JPH0551221A - 針状ゲータイト粒子粉末の製造法 - Google Patents

針状ゲータイト粒子粉末の製造法

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JPH0551221A
JPH0551221A JP3235527A JP23552791A JPH0551221A JP H0551221 A JPH0551221 A JP H0551221A JP 3235527 A JP3235527 A JP 3235527A JP 23552791 A JP23552791 A JP 23552791A JP H0551221 A JPH0551221 A JP H0551221A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒度が均斉であって樹枝状粒子が混在してお
らず、しかも、大きな軸比(長軸径/短軸径)を有する
針状ゲータイト粒子粉末が工業的に得られる製造法を提
供する。 【構成】 第一鉄塩水溶液と該液中のFe2+に対し0.
3〜0.7当量の範囲のアルカリ水溶液とを反応して得
られる水酸化第一鉄コロイド又は鉄含有沈澱物コロイド
を含む第一鉄塩反応溶液に、酸素含有ガスを通気して酸
化することにより、該液中のFe2+の酸化度が30%以
下であってグリーンラストを経由して生成した針状ゲー
タイト核粒子とグリーンラストとの混合物を含んだ状態
にある第一鉄塩反応溶液とし、これに前記第一鉄塩水溶
液と反応させた前記アルカリ水溶液の使用量との総和が
当該第一鉄塩溶液中のFe2+に対し当量未満となる範囲
内の量のアルカリ水溶液を添加し、針状ゲータイト核粒
子を生成させ、次いで、該針状ゲータイト核粒子を成長
させることにより針状ゲータイト粒子粉末を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録用磁性粒子粉
末を製造する際の出発原料として好適な粒度が均斉であ
って樹枝状粒子が混在しておらず、しかも、大きな軸比
(長軸径/短軸径−以下同じ−)を有する針状ゲータイ
ト粒子粉末を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生用機器の小型軽量化
が進むにつれて、磁気テープ、磁気ディスク等の記録媒
体に対する高性能化の必要性が益々生じてきている。即
ち、高記録密度、高感度特性及び高出力特性等が要求さ
れる。磁気記録媒体に対する上記のような要求を満足さ
せる為に要求される磁性材料粒子粉末の特性は、高い保
磁力と優れた分散性を有することである。
【0003】即ち、磁気記録媒体の高感度化及び高出力
化の為には磁性粒子粉末が出来るだけ高い保磁力を有す
ることが必要であり、この事実は、例えば、株式会社総
合技術センター発行「磁性材料の開発と磁粉の高分散化
技術」(1982年)第310頁の「‥‥磁気テープ性
能の向上指向は、高感度化と高出力化それに低ノイズ化
にあったから、針状γ−Fe2 3 粒子粉末の高保磁力
化と微粒子化を重点とするものであった。‥‥」なる記
載の通りである。
【0004】また、磁気記録媒体の高記録密度の為に
は、前出「磁性材料の開発と磁粉の高分散化技術」第3
12頁の「‥‥塗布型テープにおける高密度記録のため
の条件は、短波長信号に対して、低ノイズで高出力特性
を保持できることであるが、その為には保磁力Hcと残
留磁化Brが共に大きいことと塗布膜の厚みがより薄い
ことが必要である。‥‥」なる記載の通り、磁気記録媒
体が高い保磁力と大きな残留磁化Brを有することが必
要であり、その為には磁性粒子粉末が高い保磁力を有
し、ビークル中での分散性、塗膜中での配向性及び充填
性が優れていることが要求される。
【0005】周知の通り、磁性粒子粉末の保磁力の大き
さは、形状異方性、結晶異方性、歪異方性及び交換異方
性のいずれか、若しくはそれらの相互作用に依存してい
る。
【0006】現在、磁気記録用磁性粒子粉末として使用
されている針状マグネタイト粒子粉末、針状マグヘマイ
ト粒子粉末等の磁性酸化鉄粒子粉末や鉄を主成分とする
金属磁性粒子粉末は、その形状に由来する異方性を利用
すること、即ち、軸比を大きくすることによって比較的
高い保磁力を得ている。
【0007】これら既知の磁性粒子粉末は、出発原料で
あるゲータイト粒子又は該ゲータイト粒子を加熱処理し
