JPS62201826A - 血小板凝集抑制剤 - Google Patents

血小板凝集抑制剤

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JPS62201826A
JPS62201826A JP61041595A JP4159586A JPS62201826A JP S62201826 A JPS62201826 A JP S62201826A JP 61041595 A JP61041595 A JP 61041595A JP 4159586 A JP4159586 A JP 4159586A JP S62201826 A JPS62201826 A JP S62201826A
Authority
JP
Japan
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platelet aggregation
aggregation suppressing
effect
collagen
suppressing agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP61041595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Mizuta
水田 正
Chika Imai
今井 千佳
Yoshitaka Hamaguchi
浜口 好孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血小板凝集抑制剤に関し、詳しくはヒト組織型
プラスミノーゲン活性化因子を有効成分とする血小板凝
集抑制剤に関する。
〔従来の技術〕
最近、心筋梗塞、冠動脈血栓、肺塞栓症、胸部静脈血栓
症、末梢動脈閉塞症などの血管内に形成された血栓が原
因となっている疾患が増加しつつある。これらの病気を
ひきおこすと考えられる血栓の形成機序については、数
多くの研究があるが、動脈硬化、炎症、血流の変化など
の原因により生じた血管内膜の異常部位または損傷部位
に血小板が粘着、′&E集することが最初の段階である
とされている(文献1〜5)。
すなわち、血小板の粘着、凝集を阻害もしくは抑制する
ことができれば、血栓を原因とする疾患を相当に予防で
きるようになるものと考えられる。
このため血小板の凝集を抑制する物質に関する研究、そ
の薬剤としての開発も盛んになされてpsる(文献6〜
8)。現在までに血小板凝集抑制作用があるとして研究
、報告されているものには、アデノシン、プロスタグラ
ンジンE1、プロスタグランジン■2、アスピリン、塩
化チクロピジンなどがあり、代表的には塩化チクロピジ
ン製剤がある。しかしながらこれらの既知の薬剤はそれ
ぞれ、化学的に不安定(プロスタグランジン■2;文献
9.10) 、出血・肝機能障害等の副作用(塩化チク
ロピジン;文献11)などの欠点があり臨床的に満足で
きるような血小板凝集抑制剤は得られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述のような欠点のない血小板凝集抑
制剤を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、副作用が少なく安定な血小板凝集
抑制作用をもつ物質について鋭意研究をかさねた結果、
血栓溶解作用をもつヒト組織型プラスミノーゲン活性化
因子(以下t−PAと称す)が新規な薬理作用として血
小板凝集抑制作用をもつことを見いだし、本発明を完成
するに到った。
t−PAは、血栓の主要構成成分であるフィブリン(繊
維素)を分解する酵素プラスミンの不活性前駆体プラス
ミノーゲンを活性体であるプラスミンに変換する作用を
有する公知の酵素である。
ウロキナーゼやストレプトキナーゼにくらべてフィブリ
ンに対する親和性が高いので出血の副作用が極めて少な
いという特徴から次世代の血栓溶解剤として近年注目さ
れてきている(文献12.13)。
本発明は、t−PAをを効成分とする血小板凝集抑制剤
である。
t−PAが血小板凝集抑制作用をもつものであればウロ
キナーゼも同様の効果をもつことが想定され併せて研究
を行なったが、t−PAに比べ効果は低かった。
現在市販されている塩化チクロピジン製剤との比較にお
いては、その作用機序が異なるものと考えられ対照とは
しなかった。すなわち塩化チクロピジン製剤が血小板の
アデニレートシクラーゼ活性を増強して血小板内cAM
P産生を高め、血小板凝集・放出能を抑制するもので、
血液凝固・線溶系には影響しないものと考えられる(文
献14)のに対し、t−PAが血液凝固・線溶系の中で
重要な役割を呈する生体内物質そのものであることによ
る。
また塩化チクロピジンは出血・肝機能障害の副作用があ
り臨床上十分な留意が必要である。一方t−PAは、フ
ィブリンに対する親和性が強く副作用は少ないことが知
られている(文献13.15)。
本発明の血小板凝集抑制剤は、血管内、特に血栓を生じ
た部位に投与することもできるが、通常は静脈内投与す
るのが適切である。組成物の添加物としては、マンニッ
ト、アルブミン、ゼラチン、亜硫酸水素ナトリウム等の
安定剤、塩化ナトリウム、マンニット、ブドウ糖等の等
張引剤が適切である。
静脈内投与の方法としては注射による投与が望ましいが
、点滴静注、点滴注射も可能である。
以下に本発明の作用及び効果(薬効)について実験例に
基づいて説明する。
(1)血小板凝集能測定方法 血小板凝集メーター(クロノログ社; Mode155
0)を用い、血しょう(Platelet rich 
plasma) 800μl ニt −P A溶液20
0.cryを加え37℃、2〜3分インキュベート後、
血小板凝集因子の誘発因子であるコラーゲン(coll
agen) (以下コラーゲンと称す)20μ! (最
終濃度10μg/−)あるいは血小板凝集因子であるア
デノシン2リン酸(adenosinediphosp
hate;以後ADPと称す)20μl (最終濃度1
0μ旧を添加し、2本の電極間に凝集する血小板の抵抗
値を増幅してペンレコーダーで記録した。
(2)血しょう調製方法 健康正常人男子の静脈血およびベントパルビタールナト
リウム麻酔下の雌正常成熟家兎(体重2.4〜2.8k
g)の動脈血を用い、採血には3.2%クエン酸ナトリ
ウム溶液を抗凝固剤として1/10容量添加しておこな
い、11000rp、  15分遠心して分離した血し
ょう (platelet rich plasmax
通常血小板数3−4110/μm)を調製し、採血後4
時間以内に実験に供した。
(3)ウサギ血小板凝集抑制効果 10本の調製したウサギ血しょう(800μl/本)に
精製t−PAを各々最終濃度461U/mf、92 I
U/−118410/ d、368 IU/mZ、  
736 IU/mZになるように添加し、2本づつ5組
調製した。1分後に各組ごとに各々ADP(10μM)
またはコラーゲン(10μs/mf)を添加し経時的に
抵抗値を測定した。
尚、調製したウサギ血しょうにADPまたはコラーゲン
のみを加えたものを測定しコントロールとした。
t−PAは、ADPあるいはコラーゲン倉皇しょうにお
いて抵抗値を小さくさせ、顕著な抑制効果を示した。代
表的な例として精製t−PA濃度3681U/mfの結
果を第1図、第2図に示す。
ウロキナーゼも同様に18.75.150.300.6
00Ill/−添加して測定した。
これらのデータから容量反応曲線(Dose−resp
nse curve)を求めた(第5図および第6図参
照)。
この結果をもとに50%抑制率(1,C,50)を求め
るとt−PAの場合ADP含血倉皇うでは480 IU
/mlを示し、コラーゲン倉皇しょうにおいては190
IU/m/を示し血小板凝集抑制効果が証明された(表
=1参照)。同様にウロキナーゼでも血小板凝集抑制能
をもつことが判明したがt−PAと比べて低い効果であ
った。
一方、ADPおよびコラーゲン各々の誘発凝集に対する
t−PAの抑制効果比較に関しては、ADPにくらべて
コラーゲン誘発凝集に対する抑制効果の方が約2.5倍
強かった(表−1参照)。
以下余白 表−1 涜m果     、LJf!l    1.C,50八
DP誘発血小板凝集  t−p八   480111/
mZ(八〇P  10crM)     ウロキナーゼ
     950 10/m/ゴラーゲン誘発血小板凝
集 t−pA    19011J/d(Collag
en  1011g/m#)    ウロキナーゼ  
   380 1U/m1(4)ヒト血小板凝集抑制効
果 ヒト血しょうにおける血小板凝集抑制効果を調べた。
調製したヒト血しょう(800μN)に精製t−p八を
最終濃度368 IU/ateになるように2本調製し
、続いて1分後にADP(10μM)またはコラーゲン
(10μg/mf)を各々加え、血小板凝集メーター(
クロノログ社; Mode 1550)で抵抗値を経時
的に測定した。なお、調製したヒト血しょうにADP(
10μM)またはコラーゲン(10μs/d)だけを加
えたものを測定しコントロールとした。
その結果、顕著な血小板凝集抑制効果を示した(第3図
、第4図および表2参照)。
表−2 凝集率(*1) 旧主l果  策剋 上圀盪主立汰主分後^DP誘発  
 t−PA    55%  53%  52%%血小
板凝集 コラ−ケン 誘発    t−PA       61
%    53%    56%血小板凝集 (*1〉凝集率はt−PAを添加しないでADPまたは
コラーゲンのみを添加した時の凝集メーターの抵抗値を
100とした時の割合を示す。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の血小板凝集抑制剤は、副作用が
少なく安定な血小板凝集抑制作用を持ち、臨床的に満足
できるものである。
参考文献 文献1 、 Kwaan、 H,C,「Role of
 Platelets 1nFibrinolysis
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15、 M、Vetstraete et、al。
The Lancet April 13842−84
7(1985)
【図面の簡単な説明】
第1図は、ADP誘発ウサギ血小板凝集時におけるt−
PAの抑制効果を血小板凝集メーターで測定した結果を
示す図。 第2図は、コラーゲン誘発ウサギ血小板凝集時における
t−PAの抑制効果を血小板凝集メーターで測定した結
果を示す図。 第3図は、ADP誘発ヒト血小板凝集時におけるt−P
Aの抑制効果を血小板凝集メーターで測定した結果を示
す図。 第4図は、コラーゲン誘発ヒト血小板凝集時におけるt
−PAの抑制効果を示す図。 第5図は、ADP誘発ウサギ血小板凝集時におけるt−
PAの抑制効果の容量反応曲線を示す図。 第6図は、コラーゲン誘発ウサギ血小板凝集時における
t−PAの抑制効果の容量反応曲線を示す図。 代理人 弁理士 平 木 祐 輔 栴1図 鴎Ftl  (4+) 第2図 第3図 第4図 第5図 添加濃度IU/ml 鋼6図 添加浸度 ILI/ml 手わ1ε千市正書(方式) 昭和61年6月20日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子を有効成分とす
    る血小板凝集抑制剤。
JP61041595A 1986-02-28 1986-02-28 血小板凝集抑制剤 Pending JPS62201826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61041595A JPS62201826A (ja) 1986-02-28 1986-02-28 血小板凝集抑制剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP61041595A JPS62201826A (ja) 1986-02-28 1986-02-28 血小板凝集抑制剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62201826A true JPS62201826A (ja) 1987-09-05

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ID=12612753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61041595A Pending JPS62201826A (ja) 1986-02-28 1986-02-28 血小板凝集抑制剤

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JP (1) JPS62201826A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5034858A (en) * 1989-04-24 1991-07-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Electronic information equipment
US5364196A (en) * 1990-03-16 1994-11-15 Siemens Nixdorf Informationssysteme Aktiengesellschaft Portable computer with integral printer

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