JPH054542B2 - - Google Patents

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JPH054542B2
JPH054542B2 JP60166646A JP16664685A JPH054542B2 JP H054542 B2 JPH054542 B2 JP H054542B2 JP 60166646 A JP60166646 A JP 60166646A JP 16664685 A JP16664685 A JP 16664685A JP H054542 B2 JPH054542 B2 JP H054542B2
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JP
Japan
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gear
friction element
engine
port
pressure
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Yasuichi Hayazaki
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH054542B2 publication Critical patent/JPH054542B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/21Providing engine brake control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上と利用分野) 本発明は自動変速機のエンジンブレーキ制御装
置に関するものである。 (従来の技術) 自動変速機は各種摩擦要素の選択的油圧作動に
より動力伝達経路を切換えて自動変速するよう構
成するのが普通である。そして、回転メンバの反
力要素としてワンウエイクラツチを具え、該ワン
ウエイクラツチの作動により回転メンバからの反
力を受け止めることで上記の動力伝達を可能にす
る。 これがため、回転メンバに逆駆動トルクが加わ
つた時、ワンウエイクラツチの解放により当該逆
駆動トルクをこのワンウエイクラツチで遮断し、
シヨツクやガタ打ち音やガクガク振動の発生を防
止し得るものの、当該ワンウエイクラツチはエン
ジンブレーキをきかなくする。 従つて通常のような自動変速機においては、上
記ワンウエイクラツチに対し並列にエンジンブレ
ーキ用摩擦要素を設け、これを適宜作動させてエ
ジンブレーキがきくようにする。 ところで、このエンジンブレーキ用摩擦要素を
複数変速段でのエンジンブレーキに兼用する場
合、その必要容量は例えば米国ゼネラルモーター
ス社製THM−700型トランスミツシヨンに見ら
れる如く、上記変速段のうち最高速段でのエンジ
ンブレーキ時他の変速段でのエンジンブレーキ時
により相当小さい。 エンジンブレーキ用摩擦要素の容量を変速段毎
に必要容量にマツチさせるに当つては従来、該要
素の作動を司る自動変速機のライン圧を最高速段
でのエンジンブレーキ時は通常のままにし、上記
他の変速段でのエンジンブレーキ時は通常より高
めるようにするのが常套であつた。 (発明が解決しようとする課題) しかしてライン圧は変速用摩擦要素の作動にも
供され、その必要容量に見合つた所定値以下に通
常値を設定する訳にいかない。従つて、通常のま
まのライン圧によりエンジンブレーキ用摩擦要素
を作動する最高速段でのエンジンブレーキ時、該
摩擦要素の容量が過大となつて大きなエンジンブ
レーキシヨツクを生ずる問題があつた。 本発明はこの観点から、基本的にはエンジンブ
レーキ用摩擦要素の容量を、従来のようにライン
圧制御によつてではなく、該要素の作動油圧を変
速段毎に制御することによつて、つまり最高速段
でのエンジンブレーキ時はライン圧を減圧して該
作動油圧となし、他の変速段でのエンジンブレー
キ時はライン圧をそのまま該作動油圧となすこと
によつて、エンジンブレーキ用摩擦要素の締結容
量をいずれの変速段でも必要容量にマツチさせ得
るようにしたもので、これにより前記の問題を解
消することを目的とする。 ところで、エンジンブレーキ用摩擦要素の作動
油圧を直接制御する技術は従来、特開昭57−
137752号公報により提案されている。この従来技
術は、エンジンブレーキ用摩擦要素としてのロー
リバースブレーキを後退選択用摩擦要素としても
兼用する型式と自動変速機を前提とし、 該ブレーキの要求容量が小さなエンジンブレー
キ時(1速エンジンブレーキ時)は、ライン圧を
1速減圧弁により減圧して該ブレーキの作動油圧
となし、該ブレーキの要求容量が大きな後退選択
時は、上記減圧弁をバイパスするようにライン圧
をそのままシヤトル弁を介してローリバースブレ
ーキにその作動油圧として供給するものである。 しかして、かかる従来技術ではバイパス回路や
シヤトル弁が余分に必要となり、変速制御油圧回
路を複雑且つ高価なものにしてしまう。 本発明は、かように余分な回路や弁を何等追加
することなく、エンジンブレーキ用摩擦要素の作
動油圧を変速段毎に要求容量に見合つた値に制御
し得るようなエンジンブレーキ制御装置を構築す
ることを目的とする。 (課題を解決するための手段) この目的のため本発明のエンジンブレーキ制御
装置は、 マニユアル弁の自動変速レンジでは、1個のワ
ンウエイクラツチを介して動力伝達を行う複数変
速段を選択することができると共に、 これらの複数変速段のうち最高速段が選択され
た状態で、前記ワンウエイクラツチに対し並列に
配置されたエンジンブレーキ用摩擦要素の油圧作
動により前記最高速段でのエンジンブレーキを得
ることができ、 前記複数変速段のうち前記高速段以外の低速段
が選択される低速段エンジンブレーキレンジで
は、前記マニユアル弁の低速段エンジンブレーキ
レンジポートから出力される油圧により、前記エ
ンジンブレーキ用摩擦要素を作動させて前記低速
段でのエンジンブレーキを得ることができ、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の必要容量
が、前記最高速段でのエンジンブレーキ時、前記
低速段でのエンジンブレーキ時より小さい自動変
速機において、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の作動油圧回
路中に、作動油圧をドレンポートより一部抜いて
減圧する減圧弁を挿入し、 前記マニユアル弁の低速段エンジンブレーキレ
ンジポートを前記ドレンポートに接続した構成に
特徴づけられる。 (作用) マニユアル弁の自動変速レンジで、自動変速機
は1個のワンウエイクラツチを介して動力伝達を
行う複数の変速段を選択することができる。そし
て、これら複数変速段のうち最高速段が選択され
た状態で、エジンブレーキ用摩擦要素を油圧作動
させると、上記ワンウエイクラツチの解放が不能
になつて、当該最高速段でのエンジンブレーキを
得ることができる。 ところでこの際、エンジンブレーキ用摩擦要素
の作動油圧は減圧弁により減圧されて調圧される
ため、該要素の容量が必要以上になることはな
く、作動油圧の元圧であるライン圧が他の摩擦要
素の必要容量に合わせて高くされていても、エン
ジンブレーキシヨツクを生ずることはない。 一方、マニユアル弁を低速段エンジンブレーキ
レンジにすると、自動変速機は上記最高速段以外
の低速段に投入される。同時に、このレンジでは
マニユアル弁の低速段エンジンブレーキレンジポ
ートから油圧が出力されるため、この油圧をドレ
ンポートに受ける上記減圧弁は上記の減圧作用を
行わくなり、エンジンブレーキ用摩擦要素を元圧
と同じ高圧で作動させて低速段でのエンジンブレ
ーキを可能ならしめる。よつて、エンジンブレー
キ用摩擦要素の必要容量が大きな低速段でのエン
ジンブレーキ時でも、該要素がスリツプするのを
防止し、確実なエンジンブレーキを実現し得る。 ところで、エンジンブレーキ用摩擦要素の作動
油圧を変速段毎に必要容量にマツチさせるに当
り、その元圧であるライン圧を調圧するのでな
く、作動油圧そのものを調圧する構成としたか
ら、他の摩擦要素の必要容量に合わせてライン圧
が高く決定されていても、エンジンブレーキ用摩
擦要素の容量が過大になるようなことがなく、エ
ンジンブレーキ用摩擦要素の容量を変速段毎に確
実に要求値にマツチさせることができる。 加えて、かかる作用効果を達成するために、減
圧弁のドレンポートをマニユアル弁の低速段エン
ジンブレーキポートに接続したから、減圧弁をバ
イパスする回路や、これら減圧弁又はバイパス回
路に油圧を振り分けるシヤトル弁等を何等付加と
することなしに、つまり構成の簡易化及び低廉化
を保つて上記の作用効果を達成することができ
る。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。 図面は4速自動変速機に本発明エジンブレーキ
制御装置を適用した例で、この自動変速機は第4
速選択用摩擦要素1の油圧作動により他の変速用
摩擦要素の油圧作動と相俟つて第4速(オーバー
ドライブ)を選択し、摩擦要素1の非作動中他の
変速用摩擦要素の選択動作により、図示せざる1
個のワンウエイクラツチを介して動力伝達を行う
第1乃至第3速を選択し、該ワンウエイクラツチ
に対し並列に配置されたエンジンブレーキ用摩擦
要素2の油圧作動によりワンウエイクラツチの空
転を不能にして第1速乃至第3速でのエンジンブ
レーキが得られるものとする。又、エンジンブレ
ーキ用摩擦要素2の必要容量は、最高速変速段
(第3速)でのエンジンブレーキ時他の変速段
(第1速、第2速)でのエンジンブレーキ時より
小さくなるものとする。 図中3はマニユアル弁を示し、このマニユアル
弁3は運転者が駐車を希望する時スプール3aを
Pレンジに、後退を希望する時スプール3aをR
レンジに、停車を希望する時スプール3aをNレ
ンジに、前進自動変速を希望する時スプール3a
をDレンジ(自動変速レンジ)に、第2速エンジ
ンブレーキを希望する時スプール3aをレンジ
(低速段エンジンブレーキレンジ)に、又第1速
エンジンブレーキを希望する時スプール3aを
レンジ(低速段エンジンブレーキレンジ)にする
もので、各レンジにおいて出力ポート3R,3
D,3(低速段エンジンブレーキレンジポー
ト)、3(低速段エンジンブレーキレンジポー
ト)がライン圧回路4からのライン圧PLを次表
の如くに出力されるものとする。
【表】 なお、この表中○印がライン圧を出力されるポ
ート、無印が大気開放されるポートを示す。 5は変速弁を示し、スプール5aをばね5bに
より右半部図示のダウンシフト位置に弾支して構
成し、このスプール位置でポート5cをドレンポ
ート5dに通じ、室5eの変速圧PSによりスプー
ル5aが左半部図示のアツプシフト位置にされる
時ポート5cをポート5fに通じるものとする。 6はエンジンブレーキコントロール弁を示し、
スプール6aをばね6bにより図中左半部位置に
弾支して構成する。そしてこのスプール位置で、
ポート6cがポート6dに、ポート6eがポート
6fに、ポート6gがドレンポート6hに通じ、
スプール6aが室6iの圧力により図中右半部位
置になる時、ポート6cをドレンポート6jに、
ポート6eをドレンポート6kに、ポート6gを
ポート6lに通じるものとする。 7は減圧弁を示し、スプール7aをばね7bに
より図中左半部位置に弾支して構成する。スプー
ル7aは室7cへの圧力によりこの位置から右半
部図示の調圧位置にされ、この調圧位置で共に閉
じられるポート7d及びドレンポート7eを減圧
弁7に設け、減圧弁7には更にポート7d,7e
間に配してポート7fを設ける。 ポート7d,7fに夫々エンジンブレーキ用摩
擦要素2の作動油圧回路8,9を接続し、回路
8,9を短絡するようにチエツクバルブ10を設
ける。エンジンブレーキ用摩擦要素2側の作動油
圧回路9はオリフイス11を介して室7cに接続
し、他方の作動油圧回路8ポート6eに接続す
る。そして、ドレンポート7eを回路12により
ポート6cに接続し、ポート6gを回路13によ
り第4速選択用摩擦要素1に接続する。 エンジンブレーキコントロール弁6の他のポー
ト6d,6f,6lのうち、ポート6dは回路1
4によりマニユアル弁3のポート3IIに、ポート
6fは回路15によりマニユアル弁3のポート3
Dに、又ポート6lは回路16により変速弁5の
ポート5cに夫々接続する。回路15により分岐
する回路17を一方で変速弁5のポート5fに接
続し、他方でエンジンブレーキコントロール弁6
の室6iに至らしめる。 回路17の途中にオリフイス18を挿入すると
共に、その下流に配してソレノイド19を設け
る。ソレノイド19はばね19aによりプランジ
ヤ19bを図中左半部位置に弾支して構成し、こ
のプランジヤ位置で回路17をドレンポート19
cから遮断するが、コイル19dの付勢によりプ
ランジヤ19bが図中右半部位置にされる時上記
の遮断を解くものとする。コイル19dのON、
OFFはエンジブレーキスイツチ20により制御
し、これがためコイル19dはエンジンブレーキ
スイツチ20を介して電源21に接続する。な
お、エンジンブレーキスイツチ20は、運転者が
エンジンブレーキを希望する時に手動で閉じるス
イツチであるが、運転者がマニユアル弁3を
又はレンジにする時これに応動しても閉じるも
のとする。 上記実施例の作用を次に説明する。 運転者が前進自動変速を希望してマニユアル弁
3を図示の如くDレンジにしている間、しかしエ
ンジンブレーキを希望せず、エンジンブレーキス
イツチ20を開いている間、ポート3Dから回路
15,17に出力されたライン圧は、ソレノイド
19が図中左半部状態で回路17をドレンポート
19cから遮断しているため、室6iに達し、エ
ンジンブレーキコントロール弁6を図中右半部状
態に保つ。これがため、回路15を経てポート6
fに達したライン圧はここで行止まりとなり、回
路8がドレンポート6kに通じることから、エン
ジンブレーキ用摩擦要素2に油圧が供給されず、
これを非作動に保つ。 一方、回路17に出力されたライン圧は変速弁
5のポート5fにも達している。ここで、室5e
への変速圧PSが低く、変速弁5のスプール5aが
右半部図示のダウンシフト位置であれば、回路1
6はドレインポート5dに通じ、ポート6l,6
gを経て回路16に通じている回路13、従つて
第4選択用摩擦要素1を無圧状態にし、これを非
作動にする。この時自動変速機は、マニユアル弁
ポート3Dから図示せざる回路網を経て出力され
るライン圧により他の変速用摩擦要素が選択作動
されることで、第1速又は第2速或いは第3速を
選択することができる。 室5eへの変速圧PSが高くなり、変速弁5のス
プール5aを左半部図示のアツプシフト位置にす
ると、変速弁5はポート5f,5cの開通によ
り、回路17に達していたライン圧を回路16,
13を経て第4速選択用摩擦要素1に供給し、こ
れを作動させる。この時自動変速機は該摩擦要素
1の作動と、他の変速用摩擦要素の作動とで第4
速(オーバードライブ)を選択する。 運転者がエンジンブレーキを希望してエンジン
ブレーキスイツチ20を閉じると、コイル19d
の付勢によりソレノイド19は図中右半部状態に
なり、回路17をドレンポート19cに通じて、
室6iを無圧状態にする。かくてエンジンブレー
キコントロール弁6は図中左半部状態に切換わ
り、一方で回路13をドレンポート6hに通じて
第4速選択用摩擦要素1を非作動にし、自動変速
機を第4速から第3速に変速させ、他方で回路8
をポート6e,6fを経て回路15に通じ、回路
15に達していたライン圧を回路8,9を経てエ
ンジンブレーキ用摩擦要素2にその作動油圧とし
て供給し、これを作動させる。これがため、自動
変速機は所定通り第3速でのエンジンブレーキを
得ることができる。 ところで、エンジンブレーキコントロール弁6
におけるスプール6aの図中左半部位置はポート
6c、6dを経て回路12,14間を導通する
が、今マニユアル弁3がDレンジのため前記第1
表からも明らかな通りポート3をドレンポー
トとしており、減圧弁7ポート7eはマニユアル
弁ポート3において大気開放され、本来のド
レンポートの用をなす。従つて、減圧弁7は以下
の作用により、エンジンブレーキ用摩擦要素2の
作動油圧をライン圧そのものとせず、減圧する。
即ち、減圧弁7が当初図中左半部状態のため、回
路15から回路8に達するライン圧を回路9に導
き、エンジンブレーキ用摩擦要素2の作動油圧を
高める。こと作動油圧はオリフイス11を経て室
7cにフイードバツクされ、スプール7aをばね
7bのばね力に抗し図中上昇させる。作動油圧が
ばね7bばね力に対応する値になつた処でスプー
ル7aは右半部図示の調圧位置に達し、作動油圧
のそれ以上の上昇で、スプール7aがこの調圧位
置を越えて上昇する時、回路9の作動油圧がドレ
ンポート7eより一部排除されて低下する。従つ
て、エンジンブレーキ用摩擦要素2の作動油圧は
ばね7bのばね力に対応した値に減圧され、該摩
擦要素2の容量を必要容量にマツチさせてエンジ
ンブレーキシヨツクが発生するのを防止すること
ができる。 運転者が第2速又は第1速でのエンジンブレー
キを希望する場合、マニユアル弁スプール3aを
レンジ又はレンジにする。これらレンジで
は前記した通りエンジンブレーキスイツチ20が
閉じられ、上記したと同様にして第4速選択用摩
擦要素1が非作動にされると共に、エンジンブレ
ーキ用摩擦要素2が作動される。一方、前記第1
表から明らかなようにマニユアル弁3のレン
ジではポート3からもライン圧が出力され、
レンジではポート3からもライン圧が出力さ
れるようになり、ポート3からのライン圧は
図示せざる回路網に出力されて自動変速機を第2
速選択状態にし、ポート3からのライン圧は図
示せざる回路網に出力されて自動変速機を第1速
選択状態にする。従つて、レンジでは第2速
でのエンジンブレーキを、又レンジでは第1速
でのエンジンブレーキを得ることができる。 ところで、これらレンジ、レンジにおい
てマニユアル弁ポート3より出力されるライ
ン圧は回路14、ポート6d,6c、回路12を
経て減圧弁7のポート7eに供給され、このポー
トをドレンポートでなくする。これがため減圧弁
7は前記の減圧作用を行い得ず、以下の如くにエ
ンジンブレーキ用摩擦要素2の作動油圧をライン
圧そのものとする。即ち、該作動油圧の上昇によ
りスプール7aが右半部図示の調圧位置を越えて
上昇しても、作動油圧がポート7eより一部排除
されず、むしろこのポートからライン圧の供給を
受けて益々上昇するため、作動油圧は結局ライン
圧と同じ値になる。これがため、エンジンブレー
キ用摩擦要素2の容量は第1速、第2速(低速
段)でのエンジンブレーキ時第3速(最高速段)
でのエンジンブレーキ時より大きくなり、必要容
量にマツチして該摩擦要素の滑りを防止すること
ができる。 なお、マニユアル弁3をDレンジに戻したり、
Dレンジでエンジンブレーキスイツチ20を開く
と、ソレノイド19は図中左半部状態となつてエ
ンジンブレーキコントロール弁6を図中右半部状
態にし、エンジンブレーキ用摩擦要素2をドレン
ポート6kに通じて非作動にし、エンジンブレー
キを解除することができるが、この時エンジンブ
レーキ用摩擦要素2の作動油圧は減圧弁7の存在
下でもチエツクバルブ10を経て速やかに抜け、
該作動油圧の抜け遅れによりエンジンブレーキの
解除が遅れるようなことはない。 (発明の効果) かくして本発明エンジンブレーキ制御装置は上
述の如く、 エンジンブレーキ用摩擦要素2の作動油圧を変
速段毎に必要容量にマツチさせるに当り、その元
圧であるライン圧PLを調圧するのでなく、作動
油圧そのものを必要容量の小さい最高速段(図示
例では第3速)でのエンジンブレーキ時は、減圧
弁7により減圧した所定値とし、エジンブレーキ
用摩擦要素の必要容量が大きな他の低速段(図示
例では第2速及び第1速)でのエンジンブレーキ
時は当該減圧を行わないで該要素の作動油圧を元
圧そのものとする構成にしたから、 ライン圧が変速用摩擦要素(第4速選択用摩擦
要素1を含む変速用摩擦要素)の必要容量に見合
うような高いものであつても、最高速段でのエン
ジンブレーキ時における摩擦要素2の容量を適正
にし得てエンジンブレーキシヨツクが生ずるのを
防止できるし、又低速段でのエンジンブレーキ時
は摩擦要素2の容量を適正に増大し得てこれが滑
るのを防止することができる。 加えて、かかる作用効果を達成するために、減
圧弁7の減圧用ドレンポート7eをマニユアル弁
3の低速段エンジンブレーキレンジポート3
に接続したから、減圧弁7をバイパスする回路
や、これらの減圧弁又はバイパス回路に油圧を振
り分けるシヤトル弁等を何等付加することなし
に、構成の簡易化及び低廉化を保つて上記の作用
効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明エンジンブレーキ制御装置の一実
施例を示すシステム図である。 1……第4速選択用摩擦要素、2……エンジン
ブレーキ用摩擦要素、3……マニユアル弁、3
……低速段エンジンブレーキレンジポート、4
……ライン圧回路、5……変速弁、6……エンジ
ンブレーキコントロール弁、7……減圧弁、7e
……ドレンポート、8,9……エンジンブレーキ
用摩擦要素の作動油圧回路、10……チエツクバ
ルブ、11,18……オリフイス、19……ソレ
ノイド、20……エンジンブレーキスイツチ、2
1……電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マニユアル弁の自動変速レンジでは、1個の
    ワンウエイクラツチを介して動力伝達を行う複数
    変速段を選択することができると共に、 これらの複数変速段のうちの最高速段が選択さ
    れた状態で、前記ワンウエイクラツチに対し並列
    に配置されたエンジンブレーキ用摩擦要素の油圧
    作動により前記最高速段でのエンジンブレーキを
    得ることができ、 前記複数変速段のうち前記最高速段以外の低速
    段が選択される低速段エンジンブレーキレンジで
    は、前記マニユアル弁の低速段エンジンブレーキ
    レンジポートから出力される油圧により、前記エ
    ンジンブレーキ用摩擦要素を作動させて前記低速
    段でのエンジンブレーキを得ることができ、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の必要容量
    が、前記最高速段でのエンジンブレーキ時、前記
    低速段でのエンジンブレーキ時により小さい自動
    変速機において、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の作動油圧回
    路中に、作動油圧をドレンポートより一部抜いて
    減圧する減圧弁を挿入し、 前記マニユアル弁の低速段エンジンブレーキレ
    ンジポートを前記ドレンポートに接続して構成し
    たことを特徴とする自動変速機のエンジンブレー
    キ制御装置。
JP60166646A 1985-07-30 1985-07-30 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置 Granted JPS6228555A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60166646A JPS6228555A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置
US06/890,371 US4765202A (en) 1985-07-30 1986-07-29 Engine brake control for automatic transmission

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60166646A JPS6228555A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS6228555A JPS6228555A (ja) 1987-02-06
JPH054542B2 true JPH054542B2 (ja) 1993-01-20

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