JPH0235586Y2 - - Google Patents

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JPH0235586Y2
JPH0235586Y2 JP12401984U JP12401984U JPH0235586Y2 JP H0235586 Y2 JPH0235586 Y2 JP H0235586Y2 JP 12401984 U JP12401984 U JP 12401984U JP 12401984 U JP12401984 U JP 12401984U JP H0235586 Y2 JPH0235586 Y2 JP H0235586Y2
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JP
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quarter panel
support brace
tire
spare tire
panel
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JP12401984U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両、特に自動車のスペアタイヤを
格納する縦置形タイヤ格納装置のタイヤ支持ブレ
ースの補強構造に関する。
〔従来技術〕
自動車のスペアタイヤ格納装置としては、フロ
アと凹ませてその内部に横に寝かせて格納する横
置形格納装置とトランクルームの側方に立てて格
納する縦置形格納装置があるが、横置形の場合は
タイヤの取出しが困難であると同時にタイヤの形
状によつてはトランク内部への出張りが大きくな
るという欠点があり、このためこれらの点で有利
な縦置形が広く採用されている。
しかして従来の縦置形は、一般には例えば第4
図ないし第7図に示すように、トランクルーム1
1を形成するクオータパネル13に特別に設計さ
れたルーフサイドインナパネルを溶接・取着し、
該ルーフサイドインナパネル14にゴム等からな
るクツシヨン16を介してスペアタイヤ12を立
て掛け、クランプボルト15で締結するものであ
る。これにより第4図に示すように、タイヤ12
はトランクルーム11側方格納スペースにコンパ
クト且つ取出し容易に格納されると同時に、タイ
ヤ12はインナパネル14を介して強固に固定さ
れるので悪路走行時等の強い上下方向加速度に対
してもタイヤ12が上下動することがなく従つて
これに伴う異音の発生等も完全に防止される。し
かしながらこのような構造においては、インナパ
ネルを通常のボデー構造のそれより大きく特別に
設定する必要があるため、重量が増加すると同時
に、板組み並びに溶接作業が複雑化しコストも増
大する欠点があつた。
このような欠点を解決するため、例えば第8図
ないし第10図に示すように、通常のボデー構造
にタイヤ支持ブレース5をを付加する構造が用い
られる場合もある。即ち、支持ブレース5の両端
部5−1,5−2を夫々クオータパネル3の対応
部分3−1,3−2に溶接・取着し、該ブレース
5にクツシヨン7を介してタイヤ2を立て掛け、
クランクボルト6で締結するものである。この場
合、タイヤ2の前、後方部は通常のボデー構造を
形成するインナパネル4及びブラケツト9を介し
て固定されるか、あるいは横方向に渡したパイプ
(図示せず)を介して固定される。このようにす
れば、ボデー構造を変更することがないので装置
を簡素化、軽量化することはできるが、しかしな
がら一方において第10図に示すように、悪路走
行時等にタイヤ2に強い上下方向加速度が加わる
と、これによる上下方向荷重がブレース5を介し
てクオータパネル3の一枚板構造からなる構造強
度の弱いトランクオープニング部3−3に加わ
り、このためパネル3並びにブレース5が二点鎖
線で示すような形状3′,5′に変形し、タイヤ2
が上下動し異音が発生する。これを阻止するため
には、インナパネル4の表面形状をタイヤ2面に
合わせて形成するようにすればよいが、このよう
にすればボデー構造を変更し更にインナパネル4
を大きくすることとなり、前述の第4図ないし第
7図に示した例と同じく重量並びにコストが増大
することとなる。
以上説明したように、従来の縦置形格納装置
は、タイヤをコンパクト且つ取出し容易に格納す
る利点を有するものの、一方において重量並びに
コストの増大を来すか、さもなければタイヤの上
下動並びにこれに伴なう異音の発生を阻止できな
いという欠点を有するものであつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、従来のかかる欠点を克服し、
支持ブレース上端部とこれが溶着されるクオータ
パネルの溶着面との間にクオータパネルを補強す
る補強板を介在させることにより、ボデー構造を
変更することなくクオータパネル並びに支持ブレ
ースの補強を可能とし、車両の重量並びにコスト
を増大することなくタイヤの上下動並びにこれに
伴なう異音の発生を防止できるようにしたスペア
タイヤ支持ブレース補強構造を提供するものであ
る。
〔考案の構成〕
本考案によるスペアタイヤ支持ブレース補強構
造は、車両のトランクルームを形成するクオータ
パネル内に上下方向に延長して、装着されるスペ
アタイヤ用支持ブレースと、該クオータパネル内
面と該支持ブレースの上端との間に車両幅方向に
配設される補強板とを有し、該補強板は、車両外
側方向の端部において前記クオータパネル外板の
内面に固着され、中央部において前記支持ブレー
ス上端およびクオータパネル内面と共に一体的に
固着され、車両内側方向端部において前記クオー
タパネルの雨どい下面に固着されるように構成さ
れており、これにより重量ならびにコストを増大
することなく、支持ブレースの補強を行えるよう
になされている。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例について添付図面を参
照して説明する。
第1図ないし第3図において、9はクオータパ
ネル3内面と後述する支持ブレース5の上端部5
−1との間に配設された補強板で、該補強板9の
車両幅方向外側に延長する外側端部9−2はクオ
ータパネル3の外板部分3−4の内面に構造用接
着剤10により固着され、一方の車両幅方向内側
に延長する内側端部9−1はクオータパネル3の
雨どい部3−3下面に溶着されている。5は前述
したスペアタイヤ2を支持する支持ブレースで、
該支持ブレース5の上端部5−1は前記補強板9
の中央部9−3及びクオータパネル3の溶接部6
−1と3枚合わせで一体的に溶着され、一方の下
端部5−2はクオータパネル3の溶接部6−2に
溶着されている。なお、4は通常のボデー構造を
形成するインナパネル、6はクランプボルト、7
はクツシヨン、8は取付穴、10はブラケツトで
ある。
このような構成において、スペアタイヤ2はク
ツシヨン7、取付穴8、クランプボルト6を介し
て支持ブレース5に締結され、タイヤ2の前、後
方部をインナパネル4及びブラケツト10により
固定されることにより、トランクルーム1の側方
に強固に格納される。なお、タイヤ2の前記固定
は横方向に渡したパイプ(図示せず)を介して行
なつても良い。しかして格納されたタイヤ2に
は、悪路走行時等において前述のように強い上下
方向加速度が加わり、これによる上下方向荷重が
ブレース5を介してクオータパネル3の溶接部3
−1に作用しブレース5並びにクオータパネル3
を移動・変形しようとするが、ここで前記溶接部
3−1は広い面積を有する補強板9で補強されて
いるので、前述の上下方向荷重の作用にかかわら
ずブレース5並びにクオータパネル3の移動・変
形が阻止される。従つてタイヤ2の上下動並びに
これに伴なう異音の発生等も完全に防止される。
なお、補強板9の大きさは例えば車両前後方向長
さ250mm、幅100mm程度で良いが、外側端部9−2
はクオータパネル3のレリーフ等に近づけること
が望ましい。
以上説明したように本考案によれば、支持ブレ
ースの補強を、支持ブレースとこれを支持するク
オータパネルとの間に補強板を配設することによ
り行なうように構成したものであるから、ボデー
構造を変更することなく支持ブレースの補強を達
成することができる。従つて装置を簡素化、軽量
化できると同時にタイヤを上下動することなく確
実、強固に保持することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によるスペアタイヤ
支持ブレース補強構造によれば、支持ブレース上
端部と該上端部が溶着されるクオータパネルの溶
接面との間に補強板を介在させることにより、支
持ブレースを支持するクオータパネルを補強しこ
れにより支持ブレースを補強するように構成した
ものであるから、ボデー構造を変更することなく
支持ブレース補強することができる。従つて装置
を簡素化、軽量化すると同時にタイヤを上下動す
ることなく確実・強固に保持することができる利
点がある。
このようにして、重量並びにコストを増大する
ことなく、スペアタイヤをコンパクト且つ取出し
容易に格納でき、しかもタイヤの上下動並びにこ
れによる異音の発生を完全に防止できるタイヤ格
納装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるスペアタイヤ支持ブレー
スの補強構造の一実施例を示す斜視図、第2図は
第1図の−線に沿つた断面図、第3図は第2
図の部分Aの詳細図、第4図は従来の縦置形格納
装置の一例でスペアタイヤを格納した状態を示す
斜視図、第5図は第4図からスペアタイヤを取り
外した状態を示す斜視図、第6図は第4図の−
線に沿つた断面図、第7図は第1図の−線
に沿つた断面図、第8図は第4図とは異なる従来
の縦置形格納装置の他の例を示す斜視図、第9図
は第は8図の−線に沿つた断面図、第10図
は第9図の部分Bの詳細図である。 1……トランクルーム、2……スペアタイヤ、
3……クオータパネル、4……インナーパネル、
5……タイヤ支持ブレース、6……クランプボル
ト、7……クツシヨン、8……取付け穴、9……
補強板、10……ブラケツト、11……トランク
ルーム、12……スペアタイヤ、13……クオー
タパネル、14……ルーフサイドインナパネル、
15……クランプボルト、16……クツシヨン、
17……取付け穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両のトランクルームを形成するクオータパネ
    ル内に上下方向に延長して装着されるスペアタイ
    ヤ用支持ブレースと、該クオータパネル内面と該
    支持ブレースの上端との間に配設されかつ車両幅
    方向に延びる補強板とを有し、該補強板は、その
    一端部において前記クオータパネル外板の内面に
    固着され、中央部において前記支持ブレース上端
    およびクオータパネル内面と共に一体的に固着さ
    れ、他端において前記クオータパネルの雨どい下
    面に固着されていることを特徴とするスペアタイ
    ヤ支持ブレース補強構造。
JP12401984U 1984-08-15 1984-08-15 スペアタイヤ支持ブレ−ス補強構造 Granted JPS6138287U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12401984U JPS6138287U (ja) 1984-08-15 1984-08-15 スペアタイヤ支持ブレ−ス補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12401984U JPS6138287U (ja) 1984-08-15 1984-08-15 スペアタイヤ支持ブレ−ス補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6138287U JPS6138287U (ja) 1986-03-10
JPH0235586Y2 true JPH0235586Y2 (ja) 1990-09-27

Family

ID=30682754

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12401984U Granted JPS6138287U (ja) 1984-08-15 1984-08-15 スペアタイヤ支持ブレ−ス補強構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4049385B2 (ja) * 2004-08-04 2008-02-20 本田技研工業株式会社 車両後部のスペアタイヤ保持構造

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Publication number Publication date
JPS6138287U (ja) 1986-03-10

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