JP2577724Y2

JP2577724Y2 - プリンタ

Info

Publication number: JP2577724Y2
Application number: JP1989040591U
Authority: JP
Inventors: 祐一亀井
Original assignee: Citizen Watch Co Ltd
Current assignee: Citizen Watch Co Ltd
Priority date: 1989-04-07
Filing date: 1989-04-07
Publication date: 1998-07-30
Anticipated expiration: 2004-04-07
Also published as: US5122005A; WO1993014938A1; JPH02133360U

Description

【考案の詳細な説明】産業上の利用分野この考案は、プリンタ機能を拡張するための各種機能
拡張ユニットと、このプリンタを各種ホストコンピュー
タに適合できるように、各種インタフェース・ユニット
（I/Fユニット）を一般ユーザーが容易に交換できるプ
リンタに関する。

従来の技術コンピュータの出力端末機としてのプリンタは、主た
る接続コンピュータに適合したインタフェースユニット
を標準仕様としている。

インタフェースユニットは共通規格もあるが、主とし
てコンピュータ側の事情で、コネクタ形状、ピン数、各
信号線の機能、信号伝達の方法（転送条件、シリアル方
式／パラレル方式）により種々なものがある。

このため、機種の異なる複数のコンピュータに接続で
きるように、必要なインタフェースユニットをオプショ
ンとして接続するためのコネクタを備えるものがある。

しかし、従来のプリンタは、例えば、実開昭60-19460
号公報に開示されているプリンタのように、このコネク
タはコントロール基板と共にプリンタケース内部に納め
られていることが多く、必要なインタフェースユニット
を装着しようとすると、工具を用いてプリンタケースを
開けねばならないなどの手間を要している。

プリンタケースを開けるまでもなく、ケースに設けた
開口から内部のコネクタに必要なインタフェースユニッ
トを装着できるようにしたものもあるが、インタフェー
スユニットを開口から入れ、ケース内部の所定位置に配
置するのが困難であったり、作業の途中でプリンタケー
ス内側の部品を損傷してしまう危険がある。

また、特開昭62-43088号には、第１の機器本体（１）
に、内部の部品と遮断された配設凹部（1a）が形成さ
れ、配設凹部（1a）には、複数のI/Oインタフェース（2
0a〜20n）に接続されたコネクタピン（２）が配設さ
れ、このコネクタピン（２）に対し、コネクタ変換装置
（基板５、コネクタソケット３及びコネクタピン４）を
着脱自在にしたプリンタが記載されている。

このものにおける配設凹部（1a）は、第１の機器本体
（１）の背面の一端寄りに設けられており、背面壁、左
右両壁により内部の部品が外部に対して遮断され、第１
の機器本体（１）の後方と上下方向に開放されていて、
I/Oインタフェース（20a〜20n）に接続されたコネクタ
ピン（２）が配設凹部（1a）内の背面壁に配置されてい
る。また、コネクタ変換装置は、基板（５）、基板
（５）の裏面に設けられたコネクタソケット（３）及び
基板（５）の表面にコネクタソケット（３）の接線方向
と同方向に設けたコネクタピン（４）により構成され、
配設凹部（1a）に設けたコネクタピン（２）に対して、
基板（５）の裏面に設けられたコネクタソケット（３）
を結合し、基板（５）の表面に設けたコネクタピン
（４）に相手側コネクタを取り付けるように構成されて
いる。

従って、上記従来のプリンタでは、コネクタ変換装置
を第１の機器本体（１）の背面側からコネクタピン
（２）に対して取り付けなければならないため、取り付
けづらいという難点がある。

考案が解決しようとする課題本考案の目的は、プリンタケースを開けることなく一
般ユーザーが手軽に、かつ、簡単に必要な増設インタフ
ェースユニットを装着でき、特に、増設インタフェース
ユニットが、ユニット単体で上方及び側方を開放部を通
じて邪魔されることなく、ユニットの接続用ケーブルの
接続方向と直交する方向から着脱できるプリンタの提供
を課題とする。

課題を解決するための手段本考案のプリンタは、ケースの内部に水平に配置した
内部コントロール基板を有し、該内部コントロール基板
に電気的に接続されると共に外部機器と送受信を行うた
めの第１のコネクタ手段が前記ケースの外部に露出して
設けられ、前記第１のコネクタ手段とは別に外部機器と
送受信を行うための第２のコネクタ手段を備える増設用
ユニットを着脱可能としたものであって、前記内部コン
トロール基板に対向する底壁を備えた凹部を前記ケース
と一体に設けると共に、該凹部の底壁で前記内部コント
ロール基板を前記ケースの外部と遮断し、前記凹部の底
壁に、前記内部コントロール基板に電気的に接続した一
方の接続用コネクタを露出して設け、前記増設用ユニッ
トの下部に、前記一方の接続用コネクタと挿脱可能な他
方の接続用コネクタを設け、前記両方の接続用コネクタ
を挿脱することで前記増設ユニットを前記凹部の底壁上
に着脱可能に配設したことを特徴とする。

また、前記増設用ユニットの側部に前記第２のコネク
タ手段を配置し、前記第１のコネクタ手段の接続方向及
び第２のコネクタ手段の接続方向に直交する方向に、前
記両方の接続用コネクタを挿脱することで前記増設ユニ
ットを前記凹部の底壁上に着脱可能に配設することがあ
る。

前記凹部を外部に対して覆うカバーを前記ケースに着
脱自在に設けてもよい。

前記第１のコネクタ手段をパラレル方式とし、前記第
２のコネクタ手段をシリアル方式とすることがある。

作用凹部には、通常、増設用ユニットは配置されておら
ず、必要に応じ、凹部に増設用ユニットを取り付ける。
凹部は、内部コントロール基板に対向する底壁を備えて
おり、該凹部の底壁で内部コントロール基板を前記ケー
スの外部に対して遮断し保護している。前記凹部の底壁
には、内部コントロール基板に電気的に接続した一方の
接続用コネクタを露出して設けてあり、増設用ユニット
の下部に設けた他方の接続用コネクタを、凹部の底壁に
露出して設けた一方の接続用コネクタに対して装着し、
ケース内部に配備された内部コントロール基板と電気的
に接続することを可能とすると共に、増設用ユニットを
邪魔されることなく凹部の底壁上に配設することができ
る。

凹部の底壁に露出して一方の接続用コネクタが設けら
れ、増設用ユニットの側部に第２のコネクタ手段が配置
され、増設用ユニットの下部に他方の接続用コネクタが
設けられているので、第１のコネクタ手段のケーブル接
続方向及び第２のコネクタ手段のケーブル接続方向に直
交する方向から増設用ユニットを凹部の底壁上に着脱す
ることができる。

実施例第２図はプリンタ１の全体を示す斜視図である。プリ
ンタ１はプリンタケース２の内側に内部コントロール基
板３を有し、内部コントロール基板３には標準仕様とし
てパラレル方式の標準インタフェース用コネクタ４が設
けられている。なお、標準インタフェース用コネクタ４
により第１のコネクタ手段が構成されている。

プリンタ１は、通常、プリンタケース２の内側から露
出させて設けた標準インタフェース用コネクタ４を介し
てコンピュータに接続され、その出力端末機としての機
能を果すものである。

プリンタケース２は、プリンタ１の外観を形成すると
共に、これには用紙の供給口（図にみえていない）や取
出し口５が形成され、さらに、汎用凹部６が後側部に形
成されている。

第３図は、プリンタ１の要部を示す斜視図である。標
準インタフェース用コネクタ４は、プリンタケース２の
側面に形成した凹陥部９に、プリンタケース２の内側か
ら露出して配置されている。

第２図に示すように、プリンタケース２の一側上部に
は、プリンタケース２と一体に、奥壁、側壁及び底壁を
有して上方及び側方のみが開放した汎用凹部６が形成さ
れている。この汎用凹部６は、内部コントロール基板３
の上方に並列配置されると共に、奥壁、左右両壁及び底
壁によってプリンタケース内部の部品（例えば、内部コ
ントロール基板３）を外部に対して遮断する。

