JPH054470Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH054470Y2
JPH054470Y2 JP1987034786U JP3478687U JPH054470Y2 JP H054470 Y2 JPH054470 Y2 JP H054470Y2 JP 1987034786 U JP1987034786 U JP 1987034786U JP 3478687 U JP3478687 U JP 3478687U JP H054470 Y2 JPH054470 Y2 JP H054470Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fender
wheel opening
outer panel
panel
reinforcement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987034786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63142280U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987034786U priority Critical patent/JPH054470Y2/ja
Publication of JPS63142280U publication Critical patent/JPS63142280U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH054470Y2 publication Critical patent/JPH054470Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車体のフエンダ構造とりわけフエ
ンダ上面までの高さが低い車体におけるフエンダ
構造に関する。
従来の技術 車体のフエンダ例えばフロントフエンダは、従
来第4図に示すように構成されている。図におい
て、21はエンジンルーム22とホイールハウス
23とを仕切るフードリツジパネル、24は上部
の側縁24aが上記フードリツジパネル21上部
に固定されたフエンダパネルであり、このフエン
ダパネル24にはタイヤ25の外形状に沿つて略
半円形をなすホイールオープニング26が形成さ
れている。なお、この第4図は、タイヤ25の中
心を通る垂直面に沿つた断面を示しており、26
aはホイールオープニング26の最上部である。
また27は、上記フードリツジパネル21に接合
されて閉断面構造を構成するフードリツジレイン
フオースである。そして、フエンダ内部への泥水
等の侵入を防止するために、例えば合成樹脂にて
ホイールオープニング26に沿つた所定形状に成
形したフエンダプロテクタ28が設けられてお
り、このフエンダプロテクタ28は、フードリツ
ジパネル21の段部とホイールオープニング26
のフランジとに夫々ビス止めされている(特開昭
60−56680号公報等参照)。
このようなフエンダ構造においては、ホイール
オープニング26最上部からフエンダパネル24
上面24bまでの上下方向のパネル長が十分に長
く、また、フエンダパネル上面24bが車幅方向
に比較的短いため深く絞れ、しかも張り剛性が得
られる形状に成すことが容易であり、フエンダパ
ネル24の張り剛性等の剛性を確保し易い。
考案が解決しようとする問題点 しかし、車体デザインや空力特性向上の要請か
ら、車体フードの高さを低くし、これに伴つて地
上からフエンダパネル24上面24bまでの高さ
を低くしたような場合あるいは、タイヤ径が大き
くなつた場合には、上記従来のフエンダ構造のよ
うに、ホイールオープニング26の最上部26a
とフエンダパネル24上面24bとの間の距離が
とれなくなり、単にホイールオープニング26の
最上部26aとフエンダパネル24上面24bと
の間の距離を小さくしたのでは、ホイールオープ
ニング26上部におけるフエンダパネル24の剛
性確保が困難となる。
問題点を解決するための手段 この考案に係る車体のフエンダ構造は、上記の
問題点を解決するために、ホイールオープニング
上部に位置する部分が車幅方向に比較的長く延長
形成されてなるフエンダアウタパネルと、ホイー
ルオープニング上部に位置し、上記フエンダアウ
タパネルのタイヤ上部に位置する部分のパネル下
面形状にほぼ合致させた形状に成形されるととも
に、該フエンダアウタパネル下面に接着剤層を介
して接合され、かつ車両中央側の側縁がフードリ
ツジパネルに固定されてなるフエンダレインフオ
ースと、ホイールオープニングの前部および後部
に夫々位置し、一端が上記フエンダレインフオー
スに固定されて該フエンダレインフオースに連続
するとともに、ホイールオープニングに沿つて配
設されたフエンダプロテクタフロントおよびフエ
ンダプロテクタリヤとを備えたことを特徴として
いる。
作 用 ホイールオープニングの上部部分では、フエン
ダアウタパネルとフエンダレインフオースとの面
接合により、フエンダアウタパネルが補強され、
張り剛性等の剛性が確保される。そして、上記フ
エンダレインフオースはフエンダプロテクタの一
部として機能し、その前後にフエンダプロテクタ
フロント及びフエンダプロテクタリヤが接続され
てタイヤ外周を覆う形となる。つまり、ホイール
オープニング上部部分は、フエンダレインフオー
スが接合されたフエンダアウタパネルのみで構成
され、フエンダアウタパネル上面とホイールオー
プニング最上部との距離を小さくすることができ
る。
実施例 第1図〜第3図は、この考案を自動車のフロン
トフエンダに適用した一実施例を示している。
図において、1は車体前側部を形づくるフエン
ダアウタパネルであり、このフエンダアウタパネ
ル1は、第2図に示すように、車体中央側の側縁
1aが下方に一段低く折り曲げ形成されていると
ともに、この部分がフードリツジパネル2上部に
ボルト3にて固定されている。このフエンダアウ
タパネル1には略半円形のホイールオープニング
4が形成されているが、このホイールオープニン
グ4最上部41とフエンダアウタパネル1上面1
bとの間の距離は短く、換言すれば、フエンダア
ウタパネル1上面1bの高さがタイヤ5の径に比
して低く形成されている。具体的には、第2図に
示すように、フエンダアウタパネル1の上面1b
がフードリツジパネル2の補強部分すなわち、フ
ードリツジレインフオース2aより車体側方に長
く延在し、その下面にタイヤが位置するもので、
フエンダアウタパネル1上面1bのホイールオー
プニング4の上部に位置する部分が車幅方向に比
較的長く延長形成され、かつ先端が若干下方に向
かつて湾曲して、ホイールオープニング4のフラ
ンジ4aに達する程度となつている。なお、第2
図において、6は開閉可能なフード、7はストラ
ツトタワー部を夫々示している。なお、フエンダ
アウタパネル1の上面1bが車体側方に長く延在
されていて、かつ、フードリツジパネル2の補強
部分がタイヤより車体中央側に位置しているた
め、該補強部分をフエンダアウタパネル1下面に
設ける従来に比較し、補強部分のボツクス閉断面
に相当する分タイヤ上部のスペースを小さくでき
ることに寄与している。
上記ホイールオープニング4の上部部分には、
該ホイールオープニング4とフエンダアウタパネ
ル1上面1bとの距離が十分確保できない範囲に
亘つて、フエンダレインフオース8が配設されて
いる。このフエンダレインフオース8は、フエン
ダアウタパネル1のタイヤ5上部に位置する部分
のパネル下面形状にほぼ合致させた形状に予め成
形されたもので、該フエンダアウタパネル1下面
に接着剤層9を介して略全面が面接合されてお
り、かつ車体中央側の側縁8aがボルト3によつ
てフエンダアウタパネル1とともにフードリツジ
パネル2に固定されている。なお、上記フエンダ
アウタパネル1及びフエンダレインフオース8
は、一般には鋼板にて成形されているが、その
他、一方をアルミニユウムもしくは合成樹脂等を
用いて成形するとか、両方ともアルミニユウムも
しくは合成樹脂等を用いて成形するようにしても
良い。また、上記フエンダレインフオース8の前
端部及び後端部には、夫々フランジ部8b,8c
が下方に屈曲した形に延長形成されている。
また10は、ホイールオープニング4の前部に
配設された合成樹脂成形品からなるフエンダプロ
テクタフロントであり、このフエンダプロテクタ
フロント10は、第3図に示すように、車幅方向
の両側縁が夫々フードリツジパネル2の段部及び
ホイールオープニング4のフランジ4aにクリツ
プ11にて固定されているとともに、後端部が同
じくクリツプ11にてフエンダレインフオース8
前端のフランジ部8bに固定されている。これに
より、フエンダプロテクタフロント10は、フエ
ンダレインフオース8前部に連続してタイヤ5外
周面を覆つており、かつホイールオープニング4
のR形状に沿つて配設されている。12は、ホイ
ールオープニング4の後部に配設された合成樹脂
成形品からなるフエンダプロテクタリヤであつ
て、このフエンダプロテクタリヤ12は、上記フ
エンダプロテクタフロント10と同様に車幅方向
の両側縁がクリツプ11にてフードリツジパネル
2の段部及びホイールオープニング4のフランジ
4aに固定されているとともに、前端部が同じく
クリツプ11にてフエンダレインフオース8後端
のフランジ部8cに固定されている。すなわち、
上記フエンダプロテクタリヤ12は、フエンダプ
ロテクタフロント10と同様に、フエンダレイン
フオース8後部に連続してタイヤ5外周面を覆つ
ており、かつホイールオープニング4のR形状に
沿つて配設されている。
上記構成のフエンダ構造においては、ホイール
オープニング4上部部分が、接着剤層9を介して
一体に接合されたフエンダアウタパネル1及びフ
エンダレインフオース8のみから構成されてお
り、内部に他の補強部材を備えていないので、ホ
イールオープニング4最上部41からフエンダア
ウタパネル1上面1bまでの距離を大幅に短くす
ることができる。換言すれば、フエンダアウタパ
ネル1上面1bを低く設定することが可能であ
る。
そして、このホイールオープニング4上部部分
では、フエンダアウタパネル1がフードリツジパ
ネル2の補強部分すなわち、フードリツジレイン
フオース2aより車体側方に長く延在し、フエン
ダアウタパネル1自体も凹凸の少ない単純な面剛
性をとりにくい形状であつてもフエンダアウタパ
ネル1下面をフエンダレインフオース8で面支持
することによりフエンダアウタパネル1の張り剛
性等の剛性を確保することができる。また、接着
剤層9を介していることにより接着剤層9分の薄
いが堅固な閉断面構造が得られ、さらにフエンダ
アウタパネル1の張り剛性等の剛性向上に寄与す
ることができる。
なお、フエンダレインフオース8はフエンダプ
ロテクタフロント10、フエンダプロテクタリヤ
12とともに、フエンダプロテクタの一部として
機能し、泥水の侵入等の問題が生じることはない
し、フエンダレインフオース8部分のフエンダプ
ロテクタを省略できるので、重量増加を抑えるこ
とができる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
車体のフエンダ構造によれば、ホイールオープニ
ングの上部部分を互いに接合したフエンダアウタ
パネル及びフエンダレインフオースから薄く構成
し、その前後にフエンダプロテクタフロント及び
フエンダプロテクタリヤをフエンダレインフオー
スに連続して配設するようにしたので、ホイール
オープニング最上部からフエンダ上面までの距離
を短くすることができ、かつフエンダアウタパネ
ルの張り剛性等の剛性を十分に確保することがで
きる。従つて、フエンダ上面までの高さを比較的
低くし、空力特性を向上させる車体においても、
フエンダの剛性を確保しつつ大径タイヤに応じた
大きなホイールオープニングが形成でき、車体デ
ザインの自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るフエンダ構造の一実施
例を示す一部切欠の側面図、第2図は第1図にお
ける−線に沿つた断面図、第3図は第1図に
おける−線に沿つた断面図、第4図は従来の
フエンダ構造を示す断面図である。 1……フエンダアウタパネル、2……フードリ
ツジパネル、4……ホイールオープニング、8…
…フエンダレインフオース、9……接着剤層、1
0……フエンダプロテクタフロント、12……フ
エンダプロテクタリヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイールオープニング上部に位置する部分が車
    幅方向に比較的長く延長形成されてなるフエンダ
    アウタパネルと、ホイールオープニング上部に位
    置し、上記フエンダアウタパネルのタイヤ上部に
    位置する部分のパネル下面形状にほぼ合致させた
    形状に成形されるとともに、該フエンダアウタパ
    ネル下面に接着剤層を介して面接合され、かつ車
    両中央側の側縁がフードリツジパネルに固定され
    てなるフエンダレインフオースと、ホイールオー
    プニングの前部および後部に夫々位置し、一端が
    上記フエンダレインフオースに固定されて該フエ
    ンダレインフオースに連続するとともに、ホイー
    ルオープニングに沿つて配設されたフエンダプロ
    テクタフロントおよびフエンダプロテクタリヤと
    を備えたことを特徴とする車体のフエンダ構造。
JP1987034786U 1987-03-10 1987-03-10 Expired - Lifetime JPH054470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987034786U JPH054470Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987034786U JPH054470Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63142280U JPS63142280U (ja) 1988-09-20
JPH054470Y2 true JPH054470Y2 (ja) 1993-02-03

Family

ID=30843665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987034786U Expired - Lifetime JPH054470Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054470Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61190775U (ja) * 1985-05-22 1986-11-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63142280U (ja) 1988-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5839965Y2 (ja) 自動車のフエンダ構造
EP2849989A1 (en) Vehicle front part structure with spats to restrain wind flow in front of the front wheel
JPH054470Y2 (ja)
JPH0323909Y2 (ja)
JPH0413255Y2 (ja)
JP3261335B2 (ja) 車体前部構造
JPS6311021Y2 (ja)
JP2519668Y2 (ja) 自動車のアンダーカバー
JPS6238445Y2 (ja)
JPH0442180Y2 (ja)
JPH0640060Y2 (ja) エンジンフード構造
JPH0352618Y2 (ja)
JPH0313424Y2 (ja)
JPS5822861Y2 (ja) 自動車のフロントボデ−構造
JPH0232551Y2 (ja)
JPS63137078A (ja) ホイ−ルハウス構造
JP3699379B2 (ja) リヤピラー補強構造
JPH044916Y2 (ja)
JPS6017418Y2 (ja) フユエルフイラ−プロテクタ
JP4154135B2 (ja) 車体のフロア構造
JP2595703B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPS5915740Y2 (ja) マツドガ−ド構造
JPH017661Y2 (ja)
JPH0313096Y2 (ja)
JPH04262977A (ja) エンジンフードの補強構造