JPH0553671B2 - - Google Patents
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- JPH0553671B2 JPH0553671B2 JP58145257A JP14525783A JPH0553671B2 JP H0553671 B2 JPH0553671 B2 JP H0553671B2 JP 58145257 A JP58145257 A JP 58145257A JP 14525783 A JP14525783 A JP 14525783A JP H0553671 B2 JPH0553671 B2 JP H0553671B2
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- pressure reduction
- wheel
- pressure
- reduction gradient
- control
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- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 claims 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/88—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means
- B60T8/885—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means using electrical circuitry
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/176—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
- B60T8/1761—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS responsive to wheel or brake dynamics, e.g. wheel slip, wheel acceleration or rate of change of brake fluid pressure
- B60T8/17616—Microprocessor-based systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2270/00—Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
- B60T2270/40—Failsafe aspects of brake control systems
- B60T2270/415—Short-circuit, open circuit failure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2270/00—Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
- B60T2270/40—Failsafe aspects of brake control systems
- B60T2270/416—Wheel speed sensor failure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は車両用アンチスキツド制御装置に関す
るものである。
るものである。
従来から、車両制動時にブレーキ油圧を車両走
行状態に応じて自動的に調整し、車両の操舵性、
走行安定性の確保及び制動距離の短縮化を図るア
ンチスキツド制御に対して種々の提案がなされて
いる。
行状態に応じて自動的に調整し、車両の操舵性、
走行安定性の確保及び制動距離の短縮化を図るア
ンチスキツド制御に対して種々の提案がなされて
いる。
例えば、特開昭52−89791号公報に示されたア
ンチスキツド制御装置では、車両減速度の大きさ
から路面μの高低を判別し、高μ路における減圧
勾配を低μ路における減圧勾配よりも緩やかにす
ることが提案されている。
ンチスキツド制御装置では、車両減速度の大きさ
から路面μの高低を判別し、高μ路における減圧
勾配を低μ路における減圧勾配よりも緩やかにす
ることが提案されている。
ここで、上記従来装置においては、高μ路と判
別された場合、2個の車輪を一組として、何方か
一方の車輪がロツクしそうになると、両方の車輪
のホイルシリンダを減圧室に接続する。一方、低
μ路と判別された場合には、先にロツクしそうに
なつた車輪のホイルシリンダのみを減圧室に接続
する。このようにして、高μ路では低μ路に比べ
て、約半分の減圧速度としている。
別された場合、2個の車輪を一組として、何方か
一方の車輪がロツクしそうになると、両方の車輪
のホイルシリンダを減圧室に接続する。一方、低
μ路と判別された場合には、先にロツクしそうに
なつた車輪のホイルシリンダのみを減圧室に接続
する。このようにして、高μ路では低μ路に比べ
て、約半分の減圧速度としている。
ここで、例えスリツプしにくい高μ路であつて
も、スリツプ状態が顕著となつたときには、その
スリツプ状態から素早く車輪を回復させるために
は、一旦は、大きくブレーキ圧力を減圧すること
が望ましい。
も、スリツプ状態が顕著となつたときには、その
スリツプ状態から素早く車輪を回復させるために
は、一旦は、大きくブレーキ圧力を減圧すること
が望ましい。
しかし、従来装置では、高μ路と判別された場
合には、常に緩やかな減圧勾配にてブレーキ圧力
を減圧するので、上述のような要求に応えること
はできなかつた。
合には、常に緩やかな減圧勾配にてブレーキ圧力
を減圧するので、上述のような要求に応えること
はできなかつた。
本願発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、高μ路において車輪のスリツプ状態からの回
復を早めつつブレーキ圧力の減圧のしすぎを防止
し、さらに低μ路における減圧不足をも解決する
ことが可能なアンチスキツド制御装置を提供する
ことを目的とする。
り、高μ路において車輪のスリツプ状態からの回
復を早めつつブレーキ圧力の減圧のしすぎを防止
し、さらに低μ路における減圧不足をも解決する
ことが可能なアンチスキツド制御装置を提供する
ことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるアン
チスキツド制御装置は、第1図に示す如く、 車輪の回転速度に対応した信号を発生する車速
センサと、 上記車輪のブレーキ圧力を調整するブレーキ圧
力調整部材と、 制動時に、上記車速センサの出力信号から求め
られる車輪状態に基づいて上記ブレーキ圧力調整
部材に駆動信号を出力し、車輪のブレーキ圧力を
制御する制御手段とを備えるアンチスキツド制御
装置において、 車輪と路面との間の摩擦係数を少なくとも2段
階に判別する摩擦係数判別手段を備え、 上記制御手段は、 上記車輪のブレーキ圧力を減圧する場合に、第
1の減圧勾配によつて減圧制御を行うように上記
ブレーキ圧力調整部材に駆動信号を出力する指令
手段と、 上記摩擦係数判別手段によつて上記摩擦係数が
高いと判別された場合には、上記第1の減圧勾配
によつて減圧制御が行われているときに、その減
圧制御途中において減圧勾配を上記第1の減圧勾
配よりも緩やかな第2の減圧勾配に変更するよう
に上記ブレーキ圧力調整部材に駆動信号を出力す
ると共に、上記摩擦係数が低いと判別された場合
には、上記減圧勾配の変更を禁止する勾配変更手
段とを備えることを特徴とする。
チスキツド制御装置は、第1図に示す如く、 車輪の回転速度に対応した信号を発生する車速
センサと、 上記車輪のブレーキ圧力を調整するブレーキ圧
力調整部材と、 制動時に、上記車速センサの出力信号から求め
られる車輪状態に基づいて上記ブレーキ圧力調整
部材に駆動信号を出力し、車輪のブレーキ圧力を
制御する制御手段とを備えるアンチスキツド制御
装置において、 車輪と路面との間の摩擦係数を少なくとも2段
階に判別する摩擦係数判別手段を備え、 上記制御手段は、 上記車輪のブレーキ圧力を減圧する場合に、第
1の減圧勾配によつて減圧制御を行うように上記
ブレーキ圧力調整部材に駆動信号を出力する指令
手段と、 上記摩擦係数判別手段によつて上記摩擦係数が
高いと判別された場合には、上記第1の減圧勾配
によつて減圧制御が行われているときに、その減
圧制御途中において減圧勾配を上記第1の減圧勾
配よりも緩やかな第2の減圧勾配に変更するよう
に上記ブレーキ圧力調整部材に駆動信号を出力す
ると共に、上記摩擦係数が低いと判別された場合
には、上記減圧勾配の変更を禁止する勾配変更手
段とを備えることを特徴とする。
上記構成により、車輪のスリツプ傾向が顕著に
なつて、ブレーキ圧力を減圧する場合には、高μ
路であるか低μ路であるかに係わらず、一旦、急
峻な第1の減圧勾配によつて減圧制御を行う。こ
れにより、車輪のスリツプ状態からの回復を早め
ることができる。
