JPH0350059A - ブレーキ圧力制御装置 - Google Patents

ブレーキ圧力制御装置

Info

Publication number
JPH0350059A
JPH0350059A JP18350489A JP18350489A JPH0350059A JP H0350059 A JPH0350059 A JP H0350059A JP 18350489 A JP18350489 A JP 18350489A JP 18350489 A JP18350489 A JP 18350489A JP H0350059 A JPH0350059 A JP H0350059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
pressure
gradient
slip state
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18350489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2897260B2 (ja
Inventor
Shoichi Masaki
彰一 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP1183504A priority Critical patent/JP2897260B2/ja
Priority to DE19904021993 priority patent/DE4021993C2/de
Publication of JPH0350059A publication Critical patent/JPH0350059A/ja
Priority to US07/884,460 priority patent/US5257192A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2897260B2 publication Critical patent/JP2897260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/88Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means
    • B60T8/885Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means using electrical circuitry
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1763Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS responsive to the coefficient of friction between the wheels and the ground surface
    • B60T8/17636Microprocessor-based systems

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アンチスキッド制御装置あるいはトラクショ
ン制御装置等のブレーキ圧力制御装置に関し、特に車輪
スリップ状態量からブレーキ圧力の制御勾配を演算し、
ブレーキ圧力を制御するものに関する。
〔従来の技術] 従来のアンチスキッド制御装置では、特公昭59−20
508号公報に示されるように、車輪速度及び車輪加速
度を求め、基準速度又は基準加速度の複数のレベルを演
算により求め、各基準レベルと車輪速度、車輪加速度の
比較により、アクチュエータの制御モードを設定してブ
レーキ圧力を制御していた。
〔発明が解決しようとする課B] しかし、上記従来のものでは、車輪速度、車輪加速度と
いう連続的な事象に対して、ブレーキ圧力の制御勾配が
連続的でなく、ブレーキの抜き過ぎ、あるいはかけ過ぎ
を生じ、このため車体振動が大きいなど車両フィーリン
グが悪化しやすく、また制動効率の上でも改良の余地が
あった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、車両のス
リップ状態に応じてほぼ連続的にブレーキ圧力の制御勾
配を設定し、車両フィーリング、制動効率を向上するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、このため第1図に示すように、車輪の回転速
度を検出する複数の車輪速度センサと、 前記車輪速度センサの検出信号に基づいて、車輪速度及
び車輪加速度を演算する第1演算手段と、前記車輪速度
から推定車体速度を演算し、さらにこの推定車体速度か
ら推定車体減速度を演算する第2演算手段と、 前記推定車体速度から目標とする基準速度を演算する基
準速度演算手段と、 前記車輪速度と基準速度の第1偏差量、及び前記車輪加
速度と推定車体減速度の第2偏差量を求める偏差量演算
手段と、 前記第1、第2偏差量の合成値から車輪のスリップ状態
量を求めるスリップ状態量演算手段と、このスリップ状
態量からブレーキ圧力の減圧及び増圧の連続的な制御勾
