JPH0541585U - パチンコ機の風車 - Google Patents
パチンコ機の風車Info
- Publication number
- JPH0541585U JPH0541585U JP9171891U JP9171891U JPH0541585U JP H0541585 U JPH0541585 U JP H0541585U JP 9171891 U JP9171891 U JP 9171891U JP 9171891 U JP9171891 U JP 9171891U JP H0541585 U JPH0541585 U JP H0541585U
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- Japan
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- game
- game ball
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- pachinko machine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】落下する遊技球を一旦保留後、玉の軌跡を立体
的に変化させるパチンコ機の風車を提供し、遊技性の向
上を計る。 【構成】パチンコ機Pの風車Wは遊技盤40に装着する
取付け板30と、該取付け板30に螺着し遊技球を案内
する胴体部10と、該胴体部10に鉛直な支軸13a,
13bで軸支され横回転及び左右に傾斜する環状の回転
リング20と、該回転リング20に水平な支軸7で軸支
され縦回転する複数の玉保留部5からなる風車体1とで
構成する。 【効果】遊技領域に飛球する時間を制御し遊技球の軌跡
を立体的に予期せぬ方向に変更し入賞率を変化させるの
で、遊技者は興趣をかきたてられる。
的に変化させるパチンコ機の風車を提供し、遊技性の向
上を計る。 【構成】パチンコ機Pの風車Wは遊技盤40に装着する
取付け板30と、該取付け板30に螺着し遊技球を案内
する胴体部10と、該胴体部10に鉛直な支軸13a,
13bで軸支され横回転及び左右に傾斜する環状の回転
リング20と、該回転リング20に水平な支軸7で軸支
され縦回転する複数の玉保留部5からなる風車体1とで
構成する。 【効果】遊技領域に飛球する時間を制御し遊技球の軌跡
を立体的に予期せぬ方向に変更し入賞率を変化させるの
で、遊技者は興趣をかきたてられる。
Description
【0001】
本考案はパチンコ機の遊技盤表面に回転自在に取付けられ、遊技球の落下方向 と速度、そして一時的に係止保留する等の変化を与えるパチンコ機の風車に関す るものである。
【0002】
従来パチンコ機の風車は略矢車状に形成し自在回転するようになし、遊技盤の 表面に打ち込むようにしたものが一般的であった。 このような風車においては、遊技盤上を落下してくる遊技球を左右に振り分け る平面的なことしかできず、しかも遊技球は風車に衝突する角度や速度で落下先 が予め予想でき、遊技者にとって興趣に乏しく従ってゲーム意欲を低下する原因 となっていた。
【0003】 更に、風車は遊技中において遊技球が衝突し、矢車頭部に重量が集中している 従来構造の風車では、軸の基部に大きなモーメントが加わり軸が緩んだり曲がり 、従って回転する際摩擦抵抗が大きいので正常な回転は望めず、遊技球の跳ねる 方向の変化が少なく、外観を悪くし耐久性にも欠け、パチンコ遊技に悪影響を与 えていた。
【0004】
本考案は前記した不都合に鑑みなされたもので、その目的とするところは、落 下する遊技球を一旦保留状態に係止して遊技領域に飛球する時間を延長させ、且 つ遊技球の飛球方向を立体的に様々に変更して入賞する迄の変化を多くするパチ ンコ機の風車を提供することにある。
【0005】
本考案の目的を達成するため、 風車体は複数の円板を立体的に組成することで玉保留部を球面の複数箇所に略 花弁状に形成し、該玉保留部は少なくとも遊技球1個が係止保留できるようにな し、同風車体は回転リングの内側に回転自在に装着し、 胴体部は薄肉環状の回転リングを略包囲する半球のボール状に案内壁を形成し 、該回転リングを更に内側に回転自在に装着し、取付け板を前面に形成し構成し たことを特徴とするものである。
【0006】
