JPH05501866A - 自己免疫性ブドウ膜網膜炎の治療予防薬 - Google Patents
自己免疫性ブドウ膜網膜炎の治療予防薬Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
自己免疫性ブドウ膜網膜炎の治療または予防のための方法本出願は、1989年
6月14日に出願された米国特許出願一連番号第379゜778号の部分継続出
願である。
本発明の分野
本発明は、哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎(uveoretinits)の
治療または予防のための方法を提供することである。特に、この発明は免疫ブド
ウ膜網膜炎の症状を有する疾患の臨床的出現を治療また予防するための方法を提
供するもので、該方法は、(+)ブドウ膜網膜炎に特異的な自己抗原、(11)
ブドウ膜網膜炎を抑制する活性を有する前記自己抗原のフラグメント、そして(
i i +)前記疾患に関連した臨床的症状を抑制または弱めるための有効量か
らなる前記自己抗原またはフラグメントの同一活性類似体からなる群から選択さ
れた少なくとも一つのブドウ膜網膜炎抑制剤を前記治療のために哺乳類動物へ投
与することを含む。
本発明の背景
自己免疫によるものと考えられる器官特異的炎症性疾患の効果的な治療を行なう
ためには、そのための治療薬が開発されることが必要である。現在に至るまで、
自己免疫に対して非特異的な作用を有する薬学的物質の投与に臨床的なアプロー
チが向けられている。より最近になって、抗原に関して非特異的な免疫応答を抑
制するが、すぐれた抗T細胞様式の作用を有するウノデカンペプチドであるンク
ロスボリン(Cyclosporlne) (NussanblalL、 11
.11.、 &^G、 Pa1estine、 5urv、@0
phtal■o1. H: 159.191H)が、自己免疫由来と思われるい
くつかの疾患の治療1983)。しかし、7クロスボリンは副作用が強いことか
ら使用が制限されるという間冠がある。さらに、現在の免疫抑制治療法と同様に
、/クロスポリンに関連した薬物療法の効果は非特異的である。
ブドウ膜炎(uveitis)を含む自己免疫疾患の抑制に対する実験的免疫治
療によるアプローチは、非薬剤学的手段、例えばモノクローン抗体を用いた治療
方法ことによる免疫トレランスの誘導による免疫応答の操作に焦点が合わさられ
ている。最近、ミニリン基本タンパク質(syelin bisie prot
ein; MOP) 、またはそのフラグメントが、ヒト脱ミニリン化疾患、多
発性硬化症のモデルとして利用されている実験的自己免疫脳を髄炎(exper
imental auloissune enceph畠1omyelltls
; EAE)の組織学的および臨床学的発現を抑えることが示されている(旧B
1n5゜P、J、、 & [1,L、 We(net、 L、Immunol、
140+440. 19UHLider、 et ml、J、Isμ■
o1. 142ニア411、 1989: Bitar、D、M、、& C,C
,Whit@ere、Ce1l 1ssuno1. +12F 364゜
19118)。
網膜由来のいくつかの自己抗原によって実験的ブドウ膜網膜炎(EAU)を誘導
することができる(Gery、1.、 et al、、 in N、 0sbo
rne & J、 Chader (eds): Pr。
grass In Retlnil Re5earch、 0xford、 P
erzamon Press、 5.75−109.198閨@a現
在に至るまで、評価された抗原およびモデル系は、網膜のS−抗原(S−^g)
由来のものである(Gery、 1.、 et al、、 In Progre
ss in Retinal Re5earch、 5upraj 。
ブドウ膜網膜炎に罹患した患者はS−抗原に過敏であることから、このS−抗原
はヒトにおけるブドウ膜網膜炎に実質的に関与しているものと考えられる。疾患
誘導能を有するS−抗原に特異的なCD4+T−細胞系を長期間投与によるS−
抗原モデルによって、EAUがT−細胞媒介の疾患であることが示される(Ca
spi R,R,、et al、、 J、 1ssuno1.136:92!l
、 1986) a S−抗原・EAυモデルは、い(つかの理由からたいへん
興味深いものであることが理解される。まず第一に、最近になって、S−抗原が
唯一の網膜自己抗原であり、内因性の中間および後区のブドウ膜炎症を有する実
質的に数人の患者は、その抗原に対してインビトロ系第二に、最近になってブド
ウ膜炎を引き起こすS−抗原の全アミノ酸配列が報告されており、NおよびMで
それぞれ表わされる2つの7ラグメノトを有しているに試験されたしトにおける
/クロスボリノの臨床的有効性によ、)で示されるものとして、ヒトブドウ膜網
膜炎のためのすぐれた予セ値を有するようにされた(Nusgeiblatl、
R,B、、 et al、、 J、Cl1n、 Invest、 67: 1
228.1981)。
本発明の11要な目的は、ブドウ膜炎に対して、より特異的に焦点が合わされた
、あるいは直接的な治療方法を提供することを目的とする。また、ブドウ膜炎特
異的抗原に対する免疫応答を減少させるための薬剤を経[コまたは非経口投与す
ることによって、ブドウ膜網膜炎::伴う症状を緩和させるための方法を提供す
るものである。
本発明の概略
本発明は、経[]的または非経口的に投与されたブ1゛つ膜網膜炎特異的自己抗
原と、この疾もの臨床的発現を抑える関連物質とを用いるものである。また、本
発明は、特異的lレラノスの誘導を達成するものである。
特に、本発明者らは、自己免疫疾もであるブドウ膜網膜炎に関連l、た症状が、
そのような治療または予防の必要性に応じて、ブドウ膜網膜炎に特異的な自己抗
原、そのような自己抗原のブドウl網膜炎抑制フラグメントまたはそのような自
己抗原またはそのフラグメントと同一活性を示す類似体の有効量を哺乳類動物に
経口的に投与することによって、抑制あるいは緩和されることを発見した。
また、本発明者らは、有効量からなる一種類以上の前記ブドウ膿網膜炎抑制剤を
念む薬剤学的製剤を開発した。そのような製剤は、前記治療または予防が必要ど
される哺乳類動物に、治rIIIIまたは予防薬として投与されよう。
図の簡単な説明
第1図は、S−抗原によって免疫した後14日経過したルイスラット(Leマl
5rat)の眼の組織学的試験にもとづく炎症の度合いを表現したものである。
星印は、S−抗原またはフラグメントを経口投与されていないラットまたは無関
係な抗原(牛血清、BSA)を投与されたうyトと比較して、炎症性疾患(EA
II)について統計学的に顕著な違いが認められたことを示している。
第2図は、S−抗原のMまたはNのどちらか一方によって免疫されて14日経過
後にS−抗原またはフラグメントを与えられたルイスラットの眼の組織学的に見
た炎症の程度を表わしたものである。
第3A図は、S−抗原による免疫部分を徐々に使い果たすリンパ結節細胞におい
て、S−抗原への増殖応答に対するS−抗原、Nフラグメント、Mフラグメント
およびBSAの経口投与の硬化を示すものである。結果は、少なくとも4匹の動
物から得られたもので、刺激イノデノクス±S、E で表わした。ひとつだけの
星印は、BSAの経口投与と比較して統計的に見て顕著な差異(p=0.018
)が認められたしのを示しており、一方星印二つはpの値がo、oosであるこ
とを示している。
第3A図は、S−抗原による免疫部分を徐々に使い果たすリンパ結節細胞におい
て、関連性のない抗原であるPPD (ソベルクリノからの精製タノバク質誘導
体)およびConA (コンカナバリノA)への増殖応答に対するBSAおよび
S−抗原の経口投与の効果を示すものである。
第4A図は、S−抗原存在下でイノヴイトロ系で前培養された、S−抗原−(T
mS^g)またはBSA−(T謹SAg)のどちらか一方を投与された動物から
えら得れた肺細胞へ、S−抗原特異的指示細胞、V+ T h S (ThS−
Ag)をさらした場合の効果について示したものである。S−抗原に応答するT
hSAgの抑制は、TmSAgに対するThSAgの全ての比において認められ
、またこの抑制の程度は、ThSAgおよびTmBSA同時培養に対する応答に
比べて、1:5とl:10(p−0,04と0.002)の比で統計学的に著し
く高い。
第4B図は、TmSAgまたはT m B S Aとの同時培養において、Co
nA(丁−細胞分裂促進剤)へのThSAgの応答を示したものである。2個の
肺細胞に対してThSAgひとつの比では、抑制は顕著とはならいが、同程度の
抑制は両方がより高い比の場合に表わされる。
第4C図は、キーホールリノベノトヘモンy = 7(K L H; keyh
ole limpet he■ocyanin)を投与された動物の肺細胞(そ
のような肺細胞をT m K L Hと表わす)または無(Tm対照群)をTS
−Agと同時培養し、そしてインビトロでS−Agとプレ・イ/キコベー/wノ
することによって得られた応答を示すものである。
第5図は、イノビトロでS−Agとブレ・イ/キュベー/IlンされたTmS−
Agと、ThS−AgまたはThPPD (PPDに特異的な別のインディケー
タ−細胞系)とを同時培養したものである。5−Ajiに応答するThS−Ag
の顕著な抑制が認められる一方で、PPDに対するエノヘノスされたThPPD
増殖応答が認められた。
第6図は、21日間におけるルイスラブドの発病パター7(X軸)を表わすもの
である。P、Oは、08目にS−Agによって免疫された後に、7.9.12お
よび15日8に1mgのS−Agを与えられた実験群である。
第7図は、08目にS−Agによって免疫された後に、7.9.12および15
日8に1mgの3−Agを与えられたルイスラットの眼の炎症性疾患の度合いを
組織学的に表わしたものである。結果は、少なくとも6匹の動物から得たもので
あって、平均上標準偏差(SEM)で表わした。組織学的グレードの決定は、規
準範囲O(炎症性疾患が認められない)から4(網膜構造全体の破壊ンまでにも
とづいて表わされた炎症1旨標によって行なった。
第8図は、ヒトS−抗原ポリベブチドのアミノ酸配列と、本発明のポリペプチド
の相対的−3,6,13,18,32,35そして36を表わすらのである。
発明の詳細な説明
本明細書において舎照されたすべての文献および特許は、それらの全体が参照さ
れたものとして本明細書の内容をなす。
実験でき自己免疫ブドウ膜炎またはブドウ膜網膜炎(以下、”I!Aυ°)は、
眼のブドウ膜系、網膜および前房(anterior seH+en+)の重い
炎症によって臨床的に特徴づけられる自己免疫疾患である。これらは、特徴的に
網膜の光受容体細胞が破壊されている。これらの知見は、すべてヒトのブドウ膜
炎において観察されたものである。また、EAUのヒト以外の霊長類や下等の動
物では、松果体不全症(apinealltis)が同時に起こる。
本発明は、哺乳類動物(ヒト類などの霊長類を含む)におけるブドウ膜網膜炎の
臨床的症状を表わす疾患を治療または予防するための方法を提供するものであっ
て、この方法は、哺乳類動物(ml実長類含む、たとえばヒト)におけるブドウ
膜網膜炎の臨床的症状を現わす疾患を治療または予防のための方法を提供するも
ので、この方法はそのような疾患の治療または予防に必要とされる哺乳類動物に
、ブドウ驕網膜炎に特異的な自己抗原、そのような抗原のブドウ膜炎抑制フラグ
メント、そのような抗原の類似体またはこの類似体のフラグメントでブドウ膜炎
抑制活性を有するものを経口的に投与することを含むもので、また投与量は前記
ブドウ膜網膜炎に関連した臨床的症状を弱めるか抑えるのに有効な量である。
この明細書では、「自己抗原」とは、哺乳類動物体内で通常見出されるいかなる
物質も含むもので、アブノーマルな状態では、リンパ球や抗体によってもはや自
己のものであるとは認識されなず、その結果外来物質として免疫調整システムに
攻撃される。この用語は、哺乳類動物に投与された際に、自己免疫疾患の症状を
有する状態を誘導する抗原性物質を含むものである。ブドウ膜炎に対して特異的
な自己抗原は、下記のように定義される物質である。すなわち、(a)ブドウ膜
炎の哺乳類動物の免疫系に攻撃される:そして(または)(b〉哺乳類において
非経口的投与によってブドウ膜炎の症状を呈する疾患を誘導するものである。
ブドウ膜炎抑制剤という用語は、ブドウ膜炎に特異的な自己抗原、そのフラグメ
ントや類似体を意味するもので、好ましくは抗原に対する免疫応答を上げるよう
に処理された哺乳類動物の一般的能力に影響せずに、経口または腸経由で投与さ
れることによってブドウ膜炎の症状を抑制する特性を有する。
本発明にもとづく自己抗原は、S−抗原(以下、S−Ag)を含むもので、この
抗原は48牛ロダルトノ(kDa)の分子量を有する可溶性先受容体細胞タンパ
ク質である。S−Agは既に知られている方法、例えばドレイらの方法(Dor
ey、 C,、at al、 Ophta1mlcシrs、 14+249−2
55.1982)を用いて哺乳類動物の眼、例えば牛の眼から単離および精製さ
れる。現在では、S−Agは多くの哺乳類動物の銀において発見されているが、
しかし牛の眼が好ましい供給源である。なぜなら、ヒトS−Agとの類似性およ
び入手の容易さからである。
S−Agは、イオノ交換クロマトグラフィまたは等電点フオーカノノグによって
牛の網膜から単離精製される。あるいは、S−Agは、塩沈澱、例えば最初の5
0%硫安沈澱と第二の50%硫安沈澱によって精製する。ゲル1過、例えばセフ
アゾ1クスG−200()1ルマ/ア、Pharwacia Inc、、 Pl
scataway、 N、J、)濾過、そしてヒドロ牛/ルアパタイトアガロー
ス吸着クロマトグラフィー、例えば1(A−ウルトラゲル(商標)(ファルムイ
/ダストリー(Pharmindustrie、 France)から入手)ク
ロマトグラフィーそして、それらのすべては前掲のドレイらの文献に記載されて
いる。S−Agは、粗wAHII!織抽出物に存在するタフt4り質の約3%を
示す。濾過および吸着クロマトグラフィーによる一連の沈澱による単離および精
製によりて、例えば、放射状免疫拡散試験によって測定されるように、約40%
のS−Agが最終的クロマトグラフィー分離の後に回収される。もし、必要なら
ば、高圧液体クロマトグラフィー(HP L C)によってマイナーなコノタミ
が除去される。あるいは、S−Agは、ワ、カーらの方法(Waeker、 W
、B、。
et at、、 J、l+vuno1. +19: +949−1958)によ
って精製される。ドレイらの方法は、現在のところ、もっとも良好な結果を与え
る。
牛、ヒトおよびマウスのS−Agの完全な了、ノ酸配列は、7ノノーラらの文献
(Shinohara、 T、、 el al、、 S−^ntigen: 5
tructure、 Function and Expe窒奄高■獅狽≠■
^utoimmune Uveitis (EAII) in Progres
s in Retinal Re5earch、 0sbo窒獅■Rnd C
bader Eds、 Pergamon Press、 51−66、S−A
gの部分的配列は、ド/7らの文献前II)に開示されている。
さらに、「完全」または全自己抗原、例えばS−Ag、ブドウ膜炎症状(完全な
自己抗原またはそのフラグメントによって誘導される症状を含む)を抑制する働
きを有するフラグメント、そしてそれらから誘導された類似の活性を有する類似
体もまた、本発明にもとづいて経口投与または腸から投与(例えば、管を用いて
)される。S−Agフラグメントのなかで投与されるものは、NおよびM抗原で
ある。他の適当なS−Agフラグメントは、ドノソら(前掲、1987)に開示
された非誘導的なフラグメントである。内在光受容体レチノイド結合タンパク質
(IRBP)やロドブンンのような眼球の抗原もまた、ブドウllI炎特異的自
己抗原として使われる。I RBPは、猿の内在先受容体的マトリlラス(IP
M)から単離され、そして等電点フォーカン7グバノドパターン、炭化水素分析
、超遠心による濃度勾配、アミノ酸分析、アミノ末端分析、スペクトラル特性、
例えば、トリプトフアンおよびスルフヒドリル濃度および蛍光分析によって特徴
化される。
(Red@Ond、 1.M、、 eL it、、 Blochew、 24:
7g7.1985> 6また、ロドブ7)は広く分布されており、/エールド
らの文献(Shields et al、 Bioches、 BIophys
、Aeta用語「類似体」は、周辺物質であって、ひとつ以上のアミノ酸の欠失
、添加または置換によって自己抗原またはフラグメントとは異なるものである。
しかし、経口または腸経由で投与された場合の同−型の抑制活性(同程度である
必要はない)を有するように、ブドウ膜炎抑制剤と構造的に関係している。フラ
グメントと類似体は、従来の化学合成技術を用いて合成される。例えば、メリー
フィールドのペプチド合成技術(Merrifield、、R,B、 Fed、
Proe、 A++、 Soe、 EX、 Biol、 2することによって
構成される(Tam、J、、 el alj^w、 Ches、 Soe、 1
05:6442.1983)。あるいは、既に述べた方法または本明細書のどこ
かで述べた方法にもとづく一般的なペプチド合成方法のひとつを祠用して前記類
似体が合成される。あるいは、S−Agおよびフラグメントまたは類似体は、既
に知られている方法にもとづいて組換えDNA技術によって合成できる。
本発明の方法および薬剤学的製剤は、後者は短(記載されるが、天然および合成
の自己抗原、例えばS−Agおよびそのフラグメントまたは類似体を含むものE
^Uの病原性はT−細胞が媒介していることは広(知られていることである。
本発明者は、自己抗原性タンパク質、例えばブドウ膜網膜炎に特異的な自己抗原
およびそのフラグメントまたは類似体の経口投与またはフィーディングは、抗原
特異的抑制を、CD8+T−細胞(サブレフサ−細胞)を通して誘導する。この
CD 、8 + T−細胞(サブレyW−細胞)は、前記フィーディングを通じ
てエリサイト(eliclte)される。このダウンレギコレー73ノは、自己
免疫疾患、例えばブドウ膜炎の症状を有するEAUに関連した臨床的症状(例え
ば、炎症)の抑制を許す。
本発明は、S−Ag分子全体を経口または腸から投与することによって、免疫ト
レランス、と、57A1i誘導EAUを導く。さやに免疫応答の抗原!!累的抑
制+1、インビトロにおいて示され、またT−サプレッサーの掛り金いは、抗C
D8抗体(リンパ球様細胞表面におけるCD8サプレツサー/細胞毒性マーカー
に特異的)がこの免疫応答抑制を阻害する。
T−サブレブサー媒介免疫抑制は、下記実施例3に示した。この実施例で1よ、
わけて3回与えた。その後、肺細胞を採取して放射線を浴びせた。応答細胞(r
esponder cell) 、例えばCD4+、S−Ag特特異的−ヘル/
4一系統(ThS−Ag)またはCD4+PPD−特異的T−へルlで一系統(
ThPPD)を、放射線を浴びた肺細胞の存在下で培養した。抗原誘導指示細胞
(anLigen−driven 1ndieaLor cell)の増殖は、
CD8 (う1ト サブレ、サー細胞のサブセットの表面に特異的に存在する糖
タンパクII)を認識する。x−8抗体やLeu2 (ラフトT細胞サブセット
に対する親和性が知られていない無関係な抗体)のような適当な抗体の存在また
は非存在下において測定された。これらの抗体の一種類以上を前記培養のいくつ
かに添加した。これらの培養での細胞増殖は、ThS−Ag系統の強い(統計学
的に顕著な)抑制が本発明にもとづ0てS−Agのような自己抗原を経口的に与
えることによって特異的に得られることを示している。すなわひ、これは、S−
Agを与えられたう、)の胛細胞集団中に存在する抗原特異(S−Ag)誘導E
ALJは、ヒトの病気にとって考慮すべき推測的価値からなるヒトブドウ膜炎の
実験モデルである。ラットでは、EAUは、S−Agによる直接的免疫または天
然の宿主へCD4+/CD9’−Tリンt4球系統を移すことによって誘導され
る(Gery、 1.M、、 et al 前掲、Ca5pi R,R,、et
al、、前tie)。
このような疾患におけるT細胞のドミナントな役割は、/クロスボリン(すぐれ
た抗T細胞作用を有する)は効果的にEAUを阻害する(Nussenblan
t、 R,B、、 ’et at、、’ 19g+、前掲)という観察によって
指示される。ここで開示される結果は、経口的に誘導された免疫トレランスは、
多(の器官特異的自己免疫モデルに適用可能であり、特にすぐれたT細胞的役割
を示す。しかし、このことは経口的なトレランスのアプローチは、盲目的に試み
られるもの、あるいはそうするべきものとは言えない。例えば、EAUでの抗原
投与の効果は、EAE/MBPモデルにおいて観察されるものと全体的に一致す
るわけではない。一方、MBPの誘導または非誘導フラグメントは、EAEに対
して免疫トレランスの状態を誘導することができ、S−Agの2種類の誘導フラ
グメントはS−Ag誘導EAυに対してそのようにすることはできない。最近に
なって、5−Ag分子のNおよびMフラグメントがブドウ膜炎を引き起こすこと
が可能なものとして報告されて(する(D。
noso、 LA、、et al、、前掲: Singb、 Vl、、前掲)。
これらのフラグメント(−緒に投与した場合でも)は全S−Agに対して免疫ト
レランス状態を誘導することはできないが、EAUに対するM−7ラグメノト誘
導実質的免疫トレランスは、MフラグメントまたはNフラグメントによって誘導
された。さらに、S−Agの非誘導的フラグメントは、EAU抑制活性を有する
ものと考えられる。例えば、ドノソ(Donoso)前掲によって言及されてい
るものから選択されたフラグメントは合成可能であって、下記の方法二もとづい
てトレランスを誘導する能力を試験することが可能で、また任官に、投与量を合
わせることは当業者にとって既知である。
MおよびNノラグメ、!トによって誘導されたEAU疾虫は、天然の分子によっ
−r引き起こされるものではなく、また発病されるのに必要rj ′r:、+し
雪は、1.5μgS−Agからなる最小EAU誘導量より0数倍高1−すでに述
べたように、M7ラグメントまたは全S−Agのどちらか一方による経口投与は
、NまたはM誘導EAtJのどちらか一方に対しで動物を防御する。1.たがっ
て、この経口的に誘導されたトレランス状態は、無関係な自己抗原MBPにって
誘導された無関係な自己免疫疾患EAEの発現を妨害しな11゜このような発見
から、S−Agの別々のフラグメントを経口または腸を経由する薬剤学的製剤に
取り込ませることは、本発明にもとづ(S−Ag治療の好適な補助剤(またはそ
れにとってかわるもの)をなす。S−Ag特異的T−サプレッサー細胞は、明ら
かに利用性があり、また四−あるいは異なるS=Agフラグメツ!によるチャレ
ンジに対して防御するS−Agらまた、ブドウIlI炎の治療に好適な補助剤と
なる。なぜなり、ブドウ膜炎の症状は、S−Agフラグメ2・トと同一または相
同の自己抗原を含む一積類以上の自己抗原によって引き起こされる。
S−A gを:4丈た動物から得たリノ・(節細胞の増殖応答の統計学的に顕著
なく以下、しばしば[実質的に]という)によって、かつS Agを与えられた
動物から得た肺細胞による特にイー・テ冒ケーターTI′IS−AgIIll胞
(S −A g +:、特異的であるが、■−ヘルパー型のものには特異的では
ない)の抑制によって明らかな免疫応答のイノ上1C月こヨフける抑制は、T−
細胞を倉も抗原特異的抑制が経口投与(oral faeding)におって誘
導されることを確証しでいる。CI)8(ら!) T−1ブレノサーのサブセッ
ト表面にある細胞T−→tブレ、サー特異的糖タンパクX>を認識する0X−8
抗体が抑制を逆転させるという、実施例3における発見は、T−サプレッサー細
胞が観察された抑制に関与するものであることを示唆している。
したがって、本発明は、哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の症状を呈する自己
免疫疾患の臨床的発現を抑制するための方法を提供することを目的とする。そし
て、この方法は、治療を必要とする哺乳類動物に、経口的に、あるいは腸経由で
、有効量からなるブドウ膜炎抑制剤を哺乳類に投与することを含む。このブドウ
膜炎抑制剤は、(1)自己抗原;(ii)!!’ii記自己抗原の7ラグメ/ト
、これは哺乳類動物に経口的に投与されるこ古によって前記自己抗原またはその
フラグメントによフて誘導されたE A Uの症状を抑える;(Iii)前記自
己抗原またはフラグメントの類似体、これはブドウ膜炎抑制活性を有する。そし
て(lv)前記成分のいくつか、またはすべてを組み合わせたものからなる群か
ら選択されるものである。
「抑制」という用語は、前記臨床的発現または症状を抑えることを意味し、また
そのような臨床的発現または症状を完全に取り除くか、あるいは少なくとも測定
可能な程度に減らすことを意味するものである。[有効量」は、ブドウ膜炎に関
連]、た少なくともひとつの症状、例えば炎症、視力低下、細胞様水腫などを測
定可能なように、そして好ましくは統計学的に顕著に減らすべき前記ブドウ膜炎
抑制剤の置をいう。
一般的には、哺乳類動物のブドウ膜炎の臨床的症状を抑制または減衰させるため
のブドウ膜炎抑制剤の有効量は、約04から約15mg、/kg/日である。
ヒトでは、ブドウ膜炎抑制剤の有効量は約0.1から約15mg/kg/日、好
ましくは約4から約8.5mg/kgZ日である。別の言いかたをすれば、70
kgの成人では、その有効量は約30から約100mg/日、好ましくは約30
0から約600mg/日である。げつし類(rodents)では、ブドウ膜炎
抑制剤の有効量は、約100μgから約long、/個体である。もちろん。年
齢、性別、健康状態、病気の程度、そして投与される薬剤の特異的抑制活性等を
考慮して有効量の範囲を変えることが必要である。しかし、そのようなj!1当
投与量の決定は、、当業者によって容易に実施可能である。例えば、最適投与量
は、下記の実施例に記載されたような適当な試験方法に関係した本発明の活性剤
の連続的希釈による11%2によってなされよう。あるいは、投与量と投与頻度
とのマトリックスを作り、実験個体群をマトリ1クス上のそれぞれの点に割り当
てて、最適条件を決定する。
自己抗原の有効量(例えばフラグメント、または類似体)を本発明にもとづいて
経口的に、あるいは腸経由で投与する。自己抗原、例えばS−Agおよびフラグ
メントは、単独で、あるいはリノ酸m+液(PBS)のような生理的に許容され
る緩衝液に加えて投与されることが望ましい。
そのような有効量を哺乳類動物に投与する場合、治療の必要性に応じて一日一回
、あるいは−日2ないし3回の経口投与がなされるように分割して投与する。
ヒトの場合、自己抗原、フラグメントまたは類似体の十分な取り込みと吸収とを
保証するために、このましくは日に3回以上で約90ないし約120日間、ある
いはそれ以上行なう。症状が持続または再発した場合、治療を継続または再開す
る。
また、本発明は薬剤学的製剤および有効19与量の形懸を提供するもので、ブド
ウ膜網膜炎に特異的な自己抗原および(または)ブドウ膜炎抑制フラグメントま
′たはそれらの類似体、そしてS剤学的に許容される担体または希釈体を経口ま
たは直腸経由で投与する。
上記に定義された用語は、そのような薬剤学的製剤に等しく適用される。したが
って、例えば、自己抗原はS抗R(S−Ag)またはその生物学的に活性なフラ
グメントを含むものである。
この発明によって提供される薬剤学的製剤は、固形、半固形または液状をなしも
ので、さらに薬剤学的に許容される充填剤、担体または希釈体、そして味コ1<
ントと同様に他の不活性成分を含む。そのような追加可能な成分は、例えば、リ
ノ酸緩衝r&(PBS)=スターチ、糖、モしてぺ/トナイトおよびノリ力など
が挙げられる。また、他の適当な食物状のもの、例えば香料などと混合してもよ
い。
経口投与される製剤は、カプセル、錠剤、またはキャプレy ト(caplet
s)で、これらは付加的に不活性被覆物(消化を助ける被覆用組成物も含まれる
)によって覆われる。あるいは製剤は、既知の薬剤デリバリ−/ステムによって
腸経由で投与される。前記の被覆用組成物をセルロース、寒天、またはそれらの
誘導体などであるが、それらに限定されるものではない。液状の製剤は、液状の
ままで、あるいはカプセルに封じ込められて投与される。また、ゲル化された製
剤も可能である。
本発明の薬剤学的製剤は、ヒトなどの霊長類を念む哺乳類動物におけるブドウ膜
炎の症状を呈する自己免疫疾患の臨床的発現を予防または治療するのに好適なも
のである。
本発明は、以下に詳しく記載されるが、これらに限定されるものではない。
材料と方法
体重が180〜200gのメスのルイスラット(Lewls rags)をチャ
ールズリバーラボラトリーズ(Charles River Laborato
ries、 Ralelgb、 NC)から入手して、すべての実験に用いた。
抗原および免疫スキーム
網膜抗原S−Agを牛網膜から精製した(Doerey、 C,、at al、
、0pthi11e Res、 +4:249. IO2)。2種類のブドウ膜
炎誘発S−Agフラグメント、NおよびMを用いた(Donoso、 LA、、
et if、、前掲; Slngh、 L[、、前掲)。これらのS−Agフラ
グメントは、380/381型DNAンンセサイザーを用いて製造元の指示書(
ユーザーマニュアル)にしたがってIi製した。また、これらのS−Agフラグ
メントは、他の方法を用いても合成可能である(例えば、Donoso、 In
2゜またはMerrifieldまたは(および) 1lliLchel、前掲
)。各7ラグメントは1g+1のアミノ酸からなるもので、Mペプチドのアミノ
酸配列はDTNKASSTIIKEGIDKT、Vで、NペプチドはVPLLA
NNRERRGIALDGKIKHEである。これらの配列に示された略号は、
それぞれ以下のアミノ酸に対応する。
E−グルタミン酸、
F冨フェニルアラニン、