汎用凹部６には、手で簡単に着脱できるカバー７が装
着されている。第４図は、カバー７の斜視図である。カ
バー７の下辺部には、簡単に切り取って切欠きを形成で
きるように切込み８が形成されている。

第３図に示すように、汎用凹部６の底壁には、ICカー
ド11をセットするために内部コントロール基板３に設け
られたソケット10、ディップスイッチ12、および必要な
増設インタフェースユニット14のための接続用コネクタ
13（接続用コネクタ雌側）がプリンタケース２の内側か
ら外側へ、突出あるいは露出して配置されている。接続
用コネクタ13は、その接線方向が標準インタフェース用
コネクタ４の接線方向と直交する方向に配置されてい
る。

前記した必要な増設インタフェースユニット14は、パ
ラレル方式を標準としたプリンタ１をシリアル方式のコ
ンピュータと接続するために増設されるもので、前記の
接続用コネクタ13はこの増設インタフェースユニット14
を内部のコントロール基板３に接続するためのものであ
る。

第１図は、増設インタフェースユニット14を装着した
状態のプリンタ１の要部を示す斜視図である。増設イン
タフェースユニット14は、下面にコントロール基板３へ
の接続用コネクタ15（接続用コネクタ雄側）と取付け脚
16を備え、また、一側面にコンピュータとの接続に用い
られる増設インタフェースユニット用コネクタ17を備え
ている。なお、増設インタフェース用コネクタ17により
第２のコネクタ手段が構成される。

また、第３図における符号18は脚挿通孔であり、脚挿
通孔18,18は、汎用凹部６の底壁の側縁寄りの左右に配
置されると共に、下部の凹陥部９に連通している。

したがって、今、汎用凹部６のカバー７を開け、第１
図のように、増設インタフェースユニット14としてシリ
アル方式によるものを、その取付け脚16を前記の脚挿通
孔18に差込むと共に、下面の接続用コネクタ雄側15を内
部コントロール基板３側の接続用コネクタ雌側13に連結
し、取付け脚16をネジで固定する。

増設インタフェースユニット14は、汎用凹部６内にお
いて増設インタフェース用コネクタ17のケーブル接続方
向が標準インタフェース用コネクタ４のケーブル接続方
向と同方向にして取り付けられる。

次いで、カバー７を、その下辺部を切込み８に沿って
切り取ってから装着すると、プリンタ１はプリンタケー
ス２の側面にシリアル方式用のコネクタ（増設インタフ
ェースユニット用コネクタ17）を備えたものとなり、信
号の授受方式がシリアルであるホストコンピュータと接
続することができる。

すなわち、増設インタフェースユニット14はプリンタ
ケース２を取外すことなく簡単にプリンタ１に装着さ
れ、内部コントロール基板３と接続される。

その際カバー７を取外しても、汎用凹部６はプリンタ
ケース２の内部を外部に対して遮断して形成されている
から、プリンタケース２内側の部品が外部に露出するこ
とはなく、作業中、増設インタフェースユニット14が接
触してケース２の内部の部品を損傷してしまうことがな
い。

以上、実施例について説明したが、本考案において、
汎用凹部６は増設インタフェースユニット14を収容でき
る規模のものであれば、形状、場所は格別限定されな
い。

増設インタフェースユニット14はプリンタ１をシリア
ル方式に適合させるためのものだけにかぎらず、使用す
るコンピュータによってはインタフェースに独自の規格
を採用しているものもあり、その独自規格に合せたイン
タフェースユニットを用いることにより、プリンタが適
合できるコンピュータの種類を広げ得るものである。

また、カバーは必ずしも必要ではなく、場合によって
は、汎用凹部６に装着する増設インタフェースユニット
14あるいは機能拡張ユニットの一部が前記カバーの機能
を果すと共にプリンタケース外形の一部を形成するよう
にしても良い。

なお、増設インタフェースユニット14はケースで覆わ
れていない基板の形で提供されることもある。

ICカードはROM、あるいはRAMのカートリッジで置きか
え得る。さらに、本実施例においては本体に標準インタ
フェースを内蔵しており、汎用凹部６に増設インタフェ
ースユニット14を装着する例について説明したが、本体
に標準インタフェースを持たないもの、すなわち、汎用
凹部に増設ではないインタフェースユニットを装着する
ように構成することもできる。

コネクタの形態や雄、雌いずれの側を増設インタフェ
ースユニットに取付けるかは任意に選択される。

考案の効果本考案のプリンタによれば、第２のコネクタ手段を備
えた増設用ユニットを取付ける際、プリンタケースを開
けずに取り付けることができ、この際に、ケースの部品
が外部に露出しないから、内部の部品や回路を傷つける
など、不測の事故を防止できる。

また、プリンタケースの内部に水平に配置した内部コ
ントロール基板に対して、該コントロール基板に対向す
る底壁を備えた凹部をプリンタケースと一体に形成する
構成とするだけで、増設用ユニットをコントロール基板
に電気的に接続するための接続用コネクタを取り付ける
箇所がコントロール基板の内側に位置する場合でも、凹
部の底壁全体を均一に内部コントロール基板に近接して
形成することができ、結果として、接続経路が短くで
き、設計上の自由度が大きくなり、コントロール基板と
増設用ユニットとを電気的に接続することを容易にで
き、接続用コネクタの形状も簡単にすることができる。

また、増設用ユニットの側部に前記第２のコネクタ手
段を配置することで、第１のコネクタ手段のケーブル接
続方向及び第２のコネクタ手段のケーブル接続方向に直
交する方向から増設用ユニットを凹部内において凹部の
底壁上に凹部の上方を通して着脱することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はプリンタの要部の斜視図、第２図はプリンタの
斜視図、第３図は主として汎用凹部を示すプリンタの要
部の斜視図、第４図はプリンタケースに設けた汎用凹部
に装着されるカバーの斜視図である。１……プリンタ、２……プリンタケース、３……内部コ
ントロール基板、４……標準インタフェース用コネクタ
（パラレル）、５……取出し口、６……汎用凹部、７…
…カバー、８……切込み、９……凹陥部、10……ソケッ
ト、11……ICカード、12……ディップスイッチ、13……
接続用コネクタ（雌側）、14……増設インタフェースユ
ニット、15……接続用コネクタ（雄側）、16……取付け
脚、17……増設インタフェースユニット用コネクタ、18
……脚挿通孔。

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ケースの内部に水平に配置した内部コント
ロール基板を有し、該内部コントロール基板に電気的に
接続されると共に外部機器と送受信を行うための第１の
コネクタ手段が前記ケースの外部に露出して設けられ、
前記第１のコネクタ手段とは別に外部機器と送受信を行
うための第２のコネクタ手段を備える増設用ユニットを
着脱可能としたプリンタにおいて、前記内部コントロール基板に対向する底壁を備えた凹部
を前記ケースと一体に設けると共に、該凹部の底壁で前
記内部コントロール基板を前記ケースの外部と遮断し、
前記凹部の底壁に、前記内部コントロール基板に電気的
に接続した一方の接続用コネクタを露出して設け、前記増設用ユニットの下部に、前記一方の接続用コネク
タと挿脱可能な他方の接続用コネクタを設け、前記両方の接続用コネクタを挿脱することで前記増設ユ
ニットを前記凹部の底壁上に着脱可能に配設したことを
特徴とするプリンタ。
【請求項２】前記増設用ユニットの側部に前記第２のコ
ネクタ手段を配置し、前記第１のコネクタ手段の接続方
向及び第２のコネクタ手段の接続方向に直交する方向
に、前記両方の接続用コネクタを挿脱することで前記増
設ユニットを前記凹部の底壁上に着脱可能に配設したこ
とを特徴とする第１項記載のプリンタ。
【請求項３】前記凹部を外部に対して覆うカバーを前記
ケースに着脱自在に設けた第１項記載のプリンタ。
【請求項４】前記第１のコネクタ手段がパラレル方式で
あり、前記第２のコネクタ手段がシリアル方式である第
１項に記載のプリンタ。