配を演算する圧力勾配演算手段と、 この演算された圧力勾配に基づいてアクチュエータの駆
動時間比を設定する駆動時間設定手段とを備え、 ブレーキ圧力勾配を車輪スリップ状態に応じて連続的に
制御するという技術的手段を採用する。
〔作用〕
本発明によれば、車輪速度Vユ、車輪加速度G。
推定車体減速度GB及び目標とする基準速度■、から、
次式に基づいて車輪のスリップ状B量Wを演算する。
W=に−(Vw  Vs)+Kb (Gw  Gn)こ
のスリップ状態1wは、正負の符号付の連続量となり、
正で増圧側、負で減圧側の要求を示し、その絶対値が大
きいほど圧力勾配を大きくするための要求値となり、こ
のスリップ状態量に応じてブレーキ圧力の減圧及び増圧
の連続的な圧力勾配が演算される。
演算された圧力勾配に基づいてアクチュエータの駆動時
間比、例えばアクチュエータの減圧、保持、増圧の時間
比が設定され、ブレーキ圧力勾配が車輪スリップ状態に
応じてほぼ連続的に制御される。このようにブレーキ圧
力がきめ細かく制御され、車両フィーリング、制動効率
が向上する。
第2図に本発明の一実施例の構成を示す。本実施例はフ
ロントエンジン・リアドライブの四輪車に本発明を適用
した例である。
右前輪1、左前輪2、右後輪3及び左後輪4のそれぞれ
に電磁ピックアンプ式又は磁気抵抗素子(MRE)式の
車輪速度センサ5,6,7.8が配置され、各車輪1〜
4の回転に応じてパルス信号を出力する。
更に、各車輪1〜4には各々油圧ブレーキ装置(ホイー
ルシリンダ)11〜14が配設され、マスクシリンダ1
6からの油圧はアクチュエータ21〜24、各油圧管路
を介して、各油圧ブレーキ装置11〜14に送られる。
ブレーキペダル15の踏み込み状態は、ストラプスイン
チ25によって検出され、制動時はオン信号が出力され
、非制動時にはオフ信号が出力される。
通常時、ブレーキペダル15の踏み込みによりマスクシ
リンダI6に油圧が発生し、各車輪1〜4を制動するこ
とができるが、別にスリップ制御用の油圧源として、電
動モータの駆動によってリザーバ19.20よりブレー
キ液を吸い上げ、油圧を発生する油圧ポンプ17.18
も設けられている。電子制御回路(ECU)30がこれ
らアクチュエータ21〜24を制御することにより、油
圧ブレーキ装置11〜14のブレーキ油圧を調整し、各
車輪毎に制動力を調整する。すなわち、各アクチュエー
タ21〜24は、増圧位置、減圧位置、保持位置を持つ
電磁式3位置弁で、例えばアクチュエータ21の場合、
A位置でブレーキ油圧を増圧し、B位置でブレーキ油圧
を保持し、C位置でブレーキ油圧をリザーバ19へ逃が
し、減圧を行う。また、この3位置弁は非通電時に増圧
モードとなり、通電時にその電流レベルにより保持又は
減圧モードとなる。
ECU30は、イグニッションスイッチがオンされるこ
とにより電力を供給され、速度センサ5〜8及びストッ
プスイッチ25からの信号を受け、アンチスキッド制御
のための演算処理などを行い、アクチュエータ21〜2
4を制御する信号を発生する。
ECU30は、マイクロコンピュータ式のもので、CP
U、ROM、RAM、110回路を有しており、車輪速
度センサ5〜8の信号が入力され、その信号を処理して
アクチュエータ21〜24の駆動信号を出力する。
次に、ECU30の動作を説明する。
ECU30は、イグニッションキーがオンの状態にされ
ると、第3図に示すメインルーチンを実行する。まず、
ステップ100では、初期化処理を実行する。ここで初
期化の処理とは、RAMの各種変数、カウンタの内容を
クリアしたり、フラグ類をリセットするといった処理で
ある。こうした初期化処理の後、繰り返し実行されるス
テップ110以下の処理に移行し、まず、推定車体速度
■、を算出する処理を行う(ステップ11o)。
推定車体速度Vmは、ステップ200で演算される各車
輪の車輪速度V。、(なお、以下の説明において「**
」は右前輪lに関する場合はrFRJとして左前輪2に
関係する場合はrFL、として、右後輪3に関する場合
はrRR,として、左後輪4に関する場合はrRLJと
して、各々表示される添字である)のうち最大値を選択
し、この最大車輪速度と、前回推定車体速度演算処理に
よって得られた前回の推定車体速度に、実際の車両走行
状態で取り得る車両加速度の上限値と、車両減速度(マ
イナスの加速度)の上限値を考慮した上・下限制限速度
のうちの、中間値を推定車体速度■8とする。この推定
車体速度Vllはブレーキング時、例えば第10図(a
)で示すように変化する。
次に、ステップ110では、ステップ110で演算した
今回の推定車体速度■8い、(以下、添字のnは今回演
算値を示し、n−1は前回演算値を示す)、前回演算さ
れた推定車体速度Va(n−11、前回演算した時刻か
ら今回演算した時刻の時間間隔ΔT及び所定のLSB調
整用定数に、から、(1)式で推定車体減速度Gllを
演算する。
Ga =Kc(Vat−+  Vll+−−1)) /
ΔT・・・・・・(1)二の推定車体減速度G、は、第
10図(b)で示すように変化する。
次にステップ130では、車輪速度の目標となる基準速
度■、を、先のステップ110で求めた推定車体速度■
、から次式のような演算式によって作成する。
基準速度V、=K・■8−Δ■ ここで、K、ΔTは所定の定数であり、例えばに=0.
