JP2537409Y2 - 水田作業車 - Google Patents
水田作業車Info
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- JP2537409Y2 JP2537409Y2 JP11876090U JP11876090U JP2537409Y2 JP 2537409 Y2 JP2537409 Y2 JP 2537409Y2 JP 11876090 U JP11876090 U JP 11876090U JP 11876090 U JP11876090 U JP 11876090U JP 2537409 Y2 JP2537409 Y2 JP 2537409Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、水田作業車に係り、特に、乗用田植機等に
おいて、土圧によるフロートの上下動に基づき、植付部
等の作業部を油圧制御機構により田面に対して一定高さ
に自動昇降制御すべく構成した水田作業車に関するもの
である。
おいて、土圧によるフロートの上下動に基づき、植付部
等の作業部を油圧制御機構により田面に対して一定高さ
に自動昇降制御すべく構成した水田作業車に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、乗用田植機等の水田作業車では、走行機体に、
フロートを有する作業部を油圧シリンダ機構により昇降
自在に支持し、上記油圧シリンダ機構の昇降作動を制御
する油圧制御バルブを、フロートの上下動を感知する感
知プレートとリンク機構とにより切換作動させ、更に手
動操作位置および自動制御位置に切換操作し得る昇降制
御レバーを備えて、該レバーの手動操作位置で植付部を
昇降制御し、かつ自動制御位置で植付部のフロートに作
用する土圧を感知して、常に適正な植付高さに植付部を
自動昇降制御すると共に、感度調節レバーを、調節ワイ
ヤを介して感知プレートに連結し、昇降制御レバーの自
動制御位置切換時において、フロート前部の土中への沈
下、あるいは田面からのフロートの不要な浮き等を防止
すべく圃場条件の変化に対応して、上記感知調節レバー
によりフロートの上下動感知感度を調節するように構成
したものが知られている。(特開昭62−65617号) ところが、このものでは、感度調節レバーを連結する
調節ワイヤの端部が感知プレートの上部に連結されてい
るため、昇降制御レバー植付部等の作業部を、アッパー
リンク、ロアーリンクおよびリンクホルダからなる機体
側の昇降リンク機構に着脱する際、ロアーリンクの下端
部が調節ワイヤに引掛り、作業部の着脱作業を円滑に行
なうことが出来ない、という欠点を有するものであっ
た。
フロートを有する作業部を油圧シリンダ機構により昇降
自在に支持し、上記油圧シリンダ機構の昇降作動を制御
する油圧制御バルブを、フロートの上下動を感知する感
知プレートとリンク機構とにより切換作動させ、更に手
動操作位置および自動制御位置に切換操作し得る昇降制
御レバーを備えて、該レバーの手動操作位置で植付部を
昇降制御し、かつ自動制御位置で植付部のフロートに作
用する土圧を感知して、常に適正な植付高さに植付部を
自動昇降制御すると共に、感度調節レバーを、調節ワイ
ヤを介して感知プレートに連結し、昇降制御レバーの自
動制御位置切換時において、フロート前部の土中への沈
下、あるいは田面からのフロートの不要な浮き等を防止
すべく圃場条件の変化に対応して、上記感知調節レバー
によりフロートの上下動感知感度を調節するように構成
したものが知られている。(特開昭62−65617号) ところが、このものでは、感度調節レバーを連結する
調節ワイヤの端部が感知プレートの上部に連結されてい
るため、昇降制御レバー植付部等の作業部を、アッパー
リンク、ロアーリンクおよびリンクホルダからなる機体
側の昇降リンク機構に着脱する際、ロアーリンクの下端
部が調節ワイヤに引掛り、作業部の着脱作業を円滑に行
なうことが出来ない、という欠点を有するものであっ
た。
[本考案が解決しようとする課題] 本考案は、上記の如き実状に鑑み、従来の欠点を解消
すべく創案されたものであって、その目的とするところ
は、植付部等の作業部の脱着作業を調節ワイヤへの引掛
り、折損を伴うことなく円滑に行なうことができ、もっ
て圃場における作業を効率良くかつ確実に行うことがで
きる水田作業車を提供しようとするものである。
すべく創案されたものであって、その目的とするところ
は、植付部等の作業部の脱着作業を調節ワイヤへの引掛
り、折損を伴うことなく円滑に行なうことができ、もっ
て圃場における作業を効率良くかつ確実に行うことがで
