JPH10500109A - 多発性硬化症のための組成物および治療方法 - Google Patents

多発性硬化症のための組成物および治療方法

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JPH10500109A JP7529103A JP52910395A JPH10500109A JP H10500109 A JPH10500109 A JP H10500109A JP 7529103 A JP7529103 A JP 7529103A JP 52910395 A JP52910395 A JP 52910395A JP H10500109 A JPH10500109 A JP H10500109A
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ジア・ドング シ,
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Abstract

(57)【要約】 本発明は多発性硬化症(MS)を治療するための組成物および方法を提供する。本発明の組成物は、経口、皮下または静脈内投与のための適切な薬学的に許容される媒体中に、少なくとも1つのT細胞エピトープを含むミエリン塩基性タンパク質(MBP)の少なくとも1種のペプチドまたは修飾ペプチド、およびIFN−βを含んでなる。本発明の方法は、MSを有するかまたはMSに感受性であると疑われる個体を、本発明の組成物の治療的有効量を投与することによって、或いは治療的養生法において、少なくとも1つのT細胞エピトープを含むMBPの少なくとも1種のペプチドまたは修飾ペプチドを含んでなる組成物を投与し、さらにIFN−βを投与することによって、治療することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 多発性硬化症のための組成物および治療方法発明の背景 自己免疫疾患は重要な人間の健康上の問題であるが、理解が比較的乏しい。明 らかに直接の原因である微生物またはウイルスの犯人はいないのであるから、か かる疾患の予防、治療および診断はこの疾患の病因論に基づいたものでなければ ならない。これは常に、複雑な一連の内因性代謝中間物、構造成分、細胞などが 関与する。しかし、少なくとも1つの自己抗原が、この症状をもたらす一連の事 象を作り出すことに関与しているはずであるという見解は、自己免疫症状の性質 において暗に示されている。多発性硬化症のような自己免疫脱髄性疾患は例外で はない。 ヒト多発性硬化症について通常使用される動物モデルは、実験的アレルギ性脳 脊髄炎(EAE)、中枢神経系の脱髄性疾患であり、それらはミエリン塩基性タ ンパク質(MBP)またはその免疫優性T細胞決定基(即ち、T細胞エピトープ )による免疫処理によってマウスの感受性株中に誘発することができる。MBP は多発性硬化症(MS)中の推定自己抗原の1つであり、ヒト(Ota等,Na ture,346:183−187(1990))および超歯動物(Zamvi l等,Nature,324:258−260(1986))の両系でエピトー プ・マッピングされた。Ota等(上掲)は、MS患者によって認識された腫瘍 T細胞エピトープ、MBPアミノ酸残基84−102を同定した。非主要エピト ープ(MS患者からのT細胞によって認識されたMBPアミノ 酸残基143−168、61−82、124−142および31−50)もまた 記載されている。Zamvil等(上掲)は、MBPアミノ酸残基1−11が、 感受性齧歯動物株中でEAEを起こす主要T細胞エピトープを含有することを示 した。 過去10年に亙って、天然タンパク質抗原の主要T細胞エピトープに対応する ペプチドを使用して、自己に対するまたは天然タンパク質抗原に対するT細胞非 反応性を誘発することができることが明らかになってきた。Gaur等,Sci ence,258:1491−1494による研究によって、MBPのT細胞エ ピトープは成体マウス中でMBPに対する低いT細胞反応性を誘発することが示 された。これらの研究において、MBPの主要免疫優性決定基(Ac 1−11 および35−47)または全MBPに対応する合成ペプチドに対する寛容は、他 のタンパク質またはペプチドに対する寛容誘導の場合に既に記載されたように( F.Ria等,Nature,343:381(1990))、非免疫原性型( 不完全フロイントアジュバント)のペプチドまたはタンパク質のエマルジョンを 使用することによって誘発することができた。MBPT細胞エピトープの投与に よって誘発されたこの低いT細胞反応性は、MBP誘発EAEを予防することが できる。しかし、これらの研究によって、Ac 1−11、2つのエピトープ中 の優性体、はMBPに対するその後のT細胞反応の約50%のみの減少を誘発し 、そして低い免疫性ペプチド、aa35−47、はMBPに対するその後の反応 の約20%のみの減少を誘発することが示された。2つのペプチドの混合物によ ってMBPに対するその後のT細胞反応は大きく減少した。 MSの治療に対する完全に異なったアプローチでは、臨床研究の結果、 インターフェロン(IFN)がMSの治療に幾つかの見通しが示された。IFN −γの投与はMSの悪化を促すことが示され、一方調節された臨床試験において は、組換えIFN−βはそれらを抑制することが示された(Hillel an d Bever,J.Neuroimmunology,46:155−164 (1993))。しかし、MSで悩んでいる患者にIFN−βを投与すると、M Sの発作の頻度および重篤性を減少させるという証拠があるにもかからわず、I FN−βは医療社会が希望してきた、長年待たれたMSの療法ではない(Arn ason,Neurology,43:641−643(1993))。Arn sonによって記載された臨床研究では、IFN−βで治療された殆どすべての 患者は結局発作に見舞れ、4人中の1人は悪化した。発明の要旨 本発明は多発性硬化症を治療する組成物および方法を提供する。本発明の組成 物は、経口、皮下または静脈内投与のための適切な薬学的に許容される媒体中に 、少なくとも1つのT細胞エピトープを含むミエリン塩基性タンパク質(MBP )の少なくとも1種のペプチドまたは修飾ペプチド、およびIFN−βを含んで なる。本発明の方法は、MSを有するかまたはMSに感受性であると疑われる個 人を、本発明の組成物の治療的有効量を投与することによってか、或いは治療的 養生法において、少なくとも1つのT細胞エピトープを含むMBPの少なくとも 1種のペプチドまたは修飾ペプチドを含んでなる組成物を投与し、さらにIFN −βを投与することによって、治療することを含む。図面の簡単な説明 図1aは、完全アジュバントを加えた百日咳毒素中のモルモットMB Pで0日にEAE誘発され、そして不完全フロイントアジュバントのみを投与さ れたか(対照)、または9、12、16、および20日(x軸の矢印で示された )に2000単位のIFN−βで腹腔内的に処理された、10匹の(SJL×T LP)F1成体雌性マウスの2群における、EAEに及ぼすIFN−βの効果を 示す実験のグラフ表示であり、Y軸は、0=EAEの臨床的徴候なし、1=跛行 、無反応性の尾部、2=部分的の後脚麻痺、3=完全な後脚麻痺、4=部分的か ら完全な前脚麻痺、および5=瀕死による、各群についての平均臨床評点(MC S)を表す。 図1bは、完全アジュバントを加えた百日咳毒素中のモルモットMBPで0日 にEAE誘発され、そしてPBSを投与されたか(対照)、または10、13、 17、および21日(x軸の矢印で示された)に250nモルのAc 1−11 で静脈内的に処理された、10匹の(SJL×TLP)F1成体雌性マウスの2 群における、EAEの及ぼすMBPペプチドAc 1−11の効果を示す実験の グラフ表示であり、Y軸は、図1aに示されるように、各群についての平均臨床 評点を表す。 図1cは、完全アジュバントを加えたプラス百日咳毒素中のモルモットMBP で0日にEAE誘発され、そしてPBSを投与されたか(対照)、または10、 13、17、および21日(x軸の矢印で示された)に250nモルのAc 1 −11で静脈内的に処理されそして9、12、16、および20日(x軸の黒色 矢印で示された)に2000単位のIFN−βで腹腔内的に処理された、10匹 の(SJL×TLP)F1成体雌性マウスの2群における、EAEに及ぼすIF N−βと組合せて投与されたMBPペプチドAc 1−11の効果を示す実験の グラフ表示であり、Y軸は、図1aに示されるように、各群についての平均臨床 評 点を表す。 図2は、完全アジュバントを加えた百日咳毒素中のモルモットMBPで0日に EAE誘発され、そしてPBSを投与されたか(対照)、または9、13、16 日(x軸の黒色矢印で示された)に夫々10,000単位および2000単位の IFN−βで腹腔内的に処理された、10匹の(SJL×TLP)F1成体雌性 マウスの2群における、誘発されたEAEに及ぼす各投与量のIFN−β(夫々 、10,000単位および2,000単位)の効果を示す実験のグラフ表示であ り、Y軸は、図1aに示されるように、平均臨床評点を表す。 図3はヒトMBPの全長アミノ酸配列をで示す。 図4は本発明の実施において有用である選択されたMBPペプチドのアミノ酸 配列を示す。