95.ΔV = 21an/ hである。基準速度■。
は、第10図(a)の−点鎖線で示すように変化する。
次に、ステップ140では、システムの異常チエツクを
実行する。この処理においては、ROM内に予め格納さ
れたシステム正常動作時のシステム要素の動作状態に対
応するデータと、この処理時に取り込まれたシステム要
素の動作状態を表すデータとを比較検討し、システム異
常と判断した場合には、システム異常状態を示す異常フ
ラグをセットし、一方、異常なしと判断した場合には異
常フラグをリセット状態にする。
次に、ステップ150にて異常フラグをみてシステムが
異常か否かを判定する。異常フラグがセットされていな
い場合には、即ちシステムが正常に動作している場合に
は、推定車体速度VB演算処理ステップ110に進む。
一方、異常フラグがセットされている旨判断された場合
、即ち、システム異常が発生、もしくは異常動作中であ
る場合には、ステップ160およびステップ170が順
次実行された上で、ステップ110に進む。
ステップ160では、システムに異常が発生した旨を運
転者に通知し、アンチスキンド制御が有効でないことを
確認できるようにするためのステップであり、ステップ
140にてシステムに異常がありと判断された場合に、
図示しないインジケータランプを点灯させる。
ステップ170は、システム異常時にフェイルセーフ処
理を行うステップであり、このステップ170において
は、4個のアクチエエータ21〜24のそれぞれにおけ
る増圧、保持、減圧制御用電磁ソレノイドの通電をカッ
トするための制御信号を出力する処理が行われる。
第4図及び第5図のフローチャートは、上述したメイン
ルーチン処理実行途中に、所定の周期で実行開始される
タイマ割込ルーチンを表わしたフローチャートである。
この割込ルーチンは、4輪分の処理をFR輪→FL輪→
RR輪→RL輪の順に順次実行し、4輪分の処理が終了
した時点で、このタイマ割込ルーチンを抜は出す処理構
成となっている。
まずステップ200では、車輪速度■。、を演算する処
理が実行される。この車輪速度演算ステップ200にお
いては、現在の処理実行の際での車速パルスのカウント
値と前回の処理実行の際での車速パルスのカウント値と
の差と、時間間隔とにより所定の演算式を演算すると共
に、必要に応じてフィルタ処理、即ち連続した複数回の
演算により得られた車輪速度を平均化する処理が併せて
行われる。
次に、ステップ210にて車輪加速度G。ゆを演算する
処理が実行される。この車輪加速度演算ステップ210
では、ステップ200で演算された車輪速度と、前回算
出された同一車輪の車輪速度の差と、演算時間間隔とに
より所定の演算式を演算すると共に、必要に応じて上記
の如きフィルタ処理とほぼ同様な処理が併せて行われ、
車輪速度、車輪加速度の脈動成分をなますようにしてい
る。
次に、ステップ220では、ステップ130で演算され
た基準速度■5と車輪速度■。、との第1偏差t(Vニ
ー  VS)を演算する。この第1偏差量は正負の値を
持ち、車輪速度が基準速度より大きい場合に正の値、小
さい場合は負の値となり、ブレーキング時、第10図(
C)で示すように変化する。
次に、ステップ230では、ステップ210で算出され
た車輪加速度G。、とステップ120で演算された推定
車体減速度(負の加速度)G6との第2偏差ff1(G
、、、−0R)を演算する。この第2偏差量は、正負の
値を持ち車輪加速度が推定車体減速度(負の加速度)よ
り大きい場合は正の値、車輪加速度が推定車体減速度よ
りも小さい場合は負の値となり、ブレーキング時第10
図(d)で示すように変化する。
次にステップ240では、ステップ220及びステップ
230で求めた第1偏差量(V、、、−VS)及び第2
偏差量(Goや−C11)に、(3)式で示すようにそ
れぞれ重み付は係数KA、KBをかけ合わせ、車輪のス
リップ状態量W、やを演算する。
W、、=KA(V工、−Vs)+KIl(c、カーCB
)・・・・・・・・・(3) ここで、係数に8は車輪速度に状態量を換算するための
変換係数の意味合いも持ち、例えばIGで2km/h相
当になるような係数とする。こうして得られた車輪スリ
ップ状BfflWゆ、も正負の値を持ち、車輪のスリ・
ンプ傾向を表す連続的な状態量となるす。すなわち、ス
リップ状態iW。が負で値が大きい程、車輪のスリップ
係数が大きく、対応する車輪のブレーキ油圧の減圧勾配
を大きくし、ブレーキ油圧を早急に抜くための要求値と
して用いることができる。また、スリップ状態量W。が
正で値が大きい程、車輪が回復傾向にあり、ブレ−キ油
圧の増圧勾配を大きくし、ブレーキ油圧を再び増圧する
ための要求値として用いることができる。また、スリッ
プ状tJtW。の値が小さく。
近辺の値では、車輪速度及び車輪加速度も目標スリップ
基準、また車体減速度近辺にあり、ブレーキ油圧はほぼ
保持するための要求値として用いることができる。この
スリップ状態1w。は、第10図(e)で示すように変
化する。
次に、ステップ250では、アンチスキッド制御中か制
御開始されていないかを判定する。判定には、以下のス
テップで述べる制御中フラグF staが1か0かで判
定する。まず制御が開始されていない場合について説明
すると、ステップ250の判定で制御中でないと判定(
Fsta=O)されるとステップ260へ移り、制御開
始判定条件を満たすかどうかを判定する。例えば、スト
ップスイッチ26がONL、先のステップ240の車輪
スリップ状態量が負の所定値以下となったかどうかが判
定され、ステップ270でその制御開始条件が成立して
いた場合、ステップ271で制御中判定フラグF ST
Aを1にセットし、次に第5図のステップ300に飛ぶ
。また、制御開始条件が成立していない時は、第5図の
ステップ400に飛ふ。
次に、ステップ250ですでに制御中と判断(FstA
=1)されていた場合について説明すると、ステップ2
80に飛び、制御終了条件を満fsすかどうか判定する
。例えば、車体推定速度■8がOkm/hとなり、車両
が停止したと判断されたり、またはステップスイッチ2
6がOFFされたかどうかを判断する。こうして、ステ
ップ290で制御終了条件が成立した場合は、ステップ
291に飛び、制御中判定フラグF 3TAを0にリセ
ットし、次にステップ400へ飛ぶ。また、制御終了条
件が成立していない時は、ステップ300へ飛び、引き
続き制御を続行する。
続いて、第5図のフローチャートについて説明する。ス
テップ300〜391は、アンチスキッド制御中の処理
を示し、ステップ400〜420は制御前又は制御終了
時の処理を示す。
まず、制御中の処理について説明する。ステップ300
では、先に求めたスリップ状態量W9.を油圧の勾配比
WP、。(0〜±100%)に換算する。この処置は、
その後の油圧勾配を作成するために、増圧側の勾配を0
〜+100%、また減圧側の勾配をO〜−100%に対
応させ、それぞれ保持と増圧、保持と減圧の時間的組み
合せで油圧勾配を設定するために、車輪スリップ状態1
w。
を第6図に示すような関係で、油圧勾配比WPG、やに
変換するための処理である。
次に、ステップ310では、油圧の勾配を増圧モードの
連続時間、また減圧モードの連続時間によって補正する
ための油圧勾配補正量MP、、ゆを演算する。この処理
は、第7図及び第8図に示すように、増圧側(油圧勾配
でO〜+100%)モードの連続時間’rt+p、また
、減圧側(油圧勾配で0〜−100%)モードの連続時
間T0.に応じて、アンチスキッド制御特有の、路面状
態の急変(低μ路から高μ路、高μ路から低μ路乗り移
り)にすばやくブレーキ油圧を対応させるための油圧勾
配補正量を考慮したものである。すなわち、増圧モード
が連続し、長い間増圧をかけても車輪にスリップ傾向(
減圧出力)がない場合などは、第7図に示すように時間
T 、J、の増加に応じて徐々に補正IMPGを大きく
し、これにより増圧勾配を大きくし、低μ路から高μ路
への乗り移り時などで、すばやくブレーキ油圧を増圧さ
せる。また、第8図に示す補正量MP、により、減圧傾
向が始まった直後は、路面摩擦係数−スリップ率(μm
S)特性のμピークを越えた直後と見なし、−旦、やや
大きめの減圧を出力し、その後減圧モード時間が連続し
てブレーキ油圧を抜いていても車輪の回復が遅い場合は
(高μ路から低μ路乗り移りなど)減圧勾配を大きくす
る。
次にステップ320では、ステップ300,310で求
めた油圧勾配比WpG1、及び油圧勾配補正iMPG、
、を足し合わせ、最終的な油圧勾配PGoを(4)式に
示すように演算する。
Pc、、、 =W PG、、+M Pco・・−・−−
−−(4)この油圧勾配PGITゆは、−100〜0〜
+100%の間の値として制限され、以下ステップ33
Oより油圧勾配PGmゆの値の正負の値によって、増圧
モード(O%≦P6≦+100%)及び減圧モード(−
100%≦PG<0%)に分け、アクチュエータ21〜
24の持つブレーキ油圧の増圧、減圧又は保持モードの
駆動時間比率によって、油圧勾配を制御する。この油圧
勾配P、は、第10図げ)に示すように変化する。
ステップ330では、ステップ320で演算された最終
油圧勾配P、。の正負により、増圧モード(P、やや≧
O)、また減圧モード(pG−ゆく0)かが判定される
。ここで、まず減圧モード(PG、ゆ〈0)と判定され
た場合はステップ340以下、減圧モードの処理が実行
され、また、増圧モード(p G、、≧0)と判定され
た場合はステップ370以下、増圧モードの処理が実行
される。
まず、ステップ340以下の減圧モードの処理から説明
