JP2017104281A - 介護用リフト装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被介護者Pを保持する保持具1と、保持具1の上方から保持具1を懸吊する第1のアーム2及び第2のアーム3と、保持具1の被介護者Pの前側又は後側の一方に相当する部分を第1のアーム2に連結するメインワイヤ4と、保持具1の被介護者Pの前側又は後側の他方に相当する部分を第2のアーム3に連結するコントロールワイヤ5と、メインワイヤ4と第1のアーム2を介して連結され、メインワイヤ4を出し入れ可能に巻回する第1のワイヤ駆動部9と、コントロールワイヤ5と第2のアーム3を介して連結され、コントロールワイヤ5を出し入れ可能に巻回する第2のワイヤ駆動部10と、を備える介護用リフト装置100。
【選択図】図1
Description
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書において、特に断りが無い限り、右、左、前、後とは、介護用リフト装置100に懸吊された被介護者Pにおける右、左、前、後を意味する。図1乃至図3に示すように、本発明の実施の形態1にかかる介護用リフト装置100は、保持具1、第1のアーム2、第2のアーム3、第1の吊り具としてのメインワイヤ4、第2の吊り具としてのコントロールワイヤ5、第1のテンションセンサ6、第2のテンションセンサ7、ジャイロセンサ8、第1の駆動部としての第1のワイヤ駆動部9、第2の駆動部としての第2のワイヤ駆動部10、本体部11、制御部12、操作部13を備える。
また、背面支持部1A、上脚支持部1B、腕部支持部1C、連結部1Dのうち、少なくとも連結部1Dは、剛性の高い素材により形成されている。これにより、保持具1は、被介護者Pの上脚と胴体との角度を固定することができる。そのため、被介護者Pの腹筋の残存機能が非常に少ない場合であっても、被介護者Pが、開放されている臀部からずり落ちてしまうことを防ぐことができる。
また、第1のアーム2は第1のガイドローラ2A、第2のガイドローラ2Bを備える。第1のガイドローラ2Aは、第1のアーム2の保持具1側の端部に回動可能に設けられている。第2のガイドローラ2Bは、第1のアーム2の保持具1側とは反対側の端部に回動可能に設けられている。そして、第1のガイドローラ2A及び第2のガイドローラ2Bにメインワイヤ4が係回される。これにより、第1のアーム2は、保持具1の上方から当該保持具1を懸吊する。
また、第2のアーム3は第1のガイドローラ3A、第2のガイドローラ3Bを備える。第1のガイドローラ3Aは、第2のアーム3の保持具1側の端部に回動可能に設けられている。第2のガイドローラ3Bは、第2のアーム3の保持具1側とは反対側の端部に回動可能に設けられている。そして、第1のガイドローラ3A及び第2のガイドローラ3Bにコントロールワイヤ5が係回される。これにより、第2のアーム3は、保持具1の上方から当該保持具1を懸吊する。
メインワイヤ4は、保持具1の被介護者Pの前側又は後側の一方に相当する部分を第1のアーム2に連結する。本実施の形態1では、メインワイヤ4は、保持具1の被介護者Pの後側に相当する部分を第1のアーム2に連結する。具体的には、メインワイヤ4の一方の端部は、背面支持部1Aの孔部1Eに挿通されて固定されている。より具体的には、メインワイヤ4は、被介護者Pの右側の孔部1Eに挿通されるものと、被介護者Pの左側の孔部1Eに挿通されるものと、合計2本が使用される。また、メインワイヤ4は第1のアーム2の第1のガイドローラ2Aに係回された後、第2のガイドローラ2Bに係回され、第1のワイヤ駆動部9に繋がれている。
メインワイヤ4は、主に、被介護者Pの荷重を支えるのに関わる。そのため、メインワイヤ4は、後述のコントロールワイヤ5よりも太く形成されてもよい。
コントロールワイヤ5は、保持具1の被介護者Pの前側又は後側の他方に相当する部分を第2のアーム3に連結する。本実施の形態1では、コントロールワイヤ5は、保持具1の被介護者Pの前側に相当する部分を第2のアーム3に連結する。具体的には、コントロールワイヤ5の一方の端部は、上脚支持部1Bの孔部1Fに挿通されて固定されている。より具体的には、コントロールワイヤ5は、被介護者Pの右側の孔部1Fに挿通されるものと、被介護者Pの左側の孔部1Fに挿通されるものと、合計2本が使用される。また、コントロールワイヤ5は第2のアーム3の第1のガイドローラ3Aに係回された後、第2のガイドローラ3Bに係回され、第2のワイヤ駆動部10に繋がれている。
コントロールワイヤ5は、主に、被介護者Pの姿勢の制御に関わる。そのため、コントロールワイヤ5は、上述のメインワイヤ4よりも細く形成されてもよい。
また、制御部12のそれぞれの記憶部に格納されるプログラムは、CPUに実行されることにより、制御部12のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部は、例えば、このプログラムや、制御部12における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。なお、制御部12は、本体部11の何れかの場所に設けられてもよい。
また、被介護者P及び保持具1の後傾角度は、被介護者Pの体格や、円背等の体型によって変わるため、制御部12のメモリ等に、被介護者P毎の後傾角度を予め設定しておくことが好ましい。
さらに、第1のワイヤ駆動部9及び第2のワイヤ駆動部10は、制御部12から入力される命令に従って動作することとしたが、第1のワイヤ駆動部9及び第2のワイヤ駆動部10は、被介護者P又は介護者が操作部13を操作することによって入力される指令に従って動作してもよい。この場合、制御部12は省略されてもよい。
図4、図5を参照して、本発明の実施の形態1の実施例1にかかる保持具1について、説明する。なお、上記で既に説明した内容については省略する。また、図4、図5において、孔部1E及び孔部1Fの図示は省略されている。
図4、図5に示すように、背面支持部1Aは、被介護者Pの背面に当接可能な曲面を持った板状の部材によって形成されている。また、背面支持部1Aは、背面支持部1Aの上部から被介護者Pの肩の上面に当接して支持する肩支持部1Gを一対有している。また、背面支持部1Aは、被介護者Pの胴体の右側及び左側を覆う胴体側面支持部1Hと連結されている。また、腕部支持部1Cは、胴体側面支持部1Hと連結されている。また、胴体側面支持部1Hは、背面支持部1Aに、背面支持部1Aの左右の辺を回動軸として、回動可能に連結されている。そのため、腕部支持部1C及び胴体側面支持部1Hは、一体として、背面支持部1Aに対して、図4に示す矢印の向きに回動可能となっている。同様に、連結部1Dは、背面支持部1Aに、背面支持部1Aの左右の辺を回動軸として、回動可能に連結されている。そのため、上脚支持部1B及び連結部1Dは、一体として、背面支持部1Aに対して、図4に示す矢印の向きに回動可能となっている。
次に、図6乃至図9を参照して、本発明の実施の形態2にかかる介護用リフト装置200について説明する。なお、実施の形態2にかかる介護用リフト装置200において、保持具14は実施の形態1にかかる保持具1とは異なる。それ以外の構成は、実施の形態1にかかる介護用リフト装置100と同様であるため、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。また、実施の形態2にかかる介護リフト装置200の第1のアーム2は、実施の形態1の介護用リフト装置100の第2のアーム3に相当し、実施の形態2にかかる介護リフト装置200の第2のアーム3は、実施の形態1の介護用リフト装置100の第1のアーム2に相当している。これに伴い、実施の形態2にかかる介護用リフト装置200におけるメインワイヤ4とコントロールワイヤ5の前後関係は、実施の形態1にかかる介護用リフト装置100におけるメインワイヤ4とコントロールワイヤ5の前後関係と逆になっている。
また、連結部14Cにジャイロセンサ8が取り付けられている。なお、ジャイロセンサ8の取り付け位置は、保持具14の角度(姿勢)を検出可能な位置であればよく、保持具14の胴体側面支持部14A、胴体前面支持部14B等に取り付けられてもよい。
また、被介護者P及び保持具14の前傾角度は、被介護者Pの体格や、円背等の体型によって変わるため、制御部12のメモリ等に、被介護者P毎の前傾角度を予め設定しておくことが好ましい。
2 第1のアーム
3 第2のアーム
4 メインワイヤ(第1の吊り具)
5 コントロールワイヤ(第2の吊り具)
6 第1のテンションセンサ
7 第2のテンションセンサ
8 ジャイロセンサ
9 第1のワイヤ駆動部(第1の駆動部)
10 第2のワイヤ駆動部(第2の駆動部)
11 本体部
12 制御部
13 操作部
100、200 介護用リフト装置
Claims (1)
- 被介護者を保持する保持具と、
前記保持具の上方から前記保持具を懸吊する第1のアーム及び第2のアームと、
前記保持具の前記被介護者の前側又は後側の一方に相当する部分を前記第1のアームに連結する第1の吊り具と、
前記保持具の前記被介護者の前側又は後側の他方に相当する部分を前記第2のアームに連結する第2の吊り具と、
前記第1の吊り具と前記第1のアームを介して連結され、前記第1の吊り具を出し入れ可能に巻回する第1の駆動部と、
前記第2の吊り具と前記第2のアームを介して連結され、前記第2の吊り具を出し入れ可能に巻回する第2の駆動部と、
を備える介護用リフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015240406A JP6607014B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | 介護用リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015240406A JP6607014B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | 介護用リフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017104281A true JP2017104281A (ja) | 2017-06-15 |
JP6607014B2 JP6607014B2 (ja) | 2019-11-20 |
Family
ID=59058022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015240406A Active JP6607014B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | 介護用リフト装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020116311A (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | トヨタ自動車株式会社 | 移乗支援装置 |
JP2020116309A (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | トヨタ自動車株式会社 | 移乗支援装置 |
Citations (4)
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JPS5991957A (ja) * | 1982-11-19 | 1984-05-26 | 工業技術院長 | 看護ロボツト |
JPH11319004A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-11-24 | Rabusutaa Hama:Kk | 介護装置 |
JP3069355U (ja) * | 1999-11-30 | 2000-06-16 | 株式会社フクオカ | 介護装置 |
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-
2015
- 2015-12-09 JP JP2015240406A patent/JP6607014B2/ja active Active
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JP6607014B2 (ja) | 2019-11-20 |
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