JP2552353Y2 - パチンコ機の風車 - Google Patents

パチンコ機の風車

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JP2552353Y2 JP1991091718U JP9171891U JP2552353Y2 JP 2552353 Y2 JP2552353 Y2 JP 2552353Y2 JP 1991091718 U JP1991091718 U JP 1991091718U JP 9171891 U JP9171891 U JP 9171891U JP 2552353 Y2 JP2552353 Y2 JP 2552353Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ機の遊技盤に
取り付けられ、遊技球が落下して接触することにより、
回転運動を行うパチンコ機の風車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の遊技盤に設けられる風車
は、遊技球が落下して接触することにより回転運動を行
うものであり、この時の風車自体の動きや、風車に接触
した後の遊技球の動きが変化に富んでいるほど、遊技者
は、退屈することなくパチンコ遊技を楽しむことができ
る。この種の従来技術に、例えば、実開昭63−133
276号公報に示される風車がある。上記従来技術は、
風車と入賞球受入具とが一体的に形成されており、ここ
で用いられる風車は、遊技盤面に対する垂直面上で回転
する中央回転体、この中央回転体の両側方にて回転する
左右の側部回転体、及びこれら回転体(風車体)を軸支
する一本の支軸を有する。そして、これら回転体に遊技
球が接触することにより、夫々の回転体が独立して回転
可能であり、遊技球の接触具合によっては回転速度や回
転方向に違いが生じ、興味深い動きを見せる風車となっ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術の場合、回転体に接触した遊技球の動きは、パチン
コ機の遊技盤の前面(遊技盤の表面)上、すなわち、遊
技盤の前面に対して略一つの水平面上でしか展開され
ず、また、回転体の動きは、遊技盤に対して一つの垂直
面上でしか行われなかった。そこで本考案は、風車の動
きや遊技球の動きに、さらなる変化をもたせることで、
遊技性に富んだパチンコ機の風車を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の目的を達成する
ため、請求項1記載のパチンコ機の風車は、パチンコ機
の遊技盤に設置され、遊技球が接触可能な複数の羽根部
材を有し、遊技球が該羽根部材に接触して落下すること
で、回転運動を行うパチンコ機の風車であって、前記羽
根部材により、少なくとも1個の遊技球を保留可能な球
保留部が形成される風車体と、該風車体を回動可能に軸
支する支軸と、前記風車体を遊技盤裏面から覆うと共
に、遊技盤前面にて遊技球を保留した前記球保留部を、
その保留状態を維持させつつ遊技盤内方で回動させ、し
かも、遊技盤内方で回動する前記球保留部に保留された
遊技球を、遊技盤前面に流出させることが可能な胴体部
とを有することを特徴とする。
【0005】また、請求項2記載のパチンコ機の風車
は、パチンコ機の遊技盤に設置され、遊技球が接触可能
な複数の羽根部材を有し、遊技球が該羽根部材に接触し
て落下することで、回転運動を行うパチンコ機の風車で
あって、前記複数の羽根部材から成る風車体と、該風車
体を回動可能に軸支する支軸と、該支軸を遊技盤に対し
て相対移動可能に支持する軸支持部材とを有することを
特徴とする。
【0006】また、請求項3の記載のパチンコ機の風車
は、請求項1記載のパチンコ機の風車であって、前記支
軸を遊技盤に対して相対移動可能に支持する軸支持部材
とを有することを特徴とする。
【0007】
【作 用】従って本考案に係わるパチンコ機の風車は、
パチンコ機の遊技盤に設置され、遊技球が風車の羽根部
材に接触して落下することで、回転運動を行う。特に、
請求項1記載のパチンコ機の風車は、その風車体に、少
なくとも1個の遊技球を保留可能な球保留部が羽根部材
により形成され、風車体は支軸により回動可能に軸支さ
れる。そして、風車体を遊技盤裏面から覆う胴体部によ