I=インロイ/ン、
に−リッツ、
M−メチオニ/、
N−アスパラギン、
P寓プロリン、
Q讃グルタミン、
W冨トリプトファン、そして
Y−チロシンである。
モルモットミニリンベーン1クタ/バク質(ilBP)をダイプラーらの方法(
Dieblsr、 G、E、、 et al、、 Prep、 Bioches
、 i:I39.19)2)を用いて脳組織から精製した。
すべての免疫は、完全フルイドγシュバフ)(CF4; Firco、 Det
ro口Ml>に乳II(エマルノッン)化された50マイクログラムの抗原を用
いて実施した。このの一本の脚のみに注射した。免疫した後、すべての動物を1
4日間にわたって観察し、その時点で層殺した。層殺された動物から眼球を取り
、それを10%ホルムアルデヒドで固定し、ヘマトキノリノおよびニオ/ノ染色
してスライドをa製した。各スライドについて炎症の度合いを組織学的に評価し
た。この評価は、ヌブセンブラフト らの文献(Nussenblitt、 R
,B、、’ 81 at、、 Arch、 Ophlhalmol、 1031
559、1985)に開示された規準にもとづいて評価した。このような規準は
、71カーらの文献(Wacker、 W、B、、 el al、、 J、1m
muno1.119: 1949.1977)に開示されたモルモット用グレー
ド/ステムを修飾したものである。ラットにおける後区(posterior
segmen+)疾患の評価のための等級規IJ!(グレーデイングクリテリア
)は、下記の通りである。
0:炎症性疾患の徴候が認められない:o、5+:痕跡程度、網膜の構造はほと
んど変化していない;1+:焦点領域の破壊;
2+二先光受容の顕著な脱落をともなう焦点領域の破壊:より大きな破壊を伴う
網膜剥離による硝子体への細胞のわずかながらのしん出;3+:網膜構造の消失
開始、網膜剥離の拡大による硝子体への細胞のしん出増大:そして、
4+:網膜構造の完全破壊。
MBP、EAEによって免疫された動物は、四肢の麻痺によって特徴づけられ、
このような麻痺は以下のように評価される。
0:疾患認められず:
l:活動減少、りンブティル(limp tall) ;2:弱い麻痺状態、不
安定な足どり。
3:中程度の麻痺、四肢がそれぞれ外側に広がる;そして4:四肢麻痺。
なお、他の材料は、すべて商業的に入手可能である。
実施例1:オーラルトレラ/ス・経口投与によって誘導された防護ラットに以下
の量からなる200mgのSAg(合計600mg)またはImg(合計3mg
)のS−Ag、または1mg(合計3mg)牛血清アルブミン(BSA)、また
はそれぞれ200μg(合計600μg)のNおよび(または)Mフラグメント
を、7日目(day−7) 、5日目(day−5) 、そして2日目(day
−2)に、3回経口投与(フィーディング)する。なお、前記免疫を実施した日
を0日目(dg−0)とする。MBPをフィーディングされた動物に、9日目に
追加飼料供給として1mgのタノバク質を4回与えた。すべての抗原は、プラス
チックチ1−プによって覆われた23ゲーノの注射針を用いて1mlのPBSに
懸濁して与えた。
ブドウ膜炎誘導タ/バク貿(S−Ag)、およびそのMおよびNフラグメントで
免疫されたが前記フィーディング(feeding)を実施されなかった対超群
の動物ハ、11−144日目発病した。第1図および第2図をみれば明らかなよ
うに、組織学的に示された眼の感染は、免疫に用いた抗原に依存して程度を異に
し、特にS−Ag全分子の場合がもっとも感染の度合いが高かった。第1図は、
S−Agによって免疫され、かついろいろな抗原を与えられた動物から得た眼の
組織学的検査における免疫疾患を示すものである。いかなるフィーディングも′
受けなかった動物の眼は、合計3mgの牛血清をフィーディングされた動物と同
様に、激しい炎症性応答を示す。しかし、S−Agをフィーディングされた動物
された動物は、炎症性疾患の度合いが統計的に顕著に(実質的に)減少された。
動物に、合計0.6mgのS−Agを3回に分けてフィーディングした場合でも
、0.6mgのBSAフィーデイノグ後に観察されたものと比較して炎症性応答
は統計学的に顕著に減少した(Hleoyon ranked sum tes
t described In Co1on、 T、、 Little Bro
wn、 +974. pp、 219−221; p=o、o03) 、さらに
、感染症疾患における顕著な減少は、0.6mgのBSAによってフィーディン
グした場合と比較して、動物が合計3mgのS−Agをフィーディングされた場
合において認められ、組織学的試験に対するいかなる炎症的応答も示さなかった
ものは、14個の眼のうち2つのみである。
また疾徹予防能を試験するために、動物にS−AgのNおよびMフラグメントを
フィーディングした。動物がNおよびMフラグメントをそれぞれ全体で0.6m
g投与された場合(モルベースで20倍過剰のS−Ag) 、MおよびNフラグ
メントは、BSAをフィーディングした場合と比較して、統計学的に顕著にS−
Agに誘発された疾徹を減少させる能力を有さない。実際、動物が両方の7ラグ
メントを同時にフィーディングされてそれぞれ合計0.6mg得た場合、非眼球
抗原、BSAをフィーディングれた場合と等しいか、あるいはそれよりもわずか
ながら増大して眼の疾患が生ずる。
第2図は、S−Ag (自己誘発および経口抑制)によって誘発された実験的ブ
ドウ膜炎に対して種々の抗原のフィーディング効果を示すものである。全S−A
g(合計0.6mg)のフィーディングは、Nフラグメント(7/8眼)または
Mフラグメツ) (6/8眼)のどちらか一方に免疫された動物においてブドウ
膜炎を予防する能力を示す。Nフラグメント(全経口投与量0.6mg)は、S
−Agの場−合と同程度に7ラグメント誘発疾患を予防する効果を示すものでは
ないが、同量の経口フィーディングで与えられたMフラグメントは、効果的にM
フラグメント誘発ブドウ膜炎を予防し、またある程度、Nフラグメント誘発疾患
も予防する。動物へのNフラグメントのフィーディングは、Mフラグメントによ
って誘発された疾患になんら効果を示さなかった。このような結果は、少なくと
もMフラグメントと、たぶんまたNフラグメントとが経口的全S−Ag治療に対
して補助剤として好適であることを示している。
実験のある別のセットでは、S−AgのフィーディングをMBP誘導EAEの発
達に対する効果を決定するために試験した。3匹の動物に、合計3mgのS−A
gを経口的に処理し、一方でその抗原にいおって免疫される前に経口的にMBP
を与えられた動物は、EAEのいかなる徴候も現わさなかった(結果示さず)。
したがって、S−Agを経口(または腸から)投与することによって特異的な防
御を与えるが、関係ない自己抗原に対するレンビエントの免疫応答増大能力を減
衰させることはない。
実施例2:イノビトロ増殖応答
免疫14日後、動物を層殺して、排出膝こうり/パ節(drai旧ng pop
1口eal Iy璽ph nodes)を除去し、細かく裂いて、そしてオノベ
ンハイムの文献(0ppenhei、 Eds、 Acad、 Press、
NY、 pp、573−585)にもとづく培養のために調製した。つtす、1
00μg/菖lのベニ/ノリン、100μg/slのストレプトマイシン、50
μg/會lグルタマインン、2−Mグルタミン、l■賛のビルピノ酸・Na、0
.1mMの非必須アミノ酸、5XIO−5Mの2−メルカプトエタノール(文献
: Ca5piR,R,、前掲)および1.5%う、ト血清を含む0.2mlC
RPMI (RPMI1640培地、、 Glhen、 (irind l5l
and、NY)の入)た1v底マイクロタイターウエルで*鞄培讐涜度が1.5
X106細胞/ m + となるようにして細胞培養系を確立した。すべてのカ
ルチャーは、3つ一組または6つ一組とした。、5−A4と、トXおよびMフラ
グメントとの濃度は、2571゛クログラ八/mlで、一方Con^はlOマイ
クログラム、’+nlで用いた。37℃、5%二酸化炭素でWlを実施した。培
養終了(開始から48目)Irilの14時間、ウェルあたりlμC1のsH−
チミジンを添加したパルス処理した。そして、細胞をマアンユIIハーベスタ−
(1,ambrldge Technology、 Cambridge、 M
A)上に回収した。結果は、抗原含有ウェル中のカウノトとして決定して平均上
標準偏差(SEM)で表わすことによって刺激指数とl、た。この群では、25
以上の刺激指数をイノビトロ[既住(ana日nestie) J MI#!g
応答の証拠として兄な1な。25以上の刺激指数は、通例の標準で、そしてl1
li偏差の2倍(2x)より多い。
S−Agにって免疫された動物におけるS−Agへ、の増殖応答に対するいろい
ろな抗原をフィーディングする効果は、第3A図に示されでいる。少なくとも4
匹の動物の培養は、それぞれのカラムに表わした。見てもわかるように、Nまた
Mフラグメントのどちらか一方によってフィーディングされた後のS−Agに対
する増殖応答は、BSAによってフイーデノグされた後の場合と統計学的な違い
が認められない(スチ1−プントテストによれば、それぞれ、pIIQ、 25
9および0603、文献: T、Co1L’on、 plll、 129−13
1.前掲参照)。したがって、それらの動物では、フうグメントのフィーディン
グによっては、全自己抗原誘発疾もに対する臨床的防御は得られない。Q、2m
gのS−Agを3回与えると、増殖応答の減少が認められ、これは統計学的に顕
著jAものであり(BSAフイーデイノグの場名とは反幻(p・0.018))
、モしてEAtJからそれらの動物を部分的に保護Jることに関係している。
しかし、インビトロ系減少(p−o、00s)は、免疫に先立って3回にわたっ
て1mgのS−Agをフィーディングした後に認められた。4−れは、S −A
g免疫にJるEAU[導の臨床的発現に対して最良の防御を生ずるよ)な紅E
E量(oral d’osage)であった。
第4B図は、完全フロインドア、゛ユバノド(Dirco、 Detrn口、−