なつて、ブレーキ圧力を減圧する場合には、高μ
路であるか低μ路であるかに係わらず、一旦、急
峻な第1の減圧勾配によつて減圧制御を行う。こ
れにより、車輪のスリツプ状態からの回復を早め
ることができる。
そして、高μ路であれば、減圧制御途中におい
て減圧勾配を第1の減圧勾配よりも緩やかな第2
の減圧勾配に変更する。これは、ブレーキ圧力の
変化に対する車輪のスリツプ状態の変化に応答遅
れがあることを考慮したものである。すなわち、
第1の減圧勾配によつて車輪をスリツプ状態から
回復させるために必要なブレーキ圧力を素早く減
圧しても、そのブレーキ圧力の変化によつて車輪
がスリツプ状態から回復するまでには、時間的な
遅れがある。本発明では、減圧制御途中におい
て、減圧勾配が第1の減圧勾配よりも緩やかな第
2の減圧勾配に変更されるので、その時間遅れの
間に過度にブレーキ圧力を減圧してしまうことを
防止することができる。
て減圧勾配を第1の減圧勾配よりも緩やかな第2
の減圧勾配に変更する。これは、ブレーキ圧力の
変化に対する車輪のスリツプ状態の変化に応答遅
れがあることを考慮したものである。すなわち、
第1の減圧勾配によつて車輪をスリツプ状態から
回復させるために必要なブレーキ圧力を素早く減
圧しても、そのブレーキ圧力の変化によつて車輪
がスリツプ状態から回復するまでには、時間的な
遅れがある。本発明では、減圧制御途中におい
て、減圧勾配が第1の減圧勾配よりも緩やかな第
2の減圧勾配に変更されるので、その時間遅れの
間に過度にブレーキ圧力を減圧してしまうことを
防止することができる。
また、低μ路においては、ブレーキ圧力の減圧
制御途中で減圧勾配を緩やかにすると、減圧不足
が発生して車輪速度がさらに大きく落ち込んでし
まう。このため、本発明では、低μ路であれば、
上記減圧勾配の変更を禁止する。これにより、低
μ路におけるブレーキ圧力の減圧不足を防止する
ことができる。
制御途中で減圧勾配を緩やかにすると、減圧不足
が発生して車輪速度がさらに大きく落ち込んでし
まう。このため、本発明では、低μ路であれば、
上記減圧勾配の変更を禁止する。これにより、低
μ路におけるブレーキ圧力の減圧不足を防止する
ことができる。
以下、第2図ないし第11図を参照しつつ本発
明を説明する。
明を説明する。
第2図は本発明の一実施例である後輪駆動の車
両に装備されたアンチスキツド制御装置の全体構
成を概略的に表わした系統図である。
両に装備されたアンチスキツド制御装置の全体構
成を概略的に表わした系統図である。
図において、1ないし4は車両の各車輪を表わ
しており、1は右前輪、2は左前輪、3は右後
輪、4は左後輪である。5ないし7はそれぞれ車
輪速度を検出するための電磁ピツクアツプ式ある
いは光電変換式の車速センサであり、これらのう
ち、5は右前輪1付近に取り付けられ、右前輪1
の回転に応じて信号を発生する右前輪車速セン
サ、6は左前輪2付近に取り付けられ、左前輪2
の回転に応じて信号を発生する左前輪車速セン
サ、7は駆動輪である右後輪3及び左後輪4に動
力を伝えるプロペラシヤフト8に取り付けられ、
右後輪3と左後輪4の平均回転数に対応するプロ
ペラシヤフト8の回転に応じて信号を発生する後
輪車速センサである。9ないし12はそれぞれ油
圧ブレーキ装置であり、油圧ブレーキ装置9は右
前輪1に、油圧ブレーキ装置10は左前輪2に、
油圧ブレーキ装置11は右後輪3に、油圧ブレー
キ装置12は左後輪4にそれぞれ配設されてい
る。13はブレーキペダル、14は該ブレーキペ
ダル13の状態に応じて制動時、非制動時を検出
するためのストツプスイツチ、15はブレーキペ
ダル13が踏み込まれるとブレーキ油圧を発生す
る油圧シリンダ、16はエンジン回転に応じて油
圧を発生する油圧ポンプを表わす。17ないし1
9は油圧シリンダ15および油圧ポンプ16から
の油圧を後述の電子制御回路26からの出力に応
じて調整し油圧ブレーキ装置9ないし12に送る
アクチユエータであり、このうち17は右前輪1
の油圧ブレーキ装置9に対応する右前輪アクチユ
エータ、18は左前輪2の油圧ブレーキ装置10
に対応する左前輪アクチユエータ、19は後輪
3,4の油圧ブレーキ装置11,12に対応する
後輪アクチユエータである。20ないし23はア
クチユエータ17ないし19から油圧ブレーキ装
置9ないし12へ調整後の油圧を導くための油圧
管路であり、このうち20は右前輪アクチユエー
タ17と右前輪1の油圧ブレーキ装置9との間に
設けられた油圧管路、21は左前輪アクチユエー
タ18と左前輪2の油圧ブレーキ装置10との間
に設けられた油圧管路、22は後輪アクチユエー
タ19と右後輪3の油圧ブレーキ装置11との間
に設けられた油圧管路、23は後輪アクチユエー
タ19と左後輪4の油圧ブレーキ装置12との間
に設けられた油圧管路を表わす。24は電子制御
回路26の出力に応じてアクチユエータ17ない
し19の電磁ソレノイドと電力供給源との間の接
続をスイツチングするメインリレー、25は電磁
ソレノイド断線時あるいはストツプスイツチ14
断線時などアンチスキツド制御装置に故障が発生
した場合に電子制御回路26の出力に応じて運転
者にシステムに異常が発生した旨を通知するため
のインジケータランプを表わす。26は電子制御
回路であり、車速センサ5ないし7、及びストツ
プスイツチ14からの信号を受け、アンチスキツ
ド制御のための演算処理などを行ない、アクチユ
エータ17ないし19、メインリレー24及びイ
ンジケータランプ25を制御する出力を発生する
ものを表わす。
しており、1は右前輪、2は左前輪、3は右後
輪、4は左後輪である。5ないし7はそれぞれ車
輪速度を検出するための電磁ピツクアツプ式ある
いは光電変換式の車速センサであり、これらのう
ち、5は右前輪1付近に取り付けられ、右前輪1
の回転に応じて信号を発生する右前輪車速セン
サ、6は左前輪2付近に取り付けられ、左前輪2
の回転に応じて信号を発生する左前輪車速セン
サ、7は駆動輪である右後輪3及び左後輪4に動
力を伝えるプロペラシヤフト8に取り付けられ、
右後輪3と左後輪4の平均回転数に対応するプロ
ペラシヤフト8の回転に応じて信号を発生する後
輪車速センサである。9ないし12はそれぞれ油
圧ブレーキ装置であり、油圧ブレーキ装置9は右
前輪1に、油圧ブレーキ装置10は左前輪2に、
油圧ブレーキ装置11は右後輪3に、油圧ブレー
キ装置12は左後輪4にそれぞれ配設されてい
る。13はブレーキペダル、14は該ブレーキペ
ダル13の状態に応じて制動時、非制動時を検出
するためのストツプスイツチ、15はブレーキペ
ダル13が踏み込まれるとブレーキ油圧を発生す
る油圧シリンダ、16はエンジン回転に応じて油
圧を発生する油圧ポンプを表わす。17ないし1
9は油圧シリンダ15および油圧ポンプ16から
の油圧を後述の電子制御回路26からの出力に応
じて調整し油圧ブレーキ装置9ないし12に送る
アクチユエータであり、このうち17は右前輪1
の油圧ブレーキ装置9に対応する右前輪アクチユ
エータ、18は左前輪2の油圧ブレーキ装置10
に対応する左前輪アクチユエータ、19は後輪
3,4の油圧ブレーキ装置11,12に対応する
後輪アクチユエータである。20ないし23はア
クチユエータ17ないし19から油圧ブレーキ装
置9ないし12へ調整後の油圧を導くための油圧
管路であり、このうち20は右前輪アクチユエー
タ17と右前輪1の油圧ブレーキ装置9との間に
設けられた油圧管路、21は左前輪アクチユエー
タ18と左前輪2の油圧ブレーキ装置10との間
に設けられた油圧管路、22は後輪アクチユエー
タ19と右後輪3の油圧ブレーキ装置11との間
に設けられた油圧管路、23は後輪アクチユエー
タ19と左後輪4の油圧ブレーキ装置12との間
に設けられた油圧管路を表わす。24は電子制御
回路26の出力に応じてアクチユエータ17ない
し19の電磁ソレノイドと電力供給源との間の接
続をスイツチングするメインリレー、25は電磁
ソレノイド断線時あるいはストツプスイツチ14
断線時などアンチスキツド制御装置に故障が発生
した場合に電子制御回路26の出力に応じて運転
者にシステムに異常が発生した旨を通知するため
のインジケータランプを表わす。26は電子制御
回路であり、車速センサ5ないし7、及びストツ
プスイツチ14からの信号を受け、アンチスキツ
ド制御のための演算処理などを行ない、アクチユ
エータ17ないし19、メインリレー24及びイ
ンジケータランプ25を制御する出力を発生する
ものを表わす。
上記右前輪アクチユエータ17、左前輪アクチ
ユエータ18、及び後輪アクチユエータ19は第
3図に図示する如く、それぞれ、油圧ポンプ16
からの油圧を所定圧に調整するレギユレータ部2
7と、ブレーキ油圧の増減方向を切り換えるため
の増/減制御用の電磁ソレノイドを含む制御弁部
28とが備えられており、各アクチユエータから
出力された油圧は各油圧管路を介して各油圧ブレ
ーキ装置のブレーキ・ホイール・シリンダに伝達
され各車輪にブレーキをかけることとなる。また
上記増/減制御用電磁ソレノイドは例えば通電時
に油圧が減少するようにされている。
ユエータ18、及び後輪アクチユエータ19は第
3図に図示する如く、それぞれ、油圧ポンプ16
からの油圧を所定圧に調整するレギユレータ部2
7と、ブレーキ油圧の増減方向を切り換えるため
