JPH05501426A - 変性エポキシ樹脂及び複合体 - Google Patents

変性エポキシ樹脂及び複合体

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 変性エポキシ樹脂及び複合体 〔技術分野〕 本発明は、ポリマーの主鎖に結合した( appended)珪素含有官能基を 有するエポキシ樹脂に関する。本発明はまた、ゾ製された無機/有機複合体に関 する。この複合体、その製造用組成物及び複合体の形成方法は、本発明の三つの 態様である。
〔背景技術〕
広範囲の種々の物質が、充填材又は強化材として作用することによりプラスチッ クの物性を増強するために使用されている。充填材は活性であっても不活性であ ってもよい。不活性である場合には、充填材は本来増量材である。しかしながら 、活性物質の添加または被覆で、不活性の充填材は強化材になる。
最も広く使用されているプラスチック用の増量充填材は炭酸カルシウムである。
この物質は、レオロジー的性質を改良するためにステアリン酸及びステアリン酸 カルシウムと共に被覆されてきた。アルキロールアミンの塩及び高分子量酸を有 する長鎖ポリアミノアミドのような有機物質も、被覆として使用されてきた。
カオリン又はクレーは、プラスチックスに第二番目に最も一般的に使用される体 質顔料である。表面変性のためにクレーをシラン、ポリエステル及び水酸化金属 で処理することは、当該技術分野で知られている。
ガラス、アスベストおよびワラストナイトのようなその他の珪酸塩は強化材とし て使用されてきた。珪酸塩の中には、砂、石英及び珪藻土がある。石英は、高性 能宇宙応用のためにフェノール樹脂及びエポキシ樹脂と共に使用されてきた。
シランカップリング剤は、種々の公知技術に於いて複合体製品に使用されている 。このカップリング剤の加水分解生成物は、無機成分へ結合し、環境攻撃下でさ えも、珪質充填材及び強化剤への良好な接着を維持する。
シランカップリング剤は、広範囲の熱硬化性及び熱可塑性樹脂と共に使用した場 合に著しい効果を存する。例えば、種々の鉱物質充填材を含む不飽和ポリエステ ルをシランカップリング剤で処理すると、系全体の粘度が減少し、そして乾燥及 び潤滑曲げ強度の両方が改良される。ポリエステル樹脂をシランカップリング濃 縮剤で処理したアルミナ三水和物で充填した場合に、粘度減少はシート成形配合 物用に特に重要で充填したエポキシ樹脂中でマトリックス樹脂との高レベルの反 応性を与える。この系は乾燥強度には相対的に殆んど効果を示さないが、湿潤強 度はエポキシ−官能性シランを使用することにより100%よりも大きく改良さ れ、改良は電気的性質に於いても注目される。
本発明は、上記の公知技術の実施とは異なる。本発明者は、炭酸カルシウム又は 珪酸塩状ガラスもしくは粘度のような予偏成形した充填材又は強化材を使用して いない。その代わりに、本発明者は系内(in 5itu)で無機/有機複合体 を製造する。第二に、本発明者は予備成形した充填材又は強化材用の表面被覆と してシランを使用しない。その代わりに、本発明者は結合基を形成するための反 応剤のような物質及び系内(in 5itu)で調製されたシリカ網状構造用の 前駆体のような物質を使用する。結合基は有機ポリマーを系内で(in 5it u)調製された網状構造に結合する。このアプローチは、特に有機ポリマーのガ ラス転移温度(Tg)より高い温度での高温機械的性質の改良された物質を製造 する。
当該技術分野での特別の具体的な文献を下記に示す。
Ba1jol、M、D、、Plastics Polymers 5cienc e and Technology。
John Wiley及び5ons、 New York、 N、Y、(198 2年)628〜638頁は、プラスチックス技術で使用される充填材、強化剤及 びカップリング剤を開示している。
米国特許第3.179.622号はポリシロキサンイソシアネートを開示してい る。ヒドロキシ基を育する変性シロキサン液体は、イソシアネートと反応して、 ゴムを得るために硬化される。
米国特許第3.324.055号は、種々のポリマーの記載された。
リストから選択された有機反応性ポリマー、ポリ珪酸塩を含む群から選択された 無機ポリマー及びこの有機及び無機ポリマーと反応し得るモノマーからなる組成 物を開示している。
このモノマー物質は、重合又は共重合して、系内(in 5itu)でひび割れ がなく水不浸透性の硬質接着被覆物を形成する。
米国特許第3.679.630号は、ポリエポキシド、ポリイソシアナトシラン 及び硬化触媒からなる硬化性組成物を開示している。
米国特許第3.887.636号は、有機ジイソシアネートで架橋された(ブロ ック−アミド−シロキサン)(ブロック−アミド/イミド)ポリマーを開示して いる。
米国特許第3.903.052号は、側鎖にシリル置換ビウレット基を有するポ リウレタンを開示している。この変性されたウレタンは湿分により架橋できる。
米国特許第4.250.074号は、少なくとも2個のオキシラン基を有するエ ポキシをアミノシランのようなアミン硬化剤と反応させることにより作られたポ リマーマトリックスを開示している。
米国特許第4.520.144号は、ジウレタンジイソシアネートをOH−基を 有するポリエポキシドと反応させることにより作られた変性ポリエポキシドを開 示している。ジウレタンジイソシアネートは、シカルビノール末端ポリジメチル シロキサンと過剰の有機ジイソシアネートから作られる。
米国特許第4.543.404号は、エポキシアルコール、ヒドロキシル含有ア クリレート又はメタクリレート、アルキルポリイソシアネート及びアミノ含有ア ルコキシシランから作られた組成物を開示している。
米国特許第4.604.443号は、ゲル化していない部分加水分解生成物及び それを含有する被覆組成物を開示している。この部分加水分解生成物は、有機珪 素含有物質を制御された量の水と反応させることにより製造される。
米国特許第4.632.970号は、活性有機硬化剤とウレタン変性エポキシ樹 脂からなるエポキシ樹脂組成物を開示している。
米国特許第4.754.014号は、1分子当たり0〜10個のウレタン結合を 含有するヒドロキシ官能性ポリシロキサングラフトコポリマーを開示している。