り、遊技盤前面にて遊技球を保留した球保留部は、その
保留状態を維持しつつ遊技盤内方で回動し、しかも、球
保留部のさらなる回動により、遊技盤内方で回動する球
保留部に保留された遊技球は、遊技盤前面に流出する。
【0008】また、請求項2記載のパチンコ機の風車
は、複数の羽根部材から成る風車体が、支軸により回動
可能に軸支され、そして、支軸が、軸支時部材により遊
技盤に対して相対移動可能に支持される。また、請求項
3記載のパチンコ機の風車は、風車体を遊技盤裏面から
覆う胴体部により、遊技盤前面にて遊技球を保留した球
保留部は、その保留状態を維持しつつ遊技盤内方で回動
し、しかも、球保留部のさらなる回動により、遊技盤内
方で回動する球保留部に保留された遊技球は、遊技盤前
面に流出する。さらに、支軸が、軸支時部材により遊技
盤に対して相対移動可能に支持される。すなわち、請求
項1記載のパチンコ機の風車と請求項2記載のパチンコ
機の風車の作用を兼ね備えることになる。
【0009】
【実施例】本考案に係わる羽根部材、及び支軸、及び軸
支持部材を、それぞれ水平円板3a、前後立板3b、左
右立板3c、及び支軸7、及び回転リング20として、
以下図面に基づき説明すれば、風車Wは、図1に示す風
車体1と胴体部10と回転リング20と取付け板30と
から成る。風車体1は、水平円板3a,前後立板3b,
左右立板3cの3枚の円板を芯と成した球状に立体組成
し、図1に示すように略花弁状に形成し、同球状内を仕
切り板で8箇所の開口部4として球保留部5を形成す
る。この球保留部5は遊技球1個が保留できる容積を有
し形成する。風車体1の中心部には、長尺状の支軸7を
遊挿するために水平状の軸受筒6を穿設する。
【0010】胴体部10は、外形を半球のボール状の案
内壁11で形成し、案内壁11は、その前面円形の開口
部からその内部にかけて、遊技球が出入り可能な球通路
12を形成すると共に、風車体1と回転リング20をそ
の内側に位置させて略包囲できるように形成する。ま
た、案内壁11の上下周縁部には、長孔状の軸受孔14
a,14bを対称的に穿設すると共に、案内壁11の左
右側方には、取付け板30に取り付けるための取付け穴
15を設ける。
【0011】回転リング20は、風車体1と胴体部10
との間に位置されるリングで、その上下方向に鉛直軸受
孔21a,21bを、左右横方向に水平軸受孔22a,
22bを十字状になるよう各々設け、これら軸受孔を、
風車体1の円板3a,3b,3cより若干大きめの直径
を有する連結片23で連結することで形成される。ま
た、各軸受孔21a,21b,22a,22bの周辺
は、強度を増すために連結片23の幅よりも幅広の矩形
状になっている。
【0012】取付け板30は、前面に真円形のドーナツ
状に取付け鍔31を形成し、開口部32の直径は、胴体
部10の開口部と同等に球径の略3倍長に形成し、遊技
球が充分飛び込めるようになっている。取付け鍔31の
略左右上側縁には、遊技盤40の表面に固定するための
止着孔33を穿設し、裏面左右には、胴体部10と装着
するための、後向きの短尺な筒状の取付けボス34を突
設する。
【0013】以上説明した風車体1、胴体部10、回転
リング20、及び取付け板30を組み立てるには、図1
に示すように、まず風車体1と回転リング20とを支軸
7により結合する。具体的には、回転リング20に風車
体1を挿入し、支軸7を、回転リング20の水平軸受孔
22a,22b、及び風車体1の軸受筒6に遊挿し、風
車体1を支軸7により両端持ちで回転リング20に支持
できるよう固着する。次に、風車体1と結合した回転リ
ング20と胴体部10とを支軸13a,13bにより結
合する。具体的には、回転リング20を胴体部10の球
通路12に挿入し、回転リング20の鉛直軸受孔21
a,21bと胴体部10の軸受孔14a,14bとの位
置を合わせ、支軸13a,13bを両孔14a,21a
及び14b,21bに遊挿する。
【0014】また、支軸13aの固定方法は、鉛直軸受
孔21aの直径より大きなワッシャーを、支軸13aの
下端部で、回転リング20の下側から係止させること
で、回転リング20から抜脱しないように固定し、軸受
孔14aの幅より大きなワッシャーを、支軸13aの上
端部で、胴体部10の上側から係止されせることで、胴