て得られた針状ヘマタイト粒子を、水素等還元性ガス中
で還元してマグネタイト粒子又は鉄を主成分とする金属
粒子とすることにより、また、前記マグネタイト粒子
を、空気中で酸化してマグヘマイト粒子とすることによ
り得られている。
【0008】磁気記録媒体の残留磁化Brは、磁性粒子
粉末のビヒクル中での分散性、塗膜中での配向性及び充
填性に依存しており、これら特性の向上の為には、ビヒ
クル中に分散させる磁性粒子粉末が粒度が均斉であって
樹枝状粒子が混在しておらず、しかも、大きな軸比を有
していることが要求される。
【0009】上述した通り、粒度が均斉であって樹枝状
粒子が混在しておらず、しかも、大きな軸比を有する磁
性粒子粉末は、現在、最も要求されているところであ
り、このような特性を備えた磁性粒子粉末を得るために
は、出発原料であるゲータイト粒子粉末の粒度が均斉で
あって樹枝状粒子が混在しておらず、しかも、大きな軸
比を有することが要求される。
【0010】従来、出発原料であるゲータイト粒子粉末
を製造する方法としては、第一鉄塩水溶液に当量以上
の水酸化アルカリ水溶液を加えて得られる水酸化第一鉄
コロイドを含む懸濁液をpH11以上にて80℃以下の
温度で酸素含有ガスを通気して酸化反応を行うことによ
り針状ゲータイト粒子を生成させる方法(特公昭39−
5610号公報)、第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ水
溶液とを反応させて得られるFeCO3 を含む懸濁液に
酸素含有ガスを通気して酸化反応を行うことにより紡錘
状を呈したゲータイト粒子を生成させる方法(特開昭5
0−80999号公報)、第一鉄塩水溶液に当量未満
の水酸化アルカリ水溶液又は炭酸アルカリ水溶液を添加
して得られる水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩水溶
液に酸素含有ガスを通気して酸化反応を行うことにより
針状ゲータイト核粒子を生成させ、次いで、該針状ゲー
タイト核粒子を含む第一鉄塩水溶液に、該第一鉄塩水溶
液中のFe2+に対し当量以上の水酸化アルカリ水溶液を
添加した後酸素含有ガスを通気して前記針状ゲータイト
核粒子を成長させる方法(特公昭59−48766号公
報、特開昭59−128293号公報、特開昭59−1
28294号公報、特開昭59−128295号公報)
及び第一鉄塩水溶液と当量未満の水酸化アルカリ水溶
液又は炭酸アルカリ水溶液を添加して得られる水酸化第
一鉄コロイドを含む第一鉄塩水溶液に酸素含有ガスを通
気して酸化反応を行うことにより針状ゲータイト核粒子
を生成させ、次いで、酸性乃至中性領域で前記針状ゲー
タイト核粒子を成長させる方法(特公昭51−1751
8号公報、特開昭55−149136号公報、特開昭5
8−60506号公報、特開昭60−11300号公
報、特開昭61−140110号公報、特開昭62−1
28929号公報)等が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】粒度が均斉であって樹
枝状粒子が混在しておらず、しかも、軸比の大きい磁性
粒子粉末は、現在、最も要求されているところである
が、出発原料であるゲータイト粒子粉末を製造する前出
の方法による場合には、軸比の大きな、殊に、軸比1
0以上の針状ゲータイト粒子を生成させることができて
も、樹枝状粒子が混在しており、また、均斉な粒度を有
した粒子とは言い難い。尚、「針状」とは長軸方向の稜
線がほぼ平行である形状を言う。
【0012】前出の方法による場合には、粒度が均斉
であり樹枝状粒子が混在していない紡錘状を呈した粒子
を生成させることができても、軸比は高々7程度であ
り、軸比の大きな粒子が生成し難いという欠点があり、
殊に、この現象は生成粒子の長軸径が小さくなる程顕著
になるという傾向にある。
【0013】前出の方法は、前出及びのそれぞれ
の方法によって得られる針状ゲータイト粒子の諸特性、
即ち、粒度、軸比及び樹枝状粒子の有無等の改良を目的
とするものではあるが、未だ十分満足出来る諸特性を有
するゲータイト粒子粉末は得られていない。
【0014】前出の方法による場合には、粒度が均斉
な針状ゲータイト粒子が得られるが軸比は未だ十分では
ない。
【0015】そこで、本発明は、粒度が均斉であって樹