きる水田作業車を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段
は、走行機体に、フロートを有する作業部を油圧シリン
ダ機構により昇降自在に支持し、上記油圧シリンダ機構
の昇降作動を制御する油圧制御バルブを、フロートの上
下動を感知する感知プレートとリンク機構とにより切換
作動させ、かつ上記感知プレートの感知有効作用長を変
更すべく調節ワイヤを介して感度調節レバーを配設して
なる水田作業車において、上記感知プレートには、長手
方向に離間して上部長孔と下部長孔を設け、上記上部長
孔にはリンク機構を形成する揺動アームの回動作用杆を
嵌入し、下部長孔には調節ワイヤを連結してなる感度調
節杆を嵌入し、上記各杆を連結プレートを介して連動連
結すると共に、スプリングを、上記回動作用杆と感知プ
レート下端部との間に取着し、感度調節レバーの操作に
連繋してスプリングの付勢力を変更すべく構成したこと
を特徴とするものである。
は、走行機体に、フロートを有する作業部を油圧シリン
ダ機構により昇降自在に支持し、上記油圧シリンダ機構
の昇降作動を制御する油圧制御バルブを、フロートの上
下動を感知する感知プレートとリンク機構とにより切換
作動させ、かつ上記感知プレートの感知有効作用長を変
更すべく調節ワイヤを介して感度調節レバーを配設して
なる水田作業車において、上記感知プレートには、長手
方向に離間して上部長孔と下部長孔を設け、上記上部長
孔にはリンク機構を形成する揺動アームの回動作用杆を
嵌入し、下部長孔には調節ワイヤを連結してなる感度調
節杆を嵌入し、上記各杆を連結プレートを介して連動連
結すると共に、スプリングを、上記回動作用杆と感知プ
レート下端部との間に取着し、感度調節レバーの操作に
連繋してスプリングの付勢力を変更すべく構成したこと
を特徴とするものである。
[考案の作用] したがって、本考案によれば、フロートの上下動感知
による自動昇降制御の信頼性を向上させることができ、
また、作業部の脱着作業を円滑に行ない得て、水田作業
を効率良く行なうことができる。
による自動昇降制御の信頼性を向上させることができ、
また、作業部の脱着作業を円滑に行ない得て、水田作業
を効率良く行なうことができる。
[実施例] 本考案の構成を、図面に示した一実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
第1図ないし第2図において、1は乗用田植機の走行
機体であって、該走行機体1は、前輪2、2および後輪
3、3を備えた走行機体フレーム4前部にエンジン5を
搭載し、かつ後部には運転席6が設けられていると共
に、後方にはアッパーリンク7aおよびロアーリンク7bで
形成された昇降リンク機構7を介して、苗載台8とセン
ターフロート9およびサイドフロート10、10を設けてな
る植付部11が昇降自在に架設されている。
機体であって、該走行機体1は、前輪2、2および後輪
3、3を備えた走行機体フレーム4前部にエンジン5を
搭載し、かつ後部には運転席6が設けられていると共
に、後方にはアッパーリンク7aおよびロアーリンク7bで
形成された昇降リンク機構7を介して、苗載台8とセン
ターフロート9およびサイドフロート10、10を設けてな
る植付部11が昇降自在に架設されている。
上記植付部11は、第3図および第4図に示す如く、左
右に延設された伝動パイプケース12に、プランタ13、13
…を所定間隔を存して配設すると共に、センターフロー
ト9がパンタグラフ機構14を介して伝動ケース15に上下
動自在に設けられている。また、上記伝動ケース15の前
部には、支持シャフト16a、16bを上下に並設した脱着ホ
ルダ17が取着されており、各支持シャフト16a、16bを、
昇降リンク機構7に取着されたリンクホルダ18上端部に
係着部18aと、該リンクホルダ18中間位置に設けた係着
固定部18bとに各々係合させた状態で、ロックレバー19
の操作により円弧状の回動プレート20を回動させて、植
付部11を着脱自在に連結固定するようになっている。
右に延設された伝動パイプケース12に、プランタ13、13
…を所定間隔を存して配設すると共に、センターフロー
ト9がパンタグラフ機構14を介して伝動ケース15に上下
動自在に設けられている。また、上記伝動ケース15の前
部には、支持シャフト16a、16bを上下に並設した脱着ホ
ルダ17が取着されており、各支持シャフト16a、16bを、
昇降リンク機構7に取着されたリンクホルダ18上端部に
係着部18aと、該リンクホルダ18中間位置に設けた係着
固定部18bとに各々係合させた状態で、ロックレバー19
の操作により円弧状の回動プレート20を回動させて、植
付部11を着脱自在に連結固定するようになっている。
一方、前記センターフロート9には、第5図および第
6図に示す如く、パンタグラフ機構14を固定するブラケ
ット21を介して感知プレート22が枢支されており、該感
知プレート22の長手方向には、上部長孔22aと下部長孔2
2bが離間して穿設されている。更に、図示しない感度調
節レバーに連結された調節ワイヤ23のアウター24が、上
記感知プレート22の上端部に固定されており、該ワイヤ
23のインナー23aには、上記下部長孔22bに嵌入した感度
調節杆25の頭部が連結されている。
6図に示す如く、パンタグラフ機構14を固定するブラケ
ット21を介して感知プレート22が枢支されており、該感
知プレート22の長手方向には、上部長孔22aと下部長孔2
2bが離間して穿設されている。更に、図示しない感度調
節レバーに連結された調節ワイヤ23のアウター24が、上
記感知プレート22の上端部に固定されており、該ワイヤ
23のインナー23aには、上記下部長孔22bに嵌入した感度
調節杆25の頭部が連結されている。
また、上部長孔22aには、後述するリンク機構26を形
成する揺動アーム27aの先端に軸支された回動作用杆28
が嵌入されていると共に、該回動作用杆28の頭部と、感
知プレート22下端部に軸支された支持ピン22cとの間に
はスプリング29が弾持されており、また、上記感度調節
杆25と回動作用杆28は、連結プレート30を介して連動連
結されている。
成する揺動アーム27aの先端に軸支された回動作用杆28
が嵌入されていると共に、該回動作用杆28の頭部と、感
知プレート22下端部に軸支された支持ピン22cとの間に
はスプリング29が弾持されており、また、上記感度調節
杆25と回動作用杆28は、連結プレート30を介して連動連
結されている。
上記リンク機構26は、断面コ字状に折曲形成された連
結支持部材31の立側面31a、31b間に連結軸32を枢設し、
該連結軸32の両端部に揺動アーム27a、27bを軸着して形
成されており、また、上記連結支持部材31の端部には、
パンタグラフ機構14の連結ロッド14aが連結ピン14bを介
して軸支されている。更に、上記連結軸32と連結ピン14
bとの略中央位置には、コイル状の付勢機構33を貫挿し
た支持ピン34が、植付部11を支持するローリング軸ホル
ダー34aに溶着された支持プレート34b、34bに軸支され
ている。
結支持部材31の立側面31a、31b間に連結軸32を枢設し、
該連結軸32の両端部に揺動アーム27a、27bを軸着して形
成されており、また、上記連結支持部材31の端部には、
パンタグラフ機構14の連結ロッド14aが連結ピン14bを介
して軸支されている。更に、上記連結軸32と連結ピン14
bとの略中央位置には、コイル状の付勢機構33を貫挿し
た支持ピン34が、植付部11を支持するローリング軸ホル
ダー34aに溶着された支持プレート34b、34bに軸支され
ている。
また、上記揺動アーム27bの先端部には、図示しない
油圧シリンダ機構の昇降作動を制御する油圧制御バルブ
の感知ロッド35が連結されており、上記連結軸32を回動
中心とする揺動アーム27a、27bの回動作動に連繋して揺
動し、油圧制御バルブの開閉作動を制御するように構成
されている。
油圧シリンダ機構の昇降作動を制御する油圧制御バルブ
の感知ロッド35が連結されており、上記連結軸32を回動
中心とする揺動アーム27a、27bの回動作動に連繋して揺
動し、油圧制御バルブの開閉作動を制御するように構成
されている。
叙上の如き構成において、田植作業を行なう際に、セ
ンターフロート9に作用する土圧に基づき、リンク機構
26を介して感知ロッド35が揺動し、該感知ロッド35に連
結された図示しない油圧制御バルブを開閉制御して油圧
シリンダ機構を昇降駆動させ、植付部11を植付け適正位
置に保持する。
ンターフロート9に作用する土圧に基づき、リンク機構
26を介して感知ロッド35が揺動し、該感知ロッド35に連
結された図示しない油圧制御バルブを開閉制御して油圧
シリンダ機構を昇降駆動させ、植付部11を植付け適正位
置に保持する。
ここで、植付部11が田面に対して相対的に上昇し、セ
ンターフロート9に作用する土圧が減少すると、該セン
ターフロート9の前方部が下がる。それに伴い、感知プ
レート22も下方に引張され、該感知プレート22の上部長
孔22aに嵌入した回動作用杆28が、上部長孔22aの上端に
係止されてリンク機構26の揺動アーム27aが時計方向に
回動される。上記揺動アーム27aの回動作動に連動して
揺動アーム27bも時計方向に回動し、感知ロッド35が矢
印A方向に引張され、植付部11が下降して植付け適正位
置に復帰する。また、植付部11が田面に対して相対的に
下降し、センターフロート9に作用する土圧が増大する
と、該センターフロート9の前方部が上昇すると共に感
知プレート22が上方に押し上げられ、該感知プレート22
の上部長孔22aに嵌入した回動作用杆28が、上部長孔22a
の下端に係止されてリンク機構26の揺動アーム27aが反
時計方向に回動される。この時、上記揺動アーム27aの
回動作動に連動して、揺動アーム27bも反時計方向に回
動し、感知ロッド35が矢印B方向に押され、上記感知ロ
ッド35に連結された図示しない油圧制御バルブが上昇方
向に制御されることにより、油圧シリンダ機構が伸長さ
れて、植付部11が上昇し、植付け適正位置に復帰する。
ンターフロート9に作用する土圧が減少すると、該セン
ターフロート9の前方部が下がる。それに伴い、感知プ
レート22も下方に引張され、該感知プレート22の上部長
孔22aに嵌入した回動作用杆28が、上部長孔22aの上端に
係止されてリンク機構26の揺動アーム27aが時計方向に
回動される。上記揺動アーム27aの回動作動に連動して
揺動アーム27bも時計方向に回動し、感知ロッド35が矢
印A方向に引張され、植付部11が下降して植付け適正位
置に復帰する。また、植付部11が田面に対して相対的に
下降し、センターフロート9に作用する土圧が増大する
と、該センターフロート9の前方部が上昇すると共に感
知プレート22が上方に押し上げられ、該感知プレート22
の上部長孔22aに嵌入した回動作用杆28が、上部長孔22a
の下端に係止されてリンク機構26の揺動アーム27aが反
時計方向に回動される。この時、上記揺動アーム27aの
回動作動に連動して、揺動アーム27bも反時計方向に回
動し、感知ロッド35が矢印B方向に押され、上記感知ロ
ッド35に連結された図示しない油圧制御バルブが上昇方
向に制御されることにより、油圧シリンダ機構が伸長さ
れて、植付部11が上昇し、植付け適正位置に復帰する。
したがって、植付部11は、走行機体1の走行時におけ
る上下動変化に対応して、田面に対して常に一定の植付
け適正位置を保持するように自動制御されることにな
る。
る上下動変化に対応して、田面に対して常に一定の植付
け適正位置を保持するように自動制御されることにな
る。
そして、上記自動制御において、圃場が軟泥状態の場合
には、図示しない感度調節レバーのフロート感知感度を
高感度に切換ると、感度調節杆25が調節ワイヤ23のイン
ナー23aに引張されると共に、連結プレート30を介して
スプリング29に連結された回動作用杆28が、該スプリン
グ29の付勢力に抗して上部長孔22a内を上方に移動し、
感知プレート22の作用長が増大するように設定される。
この状態で、センターフロート9は、水平田面に対して
前下がり姿勢となって該田面に対する接地抗力が減少
し、田面圃場の軟泥を押し出すことなく、土圧に対して
敏感に反応することが可能となり、適正な植付け位置に
昇降制御することができる。
には、図示しない感度調節レバーのフロート感知感度を
高感度に切換ると、感度調節杆25が調節ワイヤ23のイン
ナー23aに引張されると共に、連結プレート30を介して
スプリング29に連結された回動作用杆28が、該スプリン
グ29の付勢力に抗して上部長孔22a内を上方に移動し、
感知プレート22の作用長が増大するように設定される。
この状態で、センターフロート9は、水平田面に対して
前下がり姿勢となって該田面に対する接地抗力が減少
し、田面圃場の軟泥を押し出すことなく、土圧に対して
敏感に反応することが可能となり、適正な植付け位置に
昇降制御することができる。
また、圃場が硬い場合には、フロート感知感度を低感
度に切換ると、調節ワイヤ23のインナー23aが、スプリ
ング29の付勢方向に緩められ、感度調節杆25が下部長孔
22b内を下方に移動すると共に、連結プレート30を介し
て回動作用杆28がスプリング29の付勢方向に上部長孔22
a内を上方に移動して、感知プレート22の作用長が減少
するように設定される。この状態で、センターフロート
9は、水平田面に対して前上がり姿勢になると共に、連
結支持部材31が支持ピン34を回動中心として上方に回動
し、センターフロート9の接地効力が大きくなる。
度に切換ると、調節ワイヤ23のインナー23aが、スプリ
ング29の付勢方向に緩められ、感度調節杆25が下部長孔
22b内を下方に移動すると共に、連結プレート30を介し
て回動作用杆28がスプリング29の付勢方向に上部長孔22
a内を上方に移動して、感知プレート22の作用長が減少
するように設定される。この状態で、センターフロート
9は、水平田面に対して前上がり姿勢になると共に、連
結支持部材31が支持ピン34を回動中心として上方に回動
し、センターフロート9の接地効力が大きくなる。
したがって、上記センターフロート9に対する硬い圃
場での土圧による上下動作用の影響が減少して、土圧に
対するセンターフロート9の反応が鈍くなり、該センタ
ーフロート9による不要な上下動感知を排し、適正な植
付け位置に植付部11を昇降制御することができる。
場での土圧による上下動作用の影響が減少して、土圧に
対するセンターフロート9の反応が鈍くなり、該センタ
ーフロート9による不要な上下動感知を排し、適正な植
付け位置に植付部11を昇降制御することができる。
このような乗用田植機における植付け作業において、
植付部11の着脱を行なう場合には、まず、感知ロッド35
を取外すと共に、調節ワイヤ23のインナー23aを感度調
節杆25から取外し、かつアウター24を感知プレート22よ
り離脱させて、調節ワイヤ23と植付部11との連結状態を
解除する。
植付部11の着脱を行なう場合には、まず、感知ロッド35
を取外すと共に、調節ワイヤ23のインナー23aを感度調
節杆25から取外し、かつアウター24を感知プレート22よ
り離脱させて、調節ワイヤ23と植付部11との連結状態を
解除する。
次いで、昇降リンク機構7のロックレバー19を引張操
作すると、回動プレート20とリンクホルダ18中間位置に
設けた係着固定部81bとの係合状態が解除され、脱着ホ
ルダ17の支持シャフト16a、16bを、それぞれリンクホル
ダ18上端部の係着部18aと係着固定部18bから上方に引上
げて離脱させることにより、植付部11を、わずらわしい
操作を要することなく簡単に取外すことができる。
作すると、回動プレート20とリンクホルダ18中間位置に
設けた係着固定部81bとの係合状態が解除され、脱着ホ
ルダ17の支持シャフト16a、16bを、それぞれリンクホル
ダ18上端部の係着部18aと係着固定部18bから上方に引上
げて離脱させることにより、植付部11を、わずらわしい
操作を要することなく簡単に取外すことができる。
また、植付部11を昇降リンク機構7に装着する場合に
は、まず、リンクホルダ18上端部の係着部18aに脱着ホ
ルダ17の支持シャフト16aを係合させ、この状態で支持
シャフト16aを係着固定部18bに係合させる。この時、昇
降リンク機構7のロアーリンク7bが感知プレート22の上
方位置に近接するが、調節ワイヤ23は、上記感知プレー
ト22の下部長孔22bに嵌入した感度調節杆25に連結され
るため、上記感知調節ワイヤ23がロアーリンク7bに接触
したり、あるいは引き掛ることもなく速やかに植付部11
をリンクホルダ18に装着することができ、また、調節ワ
イヤ23の感度調節杆25への装着も円滑に行なうことがで
きる。
は、まず、リンクホルダ18上端部の係着部18aに脱着ホ
ルダ17の支持シャフト16aを係合させ、この状態で支持
シャフト16aを係着固定部18bに係合させる。この時、昇
降リンク機構7のロアーリンク7bが感知プレート22の上
方位置に近接するが、調節ワイヤ23は、上記感知プレー
ト22の下部長孔22bに嵌入した感度調節杆25に連結され
るため、上記感知調節ワイヤ23がロアーリンク7bに接触
したり、あるいは引き掛ることもなく速やかに植付部11
をリンクホルダ18に装着することができ、また、調節ワ
イヤ23の感度調節杆25への装着も円滑に行なうことがで
きる。
[考案の効果] これを要するに、本考案は、走行機体に、フロートを
有する作業部を油圧シリンダ機構により昇降自在に支持
し、上記油圧シリンダ機構の昇降作動を制御する油圧制
御バルブを、フロートの上下動を感知する感知プレート
とリンク機構とにより切換作動させ、かつ上記感知プレ
ートの感知有効作用長を変更すべく調節ワイヤを介して
感度調節レバーを配設してなる水田作業車において、上
記感知プレートには、長手方向に離間して上部長孔と下
部長孔を設け、上記上部長孔にはリンク機構を形成する
揺動アームの回動作用杆を嵌入し、下部長孔には調節ワ
イヤを連結してなる感度調節杆を嵌入し、上記各杆を連
結プレートを介して連動連結すると共に、スプリング
を、上記回動作用杆と感知プレート下端部との間に取着
し、感度調節レバーの操作に連繋してスプリングの付勢
力を変更すべく構成したから、植付部等の作業部の脱着
作業時に、昇降リンク機構のロアーリンクと調節ワイヤ
との引掛り、折損等の不具合を未然に防止することがで
き、もって圃場における作業を効率良く円滑かつ確実に
行うことができる、という極めて有用な実用的効果を奏
するものである。
有する作業部を油圧シリンダ機構により昇降自在に支持
し、上記油圧シリンダ機構の昇降作動を制御する油圧制
御バルブを、フロートの上下動を感知する感知プレート
とリンク機構とにより切換作動させ、かつ上記感知プレ
ートの感知有効作用長を変更すべく調節ワイヤを介して
感度調節レバーを配設してなる水田作業車において、上
記感知プレートには、長手方向に離間して上部長孔と下
部長孔を設け、上記上部長孔にはリンク機構を形成する
揺動アームの回動作用杆を嵌入し、下部長孔には調節ワ
イヤを連結してなる感度調節杆を嵌入し、上記各杆を連
結プレートを介して連動連結すると共に、スプリング
を、上記回動作用杆と感知プレート下端部との間に取着
し、感度調節レバーの操作に連繋してスプリングの付勢
力を変更すべく構成したから、植付部等の作業部の脱着
作業時に、昇降リンク機構のロアーリンクと調節ワイヤ
との引掛り、折損等の不具合を未然に防止することがで
き、もって圃場における作業を効率良く円滑かつ確実に
行うことができる、という極めて有用な実用的効果を奏
するものである。
図面は、本考案の水田作業車の一実施例を示すものであ
って、第1図は全体側面図、第2図は植付部の要部平面
図、第3図要部側面図、第4図は同上要部平面図、第5
図は要部拡大側面図、第6図は同上拡大平面図、であ
る。 図中、 1……走行機体、9,10……フロート、11……植付部、22
……感知プレート、26……リンク機構、23……調節ワイ
ヤ、22a……上部長孔、22b……下部長孔、27a,27b……
揺動アーム、28……回動作用杆、25……感度調節杆、30
……連結プレート、29……スプリング、 である。
って、第1図は全体側面図、第2図は植付部の要部平面
図、第3図要部側面図、第4図は同上要部平面図、第5
図は要部拡大側面図、第6図は同上拡大平面図、であ
る。 図中、 1……走行機体、9,10……フロート、11……植付部、22
……感知プレート、26……リンク機構、23……調節ワイ
ヤ、22a……上部長孔、22b……下部長孔、27a,27b……
揺動アーム、28……回動作用杆、25……感度調節杆、30
……連結プレート、29……スプリング、 である。
Claims (1)
- 【請求項1】走行機体に、フロートを有する作業部を油
圧シリンダ機構により昇降自在に支持し、上記油圧シリ
ンダ機構の昇降作動を制御する油圧制御バルブを、フロ
ートの上下動を感知する感知プレートとリンク機構とに
より切換作動させ、かつ上記感知プレートの感知有効作
用長を変更すべく調節ワイヤを介して感度調節レバーを
配設してなる水田作業車において、上記感知プレートに
は、長手方向に離間して上部長孔と下部長孔を設け、上
記上部長孔にはリンク機構を形成する揺動アームの回動
作用杆を嵌入し、下部長孔には調節ワイヤを連結してな
る感度調節杆を嵌入し、上記各杆を連結プレートを介し
て連動連結すると共に、スプリングを、上記回動作用杆
と感知プレート下端部との間に取着し、感度調節レバー
の操作に連繋してスプリングの付勢力を変更すべく構成
したことを特徴とする水田作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11876090U JP2537409Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 水田作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11876090U JP2537409Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 水田作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474913U JPH0474913U (ja) | 1992-06-30 |
JP2537409Y2 true JP2537409Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31866719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11876090U Expired - Fee Related JP2537409Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 水田作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537409Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP11876090U patent/JP2537409Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474913U (ja) | 1992-06-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |