JPH0233464Y2 - - Google Patents

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JPH0233464Y2
JPH0233464Y2 JP2704784U JP2704784U JPH0233464Y2 JP H0233464 Y2 JPH0233464 Y2 JP H0233464Y2 JP 2704784 U JP2704784 U JP 2704784U JP 2704784 U JP2704784 U JP 2704784U JP H0233464 Y2 JPH0233464 Y2 JP H0233464Y2
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planting
rod
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JP2704784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、田植機において、フロートに作用す
る土圧を感知して植付装置を昇降制御し、植付け
深さを一定に保つ土圧感知装置に係り、詳しくは
パンタグラフ式にて懸架されたフロートの動きを
油圧装置に伝達する感知ロツドに関する。
(ロ) 従来技術 一般に、乗用田植機1は、第1図に示すよう
に、車輪2により支持されている走行機体3を有
しており、該機体3の後方にはリンク装置5及び
油圧シリンダにより昇降自在に植付装置6が支持
されている。植付装置6は苗のせ台7、植付杆9
及び植付装置本体を構成する伝動ケース10等か
らなり、更に伝動ケース10には後方を植付け深
さ調節リンク11により、かつ前方をパンタグラ
フ式リンク12,13によりフロート14が懸架
されている。また、第2図に示すように、リンク
13の先端には感知ロツド15が枢支・連結され
ており、更に該ロツド15は植付装置6側の固定
プレート16に枢支されているアーム17、ロツ
ド19、走行機体3に枢支されているアーム20
及びロツド21を介して制御バルブ22に連結さ
れている。そして、制御バルブ22は植付装置6
昇降用の油圧シリンダを制御し得、従つてフロー
ト14の移動に基づきバルブ22が作動されて、
植付装置6がその植付深さを一定になるように昇
降制御される。即ち、フロート14に矢印Aで示
すように田面から土圧が作用すると、フロート1
4はその後方の枢支点cを中心に前方が上方に回
動し、該フロート14の動きはリンク12,1
3、感知ロツド15、アーム17、ロツド19、
アーム20及びロツド21を介して制御バルブ2
2に伝えられ、該制御バルブ22を操作して植付
装置6を上昇する。また、フロート14に作用す
る土圧が減少すると、フロート14は枢支点cを
中心に前方が下がるように回動し、該動きは同様
に制御バルブ22に伝達されて、植付装置6を下
降作動する。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、フロート14は、第3図aに示すよ
うに、後方のブラケツト14aを介して枢支・連
結されているベルクランク状の植付け深さ調節リ
ンク11を枢支点rを中心に回動・調節すること
により、フロート14の枢支点c即ち伝動ケース
10に対するフロート回動支点が移動する。従つ
て、第3図aに示すように、調節リンク11を浅
植え方向即ち角度θが大きくなるように調節して
ある場合、枢支点cは下方かつ前方に位置し、こ
の状態でフロート14前部に土圧が作用すると、
前方ブラケツト14bの吊り点aは上方a′に移動
し、従つてリンク連結点bを上方b′に移動する。
これにより、リンク13が枢支点dを中心に上方
に回動し、感知ロツド15との連結点eが上方
e′に移動し、該動きが感知ロツド15の感知方向
(上方向)の動きとして伝えられる。
しかし、第3図bに示すように、調節リンク1
1を深植え方向即ち角度θ′が小さくなるように調
節してある場合、フロート14の枢支点cは上方
かつ後方c′に位置する。従つて、この状態では、
フロート14の吊り点aもリンク枢支点dに対し
て近づきかつ後方に移動し、両リンク12,13
のなす角φが小さくなる。この状態で、フロート
14の前部に土圧が作用し、フロート14を上方
に回動して吊り点aが上方に移動しても角度φが
鋭角になつているため、リンク12の連結点bを
上方に移動する方向への分力が小さくなり、感知
ロツド15が感知方向(上方向)に作動しにく
く、感知能力が低下するばかりでなく、連結点b
と吊り点aとの高さ差hが僅かしかないため、リ
ンクのピンのガタ等により吊り点aが連結点bの
上方に回り込む、いわゆる死点越え現象が生じ、
作動不良になつてしまうこともあつた。
(ニ) 問題を解決するための手段 そこで、本考案は、上述問題点を解消すること
を目的とし、感知ロツド15を、リンク13との
連結点eより更に下方に延長して構成し、調節リ
ンク11を深植え位置にセツトした場合、フロー
ト14に感知ロツド15の延長部が直接当接作用
することを特徴とするものである。
(ホ) 作用 従つて、調節リンク11を浅植え位置にセツト
した場合、感知ロツド15はフロート14に当接
せず、従来と同様に良好にフロート14の動きを
制御バルブ22に伝達し、また調節リンクを深植
え位置にセツトした場合、フロート14が土圧に
より上方に回動すると、リンク12,13を介す
ることなく直接フロート14が感知ロツド15の
延長部に当接し、フロート14の動きを感知ロツ
ド15に直接感知方向の動きとして伝達する。
(ヘ) 実施例 第4図ないし第6図に沿つて、本考案を具体化
した実施例について説明する。
フロート14の後方ブラケツト14aは植付け
深さ調節リンク11により枢支・懸架されてお
り、かつ該調節リンク11は伝動ケース10に枢
支ピンrにより回動自在に支持されている。更
に、ベルクランク状の調節リンク11のケース側
端にはロツド25が連結されており、該ロツド2
5はケース10に枢支されたアーム26を介して
調節レバー27に連結されており、かつ該調節レ
バー27は多数の係合凹部29aを有する案内板
29に係合して、所定の位置に調節・固定し得
る。
一方、フロート14の前方ブラケツト14bは
吊り点ピンaによりリンク12に連結されてお
り、更にリンク12はその先端にて連結ピンbに
より、伝動ケース10に枢支ピンdにて支持され
ているリンク13に連結されている。また、リン
ク13は連結ピンbより更に前方に延びており、
該リンク13の先端は連結ピンeにて感知ロツド
15に連結されている。更に、感知ロツド15は
第2図にて示したように、アーム17及びロツド
19等を介して制御バルブ22に連結されてい
る。
そして、第5図に詳示するように、感知ロツド
15は連結ピンeより下方に延長されており、該
延長部15a先端にてL字状に折曲され、所定幅
lからなる当接面Pを構成している。
本実施例は以上のような構成よりなるので、調
節レバー27を案内板29の所定の係合凹溝29
aに係合・調節することにより、アーム26及び
ロツド25を介して調節リンク11は枢支ピンr
を中心に半径R上を回動して、フロート14の枢
支点cを任意の位置にセツトし得る。今、枢支点
を第4図にc′にて示すように浅植え位置即ち伝動
ケース10に対して下方かつ前方にセツトする
と、フロート14は伝動ケース10に対して前方
かつ下方に位置し、従つて感知ロツド15の延長
部15aとフロート14の上面とは所定の隙間を
有している。この状態で、フロート14に土圧が
作用して上方に回動すると、該フロート14の動
きはリンク12、連結ピンb及びリンク13、連
結ピンeを介して感知ロツド15に伝達され、更
に制御バルブを操作して植付装置を上昇する。ま
た、フロート14に作用する土圧が減少して下方
に回動すると、同様にフロート14の動きがリン
ク12,13を介して感知ロツド15に伝達さ
れ、制御バルブを操作して植付装置を下降する。
一方、調節リンク11を第4図にc′にて示すよ
うに深植え位置即ち伝動ケース10に対して後方
かつ上方に位置すると、フロート14も後方かつ
上方に位置してその前方の両リンク12,13の
なす角φが鋭角になり、従つて感知ロツド15の
延長部15aはフロート14上面に近づいてその
隙間が僅かとなる。この状態で、フロート14に
土圧が作用して上方に回動すると、第6図に示す
ように、フロート14の上面が直接に感知ロツド
15の延長部15aに当接し、フロート14の動
きがリンク12,13を介することなく直接感知
ロツド15に作用する。そして、該感知ロツド1
5のフロート14に直接対応する動きにより、制
御バルブが操作されて植付装置が上昇する。ま
た、フロート14に作用する土圧が減少して下方
に回動すると、感知ロツド15は戻しスプリング
31(第2図参照)に基づきフロート14の動き
に直接追従し、更にフロート14が大きく下方に
回動して感知ロツド当接面Pとフロート上面が離
れた後はリンク12,13を介して引つ張られて
フロート14に追従し、フロート14の動きを制
御バルブに伝達して、植付装置を下降する。
なお、上述実施例は、感知ロツド15の延長部
15aをL型に折曲して当接面Pを構成したが、
当接面は他の形状でもよく、また他の部品を感知
ロツド15又はフロート14の上面に介するよう
にしてもよいことは勿論である。また、本考案
は、乗用田植機に限らず、歩行型の田植機にも適
用し得ることは勿論である。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によると、感知ロ
ツド15を下方に延長して、フロート14を深植
え位置にセツトした場合、該感知ロツド15の延
長部15aがフロート14に直接当接作用し得る
ようにしたので、フロート14を浅植え位置にセ
ツトした場合は、従来のものと同様にフロート1
4の動きを制御バルブ22に伝達できるものであ
りながら、フロート14を深植え位置にセツトし
た場合、フロート14の動きを感知ロツド15に
直接作用して鋭敏に感知することができ、深植え
セツト時における感知能力の低下及び作動不良を
完全になくすことができる。更に、感知ロツド1
5を下方に延長するだけの極めて簡単な構成で足
り、従来の土圧感知装置を変更することなく、極
めて容易に実施できると共に、従来の装置にも感
知ロツド15を付け換えるだけで、極めて容易に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用し得る乗用田植機を示す
側面図、第2図はその土圧感知装置を示す側面
図、第3図a,bはそれぞれ浅植えセツト時及び
深植えセツト時のフロートを示す作用説明図、第
4図は本考案の実施例を示す側面図、第5図はそ
の感知ロツドを示す斜視図、第6図は本考案の作
用を示す側面図である。 1……田植機、3……走行機体、6……植付装
置、10……本体(伝動ケース)、11……植付
け深さ調節リング、12,13……リンク、14
……フロート、15……感知ロツド、15a……
延長部、22……制御バルブ、a……吊り点、b
……両リンク連結点、c……枢支点、d……リン
ク枢支点、e……連結点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体10に、その後方を植付け深さ調節リンク
    11により枢支点cの位置を調節自在に、またそ
    の前方をパンタグラフ式のリンク12,13によ
    りフロート14を懸架し、更に該フロートの動き
    をリンク12,13及び感知ロツド15を介して
    制御バルブ22に伝達してなる田植機において、
    感知ロツド15を、リンク13との連結点eより
    更に下方に延長して、調節リンク11を深植え位
    置にセツトした場合、フロートに感知ロツド15
    の延長部15aが直接当接作用し得るように構成
    した田植機における土圧感知装置。
JP2704784U 1984-02-27 1984-02-27 田植機における土圧感知装置 Granted JPS60139414U (ja)

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JP2704784U JPS60139414U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 田植機における土圧感知装置

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JPS60139414U JPS60139414U (ja) 1985-09-14
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