JPH11128279A - 介護用ベッド - Google Patents
介護用ベッドInfo
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- JPH11128279A JPH11128279A JP9315883A JP31588397A JPH11128279A JP H11128279 A JPH11128279 A JP H11128279A JP 9315883 A JP9315883 A JP 9315883A JP 31588397 A JP31588397 A JP 31588397A JP H11128279 A JPH11128279 A JP H11128279A
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- roller
- frame
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のまま
で容易かつ適正に洗浄できるようにして、被介護者の苦
痛を無くし、介護者の作業を簡略化する。 【解決手段】 上下方向に折り曲げ可能、かつ所定の折
り曲げ状態での保持が可能な関節5によって連結された
枠状のベッドフレーム1に、4本のローラ10を回転自
在に水平支持した7個のローラブロック41〜47が長
手方向の移動を許容する空間13を有して組込まれる。
被介護者は、ローラブロック41〜47上での横臥姿勢
や、上体部を起こした座り姿勢あるいは上体部を起こ
し、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢で身体の前面
を一様に洗浄される。また、空間13に対応している被
介護者の身体の背面を局部的に洗浄する。空間13を変
位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更するこ
とができる。
で容易かつ適正に洗浄できるようにして、被介護者の苦
痛を無くし、介護者の作業を簡略化する。 【解決手段】 上下方向に折り曲げ可能、かつ所定の折
り曲げ状態での保持が可能な関節5によって連結された
枠状のベッドフレーム1に、4本のローラ10を回転自
在に水平支持した7個のローラブロック41〜47が長
手方向の移動を許容する空間13を有して組込まれる。
被介護者は、ローラブロック41〜47上での横臥姿勢
や、上体部を起こした座り姿勢あるいは上体部を起こ
し、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢で身体の前面
を一様に洗浄される。また、空間13に対応している被
介護者の身体の背面を局部的に洗浄する。空間13を変
位させることによって、局部的な洗浄箇所を変更するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は介護用ベッドに係
り、特に、ベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のまま
で、被介護者の身体を容易かつ適正に洗浄するのに好適
な介護用ベッドに関する。
り、特に、ベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のまま
で、被介護者の身体を容易かつ適正に洗浄するのに好適
な介護用ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】病院や老人ホームあるいは自宅などにお
いて、歩行が困難なベッド使用者(以下、被介護者とい
う)の身体の洗浄は、通常、被介護者をベッドから簡易
浴槽などのバスに移して行われ、洗浄終了後にベッドに
復帰させる。しかし、被介護者を前述のように簡易浴槽
などのバスで洗浄する方法では、身体の自由度が過剰に
なり、却って被介護者に苦痛を与えるおそれがあるとと
もに、介護者に煩雑な作業を強要することになる。
いて、歩行が困難なベッド使用者(以下、被介護者とい
う)の身体の洗浄は、通常、被介護者をベッドから簡易
浴槽などのバスに移して行われ、洗浄終了後にベッドに
復帰させる。しかし、被介護者を前述のように簡易浴槽
などのバスで洗浄する方法では、身体の自由度が過剰に
なり、却って被介護者に苦痛を与えるおそれがあるとと
もに、介護者に煩雑な作業を強要することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来なされ
ていた被介護者の身体の洗浄方法では、被介護者自身に
苦痛を与えるおそれがあるとともに、介護者に煩雑な作
業を強要する欠点がある。そこで、本発明は、被介護者
が望むベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のままで容
易かつ適正に洗浄することを可能にして、被介護者の苦
痛を無くすとともに、介護者の作業を簡略化することが
できる介護用ベッドを提供することを目的としている。
ていた被介護者の身体の洗浄方法では、被介護者自身に
苦痛を与えるおそれがあるとともに、介護者に煩雑な作
業を強要する欠点がある。そこで、本発明は、被介護者
が望むベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のままで容
易かつ適正に洗浄することを可能にして、被介護者の苦
痛を無くすとともに、介護者の作業を簡略化することが
できる介護用ベッドを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係る介護用ベッドは、枠状
のベッドフレームと、このベッドフレームの長手方向に
所定の間隔を有して複数本のローラを回転自在に幅方向
で水平支持した複数個のローラブロックとを備え、これ
ら複数個のローラブロックそれぞれの幅方向両端部が前
記ベッドフレームの長手方向の移動を許容する空間を有
して該ベッドフレームの幅方向両側部材に移動自在に組
込まれていることを特徴としている。
に、請求項1に記載の発明に係る介護用ベッドは、枠状
のベッドフレームと、このベッドフレームの長手方向に
所定の間隔を有して複数本のローラを回転自在に幅方向
で水平支持した複数個のローラブロックとを備え、これ
ら複数個のローラブロックそれぞれの幅方向両端部が前