米国特許第4.766、183号は、ウレタン/エポキシ/シリコーン内部貫通 網状構造を開示しているこの形成方法は、第1欄と第2欄とに亘るパラグラフに 要約されている。
C1arson et al、Polym、 Commun、 28 (198 7年)249頁は、エチルアミンの存在下に行われるゾル−ゲル方法を経由して ポリ (メチルフェニルシロキサン)中で系内(in 5itu)でシリカの強 化粒子を合成した場合に、より高い弾性率及び増大した靭性が、得られることを 開示している。
5tober et al、Journal of Co11oid and  Interface鉦n匹り胚、62〜69頁(1968年)は、アルキルシリ ケートの加水分解及び形態学的触媒としてアンモニアを使用する球状シリカ粒子 の制御された成長方法を開示している。粒子サイズは、直径で0.05ミクロン 未満から2ミクロンまでの範囲でり (ジメチルシロキサン)中で珪酸塩粒子の 系内(in 5itu)での製造を教示している。C1arson et al の上記の文献では、この方法はテトラエチルオルト珪酸塩でポリマーのシートを 膨潤させることを必要とする。
Wilkes et al、AC3Symposium 5eries (19 87年)360巻、354〜76頁は、トリエトキシシラン末端ポリ (テトラ メチレンオキシド)中での珪酸塩粒子の系内(in 5itu)での製造を教示 している。
のような結合基を有する変性エポキシ樹脂は開示されていない。即ち、本発明は 新しい種類の変性エポキシ樹脂に関する。
更に、従来技術とは違って、本発明者の発明はシリコーンでエポキシドを変性す ることを含まない。シリコーンは従来技術に於いては可撓性を増加させるために 添加されてきた。反対に、本発明の組成物は、高温で剛性及び寸法安定性を示す 。
換言すると、本発明の複合体は、そのような温度で弾性率値が増加し、従って本 発明の複合体はそのような温度で高性能の応用に有用である。
更に、従来技術は、予備形成した充填材及び増量剤用の硬化剤として又はカップ リング剤としての、アミノ官能性を有するトリアルコキシシランの使用を教示し ている。本発明者の発明に於いて、このような物質は変性エポキシを形成するの みならず、系内(in 5itu)で形成されるシリカ富化領域とエポキシを結 合する。このような理由のために、本発明は当該技術に於いて著しい進歩を提供 する。
〔発明の開示〕
本発明は新規な置換エポキシ樹脂に関する。これらの樹脂は、樹脂の主鎖に結合 した(appended)複数個のウレタン含有側鎖又は類似の種類(単複)の 側鎖を含む。好ましい態様に於いて、出発物質中のエポキシ主鎖に結合したヒド ロキシ基の全部よりも少ないものが反応して、新規な樹脂中の側鎖を生成する。
本発明者の研究過程において、ヒドロキシ基のすべてが反応すると、複合体が所 望のものよりも脆くなるので、生成物は本発明の複合体を作るために満足なもの ではないことが見出された。脆性が関心の的でなく、高い剛性及び/又は透明性 が本発明の複合体に望まれる性質である場合には、ヒドロキシ基の全部を反応さ せて側鎖を形成することができる。
本発明はまた、本発明の変性樹脂及び酸化珪素前駆体からなる新規な組成物に関 する。本発明の複合体を製造するために有用であるこのような組成物はまた、水 及び酸のようなゾル−ゲル反応触媒を含有していてもよい。水及び触媒は一緒に でき、0.15Mの塩酸は酸触媒と反応剤として使用される水とを供給する。
本発明はまた、無機/有機複合体及びその形成方法に関する。これらの複合体は 、本発明の変性エポキシ樹脂の存在下でゾル−ゲル反応を行うことからなる方法 により作られる。
この方法の間、酸化珪素網状構造が得られる。この方法の条件下で、反応混合物 中に存在する変性エポキシ樹脂は、形成される網状構造に結合するようになる。
驚くべきことに、水を製造工程で使用するとき、複合体は均一ではなく、珪素富 化帯域及びポリマー富化帯域が複合体生成物中に現れることが見出された。反応 性珪素単位を有する変性ポリマーは複合体の均一性を増大させることか公知技術 から推定できたので、このことは実際予期されない結果である。
更に、珪素富化帯域か驚くほど大きく、そして形状か著しく規則性であることも 見出された。更に詳しくは、これらは殆ど完全に回転楕円形である。珪素富化帯 域のサイズ及び形状に関するこれらの発見は、公知技術から予見できないことで あった。
本発明者は、高温でのエポキシ樹脂の性質、即ち、動的及び極限の機械的試験に より測定した前記樹脂の剛性を改良するための手段を見出したことを述べた。本 発明者はまた、当該技術に知られている種類の強化、即ち予備形成された材料に 頼らない改良されたエポキシ樹脂を見出したことを述べた。
本発明者はまた、基質樹脂とその中に含まれる分散相との間の化学的結合を与え る手段を探索した。これらの研究の過程で、本発明者は、強度を増大させるため に、エポキシ樹脂内のヒドロキシ基の全部よりも少ないものが置換されるべきで あることを見出した。本発明者はまたは、無機/有機複合体の性質を増強するた めに、大気の湿分に頼るよりもむしろ、反応域に添加した水を使用して複合体を 製造することが非常に有利であることを見出した。
即ち、本発明は、反応域に水を僅かに添加するか又は全く添加しない場合には、 複合体中の分散した珪素相は小さく、そして形状が不規則であること、そして生 成物は可視光に対して透明であると言う発見を含む。他方、本発明はまた、より 多くの水を反応域に添加した場合には、複合体生成物は不透明であり、そしてよ り大きく、形状が著しく球状である分離した珪素富化相を含むと言う発見を含む 。前に述べたように、変性樹脂上の多数の珪素官能性が、相分離を促進するより もむしろ遅らせることが期待されるので、このことは予想されない。これらの発 見に照らして、本発明は当該技術に於いて進歩であると信じられる。
本発明の複合体は充填材添加エポキシ樹脂又は強化エポキシ樹脂について知られ ている用途に使用することができる。
即ち、例えば、本発明の複合体は電子装置部品及びプリプレグを作るためのエン ジニアリングプラスチックとして使用することができる。このプリプレグは当該 技術で知られている多くのプリプレグの用途を有し、特に高温度での応用で有用 である。
本発明の変性エポキシ樹脂は、未発明の複合体を形成する出発物質として有用で ある他に、他の樹脂の形成のための化学的中間体として使用することもできる。
中間体として使用する場合には、反応性珪素含有側鎖及び/又は側鎖に沿ったヒ ドロキシ基は、他の物質と反応して新しいポリマー生成物を作ることができる。
また、(ポリマー主鎖の末端にこのような基を育する本発明の複合体の)エポキ シ基は、酸、塩基又は核試薬との反応により開いて、保護フィルム又は被覆とし て有用な追加の種類のポリマーを製造することができる。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、本発明の複合体の断面の約12.700倍での、透過型電子顕微鏡写真 である。ライトグレー領域がポリマー富化帯域である。より黒い殆ど丸い領域は シリカ富化帯域である。
これらの帯域は本発明の複合体形成方法の間に系内て生成された。ダークグレー のシリカ富化領域に現れている縞は、写真撮影のために試料を調製している間に 作られた人為的なものである。
この顕微鏡写真は、珪素富化帯域の著しい回転楕円体形状を明らかに示している 。二つのこのような帯域が互いに非常に近くにある場合には、回転楕円体形状の 幾らかの歪みが生じ得ることが写真から分かる。写真の中で珪素富化帯域のサイ ズは約0.3〜3.0 ミクロンである。
写真の1左の領域の明るいスポットは人為的なものである。
それでポリマー富化領域に現れる一対の線がある。(これらの線の一部は上記明 るいスポットの近くにある。)写真の複合体を調製する際に使用した変性エポキ シ樹脂は、エポン(Epon) 1009樹脂から作った。この物質は、ビスフ ェノールAとエピクロルヒドリンとのコポリマーでありShellChemic al Co、の製品である。本発明者は本発明の変性ポリマーを製造する出発物 質を変性した。この変性は、ヒドロキシルの水素の約25%をイソシアネートプ ロピル−トリエトキシ−シランで置換することからなっていた。変性樹脂を、5 0モル%のテトラメトキシシラン(TM01)及び4.0モル当量の、0、15 M HCIとして添加した水と反応させて、本発明の複合体を製造した。
変性樹脂、テトラメトキシシラン及び0.15M HCIの混合物を、60℃で 1分間攪拌し、次いでポリエチレン表面にナイフ−コーティングし、そして20 0℃で15時間硬化させて、約0、30mm厚さのフィルムを製造した。顕微鏡 写真撮影した部分はこのフィルムから得た。(変性樹脂及び複合体フィルムを製 造するための製造方法に関するより詳細なことは、後に述べる。) 図2は、水を反応域に添加しなかった他は、図1の複合体と同じ方法で同じ成分 から製造した本発明の複合体の約12、700倍での、透過型電子顕微鏡写真で ある。図1で写真撮影したフィルムとは反対に、図2のフィルムは明るかった。
即ち、透明であり、不透明ではなかった。この顕微鏡写真全体のより明るいグレ ーの領域はポリマー富化領域であり、そして小さい不規則なより暗い領域は珪素 富化帯域である。より暗い領域がサイズに於いて1ミクロンよりも非常に小さい ことが注目される。更に詳しくは、この写真は、珪素富化粒子のサイズが約0. 1〜約0.3ミクロンの範囲内であることを示している。明らかなように、この 範囲内のより大きい粒子は、より小さい粒子の集合体である長い細い粒子である 。
顕微鏡写真の比較は、本発明により作られた2種類の複合体物質の間の構造上の 差異を明らかに示している。上に指摘したように、反応帯域に水を添加すると一 つの形の生成物を作り、一方、反応帯域に添加した水が実質的に無いと図2に例 示するような透明なフィルムを作る。両方の形の物質が、本発明の生成物である 。
図3及び図4は、本発明により得られる増大した機械的強度を示すためにまとめ られている。両図は、一連の動的機械的熱分析(DMTA)スペクトルからなる 。これらのスペクトルは、温度の関数としての、複合体の貯蔵弾性率(E′)又 は剛性のプロットである。一般にガラス質のポリマーは約1010ダイン/dの 弾性率を有する。ポリマーをそのガラス転移温度(Tg)を過ぎて加熱すると、 ポリマーはゴム状になり、剛性又は弾性率を失う。この結果、DMTA曲線が急 激に低下することになる。この図で示される複合体の場合には、ポリマーは官能 化された珪素基を介して架橋され、シリコンアルコキシドの系内(il 5it u)重合から形成される無機の網状構造で強化される。この結果、Tgよりも高 い温度でDMTAスペクトルの台地部(plateau)により示されるように 「ゴム状台地弾性率(rubbery plateau modulus)Jに なる。台地弾性率の相対的高さは、高温での複合体の機械的性質と同程度である 。
図3において、曲線Bは3−アミノプロピルトリエトキシシランでエポン100 9を末端閉塞することにより作られたポリマーを表す。このポリマーは大気の湿 分での反応を介して架橋されていた。曲線Aのポリマーは、架橋反応を促進する ために0.15M HCIの形で水を添加したことの他は、Bと同一であった。
これらの曲線の比較から、水をわざわざ添加するか又は単に空気中から吸収させ るかに関わらず、殆ど同じ物質が形成されたことが明らかである。両方のポリマ ーについて、約108ダイン/dの台地弾性率と同様に、約120”CのTgが 得られた。曲線Cは、系内(in 5itu)重合したテトラメトキシシラン( 7MO3)に加えて、曲線A及びBに於けると同じポリマーからなる複合体を表 す。7MO3を50モル%添加し、そしてSi1モル当たり4モルの水を0.1 5M HCIの形で添加した。重合したモノマーの添加がTgに僅かの影響を与 えるが、台地弾性率か約109ダイン/dに増加したことが明らかである。
図3の興味のある自明でない面は、本発明の複合体を表す曲線り及びEである。
曲線Eは、曲線A及びBを生じさせるために使用したポリマーと同等であるが、 3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランで可能性化されたポリマー主鎖 に沿った約半分のヒドロキシ基を有する末端閉塞したEpon1009樹脂を表 す。これは大気の湿分を使用して架橋させ、追加の水をこの複合体に添加しなか った。図において、この物質に対するTgは観察されず、このことはTgがこの 実験の上限よりも、または250°Cよりも高い温度にシフトしたことを示す。
更に、曲線りは50モル%の7MO3及び4モル当量の0.15M)IC2も添 加した他は、曲MEOものと同じ官能性化された樹脂を表す。驚くべきことに、 Tg及び台地弾性率は共に曲線Eの官能性化されたポリマーに比して低下した。
この結果は、曲線A−Cで示される結果に基づいて、TMOSの添加がTgに対 して小さい影響を有すると期待され、弾性率を増加させると期待されるので驚く べきことである。この図(曲線り及びE)で表される本発明の複合体の両方が、 他の物質に対して優れた高温特性を有することに注目することも重要である。
図4の曲線Aの結果は図3の曲線りと同一であること、即ち官能性化されたIE pon 1009 (末端閉塞されかつ側鎖が官能性化された)並びに50モル %のTMOS及び4モルの0.15M MCIも同様に驚くべきことである。曲 線Bは水を添加しなかった他は同一の試料である。曲線Bに於ける破断は、試料 を保持するグリップ張力を手動で変化させ、そうしてこの試料への最終張力を図 3及び4の他の試料についてのものと実質的に同じにしたための実験的人為的結 果である。驚くべきことに、水の添加はTg及び台地弾性率の低下に寄与してい る。水を添加しない試料は優れた高温特性を有している。このことは図3の曲線 A及びBの結果から期待されなかったであろう。更に、無機モノマーの重合に関 する当業者は、酸性の水の添加がTMOSモノマーの反応速度を増加させること 、及びこれが系内で(in 5itu)の無機網状構造の発生を助けることを期 待したであろう。このような網状構造は機械的性質を増大させると期待されたで あろう。
図1〜4の結果は、本発明の複合体が優れた高温特性を有すること及び水が生成 される複合体の種類に驚くべき影響を有することを明らかに示している。図1及 び2は、珪素富化領域の相分離を促進することを示している。ポリマー主鎖に沿 った多数のトリアルコキシシラン基が相分離を促進するよりもむしろ均一性を増 大させると期待されたので、このことも同様に驚くべきことである。
図3でAからEまで標識を付けた物質についての幾つかのデータは下記の通りで ある。
〔発明を実施するための最良の形態〕
本発明は変性樹脂に関する。一つの態様に於いて、この樹脂はポリマーの主鎖に 沿ったウレタン又は同様の結合を有するポリエポキシドである。他の態様に於い て、この樹脂はポリマー主鎖に沿った同じ種類の結合を有し、更に、この樹脂は ポリマー末端で誘導されたエポキシ基を有する。換言すると、第二の態様に於い モ、この樹脂は主鎖に沿ったウレタン又は同様の結合を有し、そしてこの樹脂は また、エポキシド結合をアミノシランと反応させることにより生成される末端基 を有する。
即ち、好ましい態様に於いて、本発明は、物質の組成として、式: (式中、Tは、ジヒドロキシ化合物からヒドロキシ基を除いた後に残る二価の基 であり、Tは更に(i)2〜約6個の炭素原子を有するアルキレン基及び (ii)式: (式中、各R1は、独立に、水素及び約4個以下の炭素原子を有するアルキル基 から選択され、Xはハロゲン及び1〜4個の炭素原子を有するアルキル基から選 択され、そして、“a”は0〜4の値を育する小さい整数(whole num ben)である)を有するビスフェノールからヒドロキシ基を除いた後に残るア リーレン基からなる種類から選択されることに特徴Eは、(i) 及び (iii) (iv) (式中、R′は約6個以下の炭素原子を有するアルキレン基であり、そしてR″ は約6個以下の炭素原子を有するアルキル基である) から選択される末端基であり、 Qは、Qの約5〜約95モル%は有機基であり、そして残りは水素であるように 、水素及び有機基から選択され、該有機基は、 (vi ) −R’ −3i (OR“)3 及び(Vll) H−CCHOH CHt OR’ St(○R“)3(式中、R′及びR’は上記と同じ意味を有 する)からなる種類から選択され、そして、nは整数であり、そうして該ポリエ ーテルの重量平均分子量が約500〜約75.000である) を有するポリエーテルからなる。
二種類の型のポリマーが、末端ではない炭素原子に結合したヒドロキシ基を有す る、即ち、ヒドロキシ基がポリマー主鎖の末端の炭素原子ではなくてポリマー主 鎖の中の炭素原子に結合しているポリエーテルから製造される。本発明のための 出発物質として使用されるこの壓のポリエポキシドは当該技術で知られており、 下記に述べる。
例として、本発明のポリマーをエビクロロヒドリン及びビスフェノールAを反応 させることにより作られたポリエポキシドから製造する。かくして、一つの態様 に於いて本発明の変性ポリマーは、基本的に式: (式中、TはビスフェノールAから末端のヒドロキシ基を除いた後に残る二価の 基である) を有する繰り返し単位からなるポリエーテルから誘導される。
このポリマーが可撓性を有することを望むとき、Tは脂肪族ジヒドロキシ化合物 から選択できる。このポリマーが更に硬いことを望むとき、Tは高い芳香族性度 を有するジフェノール類、例えばビスフェノールAから選択できる。即ち、本発 明にとって、Tの正確な性質は重要な変数であるが、限定的な変数ではないこと が理解されるべきである。
その入手性のために、ビスフェノールA及びエビクロロヒドリンから誘導される ポリエーテルが、本発明のための好ましい出発物質である。これらのポリエポキ シドは、式:ジルエーテル(DGEBPA) 、ビスフェノールA自体及び連鎖 成長を促進する触媒を溶融することにより製造すること力(できる。即ち、例え ば、精製したDGEBPAを、触媒としてト1ノフェニルホスフインを使用して ビスフェノールAと反応させる、の方法を使用できる。このような方法(こより 製造したより高い分子量のエポキシ、ドは、本発明にとって好ましし)出発物質 を形成する。
上記のように、本発明の変性ポリエーテル(ま、末端基としてのエポキシ基又は 末端のエポキシ基を式:%式%) を有する化合物と反応させることにより得られる末端基の何ぺ1かを有する。
この式に於いて、Rは二価の有機基であり、そしで各R″は加水分解性の基であ る。Rにより表されるを根基について、′11らは性質か脂肪族性であっても芳 香族性であってもよい、。
射ましくは、1では1へ一約8個の炭素原子を有するアル〒1.・し爪こある。
非常(J好まし、い反応剤は、tに炭素及σ水素からなり、1−・、3個の炭素 原子を有するIぐ準をイずする。
1(9ij:5.にす?(さλ−1/′1加水分解性のちは、6当該技術、例え ば、米国特許第2.486.1(32号及び米国特許第4.238.590号で 知られでいろtlO水5)解性の基から選択される。当該技術で知られている加 水分解性の基について、約6個以下の炭素原子及びハtコゲン、例えばりロワ基 及びブロモ基を有するアルコキン基か好ましい。本明細書の後半部分に示すよう に、加水分解性のR1基は本発明の方法で除かれ、それでこれらの基の正確な性 質は限定的ではない。それで、この基は比較的安価であり容易に入手できること が好ましい。これらの型の物質について、R°基をメ1へキシ基及び工i・キシ 基から選択することか好ましい。限定的では無いが、各R′″基は同じものであ る、二とか好ましい。
本発明のポリエーテルでウレタン結合を生成する際に使用するために非常に好ま しい反応剤は、イソシアネートプロピルトリメトキシシラン及びイソシアネート プロピルトリエトキシシランである。
即ち、二つの主な種類の本発明の変性樹脂が、式:([) を有するポリエーテル及び式・ を有するポリエーテルから作ることができる。
式■のポリマーは、前記のように、式■のポリマーから、式作ることができる。
この方法を下記の例により示す。
例I Epon 1010 (1,2〜1.4のエポキシド官能度及び約5.300の Mnを有する5hell Chemical Companyからのビスフェノ ールAエポキシドポリマー) (20,Og及び2.0官能度基準でエポキシド 基の7.5X10−”当量)を100m1のジオキサンに溶解した。
3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APS)(2,2g、 l0XIO− ”モル、過剰に使用)を75rILlのジオキサンに溶解し、5007nl三ツ ロ丸底フラスコ中で還流させた。Epon 1010溶液を添加ロートで滴下し た。添加後溶液を5時間還流させた。
得られたアミノシラン閉塞したエポキシポリマーは、ジオキサン溶液中で直接使 用するか、又はヘキサン中に沈澱させることにより回収するか、又はロータリー 蒸発器でジオキサンをストリッピングすることかできた。
例2 31の三ツロ丸底フラスコに、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APS )20.7g(0,094モル)及びジオキサン30〇−(310g)を入れ、 混合物を還流させた。(乾燥管を凝縮器の上に置いた。)II!(1,033g )のジオキサン中のEpon 1009.300g(0,065モル、1.6官 能度基準で約0.10当量)の溶液を、還流するAPS溶液に1.5時間かけて 滴下した。得られた溶液を5時間還流し、冷却し、濾過して少量の不溶性物質を 除去した。
この貯蔵溶液は冷凍庫(−20°C)中で貯蔵できた。
本発明のその他のポリマーは、式■及び■に記載したものと類似であるポリマー 出発物質から作ることができることを理解されたい。即ち、例えば、本発明のポ リマーは非線状のポリマー出発物質から作ることができる。これらはまた、末端 基の幾つかがエポキシ基であり、そしてその他の末端基が式■に記載したもので ある出発物質から作ることもできる。
このようなポリマーは一般に、上記の例の方法に従って全部よりも少ない末端エ ポキシ基を反応させることにより作ることができる。これは過剰モルの変性すべ き樹脂を使用することにより行うことができる。
上記の例で示したように、式■のポリマーから式■のポリマーを製造する方法は 、一般に約83°C〜約120″Cの範囲内の温度で約3〜約10時間行われる 。より高い温度及びより低い温度が使用できる。環境の圧力か好ましいが、反応 混合物中の成分の標準沸点よりも高くして反応を行うことが望まれる場合には、 昇圧した圧力を使用できる。上記例で反応溶剤として使用した1、4−ジオキサ ンは、テトラヒドロフラン(THF)又は反応剤に対して明らかな溶剤力を有し 使用される反応条件下で不活性であるその他の類似の有機液体で置き換えること ができる。
前の例で反応剤として使用した3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APS )は、その他の類似の化合物で置き換えることができる。APS以外の好ましい 反応剤は、3−アミノプロピルトリメトキシシラン及びこれらの化合物の2−ア ミノエチル同族体である。N−(3−アミノフェニル)−3−アミノプロピルト リメトキシシラン及びN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメト キシシランなどを使用することもできる。
式■及び■により示される構造を有し上記の例により示されるように製造される ポリマーは、本発明の変性ポリマーを製造するための出発物質として使用される 。本発明のポリマーを作るために、式■及び■のポリエーテルを、ポリマー主鎖 に沿ったヒドロキシル基と反応する官能力を有する1種又はそれ以上の反応剤と 反応させる。ヒドロキシ基と反応し得る官能性度を有することに加えて、この反 応剤はまた構造−3i(Rつ3単位(但しR11は上記と同じ意味を有する)も 有している。一般に、反応剤はまた、ヒドロキシ基及び−5i(Rつ。
単位と反応性である基を結合する基も有している。この結合基は、(i )−3 i(R’ h単位及びヒドロキシ反応性置換基を結合でき、そして(ii)ポリ マー生成物が意図する目的と干渉しないどのような基であってもよい。
本発明の変性ポリマーを製造するために三つの好ましい種類の反応剤がある。こ れらは下記の式:%式%() により示される。
式V〜■に於いて、R′及びRNは前記と同じ意味を有し、そして式■において 、Xは塩素または臭素のようなハロゲンを意味する。好ましくは、Xはクロロ基 である。一般に、クロロ化合物はブロモ、ヨード又はフルオロ化合物よりも容易 に入手でき、その入手性及び一般的に低いコストは、これらを本発明で使用する ための好ましい反応剤にする。
式V〜■により表される反応剤の三つの種類について、式■のイソシアネート化 合物が好ましい。この種の好ましい反応剤は、イソシアネートプロピルトリメト キシシランであり、他のものはイソシアネートプロピルトリエトキシシランであ る。
上記のように、本発明のポリマーは、ポリマー主鎖に沿ったヒドロキシ基を有す るポリマーエーテルを式V〜■により示される種類の反応剤と反応させることに より製造される。
この方法を行うとき、全部よりも少ないヒドロキシ基が反応することか好ましい 。上記のように、本発明者は、全部よりも少ないヒドロキシ基か得られたポリマ ーから作られた複合体は脆性が小さいことを見出した。完全な置換を避けるため に、当該技術で知られているどのような手段も使用できる。
例えば、ポリエーテル中に存在する全部のヒドロキシ基と反応するには不十分な 量の式v〜■の反応剤を使用することができる。また、オペレーターは、完全な 添加に必要な時間よりも短い反応時間を使用することができる。一般に、ポリエ ーテル中のヒドロキシ基の約5〜約95モル%を転化する。好ましくは、転化の 量はヒドロキシ基の約25〜約75モル%の範囲内である。
本発明のポリマーを製造するためには、出発物質として使用するポリマーを適当 な反応容器に添加する。装入した物質は、例2に示した方法で形成されたような ポリマーの貯蔵溶液の形状であってよい。貯蔵溶液を使用しない場合には、この 方法の反応媒体として作用するために十分な溶剤を添加することが好ましい。こ のような溶剤は、1.4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン又は類似の物質で あってよい。選択する溶剤は反応剤を溶解できるもの、及びまた水と幾らか混和 性であるものである。(水混和性は、下記に説明するような無機/有機複合体を 製造するとき有利である)。一般に、反応剤を溶解するに十分な溶剤を使用して 、反応混合物に十分な流動性を与え、そしてまた、次の反応工程で水を使用すべ きである場合には、水との混合を容易にする。使用すべき溶剤の量の実際上の上 限はなく、これは反応容器の大きさ、経済性、反応混合物からの生成物の回収の 容易性などのような二次的な要件により支配される。使用すべき溶剤の量の選択 は当該技術の範囲内である。
出発ポリマーと溶剤との混合物に、ポリマーの主鎖の沿ったヒドロキシ基と反応 し、それにより本発明のポリマーを形成するための物質を添加する。好ましい態 様に於いて、使用すべき反応剤は式■、■又は■を有する化合物から選択される 。反応剤の添加の様式は当該技術の範囲内である。所望なら、反応剤または複数 の反応剤の全部を一度に添加することができ、又はプログラムした添加を使用す ることができる。
オペレーターは反応剤又は複数の反応剤を単味で添加することができ、又は1種 もしくはそれ以上の溶剤又は触媒のようなその他の物質と混合して添加すること ができる。溶剤を使用する場合には、反応域に添加する物は好ましくは同じ物質 である。しかし、同じ溶剤を使用することは限定的ではなく、その他の物質を使 用できる。
反応域に触媒を添加できることを前に述べた。触媒は好ましくは、ポリマー主鎖 に付属したウレタン結合を生成するために、出発ポリマーを式Vにより描かれた ようなイソシアネートと反応させるとき使用される。この目的のために、オペレ ーターは触媒として、有機錫、有機鉛もしくは有機水銀から選択された有機金属 化合物、または第三アミンを添加することができる。このようなウレタン触媒は 当該技術で知られている。ジブチル錫ジラウレートのような錫化合物が好ましい ウレタン触媒である。
このような物質の触媒量が使用される。一般に、イソシアネートモノマーの重量 基準で、約0.2〜約3重量%の範囲内の量のウレタン触媒を使用する。この範 囲よりもいくらか外の触媒量も使用できる。この点に関して、触媒の量か方法に 対し触媒効果を発揮する限り、より少ない量が使用できる。
一般に触媒効果を得るために必要な最小の触媒量よりも多くは使用しない。過剰 の量は普通有用な目的を果たさず、方法に不必要な費用を加える。
本発明のポリマーを製造するために、出発ポリマー、式V〜■の反応剤、液体反 応媒体及び(使用するとき)触媒からなる反応混合物を、適当な反応温度、即ち 、妥当な反応速度を与えるが、出発物質及び/又は生成物の過度の量の分解を起 こさない温度に加熱する。一般に、使用される反応温度は、約25〜100℃、 さらに好ましくは約50〜約80℃の範囲内である。
この方法は好ましくは環境圧力で行われる。しかしながら、所望により、より高 い圧力及びより低い圧力が使用できる。
例えば、使用する溶剤の標準沸点よりも高い温度で反応を行うことを望む場合に は、大気圧よりも高い圧力を使用できる。
かくして、所望により、環境圧力から約100気圧又はより高い範囲の圧力を使 用できる。
反応時間は真に独立の変数ではなく、これは反応剤の固有の反応性、使用する温 度及び類似の反応パラメーターに、少なくともある程度依存する。一般に、反応 は約1分から約6時間で完結する。反応時間は、反応の過程に亘ってIRスペク トルに於ける変化を追跡することにより実験的に決定できる。例えば、ヒドロキ シ基の消滅またはウレタン結合の出現を追跡できる。このような技術は、実験的 量の反応剤を用いて使用することができ、得られた結果は、第二のより大きい回 分の物質を製造するときの手引きのために使用できる。また、反応の過程は、所 望により、スケールアップした後IRにより決定、即ちモニターできる。
下記の例で、本発明の代表的ポリマーを、エポキシポリマー出発物質とイソシア ネートシランとの反応により製造する。
それに示すように、本発明のポリマー生成物は、反応溶剤に不溶性であるか又は 実質的に不溶性である。
下記の例は、本発明の複合体を製造する前に反応混合物からポリマーを除去する 必要の無いことを示している。それが作られた反応混合物中のポリマーを使用す ることは、それがポリマー生成物を分離するための生成物処理に伴う時間及び費 用を避けるので、好ましい操作上の便法である。しかしながら、本発明は反応混 合物中のポリマーを使用することに限定されないことを理解されたい。所望なら 、生成物ポリマーは分離できる。例えば、生成物は、生成物が不溶性である液体 を反応混合物に添加し、次いで液体混合物から沈澱したポリマーを除去すること により分離できる。沈澱したポリマーは洗浄し、当該技術でよく知られた方法を 使用して更に精製できる。
本発明のポリマーはそれが製造された反応混合物中で比較的安定であるか、又は 他の不活性溶剤に溶解される。このポリマーは大気の湿分とゆっくり反応して不 溶性の縮合生成物を作ることができる。即ち、ポリマー/溶剤組成物は、特に混 合物をかなりの時間貯蔵すべき場合には、それを大気の湿分から保護するために 密閉した容器内に保存される。
下記の例は本発明のポリマー及び複合体の製造を示すのみならず、複合体を製造 するために使用する組成物をも示す。
これらの組成物には、ポリマー及び加水分解性シランが含まれる。好ましい態様 に於いて、本発明は本発明の複合体を製造するための組成物を提供し、この組成 物は、(a)10〜約75モル%の式SiR’ 4(但し、R″はハロゲン及び 1〜約6個の炭素原子を有するアルコキシ基から選択された加水分解性基である )を有する化合物並びに(b)約25〜約90モル%の該変性エポキシドの混合 物からなり、該組成物には更に(C)鉱酸含有量がX′基の加水分解に触媒作用 するために十分であり、水の量がSiX’ 4の1モル当たり約1〜約4モル当 量に等しいような、鉱酸水溶液が含まれる。
下記の例の方法において、本発明の複合体は薄いフィルムの形状で製造される。
この目的のために、フィルムが製造される混合物を、フィルム形成量で表面上に 被覆した。使用した表面ポリエチレンであった。この物質は、本発明の複合体フ ィルムがポリエチレン表面から容易に除去できたので選択した。しかしながら、 本発明には複合体に接着した表面上の複合体の被覆物が含まれることを理解され たい。即ち、例えば、本発明の複合体は保護被覆として又は接着剤として使用で きる。
非接着性表面上へのフィルムの製造を示すために、下記の方法を使用した。
イソシアネート変性エポキシド処理 ポリマーを含有する溶液を、ガラスペルジャー中で家庭真空(house va cuumX23℃、20mmHg)下で脱気して、被覆する前に溶液から過剰の 空気を除去した。次いで、脱気した溶液を真空(23°C120mC12Oで被 覆ブロック上に平に保持したポリエチレンシート上に注いだ。被覆厚さを制御す るために、o、 oao“ギャップのナイフで溶液を広げた。被覆ブロックの蓋 を閉じ、溶液をゲル化させ、24〜48時間、23°Cで乾燥させた。乾燥した とき、被覆物を被覆ブロックから取り除き、真空オーブン(23℃、760mm Hg)中に置いた。設定したより低い真空(2mmHg)で、オーブンの温度を 50℃に上昇させ、その温度で2時間保持した。次いで被覆をオーブンから取り 出し、ポリエチレン基体から剥し、ダイセット上で引張り試験標本を切断した。
試験標本をテフロンシート上に置き、再び真空オーブン中に置いた。真空を設定 し、温度を200’Cに上昇させた。試料を200°Cで真空下に15時間保持 して、完全に硬化させた。仕上がった試料の厚さは0.30mmであった。
例3 例2て製造した貯蔵溶液の16.25g部分を5(7’の丸底フラスコに入れた 。この貯蔵溶液に3.157nlのイソシアネートプロピルトリエトキシシラン (これは、ポリマー主鎖に沿った一〇H基当たり約1個のイソシアネート結合を 表す)を添加した。
2、iiIのジブチル錫ジラウレート触媒を添加し、溶液を60”Cで20分間 攪拌した。次いで得られた混合物をポリエチレン表面上にナイフ被覆し、上記の 方法に従って硬化させた。
例4 例2で製造した貯蔵溶液の16.25gを、例3に記載したようにして、1.5 8dのイソシアネートプロピルトリエトキシシラン及び2滴のジブチル錫ジラウ レート触媒と反応させた。得られた溶液を、2.55−のテトラエトキシシラン 及び0.827nlの0、15N HCIと反応させた。反応を60°Cで5分 間行い、次いで得られた混合物を上記の方法に記載したようにしてナイフ被覆し 、硬化させた。
例5 EPON 1009樹脂150gをテトラヒドロフ9レ500させることにより 、貯蔵溶液を製造した。(EPON 1009は、5hell Chemica l Co.により製造されたエポキシ樹脂であり、下記の特性を有している:M n〜4500、エポキシ官能性度0.26〜0.43ミリ当量/g)。
この貯蔵溶液の40g部分をI O(Wの丸底フラスコに入れた。
2、9bd部分の3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン及び2滴のジ ブチル錫ジラウレートを添加し、得られた溶液を、加熱源として水浴を使用して 60℃で20分間攪拌した。
フラスコを水浴から取り出し、5. 24dのテトラメトキシシランを攪拌しな がら添加した。溶液が均一になったとき、2、6−の0. 15M HCI(珪 素基準で4.0モルの水)を添加し、得られた溶液を60℃で5分間攪拌した。
次いでこれを上記のようにしてナイフ被覆した。
下記の表は、例3〜5の方法により製造した本発明の複合体及び同様の方法のよ り製造したその他の複合体の性質を要約する。
表(I)において、複合体は、例1及び2の方法に一般的に従った、3−アミノ プロピルトリエトキシシランでの末端のエポキシ基の開環により変性されたエポ キシ樹脂から作った。
末端エポキシ基を変性した後、この樹脂を例3〜5の方法に一般的に従って3− イソシアネートプロピルトリエトキシシランと反応させた。
ここで表の(2)欄を参照して、記載「IX」は、使用した3−イソシアネート プロピルトリエトキシシラン(ICTS)のモル量が、変性したエポキシ樹脂中 の全部のヒドロキシ基と反応するに大体十分であったことを示している。(ヒド ロキシ基の数は樹脂の分子量から算出した)。同様に、記載「1/4X」及び「 1/2X」は、ICTSの量がそれぞれ、ポリマー主鎖に沿ったヒドロキシ基の 約25%又は50%と反応するに大体十分であったことを示す。
(3)欄は、複合体を製造するのに使用される加水分解性酸化珪素前駆体のモル %を示す。記載がない場合は、酸化珪素前駆体を添加しなかった。記載r5oT MO3」は、変性樹脂の各1モル部分画たり1モルのテトラメトキシシランを使 用したことを示す。変性ポリマーのモルは、ポリマー繰り返し単位の分子量(2 84g1モル)基準である。
(4)欄は酸化珪素前駆体の1モル当たり添加した水のモル当量を示す。示すよ うに、或例では水を添加せず、二つの例で4モル添加し、一つの例で2モルの水 を添加した。水は0、15M HCIとして添加した。
(5)〜(7)欄は、上記のようにして形成された物質のフィルムの性質を要約 する。
ピーク応力およびヤング率は、インストロン試験機、型式1026及びTT−B を使用して測定した。型式1026はデータ解析のためにIn5tron Mi crocon IIを使用し、TT−Bはシリーズ■インストロンソフトウェア を有するIBM−PCにインターフェースした。(5)欄に関して、数値が大き くなるほど、断面接当たりの最大荷重は大きくなり、物質は耐えることができた 。同様に(6)欄に於いて、数値が大きくなるほど、応力−歪曲線の初期傾斜か 大きくなり、剛性の大きい物質であることを示す。(7)欄で「透明」と記した フィルムは目に透明であり、一方、「白」と記したものは目視検査で測定したと き不透明で、白色であった。
分かるように、実質的に同じ方法で製造した物質の測定で得られた数値に於いて 幾らかの偏差がある。それにも関わらずこのデータから、複合体を、反応混合物 に加水分解性酸化珪素前駆体を添加することにより作ったとき、弾性率が改良さ れることが明らかである。またこのデータから、反応混合物に水を添加すること によっても弾性率が改良されることが明らかである。
棗9け要1)−闇樒てあスル裏2に炉齢した物質は− ヒドロ下記の表は図3に 示す性質を有する生成物について、二つの温度での貯蔵弾性率を示す。
温度(”C) 温度(”C) 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年4月30 日

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Tは、(i)2〜約6個の炭素原子を有するアルキレン基及び式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは、それぞれ独立に、水素及び約4個以下の炭素原子を有するアルキ ル基から選択され、Xはハロゲン及び1〜4個の炭素原子を有するアルキル基か ら選択され、そして、“a”は0〜4の価を有する小さい整数である)を有する ビスフェノールからヒドロキシ基を除いた後に残るアリーレン基からなる種類か ら選択された二価の基であり、Eは,(ii) ▲数式、化学式、表等があります▼(ii)及び▲数式、化学式、表等がありま す▼(iii)(式中、R′は約6個以下の炭素原子を有するアルキレン基であ り、そしてR′′は約6個以下の炭素原子を有するアルキル基である) から選択される末端基であり、 Qは、Qの約5〜約95モル%は有機基であり、そして残りは水素であるように 、水素及び有機基から選択され,該有機基は、 (v)▲数式、化学式、表等があります▼(vi)▲数式、化学式、表等があり ます▼及び(vii)▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R′及びR′ ′は上記と同じ意味を有する)からなる種類から選択され、そして、nは整数で あり、そして該ポリエーテルの重量平均分子量が約500〜約75,000であ る) を有するポリエーテル。
  2. 2.Eが▲数式、化学式、表等があります▼である請求の範囲第1項記載のポリ エーテル。
  3. 3.TがビスフェノールAからヒドロキシ基を除去した後に残るアリーレン基基 である請求の範囲第2項記載のポリエーテル。
  4. 4.該有機基が式(v)を有する請求の範囲第3項記載のポリエーテル。
  5. 5.該有機基が▲数式、化学式、表等があります▼である請求の範囲第4項記載 のポリエーテル。
  6. 6.R′′がエチル及びメチルから選択される請求の範囲第5項記載のポリエー テル。
  7. 7.Qにより表される基の約25〜約75モル%が、▲数式、化学式、表等があ ります▼ (但し、R′′はメチル又はエチルである)であり、Qの残りが水素である請求 の範囲第6項記載のポリエーテル。
  8. 8.物質の組成として、約10〜約75モル%の酸化珪素網状構造から誘導され るゾルーゲル及び約25〜約90モル%の変性ポリエポキシドの複合体であり、 該変性ポリエポキシドが(i)エピクロロヒドリン及びビスフェノールAの反応 生成物から誘導され、約500〜約75,000の分子量を有し、そして(ii )約25〜約75モル%の、イソシアネートアルキル(トリアルコキシ)シラン 基に結合した、エポキシドの主鎖に沿ったヒドロキシ基を有し、該複合体が珪素 富化帯域及び変性ポリエポキシド富化帯域を有し、珪素富化帯域が約0.01〜 約10ミクロンの範囲内の直径を有するように、該複合体が、イソシアネートア ルキルシラン基からの複数の結合により網状構造に結合した変性ポリエポキシド の単位を有する複合体。
  9. 9.該組成物が(a)10〜約75モル%の式SiX′4(但し、X′はハロゲ ン及び1〜約6個の炭素原子を有するアルコキシ基から選択された加水分解性基 である)を有する化合物及び(b)約25〜約90モル%の変性エポキシドの混 合物からなり、組成物には更に(c)鉱酸含有量がX′基の加水分解に触媒作用 するために十分であり、水の量がSiX4の1モルあたり約1〜約4モル当量に 等しいような鉱酸水溶液が含まれる請求の範囲第8項記載の複合体を製造するた めの組成物。
  10. 10.更に該変性エポキシドを可溶化するために十分な量で変性エポキシド用の 水混和性溶剤を含有する請求の範囲第9項記載の組成物。
  11. 11.該溶剤が1,4−ジオキサンである請求の範囲第10項記載の組成物。
  12. 12.(A)約10〜約75モル%の式SiX4(但し、Xはハロゲン及び1〜 約6個の炭素原子を有するアルコキシ基から選択される)を有する加水分解性珪 素化合物を、(B)約25〜約90モル%の、エピクロロヒドリン及びビスフェ ノールAから誘導され、(i)約500〜約75,000の分子量を有し、そし て(ii)約25〜約75モル%の、イソシアネートアルキル(トリアルコキシ )シラン基に結合した、エポキシドの主鎖に沿ったヒドロキシ基を有する変性エ ポキシド及び(C)SiX4反応剤の1モル当たり約1〜約4モル当量の水と、 約25℃〜約100℃の温度で反応させ、そして、(ii)その後それにより製 造された組成物を、約150℃〜約250℃の温度で硬化させ、それにより、珪 素富化帯域及び変性エポキシド富化帯域を有し、珪素富化帯域が約0.01〜約 10ミクロンの範囲内の直径を有する複合体を得ることからなる、請求の範囲第 8項記載の有機/無機複合体を製造する方法。
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