JPH0636849Y2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JPH0636849Y2
JPH0636849Y2 JP975389U JP975389U JPH0636849Y2 JP H0636849 Y2 JPH0636849 Y2 JP H0636849Y2 JP 975389 U JP975389 U JP 975389U JP 975389 U JP975389 U JP 975389U JP H0636849 Y2 JPH0636849 Y2 JP H0636849Y2
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西川  豊
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株式会社パル
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パチンコ機の入賞装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、パチンコ機にルーレットゲームを合体させたもの
が例えば特開昭60−241476号、特開昭55−122571号等に
開示されている。
前者は、多数の発光ダイオードを円形に配し、特定の入
賞口への入賞により発光ダイオードを順に点滅させ、そ
の点滅がストップした時点での発光ダイオードの位置に
より遊技者に得点を与え、それに対応して可変入賞口を
遊技者に有利となるように変化させるものである。
一方、後者は、円形の周縁沿いに複数の透孔穿設した円
板を緩く水平回転させ、パチンコ球をその円板の外周囲
に設けた円形通路上に転がし、パチンコ球の速度が減少
して円板の透孔のいずれかに入るとその透孔に予め付与
されている内容の利益を遊技者に与えるものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の入賞装置は、前者の発光ダイオード
の点滅を用いたものでは発光ダイオードの点滅を制御す
るのにコンピュータを利用するものであるため、遊技者
側からすると発光ダイオードの停止位置について人為的
操作がなされているように思われ、遊技の興趣が半減す
るものであった。
また、後者のパチンコ球を直接転がすものでは、パチン
コ球の汚れが入賞装置に付着して汚れが目立ち、かつ、
その汚れにより粘着力が生じてパチンコ球の流れが悪く
なり、円滑な作動が長く保てないものであった。
[課題を解決するための手段] 以上のような従来技術の不具合を解消するために本考案
は、次の(a)〜(c)の構成要件を備えてなるパチン
コ機の入賞装置を提供するものである。
(a)ドーナツ状の中空路を有し、該中空路内が透視可
能な透明部材で形成された支持体と、この中空路内に転
動自在に封入された小球体と、所定の条件成立により小
球体に前記中空路の中心軸を中心とした旋回運動を起さ
せる旋回運動手段と、旋回運動手段の停止に伴って停止
した小球体の停止位置を検出する検出手段とから構成さ
れるルーレット装置。
(b)パチンコ球の入賞口を塞ぐ開閉板を設け、該開閉
板を閉じてパチンコ球を受け入れ難くした通常の状態
と、開閉板を開いてパチンコ球を受け入れ易くした状態
とに変化する可変入賞装置。
(c)前記ルーレット装置の検出手段の信号を受けて小
球体が特定の位置に停止したかを判定し、特定位置に停
止したと判定した場合に、前記可変入賞装置を所定の態
様に開かせるようにした可変入賞装置制御手段。
[作用] 旋回運動手段の駆動により小球体が支持体の中空路内で
旋回運動をする。そして、十分な運動エネルギーを小球
体に与えた後旋回運動手段を停止させると、小球体はし
ばらくそのまま旋回運動を続けるがやがて停止する。こ
の停止位置を検出手段で検出し、可変入賞装置が可変入
賞装置制御手段により予め定めた特定の位置に小球体が
停止したと判定した場合に開動作する。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図乃至第3図はルーレット装置Aを示したものであ
る。該ルーレット装置Aは、取付板1に大きな窓孔2を
設け、取付板1の裏面側にこの窓孔2を囲って案内箱3
を形成すると共に、該案内箱3の底壁4上に支持体5を
設けて概略構成される。案内箱3の底壁4は、後部側を
高くした傾斜状に形成すると共に、その上面に円形状の
凹部6が形成されている。そして、その凹部6の外周囲
を適宜等分割し、各領域毎に「0」や「10」等の得点7,
7…が描かれている。
一方、支持体5は、前記底壁4の凹部6の径より若干小
径な円形体であり、この凹部6にその下半部が沈んでい
る。そして、周縁にドーナツ状の中空路8を形成すると
共に該中空路8内部が透視可能なように透明部材で形成
されている。この中空路8内には鋼製の小球体9が挿入
されている。該小球体9は中空路8内を転動自在であ
り、かつ、その位置は支持体5の外部より透視できる。
この小球体9を中空路8内で該中空路8の周壁に沿った
旋回運動を起させる旋回運動手段10は、支持体5をモー
タ11で回転させる構成よりなる。すなわち、前記底壁4
の凹部6の中心下面にモータ11を固着し、このモータ11
の回転軸12を支持体5の中心に突出する軸筒13に連結
し、回転軸12の回転により支持体5を回転させて中空路
8内の小球体9に運動エネルギを与えるものである。な
お、前記案内箱3の底壁4を等分割して得点7,7…を描
いたのと同じく中空路8内部を等分割し、この分割線に
沿って小球体9の下面が僅かに嵌る程度の凹溝14,14…
を形成する突起15,15…を中空路8内周の外側寄りの部
分に設けてあるため、小球体9が支持体5と一体に回転
し易くなっている。
小球体9の停止位置を検出する検出手段16は、発光素子
17と受光素子18の組合せよりなる光学式のセンサーを使
用する。発光素子17は、底壁4の得点7,7…に対応して
該底壁4の下面に固着されている。一方、受光素子18
は、底壁4の凹部6上に支持体5の中空路8より内側に
取付壁19を立設し、該取付壁19の上面に固着されてい
る。もちろん、発光素子17の透光線と一致するように受
光素子18は設定される。そして、支持体5の中空路8に
前記凹溝14,14…に対応して貫通孔20を穿設し、凹溝14
上に小球体9が無い状態では発光素子17の光が貫通孔20
を通って受光素子18により検出されるが、小球体9が有
ると発光素子17の光が該小球体9により遮断されて受光
素子18に至らず、その信号により小球体9の存在が確認
されるのである。なお、発光素子17と受光素子18は、支
持体5が案内箱3の底壁4と同じく後部が高くなるよう
に傾斜しているため低くなった前半部分に小球体9の停
止位置が限定され、従って、この前半部分のみに対応し
て設けられる。
その他、図中案内箱3の天板3aから垂架する球体21は、
ミラーボールを模した装飾用の反射体であり、上部のモ
ータ22により回転してランプ23の光を種々の方向に拡散
するものである。
また、取付板1の前面側には窓孔2内にパチンコ球が飛
び込まないよう透明な前面枠1aが突設されている。
第4図は可変入賞装置Bの斜視図である。該可変入賞装
置Bは、取付板24に入賞口25を設け、この入賞口25の下
縁に開閉板26を枢着し、該開閉板26により入賞口25を開
閉するものである。開閉板26は、裏面の一側に係合腕27
を突設し、この係合腕27の上面にソレノイド28のプラン
ジャ29によって押圧された作動片30の先端が係合してお
り、ソレノイド28の励磁により作動片30の押圧が解除さ
れて開閉板26が自重で前に倒れて入賞口25が開く。ま
た、ソレノイド28が消磁するとプランジャ29がばね31に
より下って作動片30を押圧し、開閉板26の係合腕27が第
4図の反時計方向に回動して該開閉板26が起立する。こ
の状態では入賞口25が塞がれておりパチンコ球は入賞し
得ない。なお、ここに示した可変入賞装置Bは一つの例
示であり、他にも二枚一対の開閉片を起立状態から逆八
字状に開かせるようにした所謂飛行機タイプのものであ
ってもよい。
第5図は、可変入賞装置制御手段Cとルーレット装置A
及び可変入賞装置Bの関係を示したブロック図である。
可変入賞装置制御手段Cの実体は中央演算処理装置であ
る。前記ルーレット装置Aの受光素子18の信号は可変入
賞装置制御手段Cに送られ、また、可変入賞装置制御手
段Cからは可変入賞装置Bのソレノイド28へ制御信号が
送られる。可変入賞装置制御手段Cではどの受光素子18
の信号がOFFであるかを判定する。そして、判定された
結果に応じて予め設定(プログラム)された態様で前記
可変入賞装置Bのソレノイド28を励磁する。この予め設
定された態様とは、例えば、得点7が「0」のところに
小球体9が停止していればソレノイド28の励磁は行わ
ず、得点「1」であればソレノイド28を30秒間だけ励磁
し、「2」であればソレノイド28を30秒間を1ラウンド
としてこれを二ラウンド繰り返す、という具合である。
第6図は本考案の入賞装置を備えたパチンコ機の正面図
である。遊技板32の略中央にルーレット装置Aが取り付
けられ、その下に可変入賞装置Bが取り付けられてい
る。そして、遊技板32の両側には始動入賞口33,33が設
けられている。始動入賞口33,33はルーレット装置Aの
モータ11に連結されていて、該始動入賞口33,33への入
賞がモータ11を駆動させる条件となっている。
次に作用を説明する。
弾発されたパチンコ球が始動入賞口33に入賞するとルー
レット装置Aのモータ11が回転を始める。これにより支
持体5が回転し、小球体9も支持体5と一体となって回
転する。そして、一定時間回転させた後モータ11を急激