する。減圧勾配PG−(100%≦P G−< 0%)
の値より、アクチュエータの持つブレーキ油圧の減圧及
び保持位置の駆動時間比を、あらかじめマイクロコンピ
ュータのROMに設定されているマツプ、またはP a
**の値から演算によって求める。
次のステップ350では、ステップ340で求められた
減圧及び保持の駆動時間比に応して、対応する車輪のブ
レーキ油圧を制御するため、アクチュエータ21〜24
いずれかに対して信号を出力し、アクチュエータ11〜
14を駆動し、ブレーキ油圧を制御する。
ステップ360では、ステップ310で説明した油圧勾
配の補正のために、減圧モードの連続時間を監視するた
めのカウンタTI、工、をカウントアツプし、ステップ
361では、増圧モード連続時間監視カウンタT U 
p 11 mをクリアする。そして、ステップ430に
飛び、全ての車輪の演算が終了したかどうかを判断する
次に、ステップ330で油圧勾配PG、ゆの値が正と判
断された場合、ステップ370以下の増圧モードの処理
を説明する。減圧モードの時の同様に、ステップ370
では、増圧勾配P、。(0%≦PGゆ、5100%)の
値より、増圧及び保持弁の駆動時間比を、マツプまたは
演算により求める。
次にステップ380で、この求めた駆動時間比に応じて
、対応する車輪のアクチエエータ21〜24のいずれか
に対し信号を出力し、ブレーキ油圧を制御する。ステッ
プ390では、ステップ310の油圧勾配補正のために
、増圧モードの連続時間を監視するためのカウンタT 
Ll p *ゆをカウントアツプし、ステップ391で
は、減圧モート連続時間監視カウンタをクリアする。そ
して、ステップ430で全ての車輪が終了したかを判断
し、終了していない場合は、次の車輪の処理を行うため
、第4図のステップ200へ戻り、以下一連の同様の処
理を行う。
第9図は、ステップ340.35 Q 7.及びステッ
プ370,380で説明した、油圧勾配P、の値に応じ
て、アクチュエータの増圧、保持、減圧の時間比を変化
させ、油圧勾配を制御するタイムチャートを示している
油圧勾配P6がO〜+100%の間の値の場合は、第9
図(a)の波形(1)〜(6)で示すような増圧と保持
の駆動時間比とし、ブレーキ油圧Pを第9図(1))の
特性線(1)〜(6)に示す勾配で上昇させる。
また、油圧勾配P、が0〜−100%の間の値の場合は
、第9図(a)の波形(力〜(11)で示すような減圧
と保持の駆動時間比とし、ブレーキ油圧Pを第9図(b
)の特性線(7)〜(II)に示す勾配で下降させる。
このように、油圧勾配を、車輪のスリップ状態、またそ
の連続時間等に応じて、アクチュエータの持つ油圧制御
モード(増圧、減圧または保持)の駆動時間比を連続的
に変化させることができる。
しかし、油圧ブレーキ装置11〜14において、ブレー
キ油圧Pは、例えば第10図((至)の実線で示すよう
に変化する。第10図(g)では、従来技術によるブレ
ーキ油圧の変化を破線で示しているが、本発明では、A
、B部で示す従来のようなブレーキ圧力の抜き過ぎ(過
剰減圧)あるいはかけ過ぎ(過剰増圧)がなく、全体に
ブレーキ油圧変動が小さくなっており、ブレーキング時
の制動効率、車両フィーリングが向上している。
最後に、制御中でない場合、または制御が終了したと判
断された場合は、ステップ400以下の処理により、ス
テップ400.410で油圧勾配補正量MPG、、、及
び増圧モード連続時間監視カウンタTUP*ゆ、減圧モ
ード連続時間監視カウンタT DW**をクリアし、ス
テップ420でアクチュエータに増圧信号を出力し、通
常のマスクシリンダ16とホイールシリンダ11〜14
が連通し、通常のブレーキ操作が行われる状態に戻す。
なお、上記実施例では、アクチュエータの油圧調圧機能
が増圧、保持、減圧モードを持つシステムでの例につい
て説明したが、その他の油圧モード、例えば増圧と減圧
のみのアクチュエータでもよく、この場合は、増圧と減
圧のデユーティ比を変化させることにより、連続的に油
圧勾配をコントロールすることができる。また、緩増、
急増、覆滅、急減のようなアクチュエータでも増圧側は
緩増、急増または覆滅の組合せで油圧勾配を変化させる
ことができ、また同様に減圧側は、覆滅、2、減、また
は緩増の組合せで油圧勾配を連続的にコントロールする
ことができる。また、連続的に油圧勾配をコントコール
することができるリニア調圧弁を持ったアクチュエータ
では、得られた油圧勾配P、を、そのまま適用してコン
トロールすればよい。
また、アンチスキッド制御装置に適用した場合について
説明してきたが、ブレーキ油圧により駆動輪の加速スリ
ップを抑制し、すべりやすい路面での安定性と、加速性
の向上を目的としたトラクションコントロール装置にも
