JP3495156B2 - 乗用作業機 - Google Patents

乗用作業機

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JP3495156B2
JP3495156B2 JP25260795A JP25260795A JP3495156B2 JP 3495156 B2 JP3495156 B2 JP 3495156B2 JP 25260795 A JP25260795 A JP 25260795A JP 25260795 A JP25260795 A JP 25260795A JP 3495156 B2 JP3495156 B2 JP 3495156B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用作業機に関し
詳しくは、走行機体に対して昇降自在に連結した作業装
置の昇降制御を行う技術に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、作業装置の昇降を行う技術とし
て、田植機を例に挙げると運転座席の側部位置に苗植付
装置の昇降と植付クラッチの入り切り操作とを行う操作
レバーを備え、この操作レバーは中立位置を基準にして
前方に操作することで苗植付装置を下降させると共にク
ラッチ機構を入り操作し、中立位置を基準にして後方に
操作することで苗植付装置を上昇させ、中立位置に設定
すると苗植付装置をその高さに維持すると共にクラッチ
機構を切り状態に維持するよう構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種の作業機では、
田植え作業を行う場合には走行機体に苗植付装置を連結
し、苗の植付後には稲の成長程度に応じて肥料や薬剤の
散布、あるいは、除草作業を行う目的から稲の管理を行
う作業装置を走行機体に連結して作業を行うことも考え
られている。又、このように稲の管理を行う作業装置を
走行機体に連結して作業を行う場合には、作業装置の高
さを稲の高さより高く設定して稲と接触しない状態で作
業を行う必要がある。しかし、肥料の散布、薬剤の散布
を行う際には風の影響による散布量の偏りを小さくする
目的から、作業装置を稲からあまり大きく離れない高さ
に設定することも必要であり、作業装置の高さを任意に
調節できる技術も望まれている。 【0004】尚、従来例に挙げた操作レバーで薬剤散布
装置等の稲の管理を行う作業装置を任意の高さに設定す
る操作を考えるに、この操作レバーは操作ストロークが
大きく微妙な昇降操作が行い難いばかりでなく、例え
ば、作業装置を上昇させ過ぎて下降させる場合には中立
位置を通過させて操作レバーを操作することになるので
迅速な操作を行い難い面もある。 【0005】この種の作業機では薬剤散布装置等の稲の
管理を行う作業装置を走行機体に連結した場合にも、走
行機体からこの作業装置に対して動力を伝える伝動系に
介装したクラッチ機構を制御する必要があり、合理的に
クラッチ機構を操作し得る制御系が望まれている。 【0006】本発明の目的は、走行機体に対して稲の管
理用の作業装置を連結した場合には簡便な操作で作業装
置を任意の高さに設定し得る乗用作業機を合理的に構成
し、又、走行機体に連結される作業装置の種類に拘わら
ずクラッチ機構を合理的に制御する点にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
走行機体に対してアクチュエータの駆動で昇降自在に作
業装置を連結すると共に、非操作時には中立位置に復帰
するよう付勢された操作具を上昇位置と下降位置とに切
換自在に構成し、この操作具を上昇位置に操作した際に
は作業装置を上限まで上昇させ、下降位置に操作した際
には作業装置を作業高さまで下降させる制御を行う強制
制御モードと、この操作具を上昇位置に操作した際に
は、この操作を行った時間だけ作業装置の上昇を行わ
せ、下降位置に操作した際には、この操作を行った時間
だけ作業装置の下降を行わせる制御を行う任意制御モー
ドとを選択する選択手段を備えていると共に、前記選択
手段で任意制御モードが選択された際には、前記操作具
の操作で前記走行機体から作業装置に動力を伝える伝動
系に介装したクラッチ機構の入り切り制御動作を可能に
する第2モード制御手段を備えている点にあり、その作
用は次の通りである。 【0008】〔作用〕 上記第1の特徴によると、走行機体に作業装置としての
苗植付装置を連結して苗植付作業を行う場合には選択手
段によって強制制御モードを選択することにより、操作
具の上昇位置への操作で苗植付装置を上限まで上昇さ
せ、操作具の下降位置への操作で苗植付装置を作業高さ
まで下降させ得るものとなり、例えば、作業時に機体が
畦際に接近した場合に苗植付装置を上限まで上昇させる
操作が単純化し、この上昇を行って機体を旋回させた後
に苗植付装置を作業高さまで下降させる場合にも単純な
操作で済む。更に、走行機体に薬剤散布装置等の稲の管
理を行う作業装置を連結して稲の管理作業を行う場合に
は選択手段によって任意制御モードを選択することによ
り、この作業装置の高さを調節する必要のある場合には
操作具を上昇位置、若しくは、下降位置に操作すること
によって操作した時間だけ作業装置の昇降を可能にする
ものとなる。そして、選択手段で任意制御モードを選択
した際には、切換操作具の操作によってクラッチ機構の
入り切り操作を可能にする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝
えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、ミッション
ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座席
7を配置し、走行機体3の後端部に対しアクチュエータ
としての油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を
介して作業装置Aとしての苗植付装置Anを連結して乗
用作業機の一例として田植機を構成する。 【0010】前記運転座席7の右側部に苗植付装置An
の昇降制御と植付クラッチCの入り切り操作とを行う昇
降レバー10を備え、又、運転座席7の前方位置のステ
アリングハンドル11の左側部には無段変速装置5を変
速操作する主変速レバー12を備え、運転座席7の左側
部には前記ミッションケース6の内部のギヤ変速系を変
速操作する副変速レバー13を備えている。尚、前記植
付クラッチCは、前記ミッションケース6に内蔵され、
このミッションケース6から苗植付装置Anに対して伝
動軸14を介して動力を伝える入り状態と動力を遮断す
る切り状態とに切換え自在に構成されている。 【0011】苗植付装置Anは前記リンク機構の後端位
置に前後向き姿勢の軸芯X周りでローリング自在に支持
されると共に、マット状苗Wを載置する苗載せ台15、
前記伝動軸14からの動力が伝えられる伝動ケース1
6、この伝動ケース16からチェーンケース17を介し
て伝えられる動力で回転するロータリケース18、この
ロータリケース18に一対ずつ備えられた植付アーム1
9、複数の整地フロート20を備えて複数条植用に構成
されている。又、走行機体3の前部の左右両側部に圃場
面に倒伏する作用姿勢と上方に持ち上げられる非作用姿
勢とに切換自在なラインマーカ21を備えている。 【0012】図2に示すように、ステアリングハンドル
11のポスト部の右側面には操作具としての切換レバー
22を備えており、この切換レバー22は、略水平姿勢
となる中立位置「N」と、この中立位置「N」を基準に
その端部を上方に変位させた上昇位置「U」と、その端
部を下方に変位させた下降位置「D」と、その端部を前
方に変位させた左マーカ操作位置「L」とのその端部を
後方側に変位させた右マーカ操作位置「R」との十字方
向の位置に操作自在で、かつ、非操作時には中立位置
「N」にバネ(図示せず)で復帰して保持されるよう構
成されている。 【0013】図4に示すように、前記運転座席7の側部
にはコントロールボックス23を配置してあり、このボ
ックス23にはダイヤル24で操作されるモード切換ス
イッチ25、苗植付装置Anの昇降制御感度を設定する
ようダイヤル26で操作されるポテンショメータ型の制
御感度設定器27、苗植付装置Anのローリング姿勢を
設定するようダイヤル28で操作されるポテンショメー
タ型のローリング角設定器29、走行機体3に対する苗
植付装置Anのローリング姿勢を一時的に設定変更する
よう中立姿勢に復帰するようバネ付勢されたノブ30で
操作される強制ローリングスイッチ31夫々を備えてい
る。尚、前記ダイヤル24は「田植」位置と「防除」位
置とに切換自在に構成され、リンク機構9に苗植付装置
Anを連結した場合には該ダイヤル24を「田植」位置
に設定し、リンク機構9の後述する防除装置Abを連結
した場合には該ダイヤル24を「防除」位置に設定する
ことで制御モードを切換え得るものとなっている。又、
このモード切換スイッチ25が請求項1における選択手
段を構成している。 【0014】又、苗植付装置Anにはローリング姿勢を
計測するローリングセンサ32を備えると共に、苗植付
装置Anのローリング姿勢を設定する電動式のローリン
グモータ33を備えている(図10参照、具体構造は詳
述せず)。又、前記複数の整地フロート20は後部位置
に形成された横向き軸芯周りで揺動自在に支持され、こ
れらのうち左右方向での中央位置のものの軸芯周りでの
揺動姿勢を計測するフロートセンサ34を備え(図10
を参照、具体構造は詳述せず)、前記自動昇降制御はフ
ロートセンサ34からのフィードバック信号が前記感度
設定器29で設定された値に維持されるように苗植付装
置Anを昇降制御する。 【0015】昇降レバー10は図3に示すようにガイド
35に形成された経路に沿って操作するよう構成され、
苗植付装置Anを連結した状態で、かつ、前記ダイヤル
24を「田植」位置に設定した状態では、該昇降レバー
10を経路内の「下降」位置より前方側に設定すると苗
植付装置Anを下降させ、「上昇」位置より後方側に設
定すると苗植付装置Anを上昇させ、「中立」位置に設
定すると苗植付装置Anをそのレベルに維持するよう制
御系と連係し、又、該昇降レバー10を「入」位置に設
定すると植付クラッチCを入り操作すると共に、苗植付
装置Anに備えた整地フロート20が接地する状態で所
定の対圃場高さを維持するよう自動昇降制御が行われ、
「切」位置に設定すると植付クラッチCを切り操作し、
更に、該昇降レバー10を「自動」位置に設定すると前
記切換レバー22の操作に従って苗植付装置Anの昇降
を許容すると同時に苗植付装置Anの上昇時には植付ク
ラッチCの自動的な切り操作を可能にする。 【0016】図5乃至図7に示すように、機体側に支持
した第1フレーム36の端部に対して縦向き姿勢の第1
軸芯Y1周りで先端側が機体前方に向かう格納姿勢と、
横方向に張り出す作業姿勢とに切換自在な第2フレーム
37を備えると共に、この第2フレーム37の先端位置
に対して斜め姿勢に設定された第2軸芯Y2周りで揺動
自在に支持されたブラケット38を介して作用姿勢と、
非作用姿勢とに切換自在に前記ラインマーカ21が支持
されている。又、この第2フレーム37は第1軸芯Y1
周りで格納方向にバネ39で付勢されると共に、第1フ
レーム36に備えた係合部材40に対して第2フレーム
に備えた設定レバー41を係合することで作用姿勢に保
持できるよう構成されている。(図面には一側のみを表
しているが左右同様に構成されている) 【0017】前記ブラケット38はバネ42によって作
用姿勢側に付勢されると共に、該ブラケット38を非作
用姿勢に引き操作するロッド材43が連結している。こ
のロッド材43の中間部に切欠き形成した凹部43Aに
対してバネ44の付勢力によって係入する係入姿勢と、
係入が解除される姿勢とに切換自在なロック片45を第
2フレーム37の中間位置に前後向き姿勢の支軸46周
りで姿勢切換自在に備えられ、このロック片46を係入
解除側に操作する電磁ソレノイド47を第2中間フレー
ム37に備えている。又、前記リンク機構9のトップリ
ンク9Tの基端位置にトップリンク9Tと一体揺動する
アーム48を該トップリンク9Tの左右両側部夫々の位
置に備え、リンク機構9の基端部を支持するフレーム体
49に対して支軸50周りで揺動自在に支持した一対の
揺動片51の縦長状の長孔に対して夫々のアーム48に
連結する作動部材52の端部のピン52Aを係入させる
と共に、この揺動片51と、前記ロッド材43の内端位
置とを操作ワイヤ53で結ぶことで、苗植付装置Anが
上限近くまで上昇操作された場合にトップリンク9Tの
力で揺動片51を強制揺動させ、操作ワイヤ53の引き
操作力で左右のラインマーカ21,21を非作用姿勢に
切換ると同時にロッド材43に対するロック片45の係
入によって、左右のラインマーカ21,21を非作用姿
勢に保持するよう構成してある。 【0018】又、この田植機では苗植付装置Anに代え
て図8、図9に示す如く、薬剤を散布する作業装置Aと
しての防除装置Abをリンク機構9の後端に連結するこ
とも可能に構成されている。この防除装置Abは、液状
の薬剤を貯留するタンク55と、走行機体3から伝動軸
14を介して伝えられる動力で駆動されるコンプレッサ
ー56と、コンプレッサー56からの圧縮空気とタンク
55からの薬剤が送り込まれる左右一対の噴霧アーム5
7,57とを備えて構成され、この噴霧アーム57,5
7は図7に示す如く、水平方向に張り出す作業姿勢と、
端部が上方に向かう格納姿勢に切換自在に構成されると
共に、所定間隔で噴霧ノズル57Aが形成されている。 【0019】図10に示すように制御系が構成され、こ
の制御系ではマイクロプロセッサを備えた制御装置58
に対して前記昇降レバー10の操作位置を計測するポテ
ンショメータ型のレバーセンサ59、前記切換レバー2
2が上昇位置「U」あるいは下降「D」に操作されたこ
と検出する切換スイッチ60、この切換レバー22が左
マーカ操作位置「L」、右マーカ操作位置「R」に操作
されたことを検出するマーカスイッチ61、前記モード
切換スイッチ25、前記制御感度設定器27、前記ロー
リング角設定器29、前記強制ローリングスイッチ3
1、前記ローリングセンサ32、前記フロートセンサ3
4夫々からの信号、及び、リンク機構9の揺動角に基づ
いて作業装置Aの対機体高さを計測するポテンショメー
タ型のリンクセンサ62、前記クラッチ機構Cの状態を
判別するクラッチセンサ63からの信号を入力する系を
備えると共に、前記油圧シリンダ8を制御する電磁弁6
4、前記クラッチ機構Cを操作する電動式のクラッチモ
ータ65、前記ローリングモータ33、前記左右のライ
ンマーカ21,21の作用姿勢への切換を許容する左右
の電磁ソレノイド47,47夫々に信号を出力する系を
備えて成り、その制御動作は次の通りである。 【0020】図11に示すように、メインの制御動作が
設定され、この制御ではモード切換スイッチ25が「田
植」位置にあって、昇降レバー10が「自動」位置にあ
れば強制制御ルーチン(#101、#102ステップ、
#200ステップ)を実行し、「防除」位置にあれば任
意制御ルーチン(#300ステップ)を実行し、昇降レ
バー10が「自動」位置以外にあれば、該昇降レバー1
0の操作位置に対応して苗植付装置Anの昇降を行うと
共に、該昇降レバー10が「入」位置に操作されればク
ラッチ機構Cを入り操作し、「切」位置に操作されれば
クラッチ機構Cを切り操作する制御をリセットされるま
で行う(#103〜#105ステップ)。又、強制制御
ルーチン(#200ステップ)は請求項1に記載した強
制制御モードの制御動作の一例であり、サブルーチンの
形でセットされている。又、任意制御ルーチン(#30
0ステップ)は請求項1に記載した任意制御モードの制
御動作の一例であり、サブルーチンの形でセットされて
いる。尚、#104ステップで第1モード制御手段M1
が構成されている。 【0021】つまり、強制制御ルーチン(#200ステ
ップ)では図12に示すように、切換スイッチ60から
の信号に基づき切換レバー22が上昇位置「U」に設定
されたことを判別すると、リンクセンサ62でリンク機
構9が上限に達した場合の除き、リンクセンサ62でリ
ンク機構9が上限に達したことを検出するまで苗植付装
置Anを上限まで上昇させる制御を行い(#201〜#
203ステップ)、又、切換レバー22が下降位置
「D」に設定されたことを判別すると、苗植付装置An
が自動昇降制御状態(作業高さ)にない場合には作業高
さまで下降させ、この下降位置「D」に設定された際に
苗植付装置Anが自動昇降制御状態(作業高さ)にある
場合にはクラッチ機構Cの入り操作を行う(#204〜
#207ステップ)。 【0022】又、マーカスイッチ61からの信号に基づ
き切換レバー22が左マーカ操作位置「L」に設定され
たことを判別すると、左電磁ソレノイド47を駆動して
左側のラインマーカ21を作用姿勢に切換えると同時
に、クラッチモータ65を駆動してクラッチ機構Cの入
り操作を行い、マーカスイッチ61からの信号に基づき
切換レバー22が右マーカ操作位置「R」に設定された
ことを判別すると、右電磁ソレノイド47を駆動して右
側のラインマーカ21を作用姿勢に切換えると同時にク
ラッチモータ65を駆動してクラッチ機構Cの切り操作
を行う(#208〜#213ステップ)。 【0023】又、任意制御ルーチン(#300ステッ
プ)では図13に示すように、切換スイッチ60からの
信号に基づき切換レバー22が上昇位置「U」に設定さ
れたことを判別すると、リンクセンサ9でリンク機構9
の上限に達したことを検出しない限り、切換レバー22
が操作されている時間だけ防除装置Abを上昇させる制
御を行い(#301〜#303ステップ)、切換レバー
22が下降位置「D」に設定されたことを判別すると、
リンクセンサ62で予め設定された下限に達したことを
検出しない限り、切換レバー22が操作されている時間
だけ防除装置Abを下降させる制御を行い(#304〜
#306ステップ)、又、この制御モード時に昇降レバ
ー10が操作されても昇降作動は行わず、「入」位置に
操作された場合にはクラッチ機構Cを入り操作し、
「切」位置に操作された場合にはクラッチ機構Cを切り
操作する(#307〜#309ステップ)制御動作を行
うものとなっている。この#307〜#309ステップ
を併せて第1モード制御手段M1が構成されている。 【0024】尚、この制御時には防除装置Abの下面が
稲に接触しないように、防除装置Anの下降の限界(下
限)が設定されるものとなっており、昇降レバー10を
操作した場合にはクラッチ機構Cの制御のみを許容する
ことで昇降レバー10の操作によって防除装置Abの駆
動と停止とを行えるよう構成されている。 【0025】〔別実施形態〕 本発明は上記実施例以外に、任意制御ルーチンを図14
に示すように構成することも可能である。つまり、この
制御動作における#401〜#406ステップは前記任
意制御ルーチン(#300ステップ)の#301〜#3
06ステップと同じ制御動作を行うものであり、切換ス
イッチ60からの信号に基づき切換レバー22が上昇位
置「U」に設定されたことを判別すると、リンクセンサ
9でリンク機構9の上限に達したことを検出しない限
り、切換レバー22が操作されている時間だけ防除装置
Abを上昇させる制御を行い(#401〜#403ステ
ップ)、切換レバー22が下降位置「D」に設定された
ことを判別すると、リンクセンサ62で予め設定された
下限に達したことを検出しない限り、切換レバー22が
操作されている時間だけ防除装置Abを下降させる制御
を行い(#404〜#406ステップ)、又、マーカス
イッチ61からの信号に基づき切換レバー22が左マー
カ操作位置「L」、若しくは、右マーカ操作位置「R」
に設定されたことを判別すると、マーカ21の操作を行
わず、クラッチ機構Cが入り状態にあれば該クラッチ機
構Cを切り操作し、クラッチ機構Cが切り状態にあれ
ば、該クラッチ機構Cを入り操作する(#407〜#4
10ステップ)。尚、この#407〜#410ステップ
を併せて第2モード制御手段M2が構成されている。 【0026】尚、この制御時には防除装置Abの下面が
稲に接触しないように、防除装置Anの下降の限界(下
限)が設定されるものとなっており、この制御ではライ
ンマーカ21を必要をしないので、切換レバー22をマ
ーカ操作位置「L」,「R」に操作した場合にはクラッ
チ機構Cの制御のみを行い、切換レバー22の操作によ
って防除装置Abの駆動と停止とを行えるよう構成され
ている。 【0027】又、本発明では、薬剤を散布する装置に代
えて除草を行う装置、圃場面に溝を形成する装置等で作
業装置を構成することも可能である。 【0028】 【発明の効果】従って、走行機体に対して稲の管理用の
作業装置を連結した場合には簡便な操作で作業装置を任
意の高さに設定し得る乗用作業機が合理的に構成され、
又、走行機体に連結される作業装置の種類に対応してク
ラッチ機構を制御できるものとなった(請求項1)。 【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】田植機の全体側面図 【図2】切換レバーを示す側面図 【図3】昇降レバーの操作経路を示す平面図 【図4】コントロールボックスの平面図 【図5】ラインマーカの支持系の平面図 【図6】ラインマーカの操作系の概略図 【図7】ラインマーカの支持系の正面図 【図8】走行機体に連結した状態の防除装置の側面図 【図9】防除装置の後面図 【図10】制御系のブロック回路図 【図11】メインの制御動作のフローチャート 【図12】強制制御ルーチンのフローチャート 【図13】任意制御ルーチンのフローチャート 【図14】任意制御ルーチンの別実施の形態のフローチ
ャート 【符号の説明】 3 走行機体 8 アクチュエータ 21 ラインマーカ 22 操作具・切換操作具 25 選択手段 10 操作レバー A 作業装置 C クラッチ機構 N 中立位置 U 上昇位置 D 下降位置 M1 第1モード制御手段 M2 第2モード制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−97306(JP,A) 特開 平6−237614(JP,A) 特開 平7−203721(JP,A) 特開 平7−203720(JP,A) 特開 平7−31231(JP,A) 特開 平7−46914(JP,A) 実開 昭55−23077(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 A01B 63/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行機体(3)に対してアクチュエータ
    (8)の駆動で昇降自在に作業装置(A)を連結すると
    共に、非操作時には中立位置(N)に復帰するよう付勢
    された操作具(22)を上昇位置(U)と下降位置
    (D)とに切換自在に構成し、この操作具(22)を上
    昇位置(U)に操作した際には作業装置(A)を上限ま
    で上昇させ、下降位置(D)に操作した際には作業装置
    (A)を作業高さまで下降させる制御を行う強制制御モ
    ードと、この操作具(22)を上昇位置(U)に操作し
    た際には、この操作を行った時間だけ作業装置(A)の
    上昇を行わせ、下降位置(D)に操作した際には、この
    操作を行った時間だけ作業装置(A)の下降を行わせる
    制御を行う任意制御モードとを選択する選択手段(2
    5)を備えていると共に、前記選択手段(25)で任意
    制御モードが選択された際には、前記操作具(22)の
    操作で前記走行機体(3)から作業装置(A)に動力を
    伝える伝動系に介装したクラッチ機構(C)の入り切り
    制御動作を可能にする制御手段(M2)を備えている乗
    用作業機。
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