JPH083217Y2 - 移動農機における作業機昇降操作装置 - Google Patents

移動農機における作業機昇降操作装置

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JPH083217Y2
JPH083217Y2 JP3821190U JP3821190U JPH083217Y2 JP H083217 Y2 JPH083217 Y2 JP H083217Y2 JP 3821190 U JP3821190 U JP 3821190U JP 3821190 U JP3821190 U JP 3821190U JP H083217 Y2 JPH083217 Y2 JP H083217Y2
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hydraulic
lifting
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lever
working machine
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博正 梶谷
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば乗用型田植機の走行機体に、田植装
置以外の作業機を装着して、田植作業以外の各種の農作
業にも用いることができるようにし、多目的利用を図っ
た移動農機における作業機昇降操作装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、移動農機、例えば乗用型田植機の走行機体1と
して、第7図に示すようなものが知られている。この走
行機体1は、単動式の油圧シリンダ(図示せず)により
作動する昇降機構(リンク)2を介して田植装置(作業
機=図示せず)を装着し、この田植装置に走行機体1側
から動力を伝達する動力伝達機構3を設け、上記昇降機
構2を下げ状態にしたときは動力伝達機構3を入り状態
に、昇降機構2を上げ状態にしたときは動力伝達機構3
を切り状態になるよう操作する一本の操作レバー4を設
けると共に、田植装置のフロートの接地状態を検知して
油圧シリンダのバルブ(図示せず)を切り換え、昇降機
構2を介して田植装置の姿勢をほぼ一定状態に保持する
自動昇降機構(図示せず)を設け、この自動昇降機構に
その昇降感度を切り換える感度切り換えレバー5を連繋
させたものが知られている。
一方、上記のような乗用型田植機においては、田植作
業のみに使用されるだけであると走行機体1の年間稼働
時間が少なく、経済的でないので、その走行機体1に、
田植装置以外の作業機を装着して各種の農作業が行える
ようにし、多目的利用を図った技術が推進されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、上記乗用型田植機の走行機体1の昇降機構2
の後端部に、例えば、第7図に示すような溝切り装置6
を装着して作業する場合について説明する。上記溝切り
装置6は、フレーム7の前部に動力伝達機構3によって
駆動されるコールタ8を設け、その後方に安定板9を有
する溝掘り刃10を設けると共に、フレームの後端部に溝
深さ調節ハンドル11を配設し、フレーム7上に荷重調整
ウエイト12を設けたものである。
そして、上記操作レバー4により、昇降機構2を下げ
状態、動力伝達機構3を入り状態に操作して溝切り装置
6により水田等で溝切り作業が行われる。このとき、上
記油圧シリンダは単動式であるので、昇降機構2は下げ
フリーの状態で溝切り作業を行うことになり、圃場条件
によってはコールタ8および安定板9を含む溝掘り刃10
が、予め設定された深さより深く土壌中に入り込み、形
成される溝の深さが深くなり過ぎるばかりでなく、走行
機体1の牽引抵抗が大きく,過負荷となることがあっ
た。このような場合には、通常は操作レバー4により昇
降機構2を上げ操作するのであるが、その操作を行う
と、動力伝達機構3は切り状態となりコールタ8への動
力伝達が停止し、コールタ8によるワラ除去作用能力が
低下してコールタ8の前側にワラが溜り、作業精度が低
下する,といった問題点があった。
本考案は、上記のような課題を解決することを目的に
なされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、走行機体に、
単動式の油圧シリンダにより作動する昇降機構を介して
作業機を装着し、この作業機に走行機体側から動力を伝
達する動力伝達機構を設け、上記昇降機構を下げ状態に
したときは動力伝達機構を入り状態に、昇降機構を上げ
状態にしたときは動力伝達機構を切り状態になるよう同
時に操作する一本の操作レバーを設けた移動農機におい
て、上記操作レバーとは別に、操作レバーから出される
上記油圧シリンダの油圧制御指令より優先して油圧切り
換えバルブを切り換え可能の油圧操作レバーを設け、上
記操作レバーにより、昇降機構を下げ状態、動力伝達機
構を入り状態に操作しているときに、油圧操作レバーに
よって昇降機構を上げ操作することができる緊急上昇手
段を有することを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によって、操作レバーにより昇降機を下
げ、動力伝達機構を入り状態にシフトして作業している
とき、作業機を上昇させる必要のあるときは、操作レバ
ーを用いることなく、油圧操作レバーによって作業機に
動力を伝達したまま昇降機構を上げ操作できる。従っ
て、作業機は作動状態のまま上昇されて、作業を停止す
ることなく高さ調節が行われ、精度の高い作業を連続し
て能率的に行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例について説明
する。なお、上記従来例として説明した走行機体1は、
本考案においても適用されるものであり、同じ構成部分
には同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
第1図ないし第6図において、操作レバー4は実線状
態で中立位置に、仮想線状態で動力伝達機構3を入り状
態にすると同時に、油圧切り換えバルブ13を切り換えて
油圧シリンダにより昇降機構2を下げ状態にし、仮想線
位置から実線位置に戻すと、動力伝達機構3を切り状態
にすると同時に、油圧切り換えバルブ13を切り換えて油
圧シリンダにより昇降機構2を上げ状態にするように設
けられている。油圧切り換えバルブ13には、プレート14
が取り付けられ、このプレート14にアーム15の一端が固
設され、アーム15の他端にアーム17の一端が枢支されて
いる。アーム17の他端には、ほぼ中間位置を本体側に枢
着されたアーム18の一端に枢支されている。また、プレ
ート14に設けたスリットから突出したピン16とアーム17
に設けたピン17aとの間、およびピン17aと本体側との間
にはそれぞれスプリング21,22が張架されている。さら
に、アーム15には、ピン15aを介してワイヤ27が連結さ
れ、このワイヤ27のアウタチュウブは、ストッパプレー
ト19に固着されたアウタ受け部19aに支持されている。
油圧操作レバーでもある感度切り換えレバー5は、着
脱可能のガイド板28の側部に形成されたガイド溝33に沿
って移動するように設けられ、ガイド板28は、ノッチ部
34に対しボルト32をワッシャ29、スプリングワッシャ3
0、ナット31を介して着脱可能である。感度切り換えレ
バー5には、ワイヤ20の一端が連繋され、その他端はワ
イヤ接続部20aを介して、ワイヤ26に接続されて田植装
置の感知フロート25に連繋されるか、あるいはワイヤ27
を介してアーム15に連繋される。田植装置の感知フロー
ト25には、油圧感知ロッド接続部35を介してアーム18の
端部が接続される。
このような構成の走行機体1は、乗用型田植機の走行
機体として、あるいは昇降機構2から田植装置を取り外
して他の作業機、例えば上記従来例として説明した溝切
り装置6を装着して作業を行う多目的に使用される。
まず、乗用型田植機の走行機体として使用するとき
は、第4図に示すように感知フロート25にワイヤ20およ
びアーム18を連繋させて作業を行う。このとき、操作レ
バー4を仮想線の位置にシフトすると、動力伝達機構3
を入り状態にすると同時に、油圧切り換えバルブ13を切
り換えて油圧シリンダにより昇降機構2を下げ状態に
し、感知フロート25が田面に接した状態で第3図の自動
部状態となり、感知フロート25の上下動によりアーム1
8,17,15、プレート14を介して油圧切り換えバルブ13を
切り換え、昇降機構2により田植装置を上下動作せ、苗
の植え付け深さをほぼ一定にする。また、田面の硬軟に
よって感度切り換えレバー5を調節して感知フロート25
の上下動による油圧切り換えバルブ13の切り換え感度を
調節する。この場合には、ガイド板28は取り外してお
き、感度切り換えレバー5を調節してノッチ部34に係止
しておく。
次に、昇降機構2から田植装置を取り外して他の作業
機、例えば溝切り装置6を装着して作業を行うときは、
第1図および第2図に示すように、ワイヤ20をワイヤ接
続部20aを介してワイヤ27に接続し、油圧操作レバー5
によって油圧切り換えバルブ13を直接切り換えられるよ
うにする。そして、操作レバー4を仮想線の位置にシフ
トすると、動力伝達機構3を入り状態にすると同時に、
油圧切り換えバルブ13を切り換えて油圧シリンダにより
昇降機構2を下げ状態にし、この状態で水田等で溝切り
作業を行う。そして、油圧シリンダは単動式であるの
で、昇降機構2は下げフリーの状態で溝切り作業を行う
ことになり、圃場条件によって溝切り装置6が予め設定
された深さより深く土壌中に入り込み、形成される溝の
深さが深くなり過ぎ、走行機体1の牽引抵抗が大きく,
過負荷となったような場合には、油圧操作レバー5を操
作して油圧切り換えバルブ13を切り換え昇降機構2を介
して溝切り装置6を上昇させる。このような作業時に、
ガイド板28をノッチ部34に取り付けておき、油圧操作レ
バー5をガイド溝33に沿って自由に移動できるようにし
ておくことで、常時はスプリング22に引かれて第5図に
実線位置にあり、溝切り装置6を上昇させるときは油圧
操作レバー5を仮想線位置まで回動させるのである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の移動農機における作業機
昇降操作装置によれば、次のような効果を奏することが
できる。
操作レバーを、昇降機構を下げ、動力伝達機構を入
り状態に操作して作業機により作業しているとき、油圧
操作レバーによって昇降機構を上げ操作できるようにし
たので、作業機を上昇させる必要があるときは、走行機
体の走行を停止することなく、操作レバーはそのままに
して油圧操作レバーのみによつて作業機を上昇させるこ
とができる。従って、作業機を駆動状態のまま上昇させ
ることができる。
また、作業機を駆動状態のまま上昇することができ
るので、作業機の作業が中断されることがなく、従っ
て、作業を中断することによる弊害が排除され、能率的
な作業を実施することができる。
油圧操作レバーは、走行機体が乗用型田植機用の場
合には、その自動昇降機構の昇降感度を切り換える感度
切り換えレバーを利用して昇降機構を上げ操作すること
ができるで、油圧シリンダおよびバルブ等の油圧装置の
機能を損ねることなく操作でき、また、油圧操作レバー
を別途設ける必要がなく構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による操作レバー部の側面図、第2図は
操作レバー部および油圧操作レバー(感度切り換えレバ
ー)部の側面図、第3図は油圧バルブ部の側面図、第4
図は操作レバー部および油圧操作レバー(感度切り換え
レバー)部の感知フロートとの関連を示す側面図、第5
図は油圧操作レバー(感度切り換えレバー)部のガイド
板を示す平面図、第6図は第5図のA−A線に沿う断面
図、第7図は従来例として説明し、本考案が適用される
走行機体および作業機の側面図である。 1……乗用型田植機の走行機体、2……昇降機構、3…
…動力伝達機構、4……操作レバー、5……油圧操作レ
バー(感度切り換えレバー)、6……溝切り装置、7…
…フレーム、8……コールタ、9……安定板、10……溝
掘り刃、11……溝深さ調節ハンドル、12……荷重調整ウ
エイト、13……油圧切り換えバルブ、14……プレート、
15……アーム、15a……ピン、16……ピン、17……アー
ム、17a……ピン、18……アーム、19……ストッパプレ
ート、20……ワイヤ、20a……ワイヤ接続部、21……ス
プリング、22……スプリング、23……スロットルレバ
ー、24……ワイヤ、25……感知フロート、26……ワイ
ヤ、27……ワイヤ、28……ガイド板、29……ワッシャ、
30……スプリングワッシャ、31……ナット、32……ボル
ト、33……ガイド溝、34……ノッチ部、35……油圧感知
ロッド接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体に、単動式の油圧シリンダにより
    作動する昇降機構を介して作業機を装着し、この作業機
    に走行機体側から動力を伝達する動力伝達機構を設け、
    上記昇降機構を下げ状態にしたときは動力伝達機構を入
    り状態に、昇降機構を上げ状態にしたときは動力伝達機
    構を切り状態になるよう同時に操作する一本の操作レバ
    ーを設けた移動農機において、 上記操作レバーとは別に、操作レバーから出される上記
    油圧シリンダの油圧制御指令より優先して油圧切り換え
    バルブを切り換え可能の油圧操作レバーを設け、 上記操作レバーにより、昇降機構を下げ状態、動力伝達
    機構を入り状態に操作しているときに、油圧操作レバー
    によって昇降機構を上げ操作することができる緊急上昇
    手段を有することを特徴とする移動農機における作業機
    昇降操作装置。
JP3821190U 1990-04-10 1990-04-10 移動農機における作業機昇降操作装置 Expired - Lifetime JPH083217Y2 (ja)

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