JPH0544242B2 - - Google Patents

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JPH0544242B2
JPH0544242B2 JP61269405A JP26940586A JPH0544242B2 JP H0544242 B2 JPH0544242 B2 JP H0544242B2 JP 61269405 A JP61269405 A JP 61269405A JP 26940586 A JP26940586 A JP 26940586A JP H0544242 B2 JPH0544242 B2 JP H0544242B2
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Toshihiko Takemura
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Kubota Corp
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラクタの油圧制御装置に係り、ポ
ジシヨン、ドラフトの各制御の他に、ミツクス制
御も可能にしたものに関する。
(従来の技術) トラクタに各種作業機を装着して作業を行なう
場合、その作業機の位置を一定に保つたり、或い
は牽引抵抗を一定に保つ所謂ポジシヨンコントロ
ールやドラフトコントロールの油圧制御装置は従
来から広く利用されている。
また昨今では作業内容の充実と作業精度の向上
からミツクスコントロールという制御方式も生れ
ている。
ポジシヨン、ドラフト、ミツクスの各制御を行
なう技術として、特公昭58−29041号公報の技術
がある。
すなわち、リフトアームを昇降自在にする油圧
装置を制御するバルブ機構と、該バルブ機構を中
立、上昇、降下にリンク機構を介して切換えるポ
ジシヨンレバーとドラフトレバーとを備えたトラ
クタの油圧制御装置において、バルブ機構のスプ
ールを中立、上昇、降下に切換えるスプール抑え
レバーの中途が固定側に横軸回りに枢支され、縦
方向に配置したスプリングコネクタと横方向に配
置したポジシヨンバランサの中途が十字状に交差
され、該交差部が固定側に横軸回りに枢支され、
ポジシヨンバランサの一端がリフトアームの回動
支軸に設けたポジシヨンカムに接当され、スプリ
ングコネクタの下端側が前記スプール抑えレバー
の下端側にプツシユ金具を介して連動連結され、
スプリングコネタとポジシヨンバランサの各他端
側が上下対応されているとともに、ポジシヨンレ
バーに連通するポジシヨンコネクタの上下にカム
面が形成され、該カム面が前記スプリングコネク
タとポジシヨンバランサの各他端側における上下
対応部に連結され、該上下対応部を開拡自在にす
るとともに、ドラフトレバーに連動するドラフト
第1リンクと前記プツシユ金具を介してスプール
抑えレバーに連動するドラフト第2リンクとのリ
ンク端部が横軸回りに互いに枢支され、前記ドラ
フト第2リンクに荷重ばねの変位が伝播可能とさ
れ、更に、スプール迎えレバーの上部側とポジシ
ヨンカム側とを連動するカムロツドが設けられ、
ポジシヨンレバーとドラフトレバーをそれぞれ独
立して操作可能に構成したものである(従来例の
1)。
また、ポジシヨン制御とドラフト制御を可能と
するものとしては特公昭57−39601号公報の技術
がある。
すなわち、トラクタに装着された作業機を昇降
するための油圧装置と;この油圧装置を上昇、停
止および降下にそれぞれ切換えるための第1制御
弁機構と;前記油圧装置に取付けられた作業機を
地上に下した状態において作業機に牽引抵抗が作
用したとき、上記油圧装置のピストンに対する圧
力を牽引抵抗に応じて制御するための第2制御弁
機構と;から成り、この第2制御弁機構は前記第
1制御弁機構から油圧ピストンに至るまでの油路
中途から分岐された脇路に具備されているもので
ある(従来例の2)。
(発明が解決しようとする問題点) 従来例の1は、ポジシヨン、ドラフト、ミツク
スの各制御を、ひとつの制御弁機構により可能で
はあるけれども、リンク機構の構成が複雑でしか
も、ポジシヨン用フイードバツク機構は油圧アー
ム軸(リフトアーム軸)に套嵌したカムを利用し
ているためカム形状の設定が難しく、結局は大形
トラクタとして多用できても小形、中形クラスの
トラクタに適用するのは困難であつた。
従来例の2は、フイードバツク機構はリンク機
構によることから、従来例の1のようにリンク機
構は複雑ではないけれども、ドラフト制御は流量
制御によるものであることから、別途にドラフト
専用のバルブを必要とし、高価であるし、ポンプ
吐出量が急変するとドラフト性能は著しく損なわ
れる油温上昇の要因となるばかりかミツクス制御
はできなかつた。
本発明は、斯る従来例の1および2に不具合点
を併せて解消し、簡単なリンク機構によつてひと
つの制御弁機構でポジシヨン、ドラフト、ミツク
スの制御を可能としたことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、トラクタに装着された作業機を昇降
するための、トラクタ車体1に搭載した油圧ハウ
ジング3を含む油圧装置2と、この油圧装置2を
上昇、停止および降下にそれぞれ切換えるための
制御弁機構15と、この制御弁機構15を上昇、
停止及び降下にリンク機構26,27を介して切
換えるポジシヨンレバー19とドラフトレバー2
0とを備え、制御弁機構15におけるスプール1
8に連動連結されてスプール18の作動方向に対
して交叉配置されたスプール作動バー32の両端
が、スプール18に対して左右振分け位置に配置
されて軸心回りに回動自在なコントロールレバー
軸28側とポジシヨン用フイードバツクレバー軸
29側とに接手33,34を介して懸架され、前
記ポジシヨン用フイードバツクレバー軸29側に
ポジシヨン用フフイードバツク機構37を備えて
いるトラクタの油圧制御装置において、次の技術
的手段を講じることによつて、前述目的を達成し
たものである。
すなわち、本発明はコントロールレバー軸28
に、スプール作動バー32の一端が接手33を介
して連動連結されるコントロールレバー30と、
このコントロールレバー30とともに作動されて
コネクタ51が係合されるコネクタ係合ピン47
を有するレバー46とを設け、前記油圧ハウジン
グ3にコネクタ係合ピン47と前後に離間して固
定ピン48を設け、この固定ピン48とコネクタ
ピン47との間に、ポジシヨンレバー19に応動
するコネクタ51が進退自在に挿入されており、
支持ピン42により上端側が前後方向揺動自在に
枢支されたメインリンク44の中途を、コントロ
ールレバー軸28に連結結させ、更に、ドラフト
レバー20に応動する第1ドラフトリンク56と
第2ドラフトリンク58を備え、第2ドラフトリ
ンク58に荷重バネ12の変位をドラフトカム6
4を介して伝播するとともに、第2ドラフトリン
ク58をメインリンク44の下端部側に連動連結
したことを特徴とするものである。
(実施例) 図面を参照して本発明の実施例を詳述する。
図において、1はトラクタ車体で、実質的にミ
ツシヨンケースである。2は油圧装置であり、油
圧ハウジング3と、シリンダ部4と、ピストン5
と、ピストンロツド6と、アーム軸7と、リフト
アーム8からなり、油圧ハウジング3がトラクタ
車体1の後上部に施蓋状として具備され、油圧ハ
ウジング3にシリンダ部4が形成されてこのシリ
ンダ部4にピストン5が嵌合されているととも
に、油圧ハウジング3に横架状として支持されて
いるアーム軸7にアーム9が取付けられ、このア
ーム9とピストン5がピストンロツド6で連結さ
れ、ここに、左右一対のリフトアーム8が上下動
自在とされている。
10はトツプリンク取付装置であり、油圧ハウ
ジング3の後端面に固定されたブラケツト11
と、このブラケツト11に、トーシヨンバー12
を介して装着されたトツプリンク取付孔13の複
数個を有する取付台14とからなり、トーシヨン
バー12が本例では荷重バネとなる。なお、荷重
バネはこの他に、コイルバネ等であつてもよく、
牽引荷重で弾性的に変位するものであればよい。
15は制御弁機構であり、油圧ハウジング3の
底壁にボルト16によつて取付けられたバルブ本
体17と、このバルブ本体17に図外の戻しバネ
に抗して摺動自在に備えられたスプール18等か
らなり、スプール18の摺動により、油圧装置
2、実質的にリフトアーム8を上昇、停止(中
立)及び降下にそれぞれ切換えるものである。
19はポジシヨンレバー、20はドラフトレバ
ーであり、油圧ハウジング3の右脇に立設した取
付台21の上端に支軸22を横向に設け、この支
軸22に両レバー1920の下端側をそれぞれ回
動自在に支持している。
23は操作軸であり、内外二重軸構造とされ、
内軸24はポジシヨン用とされ、外軸25はドラ
フト用とされており、油圧ハウジング3の右側側
壁の高さ方向中途に横方向として挿支され、それ
ぞれ相対回動自在とされており、内軸24にはリ
ンク機構26を介してポジシヨンレバー19が、
外軸25にはリンク機構27を介してドラフトレ
バー20がそれぞれ連動連結されている。
28はコントロールレバー軸、29はポジシヨ
ン用フイードバツクレバー軸であり、両レバー軸
28,29はスプール18に対して左右振分け位
置においてレバー軸心を共通軸心上とされてお
り、フイードバツクレバー軸29は油圧ハウジン
グ3の左壁に挿支されており、コントロールレバ
ー軸28はメインリンクを介してハウジングの壁
に支持され、各レバー軸28,29にはそれぞれ
レバー30,31を下方突出状として有してい
る。
32はスプール作動バーであり、その両端に球
状部を有する接手33,34を有し、この接手3
3,34を介して各レバー30,31に懸架さ
れ、ここに、スプール作動バー32はスプール1
8の作動方向(トラクタの前後方向)に対して交
叉配置されている。
スプール18はネジ構造とされた連結ロツド3
5が連接され、このロツド35のエンドに形成さ
れた接手36がスプール作動バー32の長手方向
の中間部分に自在可能として連結されている。
37はポジシヨン用フイードバツク機構であ
り、油圧アーム軸7の一端面(図では左端)側に
連動連結されたターンバツクル構造のフイードバ
ツクリンク38と、フイードバツクレバー軸29
に一端が固定されたフイードバツクレバー39と
をピン40で枢着してなる。
41は支持壁であり、第3図〜第5図で示す如
く油圧ハウジング3の上壁でかつシリンダ部4の
右脇において下方に突出形成されており、この支
持壁41に横向の支持ピン42が挿支されて抜止
めピン43によつて取付けられている。
44はメインリンクであり、この上端側が支持
ピン42の軸心上で前後方向揺動自在に枢支され
ており、このメインリンク44は下方に延設され
てその中途のボス部45がコントロールレバー軸
28に回転自在として套嵌されている。
従つて、コントロールレバー軸28はメインリ
ンク44を介して支持ピン42によつて固定側の
支持壁41に支持されている。
46はレバーであり、レバー軸28の外端側に
固着されて上方に突出しており、コントロールレ
バー30とともに一体として回動するものであ
り、このレバー46にはコネクタ係合ピン47が
外方(右方向)に突出状として固着されている。
48は固定ピンであり、コネクタ係合ピン47
と前後方向に離間されて油圧ハウジング3の右側
壁におけるボス49に挿支されて内方に突出して
おり、この固定ピン48とコネクタ係合ピン47
とはピン長手方向において一部ラツプされている
(第3図参照)。
50はポジシヨン操作金具であり、内軸24の
軸端面(内側端面)に固着されており、ポジシヨ
ンレバー19の前後方向操作力がリンク機構26
を介して内軸24に伝達されることにより作動さ
れる。
51はコネクタであり、ポジシヨン操作金具5
0にピン52によつて枢支されており、このコネ
クタ51は平板形状であつて、第10図、第11
図でも示す如く係合ピン47と固定ピン48との
間に進退自在に挿入され、各ピン47,48に摺
接する部分がカム面53,54とされている。
従つて、ポジシヨンレバー19の操作力により
操作金具50を介してコネクタ51に伝達される
ことにより、レバー46およびコントロールレバ
ー30を介してスプール作動バー32によりスプ
ール18を上昇、停止(中立)、降下に切換え得
るようにされている。
55はドラフト操作金具であり、操作軸23に
おける外軸25の内端に固着されており、このド
ラフト操作金具55には第1ドラフトリンク56
の一端がピン57により枢支されている。
第1ドラフトリンク56は略水平方向として後
方に延び、この第1ドラフトリンク56の先端に
第2ドラフトリンク58の一端がピン59により
枢支され、第2ドラフトリンク58は下方に延設
されている。
60はプツシユロツドであり、第2ドラフトリ
ンク58の下端に一端がピン61により枢支され
ており、コ字形ブラケツト62に摺動自在として
挿支されている。
コ字形ブラケツト62はメインリンク44の下
端に固着されており、このブラケツト62にはコ
イル形のドラフトスプリング63が内蔵されてお
り、プツシユロツド60はこのスプリング63に
挿入されているとともに、ロツド60の中途には
スプリング63を押付ける(圧縮)ための鍔60
Aを有している。
従つて、ドラフトレバー20の操作力がリンク
機構27を介して外軸25に伝達されると、第1
ドラフトリンク56、第2ドラフトリンク58お
よびプツシユロツド60を介してメインリンク4
4に伝達され、このメインリンク44が支持ピン
42を中心に前後揺動されることによつて、スプ
ール18を作動する。
64はドラフトカムであり、油圧ハウジング3
の右側壁に支軸65を回動自在に挿支し、この支
軸65の軸方向両端にそれぞれアーム66,67
を取付け、内側のアーム66にドラフトカム64
を固着している。
このドラフトカム64のカム面は第2ドラフト
リンク58の背面に接当されていて、荷重バネ1
2の変位をドラフトフイードバツクリンク機構6
8によりドラフトカム64に伝播するようにされ
ている。
ドラフトフイードバツクリンク機構68はリン
クレバー69、伸縮調整自在のロツド70等から
なり、ロツド70の端部がアーム67にピン71
で枢支されている。
その他、図において、72はメインリンクスト
ツパであり、支持壁41にピン73によつて取付
けられた円盤形状であり、実質的に支軸65の軸
心延長上に位置されている(第5図参照)。
74はストツパであり、コントロールレバー3
0と対応する前方で油圧ハウジング3のボス部7
5に位置決めピン76とボルト77で取付けら
れ、レバー30と対応する部分に折曲片78を有
している。
すなわち、レバー30がこのストツパ74に接
当する位置は、制御弁機構15のリリーフが作用
する位置とされている。
79はドラフト規制ストツパであり、荷重バネ
12の変化はこのドラフト規制スツパ79にトツ
プリンク取付台14が当接することで規制され
る。
なお、ポジシヨンレバー19とドラフトレバー
20はともに個別に揺動可能であり、矢印Dの方
向が降下で、Uの方向が上昇である。
(作用) まず、ポジシヨンコントロールについて説明す
る。
ドラフトレバー20をD方向に一杯動かして
「下げ」の状態にしておいて、第2図で示す如く
ピストン5が上死点にあるとき、リフトアーム8
は降下位置にあり、従つて、ポジシヨンレバー1
9は第10図で示す如くポジシヨン最下点にあ
る。
そこで、ポジシヨンレバー19を第10図の矢
印U方向に操作すると、リンク機構26を介して
操作金具50が内軸24を支点にa方向に回動さ
れる。
これによつてポジシヨンコネクタ51が可動す
るピン47と固定ピン48との間に割り込むよう
に下動し、メインリンク44の中途に回動支点を
有するコントロールレバー30が第10図のb方
向に回動され、このレバー30に接手33を介し
て遊合状に連結されているスプール作動バー32
が他の接手34を定点として作動され、このスプ
ール作動バー32の中途に遊合状として連結され
ているスプール18が第10図のc方向に押込
み、ここに、制御弁機構15は上昇回路を構成
し、ピストン5に油圧が作用してリフトアーム8
を上昇させ、図外の作業機を持上げることにな
る。
なお、メインリンク44は支持ピン42を支点
に回動されるが、ストツパ72によつて規制され
る。
リフトアーム8が上昇されると、この動きが第
2図に示すフイードバツク機構37を介してフイ
ードバツク軸29に伝えられ、フイードバツクレ
バー31にスプール作動バー32の一端が接手3
4を介して連結されていることから、スプール作
動バー32を介してスプール18を停止(中立)
位置に戻すことになる。
第11図はポジシヨン最上点の位置を示してお
り、ポジシヨンレバー19をD方向に操作する
と、リンク機構26を介してポジシヨン操作金具
50が矢示a′方向に回動され、コネクタ51が可
動ピン47と固定ピン48の間から抜けるように
上へ動かされる。
このコネクタ51の動きにより、スプール作動
バー32への押付け力がなくなり、メインスプー
ル18は図外の戻しバネの力で矢示c′方向に押出
され、下降回路ができ、リフトアーム8は自重
(実質的に作業機重量)で降下される。
このとき、フイードドバツク機構37が第10
図と逆方向に作用する。
次に、ドラフトコントロールについて第7図乃
至第9図を参照して説明する。
ポジシヨンレバー19をD方向に一杯に下げて
「下げ」の状態にしておいて、ドラフトレバー2
0をドラフト範囲にする。すなわち、第7図はド
ラフトレバー20が最下点にあり、このドラフト
レバー20を矢示U方向に操作して第8図のドラ
フト開始点にすると、リンク機構27を介して、
ドラフト操作金具55が矢示e方向に作動し、第
1ドラフトリンク56を介して第2ドラフトリン
ク58がドラフトカム64に近づくことになる。
なお、第2ドラフトリンク58とドラフトカム
64との間隔をドラフトフイードバツクリンク機
構68により調整することによつて、ドラフトの
作用する荷重を調節できる。
図示しない三点リンク機構により装着された作
業機の牽引抵抗が荷重バネ(トーシヨンバー)1
2に伝達されると、本例ではバネ12がねじれに
よる変位とされ、この変位がフイードバツク機構
68を介して第8図の矢示f方向としてドラフト
カム64に伝達され、これによりドラフト64が
矢示g方向に回転し、第2ドラフトリンク58を
第8図では右方向に押付ける。
これによつてプツシユロツド60がh方向に作
動し、ブラケツト62、ドラフトスプリング63
等を介してメインリンク44がその上端の支持ピ
ン42を中心として矢印i方向に揺動され、可動
ピン47はコネクタ51で規制されていることか
ら、メインリンク44の揺動でコントロールレバ
ー30がj方向に揺動され、この揺動がスプール
作動バー32を介してスプール18を矢示k方向
に押込み上昇回路が構成され、ここに作業機はリ
フトアーム8を介して持ち上げられ、これにより
牽引荷重が減少すると、メインスプール18は矢
示kと反対方向に戻しバネの力で作動され、ここ
に、下降回路が構成される。
この場合、復帰したときのコントロールレバー
30の位置は、最初にポジシヨンコントロールで
設定したポジシヨンコネクタ511で決まり、こ
こにミツクスコントロールができる。ここに、ミ
ツクスコントロールとはポジシヨンコントロール
とドラフトコントロールを兼ね備えたコントロー
ル(制御)を意味する。
即ち、前述したポジシヨンコントロールでは、
牽引荷重が大きくなると作業機を上昇させなけれ
ばエンストとか車輪のスリツプを起こすし、ま
た、ドラフトコントロールでは、土壌に硬軟があ
ると耕深を一定に保てないことになる。
ミツクスコントロールはこの欠点を補いながら
両方の長所を生かせるのである。
つまり、前述したポジシヨンコントロールで作
業機を一定位置に保ちながら作業を行ない、牽引
荷重が大きくなると前述のドラフトコントロール
が働いてリフトアーム8を介して作業機が上昇
し、牽引荷重が減少するとポジシヨンを設定した
高さまでリフトアーム8が下降し、作業機が設定
位置に戻るのである。
従つて、このミツクスコントロールを実施する
には、まず、ドラフトレバー20を符号Dの方向
に一杯に下げて「下げ」の状態とし、ドラフトレ
バー20を適当な位置に定めるとともに、ポジシ
ヨンレバー19の操作で作業機を必要とする高さ
に設定しておく。
しかして、作業機を一定位置に保ちながら作業
が行なわれているとき、牽引抵抗が大きくなると
これを荷重バネ12で感知して変位におきかえ、
前述したドラフトコンントロールが働いて牽引荷
重が減少され、この減少によつてポジシヨンコン
トロールで設定した高さまで作業機が降下される
のである。ここに、あとはドラフトレバー20の
操作だけで自由に作業を行ない、例えば、抵抗の
かかるところは浅く、また、軟い土壌のところは
ポジシヨン制御で耕深を深くせず作業を続行され
る。
第9図はドラフトレバー20をドラフト終了点
まで操作した位置(実線)とこの終了点から最上
点まで操作した位置(鎖線)を示しており、この
ときは第2ドラフトリンク58がドラフトカム6
4のカム面上を滑り、該リンク58の下端が前方
(図では右方)に移動する。
この移動がプツシユロツド60、ドラフトスプ
リング63等を介してメインリンク44と伝達さ
れ、前述したと同様にスプール18が押込まれて
上昇回路が形成され、リフトアーム8は最上位置
まで上昇し、このとき、コントロールレバー30
はストツパ74で規制される。
なお、ドラフトスプリング63はあらかじめあ
る縮み量で組付けられており、ドラフト範囲で作
動するときは、スプリング63は縮まず、プツシ
ユロツド60とメインリンク44は一体となつて
移動(作動)する。
また、リフトアーム8を最上昇位置にした状態
で、つまり、作業機を持上げ状態でトラクタが悪
路等を走行するとき、作業機がピツチング(上下
動)などしてドラフトカム64が前方向移動した
とき、ドラフトスプリング63が縮み、ここに、
必要以上の変位を吸収する安全装置として働くこ
とになる。
(発明の効果) 本発明は、トラクタに装着された作業機を昇降
するための、トラクタ車体1に搭載した油圧ハウ
ジング3を含む油圧装置2と、この油圧装置2を
上昇、停止および降下にそれぞれ切換えるための
制御弁機構15と、この制御弁機構15を上昇、
停止及び降下にリンク機構26,27を介して切
換えるポジシヨンレバー19とドラフトレバー2
0とを備え、制御弁機構15におけるスプール1
8に連動連結されてスプール18の作動方向に対
して交叉配置されたスプール作動バー32の両端
が、スプール18に対して左右振分け位置に配置
されて軸心回りに回動自在なコントロールレバー
軸28側とポジシヨン用フイードバツクバー軸2
9側とに接手33,34を介して懸架され、前記
ポジシヨン用フイードバツクレバー軸29側にポ
ジシヨン用フイードツク機構37を備えているド
ラクタの油圧制御装置において、 コントロールレバー軸28に、スプール作動バ
ー32の一端が接手33を介して連動連結される
コントールレバー30と、このコントロールレバ
ー30とともに作動されてコネクタ51が係合さ
れるコネクタ係合ピン47を有するレバー46と
を設け、前記油圧ハウジング3にコネクタ係合ピ
ン47と前後に離間して固定ピン48を設け、こ
の固定ピン48とコネクタピン47との間に、ポ
ジシヨンレバー19に応動するコネクタ51が進
退自在に挿入されており、支持ピン42により上
端側が前後方向揺動自在に枢支されたメインリン
ク44の中途を、コントロールレバー軸28に連
結させているので、従来例の1の如くカムとポジ
シヨンバランサによるフイードバツク機構でなく
とも、リフトアーム軸7を連動連結したフイード
バツクリンク機構37による構造簡単なもので、
ポジシヨン制御のフイードバツク確実、正確にで
きる。
更に、ドラフトレバー20に応動する第1ドラ
フトリンク56と第2ドラフトリンク58を備
え、第2ドラフトリンク58に荷重バネ12の変
位をドラフトカム64を介して伝播するととも
に、第2ドラフトリンク58をメインリンク44
の下端部側に連動連結したので、ドラフト制御も
正確、確実にできるし、メインリンク44はドラ
フト制御とポジシヨン制御の双方の共通部品であ
ることから、構造も簡素化され、ここに、小形乃
至中形トラクタに装備する上で実用的である。
更に、制御弁機構はひとつで済むし、油温上昇
も回避されるし、ポジシヨン制御とドラフト制御
の他に、ミツクス制御も実施きるものとして有益
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は右側面
図、第2図は左側面図、第3図は第2図A−A線
断面図、第4図はドラフト操作軸側を示す断面
図、第5図はドラフトフイードバツク部分を示す
断面図、第6図は第2図を下面より見た一部の平
面図、第7図から第9図はドラフト制御の作動を
併せて示す各側面図、第10図と第11図はポジ
シヨン制御の作動を併せて示す各側面図である。 1……トラクタ車体、2……油圧装置、15…
…制御弁機構、18……スプール、19……ポジ
シヨンレバー、20……ドラフトレバー、28…
…コントロールレバー軸、32……スプール作動
バー、30,46……コントロールレバー、42
……支持ピン、44……メインリンク、47……
係合ピン、48……固定ピン、51……コネク
タ、56,58……ドラフトリンク、64……ド
ラフトカム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トラクタに装着された作業機を昇降するため
    の、トラクタ車体1に搭載した油圧ハウジング3
    を含む油圧装置2と、この油圧装置2を上昇、停
    止および降下にそれぞれ切換えるための制御弁機
    構15と、この制御弁機構15を上昇、停止及び
    降下にリンク機構26,27を介して切換えるポ
    ジシヨンレバー19とドラフトレバー20とを備
    え、制御弁機構15におけるスプール18に連動
    連結されてスプール18の作動方向に対して交叉
    配置されたスプール作動バー32の両端が、スプ
    ール18に対して左右振分け位置に配置されて軸
    心回りに回動自在なコントロールレバー軸28側
    とポジシヨン用フイードバツクレバー軸29側と
    に接手33,34を介して懸架され、前記ポジシ
    ヨン用フイードバツクレバー軸29側にポジシヨ
    ン用フイードバツク機構37を備えているトラク
    タの油圧制御装置において、 コントロールレバー軸28に、スプール作動バ
    ー32の一端が接手33を介して連動連結される
    コントロールレバー30と、このコントロールレ
    バー30とともに作動されてコネクタ51が係合
    されるコネクタ係合ピン47を有するレバー46
    とを設け、前記油圧ハウジング3にコネクタ係合
    ピン47と前後に離間して固定ピン48を設け、
    この固定ピン48とコネクタピン47との間に、
    ポジシヨンレバー19に応動するコネクタ51が
    進退自在に挿入されており、支持ピン42により
    上端側が前後方向揺動自在に枢支されたメインリ
    ンク44の中途を、コントロールレバー軸28に
    連結させ、更に、ドラフトレバー20に応動する
    第1ドラフトリンク56と第2ドラフトリンク5
    8を備え、第2ドラフトリンク58に荷重バネ1
    2の変位をドラフトカム64を介して伝播すると
    ともに、第2ドラフトリンク58をメインリンク
    44の下端部側に連動連結したことを特徴とする
    トラクタの油圧制御装置。
JP26940586A 1986-11-12 1986-11-12 トラクタの油圧制御装置 Granted JPS63123303A (ja)

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JPH0544242B2 true JPH0544242B2 (ja) 1993-07-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111806A (ja) * 1993-10-20 1995-05-02 Kubota Corp 耕耘機の耕深調整装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57202204A (en) * 1981-06-08 1982-12-11 Iseki Agricult Mach Pivot part of operation lever of working machine in tractor

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JPS63123303A (ja) 1988-05-27

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