パチンコ機Pのハンドル45操作により弾発された打球は遊技盤40表面を多 数の釘42に衝突しながら跳ねて落下し、風車Wに様々な角度と速度で衝突する 。その際風車体1は大別すれば以下のように主たる作用をする。 1.風車体1は回転リング20の内側に水平方向に軸承された支軸7を中心に 図2,3に示す実線矢印Vのように胴体部10の内壁に沿って単独で上下方向に 回転する。(以下第1作用という。) 2.風車体1は鉛直方向の支軸13a,13bを中心に図2,3に示す波線矢 印Hのように回転リング20と一体となって胴体部10の内壁に沿って左右方向 に回転する。(以下第2作用という。) 3.風車体1は鉛直方向の支軸13a,13bが胴体部10の軸受孔14a, 14bに沿って移動するため、図2に示す波,実線矢印Sのように回転リング2 0と一体で略振子状に左右方向に傾斜しながら回転する。(以下第3作用という 。) 上記第1作用、第2作用、第3作用を補助する従たる作用の一例を以下に示せ ば、 4.風車体1の玉保留部5に遊技球が乗った勢いで風車体1が裏側に回転する と、遊技球は胴体部10の内壁を沿い裏側を通って回転落下する。 5.上記4の動作中に2球目の遊技球が他の保留部5に乗ったとき、2球目の 付勢力が1球目よりも強く、従って裏側に回転中の風車体1は2球目の遊技球が 衝突直後表側に反転し、2個の遊技球は風車体1の玉保留部5から直接落下する 。
【0007】 以上の説明で明かなように、本考案の風車体1は、打球された遊技球の衝撃を 回転しながらキャッチして和らげ同時に遊技球を一旦保留状態に係止し、その後 、風車体1の回転と胴体部10の案内壁11によって遊技球を多角的に変化し落 下させる。この作用により遊技盤40面上に飛球存在する玉は一時的に多くなり 、予期せぬ方向に様々に変化する。
【0008】
以下、図面に基づき説明すれば、風車Wは図1に示す風車体1と胴体部10と 回転リング20と取付け板30からなる。
【0009】 風車体1は水平円板3a,前後立板3b,左右立板3cの3枚の円板を芯とな した球状に立体組成し図1に示す略花弁状に形成し、同球状内を仕切り板で8箇 所の開口部4とし略囲設された玉保留部5を形成する。この玉保留部5は遊技球 1個が保留係止できる容積を有し形成する。風車体1の中心部には水平状に軸受 筒6を穿設し、該軸受筒6に長尺状の支軸7を挿入する。支軸7はその両端部を 後述する回転リング20の水平軸受孔22a,22bで両持ち軸承され、回転リ ング20の内側で実線矢印Vで示す縦方向に回転する。従って風車体1は図2に 示す前後回転や図3に示す左右回転等、回転リング20の停止状態に応じてその 回転方向が決定する。
【0010】 胴体部10は外形を半球のボール状の案内壁11で形成し、前面円形部からそ の内部は回転リング20を適宜間隔を有し遊技球が出入りする玉通路12を設け 、案内壁11の上下側には軸受孔14a,14bを周縁部に対称的に穿設し、該 軸受孔14a,14bは回転リング20が左右に傾斜できるよう長尺状に形成し 、回転リング20を鉛直方向から軸支する短尺な支軸13a,13bで回転自在 に装着する。また、案内壁11の左右にはその前面より取付け板30の取付けボ ス34の長さだけ後方の箇所から取付け穴15を側方向に突設し、同取付けボス 34に当接してビス等で螺着する。
【0011】 回転リング20を詳述すると上下方向と左右横方向の十字状に鉛直軸受孔21 a,21bと水平軸受孔22a,22bを各々設け、該4箇所の軸受間を連結片 23で環状に形成する。そして各軸受孔箇所は強度を増すため連結片23よりも 幅広の矩形状になっている。鉛直軸受孔21a,21bは前記胴体部10と支軸 13a,13bで上下で両持ち軸承し、回転リング20は胴体部10の内側で図 2の波線矢印Hで示す横方向に回転し且つ波,実線矢印Sで示す略振子状に左右 傾斜するよう形成する。
【0012】 取付け板30は前面に真円形のドーナツ状に取付け鍔31を形成し、開口部3 2の直径は玉径の略3倍長に形成し、遊技球が充分飛び込めるように形成する。 取付け鍔31の略左右上側縁には遊技盤40の表面に固定する止着孔33を穿設 し、裏面左右には胴体部10と装着する後向きの短尺な筒状の取付けボス34を 突設する。
【0013】 尚、風車Wを多数の釘42が垂直状に植設された遊技盤40の表面に取付ける には、図4に示す遊技盤40に略円状の嵌合孔41を穿設し、該嵌合孔41に前 記胴体部10を嵌合し取付け板30の止着孔33に通すビス等を遊技盤40にね じ込んで固定する。
【0014】 風車体1は本実施例では前記した同等な8個の玉保留部5で形成されているが 、例えば円板を2枚組合せることで大型の玉保留部5を形成したり、或は各円板 の組合せ角度を調節することにより玉保留部5の大きさに変化をつけ、更に遊技 球に複雑な動きを与えても良い。また、各円板を肉厚状に形成し水平円板3a, 前後立板3b,左右立板3cの各々頂点となる玉保留部5の底角箇所に略玉半径 大の窪みを設け、その窪みで落下する遊技球を止まり易いようにして玉の保留状 態を更に確実なものにしても良い。尚、風車体1はその表面に適宜な色や模様を 付したプラスチック材もしくは軽量な金属部材で形成するのが望ましい。
【0015】 胴体部10は、前記案内壁11の形状によって遊技球の誘導を制御できる。本 実施例においてはボール状の案内壁11で図1に示すようにその内面を滑らかに 形成し、一旦保留した遊技球を風車体1の回転動作に伴って自在に誘導できるよ うになっているが、例えば案内壁11の内壁面を凹凸状とすることで回転落下す る遊技球に異質な回転力を与え、同遊技球を予期せぬ方向に誘導することができ る。一方、案内壁11の内壁面に遊技球を誘導する溝を設けたり、案内壁11を 角柱状や角錐状等の多面体に形成することで、遊技球の飛び込み状態に係わらず その誘導方向を略限定することが可能となる。尚、胴体部10はその表面に適宜 な色や模様を付した透光性のある部材で形成すると良い。
【0016】 回転リング20は本実施例では左右に傾斜するように取付けたが、胴体部10 の軸受孔14a,14bの許容範囲内で固定して取付けても良く、例えば斜め左 に取付けた場合遊技球を右に多く誘導でき、斜め右に取付けた場合その逆となる 。また、回転リング20は軽量な金属部材で形成し、表面に金、銀、クロム等の 薄い膜を付着させ光の反射等、回転動作に伴う装飾効果を高めても良い。 また、取付け板30はその表面に適宜な模様を付したプラスチック材等で形成 するのが望ましい。
【0017】 以上の構成でなる本考案の風車Wは、例えば図5に示すフィーバー型パチンコ 機Pにおいて遊技盤40に設けられた入賞装置43の上部に本考案の風車Wを3 個配設した場合、条件装置44で特賞状態が成立し図6に示す入賞装置43が開 口した時、風車Wによって一旦保留された玉数で常時より多くの遊技球が盤面上 に存在し、従ってより多くの入賞玉の期待ができる反面、遊技球が保留された後 の風車体1の回転方向によっては入賞装置43に落下する入賞玉が減少する場合 もあり、遊技者にとって有利になるか不利になるか予測がつかず従って遊技者に 興趣をもたせゲーム意欲をかきたてるものとなる。
【0018】 また、例えば前記胴体部10を透光性の材質で形成し、ランプや発光ダイオー ド等の発光源を取付けた配電板を裏面に装着することで風車体1と回転リング2 0が輝くので装飾効果を高めることができる。発光源は適宜閃光させたり、遊技 との関連、例えば遊技球の入賞の表示等に利用して発光させることも可能である 。
【0019】 以上は本考案に係わる一実施例であって、実用新案登録請求の範囲であれば自 由に設計変更できることは言及するまでもない。
【0020】
以上、説明したところから明らかなように、本考案のパチンコ機の風車は遊技 面を落下する遊技球を一旦保留し、玉の速度を吸収することでタイムラグの状態 となり、遊技領域に存在する玉数の増減を制御することができ、且つ保留後の遊 技球の軌跡を予期せぬ方向に立体的に変更し、入賞率を変化させることが可能と なるので、遊技性が著しく向上し、遊技者は興趣をかきたてられゲーム意欲を高 める。
【0021】 また、風車体の取付け角度も自在選択できるので、単体もしくはその組合せに よりバラエティーに富んだ飛球状態が実現でき、遊技面全体で入賞状態が広い範 囲で楽しむことが可能となる。
【0022】 更に、風車体,回転リング共に両持ち支持で支軸の支持強度が高く、従って支 軸に加わるモーメントが小さいので風車の耐久性が向上し長期に亘って美観を保 てる。
【図1】風車の分解状態を示す斜視図である。
【図2】回転リングが風車と平行なときの風車体の回転
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図3】回転リングが風車と交差したときの風車体の回
転状態を示す斜視図である。
転状態を示す斜視図である。
