JP3397534B2 - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に対して
アクチュエータの駆動で昇降自在に作業装置を連結する
と共に、この作業装置に横向き姿勢の軸芯周りで姿勢変
更自在に接地フロートを備え、又、この軸芯周りでの接
地フロートの揺動姿勢を計測する計測手段で接地フロー
トが所定の姿勢を計測するようアクチュエータを駆動す
ることで作業装置の対地高さを維持する制御装置を備え
た水田作業機に関し、詳しくは、作業装置の下降時に、
畦等の突出部に接地フロートの端部だけが接触した場合
に接地フロート等の破損を阻止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された水田作業
機として特公平3‐65127号公報に示されるものが
存在し、この従来例では、作業装置の下降時に第2接地
フロートの後端側が障害物と接当して弾性機構の付勢力
に抗して所定値以上揺動した場合には、この揺動に基づ
いて停止用連係機構が油圧シリンダの作動を自動的に停
止して作業装置の下降が停止されるよう構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、作業
装置の下降時に畦等の突出物に接地フロートの後端が接
触したことに作業者が気がつかない場合でも、作業装置
の下降が自動停止するので接地フロート、あるいは、接
地フロートを支持するリンク系等を破損させないという
有効な面を有するものである。しかし、この従来例のよ
うに接地フロートが障害物に接当したことを検出し、下
降制御を抑制するための専用の機構を備えたものでは部
品点数が多くなり作業装置の組立に手間がかかるばかり
でなくコストの面でも改善の余地がある。
【0004】本発明の目的は、作業装置の下降時に畦等
の突出物に接地フロートの後端が接触する場合には、作
業装置の下降を抑制しうる水田作業装置を合理的に構成
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は冒
頭に記したように、アクチュエータの駆動で昇降自在に
構成された作業装置に横向き姿勢の軸芯周りで姿勢変更
自在に接地フロートを備え、この軸芯周りでの接地フロ
ートの揺動姿勢を計測する計測手段で接地フロートが所
定の姿勢を計測するようアクチュエータを駆動すること
で作業装置の対地高さを維持する制御装置を備えた水田
作業機において、前記接地フロートの後部位置を持ち上
げる方向に大きい力が作用した際には接地フロートの姿
勢に拘わらず作業装置を上昇させる信号を前記計測手段
から出力させるよう接地フロートの後部位置に作用する
力で該計測手段を操作する強制操作機構を備えている点
にあり、その作用は次の通りである。
【0006】又、本発明の第2の特徴は第1の特徴に加
えて、前記横向き姿勢の軸芯周りでの接地フロートの揺
動姿勢の変化をバネを介して計測手段に伝えるリンク式
の操作部材を備えると共に、後部位置を持ち上げる方向
に接地フロートが揺動した際にのみ前記操作部材による
計測手段の操作方向と逆方向への力を前記操作手段に作
用させる逆操作部材を備えて前記強制操作機構を構成
し、又、前記バネの付勢力を、接地フロートの自重を越
える力で該接地フロートの後部位置が持ち上げれた際に
のみ強制操作機構からの力で作業装置を上昇させる側へ
の操作部材の作動を許す値に設定してある点にあり、そ
の作用は次の通りである。
【0007】〔作用〕上記第1の特徴によると、作業装
置を下降させる際に接地フロートの後端が畦等の突出物
に接触した場合には、作業装置の重量の作用で該接地フ
ロートの後端に大きい力が作用する結果、強制操作機構
が計測手段を操作して作業装置を上昇させる信号を出力
させることになり、制御装置は作業装置の下降を阻止す
ると共に作業装置を上昇操作するものとなる。つまり、
本発明では接地フロートの後端が突出物に接触したこと
を検出するための専用のセンサ類を備えることなく、作
業装置の昇降制御を行う制御系をそのまま利用して、接
地フロートの後端が突出物に接触した場合には作業装置
の下降を停止させるばかりでなく、上昇制御して接地フ
ロートと突出物とが強く接触する現象を回避しうるもの
となる。
【0008】上記第2の特徴によると、接地フロートの
姿勢変化を計測手段に伝える系にバネを備え、このバネ
の付勢力を接地フロートの自重では強制操作機構の逆操
作部材からの力を計測手段に伝えないよう構成してある
ので、接地フロートを圃場面に接地させた状態で作業を
行う場合には通常の昇降制御を可能にし、接地フロート
が圃場面から離間する高さまで上昇され、自重によって
後端位置が持ち上げられる方向に接地フロートが揺動し
て強制操作機構の逆操作部材が操作部材に力を作用させ
る場合でも作業装置を上昇させる制御は行われず、作業
装置を下降させ、接地フロートの後端位置が畦等の突出
物に接触して接地フロートの自重を越える力が接地フロ
ートの後端に作用した場合にのみ、強制操作機構の逆操
作部材から操作部材に作用する力でバネが変形して該逆
操作部材からの力で操作部材を作業装置上昇側に操作す
る側への力の伝達を許容するものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝
えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、ミッション
ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座席
7を配置し、走行機体3の後端部に対しアクチュエータ
としての油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を
介して作業装置としての苗植付装置Aを連結して水田作
業機としての乗用型の田植機を構成する。
【0010】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの
昇降制御と植付クラッチCの入り切り操作とを行う昇降
レバー10を備え、又、運転座席7の左側部には変速レ
バー11を備えている。尚、前記植付クラッチCは、前
記ミッションケース6に内蔵され、このミッションケー
ス6から苗植付装置Aに対して動力を伝える伝動軸12
が決まった回転位相にある場合にのみ切り操作を許容し
て苗植付装置Aの植付アーム(後述する)が圃場との接
触を回避した姿勢で動力を遮断するよう構成されてい
る。
【0011】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置する苗
載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる左
右一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14か
らチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転す
るロータリケース16、このロータリケース16に一対
ずつ備えられた植付アーム17、センタフロート18C
と一対のサイドフロート18S,18Sとで成る接地フ
ロートとしての整地フロート18図6を参照)夫々を備
えて8条植用に構成されると共に、施肥装置Bを備え、
作業時には苗載せ台13に載置されたマット状苗Wの下
端から苗を植付アーム17が1株ずつ切出して圃場面に
植え付けると同時に、植付けた苗の近傍の圃場面下に施
肥装置Bで肥料を供給するよう構成されている。
【0012】図4、図6、図7、図8に示すように、チ
ェーンケース15の下面に対して横向き姿勢の軸芯周り
で回動自在にパイプ状の植付深さ調節軸19を配置する
と共に、この植付深さ調節軸19から後方に延設したア
ーム20の後端位置の横向きの支軸21周りにセンタフ
ロート18C、サイドフロート18S夫々の後部位置の
ブラッケット22を枢支連結して夫々のフロート18
を、支軸21の軸芯X周りでその前部を上下方向に揺動
自在に構成してある。植付深さ調節軸19は植付深さ調
節レバー(図示せず)と連係し、このレバーを操作する
ことによって支軸21の位置を上下方向に変化させて前
記植付アーム17の植付爪の先端軌跡の圃場面Sに対す
る突入量を変更して苗の植付深さを調節できるよう構成
してある。又、センタフロート18Cは植付深さ調節軸
19に対して屈伸型のリンク部材24を介して支持し、
サイドフロート18Sは苗植付装置側の部材に対して横
方向への触れを防止する状態に支持されている。
【0013】チェーンケース15の上面位置に横長姿勢
で配置された摺動レール27を苗載せ台13の苗載せ面
に沿う上下方向に移動自在にチェーンケース15に支持
すると共に、この摺動レール27の下部位置に摺動レー
ル27に沿う横長姿勢の苗取り量調節軸28を横向き姿
勢の芯周りで回動自在に支持ブラケット29に支持して
ある。この苗取り量調節軸28には摺動レール27の下
部に係合する複数の係合アーム30を一体形成してあ
り、この苗取り量調節軸28と連係する苗取り量調節レ
バー(図示せず)の操作で摺動レール27を上下方向に
変位させて前記植付アーム17の植付爪17Aの先端軌
跡と、この摺動レール27に支持される苗載せ台13に
載置したマット状Wとの重複量を変更してが苗を切出す
量を調節できるよう構成してある。
【0014】図4、図7に示すように、センタフロート
18Cを支持するアーム20の一方に対して軸芯X周り
でのセンタフロート18Cの揺動姿勢を計測するよう計
測手段としてのフロートセンサ32を設けてあり、次
に、このフロートセンサ32の計測構造について説明す
る。つまり、センタフロート18Cの前部位置に対して
下方に向けて感知圧を作用させるよう圧縮バネ33を有
した付勢機構を配置してあり、苗植付装置Aのフレーム
25に固設した支持部材34に対して軸35周りで揺動
自在に支持された揺動部材36に対して付勢機構のバネ
受け部材37を備え、又、この揺動部材36と植付深さ
調節軸19とをリンク機構38を介して連係することに
より、植付深さの調節によってセンタフロート18Cが
上下方向に変位しても付勢機構による感知圧が変化しな
いよう構成してある。
【0015】図2、図3に示すように、フロートセンサ
32は増幅ケース39に備えられ、増幅ケース39は操
作軸39Aの回動量を増大させてフロートセンサ32の
入力軸32Aに伝えるセクタギヤ39Bとピニオンギヤ
39Cとを内蔵して成り、この増幅ケース39の操作軸
39Aを植付深さ調節軸19に連結した右側のアーム2
0に支持することで、該増幅ケース39を操作軸39A
周りで揺動自在に構成してある。又、図7に示すよう
に、植付深さ調節軸19に支持プレート40を遊転支承
し、この支持プレート40と前記支持ブラケット29を
ボルト連係して該支持プレート40を位置固定状態に備
え、前記増幅ケース39と該支持プレート40とをロッ
ド41を介して連係することにより、側面視において支
持プレート40、増幅ケース39夫々に対するロッド4
1の連結距離と、植付深さ調節軸19の軸芯と操作軸3
9Aの軸芯との間の距離を等しくし、又、植付深さ調節
軸19の軸芯から支持プレート40に対するロッド41
の連結点までの距離と、増幅ケース39の操作軸39A
の軸芯から該増幅ケース39に対するロッド41の連結
点までの距離とを等しくした平行四連型の第1リンク機
構L1を構成してある。
【0016】又、センタフロート18Cの姿勢変化が伝
えられるアーム部材42を支軸21の軸芯X周りで揺動
自在に備えてあり、このアーム部材42と前記増幅ケー
ス39の操作軸39Aに備えたアーム体43とをロッド
部材44を介して連係することにより、側面視において
アーム部材42の軸芯Xから該アーム部材42に対する
ロッド部材42の連結点までの距離と、アーム体43の
操作軸39Aの軸芯から該アーム体43に対するロッド
部材44の連結点までの距離を等しくし、又、支軸21
の軸芯から操作軸39Aの軸芯までの距離と、アーム部
材42に対するロッド部材44の連結点からアーム体4
3に対するロッド部材44の連結点までの距離とを等し
くした平行四連型の第2リンク機構L2を構成してあ
る。尚、このロッド部材44で操作部材が構成されてい
る。
【0017】このようにフロートセンサ32の操作系を
構成したことにより、植付深さを調節した場合には第1
リンク機構L1によって増幅ケース39の姿勢が維持さ
れると同時に第2リンク機構L2によってセンタフロー
ト18Cの姿勢に対するアーム体43の姿勢も維持され
る結果、植付深さを調節した場合にも不都合なくフロー
トセンサ18Cの計測値に基づいて昇降制御を行えるよ
う構成されている。
【0018】図5に示すように制御系が構成され、この
制御系では運転座席7はマイクロプロセッサを有した制
御装置45に対して前記昇降レバーの10の基端部に配
置されたポテンショメータ型の昇降レバーセンサ46か
らの信号、操縦ハンドル47の近傍位置に配置した切換
レバー48で操作される切換スイッチ49からの信号、
制御感度設定ダイヤル50で設定されるポテンショメー
タ型の制御感度設定器51、センタフロート18Cの軸
芯X周りでの回動姿勢を計測するポテンショメータ型の
前記フロートセンサ32からの信号が入力する系が形成
されると共に、この制御装置45から前記油圧シリンダ
8に対する電磁弁52、及び、前記植付クラッチCを操
作する電動モータ53夫々に対する出力系が形成され、
制御時には昇降レバー10の操作、あるいは、切換レバ
ー48の上昇操作に対応して電磁弁52を操作して苗植
付装置Aの昇降を行うと共に、電動モータ53を操作し
て植付クラッチC切り操作を行う。
【0019】又、苗植付装置Aの整地フロート18を圃
場面Sに接地させた状態では、制御感度設定器51で設
定されるセンタフロート18Cの姿勢を制御目標とする
自動昇降制御を行うと共に、フロートセンサ32で計測
されるセンタのフロート18Cの姿勢を維持するよう電
磁弁52を操作して圃場面Sに追従した苗植付装置Aの
昇降を行い、又、切換スイッチ49が上昇側に操作され
た場合には苗植付装置Aを上限まで上昇させ、切換スイ
ッチ49が下降側に操作された場合にはセンタフロート
18Cが圃場面Sに接触するまで苗植付装置Aを下降さ
せ、センタフロート18Cが圃場面Sに接地して前端部
分が所定姿勢まで持ち上げられると、自動昇降制御に切
換わるよう制御動作が設定されている。
【0020】更に、この田植機では苗植付装置Aを上昇
させた後、畦際で下降させる際にセンタフロート18C
の後端部が畦等の突出物に接触した場合には、フロート
センサ32を利用して自動的に下降制御を阻止する強制
操作機構Dを備えている。
【0021】図8(イ),(ロ)に示すように、前記ア
ーム部材42はブラケット22に形成されたストッパー
54に接当することでセンタフロート18Cの上面に対
して垂直姿勢を維持するよう構成されると共に、このア
ーム部材42をストッパー54に接当する方向に付勢す
るバネ55を備えており、このバネ55の付勢力はアー
ム部材42の姿勢を保持した状態で自重によってセンタ
フロート18Cの前部が下方に向けて揺動する力が作用
する場合でも、ストッパー54とアーム部材42とが離
間しない値で、かつ、該センタフロート18Cの後部位
置が畦等の突出物に接触する状態で苗植付装置Aを下降
させた場合のように苗植付装置Aの重量が作用した場合
には、次に説明する強制操作機構Dからの操作力によっ
てストッパー54とアーム部材42とが離間できる値に
設定されている。
【0022】又、強制操作機構Dはセンタフロート18
Cの後部のブラケット22に対して軸56周りで揺動自
在に備えた第1中間アーム57と、アーム20に軸58
周りで揺動自在に備えた第2アーム59と、第1、第2
アーム57,58の揺動端同士を連結する軸60とアー
ム部材42に形成した軸体61との間に配置したリンク
部材62とで構成され(これらで逆操作部材が構成され
ている)、このリンク部材62の軸体61に対する部位
に長孔62Aを形成してある。
【0023】そして、苗植付装置Aが上昇した場合に
は、図9(イ),(ロ)に示すように、センタフロート
18Cの前部がリンク部材62に形成された長孔62A
に対応する量だけ、該センタフロート18Cが下がる姿
勢への揺動を許容するよう構成されている。
【0024】このように強制操作機構Dが構成されたこ
とによって、作業時に畦際で切換スイッチ49の操作で
苗植付装置Aを上限まで上昇させ機体の旋回後、切換ス
イッチ49の操作で苗植付装置Aを下降させる際に、誤
ってセンタフロート18Cの後部位置が畦等に接触した
場合には図10(イ),(ロ)に示す如く、センタフロ
ート18Cの後部が持ち上がると共に、アーム部材42
の下端の軸体61が長孔62Aの端部に達してアーム部
材42の上端側を後方に揺動させる方向に力を作用させ
る結果、アーム部材42は苗植付装置Aの全重量の作用
によりバネ55の付勢力に抗して揺動し、フロートセン
サ32を上昇方向に操作して苗植付装置Aの下降制御が
停止されるものとなる。尚、このように下降制御が停止
すると自動昇降制御が開始され、センタフロート18C
の姿勢に拘わらずフロートセンサ32が所定の信号値を
出力する苗植付装置Aの高さが維持される。
【0025】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、図11に示すように、アーム部材42
をバネ55でストッパー54に接当させて姿勢を維持す
る構造を前記実施の形態と同様に構成すると共に、セン
タフロート18Cの後部位置が上方に持ち上げられた際
にアーム部材42を揺動操作するワイヤ63を備えて強
制操作機構Dを構成することも可能である。又、本発明
は田植機以外に接地フロートを有した水田作業機に適用
することも可能である。
【0026】
【発明の効果】従って、作業装置の下降時に畦等の突出
物に接地フロートの後端が接触する場合でも、作業装置
の下降を抑制しうる水田作業装置が特別なセンサ等を用
いること無く合理的に構成されたのである(請求項
1)。又、従来からフロートに備えられている操作系を
利用すると共に、該操作系を逆方向に操作する逆操作部
材を備えることによって少ない部品点数で済むものとな
った(請求項2)。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】フロートセンサの操作系の断面図
【図3】増幅ケースの断面図
【図4】センタフロート前部の平面図
【図5】制御系のブロック回路図
【図6】整地フロートの平面図
【図7】フロートセンサの操作系の側面図
【図8】(イ)はフロートが作業姿勢での強制操作機構
の側面図 (ロ)は作業姿勢のセンタフロートの側面図
【図9】(イ)は苗植付装置が上昇した際の強制操作機
構の側面図 (ロ)は苗植付装置が上昇した際のセンタフロートの側
面図
【図10】(イ)はフロートの後端が畦に接触した際の
強制操作機構の側面図 (ロ)はフロートの後端が畦に接触した際のセンタフロ
ートの側面図
【図11】別実施例の強制操作機構の側面図
【符号の説明】
3 走行機体 8 アクチュエータ 18C 接地フロート 32 計測手段 44 操作部材 45 制御装置 55 バネ A 作業装置 D 強制操作機構 X 軸芯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)に対してアクチュエータ
    (8)の駆動で昇降自在に作業装置(A)を連結すると
    共に、この作業装置(A)に横向き姿勢の軸芯(X)周
    りで姿勢変更自在に接地フロート(18C)を備え、
    又、この軸芯(X)周りでの接地フロート(18C)の
    揺動姿勢を計測する計測手段(32)で接地フロート
    (18C)が所定の姿勢を計測するようアクチュエータ
    (8)を駆動することで作業装置(A)の対地高さを維
    持する制御装置(45)を備えた水田作業機であって、 前記接地フロート(18C)の後部位置を持ち上げる方
    向に大きい力が作用した際には接地フロート(18C)
    の姿勢に拘わらず作業装置(A)を上昇させる信号を前
    記計測手段(32)から出力させるよう接地フロート
    (18C)の後部位置に作用する力で該計測手段(3
    2)を操作する強制操作機構(D)を備えている水田作
    業機。
  2. 【請求項2】 前記横向き姿勢の軸芯(X)周りでの接
    地フロート(18C)の揺動姿勢の変化をバネ(55)
    を介して計測手段(32)に伝えるリンク式の操作部材
    (44)を備えると共に、後部位置を持ち上げる方向に
    接地フロート(18C)が揺動した際にのみ前記操作部
    材(44)による計測手段(32)の操作方向と逆方向
    への力を前記操作手段(44)に作用させる逆操作部材
    を備えて前記強制操作機構(D)を構成し、又、前記バ
    ネ(55)の付勢力を、接地フロート(18C)の自重
    を越える力で該接地フロート(18C)の後部位置が持
    ち上げれた際にのみ強制操作機構(D)からの力で作業
    装置(A)を上昇させる側への操作部材(44)の作動
    を許す値に設定してある請求項1記載の水田作業機。
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CN107059572A (zh) * 2017-02-13 2017-08-18 蒋昌霞 一种道路建设用土壤平整单元

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CN107059572A (zh) * 2017-02-13 2017-08-18 蒋昌霞 一种道路建设用土壤平整单元
CN107059572B (zh) * 2017-02-13 2019-01-15 嘉兴钛胺新材料科技有限公司 一种道路建设用土壤平整单元

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