記ベッドフレームの長手方向の移動を許容する空間を有
して該ベッドフレームの幅方向両側部材に移動自在に組
込まれていることを特徴としている。
【0005】また、前記目的を達成するために、請求項
2に記載の発明に係る介護用ベッドは、長手方向に平行
にのびる幅方向両側部材が長手方向で複数分割された枠
状のベッドフレームと、長手方向に所定の間隔を有して
複数本のローラを回転自在に幅方向で水平支持した複数
個のローラブロックとを備え、前記幅方向両側部材の複
数分割箇所のそれぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ
所定の折り曲げ状態での保持が可能な関節によって連結
されており、前記複数個のローラブロックそれぞれの幅
方向両端部が長手方向の移動を許容する空間を有して前
記ベッドフレームの幅方向両側部材に移動自在に組込ま
れていることを特徴としている。
2に記載の発明に係る介護用ベッドは、長手方向に平行
にのびる幅方向両側部材が長手方向で複数分割された枠
状のベッドフレームと、長手方向に所定の間隔を有して
複数本のローラを回転自在に幅方向で水平支持した複数
個のローラブロックとを備え、前記幅方向両側部材の複
数分割箇所のそれぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ
所定の折り曲げ状態での保持が可能な関節によって連結
されており、前記複数個のローラブロックそれぞれの幅
方向両端部が長手方向の移動を許容する空間を有して前
記ベッドフレームの幅方向両側部材に移動自在に組込ま
れていることを特徴としている。
【0006】請求項3に記載の発明に係る介護用ベッド
は、前記ローラの表面が合成樹脂またはゴムなどの軟質
材によって形成されていることを特徴としている。
は、前記ローラの表面が合成樹脂またはゴムなどの軟質
材によって形成されていることを特徴としている。
【0007】請求項4に記載の発明に係る介護用ベッド
は、前記ローラブロックの複数本のローラが、各ローラ
の軸方向両端部に対向配置されて長手方向にのびる一連
の支持板によって回転自在に支持されていることを特徴
としている。
は、前記ローラブロックの複数本のローラが、各ローラ
の軸方向両端部に対向配置されて長手方向にのびる一連
の支持板によって回転自在に支持されていることを特徴
としている。
【0008】請求項5に記載の発明に係る介護用ベッド
は、前記ローラブロックの複数本のローラが、各ローラ
の軸方向両端部に対向配置されて長手方向の複数箇所で
連結部材により上下方向の相対回転可能に連結された複
数のリンク板によって回転自在に支持されていることを
特徴としている。
は、前記ローラブロックの複数本のローラが、各ローラ
の軸方向両端部に対向配置されて長手方向の複数箇所で
連結部材により上下方向の相対回転可能に連結された複
数のリンク板によって回転自在に支持されていることを
特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、被介護者
を複数個のローラブロック上で横臥させ、洗浄装置から
被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させること
によって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄すること
ができる。また、長手方向の移動を許容する空間を利用
することにより、該空間に対応している被介護者の身体
の背面を局部的に洗浄することができるとともに、ロー
ラブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長
手方向に移動させ、空間を変位させることによって、局
部的な洗浄箇所を変更することができる。
を複数個のローラブロック上で横臥させ、洗浄装置から
被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させること
によって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄すること
ができる。また、長手方向の移動を許容する空間を利用
することにより、該空間に対応している被介護者の身体
の背面を局部的に洗浄することができるとともに、ロー
ラブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長
手方向に移動させ、空間を変位させることによって、局
部的な洗浄箇所を変更することができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、被介護者
を複数個のローラブロック上で横臥させ、洗浄装置から
被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させること
によって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄すること
ができる。また、長手方向の移動を許容する空間を利用
することにより、該空間に対応している被介護者の身体
の背面を局部的に洗浄することができるとともに、ロー
ラブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長
手方向に移動させ、空間を変位させることによって、局
部的な洗浄箇所を変更することができる。さらに、関節
を折り曲げることによって、上体部を起こした座り姿勢
や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り
姿勢などを得ることができ、座り姿勢のままで、洗浄装
置から被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させ
ることによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄す
ることができる。また、前記横臥状態での背面洗浄と同
様に、前記空間を利用することにより、該空間に対応し
ている被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することが
できるとともに、ローラブロックのいずれかを選択し
て、ベッドフレームの長手方向に移動させ、空間を変位
させることによって、局部的な洗浄箇所を変更すること
ができる。
を複数個のローラブロック上で横臥させ、洗浄装置から
被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させること
によって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄すること
ができる。また、長手方向の移動を許容する空間を利用
することにより、該空間に対応している被介護者の身体
の背面を局部的に洗浄することができるとともに、ロー
ラブロックのいずれかを選択して、ベッドフレームの長
手方向に移動させ、空間を変位させることによって、局
部的な洗浄箇所を変更することができる。さらに、関節
を折り曲げることによって、上体部を起こした座り姿勢
や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り
姿勢などを得ることができ、座り姿勢のままで、洗浄装
置から被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させ
ることによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄す
ることができる。また、前記横臥状態での背面洗浄と同
様に、前記空間を利用することにより、該空間に対応し
ている被介護者の身体の背面を局部的に洗浄することが
できるとともに、ローラブロックのいずれかを選択し
て、ベッドフレームの長手方向に移動させ、空間を変位
させることによって、局部的な洗浄箇所を変更すること
ができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、ローラの
表面が合成樹脂またはゴムなどの軟質材によって形成さ
れていることにより、洗浄時に被介護者に与える痛みな
どの苦痛を大幅に緩和することができる。
表面が合成樹脂またはゴムなどの軟質材によって形成さ
れていることにより、洗浄時に被介護者に与える痛みな
どの苦痛を大幅に緩和することができる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の介護用ベッドのローラブロックを長手方向に移
動させることが可能であり、請求項2に記載の介護用ベ
ッドで被介護者を横臥姿勢で洗浄する場合にローラブロ
ックを長手方向に移動させることが可能である。また、
請求項2に記載の介護用ベッドにおいて、上体部を起こ
した座り姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折
り曲げた座り姿勢などで洗浄する場合に、関節に対応し
ない箇所で使用および長手方向に移動させることが可能
である。
に記載の介護用ベッドのローラブロックを長手方向に移
動させることが可能であり、請求項2に記載の介護用ベ
ッドで被介護者を横臥姿勢で洗浄する場合にローラブロ
ックを長手方向に移動させることが可能である。また、
請求項2に記載の介護用ベッドにおいて、上体部を起こ
した座り姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折
り曲げた座り姿勢などで洗浄する場合に、関節に対応し
ない箇所で使用および長手方向に移動させることが可能
である。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
に記載の介護用ベッドにおいて、上体部を起こした座り
姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた
座り姿勢などで洗浄する場合に、ローラブロックが関節
に対応しても、該関節での上下方向の折り曲げに追従し
てローラブロックが上下方向に折り曲げられる。
に記載の介護用ベッドにおいて、上体部を起こした座り
姿勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた
座り姿勢などで洗浄する場合に、ローラブロックが関節
に対応しても、該関節での上下方向の折り曲げに追従し
てローラブロックが上下方向に折り曲げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、請求項1に記載の発明に係
る介護用ベッドの一実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1および図2において、介護用ベッドは、枠状の
ベッドフレーム1と、この枠状のベッドフレーム1を昇
降可能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇降手段
2と、水受け3と、7個のローラブロック41、42、
43、44、45、46、47を備えている。
る介護用ベッドの一実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1および図2において、介護用ベッドは、枠状の
ベッドフレーム1と、この枠状のベッドフレーム1を昇
降可能かつ所定のレベルで停止可能に支持する昇降手段
2と、水受け3と、7個のローラブロック41、42、
43、44、45、46、47を備えている。
【0015】枠状のベッドフレーム1は、断面が略コ字
状の薄肉型鋼によって構成され、投影平面形状が長方形
を呈しており、長手方向に平行にのびる一連の幅方向両
側部材1A,1Bを備えている。
状の薄肉型鋼によって構成され、投影平面形状が長方形
を呈しており、長手方向に平行にのびる一連の幅方向両
側部材1A,1Bを備えている。
【0016】昇降手段2は、シリンダ装置によってな
り、ペダル2Aの足踏み操作によって枠状のベッドフレ
ーム1を昇降させるとともに、所定のレベルで枠状のベ
ッドフレーム1を停止させることができるように構成さ
れている。
り、ペダル2Aの足踏み操作によって枠状のベッドフレ
ーム1を昇降させるとともに、所定のレベルで枠状のベ
ッドフレーム1を停止させることができるように構成さ
れている。
【0017】水受け3は、被介護者の洗浄時に枠状のベ
ッドフレーム1側から落下する温洗浄水または冷洗浄水
を回収するためのもので、金属製の型鋼によってなる枠
部分3Aと、この枠部分3Aの底部および周囲に張設し
た鋼板3Bによって深皿状に形成され、底部の適所に設
けた排水孔はドレンプラグ3Cによって開閉可能に閉塞
されている。
ッドフレーム1側から落下する温洗浄水または冷洗浄水
を回収するためのもので、金属製の型鋼によってなる枠
部分3Aと、この枠部分3Aの底部および周囲に張設し
た鋼板3Bによって深皿状に形成され、底部の適所に設
けた排水孔はドレンプラグ3Cによって開閉可能に閉塞
されている。
【0018】図3ないし図5に示すように、7個のロー
ラブロック41〜47は、4本のローラ10,10……
と、これらローラ10,10……の軸方向両端部に対向
配置されて、各ローラ10,10……を支持する一連の
支持板11によってなる。また、各ローラ10,10…
…は、金属製のローラ軸10Aと、合成樹脂またはゴム
などの軟質材料によって成形された筒状のローラ本体1
0Bおよび1対のベアリング10C,10Cを備えてい
る。したがって、ローラ軸10Aを筒状のローラ本体1
0Bに貫通し、この状態でベアリング10C,10Cを
ローラ軸10Aと筒状のローラ本体10Bの間に介在さ
せることによって、筒状のローラ本体10Bをローラ軸
10Aの軸まわりに回転自在に支持するとともに、一連
の支持板11を貫通して、ボルト12をローラ軸10A
の軸方向両端部にねじ込み締め付けることによって、長
手方向に所定の間隔を有して4本のローラ10,10…
…を回転自在に水平支持した7個のローラブロック41
〜47が組み立てられる。
ラブロック41〜47は、4本のローラ10,10……
と、これらローラ10,10……の軸方向両端部に対向
配置されて、各ローラ10,10……を支持する一連の
支持板11によってなる。また、各ローラ10,10…
…は、金属製のローラ軸10Aと、合成樹脂またはゴム
などの軟質材料によって成形された筒状のローラ本体1
0Bおよび1対のベアリング10C,10Cを備えてい
る。したがって、ローラ軸10Aを筒状のローラ本体1
0Bに貫通し、この状態でベアリング10C,10Cを
ローラ軸10Aと筒状のローラ本体10Bの間に介在さ
せることによって、筒状のローラ本体10Bをローラ軸
10Aの軸まわりに回転自在に支持するとともに、一連
の支持板11を貫通して、ボルト12をローラ軸10A
の軸方向両端部にねじ込み締め付けることによって、長
手方向に所定の間隔を有して4本のローラ10,10…
…を回転自在に水平支持した7個のローラブロック41
〜47が組み立てられる。
【0019】前記ローラブロック41〜47は、枠状の
ベッドフレーム1が組み立てられる前段で該枠状のベッ
ドフレーム1に組み付けられる。この組付けは、図5に
示すように、各ローラ10,10……におけるローラ軸
10Aの軸方向両端部(ただし、図5では軸方向一端部
のみを示している)を枠状のベッドフレーム1の幅方向
両側部材1A,1B内に挿入することによって得ること
ができる。
ベッドフレーム1が組み立てられる前段で該枠状のベッ
ドフレーム1に組み付けられる。この組付けは、図5に
示すように、各ローラ10,10……におけるローラ軸
10Aの軸方向両端部(ただし、図5では軸方向一端部
のみを示している)を枠状のベッドフレーム1の幅方向
両側部材1A,1B内に挿入することによって得ること
ができる。
【0020】枠状のベッドフレーム1に7個のローラブ
ロック41〜47が組付けられることで、図6に示すよ
うに、枠状のベッドフレーム1に長手方向の移動を許容
する空間13が形成される。具体例として、枠状のベッ
ドフレーム1の長手方向の寸法Lを約2,000mm、
各ローラブロック41〜47それぞれの長手方向の寸法
ΔLを215mmに設定すると、長手方向の寸法ΔL1
が約300mm前後の空間13を形成することができ
る。すなわち、7個のローラブロック41〜47は、空
間13を有してベッドフレーム1の幅方向両側部材1
A,1Bに長手方向の移動を自在に組込まれている。
ロック41〜47が組付けられることで、図6に示すよ
うに、枠状のベッドフレーム1に長手方向の移動を許容
する空間13が形成される。具体例として、枠状のベッ
ドフレーム1の長手方向の寸法Lを約2,000mm、
各ローラブロック41〜47それぞれの長手方向の寸法
ΔLを215mmに設定すると、長手方向の寸法ΔL1
が約300mm前後の空間13を形成することができ
る。すなわち、7個のローラブロック41〜47は、空
間13を有してベッドフレーム1の幅方向両側部材1
A,1Bに長手方向の移動を自在に組込まれている。
【0021】14は温洗浄水または冷洗浄水供給源を示
し、介護用ベッドの側方に設置される。この洗浄水供給
源14にはシャワーノズルによってなる洗浄装置15が
ホース16を介して接続される。なお、温洗浄水または
冷洗浄水供給源14として、既設の湯沸かし器などを使
用してもよい。図中9は滑り止めを示し、ベッドフレー
ム1の端部に幅方向にのびて立設されている。また、1
7は樹脂シートなどによって構成される防水カーテンで
ある。
し、介護用ベッドの側方に設置される。この洗浄水供給
源14にはシャワーノズルによってなる洗浄装置15が
ホース16を介して接続される。なお、温洗浄水または
冷洗浄水供給源14として、既設の湯沸かし器などを使
用してもよい。図中9は滑り止めを示し、ベッドフレー
ム1の端部に幅方向にのびて立設されている。また、1
7は樹脂シートなどによって構成される防水カーテンで
ある。
【0022】前記構成において、被介護者の洗浄時に
は、被介護者を介護用ベッドのローラブロック41〜4
7上で横臥させ、昇降手段2の作動により枠状のベッド
フレーム1を適当な高さまで上昇させ、この位置で停止
させたのち、洗浄装置15から被介護者に温洗浄水また
は冷洗浄水を緩噴射させることによって、被介護者の身
体の前面を一様に洗浄することができる。
は、被介護者を介護用ベッドのローラブロック41〜4
7上で横臥させ、昇降手段2の作動により枠状のベッド
フレーム1を適当な高さまで上昇させ、この位置で停止
させたのち、洗浄装置15から被介護者に温洗浄水また
は冷洗浄水を緩噴射させることによって、被介護者の身
体の前面を一様に洗浄することができる。
【0023】また、長手方向の移動を許容する空間13