【図4】風車を遊技盤に取付ける状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】風車を遊技盤に取付けた状態を示すパチンコ機
の正面図である。
の正面図である。
【図6】本考案の風車の使用一例を示す正面図である。
1・・風車体、 3a・・水平円板、
3b・・前後立板 3c・・左右立板 4・・開口部、 5・・玉保留部、
6・・軸受筒、 7・・支軸、10
・・胴体部、 11・・案内壁、12・
・玉通路、 13a,13b・・支軸、
14a,14b・・軸受孔、 20・・回転リ
ング、21a,21b・・鉛直軸受孔、 22a,2
2b・・水平軸受孔、30・・取付け板、 40・
・遊技盤、H・・波線矢印、 S・・
波,実線矢印V・・実線矢印、 W・
・風車。
3b・・前後立板 3c・・左右立板 4・・開口部、 5・・玉保留部、
6・・軸受筒、 7・・支軸、10
・・胴体部、 11・・案内壁、12・
・玉通路、 13a,13b・・支軸、
14a,14b・・軸受孔、 20・・回転リ
ング、21a,21b・・鉛直軸受孔、 22a,2
2b・・水平軸受孔、30・・取付け板、 40・
・遊技盤、H・・波線矢印、 S・・
波,実線矢印V・・実線矢印、 W・
・風車。
Claims (1)
- 【請求項1】パチンコ機の遊技盤に設けられ、遊技球の
軌跡を変化する風車において、 風車体は複数の円板で球状に組成形成し、該球面に玉保
留部を複数形成し、該玉保留部は遊技球が係止できるよ
うになし、 胴体部は風車体の半球面を略包囲し、該風車体を回転自
在に適宜遊間を設けて装設し、取付け板を前面に設け遊
技盤に装着可能に形成し構成したことを特徴とするパチ
ンコ機の風車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091718U JP2552353Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | パチンコ機の風車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091718U JP2552353Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | パチンコ機の風車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541585U true JPH0541585U (ja) | 1993-06-08 |
JP2552353Y2 JP2552353Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=14034294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991091718U Expired - Lifetime JP2552353Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | パチンコ機の風車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552353Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6226574A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-04 | Oki Electric Ind Co Ltd | トランスポンデイングカ−ドによる混雑状況把握方式 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP1991091718U patent/JP2552353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6226574A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-04 | Oki Electric Ind Co Ltd | トランスポンデイングカ−ドによる混雑状況把握方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552353Y2 (ja) | 1997-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |