JP2013094349A

JP2013094349A - 介護用リフト付台車

Info

Publication number: JP2013094349A
Application number: JP2011238695A
Authority: JP
Inventors: Kinji Iwauchi; 欽司岩内
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2011-10-31
Filing date: 2011-10-31
Publication date: 2013-05-20

Abstract

【課題】従来より、お年寄りや病人など体の不自由な人向けの生活補助具としてまた介護用としてリフトやクレーンを利用した補助機械がある。被介護人を介護する場合、機高が高いほど吊り上げ行程が楽であるが、高ければ出入口等の出入りが普通の家庭では難しい、と言って低ければ出入口等は通っても吊り上げる高さに吊り上らない。
【解決手段】一対の支柱２と支柱の上端間に架設したレール１からなる門型フレームに特殊トロリーを水平移動自在に取り付け、各々の支柱は安定を確保するためにＡ型の構造をしており、支柱の足先にはそれぞれ自由車輪が取り付けられており、台車全体を自由に移動させることができる介護用リフト付台車。
【選択図】図１

Description

本発明は、要介護者を介護用リフトにて吊り上げて移動する際に用いられる介護リフト付台車に関するものである。

従来よりお年寄りや病人など、体の不自由な人には生活補助としてまた介護用としてリ
フトやクレーンを利用した補助機械がある、例えば一般的日本家屋に設置するためにでき
るだけ高い所に格納できるように工夫されたもの(特開2004-089427)、またレールごと天
井に取り付けたもの(特開2001-212187)などがある。

特開2004-089427号公報特開2001-212187号公報

しかしながら、上記のものは確かに高い所に格納できるため健常者である介護人にかかる負担は減り便利であるが、非介護人には高い所へ行けても何の利益もない、非介護人にとっては限定的である横の動きから解放されることこそが最大の利益といえる。病人又は老人、身体不自由人の寝て居る上より吊具を取り付ける吊具であって、吊り上げた姿勢が車椅子、腰掛け、トイレ、お風呂などにマッチした腰かけ状態で吊り上げる吊り機と吊り具が望まれている。
また被介護人を介護する場合、機高が高いほど吊り上げ行程が楽であるが、高ければ出入口等の出入りが普通の家庭では難しい、と言って低ければ出入口等は通っても吊り上げる高さに吊り上らない。これを解決するため各図にあるように製造し、低い出入口等も通過出来るようにして、介護人の労力も削減できる。

老人または患者が寝たままの状態の上部より本吊具を取付バンドで固定し、車いすやトイレ等体をＮ字型に成るよう吊具を使用介護人の安全と重労働より開放し患者または老人も快適に行動できる。被介護者の体の前方側に取り付ける介護リフト用吊り機であって、該介護リフト用吊り具は、被介護者の頭部固定部と胸腹固定部と腿部固定部と、該胸腹固定部から被介護者の前方側に延長して設けられたフック部とを有し、該各固定部と被介護者とを各々バンドにて固定し、該フック部にて介護リフトと接続することを特徴とする介護リフト付き台車である。

本発明は吊り具を被介護者の体の胸部等表側に取り付けることにより、被介護者を抱きかかえることなく、被介護者を移動させることができる吊り機である。
本発明の吊り機で被介護者をベッド等から吊り上げると、椅子に腰かけたままの姿勢で吊り上げることができるので、介護の３大目的であるトイレ、車椅子の乗り降り、風呂の出入りが簡単にできるようになり、介護人の負担が大幅に減じ、したがって腰痛にもなりにくい。また上下左右移動が楽に出来る台車なので、他の病室へも楽に移動して使用することができる。
本発明は介護人が労働時に腰痛になって退職してしまう危機をなくして、理想的な家庭介護を促進する効果がある。

本発明の全体図本発明の吊り上げ下げを説明する図本発明の左右移動を説明する図本発明に用いる特殊トロリーの動作を説明する図本発明フレーム部の側面図

本発明の実施の形態を図面を使いながら説明する。
図１は本発明の介護用リフト付台車の全体図と各部の名称を説明するものである。一対の支柱２と支柱の上端間に架設したレール１からなる門型フレームに特殊トロリーを水平移動自在に取り付ける。図５に見るように各々の支柱は安定を確保するためにＡ型の構造をしており、支柱の足先にはそれぞれ自由車輪が取り付けられており、台車全体を自由に移動させることができる。またレールと並行してのレール下方の支柱間にチエンが架設されており、そのチエン上に特殊トロリーが介装されている。チエンは一端が片側の支柱に固定され、多端側は他方の支柱近くのレールから吊り下げられた索引具（電気チエンブロック）に巻き取られている。チエンは索引具（電気チエンブロック）から下方のチエンローラーへと降り（チエン１）、次いでレール直下のローラーへと上がり（チエン２）、次いでからレールと並行に特殊トロリーへと入り込み（チエン３）、特殊トロリーから垂直に下に降りて被介護人の吊具を吊り下げて（チエン４）、また垂直に上に上り（チエン５）特殊トロリーへと入り込んでからレールと並行にチエン固定部へと続く（チエン６）。
図２により吊具の上下動機構を説明する。台車の上部レール下端に固定された索引機（電気チエンブロック）を巻き上げると、チエン２が下がり、したがってチエン３が索引機側に移動することによりチエン４上に上がり、被介護人を吊り下げるフック（吊具）が上昇します。この間チエン５は動かず特殊トロリーは左右に移動しません。逆に索引機（電気チエンブロック）を巻き下げるとチエン４が下がり、被介護人もフック（吊具）も下がります。
図３及び図４により吊具の左右移動機構を説明する。また索引機（電気チエンブロック）を止めた状態で、特殊トロリーを左右に手または電動トロリーで動かしてもチエンが伸縮しないため、簡単に左右に移動できる。また特殊トロリー内のチエンの巻き取り機構は図４を参照。
また台車上部のレールに索引機（電気チエンブロック）を吊り下げたことにより、機高を大幅に低くしかつ被介護人を高く吊り上げることができ、また介護人の労力を大幅に削減することができる。
本機の使用により介護人の労力、特に介護人の腰痛が激減する。また機高が一般市民の家屋にも使用可能のため、一番望ましい家庭介護が楽に出来る。車椅子、トイレ、風呂等の介護に最適である。また上下、前後左右に楽に移動可能である。

１レール
２支柱

Claims

索引具（電気チエンブロック）を介護台車上端部に取り付けたことによりダ台車の機高をより低く抑え、被介護人の吊り上げ幅を特殊トロリーによりより高く上げることを可能にし、ベッド上で抱きかかえる作業をなくして介護による腰痛の心配をなくしたことを特徴とする介護用リフト付台車。
特殊トロリーにより被介護人を吊り上げたまま移動または電動にて楽に左右に移動でき、介護人の労力を劇的にカットしたことを特徴とする介護用リフト付台車。