JPH07155433A

JPH07155433A - 役物装置

Info

Publication number: JPH07155433A
Application number: JP30505793A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Takemoto; 孝俊武本
Original assignee: Ace Denken KK
Current assignee: Ace Denken KK
Priority date: 1993-12-06
Filing date: 1993-12-06
Publication date: 1995-06-20

Abstract

(57)【要約】【目的】風車自体の動きやこれに弾かれる玉の動きをよ
り複雑にして、視覚的にも目新しい大きな変化をもたら
すことにより、興趣に富んだ役物装置を提供すること。【構成】パチンコ機（１０）の盤面（１２）上に支持ア
ーム（３０）を振り子状に揺動自在に枢着し、該支持ア
ーム（３０）の揺動端（３３）側に風車体（２１）を回
転自在に枢支する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の盤面にお
ける入賞口の上方に配される風車体を有し、該風車体
に、盤面上に打ち出されたパチンコ玉が当たって弾かれ
ることにより、パチンコ玉の落下経路を変化させる役物
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の役物装置としては、パチ
ンコ機の盤面に入賞口が開設され、入賞口の上方に円板
形状の風車が、単に回転自在に枢着されているものが一
般的である。かかる風車は単独で独立して盤面上の適所
に配され、風車に当たったパチンコ玉を該風車の回転に
よって左右に弾き、パチンコ玉の落下経路を変化させて
いた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
役物装置では風車の回転軸は盤面上に固定されているか
ら、風車によって落下経路を変えられるパチンコ玉は常
に一定位置にある風車の丁度径内に来た玉でしかなく、
また、風車体に当たって左右に弾かれるパチンコ玉の動
きもほぼ決まっており、遊技客がパチンコ玉の動きの変
化に特に大きくな興味を示すことがなく、パチンコ機の
妙味を半減する要因になっており、興趣に乏しいという
問題点があった。

【０００４】また、風車はそれぞれ単独で独立して盤面
上に配されていたから、風車の視覚的な動きはただ単に
回転するだけであり動きの変化に乏しく、更に、パチン
コ玉の落下経路を変えるにも玉の移動量が少なくマンネ
リ化しており、遊技客及び店側にしても他に目新しい変
化に富んだ役物装置が切望されていた。

【０００５】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、風車自体の動きやこ
れに弾かれる玉の動きをより複雑にして、視覚的にも目
新しい大きな変化をもたらすことにより、興趣に富んだ
役物装置を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、１パチンコ機（１０）の盤面（１２）における入賞口
（１５ａ）の上方に配される風車体（２１）を有し、該
風車体（２１）に、盤面（１２）上に打ち出されたパチ
ンコ玉が当たって弾かれることにより、パチンコ玉の落
下経路を変化させる役物装置（２０）において、前記盤
面（１２）上に支持アーム（３０）を振り子状に揺動自
在に枢着し、該支持アーム（３０）の揺動端（３３）側
に前記風車体（２１）を回転自在に枢支したことを特徴
とする役物装置（２０）に存する。

【０００７】２パチンコ機（１０）の盤面（１２）に
おける入賞口（１５ａ）の上方に設けられる風車体（２
１）を有し、該風車体（２１）に、盤面（１２）上に打
ち出されたパチンコ玉が当たって弾かれることにより、
パチンコ玉の落下経路を変化させる役物装置において、
前記盤面（１２）上に支持アーム（３０）をその両端
（３３，３４）が回転すべく回転自在に枢着し、該支持
アーム（３０）の両端（３３，３４）側に前記風車体
（２１，２１）をそれぞれ回転自在に枢支したことを特
徴とする役物装置（２０ａ）に存する。

【０００８】３パチンコ機（１０）の盤面（１２）に
おける入賞口（１５ａ）の上方に設けられる風車体（２
１）を有し、該風車体（２１）に、盤面（１２）上に打
ち出されたパチンコ玉が当たって弾かれることにより、
パチンコ玉の落下経路を変化させる役物装置において、
前記盤面（１２）上に支持プレート（４０）を回転自在
に枢着し、該支持プレート（４０）上の適所に複数の前
記風車体（２１，２１）をそれぞれ回転自在に枢支した
ことを特徴とする役物装置（２０ｂ）に存する。

【０００９】４３項記載の役物装置であって、前記支
持プレート（４０）の適所にパチンコ玉を弾く釘（１
３，１３…）を設けたことを特徴とする役物装置（２０
ｂ）に存する。

【００１０】

【作用】盤面（１２）に打ち出されたパチンコ玉が風車
体（２１）に当たると、風車体（２１）は回転するが、
該風車体（２１）を回転自在に枢支している支持アーム
（３０）も玉の衝突によって盤面（１２）上を左右方向
に揺動し、風車体（２１）は単に回転するのみならず、
振り子の如く揺動する。

【００１１】それにより、風車体（２１）は、盤面（１
２）上におけるその位置を逐次変化させ、また、風車体
（２１）に弾かれるパチンコ玉の動きをより複雑にし
て、視覚的にも目新しい大きな変化をもたらすことがで
き、遊技客の興味を引くことができる。

【００１２】また、盤面（１２）上に支持アーム（３
０）をその両端（３３，３４）が回転すべく回転自在に
枢着し、該支持アーム（３０）の両端（３３，３４）側
に前記風車体（２１，２１）をそれぞれ回転自在に枢支
した場合、パチンコ玉が風車体（２１）に当たると、風
車体（２１）は自転しつつ支持アーム（３０）の回転に
伴って公転する。

【００１３】従って、公転する風車体（２１）に弾かれ
るパチンコ玉の落下経路がより複雑化し、視覚的にも目
新しい大きな変化をもたらすと共に、その変化が入賞す
るか否かの結果にも関連することから、パチンコ玉が無
事に入賞口（１５ａ）に入るか否かスリルを演出するこ
とができる。

【００１４】その他、盤面（１２）上に支持プレート
（４０）を回転自在に枢着し、該支持プレート（４０）
上の適所に複数の前記風車体（２１，２１）をそれぞれ
回転自在に枢支した場合も、前記同様に盤面（１２）上
における目新しい変化を実現でき、マンネリ化を防止
し、興趣に富んだ遊技を提供することが可能となる。

【００１５】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。図１及び図２は本発明の第１実施例を示してい
る。本発明に係る役物装置２０を備えたパチンコ機１０
は、図２に示すように、遊技客がハンドル１１を操作す
ることにより、盤面１２上にパチンコ玉を打ち出し、そ
の玉の入賞を競うものである。盤面１２には、役物装置
２０の他、玉を弾く多数の釘１３や、羽ものと称される
中央役物１４、それに入賞口１５，１５ａやアウト口１
６等が設けられている。

【００１６】役物装置２０は、図１及び図２に示すよう
に、盤面１２における入賞口１５ａの上方に振り子の如
く揺動自在に枢着された支持アーム３０と、該支持アー
ム３０の揺動端３３側に回転自在に枢支された風車体２
１とを具備して成る。かかる役物装置２０は、盤面１２
上に打ち出されたパチンコ玉を弾くことにより、玉の落
下経路に多様な変化をもたらすものである。

【００１７】支持アーム３０は、その揺動端３３が自重
で下方向くように、上端側３１が枢軸３２を介して揺動
自在に盤面１２上に枢着されている。この支持アーム３
０は、薄く細巾状に延びる板材から成り、盤面１２に沿
うように枢着されている。一方、風車体２１は、支持ア
ーム３０の揺動端３３側に回転軸２５を介して回転自在
に枢支されている。

【００１８】更に詳しく言えば、風車体２１は、リング
状の外周部２２と、外周部２２の３箇所からそれぞれ中
心側に向って延びるよう設けられた羽根２３，２３，２
３と、各羽根２３が一体的に合致し合う中心に設けられ
た枢支部２４とから成る。なお、枢支部２４には回転軸
２５が嵌合する軸孔が穿設されている。

【００１９】次に作用を説明する。図２において、盤面
１２に打ち出されたパチンコ玉が風車体２１に当たる
と、風車体２１は回転軸２５を中心として回転するが、
該風車体２１を回転自在に枢支している支持アーム３０
もパチンコ玉の衝突によって揺動する。すなわち、回転
体２１を支持する支持アーム３０は、枢軸３２を中心と
して図１中において矢印及び想像線で示すように左右方
向に揺動し、風車体２１は単に回転するのみならず、振
り子の如く揺動する。

【００２０】それにより、風車体２１は、盤面１２上に
おけるその位置を逐次変化させ、また、風車体２１に弾
かれるパチンコ玉の動きをより複雑にして、視覚的にも
目新しい大きな変化をもたらし、遊技客の興味を引くこ
とができる。更に、このような役物装置２０の動きの変
化が、パチンコ玉が入賞するか否かの結果にも関連する
ことから、パチンコ玉が無事に入賞口１５ａに入るか否
かスリルを演出することができる。