体部10から抜脱しないように固定する。尚、支軸13
bも、支軸13aと同様に固定する。そして、取付け板
30の取付けボス34と胴体部10の取付け穴15とを
位置合わせし、ビス等で螺着することで、風車Wを組み
立てる。
【0015】このように風車Wを組み立てることによ
り、風車体1の前面部(手前側)が胴体部10の球通路
より所定分だけ突出するようになり、また、風車体1
は、回転リング20の内側で支軸7を中心に回転自在で
あり、詳しくは、図2,3の実線矢印Vで示す方向に回
動する。さらに、回転リング20は、風車体1と胴体部
10との間にて、支軸13a,13bを中心として回動
自在であると共に、軸受孔14a,14bの長さ分だけ
左右に揺動自在であり、詳しくは、図2及び図3の波線
矢印Hで示す方向に回動すると共に、図2に示す波、実
線矢印Sのように左右に揺動する。すなわち、風車体1
を回動自在に支持する支軸7が、回転リング20に支持
されることにより、後述する遊技盤40に対して相対移
動可能となる。
【0016】また、風車Wを多数の釘42が垂直状に植
設される遊技盤40の表面に取付けるには、図4に示す
遊技盤40に略円状の嵌合孔41を穿設し、該嵌合孔4
1に前記胴体部10を嵌合し取付け板30の止着孔33
に通すビス等を遊技盤40にねじ込んで固定する。尚、
このようにして固定することにより、風車体1は、胴体
部10により遊技盤40の裏面から覆われるのと同じ状
態となる。
【0017】次に作用を説明する。パチンコ機Pのハン
ドル45の操作により弾発された遊技球は、遊技盤40
表面を多数の釘42に衝突しながら跳ねて落下し、風車
Wに様々な角度と速度で接触衝突する。(図5参照)そ
の際、風車体1は大別すれば以下のように主たる作用を
する。 1.風車体1は、回転リング20の内側に水平方向に支
持された支軸7を中心に、図2,3に示す実線矢印Vの
ように胴体部10の内壁に沿って単独で図面上下方向に
回動する。(以下第1作用という。) 2.風車体1は、鉛直方向の支軸13a,13bを中心
に、図2,3に示す波線矢印Hのように回転リング20
と一体となって胴体部10の内壁に沿って図面左右方向
に回動する。(以下第2作用という。) 3.風車体1は、鉛直方向の支軸13a,13bが胴体
部10の軸受孔14a,14bに沿って揺動するため、
図2に示す波,実線矢印Sのように回転リング20と一
体で略振子状に図面左右方向に揺動する。(以下第3作
用という。)上記第1作用、第2作用、第3作用は、そ
れぞれ単独で作用することもあれば、重複して作用する
こともあり、それらの作用を決定するのは、あくまでも
遊技球しだいである。(遊技球の風車Wに対する接触速
度や接触角度等の違いにより上記各作用を行う。)ま
た、第1作用、第2作用、第3作用による、遊技球の動
きの例を以下に説明すれば、 4.遊技球は、遊技盤40の表面から風車体1の球保留
部5に一旦乗り(保留され)、その勢いで風車体1を回
転させ、風車体1の球保留部5からそのまま直接落ち
て、再び遊技盤40表面に放出される。 5.遊技球は、遊技盤40の表面から風車体1の球保留
部5に一旦乗り、その勢いで風車体1を回転させ、胴体
部10の案内壁11に沿って、すなわち、風車体1の球
保留部5に遊技球を保留した状態を維持しつつ遊技盤4
0の内方で風車体1と共に回動し、再び遊技盤40の表
面に放出される。
【0018】以上の説明から明かなように、風車体1を
遊技盤40の裏面から覆う胴体部10により、遊技盤4
0の前面にて遊技球を保留した球保留部5は、その保留
状態を維持しつつ遊技盤40の内方で回動し、しかも、
球保留部5のさらなる回動により、遊技盤40の内方で
回動する球保留部5に保留された遊技球を、遊技盤40
の前面に流出することができるので、遊技球の動きは、
パチンコ機Pの遊技盤40の前面(遊技盤の表面)上、
すなわち、遊技盤40の前面に対して略一つの水平面上
で展開するだけでなく、遊技盤40の前面から遊技盤4
0の内方に向けて、さらに、遊技盤40の内方から遊技
盤40の前面に向けて展開する。
【0019】また、軸支持部材としての回転リング20
が、支軸7を回動可能にまたは揺動可能に支持し、すな
わち、支軸7が遊技盤40に対して相対移動可能に支持
されるので、遊技球が風車体1に接触することにより、
支軸7が遊技盤40に対して相対移動し、これにより、
風車体1の回転面が遊技盤40に対して相対移動する。
よって、風車体1の回転運動は、複数の面上で行われる
こととなる。尚、本実施例においては、上述の動きが複
合して行われる。
【0020】よって、このときの遊技球の動きや風車体
1の動きは、立体的(3次元的)になる。そして、遊技
球や風車体1がどのような方向に動くか、遊技者はまる
で見当がつかなくなる。また、胴体部10の内部に複数
の遊技球を一時的に保留し、保留した遊技球を遊技盤4
0面上に払い出すことができる。すなわち、従来のよう
な平面的な動きしか期待できない風車に対して、遊技性
が著しく向上し、遊技者は興趣をかきたてられゲーム意
欲を高めることになる。
【0021】このような構成で成る風車Wは、例えば図
5に示すようなフィーバー型パチンコ機Pに用いること
ができる。3個の風車Wを、遊技盤40に設けた入賞装
置43の上部に配設する。そして、条件装置44で特賞
状態が成立し、図6に示す入賞装置43が開口した時
に、風車Wによって一旦保留されている遊技球数が通常
より多ければ、入賞装置43の開口に入る遊技球が多く
なるのではないかという期待がもてる。しかしその反
面、風車体1の回転方向は予測が困難であり、風車体1
の回転方向によっては、入賞装置43の開口の外に多く
の遊技球が落下する場合もある。従って、遊技者にとっ
て有利になるか不利になるか予測がつかず、遊技者にい
っそう興趣をもたせ、ゲーム意欲をかきたてるものとな
る。
【0022】以上説明した風車体1は、8個から成る球
保留部5で形成されているが、例えば円板を2枚組合せ
ることで大型の球保留部5を形成したり、あるいは、各
円板の組合せ角度を調節することにより球保留部5の大
きさに変化をつけ、更に遊技球に複雑な動きを与えても
良い。また、各円板を肉厚状に形成し水平円板3a,前
後立板3b,左右立板3cの各々頂点となる球保留部5
の底角箇所に略球半径大の窪みを設け、その窪みで落下
する遊技球を止まり易いようにして球の保留状態を更に
確実なものにしても良い。尚、風車体1はその表面に適
宜な色や模様を付したプラスチック材もしくは軽量な金
属部材で形成するのが望ましい。
【0023】また、胴体部10のボール状の案内壁11
は、図1に示すようにその内面を滑らかに形成し、一旦
保留した遊技球を風車体1の回転動作に伴って自在に誘
導できるようになっているが、例えば案内壁11の内壁
面を凹凸状とすることで回転落下する遊技球に異質な回
転力を与え、同遊技球を予期せぬ方向に誘導することが
できる。一方、案内壁11の内壁面に遊技球を誘導する
溝を設けたり、案内壁11を角柱状や角錐状等の多面体
に形成することで、遊技球の飛び込み状態に係わらずそ
の誘導方向を略限定することが可能となる。このように
して胴体部10は、前記案内壁11の形状によって遊技
球の誘導を制御できる。尚、胴体部10はその表面に適
宜な色や模様を付した透光性のある部材で形成すると良
い。
【0024】また、回転リング20は、本実施例では左
右に傾斜するように取付けたが、胴体部10の軸受孔1
4a,14bの許容範囲内で固定して取付けても良く、
例えば斜め左に取付けた場合遊技球を右に多く誘導で
き、斜め右に取付けた場合その逆となる。尚、回転リン
グ20は軽量な金属部材で形成し、表面に金、銀、クロ
ム等の薄い膜を付着させ光の反射等、回転動作に伴う装
飾効果を高めても良い。また、取付け板30はその表面
に適宜な模様を付したプラスチック材等で形成するのが
望ましい。
【0025】また、例えば前記胴体部10を透光性の材
質で形成し、ランプや発光ダイオード等の発光源を取付
けた配電板を裏面に装着することで風車体1と回転リン
グ20が輝くので装飾効果を高めることができる。発光
源は適宜閃光させたり、遊技との関連、例えば遊技球の
入賞の表示等に利用して発光させることも可能である。
【0026】以上は本考案に係わる一実施例であって、
実用新案登録請求の範囲であれば自由に設計変更できる
ことは言及するまでもない。
【0027】
【考案の効果】請求項1記載のパチンコ機の風車は、そ
の風車体に、少なくとも1個の遊技球を保留可能な球保
留部が羽根部材により形成され、風車体は支軸により回
動可能に軸支される。そして、風車体を遊技盤裏面から
覆う胴体部により、遊技盤前面にて遊技球を保留した球
保留部は、その保留状態を維持しつつ遊技盤内方で回動
し、しかも、球保留部のさらなる回動により、遊技盤内
方で回動する球保留部に保留された遊技球は、遊技盤前
面に流出するので、遊技球の動きは、パチンコ機の遊技
盤の前面(遊技盤の表面)上、すなわち、遊技盤の前面
に対して略一つの水平面上で展開するだけでなく、遊技
盤の前面から遊技盤の内方に向けて、さらに、遊技盤の
内方から遊技盤の前面に向けて展開し、遊技者にさらな
る興味を与えることができる。
【0028】また、請求項2記載のパチンコ機の風車
は、複数の羽根部材から成る風車体が、支軸により回動
可能に軸支され、そして、支軸が、軸支時部材により遊
技盤に対して相対移動可能に支持されるので、遊技球が
風車体に接触することにより、支軸が遊技盤に対して相
対移動し、これにより、風車体の回転面が遊技盤に対し
て相対移動する。すなわち、風車体の回転運動は、複数
の面上で行われることになり、遊技者にいっそうの興味
を与えることができる。
【0029】また、請求項3記載のパチンコ機の風車
は、請求項1記載のパチンコ機の風車と請求項2記載の
パチンコ機の風車の作用を兼ね備えるので、遊技球の動
きは、パチンコ機の遊技盤の前面上で展開するだけでな
く、遊技盤の前面から遊技盤の内方に向けて、さらに、
遊技盤の内方から遊技盤の前面に向けて展開し、これと
共に、風車体の回転運動は、遊技盤に対して複数の面上
で行われることになり、遊技者に特別な興味を与えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】風車の分解状態を示す斜視図である。
【図2】回転リングが風車と平行なときの風車体の回転
状態を示す斜視図である。
【図3】回転リングが風車と交差したときの風車体の回
転状態を示す斜視図である。
【図4】風車を遊技盤に取付ける状態を示す斜視図であ
る。
【図5】風車を遊技盤に取付けた状態を示すパチンコ機
の正面図である。
【図6】本考案の風車の使用一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・風車体、 3a・・水平円板、 3b・・前後立板 3c・・左右立板 4・・開口部、 5・・球保留部、 6・・軸受筒、 7・・支軸、 10・・胴体部、 11・・案内壁、 12・・球通路、 13a,13b・・
支軸、 14a,14b・・軸受孔、 20・・回転リ
ング、 21a,21b・・鉛直軸受孔、 22a,22b・
・水平軸受孔、 30・・取付け板、 40・・遊技盤、 H・・波線矢印、 S・・波,実線矢
印 V・・実線矢印、 W・・風車。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ機の遊技盤に設置され、遊技球が
    接触可能な複数の羽根部材を有し、遊技球が該羽根部材
    に接触して落下することで、回転運動を行うパチンコ機
    の風車であって、 前記羽根部材により、少なくとも1個の遊技球を保留可
    能な球保留部が形成される風車体と、該風車体を回動可
    能に軸支する支軸と、前記風車体を遊技盤裏面から覆う
    と共に、遊技盤前面にて遊技球を保留した前記球保留部
    を、その保留状態を維持させつつ遊技盤内方で回動さ
    せ、しかも、遊技盤内方で回動する前記球保留部に保留
    された遊技球を、遊技盤前面に流出させることが可能な
    胴体部とを有することを特徴とする パチンコ機の風車。
  2. 【請求項2】パチンコ機の遊技盤に設置され、遊技球が
    接触可能な複数の羽根部材を有し、遊技球が該羽根部材
    に接触して落下することで、回転運動を行うパチンコ機
    の風車であって、 前記複数の羽根部材から成る風車体と、該風車体を回動
    可能に軸支する支軸と、該支軸を遊技盤に対して相対移
    動可能に支持する軸支持部材とを有することを特徴とす
    パチンコ機の風車。
  3. 【請求項3】請求項1記載のパチンコ機の風車であっ
    て、 前記支軸を遊技盤に対して相対移動可能に支持する軸支
    持部材とを有することを特徴とする パチンコ機の風車。
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