適用でき、車輪の加速スリップ側の車輪速度のスリップ
量及び車輪加速度から、同様に車輪加速側スリップ状態
を求め、この量に応じて、油圧アクチュエータの油圧勾
配を連続的にコントロールすることができる。
また、油圧コントロールに限らず、トラクションコント
ロールでは、スロットル開度、燃料噴射量、点火時期等
の操作を行うために、この連続的車輪スリップ状態量の
監視の概念は使うことができ、個々のアクチュエータ操
作量をスムーズに変化させることができる。
また、車輪のスリップ量と、その遅れを補償するための
車輪加速度量の合成値によって、車輪のスリップ状態量
を求めたが、車輪スリップ量のみによっ゛て油圧の勾配
を可変することも考えられ、その後の補正量として加速
度項を考慮してもよい。
〔発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、車両のスリップ状
態に応じてほぼ連続的にブレーキ圧力の勾配が設定され
、車両フィーリング、制動効率を向上するという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を示すブロック図、第2図は本発明の一
実施例を示す模式図、第3回〜第5図は作動説明に供す
るフローチャート、第6図〜第10図は作動説明に供す
る特性図である。 1〜4・・・車輪、5〜8・・・車輪速度センサ、21
〜24・・・アクチュエータ、30・・・電子制御回路
。 第 3 図 第 図 第 図 0 第 図 ow

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車輪の回転速度を検出する複数の車輪速度センサと、 前記車輪速度センサの検出信号に基づいて、車輪速度及
    び車輪加速度を演算する第1演算手段と、前記車輪速度
    から推定車体速度を演算し、さらにこの推定車体速度か
    ら推定車体減速度を演算する第2演算手段と、 前記推定車体速度から目標とする基準速度を演算する基
    準速度演算手段と、 前記車輪速度と基準速度の第1偏差量、及び前記車輪加
    速度と推定車体減速度の第2偏差量を求める偏差量演算
    手段と、 前記第1、第2偏差量の合成値から車輪のスリップ状態
    量を求めるスリップ状態量演算手段と、このスリップ状
    態量からブレーキ圧力の減圧及び増圧の連続的な制御勾
    配を演算する圧力勾配演算手段と、 この演算された圧力勾配に基づいてアクチュエータの駆
    動時間比を設定する駆動時間設定手段とを備え、 ブレーキ圧力勾配を車輪スリップ状態に応じて連続的に
    制御することを特徴とするブレーキ圧力制御装置。
JP1183504A 1989-07-14 1989-07-14 ブレーキ圧力制御装置 Expired - Fee Related JP2897260B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183504A JP2897260B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 ブレーキ圧力制御装置
DE19904021993 DE4021993C2 (de) 1989-07-14 1990-07-11 Bremsdruck-Steuersystem für Kraftfahrzeuge
US07/884,460 US5257192A (en) 1989-07-14 1992-05-14 Brake pressure control system for motor vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183504A JP2897260B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 ブレーキ圧力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0350059A true JPH0350059A (ja) 1991-03-04
JP2897260B2 JP2897260B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=16136989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1183504A Expired - Fee Related JP2897260B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 ブレーキ圧力制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2897260B2 (ja)
DE (1) DE4021993C2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5295738A (en) * 1991-05-23 1994-03-22 Nippondenso Co., Ltd. Anti-skid control system for motor vehicle
US7198336B2 (en) 2000-09-28 2007-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular brake control apparatus and control method of vehicular brake apparatus
JP4921685B2 (ja) * 2000-09-22 2012-04-25 マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト 紡績装置
JP2016070234A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日信工業株式会社 車両用制御装置
CN117302126A (zh) * 2023-11-29 2023-12-29 中国第一汽车股份有限公司 车辆控制方法、系统、车辆及存储介质

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4114734A1 (de) * 1991-05-06 1992-11-12 Teves Gmbh Alfred Schaltungsanordnung fuer eine bremsanlage mit elektronischer blockierschutzregelung
JPH05246317A (ja) * 1991-12-20 1993-09-24 Sumitomo Electric Ind Ltd アンチロック制御装置
JP2679559B2 (ja) * 1992-11-05 1997-11-19 トヨタ自動車株式会社 アンチロック制御装置
JP3352497B2 (ja) * 1993-04-14 2002-12-03 マツダ株式会社 車両のアンチスキッドブレーキ装置
DE4320904C2 (de) * 1993-06-24 2002-11-14 Bosch Gmbh Robert Antiblockierregelsystem
JPH09142282A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Aisin Seiki Co Ltd アンチスキッド制御装置
JP4618169B2 (ja) 2006-03-13 2011-01-26 株式会社アドヴィックス 車両用ブレーキ制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516308A (ja) * 1974-07-05 1976-01-19 Bridgestone Tire Co Ltd Suijoshisetsushijokokankuino boshokukabaa

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920508B2 (ja) * 1978-01-24 1984-05-14 本田技研工業株式会社 車輌におけるスキッド防止方法
DE3326959A1 (de) * 1983-07-27 1985-02-07 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Antiblockierregelsystem
DE3435870A1 (de) * 1984-09-29 1986-04-10 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Antiblockierregelsystem
DE3522226A1 (de) * 1985-06-21 1987-01-02 Teves Gmbh Alfred Verfahren und anordnung zur steuerung des druckabbaus mit einer blockiergeschuetzten bremsanlage
DE3610185A1 (de) * 1986-03-26 1987-10-15 Bosch Gmbh Robert Antiblockierregelsystem
DE3634241A1 (de) * 1986-10-08 1988-04-21 Bosch Gmbh Robert Antiblockierregelsystem

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516308A (ja) * 1974-07-05 1976-01-19 Bridgestone Tire Co Ltd Suijoshisetsushijokokankuino boshokukabaa

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5295738A (en) * 1991-05-23 1994-03-22 Nippondenso Co., Ltd. Anti-skid control system for motor vehicle
JP4921685B2 (ja) * 2000-09-22 2012-04-25 マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト 紡績装置
US7198336B2 (en) 2000-09-28 2007-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular brake control apparatus and control method of vehicular brake apparatus
JP2016070234A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日信工業株式会社 車両用制御装置
CN117302126A (zh) * 2023-11-29 2023-12-29 中国第一汽车股份有限公司 车辆控制方法、系统、车辆及存储介质
CN117302126B (zh) * 2023-11-29 2024-03-19 中国第一汽车股份有限公司 车辆控制方法、系统、车辆及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
DE4021993A1 (de) 1991-01-17
DE4021993C2 (de) 2003-02-06
JP2897260B2 (ja) 1999-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5344224A (en) System and method for controlling braking force for automotive vehicle
JP3380397B2 (ja) アンチロックブレーキ制御装置
US6023649A (en) Antiskid controller
JPH0350059A (ja) ブレーキ圧力制御装置
JPH0692751B2 (ja) 加速スリツプ制御装置
US5257192A (en) Brake pressure control system for motor vehicles
JPH03558A (ja) 車輪速度処理装置
EP0259884A2 (en) Wheel slipping control apparatus
JPH04345567A (ja) アンチスキッド制御装置
JP3577088B2 (ja) 駆動・制動力配分制御装置
JP2903552B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP6966972B2 (ja) ブレーキ制御装置及びブレーキ制御方法
JP3295974B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP2639040B2 (ja) ブレーキ圧力制御装置
JPS6116161A (ja) 車輪空転制御装置
JPH04342665A (ja) パワーステアリング制御装置
JP2811749B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JPH05330417A (ja) 車両用加速スリップ制御装置
JP3572647B2 (ja) 路面摩擦係数推定装置
JP3814896B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP3301078B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP2623915B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP2661311B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP2641460B2 (ja) 車輪スリップ制御装置
JP2712715B2 (ja) アンチスキッド制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees