JP3359769B2 - 植付昇降装置におけるセンサーワイヤー端部のガイド構造 - Google Patents

植付昇降装置におけるセンサーワイヤー端部のガイド構造

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JP3359769B2
JP3359769B2 JP00954795A JP954795A JP3359769B2 JP 3359769 B2 JP3359769 B2 JP 3359769B2 JP 00954795 A JP00954795 A JP 00954795A JP 954795 A JP954795 A JP 954795A JP 3359769 B2 JP3359769 B2 JP 3359769B2
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邦夫 土井
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ヤンマー農機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機の植付部の下方
に吊設するセンサーフロートとなるセンターフロートの
前部に配設する、植付深さを一定に制御するためのセン
サーワイヤー端部のガイド構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、5条植えや6条植えの田植機の植
付部下方においては、中央にセンサーフロートを兼ねた
センターフロートを吊設し、左右両側にサイドフロート
を吊設して、植付部を圃場において浮上させながら均平
して、植付作業を円滑にしていた。該センターフロート
は植付ケースより突設させたリンク機構に吊設され、セ
ンターフロート前部にはセンサーワイヤーが連結され
て、植付部の本機側の昇降制御部と連動連結されてい
た。
【0003】そして、前記センサーワイヤーの支持構造
は図5に示す如く、正面視門形のセンシングアーム3の
下部をセンターフロート1の前端部に回動自在に枢支
し、センシングアーム3の両側面部に長孔3aを開口し
て、植付ケースより前方へ突出した補正アーム10・1
5前端と前記長孔3aに連結ピン6を挿入し、更に、セ
ンサーワイヤーのインナーワイヤー4の先端をバネ8を
介して前記連結ピン6に係止させ、センサーワイヤーの
アウタをセンシングアーム3に固定していた。前記バネ
8は植深さ調節レバーの回動やセンターフロート1の昇
降等で緩むと倒れが生じてしまうので、該バネ倒れを防
止するためにセンシングアーム3にバネホルダー40を
外嵌していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、バネ倒れが生じた際にバネホルダーがバネと引
っ掛かり、センサーワイヤーがスムーズに押し引きでき
ず、植付深さを調節できなかったり、フィードバックが
行われずに、浮き苗やころび苗等ができ正確に植付けが
できなくなることがあった。また、単体部品であるバネ
ホルダーを製作することはコスト面で負担がかかるもの
であり、該センサー部の組立工程においても複雑な構成
となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、田植機の植付昇降制御部とセ
ンターフロートの間をセンサーワイヤーで接続し、該セ
ンターフロートの前部を支持するセンシングアームに前
記センサーワイヤーのアウタ受を固定し、該センシング
アーム内にセンサーワイヤーのインナを挿入し、インナ
先端にバネを介して連結ピンと連結し、該連結ピンをセ
ンシングアームに開口した長孔内で上下に摺動自在に嵌
合すると共に、前記センターフロートの後部回動支点を
植深さ調節レバーで高さ調節可能とし、この上下調節に
連動して回動する補正アームを前記連結ピンの両側に連
結し、該補正アームの連結ピンの連結位置の前後に側面
視逆「ハ」状にバネガイドを設けて、バネの倒れを防止
したものである。
【0006】
【作用】上記のような手段を用いることによって本発明
は、単体部品を製作することなく既存の部品に極簡単な
変形を加えるだけの構成であるため製作が容易となる。
同時に、組立部品が減ったことにより組立作業が容易に
なる。また、前後二枚のバネガイドを上方に向かって開
口を大きくするため、センサーフロートの昇降でバネが
傾斜してもバネの引っ掛かりを防止できる構成となる。
【0007】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は本発明
を採用した田植機の側面図、図2はセンターフロートの
吊設構造を示す側面図、図3はセンターフロートの吊設
部分を示す平面図、図4は本発明のセンサーワイヤーの
リンク取付構造を示す側面図である。
【0008】図1において、乗用田植機の構成について
説明する。FWは前輪、RWは後輪であり、走行車体
(本機側)Aの後部より、トップリンク37及びロアリ
ンク38・38の三点リンクよりなる昇降リンク機構が
突設されている。該トップリンク37及びロアリンク3
8・38の後端は、ヒッチ42にて一体に連結されてい
て、該ヒッチ42を介して、該トップリンク37後端及
び左右ロアリンク38後端に植付部Bの装着部が装着さ
れる。該植付部Bは走行車体Aの後部に内設されている
油圧シリンダーCの駆動にて昇降駆動され、昇降操作
は、植付深さ昇降レバー14の操作にて行う他、後記の
植付深さセンサーSの検出に基づき、植付部Bの植付深
さを一定にすべく自動的に昇降制御される。
【0009】前記植付部Bは上部に苗載台30を傾斜し
て配置し、苗台レール31上を左右摺動可能に載置され
ている。走行車体A後部のPTO軸からはユニバーサル
ジョイントを介して植付ケース33の入力軸36に動力
を入力している。更に、植付ケース33の後部に、植付
爪35を具備するロータリーケース34が軸支されてい
る。該植付ケース33からの駆動力によりロータリーケ
ース34が回転して、植付爪35が苗台レール31に開
口する苗取口へ移動して一定量の苗を取り、下方へ搬送
して圃場に植えつける。また、該植付ケース33の下部
には植付支持軸20を横架し、該植付支持軸20にはセ
ンサーフロートとなるセンターフロート1及びサイドフ
ロート2・2が吊設されている。
【0010】次に、センターフロート1の吊設構造を図
2、図3を用いて説明する。センターフロート1は植付
部Bの左右中央の下方に配設され、その両側にはサイド
フロート2・2が配設されている。各フロート1・2・
2は植付支持軸20に吊設されている。つまり、植付支
持軸20は植付ケース33に左右方向へ軸支され、該植
付支持軸20より後方に支持アーム21・21を突設さ
せ、該支持アーム21・21の後端にセンターフロート
1の後端より突設した後部ステー1aを枢支し、センタ
ーフロート1の後部回動支点としている。また、植付支
持軸20より前方に連結アーム18と植深さ調節レバー
22が突設され、植深さ調節レバー22を図示しないレ
バーガイドに沿って回動することによって、支持アーム
21・21を上下に回動して、センターフロート1の後
部回動支点が上下動されて植付深さを設定することがで
きる。
【0011】また、植付ケース33の側面には、固定ア
ーム12がボルト13・13により固定され、該固定ア
ーム12の前端に支点軸11を軸支し、該支点軸11に
補正アーム10の中央部と補正アーム15とアーム16
の一端が固定されている。該補正アーム10は、後方に
延設し、植付支持軸20から前方に向かって延設した前
記連結アーム18と枢結しており、補正アーム10の前
端部は後述する連結ピン6を軸支している。
【0012】センターフロート1前部には前部ステー1
b・1b・1bが左右平行に突出され、左側の前部ステ
ー1bにはガイドリンク5の下端が枢支され、他の前部
ステー1b・1bの内側には、正面視門形のセンシング
アーム3の下部が枢支されている。該センシングアーム
3の上端にアウター受け7が固設され、インナーワイヤ
ー4を挿通して、該インナーワイヤー4の下端にバネ8
を連結し、インナーワイヤー4の他端は植付部Bを昇降
制御する本機側の図示せぬ油圧切換バルブの操作部まで
延設している。
【0013】また、前記ガイドリンク5とセンシングア
ーム3の側面には、それぞれ位置を合わせて長孔3a・
5aを開口しており、該長孔3aには連結ピン6が左右
方向に嵌挿して上下方向に摺動自在にしており、該連結
ピン6に前記センシングアーム3の内部において前記バ
ネ8の下端を係止し、センシングアーム3の外側側面に
おいて補正アーム15と補正アーム10の前端部を連結
ピン6に枢結し、長孔3aによって連結ピン6の上下摺
動の最大範囲を規定している。また、前記ガイドリンク
5に開口する長孔5aには、補正アーム15と平行に配
設されるアーム16の前端部が連結ピン9により上下摺
動自在に枢支され、長孔5aによってセンターフロート
1の上下揺動の最大範囲を規定している。即ち、ガイド
リンク5とセンシングアーム3と支持アーム21によっ
てセンターフロート1を植付ケース33に支持し、支持
アーム21後端の後部回動支点を中心にセンターフロー
ト1前端が長穴3a・5aの範囲で回動できるようにし
ている。
【0014】そして、前記補正アーム15の前部は側面
視「へ」字状に形成され、図4に示す如く、前部が下方
に角度θ屈曲させた形状としている。そして、前端部は
右側(補正アーム10方向)に直角方向に屈曲して前バ
ネガイド15aを形成し、該前バネガイド15aの後部
には、該補正アーム15と補正アーム10の間に後バネ
ガイド17が固設されている。該後バネガイド17と前
バネガイド15aは、図4の如く側面視において、逆
「ハ」字状に配置して、両者の間の角度θ’を持って取
付けられている。
【0015】よって、前記補正アーム15の前部の角度
θの屈曲と、前バネガイド15aと後バネガイド17の
間の角度θ’を形成することで、植深さセンシングの範
囲でセンターフロート1が下降した時や上昇した時、ま
たは、植深さ調節レバー22を回動して植付深さを変更
し、補正アーム10・15が回動された時に、前バネガ
イド15aと後バネガイド17にバネ8がガイドされる
だけで引っ掛かったりせず、昇降の範囲の際の角度を大
きくとれ、回動した時の姿勢に合わせるようにしてい
る。例えば、圃場面の凹部においてセンターフロート1
前端が下がった時や、植深さ調節レバー22を上方へ回
動して、植付深さを浅く変更した時には、連結ピン6は
長孔3a内を上昇するが、このときバネ8は前または後
に倒れても前バネガイド15aと後バネガイド17よっ
てガイドされて、引っ掛かることがない。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、植深さ調節レバー
を回動した時や、作業時にフロート先端が持ち上げられ
た時等において、センサーワイヤー先端に係止したバネ
が持ち上げられて、補正アーム等に引っ掛かる不具合が
なくなり、植付深さの変動を確実に検知することができ
るようになる。また、バネをガイドする部材は、既存の
部品に簡単な変形を加える構成であるので、従来に比べ
て簡単な構成で、製作が容易となり、組立も簡単に行え
るものになり、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した田植機の側面図である。
【図2】センターフロートの吊設構造を示す側面図であ
る。
【図3】同センターフロートの吊設構造を示す平面図で
ある。
【図4】本発明のセンサーワイヤーの取付構造を示す側
面図である
【図5】従来のセンサーワイヤー取付構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 センターフロート 3 センシングアーム 3a 長孔 4 インナーワイヤー 6 連結ピン 7 アウター受 8 バネ 10・15 補正アーム 15a 前バネガイド 17 後バネガイド 33 植付ケース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 田植機の植付昇降制御部とセンターフロ
    ートの間をセンサーワイヤーで接続し、該センターフロ
    ートの前部を支持するセンシングアームに前記センサー
    ワイヤーのアウタ受を固定し、該センシングアーム内に
    センサーワイヤーのインナを挿入し、インナ先端にバネ
    を介して連結ピンと連結し、該連結ピンをセンシングア
    ームに開口した長孔内で上下に摺動自在に嵌合すると共
    に、前記センターフロートの後部回動支点を植深さ調節
    レバーで高さ調節可能とし、この上下調節に連動して回
    動する補正アームを前記連結ピンの両側に連結し、該補
    正アームの連結ピンの連結位置の前後に側面視逆「ハ」
    状にバネガイドを設けて、バネの倒れを防止したことを
    特徴とする植付昇降装置におけるセンサーワイヤー端部
    のガイド構造。
JP00954795A 1995-01-25 1995-01-25 植付昇降装置におけるセンサーワイヤー端部のガイド構造 Expired - Lifetime JP3359769B2 (ja)

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