JPH044916Y2 - - Google Patents

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JPH044916Y2
JPH044916Y2 JP1985153057U JP15305785U JPH044916Y2 JP H044916 Y2 JPH044916 Y2 JP H044916Y2 JP 1985153057 U JP1985153057 U JP 1985153057U JP 15305785 U JP15305785 U JP 15305785U JP H044916 Y2 JPH044916 Y2 JP H044916Y2
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JP
Japan
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reinforcement
center pillar
panel
retractor
vehicle body
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JP1985153057U
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JPS6260460U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車体構造に関し、特に、セ
ンタピラーおよびシートベルト用リトラクタの剛
性強度を向上する対策に関する。
(従来の技術) 従来より、自動車の車体構造として、例えば実
公昭54−5451号公報に開示されるように、センタ
ピラーの車室内側に、座席を支持する保持部材が
設けられ、該保持部材の内部にシートベルトを巻
取るリトラクタが取付けられたものは知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記センタピラーは、薄板状のイン
ナパネルとアウタパネルとによつて閉断面状に形
成されてフロアパネルから上方に延びているが、
それ自体の剛性強度は十分なものとはいえず、特
に、ハードトツプ型の自動車の場合には、センタ
ピラーの上端は車体ルーフに接合されていないの
で、センタピラーの剛性強度は不足していた。
このため、従来、リトラクタを取付けるための
保持部材を利用して、センタピラーまわりの剛性
強度を高めることがなされている。
しかし、上記保持部材は、リトラクタのカバー
用かつ座席支持用として、側方でセンタピラー
に、下方でフロアパネルにそれぞれ締付ネジによ
り取付けられているだけであるので、それ自体の
剛性強度は低く、センタピラーの補強部材として
は余り寄与しないものであつた。また、リトラク
タは、上記保持部材の内面に取付けられている
が、上記の如く保持部材自体の剛性強度が低いの
で、リトラクタの取付強度は弱く、シートベルト
の巻取りの際等に大きな力が加わると、リトラク
タに破損を生じるおそれがあつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、レインフオースメ
ントでもつてセンタピラーおよびリトラクタ取付
部を有効に補強するようになし、センタピラーま
わりの剛性強度を向上させるとともに、リトラク
タの取付強度を向上させることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の解決手段
は、次のような構成としたものである。すなわ
ち、インナパネルとアウタパネルとからなる閉断
面状のセンタピラーの車室内側に、上記インナパ
ネルとで閉断面を形成するレインフオースメント
が取付けられている。そして、上記レインフオー
スメントは下端部は、その車体前方側に設けられ
た前方フランジを介してフロアパネルとで閉断面
を形成し車幅方向に延びるクロスメンバに、車体
後方側に設けられた後方フランジを介してタイヤ
ハウスのインナパネルにそれぞれ接合されてお
り、上記レインフオースメントにはシートベルト
を巻取るリトラクタが取付けられている構成とし
ている。
(作用) 上記の構成により、本考案では、センタピラー
の車体内側にそのインナパネルとで閉断面を形成
するよう取付けられたレインフオースメントの下
端部が車幅方向に延びるクロスメンバ及びタイヤ
ハウスのインナパネルにそれぞれ接合されている
ため、センタピラーは閉断面のレインフオースメ
ントを介してクロスメンバおよびタイヤハウスに
連結されている。
また、センタピラーの車体内側に取付けられた
レインフオースメントの下端部が、車体前方側に
設けられた前方フランジで車幅方向に延びるクロ
スメンバに、車体後方側に設けられた後方フラン
ジでタイヤハウスのインナパネルにそれぞれ接合
されているため、センタピラーはインナパネルの
車室内側においてクロスメンバ及びタイヤハウス
にそれぞれ接合されている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る自動車の車体
構造を示し、1は車室のフロアを構成するフロン
トフロアパネル、2は該フロントフロアパネル1
の後端から斜め後方上向きに傾斜する傾斜パネ
ル、3は該傾斜パネル2から車体後方に延びるリ
ヤフロアパネルであり、上記フロントフロアパネ
ル1、傾斜パネル2およびリヤフロアパネル3に
よつて車体のフロアパネル4が構成されている。
また、上記傾斜パネル2およびリヤフロアパネ
ル3の両側では、後車輪に対応する位置でサイド
ボデー6のインナパネル7から車体内方に湾曲状
に膨出するタイヤハウス8が形成されている。
さらに、上記フロントフロアパネル1の後端部
上面には、該フロントフロアパネル1とで閉断面
を形成するクロスメンバ9が車幅方向に延びるよ
うに配置されており、該クロスメンバ9の両端に
は、第2図および第3図に示すように、インナパ
ネル10aとアウタパネル10bとからなる閉断
面状のセンタピラー10が垂直に立設されてい
る。
そして、本考案の特徴として、上記センタピラ
ー10の車室内側に、該センタピラー10のイン
ナパネル10aとで閉断面を形成するレインフオ
ースメント11が取付けられており、該レインフ
オースメントは、第2図および第3図に示すよう
に、その両側方に形成された側方フランジ12で
上記センタピラー10のインナパネル10aに接
合されているとともに、その下端部は、車体前方
側では前方フランジ13aで上記クロスメンバ9
に、車体後方側では後方フランジ13bで上記タ
イヤハウス8のインナパネル8aにそれぞれ接合
されている。また、上記レインフオースメント1
1のインナパネル11aには、第4図および第5
図に示すように、上部にシートベルトスルーリン
グの取付孔14が、中央部に略矩形状の開口15
がそれぞれ形成されている。さらに、上記レイン
フオースメント11の内部には、上記開口15を
介してシートベルト16を巻取るリトラクタ17
が格納されており、該リトラクタ17は、その上
部、下部フランジ17a,17bで締付けネジ1
8a,18bによつてレインフオースメント11
のインナパネル11aに固定されている。
尚、第1図において、19は上記クロスメンバ
9中央部の上面とリヤフロアパネル3とを連結す
る補強メンバであり、該補強メンバ19からリヤ
フロアパネル3に亘つて上部にスペアタイヤ20
が載置され、取付ボルト21によつてスペアタイ
ヤ20を強固に固定して格納するようになされて
いる。また、22はスペアタイヤ20の上方を覆
うカバーである。
また、23は上記リヤフロアパネル3の上方で
車幅方向に延びて、両端が車体のサイドボデー6
上端に接合されたリヤデツキ、24は該リヤデツ
キ23の両側端部とタイヤハウス8とを連結する
レインフオースメント、25は上記タイヤハウス
8から車体内方に張り出したサスタワー部、26
はトランクリツドである。
したがつて、上記実施例では、センタピラー1
0の車体内側に、該センタピラー10のインナパ
ネル10aとで閉断面を形成するレインフオース
メント11が取付けられており、該レインフオー
スメント11の下端部は、車体前方側でクロスメ
ンバ9に、車体後方側でタイヤハウス8のインナ
パネル8aにそれぞれ接合されているので、セン
タピラー10は、上記レインフオースメント11
によつてクロスメンバ9とタイヤハウス8とが強
固に連結されることになり、センタピラー10ま
わりの剛性強度が向上する。すなわち、上記セン
タピラー10は、レインフオースメント11によ
つてクロスメンバ9との接合が強化されるので、
車幅方向の剛性強度が向上するとともに、センタ
ピラー10に加わる荷重に対し、タイヤハウス8
を介してサイドボデー6やリヤフロアパネル3に
荷重の分散が図られるので、車体前後方向の剛性
強度も向上し、その結果、センタピラー10まわ
りの剛性強度が向上する。
また、シートベルト16を巻取るリトラクタ1
7は、センタピラー10、クロスメンバ9および
タイヤハウス7との連結により剛性強度が高くな
つたレインフオースメント11に取付けられてい
るので、リトラクタ17の取付強度は向上し、リ
トラクタ17にシートベルト16の巻取りの際等
に大きな力が加わつても破損することがなくリト
ラクタ17の耐久性が向上する。
(考案の効果) 以上の如く、本考案では、センタピラーの車体
内側にそのインナパネルとで閉断面を形成するレ
インフオースメントを取付け、しかもレインフオ
ースメントの下端部を、その前方フランジで車幅
方向に延びるクロスメンバに、その車体後方側に
設けられた後方フランジでタイヤハウスのインナ
パネルにそれぞれ接合されているため、側方から
受ける荷重に対するセンタピラーの強度が大きく
向上し、クロスメンバとセンタピラーとの結合強
度が向上し、タイヤハウスが受ける上下方向の荷
重を広い範囲に亘つてセンタピラーに伝えること
ができ、リトラクタの取付強度が向上してリトラ
クタにシートベルトを巻取る際等に大きな力が加
わつてもリトラクタの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係る自動車の車体構造
を示し、第1図は下部車体を示す斜視図、第2図
は要部拡大斜視図、第3図は第2図の−線に
おける断面図、第4図はレインフオースメントの
正面図、第5図は第4図の−線における断面
図である。 1……フロントフロアパネル、2……傾斜パネ
ル。3……リヤフロアパネル、9……クロスメン
バ、10……センタピラー、8a,10a……イ
ンナパネル、10b……アウタパネル、11……
レインフオースメント、16……シートベルト、
17……リトラクタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナパネルとアウタパネルとからなる閉断面
    状のセンタピラーの車室内側に、上記インナパネ
    ルとで閉断面を形成するレインフオースメントが
    取付けられており、該レインフオースメント下端
    部は、その車体前方側に設けられた前方フランジ
    を介してフロアパネルとで閉断面を形成して車幅
    方向に延びるクロスメンバに、その車体後方側に
    設けられた後方フランジを介してタイヤハウスの
    インナパネルにそれぞれ接合されており、上記レ
    インフオースメントにはシートベルトを巻取るリ
    トラクタが取付けられていることを特徴とする自
    動車の車体構造。
JP1985153057U 1985-10-01 1985-10-04 Expired JPH044916Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153057U JPH044916Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04
US07/456,607 US5018780A (en) 1985-10-01 1989-12-27 Vehicle lower body structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153057U JPH044916Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6260460U JPS6260460U (ja) 1987-04-15
JPH044916Y2 true JPH044916Y2 (ja) 1992-02-13

Family

ID=31071598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985153057U Expired JPH044916Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5731257B2 (ja) * 1972-08-04 1982-07-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545451Y2 (ja) * 1973-10-23 1979-03-10
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JPS5731257B2 (ja) * 1972-08-04 1982-07-03

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JPS6260460U (ja) 1987-04-15

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