JPS6311021Y2 - - Google Patents

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JPS6311021Y2
JPS6311021Y2 JP4584883U JP4584883U JPS6311021Y2 JP S6311021 Y2 JPS6311021 Y2 JP S6311021Y2 JP 4584883 U JP4584883 U JP 4584883U JP 4584883 U JP4584883 U JP 4584883U JP S6311021 Y2 JPS6311021 Y2 JP S6311021Y2
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JP
Japan
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bumper
tire
vehicle body
tire house
side end
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JP4584883U
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JPS6022475U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、新規なタイヤハウス構造に係り、特
に、車体側部の外郭を形成すると共にタイヤハウ
スの側壁の一部を区画する大型樹脂製バンパの側
端部をタイヤハウス内にその周側方に設けられて
これを区画するタイヤハウスのマツドガードに支
持させることによつて、バンパ側端部の車幅方向
の剛性を高めるようにしたタイヤハウス構造に関
する。
〔考案の技術的背景と問題点〕
近年、自動車にあつては主に高速時の省燃費化
等を計るために、ボデイ形状の空力特性の向上が
追求されている。
特に、小型乗用車等においては、車体と路面と
の間を流れる空気流を円滑に整流して、その空気
抵抗を減少させるため、第1図に示す如く、バン
パa下方のエプロン部bが車体cの下方に廻し込
まれて後方に延出される傾向にある。そして更
に、バンパaの側端部dの車体cの側方に廻し込
まれて延出されて、車体c側部の外郭を区画する
フエンダボードeの一部fを形成し、大型の樹脂
製バンパgとして一体的に成形される傾向にあ
る。
このような大型の樹脂製バンパgを装着する場
合には、第2図に示す如くその側端部dの車幅方
向の剛性が不足するために、側端部dをフエンダ
ボードeにネジp等によつて直接固着させると共
に、サポート部材hによつて車体フレームi側に
支持させてその剛性を補う必要があつた。
また、このような車種では第1図乃至第2図に
示す如く走行中にタイヤkが跳ね上げる泥や雪及
び小石等が、バンパaのエプロン部bに飛散して
ここに堆積したり損傷を与えたりすることを防止
するためにタイヤハウスjの走行方向前方にマツ
ドガードlを設けていた。このマツドガードlは
ブラケツトm,nを介して車体フレームi側に取
り付けられ、ボルトo等によつて固定されてい
た。
このため、タイヤハウスjを構成する部品点数
が多くなり、その組付工数も増加するものであつ
た。また、大型樹脂製バンパgの取り付け剛性も
十分とはいえず、その車幅方向の剛性が未だ不足
するものであつた。
〔考案の目的〕
本考案は、以上の如き問題点に鑑みてこれらを
有効に解決すべく創案されたものである。
本考案の目的は、車体側部の外郭とタイヤハウ
スの側壁とを区画形成する大型樹脂製バンパの側
端部と車体フレームとを連結させてマツドガード
を設けることにより、大型樹脂製バンパの取り付
け剛性を向上させると共にサポート部材を不要と
なし、部品点数並びにその組付工数の低減を計る
ことができるタイヤハウス構造を提供することに
ある。
〔考案の実施例〕
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
き詳述する。
第3図及び第4図に示す如く、タイヤ1を囲繞
して形成されるタイヤハウス2は主に車体3の骨
格をなすフレーム部材4等の車体壁5と、車体3
の側部の外郭を形成するフエンダーボード6とか
ら区画されている。
第5図乃至第6図に示す如く、上記フエンダー
ボード6はエンジンルーム7(リヤエンジン又は
ミツドシツプエンジン等の場合はトランクルー
ム)とタイヤハウス2とを区画する上記車体壁5
のフエンダスカート部8に取り付けられて車体3
の外郭を形成すると共に上記タイヤハウス2を区
画形成している。そして、タイヤハウス2の上側
には上記フエンダスカート部8とフエンダボード
6とによつて形成される空隙9を覆うべくフエン
ダーインナライナ10が設けられている。
また第3図及び第4図に示す如く、バンパ11
下方のエプロン部12は、走行中に車体3と略面
13との間を流れる空気流を円滑に整流してその
空気抵抗を減少させるべく車体3の下側に廻し込
まれて後方に延出され、エンジンルーム7等の車
体3前部の下側部を覆つている。また、バンパ側
端部14は車体3の側部に延出されて廻し込ま
れ、車体3の外郭を形成して上記フエンダボード
6から独立された一部としてその前方下側部15
を構成し、上記エプロン部12と共に大型樹脂製
バンパ16として一体的に成形されている。
従つて、タイヤハウス2はタイヤ1の側部17
が車体壁5(車体フレーム4)によつて、他側部
18がフエンダ部19(フエンダボード6)によ
つてそれぞれ区画されると共に、タイヤ1の周側
部20に車体フレーム4等の車体3側から支持さ
れたバンパ11が位置されることになる。
そして、このタイヤハウス2の走行方向前方に
は、タイヤ内壁21即ち大型樹脂製バンパ16と
車体フレーム4とで形成される空間22を覆うと
共にタイヤ2の周側部20に沿つてタイヤハウス
2を区画するマツドガード23が設けられてい
る。このマツドガード23は、走行中に車輪の回
転によつて泥や雪及び小石等が飛散して、バンパ
11のエプロン部12に堆積したり、破損させた
りすることを防止するために設けられている。
本考案の特長とするところは、上記マツドガー
ド23を、大型樹脂製バンパ16の側端部14と
車体フレーム4等の車体壁5とを結んで設けたこ
と、即ちマツドガード23にバンパ側端部14を
支持させたことによつて、バンパ側端部14の取
り付け剛性を高めてその車幅方向の剛性を向上さ
せたことにある。
第3図乃至第6図に示す如く、マツドガード2
3はタイヤハウス2内に臨んでタイヤ1の周側部
20に沿つて凹状に湾曲された壁板24によつて
形成され、上記バンパ内壁21を覆い車体フレー
ム4側に支持されて構成されている。マツドガー
ド23はその上側部25が車体壁5に固定された
ブラケツト26にボルト27等によつて締結され
て取り付けられ、車体フレーム4側の一側部28
がサイドメンバ29によつて補強された車体フレ
ーム4部に接合されるべく、この車体フレーム4
に沿つて折り返されたフランジ状の継手部30に
形成されて、固着用の締結ボルト31等によつて
車体フレーム4に締結固定されて取り付けられて
いる。
また、マツドガード23のフエンダボード6側
の他側部32には大型樹脂製バンパ16の側端部
14を接合させるために、これと突き合わされる
突き合せ面33がフランジ状に設けられて継手部
34が形成されている。そして、これに伴なつ
て、大型樹脂製バンパ16の側端部14には、上
記マツドガード23の継手部34に突き合わされ
てこれに接合されるブラケツト35が一体的に形
成され、ボルト36等のネジによつて締結されて
マツドガード23に支持されるよう構成されてい
る。
一方、マツドガード23には補強のためのリブ
部37が成形されると共に、前述した如く、マツ
ドガード23自体が湾曲されて成形されてその断
面係数が高められており、バンパ側端部14がそ
の車幅方向の剛性を十分に保持されて取り付けら
れるよう構成されている。
第7図は変形実施例を示すものであり、図示す
る如く、大型樹脂製バンパ16の側端部14を車
体壁5側へ折り返して延出し、上記マツドガード
23を大型樹脂製バンパ16と一体成形させてバ
ンパ内壁21を覆うようになし、その一側部28
を車体フレーム4側に締結接合させるよう構成し
ても良い。
尚、図示した実施例にあつては、前輪側のタイ
ヤハウス構造を示しているが、同様の構成によつ
て後輪側のタイヤハウス構造にも適用できること
は勿論である。後輪側に採用する場合には、マツ
ドガードはタイヤハウスの走行方向後方に設置さ
れることになる。
以上の構成から明らかな如く、本考案に係るタ
イヤハウス構造に依れば、大型樹脂製バンパ16
の側端部14をマツドガード23によつて車体フ
レーム側と結んでこれに支持させるので、特にサ
ポート部材を設ける必要がなくなり、部品点数が
削減されその組み付け工数も低減することができ
るようになる。更に、サポート部材を使用した場
合よりも、その取り付け剛性を大幅に向上させる
ことができ、バンパ側端部14の車幅方向の剛性
を十分高く保持させることができるようになる。
〔考案の効果〕
以上要するに、本考案に依れば次の如き優れた
効果を発揮する。
(1) 大型樹脂製バンパの側端部を、車体フレーム
側に取り付けられたマツドガードに支持させて
これに接合させるので、特にサポート部材を設
ける必要がなく、部品点数並びにその組み付け
工数が削減でき、製造コストを低減できる。
(2) バンパ側端部をサポート部材よりもその車幅
方向の剛性が高いマツドガードに支持させるの
で、バンパ側端部の車幅方向の取り付け剛性を
大幅に向上できる。
(3) 構造が簡単であり、廉価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタイヤハウス構造を示す概略側
面図、第2図は従来のタイヤハウス部の分解斜視
図、第3図は本考案に係るタイヤハウス構造を示
す概略側面図、第4図は第3図の−線矢視断
面図、第5図は第3図の分解斜視図、第6図は第
3図の−線矢視断面図、第7図は変形実施例
を示す斜視図である。 図中、1,kはタイヤ、2,jはタイヤハウ
ス、4,iは車体フレーム、5は車体壁、11,
16,aはバンパ、14,dはバンパの側端部、
17はバンパの側部、18はタイヤの他側部、1
9はフエンダ部、20はタイヤの周側部、21は
バンパ内壁、23,lはマツドガード、24は壁
板、28はマツドガードの一側部、30は車体壁
に接合させるためのマツドガードの継手部、32
はマツドガードの他側部、34はバンパの側端部
を接合させるためのマツドガードの継手部、35
はバンパ側端部をマツドガードに接合させるため
のブラケツトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タイヤの側部が車体壁により他側部がフエン
    ダ部によりそれぞれ区画されると共にタイヤの
    周側部に車体側から支持されたバンパが位置さ
    れるタイヤハウスにおいて、上記バンパの側端
    部と上記車体壁とを結び上記バンパ内壁を覆つ
    てタイヤの周側部を区画するマツドガードを設
    けたことを特徴とするタイヤハウス構造。 (2) 上記マツドガードが上記タイヤの周側部に沿
    つて上記バンパ内壁を覆う壁板により構成さ
    れ、一側部に上記車体壁に接合されるための継
    手部を有すると共に他側部に上記バンパの側端
    部に接合されるための継手部を有した上記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のタイヤハウス
    構造。 (3) 上記バンパの側端部が上記マツドガードの側
    端部と接合するためのブラケツトを一体的に形
    成された上記実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項記載のタイヤハウス構造。 (4) 上記マツドガードが上記バンパの側端部を上
    記車体壁へ一体的に折り返して上記バンパ内壁
    を覆うように構成された上記実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のタイヤハウス構造。
JP4584883U 1983-03-31 1983-03-31 タイヤハウス構造 Granted JPS6022475U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062033A (ja) * 2007-08-09 2009-03-26 Toyota Auto Body Co Ltd バンパー取付構造

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JPH0532392Y2 (ja) * 1986-12-19 1993-08-19
JP7215102B2 (ja) * 2018-11-19 2023-01-31 三菱自動車工業株式会社 車体前部構造

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JP2009062033A (ja) * 2007-08-09 2009-03-26 Toyota Auto Body Co Ltd バンパー取付構造

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JPS6022475U (ja) 1985-02-15

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