に停止させると小球体9は慣性力によりそのまま中空路
8内を旋回する。その後小球体は次第に速度が遅くなり
遂には停止する。このとき、支持体5の後方が高く傾斜
しているため、小球体9が中空路8の最も低い位置を通
過して上へ登りかけたところで力を失った場合は支持体
15の傾斜により低い位置に逆戻りする。この過程でいず
れかの凹溝14,14…に嵌った場合にはそこで停止し、そ
の停止位置が検出手段16により検出される。また、小球
体9が中空路8の最も高い位置を越えて力を失った場合
には位置エネルギによって小球体9は自重で低い方へ転
る。この途中で凹溝14に嵌まればそこで停止して検出さ
れる。
この停止位置は小球体9によって光が遮えぎられた受光
素子18のOFF信号となって可変入賞装置制御手段Cによ
って判定され、その結果に応じて可変入賞装置Bのソレ
ノイド28が制御され、該可変入賞装置Bの入賞口25が開
閉する。
なお、以上の実施例で説明した旋回運動手段10は、支持
体5を回転させるものの他、例えば、支持体5の下面に
磁石を配し、この磁石を回転させて小球体9を吸引しな
がら旋回させるようにしてもよい。
また、小球体9の検出手段は、光学式によるものの他近
接スイッチ等を用いることも考えられる。
そしてさらには、第7図に示したように支持体5を水平
に設置したものであってももちろんよい。この場合に
は、検出手段10は支持体5の全周に対応して設け、ま
た、小球体9を停止させる凹溝14,14…は中心側の内壁
に沿って設ければよい。そうすれば、小球体9が勢いよ
く中空路8内を旋回している場合には遠心力により中空
路8の外側の内壁に沿って移動し、速度の減少と共に中
心側に流れて凹溝14に嵌る。支持体5を水平に設けた場
合には遊技板32の中央にルーレット装置Aを取り付ける
と遊技者の目の高さと支持体5の高さが略同じとなって
小球体9の動きが見難いため、第8図のように下側にル
ーレット装置Aを、中央に可変入賞装置Bを配置するの
が好ましい。
[考案の効果] 以上のように本考案の入賞装置によれば、得点を付与す
るために小球体9の停止という偶然性を利用するため、
遊技者は何らの疑念をも抱くことなくゲームに打ち込む
ことができて遊技の興趣増大に貢献する。
また、小球体9は支持体5内に封入されているため手の
汚れや機械の汚れ等が中空路8内に付着することがな
く、長期に亘って安定的でしかも綺麗な状態で使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はルーレット装置の斜視図、第2図はその縦断面
図、第3図は第2図のX−X線断面図、第4図は可変入
賞装置の斜視図、第5図はルーレット装置、可変入賞装
置、可変入賞装置制御手段の関係を示すブロック図、第
6図はパチンコ機の正面図、第7図はルーレット装置の
他の実施例を示す縦断面図、第8図は第7図のルーレッ
ト装置を装着したパチンコ機の正面図である。 A…ルーレット装置、B…可変入賞装置、C…可変入賞
装置制御手段、5…支持体、8…中空路、9…小球体、
10…旋回運動手段、16…検出手段、25…入賞口、26…開
閉板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーナツ状の中空路を有し、該中空路内が
    透視可能な透明部材で形成された支持体と、この中空路
    内に転動自在に封入された小球体と、所定の条件成立に
    より小球体に前記中空路の中心軸を中心とした旋回運動
    を起させる旋回運動手段と、旋回運動手段の停止に伴っ
    て停止した小球体の停止位置を検出する検出手段とから
    構成されるルーレット装置と、 パチンコ球の入賞口を塞ぐ開閉板を設け、該開閉板を閉
    じてパチンコ球を受け入れ難くした通常の状態と、開閉
    板を開いてパチンコ球を受け入れ易くした状態とに変化
    する可変入賞装置と、 前記ルーレット装置の検出手段の信号を受けて小球体が
    特定の位置に停止したかを判定し、特定位置に停止した
    と判定した場合に、前記可変入賞装置を所定の態様に開
    かせるようにした可変入賞装置制御手段とからなること
    を特徴とするパチンコ機の入賞装置。
JP975389U 1989-01-30 1989-01-30 パチンコ機の入賞装置 Expired - Lifetime JPH0636849Y2 (ja)

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JP2010131443A (ja) * 2010-03-15 2010-06-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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