)はシャンプー台26の排水ホース27を通って排水
されるため、マットレス38を濡らすことがない。そし
て、使用後は補助シャンプー台18を外し、取り外した
分離型マットレス25を戻すだけで、シャンプー台26
が分離型マットレス25の下方に隠れ、外部から見えな
くなる。
【0068】しかして、上半身側ベッドフレーム36の
頭部付近にシャンプー台26が入る大きさの中央開口部
24を設け、中央開口部24の両サイドの上半身側ベッ
ドフレーム36部分を中央開口部24に向かって平面視
で略コ字状又は略U字状に凹ませて介護人が出入りでき
る凹部90を形成し、中央開口部24の上面を分離型マ
ットレス25にて開閉自在とすると共に、上半身側ベッ
ドフレーム36の下方から中央開口部24にシャンプー
台26を嵌め込んだので、分離型マットレス25を取り
外すとシャンプー台26が現れ、介護人は患者を定位置
に寝かせたままで楽にシャンプーができるようになる。
【0069】さらに分離型マットレス25を取り外して
出現するシャンプー台26の上面に、横臥状態にある患
者の頭部を寝やすい高さに調整するための補助シャンプ
ー台18を着脱可能に載置するのが好ましい。これによ
り補助シャンプー台18によって患者の頭部をベッドの
マットレスと略同じ高さになるように調整ができ、患者
の頭部が下がりすぎるのを防止でき、楽な姿勢で快適に
シャンプーができるようになる。つまり、介護人及び患
者の負担が共に軽減されると共に、補助シャンプー台1
8によってベッドのマットレス38と頭が略同じ高さと
なり、患者の頭部が下がりすぎたりするのを防止でき、
患者の受ける圧迫感や違和感を完全に払拭することがで
き、楽な姿勢で一層快適にシャンプーができるようにな
る。このように、分離型マットレス25を取り外すだけ
で、寝たままで美容室並みのシャンプーが可能となり、
しかも防水構造とする必要がないため、安価となる。ま
た従来のように介護用ベッド1からシャワー室まで車椅
子によって移動させる必要もなくなり、介護人に労力を
軽減できると共に、車椅子への乗降時に患者に苦痛を与
えるという問題も解消される。
【0070】図23はシャンプー台26の他例として、
シャンプー台26を昇降機構100に連結すると共に、
排水ホース27に接続した場合を示している。昇降機構
100は、例えばモータ、シリンダなどによる電動式、
或いはレバーによる手動式のいずれでもよい。この昇降
機構100によってシャンプー台26の高さを任意に調
整できるようになっている。しかしてシャンプー台26
の高さを微調整できるので、補助シャンプー台18(図
19)が不要となり、シャンプー設備をより簡易化する
ことができる。
【0071】図24〜図26は、上半身側ベッド2と下
半身側ベッド3と臀部側ベッド28とに3分割可能とさ
れた3分割タイプの介護用ベッド1において、臀部側ベ
ッド28を上下方向に高さ調整可能な座椅子兼便座4’
と、ベッドから離れて移動走行可能にする移動体29と
で構成した場合を示している。上半身側ベッド2の縁部
2aには図示省略した便座蓋体5Aが回動自在に取り付
けられている点は、前記実施形態と同様である。また本
例では、移動体29は、下端部に車輪41が取り付けら
れた横パイプフレーム29bと、横パイプフレーム29
bから上方に突出した伸縮可能な縦パイプフレーム29
aとからなる。縦パイプフレーム29aは伸縮部によっ
て高さ調整可能とされ、この縦パイプフレーム29aの
上端部に左右一対の座椅子兼便座4’が取り付けられて
いる。伸縮部の一例を図25に示す。本例では、縦パイ
プフレーム29aが上部フレーム29cと下部フレーム
29dとに分割され、上部フレーム29cの下部と下部
フレーム29dの上部とが互いにスライド自在に嵌合さ
れていると共に、上部フレーム29cの開口孔に取り付
けたナット29eにネジ29f(レバー等でもよい)が
螺入されて下部フレーム29dに当接可能とされ、ネジ
29fを緩めることで上部フレーム29cの高さ調整が
可能となり、ネジ29fを締め付けることで上部フレー
ム29cをその高さで固定できるようになっている。な
お図25中の29gは上部フレーム29cと下部フレー
ム29dとの間に配置されるバネ付き球体であり、この
バネ付き球体29gを上部フレーム29cに弾接させる
ことで、上部フレーム29cの上下移動が急激に行なわ
れるのを防止でき、これにより、座椅子兼便座4’の高
さ調整をスムーズに行なうことができる。
【0072】さらに、上記移動体29を構成する縦パイ
プフレーム29aには連結軸29hが取り付けられ、こ
の連結軸29hが上半身側ベッド2のベッド支持脚部4
0に着脱可能に連結できるようになっている。これによ
り、移動体29をベッドの縁部2aに固定したり、ベッ
ドから離して例えば、図26に示すような歩行器として
使用できるようになる。また、上半身側ベッド2に取り
付けて、平面視コ字状の移動体29の便座4の下方に便
器7を設置すれば、用便が可能となる。さらに、上半身
側ベッド2に取り付けた便座蓋体5Aを水平状態にして
排泄用開口部6を閉じた状態とし、この状態で上半身側
ベッド2と臀部側ベッド28と下半身側ベッド3とを組
み合わせることで、介護用ベッド1を構成できる。
【0073】図28(a)(b)は、便座蓋体5Aの蓋
用マット11を左右一対の便座4間に配置すると共に、
蓋用マット11の後部から便座4の後部に回転軸350
を貫設することにより、蓋用マット11と便座4とを回
転自在に接続して一体化した場合を示している。この場
合、便座蓋体5Aの蓋用マット11と便座4とを一体に
接続できると共に、蓋用マット11を下方に倒せば排泄
用開口部6を出現させることができ、蓋用マット11を
水平状態に戻せば腰掛け用の椅子として使用可能とな
る。
【0074】また本例では、上記便座4と便座蓋体5A
とが一体化された座椅子兼便座4’がベッド本体の臀部
側の位置に収まるように装着されており、この座椅子兼
便座4’はベッド本体から取り外して図28(c)に示
す車輪360付きの移動体29の上部に装着可能とされ
ている。つまり、便座4と便座蓋体5Aとからなる座椅
子兼便座4’に、背もたれ30と肘掛け230と介護人
が持つための取手240とをユニット化したものを取付
具250を用いて着脱可能に取り付けてあり、車椅子と
して使用できるようになっている。また座椅子兼便座
4’の下方には上下複数段の空気袋260が配置され、
コンプレッサにより空気袋260を膨らませたり、収縮
させることで、座椅子兼便座4’の高さ調整が可能とな
っている。また、上記背もたれ30と肘掛け230と取
手240とを座椅子兼便座4’から取り外して、座椅子
兼便座4’を上半身側ベッド2の縁部2aに取り付ける
ことで、昇降便座として使用可能となっている。つま
り、図29に示すように、上半身側ベッド2の縁部2a
には、左右一対の板状縦フレーム300が固定され、板
状縦フレーム300の前面に取り付けた平面視コ字状を
したレール301の内部に昇降体302が上下方に移動
自在に取り付けられている。この昇降体302の前面に
設けた係止凹部303に上記座椅子兼便座4’の後面に
突設した係止凸部304(図28(c))がいわゆるカ
チット方式で係止されることで、座椅子兼便座4’を昇
降体302に係止させた状態で、前記空気袋260(図
28(c)を膨張又は収縮させることで、座椅子兼便座
4’を昇降させることができるようになっている。これ
により移動体29をベッド支持脚部40に固定し、移動
体29の内部スペースに便器7を設置することで、座椅
子兼便座4’に患者が腰掛けた状態で、用便を足すこと
ができる。また、座椅子兼便座4’をベッド本体から離
して移動体29の上部に装着することで、車椅子として
使用できるようになる。
【0075】なお、上記移動体29の上部を昇降させる
機構として、空気袋260(図28(c))には限ら
ず、図30に示すように、座椅子兼便座4’と移動体2
9のフレームとを折り畳み自在なリンク機構141を介
して連結すると共に、座椅子兼便座4’の外周部に設け
た庇部150と移動体29のフレーム160とをジャッ
キ140を介して連結してジャッキにより座椅子兼便座
4’の庇部34を持ち上げるようにしてもよい。さら
に、油圧等の昇降手段にて昇降可能としてもよい。ま
た、移動体29に、背もたれ30と肘掛け230と介護
人が持つ取手240とを取り付けるにあたって、これら
を必要なときだけ使用できるように移動体29に内蔵し
たり、又は後付けできるように取り付け穴を設けたり、
又は引掛け部を設けてネジ等その他の係止具にて係止で
きるようにするのが望ましい。これにより患者を移動体
29に乗せて搬送するときに、背もたれ30及び肘掛け
230によって患者の姿勢を安定させることができ、ま
た介護人が取手240を持つことで搬送がしやすくな
る。また移動体29に腰掛けた状態で用便を足すとき
は、洋式便器に腰掛けたのと同様な体勢で用便が足せる
ようになり、このとき肘掛け230は用便時に踏ん張る
力を補助する働きをする。さらに不要なときは背もたれ
30と肘掛け230と取手240を移動体29に内蔵し
たり取り外してベッドに取り付けて使用できるようにな
る。
【0076】図32は、上記図28(c)に示す車輪3
60付きの移動体29を中央に配置して、移動体29の
前部と後部に、中央に配置した移動体29と合わせて横
臥状態になれる長さの昇降可能な移動タンカー32を構
成した場合を示している。ここでは、移動タンカー32
を上半身側タンカー2’と下半身側タンカー3’とに分
離可能とし、上半身側タンカー2’と移動体29の後部
とをカチット式の係合凸部92と係合凹部91により着
脱可能に接続すると共に下半身側タンカー3’と移動体
29の前部とをカチット式の係合凸部92’と係合凹部
91’により着脱可能に接続し、さらに脚部40’を昇
降可能としており、これにより、介護用ベッドが例えば
手術用ベッドやお風呂に入るためのタンカーとして使用
可能となる。
【0077】上半身側タンカー2’及び下半身側タンカ
ー3’の両サイドには、それぞれ、車椅子やタンカー等
を引掛けるための引掛け部を兼ねる庇部34が設けられ
ている。上半身側タンカー2’の庇部34の端部と下半
身側タンカー3’の庇部34の端部には、図32(b)
に示すように、カチット式の嵌合凹部93と嵌合凸部9
4とからなる嵌合手段が取り付けられており、嵌合凸部
94をレバー等で操作して、嵌合凸部94を嵌合凹部9
3に嵌合させることで上半身側タンカー2’の庇部34
と下半身側タンカー3’の庇部34とを互いに連結でき
るようになっている。図中の33は嵌め込み孔である。
なお脚部40’には車輪41が設けられている。また脚
部40’は折り畳み式、或いはスライドによる伸縮調整
式としてもよく、この場合はベッド本体1aの高さ調整
ができて便利である。なお、脚部40’の高さ調整方法
として前記図25に示したネジ29fによる高さ調整機
構を用いることも可能である。
【0078】しかして、ベッド本体1aの下方に配置さ
れる移動体29の座椅子兼便座4’を下半身側タンカー
3’の嵌め込み孔33に嵌め込むと共に下半身側タンカ
ー3’に上半身側タンカー2’を接続することにより移
動タンカー32として使用できるようになり、例えば手
術用ベッドやお風呂に移るために使用できる。しかも、
ベッドのサイド部には、車椅子やタンカー等を引掛ける
ための引掛け部を兼ねる庇部34が設けられているの
で、例えば、庇部34に車椅子の一部を引掛けること
で、車椅子が介護用ベッド1から離れないようになり、
介護用ベッド1の上から車椅子等への乗降も安全にでき
るようになる。なお、座椅子兼便座4’の便座蓋体5A
を下方に倒して移動体29の便座4下方に便器を配置す
れば、用便可能となる。
【0079】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、上半身側ベッドと下半身側ベッドとに分離可能と
されると共に上半身側ベッドがリクライニング可能な介
護用ベッドであって、上半身側ベッドの臀部側の縁部に
便座が取り付けられると共に便座蓋体及び端部蓋体が開
閉可能に取り付けられ、上半身側ベッドが横臥状態のと
きは便座蓋体及び端部蓋体が水平状態に保たれ、上半身
側ベッドが起立したときには上半身側ベッドと連動して
便座蓋体が下方に倒れて排泄用開口部が出現すると共に
端部蓋体が下方に倒れて臀部の横が開放されるように構
成されていると共に、上記便座蓋体及び端部蓋体は、上
半身側ベッドと連動するマット支持板と、上半身側ベッ
ドとは連動しない蓋用マットとの二重構造の蓋体からな
るので、上半身側ベッドを起立させると便座蓋体及び端
部蓋体の各マット支持板がそれぞれ下に倒れる。このと
き、便座蓋体の蓋用マットを手動或いは電動で下に倒す
ことで排泄用開口部が出現するので、患者は寝たきりで
足を伸ばしたままの状態で、或いは上半身だけを起こし
た状態で、便座に臀部を密着させた状態で排便、排尿が
可能となり、従って、患者はベッドから動くことなく、
寝たきりに近い状態でも、用便時にはできるだけ慣れた
洋式のスタイルで用便を足すことができ、介護される側
も介護する側も負担をかけることがないものとなる。ま
た、端部蓋体の蓋用マットを手動或いは電動によって下
方に倒せば、臀部の横が開放されるので、介護人や車椅
子が臀部の横に接近できるようになり、バリアフリーの
状態でベッドから車椅子やタンカー等への乗り移りも楽
にできるようになる。さらに、上半身側ベッドと下半身
側ベッドとを分離した状態で、便座蓋体及び端部蓋体の
各蓋用マットを水平状態に保つようにすれば、蓋用マッ
トを長椅子として使用できるようになる。その後、上半
身側ベッドを横臥状態に戻すと、便座蓋体及び端部蓋体
の各マット支持板がそれぞれ水平状態となり、この状態
で上半身側ベッドと下半身側ベッドとを組み合わせるこ
とで、普通のベッドと同様な状態にして使用できる。ま
た上半身側ベッドと下半身側ベッドとを分離すれば、掃
除や移動も楽にできるようになる。この結果、力の弱い
婦女子や老人でも患者の介護が楽にできるようになり、
介護人の手間が大幅に軽減できるものである。
【0080】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上記蓋体は便座蓋体と端部蓋体とが合
体して一面物となった一面物便座蓋体で構成されてお
り、一面物便座蓋体は便座を収納する便座収納凹所を有
しており、一面物便座蓋体を水平状態にしたときには便
座収納凹所内に便座が収納されると共に排泄用開口部が
閉塞された状態となり、上半身側ベッドが起立したとき
は上半身側ベッドと連動して一面物便座蓋体が下方に倒
れて便座及び排泄用開口部が出現するように構成されて
いると共に、上記一面物便座蓋体は上半身側ベッドと連
動するマット支持板と、上半身側ベッドとは連動しない
蓋用マットとの二重構造であるので、つまり、便座蓋体
及び端部蓋体を一面物便座蓋体としたことで蓋体の構造
がきわめて簡易となり、また一面物便座蓋体を水平状態
にすれば便座収納凹所内に便座が収納されるので、一面
物便座蓋体を長椅子として使用できるようになる。さら
に、一面物便座蓋体の蓋用マットを手動或いは電動によ
って下方に倒すことで、便座及び排泄用開口部が出現す
るので、用便が足せるようになる。
【0081】また請求項3記載の発明は、上半身側ベッ
ドと下半身側ベッドとに分離可能とされると共に上半身
側ベッドがリクライニング可能な介護用ベッドであっ
て、上半身側ベッドの臀部側のサイド部に端部蓋体が設
けられ、上半身側ベッドが横臥状態のときは端部蓋体は
水平状態に保たれ、上半身側ベッドが起立したときには
端部蓋体が上半身側ベッドと連動して下方に倒れて臀部
の横が開放されるように構成されていると共に、上記端
部蓋体は、上半身側ベッドと連動するマット支持板と、
上半身側ベッドとは連動しない蓋用マットとの二重構造
の蓋体からなるので、上半身側ベッドを起立させると端
部蓋体のマット支持板が下に倒れる。このとき端部蓋体
の蓋用マットは上半身側ベッドとは連動しないために水
平状態に保たれ、この蓋用マットを腰掛けとして使用で
きる。さらに、この蓋用マットを手動或いは電動で下方
に倒すことにより、臀部の横が開放されるので、介護人
や車椅子が臀部の横に接近できるようになり、ベッドか
ら車椅子やタンカー等への乗り移りが楽にできるように
なる。また、上半身側ベッドを横臥状態に戻すと端部蓋
体のマット支持板が水平状態に戻り、通常のベッドとし
て使用可能となる。
【0082】また請求項4記載の発明は、上半身側ベッ
ドと下半身側ベッドとが一体化されていると共に上半身
側ベッドがリクライニング可能な介護用ベッドであっ
て、上半身側ベッドの臀部側のサイド部に端部蓋体が設
けられ、上半身側ベッドが横臥状態のときは端部蓋体は