を利用することにより、該空間13に対応している被介
護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとと
もに、ローラブロック41〜47のいずれかを選択し
て、枠状のベッドフレーム1の長手方向に移動させ、空
間13を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を
変更することができる。
を利用することにより、該空間13に対応している被介
護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとと
もに、ローラブロック41〜47のいずれかを選択し
て、枠状のベッドフレーム1の長手方向に移動させ、空
間13を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を
変更することができる。
【0024】洗浄時において被介護者の身体に緩噴射し
た温洗浄水または冷洗浄水は、各ローラブロック41〜
47における4本のローラ10,10……の間隙および
空間13から水受け3に落下して回収される。回収量に
応じてドレンプラグ3Cを開放し排水すればよい。
た温洗浄水または冷洗浄水は、各ローラブロック41〜
47における4本のローラ10,10……の間隙および
空間13から水受け3に落下して回収される。回収量に
応じてドレンプラグ3Cを開放し排水すればよい。
【0025】このように、被介護者が望むベッド上での
横臥姿勢のままで、身体の前面を容易かつ適正に洗浄す
ることができるとともに、ローラブロック41〜47の
長手方向の移動を許容する空間13を利用することによ
って、身体の背面を容易かつ適正に洗浄することができ
る。しかも、介護者の作業を簡略化することができる。
横臥姿勢のままで、身体の前面を容易かつ適正に洗浄す
ることができるとともに、ローラブロック41〜47の
長手方向の移動を許容する空間13を利用することによ
って、身体の背面を容易かつ適正に洗浄することができ
る。しかも、介護者の作業を簡略化することができる。
【0026】つぎに、請求項2に記載の発明に係る介護
用ベッドの一実施の形態を図面に基づいて説明する。な
お、請求項1に記載の発明に係る介護用ベッドと同一も
しくは相当部分には、同一符号を付して詳しい説明は省
略する。図7および図8において、枠状のベッドフレー
ム1における長手方向に平行にのびる幅方向両側部材1
A,1Bが長手方向で3分割されている。これら3分割
箇所のそれぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ図7の
仮想線で示すような折り曲げ状態での保持が可能な関節
5によって連結されている。これら関節5は、周知のラ
チェット式関節機構によってなり、枠状のベッドフレー
ム1における一端側部材(被介護者の頭部側部材)6を
中央部材7に対して実線で示す水平姿勢から垂直起立姿
勢の範囲および実線で示す水平姿勢から若干前下がりの
範囲内で、一端側部材6を任意の折り曲げ状態で保持す
ることが可能であるとともに、この折り曲げ状態を解除
して、実線で示す水平姿勢に復帰できるようになってい
る。また、枠状のベッドフレーム1における他端側部材
(被介護者の下肢側部材)8を中央部材7に対して実線
で示す水平姿勢から垂下姿勢の範囲および実線で示す水
平姿勢から若干後ろ上がりの範囲内で、他端側部材8を
任意の折り曲げ状態で保持することが可能であるととも
に、この折り曲げ状態を解除して、実線で示す水平姿勢
に復帰できるようになっており、他端側部材8の端部に
滑り止め9が幅方向にのびて立設されている。
用ベッドの一実施の形態を図面に基づいて説明する。な
お、請求項1に記載の発明に係る介護用ベッドと同一も
しくは相当部分には、同一符号を付して詳しい説明は省
略する。図7および図8において、枠状のベッドフレー
ム1における長手方向に平行にのびる幅方向両側部材1
A,1Bが長手方向で3分割されている。これら3分割
箇所のそれぞれが上下方向に折り曲げ可能、かつ図7の
仮想線で示すような折り曲げ状態での保持が可能な関節
5によって連結されている。これら関節5は、周知のラ
チェット式関節機構によってなり、枠状のベッドフレー
ム1における一端側部材(被介護者の頭部側部材)6を
中央部材7に対して実線で示す水平姿勢から垂直起立姿
勢の範囲および実線で示す水平姿勢から若干前下がりの
範囲内で、一端側部材6を任意の折り曲げ状態で保持す
ることが可能であるとともに、この折り曲げ状態を解除
して、実線で示す水平姿勢に復帰できるようになってい
る。また、枠状のベッドフレーム1における他端側部材
(被介護者の下肢側部材)8を中央部材7に対して実線
で示す水平姿勢から垂下姿勢の範囲および実線で示す水
平姿勢から若干後ろ上がりの範囲内で、他端側部材8を
任意の折り曲げ状態で保持することが可能であるととも
に、この折り曲げ状態を解除して、実線で示す水平姿勢
に復帰できるようになっており、他端側部材8の端部に
滑り止め9が幅方向にのびて立設されている。
【0027】図9および図10に示すように、7個のロ
ーラブロック41〜47は、4本のローラ10,10…
…と、これらローラ10,10……の軸方向両端部に対
向配置されて、各ローラ10,10……を支持する3枚
1組のリンク板11、11、11によってなり、各リン
ク板11、11、11は、ボルト12の軸まわりに相対
回転可能に連結されている。また、各ローラ10,10
……は、図5に示す請求項1に記載の発明に係る介護用
ベッドと同様、金属製のローラ軸10Aと、合成樹脂ま
たはゴムなどの軟質材料によって成形された筒状のロー
ラ本体10Bおよび1対のベアリング10C,10Cを
備えている。したがって、ローラ軸10Aを筒状のロー
ラ本体10Bに貫通し、この状態でベアリング10C,
10Cをローラ軸10Aと筒状のローラ本体10Bの間
に介在させることによって、筒状のローラ本体10Bを
ローラ軸10Aの軸まわりに回転自在に支持するととも
に、各リンク板11、11、11を貫通して、ボルト1
2をローラ軸10Aの軸方向両端部にねじ込み締め付け
ることによって、長手方向に所定の間隔を有して4本の
ローラ10,10……を回転自在に水平支持した7個の
ローラブロック41〜47が組み立てられる。
ーラブロック41〜47は、4本のローラ10,10…
…と、これらローラ10,10……の軸方向両端部に対
向配置されて、各ローラ10,10……を支持する3枚
1組のリンク板11、11、11によってなり、各リン
ク板11、11、11は、ボルト12の軸まわりに相対
回転可能に連結されている。また、各ローラ10,10
……は、図5に示す請求項1に記載の発明に係る介護用
ベッドと同様、金属製のローラ軸10Aと、合成樹脂ま
たはゴムなどの軟質材料によって成形された筒状のロー
ラ本体10Bおよび1対のベアリング10C,10Cを
備えている。したがって、ローラ軸10Aを筒状のロー
ラ本体10Bに貫通し、この状態でベアリング10C,
10Cをローラ軸10Aと筒状のローラ本体10Bの間
に介在させることによって、筒状のローラ本体10Bを
ローラ軸10Aの軸まわりに回転自在に支持するととも
に、各リンク板11、11、11を貫通して、ボルト1
2をローラ軸10Aの軸方向両端部にねじ込み締め付け
ることによって、長手方向に所定の間隔を有して4本の
ローラ10,10……を回転自在に水平支持した7個の
ローラブロック41〜47が組み立てられる。
【0028】前記ローラブロック41〜47は、枠状の
ベッドフレーム1における一端側部材6と中央部材7お
よび他端側部材8が関節5によって連結される前段で枠
状のベッドフレーム1に組み付けられる。この組付け
は、請求項1に記載の発明に係る介護用ベッドと同様、
図5に示すように、各ローラ10,10……におけるロ
ーラ軸10Aの軸方向両端部(ただし、図5では軸方向
一端部のみを示している)を枠状のベッドフレーム1の
幅方向両側部材1A,1B内に挿入することによって得
ることができる。
ベッドフレーム1における一端側部材6と中央部材7お
よび他端側部材8が関節5によって連結される前段で枠
状のベッドフレーム1に組み付けられる。この組付け
は、請求項1に記載の発明に係る介護用ベッドと同様、
図5に示すように、各ローラ10,10……におけるロ
ーラ軸10Aの軸方向両端部(ただし、図5では軸方向
一端部のみを示している)を枠状のベッドフレーム1の
幅方向両側部材1A,1B内に挿入することによって得
ることができる。
【0029】枠状のベッドフレーム1に7個のローラブ
ロック41〜47が組付けられることで、図11に示す
ように、枠状のベッドフレーム1に長手方向の移動を許
容する空間13が形成される。具体例として、枠状のベ
ッドフレーム1の長手方向の寸法Lを約2,000m
m、各ローラブロック41〜47それぞれの長手方向の
寸法ΔLを215mmに設定すると、長手方向の寸法Δ
L1が約300mm前後の空間13を形成することがで
きる。すなわち、7個のローラブロック41〜47は、
空間13を有してベッドフレーム1の幅方向両側部材1
A,1Bに長手方向の移動を自在に組込まれている。
ロック41〜47が組付けられることで、図11に示す
ように、枠状のベッドフレーム1に長手方向の移動を許
容する空間13が形成される。具体例として、枠状のベ
ッドフレーム1の長手方向の寸法Lを約2,000m
m、各ローラブロック41〜47それぞれの長手方向の
寸法ΔLを215mmに設定すると、長手方向の寸法Δ
L1が約300mm前後の空間13を形成することがで
きる。すなわち、7個のローラブロック41〜47は、
空間13を有してベッドフレーム1の幅方向両側部材1
A,1Bに長手方向の移動を自在に組込まれている。
【0030】前記構成において、被介護者の洗浄時に
は、被介護者を介護用ベッドのローラブロック41〜4
7上で横臥させ、昇降手段2の作動により枠状のベッド
フレーム1を適当な高さまで上昇させ、この位置で停止
させたのち、洗浄装置15から被介護者に温洗浄水また
は冷洗浄水を緩噴射させることによって、被介護者の身
体の前面を一様に洗浄することができる。
は、被介護者を介護用ベッドのローラブロック41〜4
7上で横臥させ、昇降手段2の作動により枠状のベッド
フレーム1を適当な高さまで上昇させ、この位置で停止
させたのち、洗浄装置15から被介護者に温洗浄水また
は冷洗浄水を緩噴射させることによって、被介護者の身
体の前面を一様に洗浄することができる。
【0031】また、長手方向の移動を許容する空間13
を利用することにより、該空間13に対応している被介
護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとと
もに、ローラブロック41〜47のいずれかを選択し
て、枠状のベッドフレーム1の長手方向に移動させ、空
間13を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を
変更することができる。
を利用することにより、該空間13に対応している被介
護者の身体の背面を局部的に洗浄することができるとと
もに、ローラブロック41〜47のいずれかを選択し
て、枠状のベッドフレーム1の長手方向に移動させ、空
間13を変位させることによって、局部的な洗浄箇所を
変更することができる。
【0032】さらに、関節5を折り曲げることによっ
て、被介護者の上体部を起こした座り姿勢や、上体部を
起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢を得るこ
とができ、これらの座り姿勢のままで、洗浄装置15か
ら被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させるこ
とによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄するこ
とができる。
て、被介護者の上体部を起こした座り姿勢や、上体部を
起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢を得るこ
とができ、これらの座り姿勢のままで、洗浄装置15か
ら被介護者に温洗浄水または冷洗浄水を緩噴射させるこ
とによって、被介護者の身体の前面を一様に洗浄するこ
とができる。
【0033】また、前記横臥状態での背面洗浄と同様
に、前記空間13を利用することにより、該空間13に
対応している被介護者の身体の背面を局部的に洗浄する
