JPH05505570A - 印刷担体平面で分割されたプリンタケーシングを備えたプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷担体平面で分割されたプリンタケーシングを備えたプリンタ 本発明は、請求項１の上位概念部に記載した形式のプリンタに関する。以下にお いて、「印刷担体」とは、印刷を施したい各材料、有利には紙に対して用いられ る。

プリンタが請求項１に記載したように分割されている構造は、−面においてケー シング装着部を交換可能にして、これによってプリンタをたとえば種々の印刷法 に適合させる可能性をもたらし、他面においてこのような分割はサービス作業時 における個々の機能構成素子に対する接近もしくは紙詰まり時の紙搬送通路に対 する空間的な接近を可能にするので特に好都合となる。

請求項１の上位概念部に記載した形式のプリンタは、ドイツ連邦共和国特許出願 公開第３５１１３８６号明細書に基づき公知である。この公知のプリンタでは、 下側のケーシング本体に、上下に位置する２つの印刷担体平面が設けられており 、両印刷担体平面に対しては、各１つのプリントヘッドと印刷受けと紙搬送装置 とが設けられている。このような配置は、プリンタに選択的に複数の印刷ステー ションを装備して、これによってこのプリンタをたとえば伝票印刷ステーション と営業記録印刷ステーションとレシート印刷ステーションとを備えたレジプリン タとして使用することを可能にしようとしている。この公知のプリンタはインキ リボン装置としてインキリボンカセットを使用しており、このインキリボンカセ ットは下側のケーシング本体に側方の範囲で縦にして押入される。公知の構造で 設けられた２つの印刷担体平面の上下の配置と、縦にして設電されたインキリボ ンカセットとに基づき、プリンタの構造高さは大きくなってしまう。このような 高い構造高さの結果、電気的および電子的な機能構成素子はプリンタケーシング の内室全体にわたって分配されてしまうので不都合である。したがって、前記機 能構成素子はケーブルビームを介して互いに接続されて、プリンタケーシングに 設けられた電子制膏装置に接続されなければならず、このことは、このようなプ リンタの組み立て作業やサービス作業をも困難にし、かつ高価にしている。

本発明の課題は、請求項１の上位概念部に記載した形式のプリンタを改良して、 種々の印刷目的に対してフレキシブルに適合可能であり、それにもかかわらず極 めて扁平な構造を有しており、しかも特に電気的および電子的な機能構成素子の 組付は作業ならびにこれらの機能構成素子で実施されるサービス作業が簡単で、 ひいては安価になるようなプリンタを提供することである。

この課題は、本発明によれば請求項１の特徴部に記載の構成により解決される。

本発明によるプリンタでは、プリンタケーシングの分割平面に位置する唯一つの 印刷担体平面と、この印刷担体平面に配属されたプリントヘッドとが設けられて いる。プリンタの基本バージョンでは、下側のケーシング本体に配置された、運 転のために必要となる機能構成素子を備えた前記プリントヘッドと、ケーシング 装着部に配置された機能構成素子とが、たとえば個別シート印刷およびエンドレ スシート印刷のための第１の印刷ステーションを形成している。上下に位置する 複数の印刷担体平面を排除することは、プリンタの構造高さを減少させるための 第１の重要な手段である。

この場合、あとから説明するように、複数の、たとえば３つの印刷ステーション を設備することが可能となる。

構造高さを減少させるための別の手段は、下側のケーシング本体に電気的および 電子的な型動兼制御モジュール装置を設けることである。この駆動兼制御モジュ ール装置には、プリンタの電気的および電子的なほぼ全ての機能構成素子が直接 に差込み結合されている。

これにより、前記機能構成素子の極めてコンパクトな配置が得られ、あとから実 施例につき詳しく説明するように特に扁平な構造を得るための前提条件が得られ る、さらに、たとえば前記機能構成素子が駆動兼副葬モジュール装置に直接に差 込み結合されていることに基づき、前記機能構成素子間のケーブル結合と、前記 機能構成素子と駆動兼制御モジュール装置との間のケーブル結合とが不要となる ので、組み立て作業や場合によってはサービス作業も著しく容易となる。

設定された前記課題を解決するための第３の重要な手段としては、インキリボン カセットを下側のケーシング本体の前側の範囲に組付は可能にし、この場合、イ ンキリボンカセットの上側の制限面が印刷担体平面と同一平面内に位置するよう にすることである。インキリボンカセットが平らに載置された配置形式では、ま ず、プリンタケーシングの構成高さを、縦にして装着されたインキリボンカセッ トの寸法に適合させる必要がなくなるので、この場合でも構成高さの低減が可能 となる。さらに、この場合にインキリボンカセットは、インキリボンを収容する という役目の他に、付加的な役目をも果たすことができ、この場合、前記インキ リボンカセットはたとえば印刷担体のための支持テーブルとして働くので、イン キリボンカセットのすぐ上に設けられる別個の支持テーブルが必要とならず、こ のことはやはりプリンタの構成高さを減少させるために役立つ。

本発明によれば駆動兼制御モジュール装置が、下側のケーシング本体の底部の上 に配置された平らな回路ボードとして構成されていると、下側のケーシング本体 に収容された機能構成素子の特に平らな構造を有する配置形式が得られる。この 回路ボードには、対応する機能構成素子が、規定の空間的配置に応じて組み付け られている。

本発明の有利な構成では、下側のケーシング本体の上面が、はぼ印刷担体平面に 位置するカバープレートによって形成されている。このカバープレートは凹設さ れた範囲を有しており、この範囲は、印刷担体平面に対して整合する上面で前記 範囲に平らに嵌め込み可能なインキリボンカセットを収容するために役立つ。

カバープレートはプリントヘッドと、印刷担体の引ぎ込み方向で見てプリントヘ ッドの手前もしくは背後に位置する下側の搬送ローラと、場合によっては前記搬 送ローラに配属された、ケーシング装着部に配置された機能構成素子に対するカ ップリング手段と、さらにインキリボンカセットのための少なくとも１つの駆動 ビンとのための貫通孔を備えている０本発明の構成では、少なくとも印刷行幅全 体にわたって延びるスリットによって形成されている前記プリントヘッド用の貫 通孔が、前記凹設された範囲の、印刷担体の引き込み方向で見て後側の、嵌め込 まれたインキリボンカセットによってカバーされてない部分に配置されている。

プリントヘッドの手前に位置する搬送ローラのための貫通孔は本発明の構成では 、前記凹設された範囲の、嵌め込まれたインキリボンカセットによってカバーさ れた範囲に配置されており、この場合、インキリボンカセット自体は前記搬送ロ ーラを貫通させるための貫通孔を備えている。

本発明の別の構成では、インキリボンカセットが、印刷担体の引き込み方向で見 て側方の、印刷担体を側方ガイドするためのガイドウェブを備えており、この場 合、この側方のガイドウェブはそれぞれ、カバープレートの凹設されてない範囲 に配置された対応する側方ウェブと整合する。

本発明の別の構成では、ケーシング装着部が、印刷担体の引き込み方向に対して 横方向でかつ印刷担体平面に対して平行に位置する旋回軸線を中心にして旋回可 能に、下側のケーシング本体と結合されている。すなわち、ばね手段が設けられ ていて、このばね手段によって、ケーシング装着部が、下側のケーシング本体に 装着された位置に前負荷されている。ばね手段に基づき、上側の搬送ローラはあ らかじめ規定された力で、下側の搬送ローラもしくは両搬送ローラの間に位置す る印刷担体に当て付けられ、この場合、ケーシング装着部で生ぜしめられた種々 の異なる調節動作に基づき、印刷担体の種々の異なる厚さが自動的に考慮される ようになっている。

本発明の別の構成では、ケーシング装着部が、付加的な印刷ステーションを収容 する目的で設計されておす、該印刷ステーションが、それぞれ紙貯えロールと、 接紙貯えロールから印刷受けに沿って紙を搬送するための搬送ローラと搬送駆動 装置とを備えた紙搬送装置とを有している。こうして、プリンタの基本バージョ ンを１つまたは複数の印刷ステーションの分だけ拡張することができる。この場 合、全ての印刷ステーションの印刷を施したい印刷担体はケーシング装着部に配 置された印刷受けを介して案内されて、唯一つのプリントヘッドによって印刷さ れる（実施例で詳しく説明する）。こうして、プリンタをたとえば、同時に伝票 と営業記録ストリップとレジレシートとを印刷するようなレジプリンタとして構 成することが可能となる。