発明の詳細な説明 本発明は、IFN−βの治療的有効量を含む治療的養生法において、MBPの 少なくとも1種の抗原性ペプチドの治療的有効量を投与すること含んでなる多発 性硬化症を治療する方法を提供する。本明細書中で使用される場合、用語「ペプ チド」とは、そのペプチドが誘導されたタンパク質の全アミノ酸配列より少ない アミノ酸残基を有するアミノ酸配列を言う。用語「抗原性ペプチド」とは、本明 細書中で使用される場合、少なくとも1つのT細胞エピトープを含むいずれかペ プチドまたは少なくとも1つのT細胞エピトープを含むかかるペプチドのいずれ かの部分を言う。 エピトープについて言及すると、エピトープは塩基性要素であるか、または受 容体による認識の最小単位、特に免疫グロブリン、組織適合性 抗原およびT細胞受容体であり、そこではエピトープは、受容体認識に必須であ る自己抗原のような天然タンパク質のアミノ酸を含む。T細胞エピトープは、自 己免疫反応の開始および永続化に関与していると考えられる。これらのT細胞エ ピトープは、抗原提示細胞の表面上の適切なHLA分子によって提示され、エピ トープに対する関連T細胞受容体でT細胞亜集団を刺激することによって、Tヘ ルパー細胞の水準で初期の出来事の引金を引くと考えられる。これらの出来事の 結果、T細胞増殖、リンホカイン分泌、局部炎症反応、抗原/T細胞相互反応の 部位へのさらなる免疫細胞の動員および抗体の産生をもたらすB細胞カスケード の活性化が起こる。 自己抗原の少なくとも1つのT細胞エピトープを含むペプチドまたはタンパク 質に被験者を露呈すると、それらが自己抗原に無反応性になりそして免疫反応を 剌激することに参加しなくなるように、T細胞亜集団が修飾される。さらに、少 なくとも1種のT細胞を含むタンパク質またはペプチドを投与すると、天然に存 在する自己抗原に露呈された場合と比較して、リンホカイン分泌プロフィールを 修飾することができる(例えば、IL−4が増加しおよび/またはIL−2が減 少して、TH1およびTH2集団の修飾が起こる)。さらに、かかるペプチドへ の露呈は、通常は自己抗原への反応に参加するT細胞亜集団に、これらのT細胞 が自己抗原への通常露呈の部位(例えば、中枢神経系(CNS)の組織)から誘 導されたペプチドの治療的投与の部位に引き離されるように、影響することがで きる。このT細胞の再分布は、個人が自己抗原への通常露呈の部位で通常の免疫 反応を剌激して症状の減少をもたらす免疫系の能力を回復および/または低下す ることができる。 MBP自己抗原に対する被験者の反応を和らげるMBPから誘導されたいずれ のペプチドも本発明の方法および組成物中に含まれることができる。かかるペプ チドは、例えば、構造を検討すること、およびペプチドとして製造される適切な 領域を選択して(組換え発現系によって、合成的にまたはその他で)、MBPに 対するT細胞反応に影響する能力について検討すること、およびこれらの細胞に よって認識されたエピトープを含有するペプチドを選択することによって同定す ることができる。T細胞エピトープを含む多くのヒトMBPペプチドは当該技術 に記載されている。 修飾抗原性ペプチドは本発明の範囲内で有用である。例えば、ペプチドは、免 疫性型で投与された場合、強い増殖性反応または出来る限りいずれの増殖性反応 も誘発する能力なしで、それがT細胞アレルギーを誘発し、MHCタンパク質に 結合する能力を維持するように、修飾されることができる。この場合、T細胞授 与体の限界結合残基は既知の技法(例えば、各残基の置換およびT細胞反応性の 存在または不在の決定)を使用して決定することができる。T細胞受容体と相互 作用するのに必須であると示されたそれらの残基は、必須アミノ酸を、その存在 がT細胞反応性を増強、減少するが排除または影響しない、他の好適には類似の アミノ酸で置換すること(保存的置換)によって修飾することができる。さらに 、T細胞授与体相互作用に必須でないアミノ酸残基は、その取込みがT細胞反応 性を増強、減少するが、排除しないか、または影響しない他のアミノ酸で置換す ることによって修飾することができる。さらに、T細胞授与体相互作用に必須で ないアミノ酸残基は、その取込みがT細胞反応 性を増強、減少または影響しないが、関連MHCへの結合を排除しない他のアミ ノ酸で置換することによって修飾することができる。 追加的に、本発明のペプチドは、MHCタンパク質複合体と相互作用するのに 必須であると示されたアミノ酸を、その存在がT細胞活性を増強、減少するが、 排除しないかまたは影響しない他の好適には類似のアミノ酸残基で置換する(保 存的置換)ことによって、修飾することができる。さらに、MHCタンパク質複 合体と相互作用するのに必須ではないアミノ酸残基は、その取込みがT細胞活性 を増強、影響しない、または減少させるが排除しない他のアミノ酸によって置換 することができる。非必須アミノ酸のための好適なアミノ酸置換として、これら に限定されないが、アラニン、グルタミン酸、またはメチルアミノ酸による置換 が挙げられる。 ペプチドの修飾の他の例は、好適にはジスルフィド結合による二量化を最小に するセリン、スレオニン、ロイシンまたはグルタミン酸によるシステイン残基の 置換である。さらに、ペプチドは、薬学的に許容される担体または希釈剤のよう な緩衝化水性溶液中で使用するためのペプチドの溶解度を増加するために、ペプ チド、そのペプチドの末端部分に官能基を添加することによってか、或いは疎水 性T細胞エピトープまたはペプチド中の疎水性エピトープを含有する領域または タンパク質もしくはペプチドの疎水性領域を含ませないことによって、修飾され ることができる。例えば、溶解度を増加させるためには、電荷性アミノ酸または 電荷性アミノ酸対もしくはトリプレットを、ペプチドのカルボキシまたはアミノ 末端に添加することができる。電荷性アミノ酸の例として、アルギニン(R)、 リジン(K)、ヒスチジン(H)、グルタミン酸(E) およびアスパラギン酸(D)が挙げられる。 追加的に、「潜在エピトープ」を含むペプチドは、決定されることができ、そ して本発明の方法または組成物において有用である。潜在エピトープは、適切な MHC分子に対する天然タンパク質抗原の加工および提示のために、通常は免疫 系に現れない、タンパク質抗原中の決定基である。しかし、潜在エピトープを含 むペプチドはT細胞を無反応性にすることができ、そして被験者がペプチドを供 給された場合、被験者から得られたT細胞は、ペプチドが誘導されたペプチドま たはタンパク質抗原に反応して生体内で増殖する。タンパク質抗原から誘導され た少なくとも1つの潜在エピトープを含むペプチドは、本明細書では「潜在エピ トープ」と呼称する。潜在エピトープの存在を確認するためには、抗原供給され たT細胞を各ペプチドの別々の存在下で試験管内で培養してペプチド反応性T細 胞株を確立する、当該技術で既知であるT細胞増殖測定法を使用することができ る。T細胞株がある所定のペプチドで確立されることができ、そしてペプチドお よびそのペプチドが誘導されるタンパク質抗原で抗原投与すると、T細胞が増殖 することができる場合、ペプチドは少なくとも1つの潜在エピトープを含むと考 えられる。 本発明の組成物および方法において有用である抗原性ペプチドとして、図3に 示されたヒトMBPタンパク質のアミノ酸残基に対応する残基数を有する以下の ペプチド:ヒトMBPのアミノ酸残基84−106のすべてまたは一部を含むペ プチド;ヒトMBPのアミノ酸残基84−102のすべてまたは一部を含むペプ チド;ヒトMBPのアミノ酸残基89−101のすべてまたは一部を含むペプチ ド;ヒトMBPのアミノ酸残基140−172のすべてまたは一部を含むペプチ ド;ヒトMBPのア ミノ酸残基143−168のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのア ミノ酸残基142−167のすべてまたは一部を含むペプチドおよびヒトMBP のアミノ酸残基13−25のすべてまたは一部を含むペプチド、またはそれらの 部分が挙げられる。選ばれたペプチドの配列は図4に示されている。これらのい ずれのペプチドもが上記にように修飾されることができるか、またはそれらが少 なくとも1つのT細胞エピトープを含むと言うそれらの抗原性特性を維持する限 り、それらのカルボキシもしくはアミノ末端から上流または下流に延長すること ができる。 本明細書に記載した研究の結果として、MBPから誘導された抗原性ペプチド およびIFN−βの組合せが、治療的養生法において投与された場合、単独で投 与された場合にEAEの症状を軽減する各々の効果よりも、はるかに大きい程度 でマウスのEAEの臨床的症状を驚くほどに軽減し、そしてペプチドとIFN− βを加えた単なる添加効果の場合に予想されるものより大きい相乗効果(図1c )を有する。 EAEはヒトMSのマウスのモデルとして役立ちそしてMBPによって誘発さ れるから、同様の効果がヒトにも見られることが期待される。それ故、本発明は 、IFN−βの投与を含む治療的養生法において、非免疫性型のMBPから誘導 された抗原性ペプチドの有効量を投与する(即ち、補助剤なし)ことを含んでな る、多発性硬化症を有するかまたは多発性硬化症の発生に対し感受性がある個人 を治療する方法を提供する。 IFN−βの投与を含む治療的養生法において、MBPの少なくとも1種の抗 原性ペプチドを含んでなる組成物の投与は、投薬時の既知の手順および時間間隔 を使用して行って、多発性硬化症に関連する症状を効果的に軽減、排除または予 防することができる。抗原性ペプチドまたは IFN−βの有効量は、治療的養生方法において一緒に投与される場合、個人の MSに対する感度と感受性の程度、性別および個人の体重および個人中で抗原性 反応を引出す抗原性ペプチドの能力のような要因に応じて変わる。活性化合物( 即ち、MBPペプチドおよびそれらの組成物およびIFN−β)は、注射(皮下 、静脈内など)、経口投与、吸入法、皮膚内適用または直腸投与のような便宜な 法で投与することができる。投与の経路に応じて、活性化合物は、化合物を酵素 、酸および化合物を不活性化することができる他の天然条件の作用から保護する 物質でコーティングすることができる。 例えば、好適には単位投与量当たりMBPから誘導された抗原性ペプチドの約 1μg〜3mg、さらに好適には約20〜500μgを注射によって投与するこ とができる。好適には、IFN−βの100〜10,000単位の単位投与量が 注射によって投与することができる。これらの2つの化合物の投与養生法は最適 の治療反応を与えるように調節することができる。例えば、IFN−β、および MBPから誘導された抗原性ペプチドを含む組成物は、同時に投与することがで きるか、または好適には少なくとも6時間の間隔で、好適には少なくとも12時 間の間隔で、またはさらに好適には少なくとも24時間の間隔で投与することが できる。抗原性ペプチドおよびIFN−βの両方を投与する治療養生法は数日ま たは数週の期間に亙って継続することができ、そして治療状況の緊急性によって 示されるように、短縮するかまたは延長することができる。 本発明はまた、薬学的に許容される担体または希釈剤中に、MBPから誘導さ れた抗原性ペプチドとIFN−βとの物理的混合物を含んでな る新規の組成物を提供する。この組成物は、個人中の多発性硬化症を治療または 予防するための治療的養生法の一部として使用することができる。 本発明を以下の実施例によってさらに説明するが、実施例は本発明を制限する ものではない。 実施例 マウスMBPペプチドAc 1−11の合成 マウスMBPペプチドAc 1−11を、標準Fmoc/tBoc合成法を使 用して合成し、HPLC法によって精製した。ペプチドAc1−11のアミノ酸 配列は以下の通りである。EAEの誘発 6〜8週令の雌性(SJL×PL)F1マウス(Jackson Labs, Bar Harbor,ME)中で、400pg H37RA株結核菌(M.t uberculosis)(DIFCO Lab.,Detroit,MI)を 含有するCFA(GIBCO Lab.,Grand Island,NY)中 の100μg精製モルモットMBPで、尾の基部に皮下的に免疫処置することの よって、EAEを誘発させた。免疫処置の日および48時間後の2回、200n gの百日咳毒素(JHL BIOSCIENCE,Lenexa,Kansas )を静脈内的に(i.v.)与えた。マウスを疾病症状について毎日監視し、発 病度について以下の尺度に従って評点した。0=EAEの臨床的徴候なし、1= 跛行、無反応性の尾部、2=部分的の後脚麻痺、3=完全な後脚麻痺、4=部分 的ないし完全な前脚麻痺、および5=瀕死。データは、群中のすべての動物を含 めて毎日の発病度の評点の平均値として示す。マ ウスを26日間追求した。マウスがEAEで死亡した場合、5の評点をその後の すべての日の計算に加算した。EAEに及ぼすIFN−βの効果 EAEに及ぼす各種投与量のIFN−βの効果を決定する目的のための測定実 験において(図2)、マウスの1群を、EAE誘発後9、13、および16日に 、PBSで腹腔内的に処理し(対照)、マウスの1群を9、13、および16日 に10,000単位のIFN−βで処理し(白丸)、そしてマウスの1群を9、 13、および16日に2,000単位のIFN−βで処理した(黒丸)。図2に 示すように、EAEの症状は両投与量のIFN−βの場合各時点で同様であり、 このことは低投与量がIFN−βによる実験に適し、そして高投与量のIFN− βによる毒性の危険が少なくなりそうであるから、好適な投与量であることを示 している。次いで、図1a〜1cに示した残余実験では、2000単位の投与量 が臨床評点で改善を示したから、2000単位のIFN−βを使用した。 図1aに示されるように、マウスの対照群はPBSで処理し、他のマウス群は 2000単位のIFN−βで腹腔内的に9、12、16、および20日に処理し た。図1aに示されるように、IFN−βのみで処理された群は、対照群よりも 、経過時間の間少し低い重症度であった。EAEに及ぼすマウスMBPペプチドAc 1−11の効果 マウスMBPペプチドAc 1−11の効果を決定して、結果を図1bに示す 。マウスの1群は、EAE誘発後10、13、17、および21日にPBSで腹 腔内的に処理し(対照)、そしてマウスの1群は10、13、17、および21 日に250nモルのペプチドAc 1−11で 静脈内的に処理した。マウスを上記の通りに監視した。図1bに示されるように 、Ac 1−11で処理されたマウスは、対照群よりも、低い重症度であった。EAEに及ぼすペプチドAc 1−11とIFN−βとの組合せによる処理の効 ペプチドAc 1−11とIFN−βとの組合せによる処理の効果を図1cに 示す。マウスの1群は、EAE誘発後にPBSで腹腔内的に処理し(対照)、そ してマウスの1群は、10、13、17、および21日に250nモルのペプチ ドAc 1−11で静脈内的に処理し、そして9、12、16、および20日に 2000単位のIFN−βで腹腔内的に処理した。図1cに示されるように、ペ プチドとIFN−βとの組合せで処理されたマウスの群は、対照群と比較して並 びにIFN−β単独またはペプチド単独での処理と比較して、組合せの相乗効果 を示す図1aおよび図1bに示されるように、重症度の顕著な低下を示した。そ れ故、ペプチドとIFN−βとの組合せを含む治療養生法は、EAEの重症度を 低下させる顕著な効果を示す。 本発明について好適な態様を引用して説明したが、他の態様も同一の結果を達 成することができる。本発明の変形および改良は当該技術者には明らかであり、 添付の請求の範囲において、本発明の真の精神および範囲から当然生れるような すべての改良物および均等物に及ぶことが意図されている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月22日 【補正内容】 本発明はまた、薬学的に許容される担体または希釈剤中に、MBPから誘導さ れた抗原性ペプチドとIFN−βとの物理的混合物を含んでなる新規の組成物を 提供する。この組成物は、個体の多発性硬化症を治療または予防するための治療 的養生法の一部として使用することができる。 本発明を以下の実施例によってさらに説明するが、実施例は本発明を制限する ものではない。 実施例 マウスMBPペプチドAc 1−11の合成 マウスMBPペプチドAc 1−11を、標準Fmoc/tBoc合成法を使 用して合成し、HPLC法によって精製した。EAEの誘発 6〜8週令の雌性(SJL×PL)F1マウス(Jackson Labs, Bar Harbor,ME)中で、400μg H37RA株結核菌(M.t uberculosis)(DIFCO Lab.,Detroit,MI)を 含有するCFA(GIBCO Lab.,Grand Island,NY)中 の100μg精製モルモットMBPで、尾の基部に皮下的に免疫処置することの よって、EAEを誘発させた。免疫処置の日および48時間後の2回、200n gの百日咳毒素(JHL BIOSCIENCE,Lenexa,Kansas )を静脈内的に(i.v.)与えた。マウスを疾病症状について毎日監視し、発 病度について以下の尺度に従って評点した。0=EAEの臨床的徴候なし、1= 跛行、無反応性尾部、2=部分的の後脚麻痺、3=完全な後脚麻痺、4=部分的 ないし完全な前脚麻痺、および5=瀕死。データは、群中のすべての動物を含め て毎日の発病度の評点の平均値として示す。マウス を26日間追求した。マウスがEAEで死亡した場合、5の評点をその後のすべ ての日の計算に加算した。EAEに及ぼすIFN−βの効果 EAEに及ぼす各種投与量のIFN−βの効果を決定する目的のための測定実 験において(図2)。マウスの1群を、PBSで、腹腔内的に、EAE誘発後9 、13、および16日に処理し(対照)、マウスの1群を10,000単位のI FN−βで、9、13、および16日に処理し(白丸)、マウスの1群を2,0 00単位のIFN−βで、9、13、および16日に処理した(黒丸)。図2に 示すように、EAEの症状は両投与量のIFN−βの場合各時点で同様であり、 このことは低投与量がIFN−βによる実験に適し、そして高投与量のIFN− βによる毒性の危険が少なくなりそうであるから、好適な投与量であることを示 している。次いで、図1a〜1cに示した残余実験では、2000単位の投与量 が臨床評点で改善を示したから、2000単位のIFN−βを使用した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK ,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 シ, ジア・ドング アメリカ合衆国カリフオルニア州94041マ ウンテンビユウ・ナンバー1・チヤーチス トリート98

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.IFN−βの治療的有効量を投与することを含む治療的養生法においてM BPの少なくとも1種の抗原性ペプチドの治療的有効量を投与することを含んで なる個体の多発性硬化症を治療する方法。 2.前記MBPの抗原性ペプチドおよび前記IFN−βが同時に投与される請 求の範囲1に記載の方法。 3.前記MBPの抗原性ペプチドおよび前記IFN−βが少なくとも24時間 の間隔で投与される請求の範囲1に記載の方法。 4.前記の少なくとも1種の抗原性ペプチドが、ヒトMBPのアミノ酸残基8 4−106のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基84 −102のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基89− 101のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基140− 172のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基143− 168のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基142− 167のすべてまたは一部を含むペプチドおよびヒトMBPのアミノ酸残基13 −25のすべてまたは一部を含むペプチドからなる群から選ばれる請求の範囲1 に記載の方法。 5.薬学的に許容される担体または希釈剤中にヒトMBPの少なくとも1種の 抗原性ペプチドの治療的有効量およびIFN−βの治療的有効量を含んでなる組 成物。 6.前記の少なくとも1種の抗原性ペプチドが、ヒトMBPのアミノ酸残基8 4−106のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基84 −102のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトM BPのアミノ酸残基89−101のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMB Pのアミノ酸残基140−172のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMB Pのアミノ酸残基143−168のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMB Pのアミノ酸残基142−167のすべてまたは一部を含むペプチドおよびヒト MBPのアミノ酸残基13−25のすべてまたは一部を含むペプチドからなる群 から選ばれる請求の範囲5に記載の組成物。 7.多発性硬化症に感受性である個体の多発性硬化症の発症を予防する方法で あって、IFN−βの治療的有効量を投与することを含む治療的養生法において MBPの少なくとも1種の抗原性ペプチドの治療的有効量を投与することを含ん でなる方法。 8.前記の少なくとも1種の抗原性ペプチドが修飾される請求の範囲4に記載 の方法。 9.少なくとも2種の抗原性ペプチドを含んでなる請求の範囲4に記載の組成 物。 10.前記の少なくとも1種の抗原性ペプチドが、ヒトMBPのアミノ酸残基 84−102のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基8 9−101のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基14 3−168のすべてまたは一部を含むペプチド;ヒトMBPのアミノ酸残基14 2−167のすべてまたは一部を含むペプチドおよびヒトMBPのアミノ酸残基 13−25のすべてまたは一部を含むペプチドからなる群から選ばれ、各々が図 4に示された配列を有する請求の範囲5に記載の組成物。 11.図4に示されたアミノ酸残基142−167を含んでなる単離 されたMBPペプチド 12.請求の範囲11に記載の単離されたペプチドを含んでなる組成物。 13.カルボキシ末端およびアミノ末端を有する単離されたMBPペプチドで あって、前記ペプチドはアミノ酸残基142−167を含み、前記ペプチドが、 前記ペプチドのカルボキシ末端から下流に少なくとも1個のアミノ酸残基だけ延 長される単離されたMBPペプチド。 14.前記ペプチドが、少なくとも1つのT細胞エピトープを含んでなるとい う抗原性特性を維持する請求の範囲13に記載の単離されたペプチド。 15.請求の範囲13に記載の単離されたペプチドを含んでなる組成物。
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