JP2740346B2 - シリコーン組成物 - Google Patents

シリコーン組成物

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JP2740346B2 JP2221395A JP22139590A JP2740346B2 JP 2740346 B2 JP2740346 B2 JP 2740346B2 JP 2221395 A JP2221395 A JP 2221395A JP 22139590 A JP22139590 A JP 22139590A JP 2740346 B2 JP2740346 B2 JP 2740346B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、湿分の不存在下で安定であるが湿分への暴
露により硬化してエラストマーになるシリコーン組成物
に関する。
ヒドロキシル含有ポリジオルガノシロキサンは、アセ
トアミド官能基、尿素官能基又はウレタン官能基を有す
る二官能性シランとオキシイミノ官能基を有する四官能
性シランとを使用することにより硬化させられる。
本発明は、(A)25℃における粘度が10〜100Pa・s
であって有機基が炭素原子数1〜6個の置換された又は
不置換の一価の炭化水素基からなる群より選択されてい
る、ヒドロキシル含有ポリオルガノシロキサン100重量
部と、(B)下式、すなわち、 のシランであって、この式中のR′がメチル基及びビニ
ル基からなる群より選択される有機基であり、そして
R″がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基及び
フェニル基からなる群より選択される有機基である、ジ
アセトアミド官能性シラン0.1〜7重量部と、そして
(C)下式、すなわち、 のシランであって、この式のRvがメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、フェニル基及び水素からなる群
より選択される基である、テトラオキシイミノ官能性シ
ラン0.1〜7重量部とを、(B)の(C)に対する比率
を0.1〜3にして混合して得られるものから本質的にな
る、湿分の不存在下で安定であり且つ湿分への暴露によ
り硬化してエラストマーを与えるシリコーン組成物に関
する。
本発明はまた、(A)25℃における粘度が10〜100Pa
・sであって有機基が炭素原子数1〜6個の置換された
又は不置換の一価の炭化水素基からなる群より選択され
ている、ヒドロキシル含有ポリジオルガノシロキサン10
0重量部と、(B)式R(CH3)SiY2のシランであって、こ
の式中のRが炭素原子数1〜6個の置換された又は不置
換の一価の炭化水素基であり、Yが次式の基、すなわ
ち、 及び次式の基、すなわち、 からなる群より選択され、ここでRはメチル基、エチ
ル基、プロピル基及びブチル基からなる群より選択され
る有機基であり、そしてRivは水素、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基及びフェニル基からなる群よ
り選択される基である、二官能性シラン0.1〜7重量部
と、そして(C)下式、すなわち、 のシランであって、この式のRvがメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、フェニル基及び水素からなる群
より選択される基である、テトラオキシイミノ官能性シ
ラン0.1〜7重量部とを、(B)の(C)に対する比率
を0.1〜3にして混合して得られるものから本質的にな
る、湿分の不存在下で安定であり且つ湿分への暴露によ
り硬化してエラストマーを与えるシリコーン組成物に関
する。
本発明のシリコーン組成物は、湿分の不存在下での貯
蔵中は安定であるが湿分への暴露により硬化してエラス
トマーになるタイプの組成物である。未硬化組成物は、
容易に流動可能な流体からガムまでの様々な粘度を有す
ることができる。この組成物には強化用及び非強化用の
充填剤を含ませて、シーラントや接着剤として有用であ
る組成物を製造することができる。
ヒドロキシル含有ポリジオルガノシロキサン(A)
は、25℃で約10〜100Pa・sの粘度、当該組成物に充填
剤が配合されそしてその組成物がシーラント又は接着剤
として使用される場合には好ましくは25℃で約30〜70Pa
・sの粘度、を有することができる。これらのポリジオ
ルガノシロキサンは、平均粘度が上に明示された範囲内
に入る限りは様々な粘度の単分散系、多分散系又は混合
物であることができる。ヒドロキシル含有ポリジオルガ
ノシロキサンは、炭素原子数1〜6個の置換された又は
不置換の一価炭化水素基からなる群より選択された有機
基、例えばメチル基、エチル基、ビニル基、フェニル基
及び3,3,3−トリフルオロプロピル基の如きもの、を有
する。ポリジオルガノシロキサンの有機基は、当該ポリ
ジオルガノシロキサン中の基の総数を基準としてフェニ
ル基又は3,3,3−トリフルオロプロピル基は50%以下で
あり、またビニル基は10%以下である。ポリジオルガノ
シロキサン中には、このほかの一価の炭化水素基やハロ
ゲン化された一価炭化水素基が少量存在することができ
る。ヒドロキシル基で末端をブロックされたポリジオル
ガノシロキサンのジオルガノシロキサン単位は、例え
ば、ジメチルシロキサン単位、ジエチルシロキサン単
位、エチルメチルシロキサン単位、ジフェニルシロキサ
ン単位、メチルフェニルシロキサン単位、メチルビニル
シロキサン単位及び3,3,3−トリフルオルプロピルメチ
ルシロキサン単位でよく、そしてこれらの単位の有機基
の一つがヒドロキシル基で置換されているいずれの単位
でもよい。ここで用いられるポリジオルガノシロキサン
なる用語は、少量の他のシロキサン単位、例えばモノオ
ルガノシロキサン単位のようなものを排除しない。好ま
しいヒドロキシル含有ポリジオルガノシロキサンはヒド
ロキシル基で末端をブロックされたポリジオルガノシロ
キサン類であって、これらは当該技術分野において公知
であり、公知の工業的方法により製造することができ
る。好ましいヒドロキシル基で末端をブロックされたポ
リジオルガノシロキサンは、ヒドロキシル基で末端をブ
ロックされたポリジメチルシロキサンである。
次に掲げる一般式、すなわち、 のシランであって、式中のR′がメチル基及びビニル基
からなる群より選択される有機基でありそしてR″がメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基及びフェニル
基からなる群より選択される有機基である二官能性シラ
ン(B)は、ヒドロキシル基で末端をブロックされたポ
リジオルガノシロキサンと反応してより長い重合体を与
える。このより長い重合体は、この種の応用にとって理
想的である、より強靱な、より低モジュラスの物質を与
える。これらのシラン類には、例えば、メチルビニルジ
(N−メチルアセトアミド)シラン及びメチルビニルジ
(N−フェニルアセトアミド)シランが含まれる。好ま
しい二官能性シラン(B)は、メチルビニルジ(N−メ
チルアセトアミド)シランである。これらのアセトアミ
ドシランは、クロロシランを適当なN−オルガノアセト
アミドのアルカリ金属塩と反応させて調製することがで
きる。この方法は、1973年12月4日発行の米国特許第37
76933号明細書にトポーサー(Toporcer)及びクロッサ
ン(Crossan)により更に詳しく述べられている。
アセトアミドシラン類は、例えば次に述べる例のよう
にして調製することができる。すなわち、N−メチルア
セトアミドのナトリウム塩をトルエンの如き不活性有機
溶媒中でメチルビニルジクロロシランと混ぜ合わせ、ト
ルエン−生成物溶液から副生塩化ナトリウムをろ過し、
そしてその後、減圧蒸留によりトルエンを除去して生成
物すなわちメチルビニルジ(N−メチルアセトアミド)
シランを得る。
ジアセトアミド官能性シランは、ヒドロキシル含有ポ
リジオルガノシロキサン(A)100重量部当り0.1〜7重
量部の量で使用される。このシランの好ましい量は1〜
3.5重量部である。
より長い重合体はまた、式R(CH3)SiY2のシランであっ
てこの式中のRが炭素原子数1〜6個の置換された又は
不置換の一価の炭化水素基であり、Yが次式の尿素基、
すなわち、 及び次式のウレタン基、すなわち、 からなる群より選択され、ここでRはメチル基、エチ
ル基、プロピル基及びブチル基からなる群より選択され
る有機基であり、そしてRivは水素、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基及びフェニル基からなる群よ
り選択される基である二官能性シランを0.1〜7重量部
使用して生成することもできる。
二官能性尿素シランは、ジオルガノジクロロシランを
アミンと反応させてジオルガノジアミノシランを生成さ
せ、次いでイソシアネートと反応させてジオルガノジ尿
素シランを得ることにより調製することができる。例え
ば、(CH3)2SiCl2+2HN(CH3)2は(CH3)2Si(N(CH3)2)2+2H
Clを生成する。次いで、(CH3)2Si(N(CH3)2)2+2HN(CH3)
C(O)Hで(CH3)2Si(N(CH3)C(O)N(CH3)2)2+2H2が得られ
る。
二官能性ウレタンシランは、ジオルガノジクロロシラ
ンをアミンと反応させてジオルガノジアミノシランを生
成させ、次に、1966年11月8日発行の米国特許第328448
5号明細書に示された方法と類似するやり方で二酸化炭
素と反応させてジオルガノジウレタンシランに転化させ
て調製することができる。例えば、(CH3)Si(N(CH3)2)2
+CO2から(CH3)2Si(OC(O)N(CH3)CH3)2が得られる。
二官能性の尿素シラン及びウレタンシランは、先に検
討したジアセトアミドシランについての量と同じ量で使
用される。
組成物は、100重量部の(A)当り0.1〜7重量部の下
式の四官能性シラン(C)、すなわち、 を添加して架橋させられる。この式のRvはメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基及び水素か
らなる群より選択される基である。好ましいテトラアミ
ノ官能性シランは、下式のテトラ(メチルエチルケトキ
シモ)シランである。
これらのテトラオキシイミノシラン類は、ピリジンのよ
うな酸受容体の存在下にオキシムをテトラハロシラン好
ましくはテトラクロロシランと混ぜ合わせ、そして流体
生成物を蒸留して一番よく調製される。この製造方法
は、1965年6月15日及び1983年8月23日にそれぞれ発行
された米国特許第3189576号及び同第4400527号各明細書
で更に検討されており、これらの明細書は両方ともオキ
シイミノシラン類とそれらの製造方法を示している。
上記のテトラオキシイミノシランと同様のトリオキシ
イミノ官能性シランを架橋剤の一部又は全部として使用
することができるが、反応速度は三官能性シランの場合
には四官能性シランと比較してはるかにゆっくりであ
る。四官能性シランの方がこの理由で好ましい。
テトラオキシイミノシランの量は好ましくは2〜4重
量部である。ジアセトアミド官能性シラン(B)のテト
ラオキシイミノシラン(C)に対する比率は0.1から3
までである。ジアセトアミド官能性シラン(B)のテト
ラオキシイミノシラン(C)に対する比率は、好ましく
は0.5から1.75までであり、最も好ましい比率はおよそ
1.3から1.5までである。(B)の(C)に対する比率が
余りにも大きかった場合には、組成物は硬化しなかっ
た。この比率が余りにも小さかった場合には、組成物は
チューブ内で硬化し、すなわちそれの保存寿命はほどよ
いものでなかった。
本発明の組成物は、平均粒度0.5〜8μmの非酸性の
非強化用充填剤をヒドロキシル基で末端のブロックされ
たポリジオルガノシロキサン100重量部当りに0〜150重
量部含有してもよい。これらの充填剤は非酸性の非強化
用充填剤であって、そしてこれらには例えば、炭酸カル
シウム、酸化第二鉄、ケイソウ土、アルミナ、水和アル
ミナ、二酸化チタン、ガラス微小中空球、有機充填剤、
シリコーン樹脂の如き樹脂類、破砕石英、硫酸カルシウ
ムその他同様のものが含められる。好ましい充填剤は平
均粒度4μm未満の炭酸カルシウムである。
所望ならば、本発明の組成物は処理された充填剤及び
未処理の充填剤の混合物を使用することにより自己レベ
リング性にすることができる。自己レベリング性を得る
ためには、全組成物の重量を基準として1〜50重量%の
希釈剤と共に、充填剤の95〜5重量%は未処理充填剤と
して存在し、そして充填剤の5〜95重量%は処理された
充填剤として存在する。充填剤のうちの40〜100%が処
理される場合には、希釈剤を使用することなく自己レベ
リング性充填剤を製造することができる。
シーラントを製造する際に使用するのに特に適してい
るのが分っている処理された充填剤は、ステアリン酸カ
ルシウム及びステアリン酸からなる群より選択された処
理剤で処理された炭酸カルシウムである。この充填剤
は、処理剤で充填剤を被覆するかあるいは充填剤を処理
剤と反応させて処理剤で処理される。処理された充填剤
は、例えば、米国ジョージア州テート(Tate)のジョー
ジア・マーブル・カンパニーにより入手されるCS-11と
して知られるステアリン酸カルシムで処理された炭酸カ
ルシウム充填剤や、米国コロラド州エングルウッド(En
glewood)のキプロス・インダストリアル・ミネラルズ
・カンパニーより入手されるコタマイト(Kotamite)の
ようなものが、商業的に入手可能である。
顔料、染料、酸化防止剤、熱安定性添加剤その他同様
のものを含めた、他の通常の添加剤を、それらが中性又
は塩基性である限りは使用することができる。
組成物は好ましくは、次のようにして作られる。すな
わち、充填剤を使用する場合にはヒドロキシル含有ポリ
ジオルガノシロキサンと充填剤とを混ぜ合わせて、充填
剤が十分に分散された均質混合物を作る。通常は、適当
な混合物を工業的なミキサーを使って1時間以内に得る
ことができる。その結果得られた混合物を好ましくは脱
気し、次いで二官能性シラン(B)と四官能性シラン
(C)との混合物を加え、そして空気中の湿分と接触さ
せずに上記の重合体及び充填剤の混合物と混ぜ合わせ
る。この混合が本質上無水の条件下で行われ、次いで結
果として得られた組成物を本質上無水の条件下で貯蔵用
の容器に入れる。ワンパッケージ組成物がひとたび作ら
れると、それらは本質的に湿分のない条件が維持される
ならば安定であり、すなわちそれらは硬化しないけれど
も、室温で湿分に暴露されると硬化して低モジュラスの
シリコーンエラストマーになる。本発明の組成物はワン
パッケージ組成物として設計されてはいるが、所望なら
ばこれらの組成物を2又は3以上の包装容器でもって包
装することができよう。
本発明の組成物は、組成物の硬化を助けるための触媒
を必要としない。室温加硫性のシリコーンエラストマー
組成物において使用される通常の硬化触媒の多く、特に
チタン系のものは、組成物の硬化にとって有害であると
いうことが観察されている。
本発明の組成物は配合を行って、湿分の不存在下で安
定であるが湿分への暴露により硬化してエラストマーに
なるワンパッケージ型の組成物であることができる有用
なシーラントや接着剤を製造することができる。
以下に掲げる例は、例示目的のためにのみここに含ま
れるものであって、特許請求の範囲に正確に記載されて
いる本発明を限定するものと解釈すべきではない。
例1 25℃での粘度が約50Pa・sでありそしてヒドロキシル
含有量が約0.057重量%であるヒドロキシル基で末端を
ブロックされたポリジメチルシロキサン流体2000g、25
℃での粘度が約12.5Pa・sであるトリメチルシリル基に
末端をブロックされたポリジメチルシロキサン452g、及
びステアリン酸カルシウムで処理された平均粒度約3μ
mの炭酸カルシウム充填剤1596gを一緒に混合して、シ
リコーンエラストマー基剤を調製した。均一になるまで
混合後、この基剤を混合羽根の入った多数のシーラント
チューブに入れ、次いで更に処理を行うまで密封した。
次に、約80重量%がメチルビニルジ(N−メチルアセ
トアミド)シランからなり残りの20%が主としてメチル
−N−メチルアセトアミド、ジ(メチルビニル−N−ア
セトアミド)メチルビニルシラン及びキシレンからなる
不純物である、種々の量の二官能性シラン(B)と、50
%トルエン溶液の形をした種々の量のテトラメチルエチ
ルオキシモシラン(C)とを、第1表に示したように、
上記の基剤へ湿分にさらすことなく混ぜ入れて、一連の
湿分硬化性組成物を調製した。湿分にさらすことなく10
分間混合して均一混合物を得てから、密封されたチュー
ブを50℃で1週間保管して老化を加速させた。これは、
室温でおおよそ1年の貯蔵に相当すると思われる。
次いで、これらのシーラントを物理的性質について評
価して、第1表に示された結果を得た。スキンオーバー
時間は、物質が表面へ軽く当てた清浄な指先にもはや付
着しない点まで硬化するのに要する時間と定義される。
硬化条件は23℃及び50%相対湿度であった。各シーラン
トの一部分をスペーサーの間に広げて厚さ約0.75インチ
(約19mm)のシートを作り、そして77゜F(25℃)及び50
%相対湿度で7日間硬化させた。硬化したシートから試
験片を切り取り、そして極限引張強さ、100%伸び率の
モジュラス及び破断点における極限伸びをASTM D 412に
従って測定した。
式中のMeはメチル基であり、Etはエチル基である。
シーラント試料4及び8並びに対照試料12を使用し
て、コンクリート片を一緒に結合し、またアスファルト
片を一緒に結合した。結合部を、室温で21日後に、次い
で水に7日間浸漬後に、そして結合部の100%の伸び及
び50%の圧縮というサイクルを更に10回行った後に試験
した。
結合部の試験は、二片を結合部が60度の曲げにさらさ
れるように曲げて行った。コンクリートあるいはアルフ
ァルトへの結合が不十分であることは全くなかった。
例2 同様にひと組の試料を上記のように調製したが、テト
ラオキシモシランの代りに2.25〜4.0部のメチルトリオ
キシモシランを使用した。いずれの場合にも、シーラン
トは湿分への暴露によって非常にゆっくりと硬化して実
用的なものではなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェローム メルビン クロソースキ アメリカ合衆国,ミシガン,ベイ シテ ィ,ブライア ドライブ 2029 (56)参考文献 特開 昭56−38349(JP,A) 特開 昭49−72353(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次に掲げる(A)〜(C)、すなわち、 (A)25℃における粘度が10〜100Pa・sであって有機
    基が炭素原子数1〜6個の置換された又は不置換の一価
    の炭化水素基からなる群より選択されている、ヒドロキ
    シル含有ポリオルガノシロキサン100重量部、 (B)下式、すなわち、 のシランであって、この式中のR'がメチル基及びビニル
    基からなる群より選択される有機基であり、そしてR"が
    メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基及びフェニ
    ル基からなる群より選択される有機基である、ジアセト
    アミド官能性シラン0.1〜7重量部、 (C)下式、すなわち、 のシランであって、この式のRvがメチル基、エチル基、
    プロピル基、ブチル基、フェニル基及び水素からなる群
    より選択される基である、テトラオキシイミノ官能性シ
    ラン0.1〜7重量部、 を(B)の(C)に対する比率を0.5〜1.75にして混合
    して得られるものから本質的になる、湿分の不存在下で
    安定であり且つ湿分への暴露により硬化してエラストマ
    ーを与えるシリコーン組成物。
  2. 【請求項2】非酸性の非強化用充填剤が1〜150部存在
    している、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】次に掲げる(A)〜(C)、すなわち、 (A)25℃における粘度が10〜100Pa・sであって有機
    基が炭素原子数1〜6個の置換された又は不置換の一価
    の炭化水素基からなる群より選択されている、ヒドロキ
    シルで末端をブロックされたポリジオルガノシロキサン
    100重量部、 (B)式R(CH3)SiY2のシランであって、この式中のRが
    炭素原子数1〜6個の置換された又は不置換の一価の炭
    化水素基であり、Yが次式の基、すなわち、 及び次式の基、すなわち、 からなる群より選択され、ここでR'"はメチル基、エチ
    ル基、プロピル基及びブチル基からなる群より選択され
    る有機基であり、そしてRivは水素、メチル基、エチル
    基、プロピル基、ブチル基及びフェニル基からなる群よ
    り選択される基である、二官能性シラン0.1〜7重量
    部、 (C)下式、すなわち、 のシランであって、この式のRvがメチル基、エチル基、
    プロピル基、ブチル基、フェニル基及び水素からなる群
    より選択される基である、テトラオキシイミノ官能性シ
    ラン0.1〜7重量部、 を(B)の(C)に対する比率を0.5〜1.75にして混合
    して得られるものから本質的になる、湿分の不存在下で
    安定であり且つ湿分への暴露により硬化してエラストマ
    ーを与えるシリコーン組成物。
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