さらに、本発明による手段を用いて得られるプリンタの扁平な構造に基づき、人 間工学的に許容し得る構造高さを越えることな（プリンタの下方に、付加的な電 気的および／または電子的な構成素子を収容するための付加的な拡張ケーシング を設けることが可能となる。このために本発明の構成では、下側のケーシング本 体の底部が取り外し可能であるので、プリンタの電子制御装置は拡張ケーシング の電子装置と内部結合によって結合可能である。拡張ケーシングはたとえばパー ソナルコンピュータのハードウェアを収容することができ、このハードウェアに 、コネクタを介して標準器具、たとえばディスプレイ、キーボードおよびレジ引 き出しおよび／またはプリンタから完全なレジスタを形成する固有の電子構成ユ ニットを接続すれば済む請求項７に記載したような、ケーシング本体と旋回可能 に結合されたケーシング装着部を備えているプリンタでは、旋回時における旋回 軸線から遠い便の搬送ローラと、その対応する受けとの間の距離が、旋回軸線に 近い側の搬送ローラにおけるよりも一般に大きくなってしまうという問題が生じ る。このような不都合を補償するためには、請求項１５または２０に記載の構造 的に特に単純な手段または請求項１６から２０に記載の、比較的手間がかかるが 、しかし技術的には満足し得る手段が設定されている。

原則的に、複数の印刷ステーションが設けられている場合には、個々の印刷ステ ーション、特に下側のケーシング本体に配置された印刷ステーションと、ケーシ ング装着部に設けられた印刷ステーションとのために固有の紙搬送駆動装置を設 けることが可能である。

しかし、請求項２１に記載の手段により別の単純化および安価化が得られる。こ れによって、上側の搬送ローラと同様の形式で、ケーシング装着部に位置する印 刷ステーションの紙搬送装置も、下側のケーシング本体に配置された駆動モータ によって駆動されるようになる。

下側のケーシング本体に装着されたインキリボンカセットの不本意な持ち上がり を阻止するためには、請求項２３から２５に記載の保持手段が設けられており、 この保持手段によって、インキリボンカセットはその運転位置に簡単に保持され る。

下側の搬送ローラのための受けはローラまたは滑り部材として構成されていてよ い。この場合、構成に少しだけ高い手間をかけることによって、ローラの搬送抵 抗を比較的小さくすることができる。前記受けはケーシング装着部に剛性的また ばばね弾性的に配置されているか、または前述したように平行に案内された支持 体を介して配置されていてもよい。本発明の別の構成では、前記受けも下側のケ ーシング本体に配置されているので、ケーシング装着部の種々の旋回角度を考慮 した、手間のかかる構造が不要となる１本発明の別の実施例では、搬送ローラ用 の受けが、下側のケーシング本体に旋回可能に支承された固有の揺動体に配置さ れている。

たとえばプリンタが凹凸のある支持面に設置された場合でも器具のゆがみを排除 し、下側のケーシング本体に対するケーシング装着部の平行な位置決めを確保す るためには、請求項２９に記載の手段が設けられている。

請求項３０に記載の構成は、プリンタの構成長さを短縮するという目的に役立つ 。この場合に、進出区分は印刷担体の搬送方向で見て印刷ステーションの後側に 設けられていると有利である。たとえば底部膠着された多層の印刷担体の使用時 では、層の互いのずれがもはや不都合とならない。

プリンタの構成長さを短縮するための別の手段は請求項３１に記載されている。

請求項３５に記載の手段は、端部にカッティングナイフを備えている、レシート 印刷ステーションの印刷紙のための搬送通路を一層良好に接近可能にするという 目的に役立つ。カッティングナイフと対応ナイフとがプリンタの互いに分割可能 な部分に配置されていることに基づき、特に新しい印刷紙の押入も容易となる以 下に、本発明の複数の実施例を図面につき詳しく説明する。

第１図は、持ち上げられたケーシング装着部と、開放されたケーシングカバーと を備えた基本装備状態のプリンタを部分的に断面して示す斜視図である。

第２図は、第１図に示したプリンタを、付加的な２つの印刷ステーションの分だ け拡張した状態で示す斜視図である。

第３図は、第２図に示したプリンタの斜視図であるが、この場合、ケーシング本 体とカバーは省略されている。

第４図は、第３図に示したプリンタを印刷担体平面の範囲で示す断面図である。

第５図は、第２図に示したプリンタを、装着されたケーシング上部と、閉じられ たケーシングカバーと、下位に取り付けられた拡張ケーシングとを備えた状態で 示す斜視図である。

第６図〜第１１図は、ケーシング装着部に設けられた上側の搬送ローラの平行な またはほぼ平行なガイドのための種々の実施例を示している。

第１２図〜第１４図は、滑り部材として構成された搬送ローラ用の受けのための 種々の実施例を示している。

第１５図および第１６図は、緩く追従回転する上側の搬送ローラのための種々の 実施例を示している。

第１７図は、下側のケーシング本体に配置された上側の搬送ローラのための１実 施例を示している。

第１８図は、カップリング手段を介して下側のケーシング本体に配置された駆動 装置とカップリング可能な、ケーシング装着部の紙搬送装置の１実施例を示して いる。

第１９図および第２０図は、プリンタにインキリボンカセットを位置固定するた めの装置を示している。

第２１図は、紙搬送通路の特別な実施例を示している。

第２２図および第２３図は、ケーシング装着部を平行案内するための装置を示し ている。

第２４図は、インキリボンカセットの特別な配置形式を示している。

第２５図および第２６図は、レシート印刷ステーションのカッティングナイフの ための２つの実施例を示している。

第２７図および第２８図は、紙を監視するための種々のセンサ装置を示している 。

第１図に示したプリンタ２は主として下側のケーシング本体４と、このケーシン グ本体に装着可能であるか、もしくは二〇ケーシング本体から持ち上げ可能であ るケーシング装着部６とを有している。下側のケーシング本体４とケーシング装 着部６との間の分割平面は印刷担体平面、つまりプリンタ２で印刷担体が搬送さ れる平面とほぼ合致している。ケーシング装着部６は下側のケーシング本体４に 、印刷担体の引き込み方向８に対して横方向でかつ印刷担体平面に対して平行に 位置する旋回軸線ＩＯを中心にして旋回可能に支承されている。

同じ（旋回軸線１０を中心にして旋回可能に下側のケーシング本体４に配置され たカバー１２は、下側のケーシング本体４にケーシング装着部６が装着された場 合に、プリンタ２をカバーして閉鎮するために役立つ。

下側のケーシング本体４は電子駆動兼制御装置と、この電子駆動兼制御装置に接 続されたプリンタのアクティブな機能素子、たとえば引き込み方向８に対して横 方向で行方向に移動可能なプリントヘッド１４と、印刷担体搬送用の下側の搬送 ローラ１６と、インキリボン搬送用の駆動手段とを収容している。前記駆動手段 に関しては、第１図にカバープレート１８を貫いて突出した駆動ビンしか図示さ れていない。

ケーシング装着部６はプリンタの篤１図に示した基本装備では、主としてインア クティブな構成部材、つまり印刷行長さ全体にわたって延びる印刷受け２２と、 上側の搬送ローラ２４とを収容している９この搬送ローラはカップリング手段（ さらに説明する）を介して下側の搬送ローラ１６と駆動結合されている。

第１図から判かるように、カバープレート１８は引き込み方向８で見て手前の凹 設された範囲１８ａと、この範囲に比べて高く位置する後方の範囲１８ｂとを有 している。凹部、つまりカバープレート１８の凹設された範囲１８ａには、イン キリボンカセット２６が平らに載置され、この場合、カバープレート１８から突 出した２つのセンタリングビン２８はインキリボンカセット２６に設けられた２ つのセンタリング孔（図示しない）に係合して、前記インキリボンカセットを位 置適正に調整して保持する。インキリボン駆動装置と結合された駆動ビン２０は インキリボンカセット２６の内部に配置された搬送ローラと結合される。この搬 送ローラは公知の形式で（したがって詳しく説明しない）インキリボンの搬送を 行なう。インキリボンカセット２６は同じく公知の形式で前方に突出した２つの アーム２６ａ、２６ｂを有しており、これらのアームの間には、インキリボンカ セット２６の外信でインキリボン３０が自由に張設されている。インキリボンカ セット２６がカバープレート１８に載置された状態では、適当な変向手段を介し てねじられて書き込み平面に向けられたインキリボン３０が、プリントヘッド１ ４の運動軌道に沿って走行するので、インキリボン３０と印刷受け２２との間に 位置する印刷担体に印刷を施すことができる。

下側のケーシング本体４の底部３２は取り外し可能である。これによって、底部 ３２の上方に配置されて電子駆動兼制御装置を収容した回路プレート３４が下方 から良好に接近可能となる。他面、第５図に示したように下側のケーシング本体 の下面に、電気的および／または電子的な付加的な素子を収容するための拡張ケ ーシングを配置することが可能となる。これらの素子は内部結合を介して回路プ レート３４と直接に接続可能となる。インキリボンカセットの厚さｄは、カバー プレート１８の範囲１８ａが範囲１８ｂに比べて凹設されている分の寸法りに相 当している。したがって、カバープレート１８にインキリボンカセット２６が載 置されている場合に、このインキリボンカセットの上面３６はカバープレート１ Ｂの範囲１８ｂと同一平面内に位置して、プリンタに引き込みたい印刷担体のた めの支持面として役立つ。