水平状態に保たれており、上半身側ベッドが起立したと
きには端部蓋体が上半身側ベッドと連動して下方に倒れ
て患者の臀部の横が開放されるように構成されていると
共に、上記端部蓋体は、上半身側ベッドと連動するマッ
ト支持板と、上半身側ベッドとは連動しない蓋用マット
との二重構造の蓋体からなるので、上半身側ベッドを起
立させると端部蓋体のマット支持板が下に倒れる。この
とき端部蓋体の蓋用マットは上半身側ベッドとは連動し
ないために水平状態に保たれ、この蓋用マットを腰掛け
として使用できる。さらに、この蓋用マットを手動或い
は電動で下方に倒すことにより、臀部の横が開放される
ので、介護人や車椅子が臀部の横に接近できるようにな
り、ベッドから車椅子やタンカー等への乗り移りが楽に
できるようになる。また、上半身側ベッドを横臥状態に
戻すと端部蓋体のマット支持板が水平状態に戻り、通常
のベッドとして使用可能となる。すなわち非分離タイプ
の介護用ベッドであっても請求項3と同様な効果が得ら
れる。
【0083】また請求項5記載の発明は、上半身側ベッ
ドと下半身側ベッドとに分離可能とされると共に上半身
側ベッドがリクライニング可能な介護用ベッドであっ
て、上半身側ベッドの臀部側の縁部に便座が取り付けら
れると共に便座蓋体及び端部蓋体が開閉可能に取り付け
られ、上半身側ベッドが横臥状態のときは便座蓋体及び
端部蓋体が水平状態に保たれ、上半身側ベッドが起立し
たときには上半身側ベッドと連動して便座蓋体のみが下
方に倒れて排泄用開口部が出現するように構成されてお
り、上記便座蓋体は、上半身側ベッドと連動するマット
支持板と、上半身側ベッドとは連動しない蓋用マットと
の二重構造の蓋体からなり、上記端部蓋体は上半身側ベ
ッドとは連動せず、レバー操作等で下方に倒される一重
構造の蓋用マットのみで構成されているので、上半身側
ベッドを起立させると便座蓋体のマット支持板のみが下
に倒れる。このとき、便座蓋体の蓋用マットを手動或い
は電動で下に倒すことで排泄用開口部が出現し、用便可
能な状態となる。また、端部蓋体をレバー操作等によっ
て下方に倒すことによって、臀部の横が開放されるよう
になり、介護人や車椅子が臀部の横に接近できるように
なり、ベッドから車椅子やタンカー等への乗り移りも楽
にできるようになる。また便座蓋体の蓋用マット及び端
部蓋体をそれぞれ水平状態に保つようにすれば長椅子と
して使用できるようになる。
【0084】また請求項6記載の発明は、請求項1又は
請求項2又は請求項5記載の効果に加えて、上記便座蓋
体の蓋用マットを左右一対の便座間に配置すると共に、
蓋用マットの後部から便座の後部に回転軸を貫設するこ
とにより、蓋用マットと便座とを回転自在に接続して一
体化したので、便座蓋体の蓋用マットと便座とを一体に
接続できると共に、蓋用マットを下方に倒せば排泄用開
口部を出現させることができ、蓋用マットを水平状態に
戻せば腰掛け用の椅子として使用可能となる。
【0085】また請求項7記載の発明は、上記請求項1
又は請求項5又は請求項6記載の便座蓋体及び端部蓋
体、又は上記請求項2記載の一面物便座蓋体は、上半身
側ベッドとは連動せず、モータ等による電動方式で開閉
する一重構造の蓋体で構成したので、蓋体の開閉が自動
的にでき、介護人の負担軽減を図ることができる。
【0086】また請求項8記載の発明は、請求項1又は
請求項2又は請求項5又は請求項6又は請求項7記載の
効果に加えて、上記便座と便座蓋体の蓋用マットとが一
体化された座椅子兼便座がベッド本体の臀部側の位置に
収まるように装着されており、この座椅子兼便座はベッ
ド本体から取り外して車輪付きの移動体の上部に装着可
能とされているので、座椅子兼便座をベッド本体に装着
した状態で蓋用マットを下方に倒せば用便可能な状態と
なり、また、座椅子兼便座をベッド本体から離して移動
体の上部に装着することで、車椅子として使用できるよ
うになり、用途が広がる。
【0087】また請求項9記載の発明は、上記請求項8
記載の車輪付きの移動体を中央に配置して、移動体の前
部と後部に、中央に配置した移動体と合わせて横臥状態
になれる長さの昇降可能な移動タンカーを構成し、移動
タンカーを上半身側タンカーと下半身側タンカーとに分
離可能とし、上半身側タンカーと移動体の後部とを着脱
可能に接続すると共に下半身側タンカーと移動体の前部
とを着脱可能に接続し、上半身側タンカーと下半身側タ
ンカーの各脚部を昇降可能としたので、介護用ベッドが
例えば手術用ベッドやお風呂に入るためのタンカーとし
て使用可能となり、寝たきりのままでも移動ができ、介
護人の一層の負担軽減を図ることができる。
【0088】また請求項10記載の発明は、請求項8又
は請求項9記載の効果に加えて、上記移動体の上部をジ
ャッキや、空気袋、油圧等の昇降手段にて昇降可能とし
たので、車椅子として使用する場合や移動タンカーとし
て使用する場合にその高さを任意に調整可能となる。
【0089】また請求項11記載の発明は、請求項8又
は請求項9又は請求項10記載の効果に加えて、上記移
動体に、背もたれと肘掛けと介護人が持つ取手とを取り
付け、これらを必要なときだけ使用できるように移動体
に内蔵したり、又は後付けできるように取り付け穴を設
けたり、又は引掛け部を設けてネジ等その他の係止具に
て係止できるようにしたので、患者を移動体に乗せて搬
送するときに、背もたれ及び肘掛けによって患者の姿勢
を安定させることができ、また介護人が取手を持つこと
で搬送がしやすくなる。また移動体に腰掛けた状態で用
便を足すときは、洋式便器に腰掛けたのと同様な体勢で
用便が足せるようになり、このとき肘掛けは用便時に踏
ん張る力を補助する働きをする。さらに不要なときは背
もたれと肘掛けと取手を移動体に内蔵したり取り外すこ
とで、ベッドに取り付けて使用できるようになる。
【0090】また請求項12記載の発明は、上記請求項
1又は請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋
体、又は請求項2記載の端部蓋体の蓋用マットを水平状
態で係止するための支持脚を設けると共に、支持脚を係
止手段にて係止するので、便座蓋体或いは蓋用マットを
長椅子として使用するときは支持脚が長椅子の脚として
機能するようになり、腰を掛けてくつろぐことができ
る。
【0091】また請求項13記載の発明は、上記請求項
1又は請求項2又は請求項5乃至請求項9のいずれかに
記載の便座蓋体のマット支持板に、患者が上半身を起こ
して腰を掛けた状態から上半身側ベッドが水平状態とな
る際に患者の足を上方へ持ち上げるための足置きが一体
に設けられ、足置きの先端付近の両サイドに足の落下を
防止するための落下防止用枠を設けたので、上半身側ベ
ッドを起立させたときに患者の足を足置きに乗せること
で患者の足が宙に浮いてしまうことがない。しかも足置
きの先端付近の両サイドに設けた落下防止用枠によって
足が落下するのを防止できるので楽な姿勢で且つ安全に
上半身を起こしたり、横臥状態になったりすることがで
きる。
【0092】また請求項14記載の発明は、請求項1又
は請求項2又は請求項5又は請求項6又は請求項7のい
ずれかに記載の効果に加えて、上記便座の下方に配置さ
れる便器は、昇降可能な便器ボウルと、排泄物収納タン
クを内蔵したタンクケースと、便器ボウルと排泄物収納
タンクとを連結する伸縮自在な蛇腹状排水管とを備える
と共に、タンクケースの上面に患者の足を乗せる足乗せ
台を設け、タンクケースを移動可能としたので、便器ボ
ウルを便座の下面まで上昇させることで、便座と便器ボ
ウルとを密着させることができ、排泄物を確実に便器ボ
ウル内に排出できると共に、排泄物は蛇腹状排水管を通
ってタンクケース内の排泄物収納タンク内に溜められる
ので、衛生的となる。しかも、足乗せ台に患者の足を乗
せることで、患者は便座に座った状態で踏ん張る力がわ
き、筋力も養われるようになる。
【0093】また請求項15記載の発明は、請求項14
記載の効果に加えて、上記移動可能な便器にロープの一
端を接続し、ロープの他端を便座蓋体の前端部に設けた
ロープ引掛け部に引掛け、このロープは便座蓋体を下方
に倒したときに排泄用開口部の下方に便器を誘導し、便
器使用後は元の位置に引き戻すように構成されているの
で、便座蓋体を下方に倒す作業、水平状態に戻す作業だ
けで便器が排泄用開口部の下方に引き出されたり戻った
りするので、便器の出し入れの手間を省くことができ、
介護人の負担が一層軽減される。
【0094】また請求項16記載の発明は、上半身側ベ
ッドフレームの頭部付近にシャンプー台が入る大きさの
中央開口部を設け、中央開口部の両サイドの上半身側ベ
ッドフレーム部分を中央開口部に向かって平面視で略コ
字状又は略U字状に凹ませて介護人が出入りできる凹部
を形成し、中央開口部の上面を分離型マットレスにて開
閉自在とすると共に、上半身側ベッドフレームの下方か
ら中央開口部にシャンプー台を嵌め込んでなるので、分
離型マットレスを取り外すとシャンプー台が現れ、介護
人は患者を定位置に寝かせたままで楽にシャンプーがで
きるようになる結果、寝たままで美容室並みのシャンプ
ーが可能となる。
【0095】また請求項17記載の発明は、請求項16
記載の効果に加えて、分離型マットレスを取り外して出
現するシャンプー台の上面に、横臥状態にある患者の頭
部を寝やすい高さに調整するための補助シャンプー台を
着脱可能に載置したので、補助シャンプー台によって患
者の頭部をベッドのマットレスと略同じ高さになるよう
に調整ができ、患者の頭部が下がりすぎるのを防止で
き、患者の受ける圧迫感や違和感を完全に払拭すること
ができ、楽な姿勢で快適にシャンプーができるようにな
る。
【0096】また請求項18記載の発明は、上記請求項
1又は請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋
体、又は請求項2記載の一面物便座蓋体等を構成する蓋
体のロック構造において、上半身側ベッドの下面及び蓋
体の下面にそれぞれ設けたガイド枠と、両方のガイド枠
内に挿入可能なロック片とからなる連動切り換えスイッ
チを備えており、ロック片が両方のガイド枠間にまたが
って挿通しているときは蓋体が下方に倒れずに水平状態
に保持され、またがって挿通していないときは蓋体を下
方に倒すことができるように構成されているので、ロッ
ク片の手動又は電動の操作によって蓋体を開閉でき、蓋
体を腰掛けとして使用できる閉状態と、排泄用開口部が
出現して用便が可能な開状態とに容易に切り換えること
ができるものである。
【0097】また請求項19記載の発明は、上記請求項
1又は請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋
体、又は請求項2記載の一面物便座蓋体等を構成する蓋
体のロック構造において、上半身側ベッドが起立しても
蓋体が下方に倒れることのないように便座と蓋体との間
にまたがって貫通できるロックスイッチを取り付け、ロ
ックスイッチが便座と蓋体間にまたがって貫通している
ときは蓋体が下方に倒れずに水平状態に保持され、また
がって貫通していないときは蓋体を下方に倒すことがで
きるように構成されているので、ロックスイッチの操作
によって蓋体を開閉でき、蓋体を腰掛けとして使用でき
る閉状態と、排泄用開口部が出現して用便が可能な開状
態とに容易に切り換えることができるものである。
【0098】また請求項20記載の発明は、上半身側ベ
ッドと下半身側ベッドとに分離可能とされると共に上半
身側ベッドがリクライニング可能な介護用ベッドであっ
て、上半身側ベッドの上端中央部に患者の頭部を支える
ヘッドレスト35が設けられると共にこのヘッドレスト
35は上半身を起こした患者の座高に合わせて位置調整
が可能となっているので、上半身側ベッドを起立させた
ときに、上半身を起こした患者の頭部をヘッドレスト3
5によって支えることができ、安定した姿勢を保つこと
ができると共に、ヘッドレスト35の位置を調整するこ
とで患者の座高の変化に対応できるようになり、好みの
高さに調整することで、より安定感が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)は上半
身側ベッドと下半身側ベッドを分離して便座蓋体を水平
状態にした状態の斜視図、(b)は便座蓋体を下方に倒
して便座及び排泄用開口部を出現させた状態の斜視図で
ある。
【図2】同上の寝たきりの状態で用便を行なう場合の一
例を示す斜視図である。
【図3】同上の上半身側ベッド及び下半身側ベッドをレ
ールに沿って走行させる場合の斜視図である。
【図4】(a)は同上の便座蓋体の便座収納凹所内に便
座を収納した状態を示し、(b)は便座が便座収納凹所
から抜け出るときの状態を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は同上の支持脚の折り畳み状態
の説明図である。
【図6】(a)(b)は同上の支持脚を伸縮又は折り曲
げる場合の説明図である。
【図7】(a)は同上の便座の前端面を便座蓋体の前端
面と面一状にした場合の平面図であり、(b)は(a)
の正面図である。
【図8】同上の上半身側ベッドを傾動させる状態にした
ときの斜視図である。
【図9】(a)は同上の上半身側ベッドが起立状態とな
ったときの斜視図、(b)は第1の係合手段の説明図、
(c)は便座蓋体を水平状態にした状態の斜視図、
(d)は便座蓋体を下方に倒した状態の斜視図である。
【図10】(a)は同上の上半身側ベッドを起立状態と
し且つ便座蓋体を水平状態とした場合の斜視図、(b)
はロックアームを便座から引出した状態の斜視図、
(c)は引出したロックアームを水平に旋回させる場合
を説明する平面図である。
【図11】本発明の他の実施形態を示し、便座蓋体のみ
を下方に倒した状態の斜視図である。
【図12】(a)は同上の便座蓋体と端部蓋体のすべて
を下方に倒した状態の斜視図、(b)は足置きの他の実
施形態の斜視図である。
【図13】同上の便座蓋体をレバーで開閉させる場合の
説明図である。
【図14】同上の上半身側ベッド及び下半身側ベッドに
肘掛け及び取手を設けた場合の説明図である。
【図15】同上の取手の他例の説明図である。
【図16】(a)(b)は下半身側ベッドに便座蓋体を
回動自在に取り付けた場合の説明図である。
【図17】(a)(b)は同上の連動切り換えスイッチ
の動作説明図である。
【図18】分離しないタイプの介護用ベッドを示す斜視
図である。
【図19】同上の介護用ベッドにシャンプー台、便器等
を設けた場合の斜視図である。
【図20】(a)は同上の便器の斜視図、(b)は便座
蓋体が開いたときに便器を排泄用開口部の下方に自動的
に引出す方法の一例を示す斜視図である。
【図21】(a)は同上の便器ボウルに覆い部を設けた
場合の斜視図、(b)は覆い部を折り曲げた状態の説明
図である。
【図22】(a)は同上の便器に足乗せ台を設けた説明
図、(b)は足乗せ台を省略した場合の説明図である。
【図23】同上のシャンプー台を昇降可能とした場合の
斜視図である。
【図24】同上の臀部側ベッドの一例を説明する斜視図
である。
【図25】同上の臀部側ベッドの座椅子兼便座を高さ調
整可能とする場合を説明する断面図である。
【図26】同上の臀部側ベッドを歩行器として使用する
場合の説明図である。
【図27】同上の介護用ベッドの更に他例の説明図であ
る。
【図28】(a)(b)は同上の座椅子兼便座を示し、
(c)は座椅子兼便座を備えた移動体の説明図である。
【図29】同上の座椅子兼便座をベッドに昇降自在に取
り付ける場合の説明図である。
【図30】同上の座椅子兼便座を高さ調整するジャッキ
の説明図である。
【図31】同上の座椅子兼便座のジャッキを受ける庇部
を説明する斜視図である。
【図32】(a)は同上の移動タンカーとして使用可能
な介護用ベッドの斜視図、(b)は庇部を嵌合させる嵌
合凸部と嵌合凹部を説明する断面図、(c)は座椅子兼
便座と移動タンカーとを係合させる係合凸部と係合凹部
を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 介護用ベッド 1a ベッド本体 2 上半身側ベッド 2a 縁部 3 下半身側ベッド 4 便座 4’ 座椅子兼便座 5 蓋体 5A 便座蓋体 5B 端部蓋体 6 排泄用開口部 7 便器 8 便座収納凹所 9 便器ボウル 10 支持脚 11 蓋用マット 12 マット支持板 13 ロックスイッチ 14 蓋係止手段 15 足置き 16 タンクケース 17 蛇腹状排水管 18 補助シャンプー台 19 覆い部 21 凹み部 22 座椅子 23 肘掛け 24 中央開口部 25 分離型マットレス 26 シャンプー台 28 臀部側ベッド 29 移動体 30 背もたれ 31 テーパー面 32 移動タンカー 34 庇部 35 ヘッドレスト

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上半身側ベッドと下半身側ベッドとに分
    離可能とされると共に上半身側ベッドがリクライニング
    可能な介護用ベッドであって、上半身側ベッドの臀部側
    の縁部に便座が取り付けられると共に便座蓋体及び端部
    蓋体が開閉可能に取り付けられ、上半身側ベッドが横臥
    状態のときは便座蓋体及び端部蓋体が水平状態に保た
    れ、上半身側ベッドが起立したときには上半身側ベッド
    と連動して便座蓋体が下方に倒れて排泄用開口部が出現
    すると共に端部蓋体が下方に倒れて臀部の横が開放され
    るように構成されていると共に、上記便座蓋体及び端部
    蓋体は、上半身側ベッドと連動するマット支持板と、上
    半身側ベッドとは連動しない蓋用マットとの二重構造の
    蓋体からなることを特徴とする介護用ベッド。
  2. 【請求項2】 上記蓋体は便座蓋体と端部蓋体とが合体
    して一面物となった一面物便座蓋体で構成されており、
    一面物便座蓋体は便座を収納する便座収納凹所を有して
    おり、一面物便座蓋体を水平状態にしたときには便座収
    納凹所内に便座が収納されると共に排泄用開口部が閉塞
    された状態となり、上半身側ベッドが起立したときは上
    半身側ベッドと連動して一面物便座蓋体が下方に倒れて
    便座及び排泄用開口部が出現するように構成されている
    と共に、上記一面物便座蓋体は上半身側ベッドと連動す
    るマット支持板と、上半身側ベッドとは連動しない蓋用
    マットとの二重構造であることを特徴とする請求項1記
    載の介護用ベッド。
  3. 【請求項3】 上半身側ベッドと下半身側ベッドとに分
    離可能とされると共に上半身側ベッドがリクライニング
    可能な介護用ベッドであって、上半身側ベッドの臀部側
    のサイド部に端部蓋体が設けられ、上半身側ベッドが横
    臥状態のときは端部蓋体は水平状態に保たれ、上半身側
    ベッドが起立したときには端部蓋体が上半身側ベッドと
    連動して下方に倒れて臀部の横が開放されるように構成
    されていると共に、上記端部蓋体は、上半身側ベッドと
    連動するマット支持板と、上半身側ベッドとは連動しな
    い蓋用マットとの二重構造の蓋体からなることを特徴と
    する介護用ベッド。
  4. 【請求項4】 上半身側ベッドと下半身側ベッドとが一
    体化されていると共に上半身側ベッドがリクライニング
    可能な介護用ベッドであって、上半身側ベッドの臀部側
    のサイド部に端部蓋体が設けられ、上半身側ベッドが横
    臥状態のときは端部蓋体は水平状態に保たれており、上
    半身側ベッドが起立したときには端部蓋体が上半身側ベ
    ッドと連動して下方に倒れて患者の臀部の横が開放され
    るように構成されていると共に、上記端部蓋体は、上半
    身側ベッドと連動するマット支持板と、上半身側ベッド
    とは連動しない蓋用マットとの二重構造の蓋体からなる
    ことを特徴とする介護用ベッド。
  5. 【請求項5】 上半身側ベッドと下半身側ベッドとに分
    離可能とされると共に上半身側ベッドがリクライニング
    可能な介護用ベッドであって、上半身側ベッドの臀部側
    の縁部に便座が取り付けられると共に便座蓋体及び端部
    蓋体が開閉可能に取り付けられ、上半身側ベッドが横臥
    状態のときは便座蓋体及び端部蓋体が水平状態に保た
    れ、上半身側ベッドが起立したときには上半身側ベッド
    と連動して便座蓋体のみが下方に倒れて排泄用開口部が
    出現するように構成されており、上記便座蓋体は、上半
    身側ベッドと連動するマット支持板と、上半身側ベッド
    とは連動しない蓋用マットとの二重構造の蓋体からな
    り、上記端部蓋体は上半身側ベッドとは連動せず、レバ
    ー操作等で下方に倒される一重構造の蓋用マットのみで
    構成されていることを特徴とする介護用ベッド。
  6. 【請求項6】 上記便座蓋体の蓋用マットを左右一対の
    便座間に配置すると共に、蓋用マットの後部から便座の
    後部に回転軸を貫設することにより、蓋用マットと便座
    とを回転自在に接続して一体化したことを特徴とする請
    求項1又は請求項2又は請求項5記載の介護用ベッド。
  7. 【請求項7】 上記請求項1又は請求項5又は請求項6
    記載の便座蓋体及び端部蓋体、又は上記請求項2記載の
    一面物便座蓋体は、上半身側ベッドとは連動せず、モー
    タ等による電動方式で開閉する一重構造の蓋体で構成し
    たことを特徴とする介護用ベッド。
  8. 【請求項8】 上記便座と便座蓋体の蓋用マットとが一
    体化された座椅子兼便座がベッド本体の臀部側の位置に
    収まるように装着されており、この座椅子兼便座はベッ
    ド本体から取り外して車輪付きの移動体の上部に装着可
    能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項5又は請求項6又は請求項7記載の介護用ベ
    ッド。
  9. 【請求項9】 上記請求項8記載の車輪付きの移動体を
    中央に配置して、移動体の前部と後部に、中央に配置し
    た移動体と合わせて横臥状態になれる長さの昇降可能な
    移動タンカーを構成し、移動タンカーを上半身側タンカ
    ーと下半身側タンカーとに分離可能とし、上半身側タン
    カーと移動体の後部とを着脱可能に接続すると共に下半
    身側タンカーと移動体の前部とを着脱可能に接続し、上
    半身側タンカーと下半身側タンカーの各脚部を昇降可能
    としたことを特徴とする介護用ベッド。
  10. 【請求項10】 上記移動体の上部をジャッキや、空気
    袋、油圧等の昇降手段にて昇降可能としたことを特徴と
    する請求項8又は請求項9記載の介護用ベッド。
  11. 【請求項11】 上記移動体に、背もたれと肘掛けと介
    護人が持つ取手とを取り付け、これらを必要なときだけ
    使用できるように移動体に内蔵したり、又は後付けでき
    るように取り付け穴を設けたり、又は引掛け部を設けて
    ネジ等その他の係止具にて係止できるようにしたことを
    特徴とする請求項8又は請求項9又は請求項10記載の
    介護用ベッド。
  12. 【請求項12】 上記請求項1又は請求項5乃至請求項
    9のいずれかに記載の便座蓋体、又は請求項2記載の端
    部蓋体の蓋用マットを水平状態で係止するための支持脚
    を設けると共に、支持脚を係止手段にて係止することを
    特徴とする介護用ベッド。
  13. 【請求項13】 上記請求項1又は請求項2又は請求項
    5乃至請求項9のいずれかに記載の便座蓋体のマット支
    持板に、患者が上半身を起こして腰を掛けた状態から上
    半身側ベッドが水平状態となる際に患者の足を上方へ持
    ち上げるための足置きが一体に設けられ、足置きの先端
    付近の両サイドに足の落下を防止するための落下防止用
    枠を設けたことを特徴とする介護用ベッド。
  14. 【請求項14】 上記便座の下方に配置される便器は、
    昇降可能な便器ボウルと、排泄物収納タンクを内蔵した
    タンクケースと、便器ボウルと排泄物収納タンクとを連
    結する伸縮自在な蛇腹状排水管とを備えると共に、タン
    クケースの上面に患者の足を乗せる足乗せ台を設け、タ
    ンクケースを移動可能としたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2又は請求項5又は請求項6又は請求項7の
    いずれかに記載の介護用ベッド。
  15. 【請求項15】 上記移動可能な便器にロープの一端を
    接続し、ロープの他端を便座蓋体の前端部に設けたロー
    プ引掛け部に引掛け、このロープは便座蓋体を下方に倒
    したときに排泄用開口部の下方に便器を誘導し、便器使
    用後は元の位置に引き戻すように構成されていることを
    特徴とする請求項14記載の介護用ベッド。
  16. 【請求項16】 上半身側ベッドフレームの頭部付近に
    シャンプー台が入る大きさの中央開口部を設け、中央開
    口部の両サイドの上半身側ベッドフレーム部分を中央開
    口部に向かって平面視で略コ字状又は略U字状に凹ませ
    て介護人が出入りできる凹部を形成し、中央開口部の上
    面を分離型マットレスにて開閉自在とすると共に、上半
    身側ベッドフレームの下方から中央開口部にシャンプー
    台を嵌め込んでなることを特徴とする介護用ベッド。
  17. 【請求項17】 上記分離型マットレスを取り外して出
    現するシャンプー台の上面に、横臥状態にある患者の頭
    部を寝やすい高さに調整するための補助シャンプー台を
    着脱可能に載置したことを特徴とする請求項16記載の
    介護用ベッド。
  18. 【請求項18】 上記請求項1又は請求項5乃至請求項
    9のいずれかに記載の便座蓋体、又は請求項2記載の一
    面物便座蓋体等を構成する蓋体のロック構造において、
    上半身側ベッドの下面及び蓋体の下面にそれぞれ設けた
    ガイド枠と、両方のガイド枠内に挿入可能なロック片と
    からなる連動切り換えスイッチを備えており、ロック片
    が両方のガイド枠間にまたがって挿通しているときは蓋
    体が下方に倒れずに水平状態に保持され、またがって挿
    通していないときは蓋体を下方に倒すことができるよう
    に構成されていることを特徴とする介護用ベッド。
  19. 【請求項19】 上記請求項1又は請求項5乃至請求項
    9のいずれかに記載の便座蓋体、又は請求項2記載の一
    面物便座蓋体等を構成する蓋体のロック構造において、
    上半身側ベッドが起立しても蓋体が下方に倒れることの
    ないように便座と蓋体との間にまたがって貫通できるロ
    ックスイッチを取り付け、ロックスイッチが便座と蓋体
    間にまたがって貫通しているときは蓋体が下方に倒れず
    に水平状態に保持され、またがって貫通していないとき
    は蓋体を下方に倒すことができるように構成されている
    ことを特徴とする介護用ベッド。
  20. 【請求項20】 上半身側ベッドと下半身側ベッドとに
    分離可能とされると共に上半身側ベッドがリクライニン
    グ可能な介護用ベッドであって、上半身側ベッドの上端
    中央部に患者の頭部を支えるヘッドレストが設けられる
    と共にこのヘッドレストは上半身を起こした患者の座高
    に合わせて位置調整が可能となっていることを特徴とす
    る介護用ベッド。
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