1)のインテグラルコンポーネントを免疫に用い、PPDそして分裂促進剤(マ
イトジェ/)であるC o n A (Sizma、 SL、 LouiIl、
klo)に対する増殖応答を示したものである。
結果が示すことは、自己抗原の経O投与によるブドウIll炎の症状の臨床的遺
伝子発現に対する防御は、経口的に投与された抗原に対して特異的である。さら
に、そのような防御は、′r−細胞を媒介(少なくとも部分的に)で鳳依存的で
ある。
実施例36抗原およびマイ1)エンに対するイノビトロ抑鯉免疫されていないう
yトに、l m gのS−Ag、牛血清(BSA)、またはアジコバ7)KLH
,または塩類のいずれかを、2〜3日置装て、3回フィーディングし、4日後に
肺細胞を回収した。回収された肺細胞(2XI06細胞/m1)を10%牛脂児
血清によって増量されたCRPMIに静置し、5マイクログラム/mlのS−A
gまたは2マイクログラム/mlのConAによってパルス化し、48時間イン
キュベートした。これらの培養から得られた細胞を、モデュレータ細胞として用
い、そして塩類によってフィーディングされた細胞由来のものをTm対照群とし
、にLHによってフィーディングされた細胞由来のものをTmKLH対照群とし
、BSAによってフィーディングされた細胞由来のものをTmBSAとし、そし
てS−A gによってフィーディングされた細胞由来のものをTmS−Agとし
た。
養子移入において誘導EAUとして知られてているCD4+、S−Ag特特異T
ヘルパ〜系統(T h s−A g ) (モノフタリア7 (Mokhtar
ian)の方法にもとづいて、Nature、 309: 356.1984)
をすべての実験において感応細胞(respondsr cell)として用い
た。平行実験では、CD4+/PPr)4fr異的T−ヘルパー系統(ThPP
D)も用いた(文献: Ca5pi cl al、 、前掲)。2XIO’個の
感応細胞を5X10’個の放14(+500うyド)ルイスラット胸腺とともに
培養し、それを抗原表現細胞(APC)とした。いくつかの培養では、翼なる数
の放射(1500うyド)Tm対照群、TmBSA+TmKLHまたはTMS−
Agモデュレータm胞を添加した。すべての培養は、平底96穴(ウェル)プレ
ートで1゜5%ラブド血涜含有CRPMI (コスタ−)中で3つ一組として確
立し、いくつかのウェルには、培地のみ、ConA (2マイクログラム/m+
最終濃度)またはS−Ag (25マイクログラム/ m +最終濃度)の一部
10マイクロリブトルを加えた。培養を3日間実施し、培養終了14時間前にl
μCI/ウェルの3H−チミジンでパルス処理した。細胞は、マy/ユ1!ハー
ベスタ−で回収した。
The−Ag、APC,おおびTmS−Agを含むいくつかのウェルは、OX8
抗体(特異的にサブレフサ−/う1トT細胞の細胞毒性サブセブトを認識する)
(Sera Lab、 Ve*tbury MY)またはLeu2m抗体(ラッ
トT細胞サブセットに対して親和性があるかどうかは不明) (Beeton
Dickinson、 Mountain l’iev CA)を培養開始時に
添加する。S−Agまたは(onAのどちらか一方と、S−AgまたはBSAに
よってフィーディングされた動物のどちらか一方から得た肺細胞の同時培51
(co−culture) 、そして5−AgCD4+T細胞系統(TfiS−
Ag)のインビトロ・ブレ・イノキーべ一71ノを実施した。これらの実験の結
果は、第4図に示した。インディケータ−であるThe−Agの抗原誘発増殖の
抑制度合いが見られる。第4A図は、S−Agとの7mS−AgまたはTm−B
SAとのインビトロ系におけるブレ・インキュベーンシン後に得られる抑制を示
している。S−Agに応答するTmS−Agの十分な抑制は、牌細胞七丁−ヘル
バー細胞との試験され′たいかなる組み合わせの比においても得ることができ、
ThS−Agが1に対して5またはlOの7mS−Agを含む培養におけるバッ
クグラウンドの抑制に接近する増殖応答抑制を伴う。Tm−BSAの添加による
抑制パターンは異なり、Ths−AgとTmBSAとの比が1・2では、抑制が
見られず、そしてThS−AgとTmBSAとの比が15および10ではわずか
ながらの抑制が見られる。TmS−Agが2に対してThS−Agが1では、は
ぼ15から5へ刺激指数が減少することが観察され、一方、Tm−BSAとの培
養では応答抑制は認められたなかった。Tms−AgとTm−BSAとの抑制効
果の違いは、インディケータ−とサプレッサー細胞との比が1:5と1・10で
試験した場合に統計学的に顕著であった(p=0.04.0.002)。結果は
、自己抗原誘導抑制がT−細胞レベルで得意的であり、その抑制が少なくともサ
プレッサー表現形からなるT細胞を少なくとも部分的に介してまたは依存してな
される。
第4A図での違いと比較して、第4B図はTmS−AgまたはTm−BSAとを
ConA(2μg/m+)とブレ・インキ1ベーン謬ンした後の抑制の度合いを
示している。抑制の必須的同一パターンは、TmS−AgおよびTm−BSAと
で認められる。このような発見は、S−Agによってフィーディングされたルイ
スラットの肺臓中に抗原特異的サプレッサー細胞が存在することを示している。
第4C図は、ThS−AgとTmKLHまたは5μg/mlのS−八g(Lかし
、関係のない抗原KLHによって感作されたか、または感作されていないかのど
ちらか一方である)と48時間インキコベー7mンしたTm対照群とを同時培養
することによって得られた応答を示すものである。明らかに、ThS−Agが1
に対してTmKLHまたはTm対照群が5または10の比において、ThS−A
g増殖応答の抑制は認められなかった。
第5図は、TmS−Agが5−Ax (5μg/ml)とブレ・インキ1ベーン
謬ンされた後、The−AgまたはThPPDのどちらか一方と同時培養(co
−culture)された時に得られた抗原特異的抑制を示している。ThSの
増殖応答の顕著な抑制は、添加した肺細胞のすべての比において見られる。はっ
きりき興なるパターンがPPD系統の増殖応答において見られる。試験された肺
細胞同時培養に対するT−ヘルパーのすべての比において、抑制はないが、むし
ろ増殖応答の増大が認められる。
インビトロでの抑制を逆転させるT−サブレ、サーCD8+サブセット(OX−
8)に対するモノクローン抗体の能力(したがってT−サプレッサーのかかわり
合いが確証される)をつぎに評価した。第1表は、そのような実験の結果を示す
ものである。括弧内の数値は、刺激指数を表わす。それぞれの抗体の最終濃度1
g1ooを用い、25 B g / m Iの5−Agを添加した。この実験中
は、TmS−Agの#度をを1に10’とした。
(以下、余白)
IPT1表
十 〇X−8871
+ + 1670
+ + + 1888
(1,131
+ 0X−8+ + 7247
(4,341
+ LEυ 2A + + 1925
* I :IO(ThS−Ag:TmS−Ag)で添加した。
細胞の比7hS−Ag : TmS−Agが 1:IOの場合、S−Ag存在下
での増殖応答は、抗原を含まないウェルの場合の程度まで減少する。しかし、0
x−8抗体の最終希釈濃度を1:100とすると、増殖応答は4倍に増加する。
同一希釈でLeu2m抗体を添加した場合は抑制を逆転させることはできなかっ
た。
サイトフルオログラム(Beetion Dickinson、 Frankl
in Lakes、旧)を用いた場合、S−Agをフィーディングされた動物の
牌臓と、BSAをフィーディングされた動物の肺臓とを比較して、0X−8+細
胞の全体数の違いは認められなかった。
本発明では、全S−Ag分子の経口的投与(フイーデ/グ)が免疫寛容(免疫ト
レランス)と、S−Ag誘導EAUを阻害することが示されている。さらに、免
疫応答の抗原特異的抑制がインビトロにおいて示されている。また、リンlく細
胞(ly■phoid cells)の表面にあるCD8サプレサー/細胞毒性
マーカーに対する抗CD8抗体がこの抑制を阻害することを示している。
S−Ag誘導EAUは、ヒトのブドウ膜炎の実験モデルであり、ラットでは、天
然の宿主にCD4+CD8−7971球系統を移すことによって誘導される(C
aspi R,R,、at at、、前掲; Gregorson、 D、S、
、et at、、 S−^ntigen 5pecif奄■
n、 Milin、 pp、 20”2S、 19g9) にの疾患におけるT
細胞のドミナントな役割と、ヒトに関するEAUモデルの予測される値は、さら
に/クロスポリンがヒトのEt at、、 19g+、 前掲)。
実施例4:臨床的EAUに対する網膜自己抗原のフィーディングによる効果この
実施例では、EA4の臨床的発現に対する網膜抗原、S−Agのフィーディング
による効果を調べた。チャールズリバー社(Charles River、Ra
leigh、 NC)から入手した体重が180〜200グラムのルイスラット
(n=24)(雌)を6匹ずつ6つのグループに分けた。これらのう、トを上記
材料と方法:抗原と免疫の欄にしたがって免疫し、免疫した日をθ日月とした。
7白目からフィーディングを開始し、7.9.12および15日日目で続けた。
実験(P、O)群には、経口的に18g投与した。すなわち、腸経由(チューブ
フィーディング)で投与した。また、対照群には、塩類溶液を腸経由で投与した
。炎症の程度は、すでに述べたように組織学的に調べた。実験群および対照群の
結果は箪6図および箪7図に示した。
第6図から明らかなように、6匹の対照群のうち5匹が11−13日目刃発病し
た。実験群は、1匹のみが発病したが、この場合、症状は対照群に比べて軽かっ
た。
第7図は、各群の炎症の度合いを棒グラフで表わしたものである(組織学的度合
いの表わし方はすでに材料と方法の項で述べである)。治療を受けないラットの
グレード(度合い)の平均値は、約2.4で、2+(光受容体の顕著な脱落をと
もなう焦点領域の破壊:より大きな破壊を伴うw4!II剥離による硝子体への
細胞のわずかながらのしん出)と 3+(網膜構造の消失開始、網膜剥離の拡大
による硝子体への細胞のしん出増大)との間である。実験群の個体の場合、グレ
ードの平均値は、 0.5+(痕跡程度、網膜の構造はほとんど変化していない
)と、1+(焦点領域の破壊)との間である。
本発明は、上記した実施例によって明らかであり、当業者において適当な追加、
限定、修飾等が可能であるがこれらは本発明の範囲を外れるものではない。
下記のアミノ酸配列を有するポリペプチドは、本発明にもとづくブドウ膜網膜炎
の症状を有する疾患の臨床的発現を治療または予防するために哺乳類動物へ経口
的に、あるいは腸経由で投与される。このポリペプチドは、S−Agポリペプチ
ドのフラグメントである。このようなポリペプチドは、ブドウ膜網膜炎を治療ま
たは予防するために選択させる。なぜなら、すでに述べたような方法(材料と方
法の項参照)を用いてこのようなポリペプチドをラットへ投与した場合にブドウ
膜網膜炎が誘導されるからである。さらに、予備実験(こよれ1f、ブドウ膜網
膜炎を罹患したラットから単離したT細胞(全S−AgポIJペプチド処理する
と増殖する)は、すでに述べた系(材料と方法の項参%、)を用(1てインビト
ロで細胞にそのようなフラグメントを投与しても増殖は認められなかった。
これらのポリペプチドのアミノ酸配列は、下記第2表に示した。それらのS−(
以下、余白)
第2表
ポリペプチドの配列
Frag 3: 5pvKsv’r工YLGNRDYIDBVS8−3ar−A
rg−八sp−Lyg−3er−Val−Thr−11e−丁yr−Leu−G
ly−Asn−mg−Asp−Ty7r−11e−Asp−Hls−Val−5
ar−OBAsp−Lau−Tyr−Phe−5@r−ORFrag L3:
PFLLTFPDYLPC5■WPAP+1−Pro−Phe−Leu−Leu
−Thr−Phe−Pro−Asp−Tyr−Leu−Pro−Cys−5ar
−Val−Net−[!−Lys −5er−3e r−Val−Arg−Ty
r−Leu−I le−Arg−5er−Va 1−Gin−日i、5−Ala
|Pro −
Leu−GLu−+4et−Gly−Pro−ORGly−rl、e−Leu−
Val −5er−ORFraq 36: VATEVPF)uJ4HPOPE
DPAXEB−Va l −Ala−Thr−Glu −Va l−Pro−P
he−Arg−L4′!u −Hem −411s−Pro−Gin |P r
o−Gl u −
Asp−Pro−Ala−Lyll−Glu−08A”7’4p’ GM: T
SSEVATEVPF[PQPEDB−Thr−Ser−5er−Glu−Va
l−Ala−Thr−Glu −Va 1−Pro−Phe−Axq−I7eu
−He t−H堰@s −
Pro−GXn−Pro−Glu−Asp−OER−5ar−Leu−Thr−
Ly 5−Thr−Leu−Thr−Leu−Va 1−Pro−Leu−Le
u−Ala −Asn−As氏@−
Arg−Glu−kxq−krq−Gly−OB (kト)(’y’7m45
G3 : KEGrDKTVMGrLVSYQIKVKL −午1uGIDRT
VLGILVSYQfll:VXL −+7トH−Lys−Glu−Gly −
I ll!−7u+p−1−ys −Thr −Va l−Mat−Gl y
−X 1e−Leu −V=@1−5e r−Ty r −
Gln−11e−Lys−Val−Lyll−Leu−OB (午)H−Lys
−Glu−Gly−X le−Asp−Arg−Thr−Va 1−Leu−G
ly−I l e−Leu−Va 1−5er−syr −
Gln−11e−Lys−Val−Lye−Leu−OB ’ (←ト)第8図
は、ンノハラらの文献(Shinohara、 T、 at al、 Proe
、 N:リー8凹貼ユUSA 84: 6975−6979. 1987)に開
示されたし)S−抗原ポリペプチド配列と、本発明のポリペプチドG2、G3お
よびGMの相対的位置とを示すものである。第9図は、牛、ヒトおよびマウスの
S−抗原ポリペプチド配列であり、それぞれ下記の文献に開示されたものである
。牛: Yamaki、 L elal’、、 FEBS Letters 2
3439−43 & 236+ 5071.1988、ヒト: 5hinoha
ri、 T、 et if、、前掲、そして マウス: Yamaki、 K、
at at、、 Biochem、 Biophys、 Res、 Cows
、 +42: 904−910D1987
第9図の上側の配列は、牛のS−抗原ポリペプチド配列、中間の配列はヒトs−
抗原ポリペプチド配列、そして下側の配列はマウスS−抗原ボソベブチド配列で
ある。さらに、上記に開示されたMおよびNポリペプチドの相対的位置は、箪9
図に示されている。ポリペプチドGMは、牛、マウスおよびヒトの配列が同一で
あり、またポリペプチドG2およびG3は、牛起源である。これらのポリペプチ
ドのヒトの配列のカウンターパーツ(eounterparlg)は、第2表に
示した。ポリペプチドG2およびG3からなるヒトのカウンターパーツは、本発
明を実施するうで有用で、ブドウ膜網膜炎の症状を呈する疾患の患者の治療に好
適である。
第2表に示したペプチドは、既知の固相合成法(llerrifield、 R
,B、、 Fed 独e、AI Soc、Ex、Biol、21: 412.
1962 & j A++、Ches、Soc、85: 2149. +963
■
M4 Lbel、 A、 R,、) Am、 Cbc園、 Soe、 98:
7357.1976)によって合成される。前記ポリペプチドの類似体は、すで
に述べた材料と方法との項を参照して合成できる。
また、ポリペプチドとその類似体は、これらのポリペプチドをコードするスクレ
オチド配列を既知の遺伝子工学的技術を用いて適当な真核または原核細胞からな
る宿主にクローニングすることによって作ることができる。前記ポリペプチドは
、単独で、あるいは2つ以上が組合わさって、ブドウ謄網膜炎の症状を呈する疾
患を有する哺乳動物に投与される。ポリペプチドの投与は、本発明の方法にした
がって経口または腸経由でなされる。ブドウII!+!膜炎の治療または予防に
有効な前記ポリペプチドの有効量は、本明細書12−13頁に記載されたものと
同様である。
実施例6: 内在光受容体のポリペプチドフラグメノト本発明に用いられるレチ
ノイド結合タノバク質下紀に示されたアミノ酸配列を有するポリペプチドは、ブ
ドウ膜tI′jIII炎の症状を呈する疾患を有する哺乳動物に、本発明の方法
にしt:かって経口または腸経由で投与される。下記のポリペプチドは、本明細
書8頁に記載された牛内在光受容体レチノイド結合タンパクlii (Bovi
ne InterpholorecepLor Retinoid Bindi
ng Protain; IRBP)である。配列、HVDDTDLYLTIP
TAR5V(JJJ)GS (あるいは、R4と表わされる)と−PTARSV
GAADGSSWEGVGWPDV (アロ イ11、Rl 4 ト表hすIL
ル) (!:を有するポリペプチドは、それぞれアミノ酸配列が牛IRBPから
1158−1180と1169−1191である(Borst、 D、E、 e
t al、、 L Biol、 Che++、 264115、1989)。
これらのポリペプチドは、下記の方法および上記実施例5によって作られ、また
単独で、あるいは2つ以上が組合オフさって、あるいは有効量からなる実施例5
に開示されたポリペプチドとともに、ブドウiw!m炎の症状を呈する疾手を有
する哺乳動物に投与される。ポリペプチドの投与は、本発明の方法にしたがって
経口または腸旺由でなされる。
下記に示すように、種々の自己免疫性眼疾患の患者ら単離されたす71球は、こ
れらのポリペプチドに反応して増殖することから、これらのポリペプチドが選択
される。患者と、本発明のIRBF−誘導ポリペプチドに対する患者から単離さ
れたす71球の反応とを下記に示す。
こノ研究に協力された患者は、ナ/ツナル・アイ・イ/ステイチュート(Nat
ionil Eye In5titute、 Bethesda、 US^)お
よび東京大学病院のブドウ膜炎治療を受けている患者である。すべての生者は、
事前に研究の趣旨について了解を得ている。また、それぞれの場においてヒトを
研究材料とする倫理上の問題についての承認を受けている。すべての患者は、後
区(posterior seg曽end)に活性ブドウ膜炎を有するか、もし
くは網膜またはコロイド(choroid)に前活性疾患(prior act
ive disease)の病歴を有するものである。試験された患者は以下の
診断のうちのひとつを有している。ベーチェIト病、バード/ν、トレチノコロ
イドパンイ、バースピアニチス、オキュラーサルフイド、//パセチフクオフタ
ルミア、モしてヂーグ・コヤナギ・7飄うダ症候群である。それぞれの診断の規
準は、他の文献に記載されている(Nussenblatt eL at、、
Uveitis: Furde++ehtals andClinicalPr
actice、YearBookMedicalPublishers、Chi
cago、IL、1989)o明らかに、日本のバーチエツト病研究機関による
不完全なイーチェ1ト組み合わせ(Behce(’s 5eL)の最小論断*i
に少なくとも合うバーチエツト病の診断を存するものである(Jpn、 J、
Opbthalmol、 Re5eaeh、 IL 291.1974) eす
べての患者は、眼病を有する。バード/フノトレチノコロイドバ/イの患者は、
班状水腸(micular ede++a)および網膜胞状変化(retina
l vascular changes)と同様に後区にクリーム色の病巣を有
している。これらの患者は、HLA−A−29陽性である。ノンパセチノクオフ
タルミア(sympathetic ophtalmia)の患者は、貫通トラ
ウマ(penetrating rrau■a)または多くの手術後に生じたビ
ラテラルグラヌロマトウスブドウ膜炎(bHateral granuloma
tous uve口is)の病歴を有している。ボーグ・コヤナギ・ハラダ症候