凹設された範囲１８ａから隆起された範囲１８ｂへの移行部の範囲には１貫通孔 ３８が設けられており、この貫通孔を通ってプリントヘッド１４の開口が貫通し ている。貫通孔３８は、少なくとも印刷行長さにわたって延びるスリットの形を 有している。インキリボンカセット２６の寸法は、プリントヘッド１４の開口が 貫通している貫通孔の範囲をカバーしないように設定されているので、前記プリ ントヘッドは、貫通孔３８を越えて搬送される印刷担体に対してアクセス可能と なる。書き込み範囲の手前に位置する下側の搬送ローラ１６に対しては、固有の 貫通孔が設けられていてよい。しかし第１図から認められるように、この実施例 において貫通孔３８の大きさは、前記下側の搬送ローラ１６が同貫通孔を通って 上方に突出するように設定されている。インキリボンカセット２６の、引ぎ込み 方向８で見て後側の部分は、下側の搬送ローラによって貫通された貫通孔３８の 範囲をカバーしているので、インキリボンカセット２６には貫通開口４ｏが構成 されている。この貫通開口を通って、下側の搬送ローラ１６はさらに僅かな量だ け突出して貫通係合しているので、前記搬送ローラはインキリボンカセット２６ の上面３６に位置する印刷担体と搬送係合することができる。

インキリボンカセット２６は、上面３６に載置された印刷担体を側方ガイドする ための側方のガイドウェブ４２を備えており、この側方ガイドウェブは隆起した 範囲１８ｂに配属された側方ガイド４４に整合する第１図から判かるように、貫 通孔３８は、第１図の左側で印刷行長さを越えて延長されているので、ブリ特表 平５−５０５５７０　（８） ントヘッド１４は停止位置に移動することができる。

この停止位置は側方ガイド４２．４４によって規定された印刷担体幅の外側に位 置している。貫通孔３８は停止位置の範囲で拡張されているので、プリントヘッ ド１４はサービス目的のために容易に接近可能となる＠２図に示したプリンタ１ ０２は下側のケーシング本体１０４の範囲において、第１図につき既に説明した プリンタ２に完全に一致しているので、この点に関する新たな説明は省略する。

ケーシング装着部１０６は第１図に示した実施例と同様に、下側の搬送ローラ１ １６とカップリング可能な上側の搬送ローラと、印刷行全長にわたって延びる印 刷受けとを有している（図示しない）、さらに、ケーシング装着部１０６には、 付加的な２つの印刷ステーション１５０，１５２が配置されている。これらの印 刷ステーションはプリンタ１０２を拡大してレジプリンタを形成している。この レジプリンタは第１図につき説明した下側の印刷ステーションにおいて、各１つ のレシートと、さらに付加的に伝票と営業記録ストラツプとを印字することがで きる。印刷ステーション１５０は紙貯えロール１５４と紙搬送装置（図示しない ）とを有しており、この紙搬送装置を用いて、紙貯えロール１．５４から引ぎ出 された紙１５６は印刷受け（図示しない）の下側を通って、巻き取りロール１５ ８に向かって搬送される。帯状の紙１５６は周知のようにレジ営業記録として役 立つ。

印刷ステーション１５２は同じく紙貯えロール１６０と、紙搬送装置（図示しな い）とを有しており、この紙搬送装置は紙貯えロール１６０から引き出された紙 を、印刷受け（図示しない）の下側に通して、取出しスリント１６２に案内する 。この場所で前記紙は切断装置によって所定の長さに切断される、前記切断装置 に関しては、第１図に駆動伝動車１６４しか図示されていない。

さらに図面から認められるように、第１図に示したように矢印８の方向で下側の 印刷ステーシコンに引き込まれた印刷担体、たとえば伝票前印刷物も、紙貯えロ ール１５４；１６０から引き出された紙も、それぞれケーシング装着部１０６の 下側に配置された印刷受け（図示しない）に沿って案内されるので、伝票、営業 記録およびレシートを唯一つのプリントヘッド１１４によって印字することがで きる。

ケーシング装着部１０６は第１図に示した実施例と同様に、旋回軸線１１０を中 心にして下側のケーシング本体１０４に対して旋回可能であるので、前記ケーシ ング装着部は、第２図に示した持ち上げられた位置から、下側のケーシング本体 １０４に載着した位置に旋回させることができる。この場合、下側の搬送ローラ １１６はケーシング装着部１０６に配置された上側の搬送ローラ（図示しない） と接触する。

カバー１１２はプリンタをカバーするために役立つ第２図に示したインキリボン カセット１２６は、第１図に示したインキリボンカセット２６に相当している。

さらに、側方のガイドウェブ１２６ａ、１２６ｂは、インキリボンカセット１２ ６を介して引き込まれる伝票のサイズに関連して必要に応じて、図示の相互間距 離よりも小さな相互間距離を有していてもよい。

また、比較的小さな幅の伝票は側方のガイドウェブの一方にのみ当て付けること も可能である。

第３図には、第２図に示したプリンタが示されている。この場合、図面を見易（ させる理由から、ケーシングと、主要の機能構成素子に対する視界を遮る別の構 成部分は図示されていない。

プリンタの基本装備に所属する全ての主要機能構成素子は、電子型動兼制御装置 を有する回路ボード１３４に、有利には差込み結合部を介して直接固定されてい る。プリントヘッド駆動モータ１６６は駆動軸１６８を駆動する。この駆動軸の 自由端部は、印刷行方向に延びるエンドレスな駆動ベルト１７２を駆動するため の変向兼駆動車１７０を支持している。前記駆動ベルト１７２は公知の形式でキ ャリヤ１７４と結合されており、このキャリヤは印刷行方向に延びるガイドロッ ド１７６に沿って摺動可能に支承されている。キャリヤ１７４はプリントヘッド １１４を支持している。

駆動軸１６８は駆動ベルト１８０を駆動するための付加的な駆動車１７８をも支 持している。この駆動ベルトは変向ローラ装置１８２と、駆動ビン１２０に結合 された変向車１８４とを介して案内されている。変向ローラ装置１８２はたとえ ば一方向クラッチとして構成されており、この一方向クラッチにより、駆動ビン １２０はそれぞれプリントヘッド１１４の往路運動時または復路運動時にしか駆 動されなくなる。既に第１図につき説明したように、■動ビン１２０はインキリ ボン１３０を駆動するための、インキリボンカセット１２６に配！された駆動ロ ーラ１８６を駆動するために働（。

紙搬送モータ１８８は伝動装置１９０を介して駆動軸１９２を駆動する。この駆 動軸は、引き込み方向８で見て手前に位置する下側の搬送ローラ１１６を支持し ている。駆動軸１９２は、この駆動軸の右側の端部に配置された駆動車１９４と 、駆動ベルト１９６と、駆動軸１９８に配置された駆動車２００とを介して駆動 軸１９８と結合されている。この駆動軸は、引き込み方向で見て書き込み範囲の 背後に位置する下側の搬送ローラ１１６を支持している。したがって、紙駆動モ ータは書き込み範囲の手前もしくは背後に位置する下側の搬送ローラ１１６を常 時同時に駆動する。

駆動軸１９２：１９８の第３図で見て右側の端部には、歯車２０２．２０４が配 置されている。この歯車は、下側のケーシング本体にケーシング装着部が装着さ れた状態で、それぞれ歯車２０６　；　２０８に噛み合う。この歯車は、ケーシ ング装着部に回転可能に支承された駆動軸２１０：２１２に配置されている。駆 動軸２１０．２１２はそれぞれ書き込み範囲の手前もしくは背後に配置された上 側の搬送ローラ２１４を支持している。上側の搬送ローラ２１４は、下側のケー シング本体にケーシング装着部が装着された状態で、下側の搬送ローラ１１６と 接触するか、もしくはこれらの搬送ローラの間に位置する印刷担体と接触する。

印刷行方向で移動可能なプリントへラド１１４はフレキシブルなケーブル２１６ と、このケーブルの端部に配置されたプラグコネクタ２１８とを介して回路ボー ド１３４に電気的に接続されている。

営業記録印刷用の印刷ステーション１５０は紙搬送用の駆動装置を備えている。

この駆動装置は駆動モータ２２０と、この駆動モータに駆動結合された伝動装置 ２２２とを有している。この伝動装置は対応ローラと協働する駆動ローラ２２４ を駆動し、この駆動ローラを介して、紙貯えローラ１５４から引き出された紙１ ５６が走行する。伝動装置２２２からは、別の伝動装置２２６が分岐しており、 この伝動装置は巻き取りロール１５８を駆動する。図面から判かるように、紙１ ５６はケーシング装着部に配置された印刷受け１２２の下側に沿って案内される ので、この紙はプリントヘッド１１４によって印字することができる。