枝状粒子が混在しておらず、しかも、軸比が大きい針状
ゲータイト粒子粉末を得ることを技術的課題とするもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明方法によって達成できる。
【0017】即ち、本発明は、第一鉄塩水溶液と該液中
のFe2+に対し当量未満の水酸化アルカリ水溶液又は炭
酸アルカリ水溶液若しくは水酸化アルカリ・炭酸アルカ
リ混合水溶液から選ばれるアルカリ水溶液とを反応して
得られる水酸化第一鉄コロイド又は鉄含有沈澱物コロイ
ドを含む第一鉄塩反応溶液に、酸素含有ガスを通気して
前記水酸化第一鉄コロイド又は鉄含有沈澱物コロイドを
酸化することにより、グリーンラストを経由して針状ゲ
ータイト核粒子を生成させ、次いで、該針状ゲータイト
核粒子を成長させることにより針状ゲータイト粒子を生
成させる方法において、前記第一鉄塩水溶液と該液中の
Fe2+に対し0.3〜0.7当量の範囲の前記アルカリ
水溶液とを反応して得られる前記第一鉄塩反応溶液に酸
素含有ガスを通気して該液中のFe2+の酸化度が30%
以下であって針状ゲータイト核粒子とグリーンラストと
の混合物を含んだ状態にある第一鉄塩反応溶液とし、こ
れに前記第一鉄塩水溶液と反応させた前記アルカリ水溶
液の使用量との総和が当該第一鉄塩水溶液中のFe2+
対し当量未満となる範囲内の量の前記アルカリ水溶液を
添加し、次いで、前記針状ゲータイト核粒子の成長反応
を行なうことからなる針状ゲータイト粒子粉末の製造法
である。
【0018】次に、本発明方法実施にあたっての諸条件
について述べる。
【0019】本発明において使用される第一鉄塩水溶液
としては、硫酸第一鉄水溶液、塩化第一鉄水溶液等を使
用することができる。
【0020】本発明において使用される水酸化アルカリ
水溶液としては、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリ
ウム水溶液等が、炭酸アルカリ水溶液としては、炭酸ナ
トリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液、炭酸アンモニウ
ム等が使用することができ、また、これらの混合水溶液
を使用することもできる。
【0021】本発明における針状ゲータイト核粒子とグ
リーンラストとの混合物を含んだ状態にある第一鉄塩反
応溶液とする前記アルカリ水溶液の使用量は、当該第一
鉄塩水溶液中のFe2+に対し0.3〜0.7当量の範囲
である。0.3当量未満場合には、軸比の大きな針状ゲ
ータイト粒子が得られず、0.7当量を越える場合に
は、粒度の均斉な針状ゲータイト粒子が得られ難く、マ
グネタイトが混入してくることもある。
【0022】本発明においては、前記混合物を含んだ状
態にある第一鉄塩反応溶液中のFe2+の酸化度が30%
以下の液中に前記アルカリ水溶液のいずれかを添加す
る。酸化度が30%を越える場合には、既にゲータイト
核粒子が数多く存在しているため、アルカリ水溶液を添
加する効果が得られない。
【0023】好ましい範囲としては、5〜30%であ
り、5%未満の場合には、反応頭初からアルカリ水溶液
が0.7当量を越える場合と同じように、粒度が不均斉
となることがあるので5%以上とすることが好ましい。
【0024】尚、酸化度は、反応溶液中のFe2+含有量
を測定し、次式により求められる。 (A−B)÷A×100=酸化度(%) 但し、Aは第一鉄塩水溶液と当量未満のアルカリ水溶液
との混合直後の反応溶液中のFe2+含有量 Bは当該混合物を含む第一鉄塩反応溶液中のFe2+含有
【0025】本発明における前記混合物を含んだ状態に
ある第一鉄塩反応溶液中に添加するアルカリ水溶液の添
加量は、第一鉄塩水溶液と反応させたアルカリ水溶液の
使用量との総和が当該第一鉄塩水溶液中のFe2+に対し
当量未満となる範囲の量である。当量を越える場合に
は、粒度が不均斉となったり、樹枝状粒子が混在した
り、粒状マグネタイトが混入することがある。
【0026】尚、好ましいアルカリ水溶液の添加量は、
0.05〜0.3当量の範囲の量である。0.05当量
未満の場合には、添加した効果が得られ難く、0.3当
量を越える場合には、グリーンラストの存在時期が長期
間となるため、硫酸イオンがゲータイト格子中に入り込
んで磁性酸化鉄とした時に磁気特性が阻害されることが
ある。
【0027】また、添加するアルカリ水溶液としては、