ことができるとともに、ローラブロック41〜47のい
ずれかを選択して、枠状のベッドフレーム1の長手方向
に移動させ、空間13を変位させることによって、局部
的な洗浄箇所を変更することができる。この場合、ロー
ラブロック41〜47のいずれかが関節5の位置で停止
しても、ローラブロック41〜47それぞれのリンク板
11、11、11がボルト12の軸まわりに相対回転可
能に連結されていることにより、関節5での一端側部材
6と中央部材7および他端側部材8の折り曲げに追従し
て、関節5の位置で停止しているローラブロックが上下
方向に折り曲げられる。なお、上体部を起こした座り姿
勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座
り姿勢などで洗浄する場合に、関節5に対応しない箇所
には、図3および図4に示すローラブロック、つまり、
ローラ10,10……の軸方向両端部を一連の支持板1
1によって支持した請求項1に記載の発明に係る介護用
ベッドで使用しているローラブロックを使用してもよ
い。
に、前記空間13を利用することにより、該空間13に
対応している被介護者の身体の背面を局部的に洗浄する
ことができるとともに、ローラブロック41〜47のい
ずれかを選択して、枠状のベッドフレーム1の長手方向
に移動させ、空間13を変位させることによって、局部
的な洗浄箇所を変更することができる。この場合、ロー
ラブロック41〜47のいずれかが関節5の位置で停止
しても、ローラブロック41〜47それぞれのリンク板
11、11、11がボルト12の軸まわりに相対回転可
能に連結されていることにより、関節5での一端側部材
6と中央部材7および他端側部材8の折り曲げに追従し
て、関節5の位置で停止しているローラブロックが上下
方向に折り曲げられる。なお、上体部を起こした座り姿
勢や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座
り姿勢などで洗浄する場合に、関節5に対応しない箇所
には、図3および図4に示すローラブロック、つまり、
ローラ10,10……の軸方向両端部を一連の支持板1
1によって支持した請求項1に記載の発明に係る介護用
ベッドで使用しているローラブロックを使用してもよ
い。
【0034】被介護者の身体洗浄時において、横臥姿勢
の場合は問題を生じないが、上体部を起こした座り姿勢
や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り
姿勢で洗浄する場合には、たとえば図11に示すよう
に、一端側部材6と他端側部材8それぞれの幅方向両側
部材1A,1Bの所定位置に予め複数個の透孔18,1
8……を貫設しておき、この中から選択した透孔18に
ストップピン19を挿通して、たとえばローラブロック
41に干渉させることで、該ローラブロック41の摺動
落下を防止することができる。
の場合は問題を生じないが、上体部を起こした座り姿勢
や、上体部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り
姿勢で洗浄する場合には、たとえば図11に示すよう
に、一端側部材6と他端側部材8それぞれの幅方向両側
部材1A,1Bの所定位置に予め複数個の透孔18,1
8……を貫設しておき、この中から選択した透孔18に
ストップピン19を挿通して、たとえばローラブロック
41に干渉させることで、該ローラブロック41の摺動
落下を防止することができる。
【0035】また、上体部を起こした座り姿勢や、上体
部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢で洗
浄する場合には、たとえば図12および図13に示すよ
うに、少なくとも被介護者の背中に対応しているローラ
ブロック41,42それぞれの4本のローラ10,10
……と、一端側部材6における幅方向両側部材1A,1
Bとの間に(ただし、図12および図13では軸方向一
側部のみを示している)、回転防止部材20を圧入し
て、各ローラ10,10……を拘束することによって、
ローラ10,10……の回転による被介護者の位置ずれ
を防止することができる。
部を起こし、かつ下肢を下方に折り曲げた座り姿勢で洗
浄する場合には、たとえば図12および図13に示すよ
うに、少なくとも被介護者の背中に対応しているローラ
ブロック41,42それぞれの4本のローラ10,10
……と、一端側部材6における幅方向両側部材1A,1
Bとの間に(ただし、図12および図13では軸方向一
側部のみを示している)、回転防止部材20を圧入し
て、各ローラ10,10……を拘束することによって、
ローラ10,10……の回転による被介護者の位置ずれ
を防止することができる。
【0036】前記請求項1および請求項2に記載の発明
に係る介護用ベッドでは、ローラ10,10……それぞ
れの表面を構成する筒状のローラ本体10Bが合成樹脂
またはゴムなどの軟質材料によって成形されているの
で、洗浄時において被介護者に与える痛みなどの苦痛を
大幅に緩和することができる。
に係る介護用ベッドでは、ローラ10,10……それぞ
れの表面を構成する筒状のローラ本体10Bが合成樹脂
またはゴムなどの軟質材料によって成形されているの
で、洗浄時において被介護者に与える痛みなどの苦痛を
大幅に緩和することができる。
【0037】前記実施の形態では、7個のローラブロッ
ク41〜47のそれぞれに、4本のローラ10,10…
…を備えた構造で説明しているが、ローラブロック41
〜47およびローラ10,10の使用数量は任意であ
る。
ク41〜47のそれぞれに、4本のローラ10,10…
…を備えた構造で説明しているが、ローラブロック41
〜47およびローラ10,10の使用数量は任意であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、被介護
者が望むベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のまま
で、身体の前面を容易かつ適正に洗浄することができる
とともに、ローラブロックの長手方向の移動を許容する
空間を利用することによって、身体の背面を容易かつ適
正に洗浄することができる。また、洗浄時において被介
護者が痛みなどの苦痛を体感することはない。しかも、