レシート印刷用の印刷ステーション１５２は同じく紙搬送用の駆動装置を備えて おり、二の駆動装置は駆動モータ２２８と、この駆動モータに駆動結合された伝 動装置２３０とを有している。この伝動波！は、対応ローラと協働する駆動ロー ラ２３１を駆動する。この駆動ローラを介して、紙貯えロール１６０から引き出 された紙１６１が案内されている、紙１６１は印刷過程の終了後に切断装置（図 示しない）によって切断される。この切断装置に関しては、第３図に駆動伝動車 １６４と、この駆動伝動車に駆動結合された駆動モータ１６５とが示されている 。レシートは取出しスリット１６３を通じて取り出される。

印刷ステーション１５０，１５２の電気的もしくは電子的に制御される機能構成 素子は、ケーブル結合部（図示しない）を介して回路ボード１３４と接続されて いる。このケーブル結合部は、印刷ステーション１５０．１５２から旋回軸線１ １０の範囲に延び、この範囲から回路ボードに向かって延びるように敷設されて いると有利である。これによって、ケーシング装着部の旋回時でもケーブル軌道 の延長もしくは短縮はほとんど行なわれなくなる。

第４図には、第３図に示したプリンタを印刷担体平面の範囲で断面した縦断面図 が示されている。プリントヘッド１１４は図平面に対して垂直に印刷行方向で移 動可能に下側のケーシング本体１０４に配置されている。下側のケーシング本体 １０４に旋回軸線１１０を中心に旋回可能に支承されたケーシング装着部１０６ は印刷受け１２２を支持している。印刷担体９の引き込み方向８で見て、プリン トヘッド１１４によって規定された書き込み範囲の手前もしくは背後に配置され た下側の搬送ローラ１１６は、第３図につき説明したように搬送モータと結合さ れている。下側の搬送ローラ１１６に配属された、ケーシング装着部１０６に支 承された上側の搬送ローラ２１４は、下側のケーシング本体にケーシング装着部 が装着された状態において、同じ＜３１３図につき説明したように下側の搬送ロ ーラ１１６と結合される。

印刷担体９のための、引き込み方向８で見てプリントへラド１１４の手前に配置 された支持面は、インキリボンカセット１２６の上面１３６によって形成される 。第４図に示したインキリボンカセット１２６の上側のカバー壁は、貫通開口１ ４０を備えており、この貫通開口を通って、書き込み範囲の手前に位置する下側 の搬送ローラ１１６が貫通している。さらに第４図に示したように、貫通開口１ ４０にはさらに搬送ローラ１１６の前後でセンサ２３２；２３４が配置されてい る。二のセンサは、印刷担体が存在しているか、または存在していないかを電子 制御装置に報知する。引き込み方向８で見て手前側の搬送ローラ対１１６，２１ ４と関連したセンサ２３２，２３４は、従来のプリンタにおいて汎用のストッパ の代わりに設けられている。従来のプリンタでは、汎用のストッパに印刷担体が まず当接され、これによって位置調整されていた。

この場合、ストッパは搬送ローラ１１６，２１４の接触ラインによって形成され る。印刷担体が左側から引き込み通路２３６に押し込まれると、この印刷担体は 前記接触ラインに当接する。この場合に、印刷担体前縁部は第１のセンサ２３２ によって記録され、この第１のセンサは所定の遅延時間の経過後に、下側の搬送 ローラ１１６を駆動するための駆動モータを始動させるので、印刷担体は引き込 み方向８に搬送される。搬送ローラ対の背後に配置されたセンサ２３４は同じく 印刷担体前縁部の通過を記録して、行制御のための基準信号を送出する。第２の センサ２３４が信号を送出したとき、印刷担体は前側の搬送ローラ対によって既 に確実に把持されている。したがって、前側の搬送ローラ対による印刷担体の把 持動作におけるスリップは、行ずれを生ぜしめない。

ケーシング装着部１０６は既に説明したように、たとえば旋回軸線１１０の範囲 に配置された渦巻きばね２３８によって前負荷されており、この場合、前記ケー シング装着部は第４図に示した、下側のケーシング本体１０４に載置された位置 に押圧される。これによって、上側の搬送ローラ２１４は渦巻きばね２３８によ って規定された力で、下側の搬送ローラ１１６もしくはこの下側の搬送ローラに 載着した印刷担体９に載着されるので、印刷担体厚さは自動的に考慮され、印刷 受け１２２とプリントヘッド１１４の開口との距離も適宜に調節される。

第５図には、第２図に示したプリンタがすぐに運転できる状態で示されている。

ケーシング装着部は下側のケーシング本体に沈められている。カバー１１２は閉 じられている。インキリボンカセット１２６は下側のケーシング本体１０４の前 側の部分に載置されている。

下側のケーシング本体１０４の下側には、付加的な電気構成素子および／または 付加的な電子構成素子を収容するための拡張ケーシング２４０が配置されている 。第１図につき説明したように上側のケーシング本体１０４の底部は取り外し可 能であるので、拡張ケーシング２４０の構成素子を直接的な差込み結合によって 回路ボード１３４に接続することが可能となる。拡張ケーシング２４０には、た とえばパーソナルコンピュータの電子モジュールが収納されており、この電子モ ジュールには、さらにコネクタを介して標準器具、たとえばディスプレイ、キー ボード等および／またはプリンタから完全なレジスタを形成する特殊な電子構成 ユニットを接続するだけでよい。前記電子構成二ニットには、たとえばレジ引き 出しが接続される。カバー１１２の前面に構成された取出しスリット２４２はレ シートを取り出すために役立ち（第３図参照）、覗き窓２４４を通じて、営業記 録紙１５６における現在の印字を認めることができる。

第４図に示した実施例では、印刷受けの手前に配置された上側の搬送ローラ２１ ４が、印刷受け１２２の背後に位置する上側の搬送ローラよりもケーシング装置 部の旋回軸線から大きく遠ざけられている。その結果、下側のケーシング本体に 対するケーシング装着部の各旋回時に前側の搬送ローラは後側の搬送ローラより も大きな相互間距離を有している。特に比較的厚い印刷担体、たとえば多層の用 紙の搬送時では、前側の搬送ローラが搬送係合状態から解除されて、印刷受け１ ２２とプリントへラド１１４との間隔が過大になってしまう危険が生じる。この ような不都合はたとえば、印刷受けの背後に配置された搬送ローラが、印刷受け の手前に配置された搬送ローラよりも軟らかい材料から製造されていることに基 づき補償され得る。

上記の不都合な作用を回避するための別の可能性は、上側の搬送ローラを支持体 に配置することにある。この支持体は平行ガイドまたはこれに類するものを介し て調節可能にケーシング装着部に配置されており、この場合、下側のケーシング 本体に装着されたケーシング装着部において、前便の搬送ローラと後側の搬送ロ ーラとが均一に印刷担体平面に対して垂直に移動調節可能となる。

第６図には、下側のケーシング本体３０２と、このケーシング本体に旋回可能に 結合されたケーシング装着部３０３とを備えたプリンタが概略的に図示されてい る。ケーシング装着部３０３は係止つめ３０４を介して、第６図に示した載着し た運転位置に係止され得る。印刷受け３０５と、この印刷受けの手前に配置され た上側の搬送ローラ３０６と、前記印刷受けの背後に配置された上側の搬送ロー ラ３０７とは、共通の支持体３０ｇに配！されている。この支持体３０８は鋏状 リンク装置３０９を介して矢印３１０の方向で移動調節可能にケーシング装着部 ３０３に支承されている。

前記支持体はこの支持体３０８とケーシング装着部３０３との間に配置された圧 縮ばね３１１によって、矢印３１０とは反対の方向で前負荷されている。このよ うな装置を用いて、印刷受け３０５と、この印刷受けの前後に配置された上側の 搬送ローラ３０６，３０７とは常時均一にかつ互いに平行に印刷担体平面に対し て垂直に移動調節される。

第７図には、同じく下側のケーシング本体３１３と、旋回可能なケーシング装着 部３１４とを備えたプリンタ３１２が図示されている。前記ケーシング装着部は 係止つめ３１５によってその運転位置に保持され得る。

印刷受け３１６と、この印刷受けの前後に配置された搬送ローラ３１７．３１８ とは、支持体３１９に配置されており、この支持体は２つの平行リンク３２０を 介してケーシング装着部３１４に移動調節可能に支承されている。支持体３１９ が、搬送ローラの間を通って案内された印刷担体によって上方に持ち上げられる と、前記支持体は平行リンク３２０の描（円軌道に対してほぼ接線方向に、つま り矢印３２１の方向に移動する。こうして、印刷受け３１６と、この印刷受けの 手前もしくは背後に配置された搬送ローラ３１７．３１８とは、常に均一かつ平 行に持ち上げられる。支持体３１９が鉛直方向ではなく、印刷担体平面に対して 所定の角度で持ち上げられるという事実は、小さな持ち上げ運動においては無視 され得る。

第８図に示した実施例では、印刷受け３２３と、この印刷受けの手前もしくは背 後に配置された搬送ローラ３２４，３２５とを備えた支持体３２２が、平行四辺 形リンク機構３２６を介して、旋回可能なケーシング装着部３２７と結合されて いる。支持体３２２の持ち上げ運動は、支持体３２２とケーシング装着部３２７ とを結合する前側のリンク３３０（後便のリンク３３１に対応する）の枢着点３ ２８，３２９を結ぶ結合線に対してほぼ垂直に、つまり矢印３３２の方向で、ひ いては印刷担体平面に対してほぼ垂直に行なわれる。

支持体３２２とケーシング装着部３２７との間に配置された引張ばね３３３は印 刷担体平面に向かって支持体３２２にプレロードを加えている。

第９図に示した装置は第６図に示した装置にほぼ相当しているので、詳しい説明 は省略する。しかし第６図に示した装置とは異なり、支持体３３４とケーシング 装着部３３５とを結合するリンク３３６は印刷担体平面に対してほぼ平行に向け られているので、支持体３３４は印刷担体平面に対してほぼ垂直に、つまり印刷 担体平面に垂直に位置する矢印３３７の方向で持ち上げられる。

第１０図に示した装置では、支持体３３８が、印刷担体平面に対してほぼ平行に 位置するリンク３３９と、このリンク３３９の旋回運動に対応して構成されたス ライドガイド３４０とが、ケーシング装着部３４１と結合されている。スライド ガイド３４０は主としてケーシング装着部３４１の保持アーム３４２に構成され たガイドスリット３４３を有しており、二のガイドスリットには、支持体３３８ に配置されたガイドビン３４３が係合している。この装置も、印刷担体平面に対 してほぼ垂直に位置する持ち上げ運動を保証している第１１図に示した装置では 、ケーシング装着部３４５が、直接ではな（平行四辺形リンク機構を介して下側 のケーシング本体３４６と結合されている。後便のアングルリンク３４７の水平 なアームは、枢着点３４８では下側のケーシング本体３４６と、枢着点３４９で はケーシング装着部３４５とそれぞれ結合されている。前側のアングルリンク３ ５０の水平なアームは、後側の枢着点３５１を介して、下側のケーシング本体３ ４６に設けられた架台３５２に旋回可能に支承されている。前側の枢着点３５３ を介して、前側のアングルリンク３５０の水平なアームはケーシング装着部３４ ５と結合されている。印刷担体が搬送ローラの間を通過すると、ケーシング装着 部３４５の前側の部分が上方に持ち上げられる。このときに、前側のアングルリ ンク３５０の水平なアームは枢着点３５１を中心にして上方に旋回させられる。

このアングルリンクはその鉛直なアームと結合リンク３５４とを介して後側のア ングルリンク３４７の鉛直なアームを連行する。この後側のアングルリンクはそ の後側の枢着点３４８を中心にして旋回させられて、前側の枢着点３４９を介し てケーシング装着部３４５の後側の範囲をも持ち上げ、この場合、前記ケーシン グ装着部は平行のままとなる。

第１２図には、下側のケーシング本体３５６と、このケーシング本体に旋回可能 に結合されたケーシング装着部３５７とを備えたプリンタ３５５の実施例が図示 されている。下側のケーシング本体３５６には、印刷ステーション３５８の手前 に配置された、駆動される搬送ローラ３５９と、印刷ステーションの背後に配置 された、駆動される搬送ローラ３６０とが設けられている。搬送ローラ３５９， ３６０のための受けは、比較的剛性的な、異形成形された金属薄板プレート３６ １．３６２によって形成されている。種々の印刷担体厚さに対する適合を可能に するためには、たとえば第１１図につき説明したような厚さ補償制御装置が設け られていると有利である。

第１３図には、第１２図に示したプリンタが図示されているが、この場合、剛性 的な金属薄板プレートの代わりに、ばね弾性的なＵ字形部材３６３，３６４が設 けられている。このＵ字形部材はそれぞれ搬送された印刷担体の厚さに応じてば ね弾性的に変位することができる。

第１４図には、第１３図に示したプリンタが図示されているが、この場合、搬送 ローラのための印刷受けは別個の滑り部材３６５，３６６によって形成されてい るにれらの滑り部材はばね弾性的な保持アーム３６７．３６８を介して搬送ロー ラにばね弾性的に押圧される。このような装置により、滑り部材３６５，３６６ と、ばね弾性的な保持アーム３６７．３６８とをそれぞれ設定された課題に最も 適している材料から製造することが可能となる。第１３図および第１４図に示し た実施例では、ケーシング装置部のための厚さ補償制御装置が必要にならない。

第１５図には、下側のケーシング本体３７０と、このケーシング本体に旋回可能 に結合されたケーシング装着部３７１とを備えたプリンタ３６９が概略的に図示 されている。この実施例では、下側の搬送ローラ３７２．３７３のための受けが 、ケーシング装着部３７１に固定的に配置されて緩く追従回転する上側の搬送ロ ーラ３７４，３７５として構成されている。この装置の場合にも、第１１図につ き説明したような厚さ補償装置が設けられていると有利である。

第１６図には、第１５図に示したようなプリンタが図示されているが、この場合 、ケーシング装着部３７６に配置された、緩く追従回転する上側の搬送ローラ３ ７７．３７８が固定的に配置されているのではな（、ばね弾性的に配置されてい る。第１６図で見て左側の搬送ローラ３７７は、枢着点３７９を中心にして旋回 可能にケーシング装着部３７６に支承されたアングルレバ−３８０に配置されて いる。相応して、第１６図で見て右上側の搬送ローラ３７８は、枢着点３８１で 旋回可能にケーシング装着部３７６に結合されたアングルレバ−３８２に配置さ れている。アングルレバ−３８０，３８２の鉛直なアームは、これらのアームの 間に配置された引張ばね３８３を介して互いに結合されている。これによって、 上側の搬送ローラ３７７１３７８は対応する下側の搬送ローラに対してばね弾性 的にプレロードをかけられる。この装置では、ケーシング装着部３７６のための 厚さ補償装置が必要とならない。

第１７図に示したプリンタ３８４は下側のケーシング本体３８５を有しており、 この下側のケーシング本体には、前側もしくは後側の下側の搬送ローラ３８６： ３８７が配置されている。この搬送ローラは搬送ローラ駆動装置と結合されてい る。下側のケーシング本体３８５に旋回可能に配置されたケーシング装着部３８ ８は紙貯えロール３９０と紙巻き取りロール３９１とを備えた上側の印刷ステー ション３８９を有している。

下側のケーシング本体に配置されたプリントヘッド（図示しない）のための印刷 受け３９２はケーシング装着部３８８に配置されていて、このケーシング装着部 と共に持ち上げられるようになっている。下側の搬送ローラ３８６，３８７のた めの受けは上側の搬送ローラ３９３，３９４として構成されている。１構成では 、上側の搬送ローラ３９３，３９４が下側のケーシング本体３８５の構成部分と なっている。この場合には、前記上側の搬送ローラはほぼ第１５図につき説明し た形式でばね弾性的に配置されていると有利である。

これにより、前記上側の搬送ローラを種々の印刷担体厚さに適合させる二とがで きる。別の構成では、上側の搬送ローラ３９３，３９４が、下側のケーシング本 体３８５に対して旋回可能な固有の揺動体３９５に配置されている。この揺動体 はケーシング装着部３８８とは別個に旋回可能である。この場合には、後側の搬 送ローラ３Ｂ７，３９４が、第４図につき説明したように、前側の搬送ローラ３ ８６，３９３よりも軟らかく構成されており、これにより、既に説明したように 前側の搬送ローラ３８６，３９３の整然とした相互圧着と、印刷受け３９２とプ リントヘッドとの整然とした印刷間隔とが保証されている。

第１８図には、第２図に示したプリンタとほぼ同一のプリンタが図示されている 。このプリンタは第２図に示したプリンタに充分相当しているので、詳しい説明 は省略する。第２図に示した構成とは異なる点は、下側のケーシング本体３９５ に配置された搬送ローラ軸３９６の端部にそれぞれカップリング歯車３９７゜３ ９８が配置されていることである。このカップリング歯車は印刷担体平面を越え て上方に突出している。

これらのカップリング歯車は、下側のケーシング本体３９５にケーシング装着部 ３９９が旋回装着された状態において、対応するカップリング歯車４００，４０ １と噛み合う。第１８図から認められるように、ケーシング装着部３９９には、 それぞれ固有の紙搬送装置を備えたレシート用の印刷ステーション４０２と営業 記録用の印刷ステーション４０３とが設けられている。

上側のカップリング歯！４００はレシート用の印刷ステーションの紙搬送装置の ための駆動軸に装着されているのに対して、カップリング歯車４０１は営業記録 用の印刷ステーションの紙搬送装置のための駆動軸に装着されている。こうして 、プリンタの全てのアクティブな構成部分は下側のケーシング本体３９５に配置 されているのに対して、ケーシング装着部３９９の機能構成部分は前記カップリ ング手段を介して、下側のケーシング本体３９５に配置された駆動機構とカップ リングされる。

たとえば第１図に示したインキリボンカセット２６が、下側のケーシング本体に 載着された運転位置に信頼性良く保持されるようにするためには、第１９図およ び第２０図に示した装置が設けられている。特に第２０図に示したように、イン キリボンカセット４０４の後側の範囲において下面にフック状の突起４０５が配 置されている。この突起は下側のケーシング本体４０６の上面に構成された切欠 き４０７にヒンジ状に係合することができる。このためには、インキリボンカセ ット４０４が第１９図に示したようにその下縁部で下側のケーシング本体４０６ に装着され、この場合、突起４０５は切欠き４０７に係合する。インキリボンカ セット４０４を下方に向かって傾動させることにより、突起４０５は当接面４０ ８に背後から係合して、切欠き４０７にフック留めされる。インキリボンカセッ ト４０４の前側の範囲には、前下方に向かって斜めに向けられた当接面４０９が 構成されている（たとえば第１図、第３図および第５図参照）、この当接面には 、ケーシング装着部４１０の旋回時に、このケーシング装着部に構成された下側 の傾斜面４１１が当接する。これによって、カセットは前側の範囲でも運転位置 に確実に保持される。

これまで説明した実施例では、印刷担体搬送通路が、有利には下側のケーシング 本体の上面に沿って平らに延びている。搬送方向で短縮されたプリンタにおいて も印刷担体の充分なガイドを確実に行なうためには、第２１図に示した実施例が 設けられている。プリンタ４１２は下側のケーシング本体４１３と、ケーシング 装着部４１４とを有している。下側のケーシング本体４１３に載着されたインキ リボンカセット４１５の上面は印刷担体支持部４１６を形成している。印刷担体 支持部４１６に続いて延びる印刷担体搬送通路４１７はプリンタ４１２の後側の 部分で上方に曲げられている。すなわち、前記印刷担体搬送通路は符号４１８で 示した分岐通路が示すようにケーシング装着部４１４の上面に開口しているか、 または符号４１９で示した分岐通路が示すようにケーシング装着部４１４の、使 用者に向いた前側に開口している。いずれの場合でも、印刷担体搬送通路は、プ リンタの裏面に向かって直線的に搬送通路４２０を案内する場合よりも長（形成 される。

第２２図および第２３図には、はぼ第１図に示した形式のプリンタが図示されて いる。このプリンタは下側のケーシング本体４２１と、このケーシング本体に旋 回可能に結合されたケーシング装着部４２２とを有している。付加的に、ケーシ ングカバー４２３が設けられている。あらゆる運転状態においてケーシング本体 ４２１に関するケーシング装着部４２２の平行位置、ひいては印刷担体平面に対 する印刷受け４２４の平行位置を確保するためには、第２２図および第２３図に 示した平行ガイドが設けられている。ケーシング装着部４２２でこのケーシング 装着部の旋回軸線に対して平行なリンク軸４２５の端部には、各１つの平行リン ク４２６，４２７が取り付けられている０両手行リンクは構造および機能の点で 等しいので、以下では第２３図に認められる平行リンク４２７に関してのみ説明 する。この平行リンクは、平行リンクの長手方向に延びるガイド溝４２８を有し ており、このガイド溝には、ガイドビン４２９が係合している。このガイドビン は下側のゲージング本体４２１と結合された架台４３０に配置されている。第２ ３図に示した開旋回された位置からケーシング装着部４２２が上方に向かって旋 回させられると、ガイドスリット４２８はガイドビン４２９に対して摺動する。

平行リンク４２７がリンク軸４２５を介して平行リンク４２６と固く連結されて いるので、ケーシング装着部の、第２２図で見て左側には常時、右側と同じジオ メトリ状態が生じるので、ケーシング装着部４２２は全ての旋回位置において下 側のケーシング本体４２１に対して常時平行のままとなる。

第２４図に示した配置形式は第１図および第２図に示した配置形式にほぼ相当し ている。前記実施例では、下側のケーシング本体の長さが、このケーシング本体 に載着させたいインキリボンカセットの寸法によって決定される。下側のケーシ ング本体を前側の範囲で短縮しようとすると、同時にインキリボンカセットのた めの支持面も失われてしまう、第２４図に示した実施例では、インキリボンカセ ット４３１が鉛直方向で立った状態で下側のケーシング本体４３２の前側の端面 ４３３に装着されるので、下側のケーシング本体４３２は前側の範囲でインキリ ボンカセットの寸法とは無関係に短縮され得る。このためには、前側の端面４３ ３に切欠き４３４が設けられており、この切欠きにインキリボンカセット４３１ がぴたりと押入可能となる。

このような組付は面として働く前側の端面４３３を通って、駆動ビン４３５が貫 通している。この駆動ビンは、インキリボンカセット４３１が運転位置に欅入さ れると、インキリボンカセット４３１に配置された、インキリボンのための巻き 取りローラと連結される。

駆動ビン４３１は下側のケーシング本体４３２に配置された駆動手段と結合され ている。インキリボンカセット４３１には１紙搬送方向に向けられたガイドアー ム４３６が配置されており、このガイドアームを用いて、インキリボン４３７は 印刷ステーションにまで案内されて、印刷担体平面に対して平行な位置にねじら れる。ガイドアーム４３６はインキリボンカセット４３１の組付は時に、このイ ンキリボンカセットに対応した、下側のケーシング本体４３２に構成された収容 通路４３８に欅入されるので、インキリボンカセット４３１は組付は時に確実に 案内されて、運転位置に確実に保持される。

第２５図には、下側のケーシング本体４４０と、このケーシング本体に旋回可能 に配置されたケーシング装着部４４１とを備えたプリンタ４３９が示されている 。ケーシング装着部４４１は特に、たとえば第２図に示したようなレシート印刷 ステーションを収容している。レシート印刷用紙はケーシング装着部４４１に配 置された貯えロールから繰り出されて、印刷受け４４２の下を通って案内され、 取出しスリット４４３を通じて取り出される。ケーシング装着部４４１に二重矢 印４４４の方向で運動可能に支承されたカッティングナイフ４４５は対応ナイフ ４５０と公知の形式で協働して、それぞれレシート印刷ステーションで印字され たレシートを切断する。印刷用紙を搬送するためには、搬送ローラ対４４６，４ ４７が設けられている。

印刷受け４４２の手前に配置された搬送ローラ対４４８と、印刷受けの背後に配 置された搬送ローラ対４４９とは、既に説明したように下側のケーシング本体４ ４０の上面に案内された伝票の搬送のために働く。第２５図に示した実施例では 、前側の搬送ローラ対４４８と、後側の搬送ローラ対４４９と、レシート印刷用 紙のための下側の搬送ローラ４４７とが、下側のケーシング本体４４０に配置さ れている。さらに、対応ナイフ４５０は下側のケーシング本体４４０の構成部分 である。印刷受け４４２と、レシート印刷用紙のための上側の搬送ローラ４４６ と、カッティングナイフ４４５を備えた切断装置とは、ケーシング装着部に配置 されている。ケーシング装着部４４１を上方に旋回させることによって、レシー ト印刷用紙の搬送路が接近し易くなるので、印刷用紙の押入は容易となる。

第２６図には、第２５図の実施例に類似の実施例が示されている。しかし、この 場合に伝票を搬送するための上側の搬送ローラ４５１，４５２と、対応ナイフ４ ５３と、レシート印刷用紙を搬送するための下側の搬送ローラ４５４とは別個の 揺動体４５５に配置されており、この揺動体は旋回軸４５６を中心にして旋回可 能にケーシング装着部４５７に配置されている。このような配置形式は第２６図 に示した位置ではレシート印刷用紙の搬送路に対する良好な接近を可能にする。

揺動体４５５が上方に旋回させられた状態では、下側のケーシング本体４５８の 上面が裸出されるので、伝票のための搬送路と、プリントヘッド４５９と、下側 の搬送ローラ４６０とが、たとえばサービス目的で接近可能となる。さらに、揺 動体４５５は上方旋回させられたケーシング装着部４５７において、このケーシ ング装着部の支持と位置固定とのために働く。カッティングナイフ駆動装置を備 えたカッティングナイフ４０１はケーシング装着部に配置されている。

第２７図には、たとえばレシート印刷ステーションまたは営業記録印刷ステーシ ョンの紙搬送を監視するための手段が詳細に示されている。貯えロール４６１か ら繰り出された紙テープ４６２は変向ローラ４６３を介して走行して、この変向 ローラを回転させる。変向ローラ４６３と結合されたローラ軸４６４の一端には 、タイミングディスク４６５が配置されており、このタイミングディスクはタイ ミングセンサ４６６と協働する。タイミングディスク４６５の回転時に、タイミ ングセンサ４６６にはタイミングパルスが形成され、このタイミングパルスは紙 テープ４６２の運動と、その運動速度とを検出することを可能にする。別の可能 性は、光運動センサ４６７を紙テープ４６２に向けることにある。整然とした紙 搬送時では、光運動センサ４６７が制御装置に規定のノイズ信号を送信する。

第２８図には、第２７図と同様の装置が示されており、この装置は紙ウェブ４６ ８によって変向ローラ４６９を介して駆動されるタイミングディスク４７０と、 光運動センサ４７１とを備えている。両装置は同時にまたは択一的に使用され得 る。付加的に、たとえばフォーク状ライトバリヤとして構成された紙綿Ｔ報知器 ４７２が設けられており、この紙終了報知器は、この紙終了報知器を通って紙ウ ェブがもはや案内されな（なると、応答するようになっている。

紙運動報知器もしくは紙終了報知器はその信号を中央の制御装置に送信する。こ の制御装置は標準運転からの逸脱時に、対応する故障報知を送出するか、または 故障オペレーションを実施する。

Ｆｉｇ、９ Ｆｉｇ、　１２ Ｆｉｇ、１３ Ｆｉｇ、１７ Ｆｉｇ、１８ 要　約　書 本発明は、扁平形のプリンタ（１０２）であって、該プリンタが、印刷担体平面 において下側のケーシング本体（１０４）と、該ケーシング本体に装着可能であ るか、もしくは該ケーシング本体から持ち上げ可能なケーシング装着部（１０６ ）とに分割されている形式のものに関する。ケーシング装着部（１０６）はした 側のケーシング本体と旋回可能に結合されている。

基本装備では、ケーシング装着部（１０６）が、アクティブでない機能構成素子 、つまり印刷受けと上側の搬送ローラとしか有していない。アクティブな全ての 機能構成素子、つまりプリントヘッド（１１，４）と、駆動装置を備えた駆動さ れる下側の搬送ローラ（１１６）と、インキリボンカセット（１２６）のための 駆動装置（１２０）とは、下側のケーシング本体に配置されている。電子駆動兼 制御装置は回路ボード（１３４）として構成されており、この回路ボードには、 この回路ボードと結合させたい機能構成素子が有利には直接的に差し込まれてい る。

インキリボンカセット（１２６）は下側のケーシング本たい（１０４）の前側の 範囲に平らに装着されて、それと同時に引き込み方向（８）で引き込まれた印刷 担体のための支持面を形成する。

ケーシング装着部（１０６）は付加的な印刷ステーション（１５０，１５２）を 収容していてもよい、該印刷ステーションはそれぞれ固有の紙貯え部と固有の紙 搬送装置とを備えている。こうして、プリンタ（１０２）をレジプリンタに拡張 することができる。このレジプリンタは唯一つのプリントヘッド（１１４）で伝 票、レシートおよび営業記録を印刷する。

下側のケーシング本体の底部を取り外し、その代わりに拡張ケーシングを取り付 けることができる。この拡張ケーシングはプリンタの能力を拡張する付加的な電 子押入体を有していてよい。この電子押入体と回路ボード（１３４）との接続は 、底部が取り除かれていることに基づき直接的な内部結合として実施され得る国 際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１つの印刷ステーションを備えたプリンタであって、印刷担体平 面で分割されたプリンタケーシングが設けられていて、該プリンタケーシングが 、下側のケーシング本体と、該下側のケーシング本体に装着可能であるか、もし くは該ケーシング本体から持ち上げ可能なケーシング装着部とを備えており、下 側のケーシング本体が、それぞれ固有の駆動装置を備えた、印刷行方向に移動可 能なプリントヘッドと、搬送ローラ用の受けと協働する下側の印刷担体用の搬送 ローラと、インキリボン装置とを備えた機能構成素子の第１の群を収容しており 、上側のケーシング装着部が、プリントヘッドのための印刷受けを備えた機能構 成素子の第２の群を収容している形式のものにおいて、分割平面に位置する１つ の印刷担体平面と、該印刷担体平面に配属されたプリントヘッド（１４）とが設 けられており、下側のケーシング本体（４）に、電気的もしくは電子的な駆動兼 制御モジュール装置（３４）が設けられおり、該駆動兼制御モジュール装置に、 プリンタ（２）の電気的および電子的なほぼ全ての機能構成素子が電気的に接続 されており、インキリボン（３０）を収容するインキリボンカセット（２６）が 、下側のケーシング本体（４）の前側の範囲に組付け可能であり、この場合、前 記インキリボンカセットの上側の制限面が、印刷担体平面と同一平面内に位置し て、インキリボンカセット（２６）に配置された搬送ローラが、インキリボンカ セット（２６）のための組付け面（１８ａ）を通って突出した少なくとも１つの 駆動ピン（２０）と連結されるようになっていることを特徴とする、印刷担体平 面で分割されたプリンタケーシングを備えたプリンタ。 ２．前記駆動兼制御モジュール装置（３４）が、下側のケーシング本体（４）の 底部（３２）の上に配置された平らな回路ボード（３４）として構成されており 、該回路ボードに、対応する機能構成素子が、規定された空間的な配置に応じて 組み付けられている、請求項１記載のプリンタ。 ３．下側のケーシング本体（４）の上面が、ほぼ印刷担体平面に位置するカバー プレート（１８）によって形成されており、該カバープレートが、凹設された範 囲（１８ａ）を有しており、該範囲が、印刷担体平面に対して同一平面内にある 上面で同範囲に平らに嵌め込み可能なインキリボンカセット（２６）を収容する ために働き、さらに前記カバープレートがプリントヘッド（１４）と、印刷担体 の引き込み方向（８）で見てプリントヘッドの手前もしくは背後に位置する搬送 ローラ（１６）と、場合によってはケーシング装着部に配置された機能構成素子 を駆動するための、ケーシング装着部に位置するカップリング手段に係合するた めのカップリング手段と、さらにインキリボンカセット（２６）のための少なく とも１つの駆動ピン（２０）とのために貫通孔（３８）を備えている、請求項１ または２記載のプリンタ。 ４．プリントヘッド（１４）のための貫通孔（３８）が、前記凹設された範囲（ １８ａ）の、引き込み方向（８）で見て後側の、嵌め込まれたインキリボンカセ ット（２６）によってカバーされてない範囲に配置されている、請求項３記載の プリンタ。 ５．引き込み方向（８）で見てプリントヘッド（１４）の手前に位置する搬送ロ ーラ（１６）のための貫通孔（３８）が、前記凹設された範囲（１８ａ）の、嵌 め込まれたインキリボンカセット（２６）によってカバーされた部分に配置され ており、インキリボンカセット（２６）が、前記搬送ローラ（１６）を貫通させ るための貫通孔（４０）を備えている、請求項３または４記載のプリンタ。 ６．インキリボンカセット（２６）が、印刷担体の引き込み方向（８）で見て側 方の、印刷担体を側方ガイドするためのガイドウェブ（２６ａ，２６ｂ）を備え ている、請求項３から５までのいずれか１項記載のプリンタ。 ７．ケーシング装着部（６）が、印刷担体の引き込み方向（８）に対して横方向 でかつ印刷担体平面に対して平行に位置する旋回軸線（１０）を中心にして旋回 可能に、下側のケーシング本体（４）と結合されている、請求項１から５までの いずれか１項記載のプリンタ。 ８．ケーシング装着部（１０６）が、付加的な印刷ステーション（１５０，１５ ２）を収容する目的で設計されており、該印刷ステーションが、それぞれ紙貯え ロール（１５４，１６０）と、該紙貯えロール（１５４，１６０）から印刷受け （１２２）に沿って紙（１５６，１６１）を搬送するための搬送ローラ（２２４ ；２３１）と搬送駆動装置（２２２；２２８）とを備えた紙搬送装置とを有して いる、請求項１から７までのいずれか１項記載のプリンタ。 ９．前記付加的な印刷ステーションのうちの１つ（１５０）が営業記録印刷ステ ーションとして構成されていて、前記紙搬送装置と結合された、紙（１５６）の 搬送方向で見て印刷受け（１２２）の背後に配置された駆動される巻き取りロー ル（１５８）を有している、請求項８記載のプリンタ。 １０．前記付加的な印刷ステーションのうちの１つ（１５２）がレシート印刷ス テーションとして構成されていて、駆動装置（１６５）と結合された、紙（１６ １）の搬送方向で見て印刷受け（１２２）の背後に配置された切断装置（１６４ ，１６５）を有している、請求項８または９記載のプリンタ。 １１．下側のケーシング本体（４）の底部（３２）が取り外し可能であって、付 加的な電気的および／または電子的な構成素子を収容するための拡張ケーシング （２４０）によって交換可能であり、該拡張ケーシングが、駆動兼制御モジュー ル装置（３４）と結合可能である、請求項１から１０までのいずれか１項記載の プリンタ。 １２．前記拡張ケーシング（２４０）が、パーソナルコンピュータの電子装備を 収容しており、該電子装備に、キーボード、ディスプレイ、フロッピディスク回 転装置のような周辺器具が接続可能である、請求項１１記載のプリンタ。 １３．前記拡張ケーシング（２４０）が、レジ器具を制御するためのレジ固有の 電子装備を収容している、請求項１１記載のプリンタ。 １４．ケーシング装着部（１０６）が、ばね手段（１１０）によって、下側のケ ーシング本体（１０４）に載着した位置に前負荷されている、請求項７から１２ までのいずれか１項記載のプリンタ。 １５．ケーシング装着部に配置された、下側の搬送ローラと協働する上側の搬送 ローラが設けられていて、印刷担体の引き込み方向（８）で見てプリントヘッド （１１４）の後側に位置する下側の搬送ローラ（１１６）および／または上側の 搬送ローラ（２１４）が、プリントヘッドの前側に位置する搬送ローラよりも軟 らかく形成されている、請求項７から１４までのいずれか１項記載のプリンタ。 １６．上側のケーシング装着部（３０３）が、印刷担体厚さとは無関係な、下側 のケーシング本体（３０２）に載着した運転位置を有しており、上側の搬送ロー ラ（３０６，３０７）と印刷受け（３０５）とが、前記運転位置で印刷担体平面 に対してほぼ直角に移動調節可能な、ばね手段（３１１）によって印刷担体平面 に向かってプレロードをかけられた支持体（３０８）に配置されている、請求項 ７から１４までのいずれか１項記載のプリンタ。 １７．前記支持体（３０８）が、鋏状リンク機構を介してケーシング装着部に配 置されている、請求項１６記載のプリンタ。 １８．前記支持体（３１９）が、平行リンク装置（３２０）を介してケーシング 装着部（３１４）と結合されている、請求項１６記載のプリンタ。 １９．前記支持体（３３８）が、長手方向ガイド（３４３，３４４）を介してケ ーシング装着部（３４１）と結合されている、請求項１６記載のプリンタ。 ２０．上側の搬送ローラ（３７７，３７８）が、ケーシング装着部（３７６）の 、下側のケーシング本体に載着した運転位置で、印刷担体平面に対してほぼ垂直 に運動可能にケーシング装着部（３７６）に支承されていて、ばね手段（３８３ ）によって印刷担体平面に向かってプレロードをかけられている、請求項７から １４までのいずれか１項記載のプリンタ。 ２１．ケーシング装着部（３９９）に配置された付加的な印刷ステーション（４ ０２，４０３）の紙搬送装置のための駆動装置が、前記紙搬送装置と結合された 上側のカップリング手段（４００，４０１）を有しており、該カップリング手段 が、下側のケーシング本体（３９５）に装着されたケーシング装着部（３９９） で、下側のケーシング本体に配置されて駆動モータと結合された下側の対応する カップリング手段（３９７，３９８）と係合するようになっている、請求項８か ら２０までのいずれか１項記載のプリンタ。 ２２．上側のカップリング手段（４００，４０１）と下側のカップリング手段（ ３９７，３９８）とが、それぞれケーシング装着部（３９９）の持ち上げ時に噛 み合い解除され、かつケーシング装着部（３９９）の装着時に噛み合い位置を取 る歯車によって形成されている、請求項２１記載のプリンタ。 ２３．下側のケーシング本体（４０６）の上側の前縁部と、該前縁部に対応した 、下側のケーシング本体に装着されたインキリボンカセット（４０４）の下縁部 とに、ヒンジ手段（４０５，４０７，４０８）が設けられており、該ヒンジ手段 が、下側のケーシング本体（４０６）の上面に対して上方旋回させられたインキ リボンカセット（４０４）の位置で互いに係合するか、もしくは互いに係合解除 されるようになっていて、前記上面に向かって下方旋回させられたインキリボン カセット（４０４）の位置で互いに解離不能に結合されている、請求項３から２ ２までのいずれか１項記載のプリンタ。 ２４．プリンタに、インキリボンカセット（４０４）の前記引き込み方向で見て 前側の端部を押さえるための手段（４１１）が設けられている、請求項３から２ ３までのいずれか１項記載のプリンタ。 ２５．ケーシング装着部（４１０）に押さえ面（４１１）が設けられており、該 押さえ面が、ケーシング装着部（４１０）の、下側のケーシング本体（４０６） に装着された位置で、下側のケーシング本体に装着されたインキリボンカセット （４０４）に設けられた対応面（４０９）に当接するようになっている、請求項 ２４記載のプリンタ。 ２６．搬送ローラ用の受けが、下側のケーシング本体（３８５）に定置に配置さ れた、剛性的またはばね弾性的に支承された上側の搬送ローラ（３９３，３９４ ）として構成されている、請求項１から１４までのいずれか１項記載のプリンタ 。 ２７．搬送ローラ用の受けが、ケーシング装着部に定置に配置された、剛性的ま たはばね弾性的に支承された滑り部材（３６１，３６２；３６５，３６６）とし て構成されている、請求項１から１４までのいずれか１項記載のプリンタ。 ２８．搬送ローラ用の受けが、ケーシング本体（３８５）とケーシング装着部（ ３８８）との間に配置された、ケーシング装着部（３８８）の旋回軸線を中心に して旋回可能な固有の揺動体（３９５）に配置された上側の搬送ローラ（３９３ ，３９４）として構成されている、請求項７から１４までのいずれか１項記載の プリンタ。 ２９．ケーシング装着部（４２２）の旋回軸線から遠い側のケーシング装着部（ ４２２）の端範囲に、前記旋回軸線に対して平行なリンク軸（４２５）が回転可 能に支承されており、該リンク軸（４２５）の両端部に各１つの平行リンク（４ ２６，４２７）が取り付けられており、該平行リンクが、該平行リンクの長手方 向に延びる、ケーシング本体に配置された各１つのガイドピン（４２９）を係合 させるためのガイド溝（４２８）を備えている、請求項７から２８までのいずれ か１項記載のプリンタ。 ３０．ケーシング装着部（４１４）が、印刷担体用のガイド通路を有しており、 該ガイド通路が、印刷担体平面の延長に位置決めされた第１の進入区分（４１７ ）と、該第１の進入区分に続いて、しかも該第１の進入区分の方向から曲げられ た進出区分（４１８，４１９）とを有している、請求項１から２９までのいずれ か１項記載のプリンタ。 ３１．下側のケーシング本体（４３２）の前側の端面が、インキリボンカセット （４３１）のための組付け面（４３３）として構成されており、インキリボンカ セットの外側に延びるインキリボン区分（４３７）のためのガイド（４３６）が 設けられており、該ガイドが、プリントヘッドと印刷受けとの間にインキリボン を案内するようになっている、請求項１から３０までのいずれか１項記載のプリ ンタ。 ３２．紙運動報知器（４６５，４６６；４６７）が設けられており、該運動報知 器が、印刷ステーションの印刷紙（４６２）の搬送運動を検出して、プリンタ制 御装置に送出するようになっている、請求項８から３１までのいずれか１項記載 のプリンタ。 ３３．紙貯えロールまたは紙巻き取りロールを支持するローラ軸線もしくは搬送 された紙（４６２）によって連行されたガイドロール（４６３）に、前記ローラ 軸線もしくは前記ガイドロールと共に回転するタイミングディスク（４６５）が 配属されており、該タイミングディスクの回転がタイミングセンサ（４６６）に よって検出されるようになっている、請求項３２記載のプリンタ。 ３４．印刷ステーションの貯えロール（４６８）に紙端部を検出する検出器（４ ７２）が後置されている、請求項８から３３までのいずれか１項記載のプリンタ 。 ３５．レシート用の紙ウェブの進出のための進出スリット（４４３）が、ケーシ ング装着部（４４１）と、該ケーシング装着部に対して相対的に旋回可能なケー シング本体（４４０）との間の分割継ぎ目に構成されており、切断装置（４３９ ）が、ケーシング装着部（４４１）または旋回可能なケーシング本体で運動可能 なカッティングナイフ（４４５）と、それぞれ別の構成部分（４４０）に不動に 配置された対応ナイフ（４５０）とを有している、請求項１０から３４までのい ずれか１項記載のプリンタ。 ３６．前記カッティングナイフ（４４５）がケーシング装着部（４４１）に配置 されており、前記対応ナイフ（４５０）が下側のケーシング本体（４４０）に配 置されている、請求項３５記載のプリンタ。 ３７．前記カッティングナイフ（４６１）がケーシング装着部（４５７）に配置 されており、前記対応ナイフ（４５３）が、該対応ナイフに旋回可能に配置され た、上側の搬送ローラ（４５１，４５２）をも支持する下方旋回可能な揺動体（ ４５５）に配置されている、請求項３５記載のプリンタ。