JPH0448654Y2 - - Google Patents
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- JPH0448654Y2 JPH0448654Y2 JP1170386U JP1170386U JPH0448654Y2 JP H0448654 Y2 JPH0448654 Y2 JP H0448654Y2 JP 1170386 U JP1170386 U JP 1170386U JP 1170386 U JP1170386 U JP 1170386U JP H0448654 Y2 JPH0448654 Y2 JP H0448654Y2
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- Japan
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- switching
- cover
- rear cover
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Links
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 claims description 5
- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 6
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 244000037666 field crops Species 0.000 description 1
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- 238000009333 weeding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、トラクタに連結したロータリ耕耘部
の耕深を、略一定となるよう自動的に制御するこ
とができるトラクタの耕深自動制御装置に関す
る。
の耕深を、略一定となるよう自動的に制御するこ
とができるトラクタの耕深自動制御装置に関す
る。
この種、トラクタの耕深自動制御装置として、
ロータリ耕耘部に設けた後方カバーが感知した耕
深の変動を、ロータリ耕耘部を昇降制御する油圧
制御機構に伝達し、この油圧制御機構によりロー
タリ耕耘部を昇降させて耕深が自動的に一定とな
るようにしたものは公知である。
ロータリ耕耘部に設けた後方カバーが感知した耕
深の変動を、ロータリ耕耘部を昇降制御する油圧
制御機構に伝達し、この油圧制御機構によりロー
タリ耕耘部を昇降させて耕深が自動的に一定とな
るようにしたものは公知である。
また、従来もロータリカバーに対し後方カバー
をボルト等によりスライド可能に重合させるよう
にしたものはあるが、しかしながら、このもの
は、ボルトの締緩により後方カバーをスライドさ
せて耕耘位置と代掻位置とに位置調節するように
していたので、後方カバーの姿勢を変更する際に
は工具が必要であると共に、さらにスライド部に
泥土の噛み込み等があつてスライドが困難で切換
操作に時間がかかるという問題点があつた。
をボルト等によりスライド可能に重合させるよう
にしたものはあるが、しかしながら、このもの
は、ボルトの締緩により後方カバーをスライドさ
せて耕耘位置と代掻位置とに位置調節するように
していたので、後方カバーの姿勢を変更する際に
は工具が必要であると共に、さらにスライド部に
泥土の噛み込み等があつてスライドが困難で切換
操作に時間がかかるという問題点があつた。
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案されたものであつて、後方カ
バーを、切換カバーを介して二段折れ構造とする
ことにより、上下位置に簡単に切換えることがで
きるトラクタの耕深自動制御装置を提供すること
を目的とするものである。
点を解消すべく創案されたものであつて、後方カ
バーを、切換カバーを介して二段折れ構造とする
ことにより、上下位置に簡単に切換えることがで
きるトラクタの耕深自動制御装置を提供すること
を目的とするものである。
上記目的を達成する本考案によるトラクタの耕
深自動制御装置は、ロータリカバーの後方支点を
揺動中心とする切換カバーを揺動自在に設け、該
切換カバーの後端を切換機構により上下位置調整
固定自在に構成し、耕深の変動を感知する後方カ
バーを前記切換カバーの後端に設けた揺動支点に
揺動自在に連結し、前記切換機構に介在させた規
制カムの支点軸をセンサアームの支点軸に共用さ
せ、後方カバーと前記センサアームの一端とを連
結具を介して連結すると共に、センサアームの他
端をロータリ耕耘部を昇降制御する油圧制御機構
に連繋したことを特徴とするものである。
深自動制御装置は、ロータリカバーの後方支点を
揺動中心とする切換カバーを揺動自在に設け、該
切換カバーの後端を切換機構により上下位置調整
固定自在に構成し、耕深の変動を感知する後方カ
バーを前記切換カバーの後端に設けた揺動支点に
揺動自在に連結し、前記切換機構に介在させた規
制カムの支点軸をセンサアームの支点軸に共用さ
せ、後方カバーと前記センサアームの一端とを連
結具を介して連結すると共に、センサアームの他
端をロータリ耕耘部を昇降制御する油圧制御機構
に連繋したことを特徴とするものである。
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。
て説明する。
第2図および第3図に示すように、トラクタに
はロータリ耕耘部3が連結されている。つまり、
図示しないトラクタの機体後方には、左右一対の
後輪1,1、およびブラケツト2がそれぞれ設け
られており、このブラケツト2とロータリ耕耘部
3に設けたサボート4との間はトツプリング5に
より枢支連結されており、さらに、トラクタ機体
とロータリ耕耘部3側に設けた連結ピン6との間
には左右一対のロアリンク7,7が枢支連結され
ており、この左右一対のロアリンク7,7の略中
央部は、機体後方に設けたリフトアーム(図外)
に上端が枢支連結されたリフトロツド(図外)の
下端に枢支連結されることにより、ロータリ耕耘
部3がトラクタに連結されるようになつている。
はロータリ耕耘部3が連結されている。つまり、
図示しないトラクタの機体後方には、左右一対の
後輪1,1、およびブラケツト2がそれぞれ設け
られており、このブラケツト2とロータリ耕耘部
3に設けたサボート4との間はトツプリング5に
より枢支連結されており、さらに、トラクタ機体
とロータリ耕耘部3側に設けた連結ピン6との間
には左右一対のロアリンク7,7が枢支連結され
ており、この左右一対のロアリンク7,7の略中
央部は、機体後方に設けたリフトアーム(図外)
に上端が枢支連結されたリフトロツド(図外)の
下端に枢支連結されることにより、ロータリ耕耘
部3がトラクタに連結されるようになつている。
また、トラクタの機体には前記リフトアームを
昇降するためのシリンダ、ピストンよりなる油圧
昇降機構(図外)が設けられ、さらにこの油圧昇
降機構を制御するための切換弁等の油圧制御機構
(図外)が設けられており、この油圧制御機構は
ポジシヨンレバーの操作および後述する後方カバ
ー18の揺動により作動するようになつている。
昇降するためのシリンダ、ピストンよりなる油圧
昇降機構(図外)が設けられ、さらにこの油圧昇
降機構を制御するための切換弁等の油圧制御機構
(図外)が設けられており、この油圧制御機構は
ポジシヨンレバーの操作および後述する後方カバ
ー18の揺動により作動するようになつている。
前記ロータリ耕耘部3の中央部前方には、トラ
クタ機体に設けられた動力取出軸(図外)に接手
を介して連動連結される連結軸8が前方に向けて
突出するギヤケース9が設けられ、このギヤケー
ス9の左右両側には連結筒10,10がそれぞれ
固定されている。この連結筒10の一方にはチエ
ンケース11が、また他方には軸受ケース(図
外)がそれぞれ固定され、これらチエンケース1
1と前記軸受ケースとの間には多数本の耕耘爪1
2が取付けられるロータリ軸13が回転自在に配
設されており、このロータリ軸13は連結軸8の
駆動回転に伴い回転されるようになつている。
クタ機体に設けられた動力取出軸(図外)に接手
を介して連動連結される連結軸8が前方に向けて
突出するギヤケース9が設けられ、このギヤケー
ス9の左右両側には連結筒10,10がそれぞれ
固定されている。この連結筒10の一方にはチエ
ンケース11が、また他方には軸受ケース(図
外)がそれぞれ固定され、これらチエンケース1
1と前記軸受ケースとの間には多数本の耕耘爪1
2が取付けられるロータリ軸13が回転自在に配
設されており、このロータリ軸13は連結軸8の
駆動回転に伴い回転されるようになつている。
また、ロータリ耕耘部3には、耕耘爪12の回
転軌跡14の上方を覆うロータリカバー15が設
けられており、このロータリカバー15の後端
と、後方に配設した切換カバー16の前端とを、
後方支点軸17を介して互いに連結することによ
つて、この切換カバー16がロータリカバー15
の後方支点17を揺動中心として第1図Aに示す
耕耘爪12の回転軌跡14から遠ざかる方向の上
方位置となる耕耘位置と、第1図Bに示す耕耘爪
12の回転軌跡14に近づく方向の下方位置とな
る代掻位置とに選択的に切換自在となるよう連結
されている。
転軌跡14の上方を覆うロータリカバー15が設
けられており、このロータリカバー15の後端
と、後方に配設した切換カバー16の前端とを、
後方支点軸17を介して互いに連結することによ
つて、この切換カバー16がロータリカバー15
の後方支点17を揺動中心として第1図Aに示す
耕耘爪12の回転軌跡14から遠ざかる方向の上
方位置となる耕耘位置と、第1図Bに示す耕耘爪
12の回転軌跡14に近づく方向の下方位置とな
る代掻位置とに選択的に切換自在となるよう連結
されている。
さらに、前記切換カバー16の後端と、この切
換カバー16の後方に配設した後方カバー18の
前端とは、揺動支点軸19を介して互いに連結さ
れ、この後方カバーは前記切換カバー16ととも
に第1図Aに示す耕耘位置と、第1図Bに示す代
掻位置とに移動すると共に、この移動した各位置
で前記揺動支点19を中心にして揺動自在となる
ように連結されている。
換カバー16の後方に配設した後方カバー18の
前端とは、揺動支点軸19を介して互いに連結さ
れ、この後方カバーは前記切換カバー16ととも
に第1図Aに示す耕耘位置と、第1図Bに示す代
掻位置とに移動すると共に、この移動した各位置
で前記揺動支点19を中心にして揺動自在となる
ように連結されている。
また、前記ロータリカバー15の上方には連結
筒10に基端が固定される断面コの字状のサポー
ト20が左右一対配設されており、この各サボー
ト20には左右に貫通する前後方向の長孔21が
穿設され、この長孔21内には長孔21に沿つて
摺動移動する連結ピン22が設けられ、この連結
ピン22はサボート20内に設けられた切換杆2
3の一端に固定され、またこの切換杆23の他端
は切換カバー16に立設した連結プレート24に
枢支連結されている。しかして、その後方支点1
7を揺動中心とする切換カバー16は、連結杆2
3先端の連結ピン22が長孔21内の前側端部に
接当する耕耘位置(第1図A参照)と、長孔21
の後側端部に接当する代掻位置(第1図B参照)
とに移動することによつて、切換自在になつてお
り、さらに、この切換操作を一層容易にするた
め、この切換杆23の上方側には切換レバー25
が固着されており、これらで切換機構26が構成
されている。
筒10に基端が固定される断面コの字状のサポー
ト20が左右一対配設されており、この各サボー
ト20には左右に貫通する前後方向の長孔21が
穿設され、この長孔21内には長孔21に沿つて
摺動移動する連結ピン22が設けられ、この連結
ピン22はサボート20内に設けられた切換杆2
3の一端に固定され、またこの切換杆23の他端
は切換カバー16に立設した連結プレート24に
枢支連結されている。しかして、その後方支点1
7を揺動中心とする切換カバー16は、連結杆2
3先端の連結ピン22が長孔21内の前側端部に
接当する耕耘位置(第1図A参照)と、長孔21
の後側端部に接当する代掻位置(第1図B参照)
とに移動することによつて、切換自在になつてお
り、さらに、この切換操作を一層容易にするた
め、この切換杆23の上方側には切換レバー25
が固着されており、これらで切換機構26が構成
されている。
前記サポート20の長孔21の中央部上方には
支点軸27が設けられており、この支点軸27に
はサポート20内に配設した規制カム28が回転
自在に設けられ、この規制カム28は、その前後
に設けた規制面28aを対面する位置の連結ピン
22の外径に接触させることにより、切換カバー
16の前後切換位置がそれぞれ固定できるように
なつており、さらにこの規制カム28の上方には
上方に延びるカムレバー29が固定されると共
に、さらにカムレバー29に設けた横方向屈曲部
と、サポート20の下方に設けた係止片(図外)
の間には、横方向屈曲部を支点軸27位置を超え
ていずれか一方に傾倒するよう附勢弾持されたス
プリング30が設けられ、これらで前記した切換
機構26の切換位置を固定するようになつてい
る。
支点軸27が設けられており、この支点軸27に
はサポート20内に配設した規制カム28が回転
自在に設けられ、この規制カム28は、その前後
に設けた規制面28aを対面する位置の連結ピン
22の外径に接触させることにより、切換カバー
16の前後切換位置がそれぞれ固定できるように
なつており、さらにこの規制カム28の上方には
上方に延びるカムレバー29が固定されると共
に、さらにカムレバー29に設けた横方向屈曲部
と、サポート20の下方に設けた係止片(図外)
の間には、横方向屈曲部を支点軸27位置を超え
ていずれか一方に傾倒するよう附勢弾持されたス
プリング30が設けられ、これらで前記した切換
機構26の切換位置を固定するようになつてい
る。
前記後方カバー18に立設したブラケツト31
の上方には、上方に延びる連結プレート32が固
定されており、また、前記サポート20に設けた
支点軸27はサポート20幅よりもさらに内側に
向けて突出され、この突出する側の支点軸27は
センサアーム33を回動自在に支架する支点軸に
兼用されている。したがつて、後方カバー18を
切換カバー16を介して二段折れ構造とすること
に伴う切換カバー16側の切換機構26と後方カ
バー18側のセンサアーム33とを近接配設する
ことができ、さらにはセンサアーム33を切換機
構26が配設されるサポート20の側方に配設す
ることができ、切換杆23や連結ロツド34等が
互いに接触するのを避けることができる。
の上方には、上方に延びる連結プレート32が固
定されており、また、前記サポート20に設けた
支点軸27はサポート20幅よりもさらに内側に
向けて突出され、この突出する側の支点軸27は
センサアーム33を回動自在に支架する支点軸に
兼用されている。したがつて、後方カバー18を
切換カバー16を介して二段折れ構造とすること
に伴う切換カバー16側の切換機構26と後方カ
バー18側のセンサアーム33とを近接配設する
ことができ、さらにはセンサアーム33を切換機
構26が配設されるサポート20の側方に配設す
ることができ、切換杆23や連結ロツド34等が
互いに接触するのを避けることができる。
このセンサアーム33の上方側に一端が枢支連
結された連結ロツド34の他端を、前述した後方
カバー18側の連結プレート32に枢支連結する
ことにより、これらは、その揺動支点19を中心
として揺動する後方カバー18の作動を、ロータ
リ耕耘部3を昇降制御する油圧制御機構に伝達す
るための中継機構35に構成されており、このセ
ンサアーム33の下方側に一端が連結されたボー
デンワイヤ36の他端はトラクタに設けられた油
圧制御機構に連繋されている。したがつて、耕耘
位置と代掻位置とに切換える際には、切換機構2
6に近接する支点軸27を中心としてセンサアー
ム33を、後方カバー18とともに一体的に回動
させることができる。
結された連結ロツド34の他端を、前述した後方
カバー18側の連結プレート32に枢支連結する
ことにより、これらは、その揺動支点19を中心
として揺動する後方カバー18の作動を、ロータ
リ耕耘部3を昇降制御する油圧制御機構に伝達す
るための中継機構35に構成されており、このセ
ンサアーム33の下方側に一端が連結されたボー
デンワイヤ36の他端はトラクタに設けられた油
圧制御機構に連繋されている。したがつて、耕耘
位置と代掻位置とに切換える際には、切換機構2
6に近接する支点軸27を中心としてセンサアー
ム33を、後方カバー18とともに一体的に回動
させることができる。
また、ロータリ耕耘部3には、前側が連結筒1
0に枢支連結されるツールバー37が設けられ、
このツールバー37の後方には上下方向に配設し
た左右一対の加圧ロツド38がそれぞれ貫通さ
れ、この各加圧ロツド38の下端は後方カバー1
8に枢支連結されており、この加圧ロツド38に
は上方スプリング39および下方スプリング40
をその取付け位置が調節自在となるように設ける
ことにより、後方カバー18がその回動支点19
を中心として所定の圧力で下方側に向けて附勢弾
持されるようになつている。さらにこのツールバ
ー37と、サボート4との間は、螺子による伸縮
調節機構41により連結されており、この伸縮調
節機構41には手動操作ハンドル42が設けられ
ている。
0に枢支連結されるツールバー37が設けられ、
このツールバー37の後方には上下方向に配設し
た左右一対の加圧ロツド38がそれぞれ貫通さ
れ、この各加圧ロツド38の下端は後方カバー1
8に枢支連結されており、この加圧ロツド38に
は上方スプリング39および下方スプリング40
をその取付け位置が調節自在となるように設ける
ことにより、後方カバー18がその回動支点19
を中心として所定の圧力で下方側に向けて附勢弾
持されるようになつている。さらにこのツールバ
ー37と、サボート4との間は、螺子による伸縮
調節機構41により連結されており、この伸縮調
節機構41には手動操作ハンドル42が設けられ
ている。
しかして、畑作地、不耕起田等のトラクタが沈
下しない状態での耕耘作業の場合には、第1図A
に示すようにカムレバー29および切換レバー2
5の操作により、連結杆23先端の連結ピン22
を長孔21の前方端部に移動させ、その規制カム
28により連結ピン22をその位置にロツクす
る。この耕耘位置では、耕深が浅くなり後方カバ
ー18に作用する耕耘土壌が少ない場合には、後
方カバー18が回動支点19を中心にして耕耘軌
跡14に近づく方向に移動することでセンサアー
ム33が時計方向に回動し、D位置に移動するこ
とによりロータリ耕耘部3が下降するよう油圧制
御機構が作動し、ロータリ耕耘部3が下降しただ
け耕深が深くなり後方カバー18に作用する耕耘
土壌が多くなることでセンサアーム33がN位置
の中立状態に復帰し、耕深が略一定に保持され
る。
下しない状態での耕耘作業の場合には、第1図A
に示すようにカムレバー29および切換レバー2
5の操作により、連結杆23先端の連結ピン22
を長孔21の前方端部に移動させ、その規制カム
28により連結ピン22をその位置にロツクす
る。この耕耘位置では、耕深が浅くなり後方カバ
ー18に作用する耕耘土壌が少ない場合には、後
方カバー18が回動支点19を中心にして耕耘軌
跡14に近づく方向に移動することでセンサアー
ム33が時計方向に回動し、D位置に移動するこ
とによりロータリ耕耘部3が下降するよう油圧制
御機構が作動し、ロータリ耕耘部3が下降しただ
け耕深が深くなり後方カバー18に作用する耕耘
土壌が多くなることでセンサアーム33がN位置
の中立状態に復帰し、耕深が略一定に保持され
る。
また、耕深が深くなり後方カバー18に作用す
る耕耘土壌が多い場合には、後方カバー18が耕
耘軌跡14から遠ざかる方向に移動することでセ
ンサアーム33が反時計方向に回動し、U位置に
移動することによりロータリ耕耘部3が上昇する
よう油圧制御装置が作動し、ロータリ耕耘部3が
上昇しただけ耕深が浅くなり後方カバー18に作
用する耕耘土壌が少なくなることでセンサアーム
33がN位置の中立状態に復帰し、耕深が略一定
に保持される。
る耕耘土壌が多い場合には、後方カバー18が耕
耘軌跡14から遠ざかる方向に移動することでセ
ンサアーム33が反時計方向に回動し、U位置に
移動することによりロータリ耕耘部3が上昇する
よう油圧制御装置が作動し、ロータリ耕耘部3が
上昇しただけ耕深が浅くなり後方カバー18に作
用する耕耘土壌が少なくなることでセンサアーム
33がN位置の中立状態に復帰し、耕深が略一定
に保持される。
また、代掻作業の場合には、第1図Bに示すよ
うにカムレバー29および切換レバー25の操作
により、その連結ピン22が長孔21の後方端部
に移動させ、この位置で連結ピン22を規制カム
28によりロツクするとするという簡単な操作
で、後方カバー18を耕耘位置から代掻位置に切
換えることができる。
うにカムレバー29および切換レバー25の操作
により、その連結ピン22が長孔21の後方端部
に移動させ、この位置で連結ピン22を規制カム
28によりロツクするとするという簡単な操作
で、後方カバー18を耕耘位置から代掻位置に切
換えることができる。
この代掻位置では切換カバー16全体が耕耘位
置の場合よりも下降することに伴つて後方カバー
18も下降する。この後方カバー18の下降によ
り、代掻の場合にはトラクタ自体が代掻土壌内に
深く沈下するにもかかわらず、ロータリ耕耘部3
による代掻深さを浅くして作業をする関係で、ト
ラクタに対してロータリ耕耘部が上昇した中吊り
状態となつて後方カバ18の先端が接地しなくな
るのを確実に防止することができる。
置の場合よりも下降することに伴つて後方カバー
18も下降する。この後方カバー18の下降によ
り、代掻の場合にはトラクタ自体が代掻土壌内に
深く沈下するにもかかわらず、ロータリ耕耘部3
による代掻深さを浅くして作業をする関係で、ト
ラクタに対してロータリ耕耘部が上昇した中吊り
状態となつて後方カバ18の先端が接地しなくな
るのを確実に防止することができる。
したがつて、この代掻位置では、下降位置の揺
動支点19を中心とする接地状態で揺動する後方
カバー18により、前述の耕耘作業と同様に耕深
を自動的に一定とすることができる。
動支点19を中心とする接地状態で揺動する後方
カバー18により、前述の耕耘作業と同様に耕深
を自動的に一定とすることができる。
さらに、果樹園等の畑作地で除草作業を行うと
きには、耕耘爪の回転軌跡14と後方カバー18
の接地部とが略同一高さ位置において、耕耘しな
いで草削りをする、しわゆる除草作業を行なわせ
る場合があるが、この場合には、上記代掻作業と
同様に後方カバー18を下げて使用するものであ
る。
きには、耕耘爪の回転軌跡14と後方カバー18
の接地部とが略同一高さ位置において、耕耘しな
いで草削りをする、しわゆる除草作業を行なわせ
る場合があるが、この場合には、上記代掻作業と
同様に後方カバー18を下げて使用するものであ
る。
これを要するに本考案によるトラクタの耕深自
動制御装置は、ロータリカバーの後方支点を揺動
中心とする切換カバーを揺動自在に設け、該切換
カバーの後端を切換機構により上下位置調整固定
自在に構成し、耕深の変動を感知する後方カバー
を前記切換カバーの後端に設けた揺動支点に揺動
自在に連結し、前記切換機構に介在させた規制カ
ムの支点軸をセンサアームの支点軸に共用させ、
後方カバーと前記センサアームの一端とを連結具
を介して連結すると共に、センサアームの他端を
ロータリ耕耘部を昇降制御する油圧制御機構に連
繋したが故に、切換カバーを切換機構の切換位置
に切換えるだけの簡単な操作により、耕深の変動
を感知する後方カバーを、上下位置に切換えるこ
とができる。しかも、切換カバー側の切換機構に
設けた規制カムの支点軸を、後方カバーに連結す
るセンサアームの支点軸に共用させであるので、
後方カバーを切換カバー介して二段折れ構造とす
ることに伴う切換カバー側の切換機構と、後方カ
バー側のセンサアームとを近接配設することがで
き、さらに上下位置に切換える際には、切換機構
に近接する位置にある支点軸を中心としてセンサ
アームを、後方カバーとともに一体的に回動させ
ることができる。
動制御装置は、ロータリカバーの後方支点を揺動
中心とする切換カバーを揺動自在に設け、該切換
カバーの後端を切換機構により上下位置調整固定
自在に構成し、耕深の変動を感知する後方カバー
を前記切換カバーの後端に設けた揺動支点に揺動
自在に連結し、前記切換機構に介在させた規制カ
ムの支点軸をセンサアームの支点軸に共用させ、
後方カバーと前記センサアームの一端とを連結具
を介して連結すると共に、センサアームの他端を
ロータリ耕耘部を昇降制御する油圧制御機構に連
繋したが故に、切換カバーを切換機構の切換位置
に切換えるだけの簡単な操作により、耕深の変動
を感知する後方カバーを、上下位置に切換えるこ
とができる。しかも、切換カバー側の切換機構に
設けた規制カムの支点軸を、後方カバーに連結す
るセンサアームの支点軸に共用させであるので、
後方カバーを切換カバー介して二段折れ構造とす
ることに伴う切換カバー側の切換機構と、後方カ
バー側のセンサアームとを近接配設することがで
き、さらに上下位置に切換える際には、切換機構
に近接する位置にある支点軸を中心としてセンサ
アームを、後方カバーとともに一体的に回動させ
ることができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図Aは要部の拡大側面図、第1図Bは要部の
作用説明図、第2図はロータリ耕耘部の側面図、
第3図はロータリ耕耘部の平面図、第4図は要部
の分解斜視図である。 3……ロータリ耕耘部、16……切換カバー、
17……後方支点、18……後方カバー、19…
…揺動支点、26……切換機構、27……支点
軸、28……規制カム、33……センサアーム、
連結ロツド、35……中継機構。
第1図Aは要部の拡大側面図、第1図Bは要部の
作用説明図、第2図はロータリ耕耘部の側面図、
第3図はロータリ耕耘部の平面図、第4図は要部
の分解斜視図である。 3……ロータリ耕耘部、16……切換カバー、
17……後方支点、18……後方カバー、19…
…揺動支点、26……切換機構、27……支点
軸、28……規制カム、33……センサアーム、
連結ロツド、35……中継機構。
Claims (1)
- ロータリカバーの後方支点を揺動中心とする切
換カバーを揺動自在に設け、該切換カバーの後端
を切換機構により上下位置調整固定自在に構成
し、耕深の変動を感知する後方カバーを前記切換
カバーの後端に設けた揺動支点に揺動自在に連結
し、前記切換機構に介在させた規制カムの支点軸
をセンサアームの支点軸に共用させ、後方カバー
と前記センサアームの一端とを連結具を介して連
結すると共に、センサアームの他端をロータリ耕
耘部を昇降制御する油圧制御機構に連繋したこと
を特徴とするトラクタの耕深自動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1170386U JPH0448654Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1170386U JPH0448654Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62190408U JPS62190408U (ja) | 1987-12-03 |
JPH0448654Y2 true JPH0448654Y2 (ja) | 1992-11-17 |
Family
ID=30799157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1170386U Expired JPH0448654Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448654Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP1170386U patent/JPH0448654Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62190408U (ja) | 1987-12-03 |
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