前記アルカリ水溶液のいずれでもよいが、前記第一鉄塩
反応溶液に使用したアルカリ水溶液と同じものを添加す
ることが好ましい。
【0028】また、前記混合物を含んだ状態にある第一
鉄塩反応溶液に添加する前記アルカリ水溶液の添加方法
は、一度に添加してもよいし、二回以上に分割して添加
してもその効果は変わらない。
【0029】本発明における針状ゲータイト核粒子の成
長反応は、針状ゲータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶
液に必要により、第一鉄塩を添加した後、pH3〜6に
維持しながら酸素含有ガスを通気する方法、前記針状ゲ
ータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液に必要により、
第一鉄塩を添加した後、炭酸アルカリ水溶液又は炭酸ア
ルカリ・水酸化アルカリ水溶液を添加してpH8〜10
の範囲で酸素含有ガスを通気する方法並びに前記針状ゲ
ータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液に必要により、
第一鉄塩を添加した後、水酸化アルカリ水溶液を添加し
てpH11以上で酸素含有ガスを通気する方法のいずれ
の方法でもよい。
【0030】本発明における針状ゲータイト核粒子の成
長反応において使用されるアルカリ水溶液としては、前
記アルカリ水溶液を使用できる。
【0031】本発明における反応温度は、通常、ゲータ
イト粒子が生成する80℃以下の温度で行えばよい。8
0℃を越える場合には、針状ゲータイト粒子中に粒状マ
グネタイト粒子粉末が混在してくることがある。
【0032】本発明における酸化手段は、酸素含有ガス
(例えば、空気)を液中に通気することにより行い、必
要により機械的操作による攪拌を伴ってもよい。
【0033】また、本発明においては、磁性粒子粉末の
特性向上等の為、ゲータイト粒子の生成反応中に通常添
加されるCo、Ni、Zn、P、Al、Si等のFe以
外の異種元素を添加することができ、この場合にも同様
の効果が得られる。
【0034】
【作用】本発明においては、第一鉄塩水溶液と該液中の
Fe2+に対し0.3〜0.7当量のアルカリ水溶液とを
反応して得られる水酸化第一鉄コロイド又は鉄含有沈澱
物コロイドを含む第一鉄塩反応溶液に、酸素含有ガスを
通気して酸化することにより、該液中のFe2+の酸化度
が30%以下であってグリーンラストを経由して生成し
た針状ゲータイト核粒子とグリーンラストとの混合物を
含んだ状態にある第一鉄塩反応溶液とし、これに前記第
一鉄塩水溶液と反応させた前記アルカリ水溶液の使用量
との総和が当該第一鉄塩水溶液中のFe2+に対し当量未
満となる範囲内の量のアルカリ水溶液を添加し、針状ゲ
ータイト核粒子を生成させ、次いで、該針状ゲータイト
核粒子の成長反応を行なうことによって、粒度が均斉で
あって樹枝状粒子が混在しておらず、しかも、軸比が大
きく、殊に、軸比10以上の針状ゲータイト粒子粉末を
得ている。
【0035】上記反応系について詳しく説明すれば次の
通りである。先ず、グリーンラストについては、例え
ば、粉体粉末冶金協会昭和43年度秋季大会講演概要集
の第80頁の「‥‥試料は硫酸第一鉄に0.7当量のN
aOHを加え生じたbasic saltを空気酸化し
ながらpHを測定しpH5.5になったところで酸化を
停止する。この時得られる化合物がgreen rus
tである。‥‥」なる記載の通りであり、水酸化アルカ
リの当量比によっても異なるがグリーンラストを生成す
るpHは6.5〜5.5であり、グリーンラストがすべ
て針状ゲータイト粒子に変わるとpHは急激に低下して
4以下となる。
【0036】一方、グリーンラストを経由して針状ゲー
タイト核粒子を生成させる反応においては、アルカリ当
量比を低くすると粒度が均斉な針状ゲータイト核粒子が
得られるが軸比が小さくなり、アルカリ当量比を高くす
ると針状ゲータイト核粒子の軸比は大きくなるが粒度の
不均斉なものとなる。
【0037】従って、粒度が均斉であって軸比が大きい
針状ゲータイト核粒子を得ようとする場合には、粒度の
均斉な針状ゲータイト核粒子をいかにして大きな軸比と
することができるかがポイントとなる。そこで、本発明
者は、グリーンラストにおける状態を検討し、該グリー
ンラストを経由して生成させた針状ゲータイト核粒子と
グリーンラストとの混合物を含んだ状態にある第一鉄塩
反応溶液に、該液中のFe2+の酸化度が20〜50%の
各酸化度において、当該液中のFe2+に対し前記第一鉄
塩水溶液と反応させた前記アルカリ水溶液の使用量との
総和が当該第一鉄塩水溶液中のFe2+に対し当量未満と
なる範囲内の量のアルカリ水溶液を添加して針状ゲータ
イト核粒子を生成し、次いで、該針状ゲータイト核粒子
の成長反応を行なって針状ゲータイト粒子を生成させた
ところ以下の通りの現象が確認できた。
【0038】酸化度が30%を越える場合には、ゲータ
イト核粒子の軸比が低下するために、成長反応により得
られる針状ゲータイト粒子の軸比も小さい。
【0039】そして、後出実施例に示すように、酸化度
が30%以下の範囲においては、前記混合物を含んだ状
態にある第一鉄塩反応溶液中に生成させた粒度の均斉な
針状ゲータイト核粒子を維持させて軸比を大きくさせる
ことができる。
【0040】尚、前出特開昭55−149136号公報
に開示される技術手段においては、酸化反応の開始から
終了までの大部分において反応液のpHの値を5.5か
ら7.5の間に維持させる、即ち、グリーンラストの領
域で終始反応を行なった場合には軸比の大きなものが得
られず、グリーンラストの領域での反応が終了した後に
ゲータイト核粒子を得るという生成反応が必要である。
また、その他の前出及びにおけるグリーンラストか
ら針状ゲータイト核粒子を生成させ、次いで、成長反応
を行なう技術手段においては、粒度が均斉でしかも軸比
が大きいという両方の特性をともに満足させることが難
しい。
【0041】本発明における針状ゲータイト核粒子の成
長反応としては、前述したように針状ゲータイト核粒子
を含む第一鉄塩反応溶液をpH3〜6に維持しながら酸
素含有ガスを通気する方法、前記針状ゲータイト核粒子
を含む第一鉄塩反応溶液に炭酸アルカリ水溶液又は炭酸
アルカリ・水酸化アルカリ水溶液を添加してpH8〜1
0の範囲で酸素含有ガスを通気する方法並びに前記針状
ゲータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液に水酸化アル
カリ水溶液を添加してpH11以上で酸素含有ガスを通
気する方法のいずれの方法でもよい。
【0042】中でも好ましい方法としては、pH8〜1
0の範囲又はpH11以上のアルカリ性領域において成
長反応を行なう方法が、硫黄や塩素等の不純物が粒子表
面に残留付着することもなく、従って、加熱還元時に焼
結が生起して粒子形状が崩れることもないので粒度が均
斉で軸比の大きい、殊に、軸比15以上の針状ゲータイ
ト粒子粉末が得られる。
【0043】また、最も好ましい方法としては、針状核
粒子を第一鉄塩反応溶液に炭酸アルカリ水溶液を添加し
てpH8〜10の範囲で酸素含有ガスを通気して酸化反
応を行なった場合には、該第一鉄塩反応溶液中に残存す
る Fe2+と炭酸アルカリとが反応して生成されたFe
CO3 により、グリーンラストから生成された核粒子の
針状晶の晶癖を引き継いで軸比を更に大きくすることが
できるので粒度が均斉で軸比の大きい、殊に、軸比20
以上の針状ゲータイト粒子粉末が得られる。
【0044】
【実施例】次に、実施例並びに比較例により、本発明を
説明する。尚、以下の実施例並びに比較例における粒子
の長軸径、軸比は、いずれも電子顕微鏡写真から測定し
た数値の平均値で示した。
【0045】酸化度は、第一鉄塩水溶液又は反応溶液を
フラスコに投入し、不活性ガスで置換し通気しながら硫
酸と燐酸との混酸を添加・加熱溶解した後、当該溶液中
のFe2+を酸化還元滴定法により測定し、Fe2+含有量
から次式により求めた。 (A−B)÷A×100=酸化度(%) 但し、Aは第一鉄塩水溶液と当量未満のアルカリ水溶液
との混合直後の反応溶液中のFe2+含有量 Bは当該混合物を含む第一鉄塩反応溶液中のFe2+含有
【0046】実施例1 Fe2+ 1.0mol/lを含む硫酸第一鉄水溶液20
lと1.0NのNaOH水溶液20 l(硫酸第一鉄
水溶液中のFe2+に対し0.50当量に該当する。)と
を混合し、pH7.4、温度38℃においてFe(O
H)2 を含む硫酸第一鉄反応溶液の生成を行った。上記
Fe(OH)2 を含む硫酸第一鉄反応溶液に温度40℃
において毎分80lの空気を通気し、グリーンラストを
経由して生成したゲータイト核粒子とグリーンラストと
の混合物を含んだ状態にある硫酸第一鉄反応溶液の酸化
度が25%のときに、該液中に1.0NのNaOH水溶
液4.0 lを一度に滴下し、空気を継続して通気し、
ゲータイト粒子を生成させた。この時のpHは4.0で
あった。反応溶液の一部を抜き取り、常法により、濾
過、水洗、乾燥して得られた粒子粉末の電子顕微鏡写真
(×30000)を図1に示す。得られたゲータイト粒
子粉末は、図1に示す通り、長軸径0.30μm、軸比
18の針状粒子であった。
【0047】上記ゲータイト粒子を針状ゲータイト核粒
子として用い、該針状ゲータイト核粒子を含む硫酸第一
鉄反応溶液(ゲータイト核粒子の存在量は生成ゲータイ
ト粒子に対し60mol%に該当する。)に、2.67
NのNa2 CO3 水溶液6.0 l(残存硫酸第一鉄反
応溶液中のFe2+に対し2.0当量に該当する。)を加
え、pH9.3、温度45℃において毎分100 lの
空気を5時間通気してゲータイト粒子粉末を生成した。
生成ゲータイト粒子は、常法により、濾過、水洗、乾燥
した。得られたゲータイト粒子粉末は、図2の電子顕微
鏡写真(×30000)に示す通り、粒度が均斉であっ
て樹枝状粒子が混在しておらず、長軸径0.39μm、
軸比25の針状粒子であった。
【0048】実施例2 Fe2+ 1.0mol/lを含む硫酸第一鉄水溶液20
lとヘキサメタリン酸ソーダ(硫酸第一鉄水溶液中の
Fe2+に対しP換算で0.28mol%に該当する。)
5.7gと1.08NのNa2 CO3 水溶液20 l
(硫酸第一鉄水溶液中のFe2+に対し0.45当量に該
当する。)とを混合し、pH7.3、温度35℃におい
てFe(OH)2 を含む硫酸第一鉄反応溶液の生成を行
った。上記Fe(OH)2 を含む硫酸第一鉄反応溶液に
温度38℃において毎分80lの空気を通気し、グリー
ンラストを経由して生成したゲータイト核粒子とグリー
ンラストとの混合物を含んだ状態にある硫酸第一鉄反応
溶液の酸化度が20%のときに該液中に1.08NのN
2 CO3 水溶液6.7lを二度に分けて滴下し、空気
を継続して通気し、ゲータイト粒子を生成させた。この
時のpHは3.7であった。反応溶液の一部を抜き取
り、常法により、濾過、水洗、乾燥して得られた粒子粉
末の電子顕微鏡写真(×30000)を図3に示す。得
られたゲータイト粒子粉末は、図3に示す通り、長軸径
0.41μm、軸比19の針状粒子であった。
【0049】上記ゲータイト粒子を針状ゲータイト核粒
子として用い、該針状ゲータイト核粒子を含む硫酸第一
鉄反応溶液(ゲータイト核粒子の存在量は生成ゲータイ
ト粒子に対し60mol%に該当する。)に、3号水ガ
ラス(硫酸第一鉄水溶液中のFe2+に対しSi換算で
0.5molに該当する。)8.2g13.1NのNa
OH水溶液3.3 l(残存硫酸第一鉄水溶液中のFe
2+に対し2.25当量に該当する。)を加え、pH1
3.8、温度40℃において毎分100 lの空気を8
時間通気してゲータイト粒子粉末を生成した。生成ゲー
タイト粒子は、常法により、濾過、水洗、乾燥した。得
られたゲータイト粒子粉末は、図4の電子顕微鏡写真
(×30000)に示す通り、粒度が均斉であって樹枝
状粒子が混在しておらず、長軸径0.45μm、軸比2
0の針状粒子であった。
【0050】実施例3 Fe2+ 1.0mol/lを含む塩化第一鉄水溶液20
lと0.72NのKOH水溶液20 l(塩化第一鉄
水溶液中のFe2+に対し0.45当量に該当する。)と
を混合し、pH7.5、温度40℃においてFe(O
H)2 を含む塩化第一鉄反応溶液の生成を行った。上記
Fe(OH)2 を含む塩化第一鉄反応溶液に温度42℃
において毎分50lの空気を通気し、グリーンラストを
経由して生成したゲータイト核粒子とグリーンラストと
の混合物を含んだ状態にある塩化第一鉄反応溶液の酸化
度が30%のときに、該液中に0.72NのKOH水溶
液2.2 lを10分間かけて滴下し、空気を継続して
通気し、ゲータイト粒子を生成させた。この時のpHは
3.7であった。反応溶液の一部を抜き取り、常法によ
り、濾過、水洗、乾燥して得られた粒子粉末の電子顕微
鏡写真(×30000)を図5に示す。得られたゲータ
イト粒子粉末は、図5に示す通り、長軸径0.31μ
m、軸比15の針状粒子であった。
【0051】上記ゲータイト粒子を針状ゲータイト核粒
子として用い、該針状ゲータイト核粒子を含む塩化第一
鉄反応溶液(ゲータイト核粒子の存在量は生成ゲータイ
ト粒子に対し50mol%に該当する。)に、2.04
NのKOH水溶液7.8 l(残存塩化第一鉄反応溶液
中のFe2+に対し1.0当量に該当する。)を加え、p
H4.2、温度80℃において毎分100 lの空気を
15時間通気してゲータイト粒子粉末を生成した。生成
ゲータイト粒子は、常法により、濾過、水洗、乾燥し
た。得られたゲータイト粒子粉末は、図6の電子顕微鏡
写真(×30000)に示す通り、粒度が均斉であって
樹枝状粒子が混在しておらず、長軸径0.35μm、軸
比15の針状粒子であった。
【0052】比較例1 1.5NのNaOH水溶液20 l(硫酸第一鉄水溶液
中のFe2+に対し0.75当量に該当する。)を混合し
た以外は実施例1と同様にしてゲータイト核粒子を生成
させ、次いで、該ゲータイト核粒子の成長反応を行ない
針状ゲータイト粒子粉末を得た。得られたゲータイト核
粒子は、電子顕微鏡写真観察の結果、長軸径0.37μ
m、軸比22の針状粒子であった。また、得られた針状
ゲータイト粒子粉末は、電子顕微鏡写真観察の結果、長
軸径0.45μm、軸比28の針状粒子であった。それ
ぞれ、実施例1に比べ粒度は不均斉で樹枝状粒子の混在
が見られた。
【0053】比較例2 前記混合物を含んだ状態にある硫酸第一鉄反応溶液の酸
化度が40%のときに、該液中にNaOH水溶液を添加
した以外は実施例1と同様にしてゲータイト核粒子を生
成させ、次いで、該ゲータイト核粒子の成長反応を行な
い針状ゲータイト粒子粉末を得た。得られたゲータイト
核粒子は、電子顕微鏡写真観察の結果、長軸径0.28
μm、軸比13の針状粒子であった。また、得られた針
状ゲータイト粒子粉末は、電子顕微鏡写真観察の結果、
長軸径0.35μm、軸比18の針状粒子であった。そ
れぞれ、実施例1に比べ軸比の小さいものであった。
【0054】比較例3 前記混合物を含んだ状態にある硫酸第一鉄反応溶液にN
aOH水溶液に滴下しなかった以外は実施例1と同様に
してゲータイト核粒子を生成させ(酸化度としては50
%に相当する。)、次いで、該ゲータイト核粒子の成長
反応を行ない針状ゲータイト粒子粉末を得た。得られた
ゲータイト核粒子は、図7の電子顕微鏡写真(×300
00)に示す通り、長軸径0.21μm、軸比15の針
状粒子であった。また、得られた針状ゲータイト粒子粉
末は、図8の電子顕微鏡写真(×30000)に示す通
り、長軸径0.32μm、軸比20の針状粒子であっ
た。それぞれ、実施例1に比べ軸比の小さいものであっ
た。
【0055】比較例4 前記混合物を含んだ状態にある硫酸第一鉄反応溶液にN
2 CO3 水溶液に滴下しなかった以外は実施例2と同
様にしてゲータイト核粒子を生成させ(酸化度としては
45%に相当する。)、次いで、該ゲータイト核粒子の
成長反応を行ない針状ゲータイト粒子粉末を得た。得ら
れたゲータイト核粒子は、図9の電子顕微鏡写真(×3
0000)に示す通り、長軸径0.30μm、軸比18
の針状粒子であった。また、得られた針状ゲータイト粒
子粉末は、図10の電子顕微鏡写真(×30000)に
示す通り、長軸径0.40μm、軸比16の針状粒子で
あった。それぞれ、実施例2に比べ軸比の小さいもので
あった。
【0056】比較例5 前記混合物を含んだ状態にある塩化第一鉄反応溶液にK
OH水溶液に滴下しなかった以外は実施例3と同様にし
てゲータイト核粒子を生成させ(酸化度としては45%
に相当する。)、次いで、該ゲータイト核粒子の成長反
応を行ない針状ゲータイト粒子粉末を得た。得られたゲ
ータイト核粒子は、図11の電子顕微鏡写真(×300
00)に示す通り、長軸径0.26μm、軸比11の針
状粒子であった。また、得られた針状ゲータイト粒子粉
末は、図12の電子顕微鏡写真(×30000)に示す
通り、粒度が均斉であって樹枝状粒子が混在しておら
ず、長軸径0.27μm、軸比8の針状粒子であった。
それぞれ、実施例3に比べ軸比の小さいものであった。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る針状ゲータイト粒子粉末の
製造法によれば、前出実施例に示した通り、粒度が均斉
であって樹枝状粒子が混在しておらず、しかも、大きな
軸比を有する針状ゲータイト粒子粉末を得ることができ
る。
【0058】本発明に係る針状ゲータイト粒子粉末を出
発原料とし、加熱還元して得られた針状マグネタイト粒
子粉末や加熱還元し、次いで、酸化して得られた針状マ
グヘマイト粒子粉末もまた粒度が均斉であって樹枝状粒
子が混在しておらず、しかも、大きな軸比を有している
ので、高記録密度、高感度、高出力用磁性粒子粉末とし
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた針状ゲータイト核粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図2】実施例1で得られた針状ゲータイト粒子粉末の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図3】実施例2で得られた針状ゲータイト核粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図4】実施例2で得られた針状ゲータイト粒子粉末の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図5】実施例3で得られた針状ゲータイト核粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図6】実施例3で得られた針状ゲータイト粒子粉末の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図7】比較例3で得られた針状ゲータイト核粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図8】比較例3で得られた針状ゲータイト粒子粉末の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図9】比較例4で得られた針状ゲータイト核粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図10】比較例4で得られた針状ゲータイト粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。
【図11】比較例5で得られた針状ゲータイト核粒子粉
末の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)で
ある。
【図12】比較例5で得られた針状ゲータイト粒子粉末
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×30000)であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一鉄塩水溶液と該液中のFe2+に対し
    当量未満の水酸化アルカリ水溶液又は炭酸アルカリ水溶
    液若しくは水酸化アルカリ・炭酸アルカリ混合水溶液か
    ら選ばれるアルカリ水溶液とを反応して得られる水酸化
    第一鉄コロイド又は鉄含有沈澱物コロイドを含む第一鉄
    塩反応溶液に、酸素含有ガスを通気して前記水酸化第一
    鉄コロイド又は鉄含有沈澱物コロイドを酸化することに
    より、グリーンラストを経由して針状ゲータイト核粒子
    を生成させ、次いで、該針状ゲータイト核粒子を成長さ
    せることにより針状ゲータイト粒子を生成させる方法に
    おいて、前記第一鉄塩水溶液と該液中のFe2+に対し
    0.3〜0.7当量の範囲の前記アルカリ水溶液とを反
    応して得られる前記第一鉄塩反応溶液に酸素含有ガスを
    通気して該液中のFe2+の酸化度が30%以下であって
    針状ゲータイト核粒子とグリーンラストとの混合物を含
    んだ状態にある第一鉄塩反応溶液とし、これに前記第一
    鉄塩水溶液と反応させた前記アルカリ水溶液の使用量と
    の総和が当該第一鉄塩水溶液中のFe2+に対し当量未満
    となる範囲内の量の前記アルカリ水溶液を添加し、次い
    で、前記針状ゲータイト核粒子の成長反応を行なうこと
    を特徴とする針状ゲータイト粒子粉末の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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