【００２１】図３は本発明の第２実施例を示している。
本実施例では、盤面１２上に支持アーム３０の略中央
を、枢軸３２を介して回転自在に枢着して、支持アーム
３０の両端３３，３４が枢軸３２を中心として回転する
ようにし、該支持アーム３０の両端３３，３４に前記風
車体２１，２１をそれぞれ回転自在に枢支したものであ
る。なお、第１実施例と同種の部位については同一符号
を付し、重複した説明を省略する。

【００２２】それにより、本実施例においては、パチン
コ玉が両側の何れかの風車体２１に当たると、その風車
体２１は自転し、かつ支持アーム３０自体も玉の衝突に
よって枢軸３２を中心に盤面１２を回転するので、その
両側の風車体２１，２１が枢軸３２を中心として公転す
る動きが視られる。従って、公転する風車体２１，２１
に弾かれるパチンコ玉の落下経路が更に複雑化し、視覚
的にも目新しい大きな変化をもたらすことができる。

【００２３】図４は本発明の第３実施例を示している。
本実施例では、盤面１２上に円形の支持プレート４０を
回転自在に枢着し、該支持プレート４０上の適所に複数
の前記風車体２１，２１をそれぞれ回転自在に枢支した
ものである。支持プレート４０は、盤面１２とほぼ同一
平面上に沿うよう枢着されるものであり、また、こ支持
プレート４０の適所にはパチンコ玉を弾く釘１３，１３
…が設けられている。なお、第１実施例及び第２実施例
と同種の部位については同一符号を付し、重複した説明
を省略する。

【００２４】それにより、本実施例においては、盤面１
２自体の一部があたかも動くように構成することがで
き、前記各実施例に比して更に盤面１２上における目新
しい変化を実現でき、マンネリ化を防止し、興趣に富ん
だ遊技を提供することが可能となる。なお、本実施例で
は、支持プレート４０に２個の風車体２１，２１を枢支
したが、その数や配置はこれに限定されるものではな
く、任意に設定することができる。

【００２５】

【発明の効果】本発明に係る役物装置によれば、、盤面
上に打ち出されたパチンコ玉が風車体に当たると、該風
車体が単に回転するのみならず、揺動したり或は公転し
たりして、盤面上におけるその位置を逐次変化させるか
ら、かかる風車体に弾かれるパチンコ玉の動きをより複
雑にして、視覚的にも目新しい大きな変化をもたらすこ
とができる。また、その風車体の変化が入賞するか否か
の結果にも関連することから、パチンコ玉が無事に入賞
口に入るか否かスリルを演出し、遊技客の興味を引き付
けることができ、興趣に富んだ遊技を提供することが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例である役物装置を示す正面
図である。

【図２】本発明の第１実施例である役物装置を備えたパ
チンコ機示す正面図である。

【図３】本発明の第２実施例である役物装置を示す斜視
図である。

【図４】本発明の第３実施例である役物装置を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１０…パチンコ機１２…盤面１５ａ…入賞口２０…役物装置２１…風車体３０…支持アーム４０…支持プレート

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パチンコ機の盤面における入賞口の上方に
配される風車体を有し、該風車体に、盤面上に打ち出さ
れたパチンコ玉が当たって弾かれることにより、パチン
コ玉の落下経路を変化させる役物装置において、前記盤面上に支持アームを振り子状に揺動自在に枢着
し、該支持アームの揺動端側に前記風車体を回転自在に
枢支したことを特徴とする役物装置。
【請求項２】パチンコ機の盤面における入賞口の上方に
設けられる風車体を有し、該風車体に、盤面上に打ち出
されたパチンコ玉が当たって弾かれることにより、パチ
ンコ玉の落下経路を変化させる役物装置において、前記盤面上に支持アームをその両端が回転すべく回転自
在に枢着し、該支持アームの両端側に前記風車体をそれ
ぞれ回転自在に枢支したことを特徴とする役物装置。
【請求項３】パチンコ機の盤面における入賞口の上方に
設けられる風車体を有し、該風車体に、盤面上に打ち出
されたパチンコ玉が当たって弾かれることにより、パチ
ンコ玉の落下経路を変化させる役物装置において、前記盤面上に支持プレートを回転自在に枢着し、該支持
プレート上の適所に複数の前記風車体をそれぞれ回転自
在に枢支したことを特徴とする役物装置。
【請求項４】請求項３記載の役物装置であって、前記支持プレートの適所にパチンコ玉を弾く釘を設けた
ことを特徴とする役物装置。