群CVog+4oyanazi−Hsrads syndrome)の患者は、
遺伝的に日本人またはアメリカ/インディアンであって、眼または全身の変化が
診断と一致する。オキニラ−号ルコイド(ocular 5arcoid)の患
者は・多くの場合、ボッチイブガリウムスキ+ 7 (positive ga
lliu++ 5can)またはバイオフ/〜(biop++y)によって証明
される疾患のどちらか一方を有している。患者は、各患者が行なっている治療(
通常は、シクロスポリンまたはプレレドニノンからなる)または患者の活動のレ
ベルを無視して試験された。なぜなら、試験された抗原は、網膜由来であって、
前区炎症は、活性疾患(acLive dIseaIIe)の部分をなすとは考
えられないからである。網膜侵潤、す/バ節の炎症、スノウバンキングまたは硝
子体の不透明化の存在は活性の証拠として許容される。また、フルオレフセンア
ンギオグラフィーによって確証された場合の/ストイド班状水腫は、活性疾患の
徴候と見なされた。すべての診断カテゴリーは、臨床規準にもとづくものである
が、オキュラーサルコイドとバード/ツブトレチノコロイドパ/イとは別の試験
によって確認する必要がある。対NOは、網膜または脈絡膜の疾患が無い者で、
かつ研究に従事していないスタツグまたはブドウ膜炎ではない患者から選択した
。
このア1セイで使用される抗原は、レドモンドらの文献(Redmond at
al、、 81ocha*、 24+ 711.11185)に記載されたよ
うな均質性(homogeneity) を有するように精製された牛内在光受
容体しチノイド結合タンパク質と、ドレイらの方法(前掲)によって精製された
牛のS−抗原とを含むものである。内在光受容体レチノイド結合タンパク質由来
のペプチドは、商業的な研究所(^ppkled Blosystews In
e、、 Foster C1ty、 C^)によって、t−BOCケミストリー
を用いて、ペプチドンンセサイザ−(430A、^ppkied Biosys
tems Inc、)で合成および精製された。ペプチド配列は、ポルストらの
報告(Born eL al、、 前掲)にも七づいて、牛内在光受容体しチノ
イド結合タンパク賃の配列から誘導された。これらはR4として配列1156−
1180 ()(VDDTDLYLTIPTAR3VGAADGS)およびr1
4として配列1169−1191 (PTAR3VGAADGSSWEGVGV
VPDV)からなる、S−抗原(MおよびN)ポリペプチド配列、ドノノら(前
11りの方法にもとづいて、自動ペプチド合成装置(SAM II。
Biosearch、 Inc、、 San Rafael、 C^)を用いて
ベンズヒドリルアミン樹脂上で、合成された。
ソノパ球増殖ア、セイ
増殖アッセイは、指摘したところは除いて、日本とアメリカとも同一の方法にし
たがって実施した。つまり、ヘパリン処理した血液試料から単核リンパ球を同種
リンパ球勾配(Gallard−5chlesin4er、 Carle Pl
ace、 NV)によって分離し、そしてHE P E S (GIBCO,G
rand l5land、 NY) 、グルタミ/(2mM)、ベニ/リン(1
00単位/ml)、ストレプトマイ7ノ(100u g / m I )および
加熱不活性化ヒ)AB血清を含むRPM11640培地で培養した。単一ドナー
から得た20%血清をナノヲナル・アイ・イ/スティチュート(Nationa
lεye In30juts、 Be1besda、υS^)での培養で用い、
東京では10%の商業的に入手した血清(lot No、14SO,Pel F
reez、 Brown Deer、 Wl)を用いて実施した。
細胞は2つの方法によって培養した。すなわち、箪−の方法では、平底96穴(
ウェル)プレートで2XIO’細胞/ウエルとなるようにして5日間培養した(
NussenblaLt et if、、 Am、 J、 0phthaso1
.89: 173.1980) 6 箪二の方法では、細胞間の相互作用を増大
させることによって応答を増大させるような環境において、5XIO’細胞/ウ
エルとなるようにして丸底96穴(ウェル)プレートでもって7日間培養した(
Birose、 S、 at al、、 Curt、 Eye Res、 ’L
: 393.198S) 。
すべての培養は、全容量が200m1で、刺激物を加えてものと、加えないもの
とをそれぞれ3つ一組として用意した。抗原の1llI度は、4.20.50ま
たあ100μg / m lである。培養は、特定時間、37℃、100%湿度
および5%COコ空気中一度でもって実施し、最後の16時間はsH−チミジン
(”H−T d R、New England Nuclear、Boston
、MA; 2 Ci/5ea1. G、S μci/1oaf/ウェル)でパル
ス化した。そして、77ンユI+ハーベスタ−を用いてガラス繊維フィルター上
に回収した。乾燥後、フィルターパ・7ドをバイアル瓶に入れて3mlのンンチ
レー/ツノカクテル(トルエンベースフルオール)を加工てぺ1クマンL380
1液体シンチレーンフインカウンターでもってカウントした。同時にいくつかの
ペプチドを試験することができたが、それぞれの患者においてすべてのペプチド
について試験することはできなかった。正常対照群からの細胞は、−Å以上の患
者の細胞と同時に試験した。
統計学的分析
測定値7分(CPM)で表わされる3つ一組の培養系の平均値li、それぞれの
3つ一組の培養系についてめた。刺激の度合い(s+tsula+ion 1n
dex; S、1.)は、それぞれの抗原刺激培養の平均値を抗原を加えていな
い対照群培養の値の平均値によって割ることによってめた。それぞれの試験セン
ターおよびそれぞれの抗原に関して、平均刺激度合い士標準偏差を対照個体につ
いて計算した。患者におけるBfな応答は、ある与又られたペプチドまた決定因
子(deter■1nant)の刺激度合いが、2標準偏差による対照群の平均
よりも高い場合に存在した。
それぞれの試験された抗原に関する刺激度合いは、診断カテゴリーによって、対
照群と比較して、もし統計的な顕著な違いが存在するかどうかについて調べた。
有意差は、ステ、−プント検定(Standard non pslred 5
tuden1s I test)によって評価した。統計学的有意差のための試
験は、Chiスクアード(gqaared)を用いて行なった。結果は、平均刺
激度合い士標準誤差によって表わした。
患者
30人の対照群と、82人の患者を試験した。このうち、47人の患者は米国出
身で、35人は日本出身である。米国の患者と日本の咀者の特徴は第3表にまと
めた。
(以下、余白)
第3表
第3表から明らかなように、患者の平均年齢は、米国の患者の場合41@ (1
0−70歳までの範囲)、日本の場合は43歳(20−70歳までの範囲)であ
った。フォローアフプの継続は、2つのグループとも類似していた。すなわち、
米国では44ケ月間(92−108)で1日本では57ケ月間(2−247)で
あって。平均すると、患者は、63ケ月間(2−247)ブドウ膜炎と診断され
ていた。日本のすべての患者は、遺伝的に日本人そのものであるが、一方、米国
の患者は、47人中41人がコーカス人、5人がブラアクアメリカン、そして1
人が東洋出身者であった。臨床的に活性疾患である患者の数は、いろいろなカテ
ゴリー(第3表)および国によって変化している。全体tf′1には、半分の患
者が活性眼疾患であった。サルフィド患者間で大きな不一致が認めりれ、そこで
は多くの日本人患者が活性を示した。すべてのグループにおいて、ハード7ち、
トレチノコロイドバンイがもつとも活性の度合いが低かった。そして、日本では
非常にまれな疾患であり、誰も試験されなかった。活性生者の比率は、バーチエ
ツト病の患者の中でもっとも高かった。
S−抗原ポリペプチドまたはIRI3Pイリベブチt′に対する患者の細胞の反
応は下記第4表に示した。
(以下、余白)
いろいろな疾患が、第4図に示したように、ブドウ膜網膜炎抗原に対して翼なる
応答を示した。しかし、S−抗原ポリペプチドと、内在光受容体レチノイド結合
タンパク質において同様の応答様式W8が認められた。網膜に係わる疾患を有す
る患者は、はとんど同様に顕著な増殖応答を与えた。米国の患者では、S−抗原
(20μg/m I )に対する平均増殖応答は、バーチエツト病で顕著であっ
て、2.8±1.0.(!l=0.05)およびバード711トレチノコロイド
パンイ2.7±0.2であった。内在光受容体レチノイド結合タンパク質(20
μg/m+)では、増殖応答は低い傾向にあり、有意差は、対照群(p、9土0
.1)と比較してバーチエツト病1.5±0.4 (p=0.04)、バード/
I+ブトレチノコロイドバノイl 4±0゜3 (p=o、04)、そしてバー
スビアニチスで14±Q、02 (p=o、04)であった。
同様の応答パター7は、日本の患者にも認めれ、もっとも数の多い応答者はべ一
チェアト病で認められた。試験されたオキュラーサルコイド患者は、たいへんわ
ずかな陽性応答者を与えた。しかし、かれらのフイトヘマグルチニ/および精製
タンパク質誘導体に対する応答は強く、応答がないことが非応答性(unres
ponsiveness)が生ずることによるものではないことを示しているが
、しかしたぶん牛S−抗原または牛内在光受容体しチノイド結合タノバク質を認
識することが不可能であることを反映しているのだろう。細胞を丸梨底ウェル内
で7日間培養すると、いくつかのグループ(しかし全てではない)では顕著な応
答の数が増える。
@度の増大は、主にボーズ・コヤナギ・ハラダ症候群の患者に見られる。内在先
受容体レチノイド結合タンパク質とS−抗原とに対する顕著な応答者の数の増大
が認められる。米国のボーズ・コヤナギ・ハラダ症候群患者から得たリンパ球に
対するS〜抗原への平均応答は、対照群(1,8±0.1)と比較して2.8±
1.4であった。ごれは統計学的に膏意な差(p=0.03)である。
牛内在光受容体しチノイド結合タノバク質と、S−抗原ポリペプチドに対するイ
ンビトロでの応答を調べるために、これらの抗原のそれぞれのポリペプチドフラ
グメントに対する応答を決定した。その結果を第4図に示す。
第4表
第4表をみれば明らかなように、培養5日目における本発明のひとつ以上のポリ
ペプチドフラグメントに対する顕著な増殖応答と、内在先受容体レチノイド結合
タンパク質またはS−抗原ポリペプチドに対する増殖応答強度との間には相関関
係がある。もし、S−抗原ポリペプチドに対する統計学的に顕著な応答者を考慮
した場合、9人の米国患者のうち7人が試験されたひとつ以上のペプチドフラグ
メントに対する顕著な応答を示す。7日目の培養では、S−抗原ポリペプチドに
反応した日本人患者の5人のうち3人がMまたはNフラグメントのどちらか一方
、またはその両方に反応した。内在光受容体レチノイド結合タンパク質に反応し
た米国患者9人のうち6人が、R−4またはR−14のどちらか一方、またはそ
の両方に反応した。内在光受容体レチノイド結合タンパク質に対する日本人応答
者内でのそのような相互関係は見られなかった。
何人かのも者のリンパ球は、ポリペプチドフラグメントに対して増殖応答を示す
が、しかし親抗原によ゛っては認識されない。5日目の培養において濃度が20
または100μg / m Iであるひとつ以上のS−抗原ポリペプチドに対し
て応答する米国患者22人中12人(54%)において、全分子に対する交差反
応は認められなかった。同様の環境下では、内在先受容体レチノイド結合タンパ
君質フラグメントに対する応答は、米国患者20人中16人(84%)が交差反
応を示さなかった。S−抗原ポリペプチドフラグメントに対する日本人応答者は
、S−抗原をたった19ケース中6ケースのみが認識したく細胞は7日間培養し
た)。
バーチエツト病患者は、両方の抗原のフラグメントに対する応答を示すが、しか
しこの応答はフラグメントまたは20μg / m lのS−抗原ポリペプチド
Mペプチドに関してもっとも強く、平均刺激度合いが患者5.3±1.0、対照
群1゜3±0.2 <p=0.0001)であるもつとも高い応答を示した。N
ペプチドに対する応答もまた、平均刺激度合いが対照群よりも3倍高い患者にお
いて顕著であった。バードンヲγトレチノコロイドパ/イ徹者は両フラグメント
に対して同様の応答を示す。患者における平均刺激度合いは、両フラグメントの
それよりも2倍高かった。
何人か患者は、それぞれの抗原の少なくともひとつの決定因子(detersi
nant)に対する増殖応答を同時に与える能力を示した。試験した82人の患
者のうち、32人の患者(39%)、すなわち米国患者18人、日本人患者14
人がそのような応答を示した。かれらはすべての診断カテゴリーに該当するが、
ベーチェフト病およびバードシ璽アトレチノコロイドパシイでより多く認められ
る。同様のケース分布が2国間て見られる。米国の患者のうち11人が、18人
中6人の非応答者(9−0,02)と比較して両方の抗原に対する応答を与える
場合に、活性を示す。しかし、たった一種類の抗原Cp=O−05)に応答する
活性患者の数(7/I 1患者)と少しの違いがある。活性疾患と顕著なリンパ
球増殖応答との相互関係は、日本人患者には認められない。
内在光受容体レチノイド結合タンパク質へS−抗原ポリペプチドを含ませる場合
、S−抗原lリペプチド配列は、より顕著に活性疾患(p−0,003)と相互
に関係する。しかし、第5表に示すように、それぞれの疾患の様相は、2種類の
抗原に関しては類似している。増殖応答と治療との間に相互的関係を見出そうと
したが、どのような相互関係も不可能であり、活性疾患を持つ患者は、シクロス
ポリンまたはプレドニノン(Prednlson)によって治療されよう。
(以下、余白)
第5表
抗原投与
FIG、 3El
TヘルパーとTモデュレーターとの比
TヘルパーとTモデュレーターとの比
IG 4B
TヘルパーとTモデュレーターとの比
TヘルパーとTモデコレーターとの比
FI6.6
EAUの臨床的発病
FIG、 7
^ O。
ω
手続補正書く方式)
−、事件の表示
PCT/US90103989
平成2年特許願第511050号
2、発明の名称
自己免疫性ブドウ膜網膜炎の治療または予防のための方法3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
オートイミュー7 インク (ほか2名)4、代理人
東京都中央区八重洲2丁目1番5号 東京駅前ビル6階平成4年10月20日
(発送日)
7、補正の内容
(+)別紙のとおり国内書面を提出します。
(2)別紙のとおり図面の翻訳文の浄書(内容に変更なし)を提出します。
(3)別紙のとおり法人証明書および訳文を提出します。
(4)別紙のとおり委任状および訳文を提出します。
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨床的発現を治療または予防するため の方法であって、該方法は前記疾患の治療が必要とされる前記哺乳類動物に、自 己抗原;前記自己抗原のフラグメント、該フラグメントは経口的に投与された場 合に、前記フラグメントまたは前記自己抗原による免疫によるブドウ膜網膜炎誘 導を抑制する;そして、前記抑制活性を有する前記自己抗原または前記フラグメ ントの類似体からなる群から少なくともひとつ選択される成分の有効量を経口的 または陽から投与することを含むことを特徴とする哺乳類動物におけるブドウ膜 網膜炎の臨床的発現を治療または予防するための方法。 2.請求の範囲第1項記載の方法であって、S−抗原を含む自己抗原の有効量を 投与することを含むことを特徴とする哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨床 的発現を治療または予防するための方法。 3.請求の範囲第2項記載の方法であって、さらに前記S−抗原のフラグメント を投与することを含むことを特徴とする哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨 床的発現を冶療または予防するための方法。 4.請求の範囲第2項記載の方法であって、前記S−抗原は、約48キロダルト ンからなる見かけの分子量を有するポリペプチドを含むものであることを特徴と する哺乳類動物におけろブドウ膜網膜炎の臨床的発現を治療または予防するため の方法。 5.請求の範囲第1項記載の方法であって、前記有効量は約0.1から約15m g/kg/日からなることを特徴とする哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨 床的発現を治療または予防するための方法。 6.請求の範囲第4項記載の方法であって、前記有効量は約4から約8.5mg /kg/日からなることを特徴とする哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨床 的発現を治療または予防するための方法。 7.哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨床的発現を治療するための製剤であ って、該製剤は、ブドウ膜網膜炎に特異的な自己抗原;前記自己抗原のフラグメ ント、該フラグメントは経口的に投与された場合に、前記フラグメントまたは前 記自己抗原による免疫によるブドウ膜網膜炎の臨床的症状を抑制する;そして、 前記同様の症状抑制活性を有する前記自己抗原または前記フラグメントの類似体 からなる群から少なくともひとつ選択される成分の有効量を含むことを特徴とす る製剤。 8.請求の範囲第6項記載にもとづく製剤であって、前記自己抗原は、S−抗原 を含むことを4特徴とする製剤。 9.請求の範囲第7項記載にもとづく製剤であって、前記S−抗原は、約48キ ロダルトンからなる見かけの分子量を有するポリベブテドを含むものであること を特徴とする製剤。 10.請求の範囲第7項記載にもとづく製剤であって、薬学的に許容される担体 また希釈体を含むことを特徴とする製剤。 11.請求の範囲第7項記載にもとづく製剤であって、前記S−抗原のフラグメ ントを含むことを特徴とする製剤。 12.哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨床的発現を治療または予防するた めの方法であって、該方法は前記疾患の治療が必要とされる前記哺乳類動物に、 【配列があります】,【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】, そして【配列があります】 からなる群から少なくともひとつ選択されるポリペプチドの有効量を前記哺乳類 動物に投与すること含むことを特徴とする哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の 臨床的発現を治療または予防するための方法。 13.請求の範囲第12項記載の方法であって、前記有効量は前記哺乳類動物の 体重あたり、約0.1から約15mg/kgの範囲であることを特徴とする哺乳 類動物におけるブドウ膜網膜炎の臨床的発現を治療または予防するための方法。 4.哺乳類動物におけるブドウ膜網膜炎の治療のための薬剤学的製剤であって、 該製剤は、 【配列があります】, 【配列があります】,【配列があります】 ,【配列があります】,【配列があ ります】,【配列があります】,【配列があります】,【配列があります】,【 配列があります】,【配列があります】,【配列があります】,【配列がありま す】,【配列があります】,【配列があります】,【配列があります】 そして、 それらの混合物から選択される少なくとも一つのポリペプチドを前記治療に有効 な療含むことを特徴とする薬剤学的製剤。 15.請求の範囲第14項記載の薬剤学的製剤であって、前記有効量は、前記哺 乳類動物の体重あたり、約0.1から約15mg/kgの範囲であることを特徴 とする薬剤学的製剤。 16.請求の範囲第14項記載の薬剤学的製剤であって、薬学的に許容される担 体また希釈体を含むことを特徴とする薬学的製剤。
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