介護者の作業を簡略化することができる。
者が望むベッド上での横臥姿勢または座り姿勢のまま
で、身体の前面を容易かつ適正に洗浄することができる
とともに、ローラブロックの長手方向の移動を許容する
空間を利用することによって、身体の背面を容易かつ適
正に洗浄することができる。また、洗浄時において被介
護者が痛みなどの苦痛を体感することはない。しかも、
介護者の作業を簡略化することができる。
【図1】請求項1に記載の発明の一実施の形態を示す全
体正面図である。
体正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ローラブロックの一実施の形態を示す拡大正面
図である。
図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】枠状のベッドフレームとローラブロックとの関
係の一例を拡大して示す部分断面図である。
係の一例を拡大して示す部分断面図である。
【図6】枠状のベッドフレームとローラブロックとの組
付け状態を拡大して示す平面図である。
付け状態を拡大して示す平面図である。
【図7】請求項2に記載の発明の一実施の形態を示す全
体正面図である。
体正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】ローラブロックの一実施の形態を示す拡大正面
図である。
図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】枠状のベッドフレームとローラブロックとの
組付け状態を拡大して示す平面図である。
組付け状態を拡大して示す平面図である。
【図12】ローラの拘束状態を示す拡大部分平面図であ
る。
る。
【図13】図12のA−A線断面図である。
1 枠状のベッドフレーム 1A,1B 幅方向両側部材 5 関節 10 ローラ 11 一連の支持板(リンク板) 12 ボルト(連結部材) 13 空間 41〜47 ローラブロック
Claims (5)
- 【請求項1】 枠状のベッドフレームと、このベッドフ
レームの長手方向に所定の間隔を有して複数本のローラ
を回転自在に幅方向で水平支持した複数個のローラブロ
ックとを備え、これら複数個のローラブロックそれぞれ
の幅方向両端部が前記ベッドフレームの長手方向の移動
を許容する空間を有して該ベッドフレームの幅方向両側
部材に移動自在に組込まれていることを特徴とする介護
用ベッド。 - 【請求項2】 長手方向に平行にのびる幅方向両側部材
が長手方向で複数分割された枠状のベッドフレームと、
長手方向に所定の間隔を有して複数本のローラを回転自
在に幅方向で水平支持した複数個のローラブロックとを
備え、前記幅方向両側部材の複数分割箇所のそれぞれが
上下方向に折り曲げ可能、かつ所定の折り曲げ状態での
保持が可能な関節によって連結されており、前記複数個
のローラブロックそれぞれの幅方向両端部が長手方向の
移動を許容する空間を有して前記ベッドフレームの幅方
向両側部材に移動自在に組込まれていることを特徴とす
る介護用ベッド。 - 【請求項3】 前記ローラの表面が合成樹脂またはゴム
などの軟質材によって形成されていることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の介護用ベッド。 - 【請求項4】 前記ローラブロックの複数本のローラ
が、各ローラの軸方向両端部に対向配置されて長手方向
にのびる一連の支持板によって回転自在に支持されてい
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の介
護用ベッド。 - 【請求項5】 前記ローラブロックの複数本のローラ
が、各ローラの軸方向両端部に対向配置されて長手方向
の複数箇所で連結部材により上下方向の相対回転可能に
連結された複数のリンク板によって回転自在に支持され
ていることを特徴とする請求項2に記載の介護用ベッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9315883A JPH11128279A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 介護用ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9315883A JPH11128279A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 介護用ベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11128279A true JPH11128279A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18070758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9315883A Pending JPH11128279A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 介護用ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11128279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125484A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Yoshiaki Tsunoda | 多目的ベッド装置 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9315883A patent/JPH11128279A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125484A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Yoshiaki Tsunoda | 多目的ベッド装置 |
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