JPH0444018Y2 - - Google Patents

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JPH0444018Y2
JPH0444018Y2 JP1986111299U JP11129986U JPH0444018Y2 JP H0444018 Y2 JPH0444018 Y2 JP H0444018Y2 JP 1986111299 U JP1986111299 U JP 1986111299U JP 11129986 U JP11129986 U JP 11129986U JP H0444018 Y2 JPH0444018 Y2 JP H0444018Y2
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mud hardness
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は付勢機構によつて接地方向に付勢され
た接地センサの接地圧変動に伴う上下作動に基づ
いて、走行機体に取付けた作業装置の対地姿勢を
一定に維持する昇降制御機構を設けるとともに、
地面内に沈下して泥面硬さに応じてその姿勢を変
化させる泥硬さ検出片を設け、この検出片の姿勢
変化に応じて接地センサの接地付勢力を変更すべ
く泥硬さ検出片と付勢機構とを連係してある水田
作業機に関する。
〔従来の技術〕
この種の水田作業機において、従来は、泥硬さ
検出片と付勢機構との連係は分離不可であつた
(例えば、実開昭58−189719号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような水田作業機としての田植機を沖縄等
温暖地で使用する場合に、これら温暖地では刈取
後即田植作業に移ることが多いので、刈ワラが圃
面に散在した状態で田植作業を行なわねばならな
い。したがつて、刈ワラの散在した状態のところ
に泥硬さ検出片を沈下させることになるので、こ
の泥硬さ検出片に刈ワラ等が付着して泥硬さ検出
片の正常な作動をさまたげ、昇降制御機構による
作業装置に対する対地姿勢制御が旨く行なわれな
かつた。
本考案の目的は簡単な機構付加によつて、上記
したような温暖地での作業においても、泥硬さ検
出片を有効に活用できるものを提供する点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案による特徴構成は、前記泥硬さ検出片を
作動状態と非作動状態とに切換える切換機構を設
けるとともに、この切換機構と手元操作レバーと
を連係する機構を設けてある点にあり、その作用
効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、前記切換機構によつて泥硬さ検出片を
作動状態と非作動状態とに切換えることができる
ので、刈ワラの多い処では泥硬さ検出片を非作動
状態にかつ刈ワラ等の少ない処では作動状態に切
換うることによつて、泥硬さ検出片を確実に作動
させることができる。しかも、泥硬さ検出片を作
動状態と非作動状態とに切換えるに、手元操作レ
バーで行なえるので、刈ワラの多い圃場といつて
も刈ワラは多い処と少ない処があるので、運転者
が目視判断することによつて、植付作業中におい
ても刈ワラの多い処では非作動状態にかつ刈ワラ
の少ない処では作動状態に手元で任意に切換えが
でき、泥硬さ検出片の作用を有効に利用できる。
しかも、枕地等において作業装置を上昇操作させ
ると、切換機構が常に作動状態に切り換えられる
から、刈りワラの少ない箇所を走行する場合に、
操縦者が切り換え操作をし忘れ、切換機構を誤つ
て非作動状態に設定したままで作業走行に入るこ
とが無く、作業走行を再開する場合には常に泥硬
さ検出片が作動状態に設定されることとなる。
〔考案の効果〕
その結果、温暖地における特種状況に対応した
泥硬さ検出片の使用が可能になるとともに、その
切換の為の操作も運転状態で行え、操作が容易で
あるとともに、泥硬さ検出片の非作動による影響
を必要最小限に抑えることができる。しかも、人
為操作ミスにより刈りワラの少ない箇所で泥硬さ
検出片が非作動状態のままで作業走行するといつ
た不具合を未然に防止して昇降制御作動を精度良
く行えるものとなつた。
〔実施例〕
第5図に示すように、機体前部にエンジン1、
ミツシヨンケース2、操縦部3を搭載した機体
に、苗のせ台4、苗植付機構5、植付ケース6、
及び、接地フロート7群からなる苗植付装置8を
昇降リンク機構9を介して昇降駆動可能に連動連
結して田植機を構成してある。
苗植付装置8の昇降制御機構38を詳述する。
第3図に示すように、植付ケース6に対して自身
の軸心周りで回転自在に枢支された横支軸10に
一体回転可能に連結アーム11を突設固着し、こ
の連結アーム11の遊端と前記接地フロート7群
の中心に位置するセンサフロート7Aの後端ブラ
ケツト12とを相対揺動可能に連動連結するとと
もに、前記ブラケツト12と連結アーム11遊端
との連結軸心Xを後支点として前記センサフロー
ト7Aを上下揺動可能にセンサ作動すべく枢支し
てある。前記センサフロート7Aの前端ブラケツ
ト13には上下揺動可能なリンク機構の1例であ
る天秤式揺動アーム14が枢支され、この揺動ア
ーム14の前端には、連動機構17のインナワイ
ヤ17aが連係され、このインナワイヤ17aが
苗植付装置8用昇降リンク機構9を駆動する昇降
駆動機構としての油圧シリンダ15に対して設け
られた制御バルブ16に連動連結されている。一
方、後記する上バネ受け部材24にはアウタワイ
ヤ17bが固着されている。更に、詳述すると、
前記インナワイヤ17aは前記制御バルブ16の
スプール16aを正逆作動させる操作軸18に固
着されたブラケツト19に連動連結されている。
又、天秤式揺動アーム14の後端にはセンサフロ
ート7Aを下方に揺動付勢する付勢機構の1例で
ある圧縮スプリング20を作用させるようにして
ある。第2図ないし第4図に示すように、この圧
縮スプリング20装着構造を詳述すると、機体フ
レームから前方に向けて延出された支点軸21に
対して、平面視略コの字形の部材23Aのフラン
ジ面中心を支点軸軸心周りで上下揺動可能に遊嵌
するとともに、このコの字形部材23Aに対して
ウエブ面同志突合せ配置したコの字形部材23B
を固着してシーソー式の揺動金具23を構成して
ある。前記コの字形部材23Bには一方のフラン
ジ面に挿通孔23a、他方のフランジ面に前方に
向けて突出するピン23bを設けるとともに、ウ
エブ面を上向きにしたコの字形の上バネ受部材2
4の二つのフランジ面に前記挿通孔23aとピン
23bに夫々係合する挿通ピン24aと係合孔2
4bを設け、これらを介して上バネ受部材24を
前記コの字形部材23Bに対して相対揺動可能に
取付けてある。一方、前記天秤式揺動アーム14
の後端に相対揺動可能に連結された連結ロツド2
5を前記上バネ受部材24を貫通させて上方に突
出させるとともに、この連結ロツド25にバネ受
け部26Aとバネ受け部26Aに固着されたパイ
プ26Bからなる下バネ受け部材26外嵌させ
て、前記上バネ受け部材24に貫通させてある。
これら上下バネ受け部材24,26の間に連結ロ
ツド25に外嵌させた状態で前記圧縮スプリング
20を取付けてある。前記連結ロツド25の前記
パイプ26Bの下端に対応する部分にはピン挿通
孔25aが設けられ、この挿通孔25aに止めピ
ン(図示せず)を差し込み固定することによつ
て、連結ロツド25とパイプ26Bの相対摺動を
規制し、圧縮スプリング20の付勢力を設定して
いる。そして、前記挿通孔25aを連結ロツド2
5の軸心方向に複数個穿設することによつて、前
記止めピンを差し替え、圧縮スプリング20の付
勢力を可変可能である。
従つて、前記圧縮スプリング20の付勢力はセ
ンサフロート7Aを下方に向けて付勢する付勢力
となつており、前記付勢力調節を行うことによつ
て、センサフロート7Aの感度調節が行なえる。
以上の構成から、圧縮スプリング20の付勢力に
抗しての接地圧変動によつて上下揺動するセンサ
フロート7A前端の上下作動によつて、前記イン
ナワイヤー17aがバルブスプール16aを切換
作動させて、苗植付装置の基準位置としてのアウ
タワイヤ17b端と天秤式揺動アーム14前端と
の基準間隔Lを一定になるように苗植付装置8を
昇降駆動制御する手段に構成してある。
第1図ないし第4図に示すように、植付深さ調
節機構を詳述する。植付アーム6に枢支された横
支軸10に植付調節レバー27を固着し、この植
付調節レバー27を保持するホルダー28から丸
棒状の突起29を突設させるとともに、前記コの
字形部材23Aの他端23dに半円状の係合凹部
23cを設け、前記突起29を係合凹部23cに
係入させて、植付調節レバー27の揺動操作によ
つて前記揺動金具23を前記支点軸21軸心周り
に揺動させてセンサフロート7A前端を、前記基
準間隔Lを一定にした状態で、後端と同量だけ上
下動するようにしてある。
天秤式揺動アーム14と泥硬さ検出片30との
組付構造を説明する。天秤式揺動アーム14の横
向き突出ボス14aを前記前端ブラケツト13に
差込み嵌合し、このボス14aの軸心周りで天秤
式揺動アーム14を上下揺動可能に構成するとと
もに、この突出ボス14a内に丸棒状の組付ピン
31を挿通枢支してある。前記組付ピン31には
泥硬さ検出片30が外嵌枢支され、この組付ピン
31の軸心方向、つまり、前記突出ボス14aに
対して遠近方向に摺動可能である。そして、突出
ボス14aの内端面にフランジ面が設けられ、こ
のフランジ面に泥硬さ検出片30に向けて左右一
対の係合用ピン14b,14bが突出されてい
る。この係合用ピン14b,14bに対して、泥
硬さ検出片30に横向きの係合孔30a,30a
を設けるとともに、両ピン14bと係合孔30a
とを互いに嵌合させることによつて、泥硬さ検出
片30と天秤式揺動アーム14とを一体で揺動す
るように構成してある。前記突出ボス14aと泥
硬さ検出片30との間に圧縮スプリング32を設
け、泥硬さ検出片30を突出ボス14aに対して
離間する方向に付勢するとともに、泥硬さ検出片
30の圧縮スプリング32存在側とは反対側面側
にパンタグラフ状の駆動リンク機構33を組付ピ
ン31に遊嵌し、前記圧縮スプリング32の付勢
力に抗して泥硬さ検出片30を突出ボス14aと
の係合方向に移動可能である。以上の構成から、
圧縮スプリング32及び駆動機構33と突出ボス
14aとを泥硬さ検出片30を作動状態と非作動
状態とに切換える切換機構34に構成してある。
前記駆動リンク機構33の一端は泥硬さ検出片3
0に一体的に枢支され、かつ、他端は組付ピン3
1に枢支され、頂点部分に連係機構としてのワイ
ヤ機構35のインナワイヤ35aが連結されてい
る。このインナワイヤ35aの他端は操縦部3に
設けられた手元操作レバー36に連係されてい
る。ここで、手元操作レバー36を入側に操作す
ると駆動リンク機構33が伸張して、泥硬さ検出
片30を突出ボスに係合させて、泥硬さ検出片3
0を作動状態に切換える。尚、前記突出ボス14
aと泥硬さ検出片30との係合状態は二つの係合
用ピン14bと二つの係合孔30aによつて定ま
つた姿勢になる。そして、このような一定姿勢で
の係合状態を確保すべく、非作動状態にある泥硬
さ検出片30を突出ボス14aに円滑に係合する
為に、ピン14bを先細り形状に、かつ、係合孔
30aをテーパ状に形成してもよい。第1図に示
すように、又、係合孔30aのピン14b側にテ
ーパコーン状のガイドを設けてもよい。
そして、第1図に示すよう、前記手元操作レバ
ー36と前記油圧シリンダ15のピストンとをワ
イヤ機構37で連係し、苗植付装置8が上昇した
場合に自動的に泥硬さ検出片30が作動状態にリ
セツトされるよう構成してある。このように構成
すると、泥硬さ検出片30を非作動状態に設定し
てワラ屑が多い箇所を作業走行した後、ワラ屑が
少ない箇所を走行するにもかかわらず手元操作レ
バー36の切り換え操作を忘れた場合であつて
も、苗植付装置8の上昇作動によつて作動状態に
自動切り換えするので、誤つて非作動状態で作業
を続行する等の弊害を防止できる。
前記手元操作レバー36と駆動リンク機構33
との間の連係、及び手元操作レバー36と前記油
圧シリンダ15との連係はワイヤ機構に限らずリ
ンク機構を用いてもよい。
尚、本考案は乗用型田植機に限らず、歩行型田
植機あるいは施肥機、直播機にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る水田作業機の実施例を示
し、第1図は泥硬さ検出片を作動状態と非作動状
態に切換える機構と手元操作レバーとの連係機構
を示す平面図、第2図は泥硬さ検出片を作動状態
と非作動状態に切換える機構を示す正面図、第3
図は作業装置の昇降制御機構を示す側面図、第4
図は作業装置の昇降制御機構を示す平面図、第5
図は乗用型田植機の正面図である。 7A……接地センサ、8……作業装置、15…
…昇降駆動機構、20……付勢機構、34……切
換機構、36……手元操作レバー、38……昇降
制御機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 付勢機構20によつて接地方向に付勢された接
    地センサ7Aの接地圧変動に伴う上下作動に基づ
    いて、走行機体に取付けた作業装置8の対地姿勢
    を一定に維持する昇降制御機構38を設けるとと
    もに、地面に沈下して泥面硬さに応じてその姿勢
    を変化させる泥硬さ検出片30を設け、この検出
    片30の姿勢変化に応じて接地センサ7Aの接地
    付勢力を変更すべく泥硬さ検出片30と付勢機構
    20とを連係してある水田作業機であつて、前記
    泥硬さ検出片30を作動状態と非作動状態とに切
    り換える切換機構34を設け、この切換機構34
    を手元操作レバー36により人為切り換え操作可
    能に連係するとともに、前記作業装置8の上昇操
    作に伴つて自動的に前記切換機構34を作動状態
    に切り換えるべく昇降駆動機構15と切換機構3
    4とを連係してある水田作業機。
JP1986111299U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH0444018Y2 (ja)

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JPH02116841A (ja) * 1988-10-26 1990-05-01 Fuji Photo Optical Co Ltd トリミング指示装置の原板移動装置
JPH02116840A (ja) * 1988-10-26 1990-05-01 Fuji Photo Optical Co Ltd トリミング・プリント指示装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112735U (ja) * 1984-06-29 1986-01-25 修明 岩田 輪転印刷機

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