の増/減制御用の電磁ソレノイドを含む制御弁部
28とが備えられており、各アクチユエータから
出力された油圧は各油圧管路を介して各油圧ブレ
ーキ装置のブレーキ・ホイール・シリンダに伝達
され各車輪にブレーキをかけることとなる。また
上記増/減制御用電磁ソレノイドは例えば通電時
に油圧が減少するようにされている。
上記電子制御回路26は第4図に示す如き回路
構成となつており、図における30ないし32は
それぞれ波形整形増幅回路であり、波形整形増幅
回路30は車速センサ5の信号をマイクロコンピ
ユータ35による処理に適したパルス信号とし、
他の波形整形増幅回路31,32もそれぞれ同様
なパルス信号とするよう構成されている。33は
ストツプスイツチ14に電気的に接続されたバツ
フア回路、34はイグニツシヨンスイツチ41オ
ン時にマイクロコンピユータ35などに定電圧を
供給するための電源回路、35はCPU35a,
ROM35b,RAM35c、I/O回路35d
などを備えたマイクロコンピユータを表わす。3
6ないし40はそれぞれマイクロコンピユータ3
5からの制御信号に応じた出力をする駆動回路で
あり、これらのうち36は右前輪アクチユエータ
17の電磁ソレノイドを駆動するための右前輪ア
クチユエータ駆動回路、37は左前輪アクチユエ
ータ18の電磁ソレノイドを駆動するための左前
輪アクチユエータ駆動回路、38は後輪アクチユ
エータ19の電磁ソレノイドを駆動するための後
輪アクチユエータ駆動回路、39は常開接点24
aをもつメインリレー24のコイル24bに通電
し常開接点24aをオンさせるためのメインリレ
ー駆動甘露、40はインジケータランプ25を点
灯させるためのインジケータランプ駆動回路を表
わす。
構成となつており、図における30ないし32は
それぞれ波形整形増幅回路であり、波形整形増幅
回路30は車速センサ5の信号をマイクロコンピ
ユータ35による処理に適したパルス信号とし、
他の波形整形増幅回路31,32もそれぞれ同様
なパルス信号とするよう構成されている。33は
ストツプスイツチ14に電気的に接続されたバツ
フア回路、34はイグニツシヨンスイツチ41オ
ン時にマイクロコンピユータ35などに定電圧を
供給するための電源回路、35はCPU35a,
ROM35b,RAM35c、I/O回路35d
などを備えたマイクロコンピユータを表わす。3
6ないし40はそれぞれマイクロコンピユータ3
5からの制御信号に応じた出力をする駆動回路で
あり、これらのうち36は右前輪アクチユエータ
17の電磁ソレノイドを駆動するための右前輪ア
クチユエータ駆動回路、37は左前輪アクチユエ
ータ18の電磁ソレノイドを駆動するための左前
輪アクチユエータ駆動回路、38は後輪アクチユ
エータ19の電磁ソレノイドを駆動するための後
輪アクチユエータ駆動回路、39は常開接点24
aをもつメインリレー24のコイル24bに通電
し常開接点24aをオンさせるためのメインリレ
ー駆動甘露、40はインジケータランプ25を点
灯させるためのインジケータランプ駆動回路を表
わす。
次にこのように構成されたアンチスキツド制御
装置の処理および動作を説明する。
装置の処理および動作を説明する。
イグニツシヨンスイツチ41がオンされると、
電源回路34による定電圧がマイクロコンピユー
タ35などに印加され、マイクロコンピユータ3
5のCPU35aはROM35bに予め設定された
プログラムに従つて演算処理を実行開始する。
電源回路34による定電圧がマイクロコンピユー
タ35などに印加され、マイクロコンピユータ3
5のCPU35aはROM35bに予め設定された
プログラムに従つて演算処理を実行開始する。
第5図はこの演算処理のうち主たるものを表わ
した概略フローチヤートであり、この処理におい
ては、まず処理開始時のみステツプ101にて後
続の処理のための初期化処理、例えば後述する各
種フラグのリセツトなどを行なう。
した概略フローチヤートであり、この処理におい
ては、まず処理開始時のみステツプ101にて後
続の処理のための初期化処理、例えば後述する各
種フラグのリセツトなどを行なう。
その後においては、ステツプ107による判定
結果に応じて、ステツプ102とステツプ103
とステツプ104とステツプ105とステツプ1
06とステツプ107とからなる一連の処理、あ
るいは、ステツプ102とステツプ103とステ
ツプ104とステツプ105とステツプ106と
ステツプ107とステツプ108とステツプ10
9とからなる一連の処理がイグニツシヨンスイツ
チ41がオフされるまで繰り返し実行される。
結果に応じて、ステツプ102とステツプ103
とステツプ104とステツプ105とステツプ1
06とステツプ107とからなる一連の処理、あ
るいは、ステツプ102とステツプ103とステ
ツプ104とステツプ105とステツプ106と
ステツプ107とステツプ108とステツプ10
9とからなる一連の処理がイグニツシヨンスイツ
チ41がオフされるまで繰り返し実行される。
これら一連の処理においては、ステツプ102
にて制御許可判定処理および制御開始判定処理を
実行する。即ち、後述する推定車体速度算出処理
ステツプ104にて推定車速速度を算出する際、
複数の推定車体速度候補のうちの1候補となる車
輪速度について選定変更を指示するための許可フ
ラグFactのセツト・リセツト処理を行なうと共
に、後述する走行路判定処理ステツプ103の処
理内容変更指示、後述するタイマ割込ルーチンに
おけるアクチユエータパターン選択ステツプ20
6等の実行許否についての指示、および後述する
基準速度算出処理ステツプ105にて演算すべき
基準速度の選定指示を行なうための開始フラグ
Fstaのセツト・リセツト処理を行なう。
にて制御許可判定処理および制御開始判定処理を
実行する。即ち、後述する推定車体速度算出処理
ステツプ104にて推定車速速度を算出する際、
複数の推定車体速度候補のうちの1候補となる車
輪速度について選定変更を指示するための許可フ
ラグFactのセツト・リセツト処理を行なうと共
に、後述する走行路判定処理ステツプ103の処
理内容変更指示、後述するタイマ割込ルーチンに
おけるアクチユエータパターン選択ステツプ20
6等の実行許否についての指示、および後述する
基準速度算出処理ステツプ105にて演算すべき
基準速度の選定指示を行なうための開始フラグ
Fstaのセツト・リセツト処理を行なう。
次にステツプ103にて、現在車両が走行して
いる道路の種類、路面状態などに基づく摩擦係数
および路面の凹凸状態を推定し、走行路がドライ
コンクリートに代表されるような高μ路、ウエツ
トアスフアルトのような中間μ路、もしくは氷路
などに代表される低μ路であるか、凹凸の度合が
極めて緩やかないわゆる良路、凹凸の度合がある
程度激しいいわゆる悪路、もしくは凹凸の度合が
極めて激しくアンチスキツド制御にとつて支障を
招き易いいわゆる極悪路(波状路を含む。)など
道路自体の性質などを特定の条件に従つて判別す
る走行路判別処理を実行する。この判別処理の内
容を概略的に述べると、個々の車速センサ5,
6,7からの信号を基に演算された、対応する車
輪速度VWデータ(但し後輪の車輪速度について
は右後輪3の実際の車速速度と左後輪4の実際の
車輪速度との平均車輪速度に相当するものであ
る。)、車輪加速度V〓Wデータ、ROM35b内に予
め格納された複数レベルの基準加速度データ、お
よび基準速度算出処理ステツプ105にて算出さ
れた複数の基準速度データを基に、個々の車輪毎
に、車輪速度、車輪加速度と、基準速度、基準加
速度との各種組み合せによる大小比較に対応する
処理が行なわれると共に、この処理結果に従つて
インクリメント、デクリメントされるカウンタの
値と予め定めた設定値との大小比較が行なわれ、
この比較結果に基づいて最終的に走行路判別が行
なわれる。
いる道路の種類、路面状態などに基づく摩擦係数
および路面の凹凸状態を推定し、走行路がドライ
コンクリートに代表されるような高μ路、ウエツ
トアスフアルトのような中間μ路、もしくは氷路
などに代表される低μ路であるか、凹凸の度合が
極めて緩やかないわゆる良路、凹凸の度合がある
程度激しいいわゆる悪路、もしくは凹凸の度合が
極めて激しくアンチスキツド制御にとつて支障を
招き易いいわゆる極悪路(波状路を含む。)など
道路自体の性質などを特定の条件に従つて判別す
る走行路判別処理を実行する。この判別処理の内
容を概略的に述べると、個々の車速センサ5,
6,7からの信号を基に演算された、対応する車
輪速度VWデータ(但し後輪の車輪速度について
は右後輪3の実際の車速速度と左後輪4の実際の
車輪速度との平均車輪速度に相当するものであ
る。)、車輪加速度V〓Wデータ、ROM35b内に予
め格納された複数レベルの基準加速度データ、お
よび基準速度算出処理ステツプ105にて算出さ
れた複数の基準速度データを基に、個々の車輪毎
に、車輪速度、車輪加速度と、基準速度、基準加
速度との各種組み合せによる大小比較に対応する
処理が行なわれると共に、この処理結果に従つて
インクリメント、デクリメントされるカウンタの
値と予め定めた設定値との大小比較が行なわれ、
この比較結果に基づいて最終的に走行路判別が行
なわれる。
次にステツプ104にて推定車体速度算出処理
が実行される。この処理の概要を述べると、推定
車体速度データを作成するに当つて3つの候補速
度、即ち、演算された車輪速度と、実際の車両走
行状態(制動中を含む。)から取り得る走行加速
度の上、下限値、前回の推定車体速度算出処理に
より算出された推定車体速度などに基づく2つの
演算式のそれぞれにより算出された第1、第2の
推定車体速度とからなる速度、のうち中間値とな
るものを推定車体速度として決定する。この場
合、上記候補速度の1つである上記車輪速度は上
記制御許可、開始判定処理ステツプ102にて上
述した如き許可フラグFactがリセツト状態にあ
る期間においては、3つの車輪速度のうち中間値
をとる車輪速度が候補として選択され、一方、上
記許可フラグFactがセツト状態にある期間にお
いては最大値をとる車輪速度が候補として選択さ
れる。
が実行される。この処理の概要を述べると、推定
車体速度データを作成するに当つて3つの候補速
度、即ち、演算された車輪速度と、実際の車両走
行状態(制動中を含む。)から取り得る走行加速
度の上、下限値、前回の推定車体速度算出処理に
より算出された推定車体速度などに基づく2つの
演算式のそれぞれにより算出された第1、第2の
推定車体速度とからなる速度、のうち中間値とな
るものを推定車体速度として決定する。この場
合、上記候補速度の1つである上記車輪速度は上
記制御許可、開始判定処理ステツプ102にて上
述した如き許可フラグFactがリセツト状態にあ
る期間においては、3つの車輪速度のうち中間値
をとる車輪速度が候補として選択され、一方、上
記許可フラグFactがセツト状態にある期間にお
いては最大値をとる車輪速度が候補として選択さ
れる。
次にステツプ105にて基準速度算出処理が実
行される。この処理内容の概要は、上記開始フラ
グFstaがリセツト状態からセツトに反転される
までつまり減圧開始(制御開始ともいえる。)ま
での間においては、制御開始判定基準速度を算出
し、上記開始フラグFstaセツト後つまり制御開
始後においては、路面ノイズ、電気ノイズ等によ
るアクチユエータ17ないし19の誤作動を防止
するための路面ノイズ(車体振動)対策基準速
度、減圧を開始させるための1つの基準となる減
圧判定基準速度、中間μ路を判定するための基準
となる中間μ判定基準速度、および、低μ路を判
定するための基準となる低μ判定基準速度にそれ
ぞれ対応するデータが少なくとも推定車体速度を
含む所定の演算式より作成する。なお、上記制御
開始判定基準速度については、特に悪路での緩ブ
レーキによりアクチユエータ17ないし19の少
なくとも1個が非所望な減圧を開始することを未
然に防止するために上記走行路判別処理ステツプ
103にて判別された道路自体の性質などに応じ
て演算式中の被減算数の値を可変としている。ま
た上記路面ノイズ(車体振動)対策基準速度およ
び減圧判定基準速度についても、それぞれ、対応
する演算式中の被減算数の値が可変とされ、道路
の状態に応じて減圧速度基準を切り換えることに
より過制御による減圧しすぎを防止できるように
なされている。
行される。この処理内容の概要は、上記開始フラ
グFstaがリセツト状態からセツトに反転される
までつまり減圧開始(制御開始ともいえる。)ま
での間においては、制御開始判定基準速度を算出
し、上記開始フラグFstaセツト後つまり制御開
始後においては、路面ノイズ、電気ノイズ等によ
るアクチユエータ17ないし19の誤作動を防止
するための路面ノイズ(車体振動)対策基準速
度、減圧を開始させるための1つの基準となる減
圧判定基準速度、中間μ路を判定するための基準
となる中間μ判定基準速度、および、低μ路を判
定するための基準となる低μ判定基準速度にそれ
ぞれ対応するデータが少なくとも推定車体速度を
含む所定の演算式より作成する。なお、上記制御
開始判定基準速度については、特に悪路での緩ブ
レーキによりアクチユエータ17ないし19の少
なくとも1個が非所望な減圧を開始することを未
然に防止するために上記走行路判別処理ステツプ
103にて判別された道路自体の性質などに応じ
て演算式中の被減算数の値を可変としている。ま
た上記路面ノイズ(車体振動)対策基準速度およ
び減圧判定基準速度についても、それぞれ、対応
する演算式中の被減算数の値が可変とされ、道路
の状態に応じて減圧速度基準を切り換えることに
より過制御による減圧しすぎを防止できるように
なされている。
次にステツプ106にてシステム異常チエツク
を実行する。この処理においては、ROM35b
内に予め格納されたシステム正常動作時のシステ
ム要素の動作状態に対応するデータと当該処理時
に取り込まれた上記システム要素の動作状態を表
わすデータとを比較検討し、システム異常と判断
した場合にはシステム動作状態を示す異常フラグ
をセツトし、一方異常なしと判断した場合には異
常フラグをリセツト状態に保持もしくは反転させ
るようにする。
を実行する。この処理においては、ROM35b
内に予め格納されたシステム正常動作時のシステ
ム要素の動作状態に対応するデータと当該処理時
に取り込まれた上記システム要素の動作状態を表
わすデータとを比較検討し、システム異常と判断
した場合にはシステム動作状態を示す異常フラグ
をセツトし、一方異常なしと判断した場合には異
常フラグをリセツト状態に保持もしくは反転させ
るようにする。
次にステツプ107にて上記異常フラグをみて
システム異常か否かを判定する。異常フラグがセ
ツトされていない旨判断された場合、即ち、シス
テムが正常に動作している場合には、上述した如
き制御許可、開始判定処理ステツプ102に進
む。一方異常フラグがセツトされている旨判断さ
れた場合、即ち、システムに異常が発生し、もし
くは異常動作中である場合には、ステツプ108
およびステツプ109が順次実行された上で上記
制御許可、開始判定処理ステツプ102に進む。
システム異常か否かを判定する。異常フラグがセ
ツトされていない旨判断された場合、即ち、シス
テムが正常に動作している場合には、上述した如
き制御許可、開始判定処理ステツプ102に進
む。一方異常フラグがセツトされている旨判断さ
れた場合、即ち、システムに異常が発生し、もし
くは異常動作中である場合には、ステツプ108
およびステツプ109が順次実行された上で上記
制御許可、開始判定処理ステツプ102に進む。
ステツプ108はシステムに異常が発生した旨
を運転者に通知させアンチスキツド制御が有効で
ないことを確認できるようにするためのステツプ
であり、このステツプ108においては、上記の
如き判定ステツプ107実行によりシステム異常
が発生した旨が最初に判断されたときのみインジ
ケータランプ点灯の為の制御信号をインジケータ
ランプ駆動回路40に出力する。この制御信号を
入力したインジケータランプ駆動回路40はこの
制御信号をラツチしてインジケータランプ25が
点灯しつづけるようにする。このステツプ108
においては、上記の如き制御信号出力後、システ
ムが正常動作状態に自動復帰したような場合には
インジケータランプ25を消灯させるための制御
信号をインジケータランプ駆動回路40に出力す
る処理を併せて実行するようにしてもよい。
を運転者に通知させアンチスキツド制御が有効で
ないことを確認できるようにするためのステツプ
であり、このステツプ108においては、上記の
如き判定ステツプ107実行によりシステム異常
が発生した旨が最初に判断されたときのみインジ
ケータランプ点灯の為の制御信号をインジケータ
ランプ駆動回路40に出力する。この制御信号を
入力したインジケータランプ駆動回路40はこの
制御信号をラツチしてインジケータランプ25が
点灯しつづけるようにする。このステツプ108
においては、上記の如き制御信号出力後、システ
ムが正常動作状態に自動復帰したような場合には
インジケータランプ25を消灯させるための制御
信号をインジケータランプ駆動回路40に出力す
る処理を併せて実行するようにしてもよい。
ステツプ109はシステム異常動作時にフエー
ルセーフ処理を行なうステツプであり、このステ
ツプ109においては、3個のアクチユエータ1
7,18,19のそれぞれにおける増/減制御用
電磁ソレノイドの当該時点における各駆動状態の
如何にかかわらず非アンチスキツド制御モード即
ちブレーキペダル13の踏み込みに応じたブレー
キ油圧によつて制動が行なわれる通常モードにス
イツチングすべく、メインリレー24のコイル2
4bに対する通電をカツトするための制御信号を
出力する処理が行なわれる。コイル24bが通電
状態でなくなると、それまで閉成されていた常開
接点24aが通常の開放状態にスイツチングさ
れ、これによりアクチユエータ17,18,19
のそれぞれにおける電磁ソレノイドに対する電源
供給が遮断され、少なくともシステム異常が解除
されるまでの間は緩増圧モードに対応する通常モ
ードのもとで制動が行なわれる。このシステムフ
エールセーフ処理ステツプ109においては、更
に安全性を向上させるために上記の如き通電カツ
トを行なうと共に、各アクチユエータ駆動回路3
6,37,38に対して電磁ソレノイドをオフさ
せるための制御信号を出力する処理を併せて実行
するようにしてもよい。
ルセーフ処理を行なうステツプであり、このステ
ツプ109においては、3個のアクチユエータ1
7,18,19のそれぞれにおける増/減制御用
電磁ソレノイドの当該時点における各駆動状態の
如何にかかわらず非アンチスキツド制御モード即
ちブレーキペダル13の踏み込みに応じたブレー
キ油圧によつて制動が行なわれる通常モードにス
イツチングすべく、メインリレー24のコイル2
4bに対する通電をカツトするための制御信号を
出力する処理が行なわれる。コイル24bが通電
状態でなくなると、それまで閉成されていた常開
接点24aが通常の開放状態にスイツチングさ
れ、これによりアクチユエータ17,18,19
のそれぞれにおける電磁ソレノイドに対する電源
供給が遮断され、少なくともシステム異常が解除
されるまでの間は緩増圧モードに対応する通常モ
ードのもとで制動が行なわれる。このシステムフ
エールセーフ処理ステツプ109においては、更
に安全性を向上させるために上記の如き通電カツ
トを行なうと共に、各アクチユエータ駆動回路3
6,37,38に対して電磁ソレノイドをオフさ
せるための制御信号を出力する処理を併せて実行
するようにしてもよい。
第6図は第5図にて上述した如き主たる演算処
理の実行途中に所定の周期で実行開始されるタイ
マ割込ルーチンを概略的に表わしたフローチヤー
トである。
理の実行途中に所定の周期で実行開始されるタイ
マ割込ルーチンを概略的に表わしたフローチヤー
トである。
このタイマ割込ルーチンにおいては、まずステ
ツプ201にて各車輪毎の車輪速度を演算する処
理が実行される。この車輪速度演算ステツプ20
1においては、現在の処理実行の際での車速パル
スのカウント値と前回の処理実行の際での車速パ
ルスのカウント値との差と、時間間隔と、定数と
を含む所定の演算式を演算すると共に、必要に応
じてフイルタ処理、即ち、連続した複数回の該演
算式演算により得られた車輪速度を平均化する処
理が併せて行なわれる。なお上記車速パルスのカ
ウントは後述する車速割込ルーチンにて実行され
る。
ツプ201にて各車輪毎の車輪速度を演算する処
理が実行される。この車輪速度演算ステツプ20
1においては、現在の処理実行の際での車速パル
スのカウント値と前回の処理実行の際での車速パ
ルスのカウント値との差と、時間間隔と、定数と
を含む所定の演算式を演算すると共に、必要に応
じてフイルタ処理、即ち、連続した複数回の該演
算式演算により得られた車輪速度を平均化する処
理が併せて行なわれる。なお上記車速パルスのカ
ウントは後述する車速割込ルーチンにて実行され
る。
次にステツプ202にて各車輪毎の車輪加速度
を演算する処理が実行される。この車輪加速度演
算ステツプ202においては、上記車輪速度演算
ステツプ201の実行により算出された車輪速度
と前回の車輪速度演算ステツプ201により算出
された車輪速度との速度差と、時間と、定数とを
含む所定の演算式を演算すると共に、必要に応じ
て上記の如きフイルタ処理とほぼ同様な処理が併
せて行なわれる。
を演算する処理が実行される。この車輪加速度演
算ステツプ202においては、上記車輪速度演算
ステツプ201の実行により算出された車輪速度
と前回の車輪速度演算ステツプ201により算出
された車輪速度との速度差と、時間と、定数とを
含む所定の演算式を演算すると共に、必要に応じ
て上記の如きフイルタ処理とほぼ同様な処理が併
せて行なわれる。
次にステツプ203にて、第5図にて上述した
許可フラグFactがセツトされているか否かを判
定し、許可フラグFactがセツトされていない場
合、即ちストツプスイツチ14がオンされていな
い等の場合には、ステツプ204に進み、一方、
許可フラグFactがセツトされている場合には、
ステツプ205ないしステツプ208からなるル
ートが順次実行される。
許可フラグFactがセツトされているか否かを判
定し、許可フラグFactがセツトされていない場
合、即ちストツプスイツチ14がオンされていな
い等の場合には、ステツプ204に進み、一方、
許可フラグFactがセツトされている場合には、
ステツプ205ないしステツプ208からなるル
ートが順次実行される。
上記ステツプ204においては、許可フラグ
Factのリセツト後の最初の処理時に、全てのア
クチユエータ17,18,19を非作動状態に復
帰させるべく、そのための制御信号をアクチユエ
ータ駆動回路36,37,38のそれぞれに出力
する処理が行なわれる。この制御信号を入力した
アクチユエータ駆動回路36,37,38のそれ
ぞれはこの制御信号に対応する状態を保持し、対
応するアクチユエータの電磁ソレノイドに対する
通電を停止し、ブレーキ油圧制御が通常モードで
行なわれるようにする。なお許可フラグFactリ
セツト後の第2回目以降の処理においては上記の
如き出力処理は行なわれなくてもよい。この出力
ステツプ204を経た後は、通常、処理中断中の
第5図の処理が引き続き実行されるようになる。
Factのリセツト後の最初の処理時に、全てのア
クチユエータ17,18,19を非作動状態に復
帰させるべく、そのための制御信号をアクチユエ
ータ駆動回路36,37,38のそれぞれに出力
する処理が行なわれる。この制御信号を入力した
アクチユエータ駆動回路36,37,38のそれ
ぞれはこの制御信号に対応する状態を保持し、対
応するアクチユエータの電磁ソレノイドに対する
通電を停止し、ブレーキ油圧制御が通常モードで
行なわれるようにする。なお許可フラグFactリ
セツト後の第2回目以降の処理においては上記の
如き出力処理は行なわれなくてもよい。この出力
ステツプ204を経た後は、通常、処理中断中の
第5図の処理が引き続き実行されるようになる。
一方、許可フラグFactセツト時に実行される
ステツプ205においては、上記車輪速度演算ス
テツプ201および上記車輪加速度演算ステツプ
202にて算出された各車輪速度および各車輪加
速度と、上記第5図の基準速度演算処理ステツプ
105にて算出された各種の基準速度および予め
設定された各種の基準加速度とを比較する処理が
実行される。
ステツプ205においては、上記車輪速度演算ス
テツプ201および上記車輪加速度演算ステツプ
202にて算出された各車輪速度および各車輪加
速度と、上記第5図の基準速度演算処理ステツプ
105にて算出された各種の基準速度および予め
設定された各種の基準加速度とを比較する処理が
実行される。
次にステツプ206にて、上記比較ステツプ2
05により得られた結果に基づいて増/減制御用
電磁ソレノイド駆動パターンを設定する処理が実
行される。
05により得られた結果に基づいて増/減制御用
電磁ソレノイド駆動パターンを設定する処理が実
行される。
次にステツプ207にて、増圧モード、減圧モ
ードの連続時間を監視し、減圧モードが通常のア
ンチスキツド制御からみてあり得ないと予測され
る時間以上継続しているような場合には許可フラ
グFactがセツト中であつてもシステム異常と判
断して、次のステツプ208において全てのアク
チユエータ17,18,19を強制的に非作動状
態にさせるべく、上記アクチユエートパターン選
択ステツプ206にて設定された駆動パターンを
変更する処理が実行される。
ードの連続時間を監視し、減圧モードが通常のア
ンチスキツド制御からみてあり得ないと予測され
る時間以上継続しているような場合には許可フラ
グFactがセツト中であつてもシステム異常と判
断して、次のステツプ208において全てのアク
チユエータ17,18,19を強制的に非作動状
態にさせるべく、上記アクチユエートパターン選
択ステツプ206にて設定された駆動パターンを
変更する処理が実行される。
次にステツプ208にて、最終的な駆動パター
ンに対応する制御信号を、対応するアクチユエー
タ駆動回路36,37,38に出力する処理が実
行される。この制御信号を入力したアクチユエー
タ駆動回路36,37,38は、それぞれ、この
制御信号に応じて、対応するアクチユエータ1
7,18,19の駆動状態を定める駆動出力を行
なう。この出力ステツプ208を経た後は、通
常、処理中断中の第5図の処理が引き続き実行さ
れるようになる。
ンに対応する制御信号を、対応するアクチユエー
タ駆動回路36,37,38に出力する処理が実
行される。この制御信号を入力したアクチユエー
タ駆動回路36,37,38は、それぞれ、この
制御信号に応じて、対応するアクチユエータ1
7,18,19の駆動状態を定める駆動出力を行
なう。この出力ステツプ208を経た後は、通
常、処理中断中の第5図の処理が引き続き実行さ
れるようになる。
第7図は車速センサ5,6,7のそれぞれに1
対1に対応して実行される車速割込ルーチンであ
り、この車速割込ルーチンは車速センサおよび波
形整形増幅回路を介して車速パルフがマイクロコ
ンピユータ35に入力されてくると、上述した第
5図の処理を中断して実行開始される。この場
合、2つ以上の車速パルスにより割込指示が同時
に発生する場合を考慮して3つの車速割込ルーチ
ンに対し予め優先順位を与えてあることは言うま
でもない。
対1に対応して実行される車速割込ルーチンであ
り、この車速割込ルーチンは車速センサおよび波
形整形増幅回路を介して車速パルフがマイクロコ
ンピユータ35に入力されてくると、上述した第
5図の処理を中断して実行開始される。この場
合、2つ以上の車速パルスにより割込指示が同時
に発生する場合を考慮して3つの車速割込ルーチ
ンに対し予め優先順位を与えてあることは言うま
でもない。
この車速割込ルーチンにおいては、ステツプ3
01が実行され、車速パルスのカウントが行なわ
れる。なおこのカウント値は上述した如くタイマ
割込ルーチンにおける車輪速度演算ステツプ20
1の実行に際用いられる。
01が実行され、車速パルスのカウントが行なわ
れる。なおこのカウント値は上述した如くタイマ
割込ルーチンにおける車輪速度演算ステツプ20
1の実行に際用いられる。
第8図は第5図の走行路判別処理ステツプ10
3において、本発明に係わる摩擦係数判別手段に
よる処理内容を表わしたフローチヤートを示す。
3において、本発明に係わる摩擦係数判別手段に
よる処理内容を表わしたフローチヤートを示す。
この摩擦係数判別処理においては、まずステツ
プ401にて低μレベルであることを示すフラグ
F1mμが「0」であるか否か、換言すれば走行状
態が高μレベルであるか否かを判定する。高μレ
ベルであるとすればステツプ401の判定結果は
「YES」となり次にステツプ402に移行し、こ
のステツプ402にて車輪速度VWが低μレベル
判定基準速度Vs1よりも小さいか否か換言すれば
走行状態が高μレベルから低μレベルに切り換つ
たか否かを判定する。この判定結果が「NO」で
ある場合、即ち走行状態が高μレベルである場合
には、そのまま本ルーチンを抜け出る。走行状態
が高μレベルである間はステツプ401、ステツ
プ402が順次実行されるのみである。その後走
行状態が高μレベルから低μレベルに切り換つた
とするとステツプ402の判定結果が「YES」
に反転することから新たなステツプ403にてフ
ラグF1mμが「1」にセツトされるようになる。
従つて次回の本ルーチン処理においてはステツプ
401の判定結果が「NO」に反転することから
新たなステツプ404に進み、このステツプ40
4にて車輪加速度VWが復帰加速度GH即ち走行
状態が低μレベルから高μレベルへ切り換つたこ
とを判断する為の基準となる加速度よりも大きい
か否かが判断される。走行状態が高μレベルから
低μレベルに切り換つた直後においてはVWが
GHよりも小さいことからこのステツプ404の
判定結果は「NO」となりそのまま本ルーチンを
抜け出る。走行状態が低μレベルにある間はステ
ツプ401、ステツプ404のみが実行されフラ
グF1mμは「1」を保持し続ける。即ち走行状態
は低μレベルであると指示され続ける。その後車
輪加速度VWが高μ判定用基準加速度GH以上に
なるとステツプ404の判定結果が「YES」に
反転することから新たなステツプ405に進みこ
のステツプ405にてフラグF1mμが「0」にリ
セツトされるようになる。換言すればフラグ
F1mμはそれまでの低μレベルから高μレベルに
走行状態が切り換わつたことを示すようになる。
以後上述した如き処理が再び行なわれる。
プ401にて低μレベルであることを示すフラグ
F1mμが「0」であるか否か、換言すれば走行状
態が高μレベルであるか否かを判定する。高μレ
ベルであるとすればステツプ401の判定結果は
「YES」となり次にステツプ402に移行し、こ
のステツプ402にて車輪速度VWが低μレベル
判定基準速度Vs1よりも小さいか否か換言すれば
走行状態が高μレベルから低μレベルに切り換つ
たか否かを判定する。この判定結果が「NO」で
ある場合、即ち走行状態が高μレベルである場合
には、そのまま本ルーチンを抜け出る。走行状態
が高μレベルである間はステツプ401、ステツ
プ402が順次実行されるのみである。その後走
行状態が高μレベルから低μレベルに切り換つた
とするとステツプ402の判定結果が「YES」
に反転することから新たなステツプ403にてフ
ラグF1mμが「1」にセツトされるようになる。
従つて次回の本ルーチン処理においてはステツプ
401の判定結果が「NO」に反転することから
新たなステツプ404に進み、このステツプ40
4にて車輪加速度VWが復帰加速度GH即ち走行
状態が低μレベルから高μレベルへ切り換つたこ
とを判断する為の基準となる加速度よりも大きい
か否かが判断される。走行状態が高μレベルから
低μレベルに切り換つた直後においてはVWが
GHよりも小さいことからこのステツプ404の
判定結果は「NO」となりそのまま本ルーチンを
抜け出る。走行状態が低μレベルにある間はステ
ツプ401、ステツプ404のみが実行されフラ
グF1mμは「1」を保持し続ける。即ち走行状態
は低μレベルであると指示され続ける。その後車
輪加速度VWが高μ判定用基準加速度GH以上に
なるとステツプ404の判定結果が「YES」に
反転することから新たなステツプ405に進みこ
のステツプ405にてフラグF1mμが「0」にリ
セツトされるようになる。換言すればフラグ
F1mμはそれまでの低μレベルから高μレベルに
走行状態が切り換わつたことを示すようになる。
以後上述した如き処理が再び行なわれる。
第9図は第6図のフローチヤートにおけるステ
ツプ205及びステツプ206において本発明に
係わる処理を表わしたフローチヤートを示す。以
下この処理を第10図の車輪速度VW、車輪加速
度VW、ブレーキ油圧の関係を表わした波形図を
あわせ参照しつつ説明する。
ツプ205及びステツプ206において本発明に
係わる処理を表わしたフローチヤートを示す。以
下この処理を第10図の車輪速度VW、車輪加速
度VW、ブレーキ油圧の関係を表わした波形図を
あわせ参照しつつ説明する。
制御許可フラグFactが「1」に反転して本ル
ーチンが開始されるとまずステツプ601にて車
輪加速度VWと減圧判定基準減速度G1との大小比
較が行なわれ、この時点においてはVWがG1より
も大きいことからこのステツプ601の判定結果
は「NO」となり、次にステツプ602にて車輪
速度VWと減圧判定基準速度Vshとの大小比較が行
なわれ、この時点においてはVWがVshよりも大き
いことからこのステツプ602の判定結果が
「YES」となり、次にステツプ603にてアクチ
ユエータ増圧指示出力が出される。尚、ここでい
うアクチユエータ増圧指示出力はアンチスキツド
制御開始後の増圧指示出力を行なうのみでなく、
ブレーキモードを通常モード、即ちブレーキペダ
ルの踏み込み量に応じたブレーキ油圧を発生させ
るモードをも含むものであり、この時点において
はこの通常モードを指示する。次にステツプ61
1にて、後述する如き減圧開始後緩減圧を行なう
べき期間を指定するためのカウンタCの内容を
「0」にリセツトし本ルーチンを抜け出る。その
後第10図に示す如く車輪加速度VWがG1よりも
小さくなると、ステツプ601の判定結果が
「YES」に反転し新たなステツプ604に進み、
このステツプ604にてVWとVshとの大小比較が
行なわれる。この時点においてはVWが依然とし
てVshよりも大きいことからこのステツプ604
の判定結果は「NO」となる。
ーチンが開始されるとまずステツプ601にて車
輪加速度VWと減圧判定基準減速度G1との大小比
較が行なわれ、この時点においてはVWがG1より
も大きいことからこのステツプ601の判定結果
は「NO」となり、次にステツプ602にて車輪
速度VWと減圧判定基準速度Vshとの大小比較が行
なわれ、この時点においてはVWがVshよりも大き
いことからこのステツプ602の判定結果が
「YES」となり、次にステツプ603にてアクチ
ユエータ増圧指示出力が出される。尚、ここでい
うアクチユエータ増圧指示出力はアンチスキツド
制御開始後の増圧指示出力を行なうのみでなく、
ブレーキモードを通常モード、即ちブレーキペダ
ルの踏み込み量に応じたブレーキ油圧を発生させ
るモードをも含むものであり、この時点において
はこの通常モードを指示する。次にステツプ61
1にて、後述する如き減圧開始後緩減圧を行なう
べき期間を指定するためのカウンタCの内容を
「0」にリセツトし本ルーチンを抜け出る。その
後第10図に示す如く車輪加速度VWがG1よりも
小さくなると、ステツプ601の判定結果が
「YES」に反転し新たなステツプ604に進み、
このステツプ604にてVWとVshとの大小比較が
行なわれる。この時点においてはVWが依然とし
てVshよりも大きいことからこのステツプ604
の判定結果は「NO」となる。
すると、新たにステツプ612が実行されアク
チユエータ減圧指示出力がなされるようになる。
以後ステツプ601,604,612,611か
らなるルートが繰り返し実行されアクチユエータ
緩減圧指示が保持されブレーキ油圧は第10図の
bに示す如く緩やかに減圧されていく。
チユエータ減圧指示出力がなされるようになる。
以後ステツプ601,604,612,611か
らなるルートが繰り返し実行されアクチユエータ
緩減圧指示が保持されブレーキ油圧は第10図の
bに示す如く緩やかに減圧されていく。
その後第10図に示す如く車輪速度VWがVshよ
りも小さくなるとステツプ604の判定結果が
「YES」に反転することから新たなステツプ60
5にてフラグF1mμが「1」であるか否か、即ち
走行状態が低μレベルであるか否かが判定され
る。この時点において走行状態が高μレベルであ
るとすればこのステツプ605の判定結果は
「NO」であることから次のステツプ606にて
カウンタCが所定の値K3よりも大きいか否かが
判定される。カウンタCの値は、上述した如く
「0」であることからこのステツプ606の判定
結果は「NO」となり、次にステツプ607にて
アクチユエータ急減圧指示出力がなされ、次にス
テツプ608にてカウンタCが歩進され、次にス
テツプ609にてカウンタCの値と予め定めた値
K4との大小比較がなされる。なおこのK4は上記
K3よりも大きな値とされている。このステツプ
609の判定結果はカウンタCが「1」であるこ
とから「NO」とされ本ルーチンを抜け出る。そ
の後フラグF1mμが依然として「0」であるとす
るとステツプ601,604,605,606,
607,608,609からなるルートが繰り返
し実行されることからアクチユエータ急減圧指示
が維持されると共にカウンタCの内容が歩進され
ていく。そしてカウンタCの値がK3よりも大き
くなると、それまでステツプ607にて行なわれ
ていたアクチユエータ急減圧指示出力の保持が解
除され今度はステツプ610にてアクチユエータ
緩減圧指示がなされるようになる。そしてカウン
タCの値がK4よりも大きくなるまでの間におい
てはステツプ601,604,605,606,
610,608,609からなるルートが繰り返
し実行されアクチユエータ緩減圧指示が保持され
ると共にカウンタCの値は更に歩進され続ける。
そしてカウンタCの値がK4よりも大きくなると
ステツプ611にてカウンタCの値がリセツトさ
れるようになる。更にその後も依然としてフラグ
F1mμが「0」であるとすると、カウンタCの値
がクリアされたことから再びステツプ601,6
04,605,606,607,608,609
からなるルートが実行されるようになり、上述し
た如きアクチユエータ急減圧指示と緩減圧指示と
が交互に繰り返し行なわれるようになる。その後
第10図のbに示す如く車輪加速度VWが減圧判
定基準減速度G1以上になつても車輪速度VWが
Vshよりも小さく又、車輪加速度VWが増圧判定基
準加速度G2よりも小さいことからステツプ61
2にてアクチユエータ緩減圧指示が出力されるよ
うになる。そして、車輪加速度VWが増圧判定基
準加速度G2よりも大きくなると、今度はステツ
プ603にてアクチユエータ増圧指示出力がなさ
れるようになる。
りも小さくなるとステツプ604の判定結果が
「YES」に反転することから新たなステツプ60
5にてフラグF1mμが「1」であるか否か、即ち
走行状態が低μレベルであるか否かが判定され
る。この時点において走行状態が高μレベルであ
るとすればこのステツプ605の判定結果は
「NO」であることから次のステツプ606にて
カウンタCが所定の値K3よりも大きいか否かが
判定される。カウンタCの値は、上述した如く
「0」であることからこのステツプ606の判定
結果は「NO」となり、次にステツプ607にて
アクチユエータ急減圧指示出力がなされ、次にス
テツプ608にてカウンタCが歩進され、次にス
テツプ609にてカウンタCの値と予め定めた値
K4との大小比較がなされる。なおこのK4は上記
K3よりも大きな値とされている。このステツプ
609の判定結果はカウンタCが「1」であるこ
とから「NO」とされ本ルーチンを抜け出る。そ
の後フラグF1mμが依然として「0」であるとす
るとステツプ601,604,605,606,
607,608,609からなるルートが繰り返
し実行されることからアクチユエータ急減圧指示
が維持されると共にカウンタCの内容が歩進され
ていく。そしてカウンタCの値がK3よりも大き
くなると、それまでステツプ607にて行なわれ
ていたアクチユエータ急減圧指示出力の保持が解
除され今度はステツプ610にてアクチユエータ
緩減圧指示がなされるようになる。そしてカウン
タCの値がK4よりも大きくなるまでの間におい
てはステツプ601,604,605,606,
610,608,609からなるルートが繰り返
し実行されアクチユエータ緩減圧指示が保持され
ると共にカウンタCの値は更に歩進され続ける。
そしてカウンタCの値がK4よりも大きくなると
ステツプ611にてカウンタCの値がリセツトさ
れるようになる。更にその後も依然としてフラグ
F1mμが「0」であるとすると、カウンタCの値
がクリアされたことから再びステツプ601,6
04,605,606,607,608,609
からなるルートが実行されるようになり、上述し
た如きアクチユエータ急減圧指示と緩減圧指示と
が交互に繰り返し行なわれるようになる。その後
第10図のbに示す如く車輪加速度VWが減圧判
定基準減速度G1以上になつても車輪速度VWが
Vshよりも小さく又、車輪加速度VWが増圧判定基
準加速度G2よりも小さいことからステツプ61
2にてアクチユエータ緩減圧指示が出力されるよ
うになる。そして、車輪加速度VWが増圧判定基
準加速度G2よりも大きくなると、今度はステツ
プ603にてアクチユエータ増圧指示出力がなさ
れるようになる。
なおステツプ603は単にアクチユエータ増圧
指示出力とのみ書いてあるが、実際には、緩/急
をも行うものである。その後第10図に示す如く
車輪速度VWがVshよりも大きくなつても、ステツ
プ601,602,603が依然として実行され
アクチユエータ増圧指示がなされ、ブレーキ油圧
は第10図のbに示す如く増圧されていく。その
後第10図に示す如く車輪加速度VWが減圧判定
基準減速度G1よりも小さくなると上述した如き
減圧開始直後の油圧の緩/急減圧制御が再び行わ
れるようになる。
指示出力とのみ書いてあるが、実際には、緩/急
をも行うものである。その後第10図に示す如く
車輪速度VWがVshよりも大きくなつても、ステツ
プ601,602,603が依然として実行され
アクチユエータ増圧指示がなされ、ブレーキ油圧
は第10図のbに示す如く増圧されていく。その
後第10図に示す如く車輪加速度VWが減圧判定
基準減速度G1よりも小さくなると上述した如き
減圧開始直後の油圧の緩/急減圧制御が再び行わ
れるようになる。
以上フラグF1mμが「0」である場合、即ち走
行状態が高μ路である場合における処理について
説明したが走行状態が高μ路である場合には上記
の如くブレーキ油圧は第10図のbに示す如く減
圧開始直後一部の期間において油圧の緩/急減圧
制御がなされる。即ち緩減圧が行なわれることと
なる。従つて減圧開始後直ちに通常の減圧がなさ
れたとすればブレーキ油圧は第10図のbの破線
で示す如く急激に減圧されることにより車輪速度
VWは第10図の点線で示す如く急激に復帰し緩
めすぎを生じ、それによる制動距離の延びを生ず
るが、それを上記制御によつて防止できる。
行状態が高μ路である場合における処理について
説明したが走行状態が高μ路である場合には上記
の如くブレーキ油圧は第10図のbに示す如く減
圧開始直後一部の期間において油圧の緩/急減圧
制御がなされる。即ち緩減圧が行なわれることと
なる。従つて減圧開始後直ちに通常の減圧がなさ
れたとすればブレーキ油圧は第10図のbの破線
で示す如く急激に減圧されることにより車輪速度
VWは第10図の点線で示す如く急激に復帰し緩
めすぎを生じ、それによる制動距離の延びを生ず
るが、それを上記制御によつて防止できる。
次に走行状態が低μレベルであると判定されて
いる場合における処理について説明する。この場
合においてはF1mμが「1」であることからステ
ツプ605の判定結果が常時「YES」とされ上
述した如き高μレベルにおいて実行された減圧開
始後の油圧の緩/急減圧制御が行なわれない。従
つて通常の車輪加速度VWと減圧判定基準減速度
G1との比較、車輪速度VWと減圧判定基準速度
Vshとの大小比較、及び車輪加速度VWと増圧判定
基準加速度G2との大小比較に基づいてアクチユ
エータ増圧、減圧指示がなされる。従つて第10
図に示す如くF1mμが「1」である時にはブレー
キ油圧は第10図のbの波形に示すようになり、
仮に図示一点鎖線で示す如く油圧の緩/急減圧制
御を行なつた場合に生ずる車輪速度VWの落ち込
み、換言すればブレーキ油圧のかけすぎを防止す
ることが可能となる。
いる場合における処理について説明する。この場
合においてはF1mμが「1」であることからステ
ツプ605の判定結果が常時「YES」とされ上
述した如き高μレベルにおいて実行された減圧開
始後の油圧の緩/急減圧制御が行なわれない。従
つて通常の車輪加速度VWと減圧判定基準減速度
G1との比較、車輪速度VWと減圧判定基準速度
Vshとの大小比較、及び車輪加速度VWと増圧判定
基準加速度G2との大小比較に基づいてアクチユ
エータ増圧、減圧指示がなされる。従つて第10
図に示す如くF1mμが「1」である時にはブレー
キ油圧は第10図のbの波形に示すようになり、
仮に図示一点鎖線で示す如く油圧の緩/急減圧制
御を行なつた場合に生ずる車輪速度VWの落ち込
み、換言すればブレーキ油圧のかけすぎを防止す
ることが可能となる。
なお、上述の実施例においては、ブレーキ油圧
調節部材として増/減制御用電磁ソレノイドの他
に緩/急制御用電磁ソレノイドを含むものと用い
て、減圧制御時における減圧勾配を緩/急に変更
していた。しかし、例えば増/減制御用電磁ソレ
ノイドのみしか有しない場合でも、増圧と減圧と
を交互に繰り返すことにより、全体としての減圧
勾配を緩やかにすることができるため、その減圧
勾配を変更することができる。
調節部材として増/減制御用電磁ソレノイドの他
に緩/急制御用電磁ソレノイドを含むものと用い
て、減圧制御時における減圧勾配を緩/急に変更
していた。しかし、例えば増/減制御用電磁ソレ
ノイドのみしか有しない場合でも、増圧と減圧と
を交互に繰り返すことにより、全体としての減圧
勾配を緩やかにすることができるため、その減圧
勾配を変更することができる。
以上説明したように、本発明によれば、車輪の
スリツプ傾向が顕著になつて、ブレーキ圧力を減
圧する場合には、高μ路であるか低μ路であるか
に係わらず、一旦、急峻な第1の減圧勾配によつ
て減圧制御を行う。そして、高μ路であれば、減
圧制御途中において減圧勾配を第1の減圧勾配よ
りも緩やかな第2の減圧勾配に変更する。このた
め、高μ路において車輪のスリツプ状態からの回
復を早めつつブレーキ圧力の減圧のしすぎを防止
することができる。
スリツプ傾向が顕著になつて、ブレーキ圧力を減
圧する場合には、高μ路であるか低μ路であるか
に係わらず、一旦、急峻な第1の減圧勾配によつ
て減圧制御を行う。そして、高μ路であれば、減
圧制御途中において減圧勾配を第1の減圧勾配よ
りも緩やかな第2の減圧勾配に変更する。このた
め、高μ路において車輪のスリツプ状態からの回
復を早めつつブレーキ圧力の減圧のしすぎを防止
することができる。
また、本発明では、低μ路であれば、上記減圧
勾配の変更を禁止する。これにより、低μ路にお
けるブレーキ圧力の減圧不足を防止することがで
きる。
勾配の変更を禁止する。これにより、低μ路にお
けるブレーキ圧力の減圧不足を防止することがで
きる。
第1図は本発明の基本構成を表わすブロツク
図、第2図ないし第11図は本発明の実施例に関
し、第2図はその全体構成を表わした系統図、第
3図は第2図におけるアクチユエータの構成図、
第4図は制御回路の内部構成及びその周辺回路を
表わしたブロツク図、第5図ないし第7図は制御
回路のマイクロコンピユータによる処理を概略的
に表わしたフローチヤートであり、第5図はその
うちのメインルーチンを表わしたフローチヤー
ト、第6図はタイマ割込ルーチンを表わしたフロ
ーチヤート、第7図は車速割込ルーチンを表わし
たフローチヤート、第8図及び第9図は本発明に
係る主要な処理を表わしたフローチヤートであ
り、第8図はそのうちの摩擦係数判別処理に係わ
るフローチヤート、第9図は減圧勾配切替に係わ
るフローチヤート、第10図はその動作を説明す
るための車輪速度、車輪加速度、ブレーキ油圧の
関係図である。 a……車速センサ、b……ブレーキ圧力調整部
材、c……制御手段、d……摩擦係数判別手段、
e……指令手段、f……減圧勾配変更手段。
図、第2図ないし第11図は本発明の実施例に関
し、第2図はその全体構成を表わした系統図、第
3図は第2図におけるアクチユエータの構成図、
第4図は制御回路の内部構成及びその周辺回路を
表わしたブロツク図、第5図ないし第7図は制御
回路のマイクロコンピユータによる処理を概略的
に表わしたフローチヤートであり、第5図はその
うちのメインルーチンを表わしたフローチヤー
ト、第6図はタイマ割込ルーチンを表わしたフロ
ーチヤート、第7図は車速割込ルーチンを表わし
たフローチヤート、第8図及び第9図は本発明に
係る主要な処理を表わしたフローチヤートであ
り、第8図はそのうちの摩擦係数判別処理に係わ
るフローチヤート、第9図は減圧勾配切替に係わ
るフローチヤート、第10図はその動作を説明す
るための車輪速度、車輪加速度、ブレーキ油圧の
関係図である。 a……車速センサ、b……ブレーキ圧力調整部
材、c……制御手段、d……摩擦係数判別手段、
e……指令手段、f……減圧勾配変更手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車輪の回転信号に対応した信号を発生する車
速センサと、 上記車輪のブレーキ圧力を調整するブレーキ圧
力調整部材と、 制動時に、上記車速センサの出力信号から求め
られる車輪状態に基づいて上記ブレーキ圧力調整
部材に駆動信号を出力し、車輪のブレーキ圧力を
制御する制御手段とを備えるアンチスキツド制御
装置において、 車輪と路面との間の摩擦係数を少なくとも2段
階に判別する摩擦係数判別手段を備え、 上記制御手段は、 上記車輪のブレーキ圧力を減圧する場合に、第
1の減圧勾配によつて減圧制御を行うように上記
ブレーキ圧力調整部材に駆動信号を出力する指令
手段と、 上記摩擦係数判別手段によつて上記摩擦係数が
高いと判別された場合には、上記第1の減圧勾配
によつて減圧制御が行われているときに、その減
圧制御途中において減圧勾配を上記第1の減圧勾
配よりも緩やかな第2の減圧勾配に変更するよう
に上記ブレーキ圧力調整部材に駆動信号を出力す
ると共に、上記摩擦係数が低いと判別された場合
には、上記減圧勾配の変更を禁止する勾配変更手
段とを備えることを特徴とするアンチスキツド制
御装置。 2 上記制御手段は、前記車速センサの出力信号
に基づいて車輪速度を演算する速度演算手段と、
上記速度演算手段によつて演算された車輪速度に
基づいて車輪加速度を演算する加速度演算手段と
を備え、 上記指令手段は、上記車輪速度が減圧基準速度
よりも小さく、かつ上記車輪加速度が減圧基準加
速度よりも小さいときに、上記第1の減圧勾配に
よる前記駆動信号を出力することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のアンチスキツド制御装
置。 3 上記減圧勾配変更手段は、上記指令手段によ
つて上記第1の減圧勾配で減圧制御が行われた時
間を計測する第1の計時手段を備え、 この第1の計時手段によつて第1の所定時間が
計時されたとき上記減圧制御の減圧勾配を上記第
1の減圧勾配から上記第2の減圧勾配に変更する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
項記載のアンチスキツド制御装置。 4 上記減圧勾配変更手段は、上記減圧制御の減
圧勾配を上記第2の減圧勾配に変更した時間を計
時する第2の計時手段を備え、 この第2の計時手段によつて第2の所定時間が
計時されたとき上記減圧制御の第2の減圧勾配へ
の変更を終了することを特徴とする特許請求の範
囲第3項記載のアンチスキツド制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58145257A JPS6035646A (ja) | 1983-08-09 | 1983-08-09 | アンチスキツド制御装置 |
DE8484305374T DE3475506D1 (en) | 1983-08-09 | 1984-08-07 | Antiskid control with surface friction compensation |
EP84305374A EP0133812B1 (en) | 1983-08-09 | 1984-08-07 | Antiskid control with surface friction compensation |
US06/638,717 US4666218A (en) | 1983-08-09 | 1984-08-08 | Antiskid control with surface friction compensation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58145257A JPS6035646A (ja) | 1983-08-09 | 1983-08-09 | アンチスキツド制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6452591A Division JPH0662082B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | アンチスキッド制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6035646A JPS6035646A (ja) | 1985-02-23 |
JPH0553671B2 true JPH0553671B2 (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=15380947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58145257A Granted JPS6035646A (ja) | 1983-08-09 | 1983-08-09 | アンチスキツド制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4666218A (ja) |
EP (1) | EP0133812B1 (ja) |
JP (1) | JPS6035646A (ja) |
DE (1) | DE3475506D1 (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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