JPH0530569Y2 - - Google Patents

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JPH0530569Y2
JPH0530569Y2 JP1986039695U JP3969586U JPH0530569Y2 JP H0530569 Y2 JPH0530569 Y2 JP H0530569Y2 JP 1986039695 U JP1986039695 U JP 1986039695U JP 3969586 U JP3969586 U JP 3969586U JP H0530569 Y2 JPH0530569 Y2 JP H0530569Y2
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spool
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hydraulic control
arm
lift
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  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、農用トラクタにおいて、油圧コント
ロールバルブの操作でリフトアームを昇降させる
油圧制御装置に係るものである。
従来の技術 従来、農用トラクタにおいて、油圧コントロー
ルバルブを操作してリフトアームを昇降させる油
圧制御装置は、例えば実開昭59−42107号公報に
記載されているように、すでに知られている。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記のような従来の農用トラクタの
油圧制御装置においては、油圧コントロールバル
ブのスプール側に、そのスプールを作動させるリ
ンク機構を備えているが、第4図に示すように、
スプール12に連結したリンク機構の水平リンク
14を、スプール12の作動方向に摺動させる枢
支点24がスプール12の位置と偏位しているの
が一般的である。このためスプール12に偏心荷
重が作用して回動しようとするのでスプールの関
係位置に狂いが生じ、油圧コントロールバルブの
動作が不確実になる。
そこで、本考案は、このような従来のものの問
題点に鑑み、油圧コントロールバルブのスプール
をリンク機構で作動させる際に、スプールに偏心
荷重が作用しても、スプールの関係位置に狂いが
生じないようにして常に確実に作動させることが
できる農用トラクタの油圧制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するための技術的手
段を次のように構成した。すなわち、本考案に係
る農用トラクタの油圧制御装置は、リフトアーム
を昇降させるリフトシリンダと、その油圧コント
ロールバルブに上げ方向のスプールと下げ方向の
スプールを備えた農用トラクタの油圧制御装置に
おいて、上記油圧コントロールバルブのスプール
側に、スプールの作動方向に摺動する水平リンク
を設け、該水平リンクに搖動するリンクの中間部
を、枢支点を介し枢着して水平リンクを摺動させ
るリンク機構を構成すると共に、上記水平リンク
には、枢支点の一側方に位置する上げ方向のスプ
ールを連結し、該上げ方向のスプールと枢支点を
挾んで他側方に位置する下げ方向のスプールと
を、連結部材を介して連結したことを特徴とする
ものである。
作 用 農用トラクタのリフトアームを昇降させる操作
を行うと、スプールの作動方向に摺動する水平リ
ンクによりスプールが作動され、リフトシリンダ
によつてリフトアームが上昇または下降方向に回
動する。そして水平リンクを摺動させる搖動した
リンクの枢支点と、該枢支点の一側方に位置する
上げ方向のスプールとの間に偏心荷重が作用して
も、上げ方向のスプールは、枢支点の他側方にあ
る下げ方向のスプールと連結部材を介して連結さ
れているので、スプールの関係位置が正常な状態
に保持され、油圧コントロールバルブは常に正確
に作動する。
実施例 本考案の実施例を図面について説明する。
1は農用トラクタであつて、2は油圧リフトケ
ース、3はリフトアーム、4はポジヨシンコント
ロールレバー、5は耕深調節レバーである。
上記リフトアーム3は、油圧リフトケース2の
後方上部に枢支されたシヤフト6の両端に固着さ
れたものであり、シヤフト6はそれに固着された
リフトパワーアーム7、ピストンロツド8を介し
てリフトシリンダ9のピストン10に連結され、
リフトシリンダ9によつてリフトアーム3が昇降
されるようになつている。11は油圧コントロー
ルバルブであつて、この油圧コントロールバルブ
11は上記リフトシリンダ9の油圧回路中に介在
されているものである。油圧コントロールバルブ
11には、上げ方向のスプール12と下げ方向の
スプール13を有しており、上げ方向のスプール
12には水平リンク14がその垂下部15にナツ
トで固定されている。そして下げ方向のスプール
13はスプール12に下げ方向にのみ係合する連
結部材16を介して連結されている。17は平板
状のホルダであつて、このホルダ17は油圧コン
トロールバルブ11の下面に固定され、そのスプ
ール12,13の突出方向に張出していて、前記
水平リンク14は、その長孔18がホルダ17に
植設されたピン19に係合されて、スプール1
2,13の作動方向に摺動自在となつている。そ
して、水平リンク14のバネ掛孔20とホルダ1
7の先端間にはスプール12,13を下げ方向に
引くバネ21が掛けられている。また、22は搖
動するポジシヨンコントロールリンク、23は耕
深調節リンクであつて、両リンク22,23は水
平リンク14をはさんで下と上に配設され、かつ
枢支点としてのピン24によつてその中間部が水
平リンク14に前後回動自在に枢着されている。
そして前記上げ方向のスプール12はピン24の
一側方に偏位した位置にあり、また連結部材16
を介して連結された下げ方向のスプール13は、
ピン24を挾んで他側方に位置している。上記ポ
ジシヨンコントロールリンク22の一端側の下方
向端縁には、ポジシヨンコントロールレバー4の
枢支軸25と一体に回動するポジシヨンコントロ
ールアーム26が当接し、リンク22の他端側の
下げ方向端縁には、フイードバツク機構27を構
成するフイードバツクアーム28の一端が当接し
ている。フイードバツクアーム28は支点29を
中心に回動自在となつており、その他端はフイー
ドバツクリンク30を介して前記リフトパワーア
ーム7に連結されている。このフイードバツク機
構27は、油圧リフトケース2内に収納されてい
る。なお、リフトパワーアーム7と、フイードバ
ツクリンク30およびフイードバツクアーム23
の動作関連位置は、後に作用とともに説明する。
一方、上記耕深調節リンク28の一端側で下げ方
向の端縁には、耕深調節レバー5の枢支軸31と
リンク32を介して一体に回動する耕深調節アー
ム33が当接し、リンク23の他端側で下げ方向
の端縁には、センサアーム34が当接している。
センサアーム34にはセンサレバー35が連結さ
れており、センサレバー35は、ロータリ耕耘作
業機のロータリリヤカバーにワイヤによつて連動
されている(図示せず)。
叙上のように構成された油圧制御装置におい
て、リフトアーム3を昇降する際には、ポジシヨ
ンコントロールレバー4を操作するが、いまポジ
シヨンコントロールレバー4を下げ方向に操作し
た場合には、ポジシヨンコントロールリンク22
がフイードバツクアーム28との当接点を支点と
して下げ方向に搖動し、ポジシヨンコントロール
リンク22の中間部を水平リンク14に枢着した
ピン24が、水平リンク14を摺動させて油圧コ
ントロールバルブ11のスプール12,13が下
げ位置となり、リフトシリンダ9がリフトアーム
3を下降させる方向に駆動し、リフトアーム3は
下降する。そして、これと同時にリフトパワーア
ーム7の回動に伴つてフイードバツク機構27の
フイードバツクアーム28がポジシヨンコントロ
ールリンク22を上げ方向に回動するので、油圧
コントロールバルブ11のスプール12,13が
中立位置に戻つた際にリフトアーム3が停止す
る。リフトアーム3を上昇させる場合の動作も、
下降の場合と動作方向が逆になるだけで同様であ
る。
なお、耕深調節レバー5を操作すれば、耕深調
節リンク33を介して油圧コントロールバルブ1
1のスプール12,13が作動し、ロータリ耕耘
機の耕深調節がなされる。そして、その耕深状態
は、ロータリリヤカバーに連動するセンサレバー
35と耕深調節リンク33との関連動作で自動的
に保持される。
ところで、前記の如くポジシヨンコントロール
リンク22のピン24が、水平リンク14を摺動
させてスプール12を作動させる際に、ピン24
とスプール12との位置が偏位しているため、ス
プール12に偏心荷重が作用して回動しようとす
るが、スプール12はピン24を挾んで反対側に
あるスプール13と連結部材16を介して連結さ
れているので、リフトアーム3の昇降操作時にス
プール12,13の関係位置に狂いが生ぜず、ス
プール12,13は常に正確に作動する。
考案の効果 これを要するに、本考案は、リフトアームを昇
降させるリフトシリンダと、その油圧コントロー
ルバルブに上げ方向のスプールと下げ方向のスプ
ールを備えた農用トラクタの油圧制御装置におい
て、上記油圧コントロールバルブのスプール側
に、スプールの作動方向に摺動する水平リンクを
設け、該水平リンクに搖動するリンクの中間部
を、枢支点を介し枢着して水平リンクを摺動させ
るリンク機構を構成すると共に、上記水平リンク
には、枢支点の一側方に位置する上げ方向のスプ
ールを連結し、該上げ方向のスプールと枢支点を
挾んで他側方に位置する下げ方向のスプールと
を、連結部材を介して連結したから、リフトアー
ムの昇降にあたり、搖動するリンクの枢支点によ
り平行リンクが摺動して油圧コントロールバルブ
のスプールを作動させる。そして水平リンクに連
結された上げ方向のスプールが、枢支点の一側方
に偏位していることから、スプールに偏心荷重が
作用して回動しようとしても、上げ方向のスプー
ルは枢支点を挾んで他側方にある下げ方向のスプ
ールと、連結部材を介して連結されているので、
スプールの関係位置に狂いが生ずることはなく、
常に正確に作動して円滑にリフトアームの昇降操
作を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクタの油圧制御装
置の実施例を示すものであつて、第1図は農用ト
ラクタの全体斜視図、第2図は油圧装置部分の平
面図、第3図は第1図の−線断面図、第4図
は油圧装置の下面図、第5図は第4図の−線
断面図、第6図は第5図の−線断面図、第7
図は第6図に示した部分の平面図、第8図は第5
図の−線断面図である。 1……農用トラクタ、2……油圧ケース、3…
…リフトアーム、4……ポジシヨンコントロール
レバー、5……耕深調節レバー、6……シヤフ
ト、7……リフトパワーアーム、8……ピストン
ロツド、9……リフトシリンダ、10……ピスト
ン、11……油圧コントロールバルブ、12……
上げ方向のスプール、13……下げ方向のスプー
ル、14……水平リンク、15……その垂下部、
16……連結部材、17……ホルダ、18……長
孔、19……ピン、20……バネ掛孔、21……
バネ、22……ポジシヨンコントロールリンク、
23……耕深調節リンク、24……ピン、25…
…枢支軸、26……ポジシヨンコントロールアー
ム、27……フイードバツク機構、28……フイ
ードバツクアーム、29……支点、30……フイ
ードバツクリンク、31……枢支軸、32……リ
ンク、33……耕深調節アーム、34……センサ
アーム、35……センサレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフトアームを昇降させるリフトシリンダと、
    その油圧コントロールバルブに上げ方向のスプー
    ルと下げ方向のスプールを備えた農用トラクタの
    油圧制御装置において、上記油圧コントロールバ
    ルブのスプール側に、スプールの作動方向に摺動
    する水平リンクを設け、該水平リンクに搖動する
    リンクの中間部を、枢支点を介し枢着して水平リ
    ンクを摺動させるリンク機構を構成すると共に、
    上記水平リンクには、枢支点の一側方に位置する
    上げ方向のスプールを連結し、該上げ方向のスプ
    ールと枢支点を挾んで他側方に位置する下げ方向
    のスプールとを、連結部材を介して連結したこと
    を特徴とする農用トラクタの油圧制御装置。
JP1986039695U 1986-03-17 1986-03-17 Expired - Lifetime JPH0530569Y2 (ja)

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JP1986039695U JPH0530569Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JPS62149905U JPS62149905U (ja) 1987-09-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929109B2 (ja) * 1979-09-19 1984-07-18 大日本塗料株式会社 金属メッキ体の製造方法

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JPS62149905U (ja) 1987-09-22

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