JP2792844B2 - 環付きホルダーの係止体 - Google Patents
環付きホルダーの係止体Info
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Description
係る掛止体に関する。詳しくは、小物を鎖や紐その他の
索条の一端に付け、当該索条の他端には環を付けたキー
ホルダーに代表される環付きホルダーの当該環を被掛止
物に掛止すべく、当該被掛止物に突き出して設けた環付
きホルダーの係止体に関する。
下、特に指定のない限り、環付きホルダーのことを単に
「ホルダー」という。)は、鎖やひもその他の索条の一
端に小物を付け、当該索条の他端に環を付けてなる。そ
して、この環を介して、当該ホルダーは、例えばホルダ
ーを取り付けておく台であるホルダー取付台に設けられ
た係止片に当該環が引っ掛けられて吊される。ここで、
ホルダー取付台の係止片とは、ホルダー取付台の正面側
に突出した状態で設けられ、ホルダーの環が引っ掛けら
れる形態にあるものをいう。なお、ここでいう係止片と
いう名称は、ホルダー取付台の一部ということでそのよ
うに呼称したが、これを取付台本体から取り外して一部
品として捉えた場合は、係止体または係止具ということ
にする。
は、L字形をした市販の係止具(以下、単に「L字形係
止具」という。)を利用したり、あるいは棒状をした係
止体(以下、単に「棒状係止体」という。)を利用する
ことが一般的である。なお、棒状係止体を利用するとき
は、当該棒状係止体自体をその一端が上方に向くように
傾斜した状態で取付けることによって、当該棒状係止体
からそこに掛けてあるホルダーが落ちにくくなるように
工夫されていた。
は、固定されており、一旦取付けるとその取付け状態を
変更するのは困難である。このため、ホルダーの環の径
や、ホルダーの重量の違い、一つの係止具等に掛けられ
るホルダーの数の多少によっては、ホルダーの上記係止
具等に対する取付けや取り外しの難易に差がある。
鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課
題は、ホルダーの環の径や、ホルダーの重量の違い、ホ
ルダーの数の多少に拘らずホルダーの外れ具合いを必要
に応じて調整できる環付きホルダーの係止体を提供する
ことにある。
するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の環付きホルダーの係止体は、物品を索条の一端に付
け、当該索条の他端には環を付けた環付きホルダーの当
該環を掛止するために被掛止物から突き出して設けられ
る環付きホルダーの係止体において、少なくとも一端側
にねじ部を有するとともに前記被掛止物から突き出す棒
状体と、この棒状体の他端側において当該棒状体の径方
向に放射状に広がるとともに前記棒状体の中心線から偏
心した状態で前記棒状体に固定されるフランジ部とを備
えたことを特徴とする(請求項1に相当)。以下各構成
要件について説明する。 (索条)索条とは、紐・鎖・針金等の長細い物である。 (被掛止物)被掛止物とは、環付きホルダーの係止体を
突き出した状態で取付けられるものであれば、ホルダー
取付台等、何でもよいが、好ましくは、環付きホルダー
をぶら下げておけるものが好ましく、例えばリング形状
をしたものが良い。 (棒状体)棒状体とは、細長く有る程度の強度をもった
物体であればなんでもよいが、被掛止物に一端固定他端
自由の片持ちはり的に取り付けられるものである。 (フランジ部)フランジ部としては、平板形状をしたも
のであればよい。 〈本発明における付加的構成〉本発明の環付きホルダー
の係止体は、前述した必須の構成要件からなるが、その
構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立す
る。その付加的構成要素とは次の通りである。 (1)前記フランジ部は、前記棒状体に嵌まる穴を当該
フランジ部の中心から偏心位置に有する円盤状部材であ
る(請求項2に対応)。 (2)前記棒状体は、その周囲にねじ部を有する胴部
と、この胴部の一端に形成されたヘッドとを有するトラ
スネジである(請求項3に対応)。 (3)トラスネジに前記フランジ部と、前記胴部のうち
前記被掛止物から突き出す部分に外嵌されるカラーと、
トラスネジと螺合するナットと、このナットおよび前記
カラーの間に位置する皿ばねとが順次嵌合される(請求
項4に対応)。
物品を索条の一端に付け、当該索条の他端には環を付け
た環付きホルダーの当該環を掛止するために被掛止物か
ら突き出して設けらる環付きホルダーの係止体におい
て、この環付きホルダーの係止体は、外周面にねじ部を
有するとともに前記被掛止物から外部へ突き出し、当該
突き出し部分の先端に頭部を有する棒状体と、この棒状
体の突き出した部分における前記頭部側に位置するとと
もに当該棒状体の径方向に放射状に広がりかつ前記棒状
体の中心線から偏心した状態で前記棒状体に遊嵌される
フランジ部と、このフランジ部と連続して前記棒状体に
外嵌されるカラーと、前記棒状体のねじ部のうち前記被
係止物の外部へ突出しない側のねじ部と螺合するナット
と、当該ホルダー係止体を前記被係止物に取付けるにあ
たり前記ナットおよび前記被掛止物の間に位置する皿ば
ねとを有する(請求項5に対応)。以下各構成要件につ
いて説明する。 (索条)索条とは、紐・鎖・針金等の長細い物である。 (被掛止物)被掛止物とは、環付きホルダーの係止体を
突き出した状態で取付けられるものであれば、ホルダー
取付台等、何でもよいが、好ましくは、環付きホルダー
をぶら下げておけるものが好ましく、例えばリング形状
をしたものが良い。 (棒状体)棒状体とは、細長く有る程度の強度をもった
物体であればなんでもよいが、被掛止物に一端固定他端
自由の片持ちはり的に取り付けられるものである。 (フランジ部)フランジ部としては、平板形状をしたも
のであればよい。
にねじ部を有する棒状体を有するので、被掛止物のうち
係止体の取付けられる箇所にきりもみした穴を開け、こ
の穴に前記ねじ部をねじ込むことで被掛止物に係止体を
取付けることができる。
ねじ部の反対側には、フランジ部があるので、棒状体を
前記ねじ部を介して被掛止物に取付けると、当該フラン
ジ部は、棒状体のうち前記被掛止物から突き出た部分の
先端側に位置することになる。 しかも、このフランジ
部は、棒状体と固定された状態にあるので、環付きホル
ダーを外す際に多少の外力が加わっても棒状体に対して
回転しない。また、フランジ部は、棒状体の径方向に放
射状に広がるとともに棒状体の中心線から偏心している
ので、フランジ部による上方側への突出量は、棒状体の
回転位置によって変化する。これはすなわち、当該突出
量が少なければ棒状体に環付きホルダーをその環を介し
て掛けた状態で、環付きホルダーが棒状体、すなわち係
止体から外れ易い状態にあることを意味し、逆に突出量
が多ければ外れ難いことを意味する。したがって、環付
きホルダーの係止体からの外れ具合いを必要に応じて調
整できるので、極めて使い勝手がよい環付きホルダーの
係止体ということができる(請求項1および請求項5に
対応)。
を当該フランジ部の中心から偏心位置に有する円盤状部
材であるので、フランジ部の穴に嵌められている棒状体
を起点としてそこから当該棒状体の径方向へのフランジ
部の突出量は連続的に変化する(請求項2および請求項
5に対応)。
ドにはねじ溝が形成されている。したがって、トラスネ
ジに固定されるフランジ部の上方への突出量を調整する
に当り、ドライバーの刃先を当該ねじ溝に差し込で回す
ことでもできるので便利である(請求項3および請求項
5に対応)。
部の大部分を外嵌するカラーと、トラスネジと螺合する
ナットと、このナットおよび前記カラーの間に位置する
皿ばねとが順次嵌合されるので、本発明環付きホルダー
の係止体を被掛止物に取付けるには、ナットおよび皿ば
ねを外し、被掛止物に設けた穴に、トラスネジをその胴
部にフランジ部とカラーとを付けた状態で当該胴部のう
ち前記フランジ部およびカラーが外嵌されていない部分
を貫通させ、当該貫通部分に前記皿ねじを嵌合するとと
もにナットを螺合する。すると皿ねじによるトラスネジ
の軸方向への弾撥力によって、フランジ部とカラーと
は、トラスネジのヘッドに向けて圧接される。したがっ
て、フランジ部は、カラーとヘッドとの間に挟持されて
いるので、フランジ部とカラーとの間およびフランジ部
とヘッドとの間には、摩擦抵抗を生じるようになる。し
たがって、当該摩擦抵抗によってフランジ部を動かなく
することができる。そして、フランジ部による上方側へ
の突出量は、フランジ部だけを指で所望角度回すことで
できるので、ドライバーを使わなくても簡単に当該突出
量の調整ができる(請求項4および請求項5に対応)。
から図24の図面に基いて説明する。なお、この実施の
形態では、本発明を対象物獲得ゲーム装置(プライズマ
シーン)の一構成部品として適用した。 (第1の実施の形態)図1から図22の図面に基いて説
明する。 (対象物獲得ゲーム装置1)対象物獲得ゲーム装置1
(以下単に「プライズマシーン1」という。)は、メダ
ルまたは硬貨(以下、メダルおよび硬貨のことを「メダ
ル」という語句で総称する。)を投入することによっ
て、対象物であるぬいぐるみ等の景品(物品、所望品)
2(図4の領域IIIで示す部分の拡大斜視図であって、
本発明に係る環付きホルダーの係止体と環付きホルダー
との係止関係を示す図3参照)を景品獲得機構部3(昇
降機構部)を操作することによって獲得できるようにし
たゲーム装置である。
物獲得ゲーム装置の正面図を示す図1、図1の側断面図
を示す図2、図2のIV-IV線断面図を示す図4および図
2のV-V線断面図を示す図5等からわかるように、その
全体形状がほぼ直方体形状をしたものであって、下方部
に位置する基台としての操作部4と、操作部4の上部に
位置する遊戯部5とをその基本構成としている。なお、
このプライズマシーン1は多数人が同時にプレーできる
ようになっており、この実施の形態では、図1および図
4からわかるように、プライズマシーン1の正面に正対
した状態での左右両側で同時に2人の遊戯者がプレーで
きる。
ーン1に遊戯者が対面してプレーする側の面をいい、図
1に正対したときの手前側の面(図2の右側の面)のこ
とである。同様に図1の向こう側の面(図2の左側の
面)を背面という。以下、これらに準拠して、図1の右
側、左側、上側および下側に位置する面をそれぞれ右側
面、左側面、上面および下面ということにする。
び図4からわかるように、その上部正面側(プライズマ
シーン1の高さ方向におけるほぼ中央部正面側)に位置
するほぼ円弧形フランジ状のコントロールパネル6(以
下単に「コンパネ6」という。)と、コンパネ6が適宜
のねじで取り付けられ、かつ操作部4の大部分を占める
基台部7とからなる。
ように、その上表面にメダルを投入するメダル投入口8
や、前記景品獲得機構部3を遊戯者が操作するための操
作ボタン9a・9bや、図2のIV-IV線断面図を示す、
ゲームの遊び方を記した遊び方説明板11を備えてい
る。尚、操作ボタン9a・9bは、メダル投入口8にメ
ダルを入れることで操作可能状態となる。その取扱い方
については後述する。
に、背面側に位置し平断面でほぼ矩形状をした後部7−
1と、正面側に位置し平断面で截頭三角形状をした前部
7−2とからなり、平断面全体として変形六角形状をし
た中空体である。
ように、開口部7oとして開口しており、この開口部7
oは、基台部7の上端縁7eから幾分下方の位置で基盤
7bによって覆われている。また、上端縁7eには、遊
戯部5の後述する筐体22が鉄枠23を介して取付けら
れており、基盤7bの上面には、景品獲得機構部3や後
述するリング構造体24が設置されている。
のVI−VI線断面図を示す図6からわかるように、当該周
縁に沿って等間隔に位置する4つの箇所に矩径穴7cを
形成してある。各矩径穴7cには、それぞれ支持ローラ
7rが、その一部が基盤7bの上表面から突出した状態
で、取付けブラケット7fを介して保持されている。ま
た、これら4基の支持ローラ7rには、前記リング構造
体24の後述するベース40が、水平面(図5に示され
る平面)内で回転自在に載せてある。
は、ベース40をその径方向に移動不能に保持する保持
ローラである。この保持ローラ7gは、図2、図5およ
び図6からわかるように、基盤7b上でかつ支持ローラ
7rに対応してやはり四基、水平状態で回転するように
設けられている。そして、各保持ローラ7gは、それぞ
れが支持ローラ7rの近傍、かつ支持ローラ7rよりも
図4、図5および図6に示す垂直中心線L側に位置する
ように、基盤7bに固定したローラ支持体7sを介して
設けられている。
は、遊戯者が景品2を獲得した場合に当該景品2をプラ
イズマシーン1の外部へ取り出すための景品取り出し口
15に通じる景品落し穴15h・15hが形成されてい
る。
に、基台部7の正面にメダル払い戻し口16とともに設
けられている。また、基台部7の下面(底面)には、プ
ライズマシーン1を移動するための移動輪17、および
プライズマシーン1が遊戯場に設置されたときに、プラ
イズマシーン1の均衡を保つためにその設置場所の平衡
度に合わせて、鉛直方向に伸縮される脚19が、それぞ
れ4個設けられている。
の透明パネル板21aで覆われるとともに、左、右両側
面および背面がそれぞれ飾り平板21bで覆われること
で、その内部に遊戯空間Sを有する(図1、図2および
図4参照)。この遊戯空間Sにおける遊戯の内容は、正
面側外部から前記透明パネル板21aを通して見ること
ができる。また、この遊戯部5は、前記透明パネル板2
1a と飾り平板21bとを構成要素に含む筐体22
と、この筐体22内に設けられたリング構造体24と、
リング構造体24内に配置されており遊戯者が欲する所
望の景品2に対して鉛直方向における所望場所に向けて
移動できる機構である後述の可動部52を有する前記景
品獲得機構部3とを有している。
からわかるように、基台部7の上端縁7eに補強材とし
て設けられた鉄枠23に載置されている。この筐体22
は、当該上端縁7eのほぼ四隅部にそれぞれまっすぐ上
方に立てた断面箱形のプレートガータ21cと、このプ
レートガータ21cを支柱としてこれらプレートガータ
21cに取付けられる前記透明パネル板21aおよび前
記飾り平板21bとからなる。
である四隅部とは、図4や図5からわかるように、遊戯
部5の前記透明パネル板21aの両端とこれら両端にそ
れぞれ対応する左右の各飾り平板21bの各一端との接
合箇所36L・36R、および当該左右の飾り平板21
bの各他端と背面側の飾り平板21bの両端との接合箇
所37L・37Rのことである。
は、図1〜図3からわかるように、これに景品2が掛け
られた状態で遊戯部5内で回転するものである。
除く)からわかるように、景品2が直接掛けられ、かつ
これを保持する部分である複数のリング体24r(保持
体、被掛止物)と、これら複数のリング体24rを支え
るために鉛直方向に延びる複数の支柱24cと、支柱2
4cおよびリング体24rを回転することで、リング体
24rに取り付けてある景品2を遊戯部5内で回転する
駆動機構としてのリング駆動機構25とを基本構成とし
ている。
体24rと4本の支柱24cとが用いられている。これ
らリング体24rや支柱24cは、リング駆動機構25
の後述するベース40に載置された状態で、垂直中心線
Lを回転中心として時計回り、または反時計回りのいず
れか一方または両方に回転する。
各支柱24cに所定の間隔(この実施の形態では等間
隔)でベース40と平行に取付けられている。
景品2をキーホルダーに代表される環付きホルダーhで
ぶら下げた状態で係止するために、その先端がリング体
24rの径方向外方へ突き出している係止体26Aが、
リング体24rの外周面における周方向に所定間隔(こ
の実施の形態では等間隔)で複数個取り付けてある。
(索条)h1の一端に、また鎖h1の他端には環h2を
付けたものであり、環h2を介して景品2をリング体2
4rの所望場所にぶら下げておくためのものをいう。
(図17参照)に示すように、周囲にねじ部28sが形
成された胴部28bとこの胴部28bの一端に形成され
たヘッド28hとを有するトラスネジ28(棒状体)
と、ねじ部28sと螺合するナット28nと、トラスネ
ジ28の胴部28bに嵌められるトラスネジ28とは別
体のフランジ部30およびカラー32とから構成されて
いる。
に示すように、これをトラスネジ28の胴部28bに嵌
めたときにトラスネジ28のヘッド28hと接触する。
また、このときに、フランジ部30が胴部28bの径方
向に放射状に広がりかつトラスネジ28の中心線lから
偏心状態になるように、フランジ部30の胴部28の嵌
合まる穴30hは、フランジ部30の中心点から偏心し
た位置にある。
bの半分よりも幾分長めの中空円筒体のことであり、ト
ラスネジ28の胴部28bのうち、フランジ部30とリ
ング体24rとの間の部分に嵌められる。
バネ等のバネ体である。バネ体34は、係止体26Aを
リング体24rに取り付けたときに、ナット28nとリ
ング体24rの裏面(内面)との間に位置する。このバ
ネ体34のトラスネジ28の軸方向への弾撥力によっ
て、フランジ部30とカラー32とは、トラスネジ28
のヘッド28hに向けて圧接される。したがって、フラ
ンジ部30は、カラー32とヘッド28hとの間に挟持
された状態になる。
のリング体24rへの取付けにあたり、ナット28nと
皿バネ等のバネ体34とを用いたものとして示したが、
これらは必ずしも用いなくともよい。すなわち、リング
体24rのうち、係止体26Aの取付け箇所に設けたト
ラスネジ28の通る33穴にトラスネジ28のねじ部2
8sをねじ込むことでトラスネジ28をリング体24r
に植設するようにしてもよい。
っすぐ延びている支柱24cの各々は、次に述べるリン
グ駆動機構25のベース40の周方向に等間隔で配置さ
れている。
5(駆動機構)は、プライズマシーン1のオペレータ
が、プライズマシーン1の図示しないメインスイッチを
入れることによって、リング体24rと支柱24cとを
回転するものであって、既述した基台部7の基盤7bに
取付けてある。
図6に示すように、リング駆動モータ36と、このリン
グ駆動モータ36の駆動力がリング駆動ベルト38を介
して伝達されることで、基盤7b上で垂直中心線L(図
5および図6参照)を回転中心として回転する平板リン
グ状のベース40とを基本構成としている。
タ36は、図5からわかるように、基盤7bの上表面に
おける飾り平板21bの端部同士の接合部37L・37
Rのいずれか一方の近傍(この実施の形態では右側の接
合部37Rの近傍)に設けられたスライダヘッド41を
介して、ベース40に対して自在に近づけたり遠のけた
りできる状態で基盤7b上に設置されている。なお、ス
ライダヘッド41の位置を適宜変えることで、リング駆
動ベルト38の張り具合いを調整できる。
ようにその回転軸36sを基盤7bから突出させた状態
で基盤7bの下面側に取付けられたモータ本体36m
と、回転軸36sに嵌められて基盤7bの上表面に位置
する駆動用Vベルト車36rとからなる。この駆動用V
ベルト車36rには、前記リング駆動ベルト38の一部
が巻掛けられ、このリング駆動ベルト38の別の一部に
は次に詳述するベース40の従動用Vベルト車46に巻
掛けられている。
および図6からわかるように、基盤7bからその上方に
幾分離れて位置する平板リング44と、垂直中心線Lに
関して平板リング44と同軸となるようにこの平板リン
グ44の下面側に固定された従動用Vベルト車46とか
らなるものである。なお、この従動用Vベルト車46の
径は、平板リング44よりも一回り小径となっている。
すものは、それぞれ平板リング44および従動用Vベル
ト車46の中心穴である。これら中心穴44hおよび4
6h内に、景品獲得機構3の後述する支持台56が、垂
直中心線Lに関して当該中心穴44hおよび46hと同
軸に配置されている。
図2および図6に示すように、その上表面に、支柱24
cが、上方に向けて延びるように取付けられている。各
支柱24cの平板リング44における取付け箇所は、図
4からわかるように、平板リング44の外周縁寄りであ
って、各支柱24cは、等間隔で配置されている。ま
た、平板リング44と後述の台座48の外周部分を覆う
ように、図2および図6に示すように、横断面土手状の
飾り壁44rを設けてある。
車46は、平板リング44と同じくリング形状をしてい
る。その外径寸法は、基盤7bに形成された前記矩形穴
7c外縁の垂直中心線Lからの距離とほぼ同じであり、
内径寸法は、平板リング44のそれとほぼ同じ寸法であ
る。また、従動用Vベルト車46の内面46eには、前
記保持ローラ7gのローラ本体7mが当接する。
動用Vベルト車46の下面である。この下面46dには
前記支持ローラ7rが当接する。すなわち、ベース40
は、支持ローラ7rに載せられた状態で、保持ローラ7
gによって垂直中心線Lを中心とした径方向への位置ず
れが防止されている。なお、従動用Vベルト車46の外
周面には、リング駆動ベルト38を巻掛ける溝46cが
形成されている。
リング駆動ベルト38の一部を巻掛け、リング駆動ベル
ト38の別の一部を従動用Vベルト車46の溝46cに
巻掛けてからスライダヘッド41のベース40に対する
位置を変えることでリング駆動ベルト38の張り具合い
を調整し、このようにしてリング駆動モータ36の駆動
力をベース40に伝達する準備ができれば、垂直中心線
Lを回転中心としたベース40の回転が可能になる。
7b上で支持ローラ7rと保持ローラ7gとによって支
持されているため、ベース40の平板リング44上に支
柱24cを介して取付けられているリング体24rは、
これに保持されている景品2とともに、垂直中心線Lを
回転中心として、次に詳述する景品獲得機構3の周りを
安定状態で回転するのである。
2および図4に示すように、リング構造体24の内部
に、すなわち、リング構造体24の各リング24rとリ
ング体支柱24cによって取り巻かれてなる円筒形状の
空間S’に位置するように基盤7b上に構築されてい。
また、景品獲得機構3は、平板リング44や従動用ベル
ト車46の中心穴44h、46h内に配置してある。
材の置かれる載置台としての台座48と、台座48から
上方に延びる2本の支柱50と、所望の景品2を獲得す
るために、遊戯者による操作ボタン9aの操作に従って
鉛直方向における所望場所に向けて各支柱50に沿って
それぞれ移動する2組の可動部52と、各可動部52を
動かす2組の駆動部54(駆動源)とからなる。
からわかるように、基盤7bの上表面に固定して置かれ
る支持台56と、支持台56の上表面に置かれ、この支
持台56と垂直中心線Lに関して同軸となるように固定
された円盤状の配置台58とからなる。なおこの配置台
58は支持台56よりもかなり外径を大きく設されてい
る。
図6からわかるように、平板リング44の中心穴44h
および従動用Vベルト車46の中心穴46h内にそのほ
ぼ下半分が位置し、残りのほぼ上半分が平板リング44
の上表面から上方に突出した状態で基盤7b上に固定さ
れた4枚の壁体56w(図5参照)から構成された中空
の枠である。そして、この支持台56の上端には、支持
台56の内側へ突出するフランジ状の板材56f(図6
参照)が一体に固定されている。この板材56fは、そ
の上に配置台58を安定した状態で載せるためのもので
あり、当該板材56fを介して、支持台56と配置台5
8とが一体に固定される。
既述のように固定状態で置かれているので、これと一体
の配置台58も回転しない。すなわち、基盤7b上の台
座48はそれ自体は動かない。なお、支持台56の前記
上方への突出量は、次に詳述する配置台58の支持ロー
ラ60の高さ寸法と合致したものとなっている。
の上に固定された円盤状体であって、図6に示すよう
に、ベース40の平板リング44よりも幾分小径であ
る。そして、この配置台58の下面における周縁寄り箇
所には、下方を向いた支持ローラ60が周方向に等間隔
で四基取付けられている。この支持ローラ60によっ
て、配置台58は、平板リング44の上方向への動きが
規制される。
2および図6に示すように、前記ガイドローラ7gと同
じ構造のものであり、その取付け方だけが異なる。すな
わち、支持ローラ60は、前記平板リング44の上表面
と接触するローラ本体60bと、ローラ本体60bを回
転自在に支持しかつ配置台58の下面に固定するローラ
支持体60sとからなる。なお、支持ローラ60は、常
時平板リング44と接触しているわけではなく平板リン
グ44にガタが生じたときに接触するものである。
心線L1とL2とによって、4分割されてなる4つのエ
リアがある。これら4つのエリアのうち背面側に位置す
る右エリアRおよび左エリアL内に、前記支柱50、可
動部52および駆動部54を一組としたものがそれぞれ
配置されている。
54は、上記左右のエリアL・Rで同一のものを用いて
いるので、一方の右エリアRに係るもののみについて次
に詳述し、左エリアLに係るそれらについては、特に説
明のない限り、同一部分に同一符号を付して説明を省略
する。
下方向に案内するものであって、図7に示すように配置
台58から上方に延びる門型形状の支柱体をなす2本の
柱50l、50rから構成されている。当該左右の柱5
0lおよび50rは、図7に示すように、可動部52の
後述するローラ74u・74dが走るレール体として機
能する。
て、その天井面50cの外側端が、飾り平板21bの端
部同士の接合部37Rを向くように、プライズマシーン
1の正面に対して斜めに配置してある(なお、左エリア
Lの支柱50にあっては、天井面50cの外側端が、飾
り平板21bの端部同士の接合部37Lを向くようにな
っている。)。
図7からわかるように、滑車60が備えられている。ま
た、配置台58の上面における滑車60のほぼ真下に
は、駆動部54が備えられている。
7に示すように、滑車60を経由したワイヤ62でつな
がっている。そして、支柱50と、駆動部54と、ワイ
ヤ62と、滑車60とで、可動部52を鉛直方向に昇降
する昇降機構部64を構成する。
(軌道体)68を含む可動部52とは、リング体24r
によってそれらの周囲が取り巻かれている。この状態で
リング体24rは、既述したリング駆動機構25によっ
て、それら昇降機構部64、可動部52の周囲を回転す
る。このためリング体24rに係止されている景品2も
昇降機構部64とスライドガイド(案内体、軌道体)6
8との周囲を回転するようになる。これはすなわち、景
品2を備えたリング体24rの回転方向(所定方向)に
おいて、前記スライドガイド68が景品2に対して相対
的に接近しかつ遠のくことを意味する。
うに、駆動部54によるワイヤ62の移動によって、支
柱50に案内されながら鉛直方向に移動するものであ
る。
および図11からわかるように、支柱50をその長手方
向に走るメイン台車66と、全体形状がほぼ直線状体で
あって、一端側がメイン台車66に固定されて当該メイ
ン台車66と一体化しかつ他端側が正面側斜め下方に傾
斜したスライドガイド68と、このスライドガイド68
をその長手方向に沿ってスライドするサブ台車69(発
射体、降下体)と、サブ台車69をスライドガイド68
に沿ってその前記一端側における所定箇所にまで引き上
げる引き上げ機構72とから基本構成されている。
にその一端がメイン台車66と固定状態にあるので、こ
の一端を、以後特に説明のない限り、固定端ということ
にし、同様に、前記他端のことを、方向性を示すために
便宜上、先端ということにする。
の一構成部材であるといえるので、可動部52が、既述
したように支柱50に案内されて鉛直方向に移動すると
いうことは、スライドガイド68が、鉛直方向に移動す
ることに他ならない。
台車69が走行するようになっており、そのためにスラ
イドガイド68の内部には、中空の案内路68g(後
述)が当該スライドガイド68の長手方向に沿って形成
されている。
先端側を正面側下方に傾斜するようにしたのは、スライ
ドガイド68の固定端側、すなわちスライドガイド68
の先端よりも上位に位置する側における所定の位置にま
でサブ台車69を引き上げて、そこからサブ台車69を
自然降下させるためである。したがって、スライドガイ
ド68における上記上位の所定位置のことを以後、サブ
台車引き上げ位置という。という。当該サブ台車引き上
げ位置は、具体的には、図10におけるサブ台車69の
位置、すなわちメイン台車66の手前位置である。
回のプレーが終了すると、その都度、支柱50の上端位
置にまで自動的に戻るようにようになっており、遊戯者
が、既述した操作ボタン9aを押している間は、可動部
52は、支柱50の上端位置から下方へ向けて移動す
る。すなわち、遊戯者による操作によって可動部52を
移動できるのは、支柱50の上から下へ向けてであっ
て、下から上へ向けてはできない。そして、可動部52
の停止は、操作ボタン9aから遊戯者が指を離すことに
よってなされる。
て、遊戯者は、可動部52を支柱50に沿って下方に移
動する場合には、当該支柱50における所望の位置に移
動できる。
aの操作によって、可動部52の動きを制御するものと
して示したが、操作ボタン9bによって当該動きを制御
するようにしてもよい。操作ボタン9bの操作について
は後述する。
2、スライドガイドの側面図であって、ハンマーがサブ
台車引き上げ位置にある状態を示す図10およびスライ
ドガイドの側面図であって、ハンマーがスライドガイド
の最下部まで降下した状態を示す図11からわかるよう
に、その全体形状が側面から見て上下方向に延びるほぼ
長方形状をしたものである。その上下端には、それぞれ
前記支柱50に沿って動く一対の上部ローラ74uと下
部ローラ74dが、メイン台車66の外壁をなしかつス
ライドガイド68の側面に対して平行な左右の基板75
にそれぞれ回転自在に取付けられている。これらの基板
75のうちの少なくとも一方には、スライドガイドの縦
断面を示す図12に示すように、その上端部にワイヤ6
2の先端を係止する係止片76が設けられている。ま
た、メイン台車66の中央部には、基板75同士の間に
サブ台車69をサブ台車引き上げ位置で停止させておく
ためのサブ台車停止機構(停止機構)78を設けてあ
る。
とスライドガイド68とを既述のように取り付けた際
に、スライドガイド68内に設けた前記案内路68g内
にその一部が位置するように、構成されている(後
述)。
スライドガイド68と一体化しており、しかも上述のよ
うにサブ台車停止機構78の一部が案内通路68g内に
停止しているので、スライドガイド68にサブ台車停止
機構78を備えてあるともいえる。
構78は、図12に示すように、メイン台車66の基板
75に取付けた電磁ソレノイド82と、この電磁ソレノ
イド82の可動ロッド84にリンクしたカギ部85とか
らなる。これら電磁ソレノイド82のカギ部85側の一
部とカギ部85とが、サブ台車停止機構78の一部とな
って、既述のようにスライドガイド68の案内路68g
内に位置する。
2は、図12およびスライドガイドをサブ台車引き上げ
位置に引き上げた状態を示す要部断面を示す図13に示
すように、その可動ロッド84が位置する下端側を上端
側よりもスライドガイド68の先端側に位置させた傾斜
状態で、ソレノイド基板82bを介して前記両基板75
間に配置されている。
アーム84eが取付けられ、このリンクアーム84eを
介して可動ロッド84とカギ部85の後述する板材86
とが回転自在に連結されている。
タン9bを押すことで通電され、これによって可動ロッ
ド84を内部へ繰り込むようになっている。操作ボタン
9bを押すタイミングについては後述する。
すように、矩形状をした板材86と、この板材86の一
端86f(スライドガイド68の先端側に位置する端の
こと)側部分に垂直に取付けられ、当該板材86の下縁
86dに上から臨むように設けた係止棒88とからな
る。
うに、スライドガイド68の外側面68sと平行になっ
ている。
クアーム84eが連結されており、その基端86r(ス
ライドガイド68の固定端側にある端のこと)寄り箇所
でソレノイド基板82bの下端82b−1に枢支されて
いる。したがって、可動ロッド84が伸縮すると、板材
86は、上記下端82b−1を回転中心として時計廻り
にまたは反時計廻りに回転する。
ないと、すなわち操作ボタン9bが押されていないと、
可動ロッド84が繰り出されるので、板材86は、時計
廻りに回転し、その下縁86dが、スライドガイド68
の後述する底板68dと当接するようになる。したがっ
て、この時、当該下縁86dに上から臨むようにして板
材86に取付けてあった前記係止棒88も底板68dと
当接する。
は、スライドガイド68の幅方向に対して平行、すなわ
ちスライドガイド68の長手方向と直交する配置関係に
ある。
8(移動機構、軌道体)は、図12乃至図14からわか
るように、その内部に長手方向に延びる空間を有する中
空六面体であって、天板68uと、底板68dと、左側
板68lと、右側板68rと、前板68fと、後板68
bとを基本構成としている。そして、当該内部空間に
は、これを案内路(軌道)68gとして、その長手方向
に移動する、サブ台車69の後述する台車本体94が収
容されている。
天板68uの内面には、サブ台車69が引き上げ機構7
2によって前記サブ台車引き上げ位置にまで引き上げた
際に、サブ台車69の後述するハンマー体96をその揺
動範囲における振り上げ位置(図13に示した位置、お
よび図15の矢印XVI方向から見た状態を示す図16に
おけるスライドガイド68の固定端側に実線で示した位
置)にまで振り上げるためのハンマー振り上げ板89
(振り上げ機構)、およびサブ台車69がスライドガイ
ド68に沿ってその先端(最下端)に来たときに、後述
のハンマーロック機構104によるロックを解除し、こ
れによってハンマー体96を振り降ろすためのハンマー
ロック解除機構としてのハンマー振上げ解除ブロック9
0が取付けられている(図12、図15および図16参
照)。
は、軌道体としてのスライドガイド68の天板68uに
設けられているので、軌道体に備えられているといえ
る。また、天板68uの内面のうちスライドガイド68
の固定端側でメイン台車66の先方には、スライドガイ
ド68の幅方向に図示しない発光部と受光部とを設けて
なる光センサとしてのベルトフック検出センサ91を取
付けてある。このベルトフック検出センサ91は、前記
引き上げ機構72の後述するタイミングベルト72tの
ベルトフック72t−1が、上記発光部から受光部に向
かう光を遮ることで、サブ台車69がサブ台車引き上げ
位置にあることを検知するためのものである。
イド68の先端右側には前記引き上げ機構72の一構成
要素であるベアリング101を有するベアリングブロッ
ク102(図14参照)が形成されている。ベアリング
ブロック102は、前記引き上げ機構72の後述するサ
ブ台車引き上げ用モータ72mとスライドガイド68の
長手方向において対向している。そして、そのベアリン
グ101に、前記後述するとしたタイミングベルト72
tが巻掛けられる。
69がスライドガイド68に沿ってその最下端に来たと
きに、サブ台車69のそれ以上の進行を阻止する阻止板
70が設けられている(図12参照)。
上げ板89は、図12等に示すように、長寸で幅狭の板
材を加工したものであって、当該板材の一端部の一部ま
たは全部を直角に折り曲げることによって折曲げ部89
eを形成し、一縦断面でほぼL字形をしたものである。
れを天板68uに取り付けたときに、当該直角に折り曲
げた折曲げ部89eがスライドガイド68の固定端側に
位置しかつ当該折曲げ部89eの先端が下方に位置する
ように、その主部89mが天板68uの内面に取り付け
られている。
げ部89eと反対側の端部または当該端部近傍の天板6
8uの内面には、ハンマー振り上げ板89の幅方向に図
示しない発光部と受光部とを設けてなる光センサとして
のベルトフック検出センサ89sが取付けられている
(図14参照)。このベルトフック検出センサ89s
は、前記後述するとしたベルトフック72t−1がスラ
イドガイド68の先端側にあることを検知する。
9がサブ台車引き上げ位置に至る直前でサブ台車69の
後述するハンマー体96の上端隅pと当接するように
(図13および図15参照)、当該折り曲げ部89eと
上端隅pとは、スライドガイド68の長手方向における
ハンマー体96の軌道上において対応されている。位置
するようになっている。
マー振上げ解除ブロック90(ハンマーロック解除機
構)は、図12、図14〜図16からわかるように、平
面で長四角形状したブロック体の一隅部を切り欠いてな
る如き形状体であって、斜交面90cを有する。
0は、これをその斜交面90cが鉛直方向に平行にかつ
図16の斜め左下を向くように、天板68uの内面に取
り付けてある。
0cに連続しスライドガイド68の長手方向先端側に延
びる主面である。また、スライドガイド68の底板68
dは、左側板68lと右側板68rとをその下縁をスラ
イドガイド68の内側に折り曲げて断面L字形とし、そ
の際に当該折り曲げ部分の間に、すなわち底板68dの
幅方向中央に長手方向に延びる案内スリット92ができ
るようにしたものである。この案内スリット92を介し
て、サブ台車69の後述するハンマー体96が、底板6
8dから垂下状態でかつ当該案内スリット92に沿って
スライドするようになっている。
8の固定端側下方には、サブ台車69がスライドガイド
68の固定端側にあることを検知する光センサとしての
サブ台車位置検出センサー93を設けてある。
ック検出センサ91と同様であって、スライドガイド6
8の幅方向に配置した図示しない発光部と受光部とから
なる。そして、サブ台車69に設けられた遮光板109
が上記発光部から受光部に向かう光を遮ることで、サブ
台車69がサブ台車引き上げ位置にあることを検知する
のである。すなわち、サブ台車位置検出センサー93も
ベルトフック検出センサ91もサブ台車69がサブ台車
引き上げ位置にあることを検知するものであることには
変わりないが、サブ台車69がサブ台車引き上げ位置に
来ると、タイミングベルト72tは、サブ台車69をサ
ブ台車引き上げ位置に残したまま、前記ベルトフック検
出センサ89sに前記ベルトフック72t−1が検知さ
れる位置まで戻るようになっているので(後述)、その
状態でサブ台車引き上げ位置にサブ台車69が依然ある
ことを検知する必要から上記2つのセンサ93、91が
用意されているのである。
は、前記引き上げ機構72の一構成要素である後述のサ
ブ台車引き上げ用モータ72mを取付けてある。 (サブ台車69)サブ台車69は、スライドガイド68
の内部空間に収納してある台車本体94(スライド体)
と、台車本体94の先端側(スライドガイドの先端側に
位置する側のこと)において、当該台車本体94に対し
て前後左右に揺動自在に垂下されたハンマー体96とか
らなる。なお、ここでいう前および後とは、それぞれス
ライドガイド68の先端側および固定端側のことであ
り、左および右とは、それぞれ台車本体94をスライド
ガイド68の先端側から見た場合における左および右
(図7に正対した場合の左および右)のことである。以
下、サブ台車69の説明では、特に説明のない限り同様
の意味として述べる。
ドガイド68に沿ってスライドするスライド体のことで
ある。台車本体94は、図12〜図14等からわかるよ
うに、車輪98を有する基台車100と、ハンマーロッ
ク機構であるロックピンホルダー104と、前記サブ台
車停止機構78の前記係止棒88が係止するフック10
6とからなる。
ライドガイド68の内部空間(案内路68g)に収容さ
れているので、スライドガイド68の一部ということが
でき、また、ハンマーロック機構であるロックピンホル
ダー104は、台車本体94の一構成部材であるので、
ロックピンホルダー104は、軌道体としてのスライド
ガイド68に備えられているといえる。
〜図14に示すように、その左右側面の前後に各々一つ
ずつ車輪98を有するものである。そして、これらの車
輪98は、スライドガイド68の底板68dの内面上に
置かれて転がり、これによって基台車100は、スライ
ドガイド68の内部空間である前記案内路68gをその
長手方向に沿って移動する。
100の後端左側には、左側面から見た形状が、左横倒
しL字形を呈し、基台車100の上面よりも一段下がっ
た位置(スライドガイド68の底板68dとほぼ面一な
位置のこと)に、前記フック106を取り付けるための
フック取付け部100aが設けられている。
ク取付け部100aと対向する側(後端右側)には、引
き上げ機構72の後述するタイミングベルト72tの一
部であるベルトフック72t−1が掛かり止まるベルト
フック掛止め部100hが一体に設けられている(図1
4参照)。ベルトフック掛止め部100hは、タイミン
グベルト72tの通り道にあって前方(スライドガイド
68の先端側)に開口し、後方側で閉塞している。そし
て、この開口100h−1に対してタイミングベルト7
2tの駆動に応じてそのベルトフック72t−1が出入
りするようになっている。すなわち、タイミングベルト
72tが図14の矢印a1方向に回転すると、ベルトフ
ック72t−1は、ベルトフック掛止め部100hから
離れ、これによってタイメイングベルト72tの動力が
基台車100、すなわち台車本体94aに伝達されなく
なるので、サブ台車69は停止する。
方向に回転すると、ベルトフック72t−1は、ベルト
フック掛止め部100hと係合し、これによってタイメ
イングベルト72tの動力が台車本体94aに伝達され
るので、サブ台車69はサブ台車引き上げ位置に向けて
引っ張られる。
0には、その長手方向における前端から中央部に至るま
での範囲であって、基台車100の中心線lを含む部分
に、スリット100sが形成されている。このスリット
100s内では、ハンマー体96が、基台車100に対
して前後方向に自在に揺動する。なお、スリット100
sの長さは、ハンマー体96をどれだけ揺動させるかに
よってその寸法が定められる。
ホルダー104は、図12〜図16からわかるように、
矩形ブロック状のホルダー本体104bと、このホルダ
ー本体104bの左右方向(幅方向)に設けたスリット
溝104c内に下半分104s−2が摺動可能に設けら
れているとともに、図示しないバネによってホルダー本
体104bの右側面側に常時付勢され、かつ上半部10
4s−1がホルダー本体104bの上面から上方に突出
しているスライドピン104sと、このスライドピン1
04sの下半分104s−2と一体に設けられ、スライ
ドピン104sの前記摺動に応じてホルダー本体104
bの右側面から外部へ弾撥的に出入りするロックピン1
04rとからなる。なお、ここで、付勢とは、他(上記
バネのこと)から弾み力を受けることをいう。また、ス
リット溝104cは、スライドピン104sの下半分1
04s−2とロックピン104rとが収納される部分で
あるとともにホルダー本体104bの内部をその幅方向
に横断状に貫通する主溝104c−1と主溝と一体でホ
ルダー本体104bの上表面にまで臨むとともにスライ
ドピン104sの上半部104s−1の下部が収納され
ている副溝104c−2とからなる。
ット溝104cの最右端にあるときに、ロックピン10
4rは最大に突出し、スライドピン104sがスリット
溝104cの最左端側に向けて移動するに連れてロック
ピン104rはその突出量が減少するようになってい
る。
104sは、サブ台車69がスライドガイド68の最下
端に至る直前にその上半部104s−1(図15参照)
が、前記ハンマー振上げ解除ブロック90に当接するよ
うに、スライドガイド68の長手方向におけるスライド
ピン104sの軌道上で対向するように配置されてい
る。
8に沿って、その固定端側から前記ハンマー振上げ解除
ブロック90のある先端部、すなわちスライドガイド6
8の最下端部に移動すると、ハンマー振上げ解除ブロッ
ク90の前記斜交面90cにスライドピン104sの上
半部104s−1がまず当たる。その後さらにサブ台車
69がスライドガイド68の最先端(最下端)にまで移
動すると、当該上半部104s−1は、斜交面90cを
経由して、当該斜交面90cと連続する前記ハンマー振
上げ解除ブロック90の主面90mに至る。この間にス
ライドピン104sが前記付勢力に抗しながら、スリッ
ト溝104c内をその右側から左側に向けて移動できる
程度に、スライドピン104sに係る前記バネの弾力が
設定されている。したがって、スライドピン104sが
スリット溝104c内を上記方向に移動すれば、このス
ライドピント104sと一体のロックピン104rも同
様に右側から左側に移動する。そして、スライドピン1
04sがスリット溝104cの最左端に位置したとき、
すなわちスライドピン104sが主面90mに至ったと
きには、図14に示すようにロックピン104rは完全
にホルダー本体104bに収納されて突出しなくなる。
104b内に完全に没入する時期と同時かそれよりも一
瞬後に、サブ台車69がスライドガイド68の最下端に
ある前記阻止板70と衝突するようになっている。
するのは、上記の逆であって、サブ台車69がスライド
ガイド68の最先端(最下端)からサブ台車引き上げ位
置である固定端側に向けて移動することに伴い、スライ
ドピン104sがスライドガイド68の固定端側に向け
て主面90mを起点として、そこから斜交面90cを徐
々に移動して行くに連れて前記バネの弾力を受けてなさ
れる。但し、ハンマー体96がハンマーロック解除機構
であるハンマー振り上げ解除ブロック90によってその
ロックが解除されて振り降ろされた後は、ロックピン1
04rの前(突出側)にハンマー体96が位置している
関係にあるので(図15、図16参照)、ロックピン1
04rの先端はハンマー体96の主面に当たったまま、
すなわちロックピン104rはロックピンホルダー10
4内に没入したままである。
6の主面に当たらなくなる、すなわちロックピンホルダ
ー104から突出するのは、サブ台車69がスライドガ
イド68のサブ台車引き上げ位置に向けて移動し、ハン
マー体96が、ハンマー振り上げ板89によって、その
揺動範囲における振り上げ位置にまで振り上げられると
きである(図13および図15参照)。
後縁96rに当接してハンマー体96の反時計廻り方向
の回転(図12、図13および図15参照)を制限する
ものであって、これがロックピンホルダー104から突
出状態にあるときには、ハンマー体96は反時計廻り方
向へは回転できない。これはロックピン104rが、図
12、図13および図15からわかるように、ハンマー
体96の後述の揺動基軸bよりも常に上部に位置するか
らである。
の回転ができない状態にあるときとは、ハンマー体96
が振り上げ位置にあることを意味する。 (フック106)フック106は、図12からわかるよ
うに、短冊状の細長い板金をクランク状に折り曲げてな
るものである。フック106は、その前端側半部106
fを上記フック取付け部100aにビス止めすること
で、フック取付け部100aに固定される。また、後端
側半部106rはこれが先端側(前端側半部106fの
反対側のこと)に行くに連れて低くなるように傾斜され
ており、当該先端は、スライドガイド68の底板68d
の内面に当接する程度に近接し、かつ前記電磁ソレノイ
ド82に係る係止棒88とスライドガイド68の長手方
向におけるフック106の軌道上において対向するよう
になっている。
06mで示すものは、フック106の上記後端側半部1
06rと前端側半部106fとの間に位置し、両者を接
続する中間壁のことであり、前端側半部106fの後端
から上方へ立ち上がっている。そして、当該中間壁10
6mとフック取付け部100aとによって、前記サブ台
車停止機構78の板材86に植設された係止棒88が入
る凹部108が形成される。サブ台車停止機構78は、
係止棒88が凹部108に入ることで、サブ台車69を
サブ台車引き上げ位置で停止させる。なお、凹部108
の下面には、既述したサブ台車位置検出センサー93と
ペアになっている遮光板109が垂下されている。
体)は、基台車100のスリット100s内において前
後方向(スライドガイド68の長手方向)に揺動する揺
動本体96sと、揺動本体96sに対して左右方向に揺
動するとともに先端に後述のヘッド96h−2を有する
鉄槌部96hとからなる。
リット100s内に露出している、前記サブ台車69の
前側に位置する車輪98の車軸を揺動基軸bとしており
(図12および図13参照)、この揺動基軸bを揺動中
心として図11、図12および図15における時計廻り
または反時計廻りに前記スリット100s内で自在に回
転するようにその主面が当該スリット100sと平行に
配置された、ほぼ長四角形状の板材である。そして、そ
の厚み寸法は、前記スリット100sの幅寸法よりも幾
分小さ目であり、その幅寸法は前記スリット100sの
長さ寸法のほぼ3分の2である。また、揺動本体96s
の下端面には、鉄槌部96hが、これを図7における時
計廻りに、または反時計廻りに自在に回転するための揺
動従軸sを介して取付けられている。
4rによって、その回転を制限されていない状態におい
て、サブ台車69をスライドガイド68に沿ってサブ台
車引き上げ位置に向けて移動していくと、揺動本体96
sの後方側上端隅p(図13および図15参照)が、ハ
ンマー振り上げ板89の折曲げ部89eの内面下端に当
接するようになっている。すなわち、当該当接がなされ
るように、上記折曲げ部89eの長さやスライドガイド
68にハンマー体96を垂下したときのスライドガイド
68に対するハンマー体96の傾斜角を設定してある。
体96sに直接取付けられる棒状の柄部96h−1と、
柄部96h−1の先端に固定したヘッド96h−2とか
らなる。
は、図10〜図12に示すように、スライドガイド68
の固定端部に回転軸を上にして設けたサブ台車引き上げ
用モータ72mと、サブ台車引き上げ用モータ72mの
回転軸に設けられたベルト車72wと、ベアリングブロ
ック102のベアリング101と、これらベルト車72
wおよびベアリング101に巻掛けられるタイミングベ
ルト72tとからなる。
台車引き上げ用モータ72mは、図14に示すように、
スライドガイド68内においてその固定端側における右
側(図14の上側)に位置しており、既述のように、ス
ライドガイド68の長手方向においてベアリングブロッ
ク102と対応している。すなわち、ベアリングブロッ
ク102も既述のようにスライドガイド68の右側に位
置するので、タイミングベルト72tをベルト車72w
とベアリング101とに巻掛けたときにタイミングベル
ト72tは、スライドガイド68内においてその右側に
位置するようになる。
は、操作ボタン9bを押してサブ台車69がスライドガ
イド68を降下し終わってから暫くすると、ベルトフッ
ク72t−1がスライドガイド68の固定端側に移動す
るように、タイミングベルト72tを回転駆動し、サブ
台車69をサブ台車引き上げ位置にまで自動的に引き上
げるようになっている。そして、サブ台車引き上げ用モ
ータ72mは、サブ台車69をサブ台車引き上げ位置に
移動した後、暫くすると、ベルトフック72t−1がス
ライドガイド68の下端側に設けたベルトフック検出セ
ンサ89sに向けて移動するように、タイミングベルト
72tを自動的に回転駆動するようになっている。
ルト72tは、ベルトフック72t−1によって無限ベ
ルトにされたものであって、ベルトフック72t−1は
タイミングベルト72tの一部である。ベルトフック7
2t−1は、光センサである既述のベルトフック検出セ
ンサ89s以外に、同じ光センサであるベルトフック検
出センサ91とも対応している。そして、サブ台車69
がタイミングベルト72tによってサブ台車引き上げ位
置に引き上げられたときに、ベルトフック72t−1
が、検出センサ91の図示しない発光部から、同じく図
示しない受光部に向けて出た光を遮るようになってい
る。これはすなわち、上記サブ台車引き上げ位置におい
て、サブ台車69のフック取付け部100aとフック1
06によって形成された凹部108に電磁ソレノイド8
2の係止棒88が係合し、これによってサブ台車69が
サブ台車引き上げ位置で停止している状態、すなわちサ
ブ台車停止機構78が機能している状態にあることを意
味する。
ら見た状態を示す図7に戻って、駆動部54を説明す
る。駆動部54は、既述のように、配置台58の上面に
おける支柱50の最上端に取付けられた滑車60のほぼ
真下に位置し、ワイヤ62と滑車60とを介して可動部
52を支柱50に沿って鉛直方向に移動する駆動源であ
る。この駆動部54は、遊戯者による操作ボタン9aの
操作に従って、可動部52を支柱50の下方に向けて移
動する。駆動部54はまた、当該可動部52が支柱50
の下端にまで到着した場合、および可動部52が支柱5
0の下端にまで達していなくても後述のように遊技者が
操作ボタン9bを押すことによってサブ台車69がスラ
イドガイド68を滑降してプレーが終了した場合には、
可動部52を支柱50の上端位置にまで自動的に戻す。
そして、配置台58のうち駆動部54の取付部分には、
図7の矢印VIII方向から見た状態を示す図8および図7
の矢印IX方向から見た状態を示す図9に示したように、
適宜の大きさの穴58hを穿ってあり、この穴58hに
は、これを上から塞ぐようなほぼ四角形状をした基盤1
11を配してある。そして、当該基盤111の下表面と
上表面とには、次の各構成部材が取付けられている。
mが、その回転軸を上方に突出しかつ当該回転軸にウォ
ームギヤ54wを取り付けた状態で固定されている。ま
た、基盤111の上表面には、ウォームギヤ54wと噛
合関係にあるウォームホイール54hを介して駆動モー
タ54mの駆動力が伝達され、これによってワイヤ62
を巻き付けるように回転する巻き付けローラ54rと、
この巻き付けローラ54rの回転具合いを検出する回転
検出センサー54sとが固定されている。
サー54sは、駆動モータ54mが正常に機能して巻き
付けローラ54rにワイヤ62を巻き付けているかどう
か、あるいは巻き付けローラ54rからワイヤ62を解
き放しているかどうかを検出するエンコーダである。
転していない場合には、回転検出センサー54sがこれ
を検知して、駆動モータ54mを自動的に止めるように
なっている。
サー54sの基盤111における位置は、図7と図9と
からわかるように、巻き付けローラ54rの方が回転検
出センサー54sよりも支柱50側である。
s、91および93、モータ36、54mおよび72
m、電磁ソレノイド82の動作を制御するための回路構
成を図21のブロック図に基づいて説明する。
54m・72mおよび電磁ソレノイド82は、プライズ
マシーン1全体の制御を行う制御回路113に接続され
ている。また、制御回路113にはメダル検出器115
が接続されている。メダル検出器115は、投入された
メダルが本物の場合にその投入枚数を制御回路113に
伝えるものである。 (制御処理および実施形態の動作)次に制御回路113
において実行される制御処理を図22および図23のフ
ローチャートを参照して、またこの制御処理の説明と併
せて実施形態の動作を当該動作に関連する図を参照にし
て説明する。
回路113に電源が投入されることによって、図22と
図23の制御処理はスタートする。そして、最初に、プ
ライズマシーン1をスタートさせる。すると、リング駆
動モータ36が回転する(S01)。それにより、その
駆動力が駆動用Vベルト車36rとリング駆動ベルト3
8とを介してベース40の構成要素である従動用Vベル
ト車46に伝達され、この従動用Vベルト車46ととも
に、これと一体の平板リング44が垂直中心線Lを回転
中心として回転する。すなわち、ベース40が回転する
(図2および図6参照)。このときベース40は、その
従動用Vベルト車46が支持ローラ7rに置かれている
だけでなく、垂直中心線Lを中心とした径方向への従動
用Vベルト車46のずれが保持ローラ7gによって防止
されるようになっているので、図6における左右方向に
おいても安定した状態で回転する。
24の支柱24cとリング体24rを介して景品2が取
り付けられているので、ベース40とともに景品2も垂
直中心線Lを回転中心として安定的に回転する。換言す
れば、景品2を携えたリング体24rは、昇降機構部6
4、およびスライドガイド68を含む可動部52の周り
を取り巻くようにして回転する。
おいて、すなわち、前回メインスイッチを切ったときの
状態において、景品獲得機構3の可動部52が支柱50
の最下部に位置していた場合には、メインスイッチを入
れると、可動部52は、駆動部54によって、支柱50
の最上部に向けて移動し、これが当該最上部に位置する
と、そこで自動的に停止する。このとき、駆動部54の
巻き付けローラ54rは、ワイヤ62を巻き付けた状態
にある。
で、スライドガイド68の最下端にサブ台車69がある
ときは、メインスイッチを入れるとサブ台車69は、ス
ライドガイド69に沿ってサブ台車引き上げ位置にまで
引き上げられて、サブ台車停止機構78によってサブ台
車引き上げ位置で停止する。併せてハンマー体96は、
これを振り上げ位置に振り上げる機構であるハンマー振
り上げ板89によって振り上げ位置にまで振り上げら
れ、かつその状態をサブ台車69の基台車100に設け
てあったロックピンホルダー104のロックピン104
rによって保持された状態となる。
ース40が回転し、可動部52が支柱50の最上端に位
置し、サブ台車69がハンマー体96を振り上げ位置に
まで振り上げられた状態でサブ台車振り上げ位置にまで
引き上げるようにすることを初期設定を行うという。初
期設定がなされなければ、遊戯者はゲームを始められな
い。なお、メインスイッチを切った後も初期設定の状態
とならなければ、主電源が切れないように設定しておい
てもよいのはもちろんである。
01からS10で示した各ステップを経ることによって
なされる。なお、当該初期設定についてのS02からS
10までの各ステップの説明およびS11とS12の各
ステップの説明は、便宜上S13からS23の各ステッ
プの説明を終了してから行うものとする。また、S13
からS23までの処理の実行は、初期設定がすでになさ
れていることを前提条件とする。
メダルが投入された旨の信号がメダル検出機から入るの
を待つ。そして、遊戯者がコンパネ6に設けたメダル投
入口8にメダルを入れて、メダル検出器115によって
正規のメダルである旨の信号が入力されると(S1
3)、ゲームを開始できる状態となり、操作ボタン9a
・9bが操作可能状態となって、処理は次のS14に進
む。なお、メダルが偽物である場合にはゲームは進行せ
ず、正規のメダルが投入されるまでメダル検出の判定を
繰り返す。
に設けられているベルトフック検出センサ89sが、ベ
ルトフック72t−1を検知しているかどうかの判定を
する。すなわち、サブ台車69を降下する前にベルトフ
ック検出センサ89sがベルトフック72t−1を検知
しているかどうかの判定が為される。検知していると判
定すると、処理は次のS16に進む。そして、検知して
いないと判定すると、処理はS15に進み、その結果、
メダル払い戻し口16からメダルが排出されてゲームは
終了してしまう。
チは入ったままなので、その間は景品2を携えたリング
体24rは、昇降機構部64やスライドガイド68を含
む可動部52の周りを回転している。
sがベルトフック72t−1を検知しているかどうかの
判定をするのは、スライドガイド68に沿ったサブ台車
69の滑降が自然落下を利用したものだからである。す
なわち、サブ台車69にタイミングベルト72tが付い
ていると、タイミングベルト72tにはベルト車72w
を介してサブ台車引き上げ用モータ72mとつながって
いるので、それだけ摩擦抵抗等の負荷がサブ台車69に
掛かり、サブ台車69のスピードを低下してしまうた
め、これを回避する必要があるからである。
おいて、ベルトフック検出センサ89sがベルトフック
72t−1を検知していないと判定した場合にゲームを
終了するようにしたのは、プライズマシーン1の機構上
なんらかの支障が生じている可能性が高いからであり、
ゲームを続行するには不適切だからである。
が所定時間内に押されたかどうかの判定をする。ここで
所定時間とは、特に定めないが、長くとも数分がゲーム
の進行を効率よく行う上では好ましい。操作ボタン9a
が押されたという判定をすると、次に、処理がS17に
進み、駆動部54の駆動モータ54mは回転されて、巻
き付けローラ54rに巻き付けてあったワイヤ62が解
き放たれる。その結果、ハンマー体96を有するサブ台
車66やスライドガイド68等を含む可動部52が支柱
50の最上部から降下される。ワイヤ62を解き放つ方
向に回転する駆動モータ54mの回転を「駆動モータ5
4mの正転」ということにし、反対に巻き付けローラ5
4rにワイヤ62を巻き付ける方向に回転する駆動モー
タ54mの回転を「駆動モータ54mの逆転」というこ
とにする。
ると、滑車60を経由しているワイヤ62は繰り出され
る。従って、ワイヤ62と繋がっている可動部52は、
その構成要素の一つであるメイン台車66の上部ローラ
74uおよび下部ローラ74dが支柱50によってガイ
ドされながら操作ボタン9aから遊戯者が指を離すまで
支柱50を降下する。
定時間内に押されないという判定がされた場合には、遊
戯者にはゲームを続行する意志が無い、あるいは遊戯者
がその場に居ないものと判断し、そこでゲームは終了す
る。
S17において駆動モータ54mが正転した後、所定時
間内に遊戯者が操作ボタン9aから指を離したかどうか
の判定をする。ここで所定時間とは、少なくとも可動部
3が支柱50に沿ってその最上部から最下端にまで下降
するのに要する時間をいう。離したという判定をする
と、処理は次のS19に進み、駆動モータ54mが停止
される。
と、S20において、可動部52が支柱50の最下端に
まで来たかどうかの判定がされる。可動部52が支柱5
0の最下端に来たと判定するとそこでゲームが終了し、
処理がS02に戻される。反対に可動部52が支柱50
の最下端にまでまだ来ていないという判定が為されると
S18の判定を繰り返す。
54mが停止すると、すなわち狙った景品2を獲得する
のに最適であると遊戯者が判断した位置で可動部52が
停止すると、処理はS21に進む。
9bが所定時間内に押されたかどうかの判定がなされ
る。ここで所定時間とは、特に定めないが長くとも数分
がゲームの進行を効率よく行う上では好ましい。なお、
遊戯者が操作ボタン9bを押すときは、狙った景品2が
リング体24rの回転に伴って近くまで来たときであ
る。
が所定時間内に押されたという判定がなされると、処理
は次のS22に進み、電磁ソレノイド82に通電がなさ
れる。反対に操作ボタン9bが所定時間内に押されない
という判定をすると、遊戯者がゲームを続行する意志が
無い、あるいは遊戯者がその場に居ないものと判断し、
そこでゲームが終了し、処理がS02に戻される。
をすると、その可動ロッド84が電磁ソレノイド82の
本体内に引き戻される。このため、可動ロッド84とリ
ンクしている板材86は、ソレノイド基板82の下端8
2b−1を回転中心として、反時計廻りに回転し、図1
3の状態から図12の状態になるとともに、処理が次の
S23に進む。
材86の先端に設けられかつサブ台車69のフック取付
け部100aにおける凹部108と係合関係にある係止
棒88の当該凹部108との係合が解ける、すなわちサ
ブ台車停止機構78が解除される。
体94aの車輪98の転がりによって、先端側が下方に
位置した状態で傾斜しているスライドガイド68の案内
路68gをそのサブ台車引き上げ位置からその最下端に
向けて一気に滑降、すなわち降下する(図19参照)。
9のロックピン104rによって反時計廻り方向への回
転を阻止された状態にあるので、振り上げ位置に振り上
げられた状態を維持したままサブ台車69とともにスラ
イドガイド68を降下する。
68の下端部に来ると、当該下端部に設けたハンマー振
上げ解除ブロック90と、サブ台車69のスライドピン
104s(正しくはその上半部104s−1)とは、既
述したように、スライドガイド68の長手方向における
スライドピン104sの軌道上で対向関係にあるので、
スライドピン104sは、ハンマー振上げ解除ブロック
90の斜交面90cに当接する。
って、スライドピン104sは、ハンマー振上げ解除ブ
ロック90の斜交面90cを経由した後、主面90mへ
と順次当接し、主面90mに至ったときには、スライド
ピン104sはロックピンホルダー104に設けたスリ
ット溝104cをその右側から左側に向けて移動するた
め、スライドピン104sと一体のロックピン104r
がロックピンホルダー104内に没入する。このため、
ロックピン104rによって反時計廻り方向への回転を
阻止されていたハンマー体96は、その振り上げ位置に
振り上げられていた状態が解除される。
る時期と同時かそれよりも一瞬後に、サブ台車69はス
ライドガイド68の最下端にまで移動して、前記阻止板
70と衝突するので、そのときの慣性力によってハンマ
ー体96は、揺動基軸bを中心として大きくかつ急激に
反時計廻りに振り降ろされ、揺動する(対象物獲得ゲー
ム装置の動作状態を示す説明図であって、ハンマーが景
品に当った状態を示す図20参照)。
方にタイミング良く景品2があれば、換言するとスライ
ドガイド68に沿って降下するサブ台車69がスライド
ガイド68の最下端に位置するときのタイミングと相挨
って、景品2とスライドガイド68の最下端との相対位
置が近接状態にあると、景品2はハンマー体96のヘッ
ド96h−2によって殴打されるようになる。したがっ
て、リング体24rの係止体26Aに環付きホルダーh
を介してぶら下げられていた景品2は、係止体26Aか
ら離脱して、基盤7bに設けた景品落し穴15hに落下
し、その後、景品取り出し口15を経て遊戯者の手に入
る。なお、ここでいう近接状態とは、景品2にヘッド9
6h−2が少なくとも触れる程度に両者の距離が接近し
た状態にあることをいう。
hが揺動従軸sを中心として左右方向にも回転するよう
になっているが、これは、リング体24rを支える支柱
24cが回転しているため、ハンマー体96を振り降ろ
したときに当該支柱24cに鉄槌部96hが当たって
も、支柱24cや鉄槌部96hを含むハンマー体96に
余計な負荷が掛からないようにするためである。
は、ロックピン104rは常にハンマー体96の主面に
当たったままであるので(図15、図16参照)、ロッ
クピン104rは、ロックピンホルダー104内に没入
したままである。
た後で操作ボタン9bを一回押すと、景品2を獲得でき
たかどうかに拘らず、ワンメダルによる遊戯者のワンプ
レーが終了する。説明をS23に戻す。電磁ソレノイド
82に通電後、所定時間が経過したかどうかが(S2
3)によって判断される。ここで所定時間とは、少なく
ともサブ台車69がスライドガイド68に沿って降下す
るのに要する時間以上のものである。所定時間が経過す
ると、自動的に電磁ソレノイド82へは通電されなくな
り、可動ロッド84が電磁ソレノイド82の本体内から
自動的に繰り出されるため、可動ロッド84の先端84
eに取付けてあるカギ部85の板材86は、先程とは反
対に、ソレノイド基板82の下端82b−1を回転中心
として時計廻りに回転する。このため、前記係止棒88
はスライドガイド68の底板68dに元(電磁ソレノイ
ド82に通電される前の状態のこと)の通り当接するよ
うになる。
げ用モータ72mが、降下済みのサブ台車69をサブ台
車引き上げ位置にまで引き戻す方向に自動的にタイミン
グベルト72tを回転駆動する(S02)。このため、
サブ台車69は、タイミングベルト72tによって、ス
ライドガイド68のサブ台車引き上げ位置にまで引っ張
られる。このように、サブ台車引き上げモータ72m
が、サブ台車69をサブ台車引き上げ位置にまで引き戻
す方向にタイミングベルト72tを回転することを「サ
ブ台車引き上げモータ72mの正転」という。そして、
これと反対方向にタイミングベルト72tを回転するこ
とを「サブ台車引き上げモータ72mの逆転」というこ
とにする。
トフック掛止め部100hに入ると、ベルトフック72
t−1とサブ台車69とが係合することになり、サブ台
車69はタイミングベルト72tに引っ張られてスライ
ドガイド68のサブ台車引き上げ位置に向かう。当該サ
ブ台車引き上げ位置に至る直前で、フック106は係止
棒88に当り、さらにそのままサブ台車69の進行が進
むと、この係止棒88が取付けられている板材86は、
通電されていない状態の電磁ソレノイド82の可動ロッ
ド84にリンクしているので、この可動ロッド84をソ
レノイド82内に没入させつつフック106の後端側半
部106rを係止棒88が昇りつめる。そして、最終的
に係止棒88が凹部108に嵌まり込むので、サブ台車
停止機構78が機能するようになる。この結果、サブ台
車69がサブ台車引き上げ位置に、すなわち高所に引き
上げられるようになる(なお、ここでいう高所とは、一
つのリング体24rにおける限りにおいて、サブ台車6
9を当該リング体24rに対応せしめた場合のそのリン
グ体24rに取り付けられている景品2よりも高所とい
う意味である。)。
に引き上げるときに、ハンマー体96を、その振り上げ
位置に振り上げるための振り上げ機構であるハンマー振
り上げ板89と、ハンマー体96との関係について、図
15を参照して説明する。
けて引き上げられるときには、ハンマー体96は振り降
ろされた後であるから、このハンマー体96は、傾斜状
態にあるスライドガイド68に対して鉛直方向に垂下し
た状態にある。
り降ろされた後は、ロックピン104rは、ハンマー体
96の主面に当たったまま、すなわち、ロックピンホル
ダー104内に没入したままである(図15、図16参
照)。
が、既述のようにスライドガイド68の天板68uに取
付けられているハンマー振り上げ板89の折曲げ部89
eとスライドガイド68の長手方向におけるハンマー体
96の軌道上で対応されているので、サブ台車69がス
ライドガイド68に沿ってサブ台車引き上げ位置に向け
て移動されて行くと、サブ台車引き上げ位置にサブ台車
69が至る直前で、揺動本体96sの後方側上端隅p
(図15参照)が、ハンマー振り上げ板89の折曲げ部
89eの内面下端に当接する。
き上げ位置に向けて引っ張られると、ハンマー体96
は、折曲げ部89eの内面下端に当接したままその進行
が阻止されているので、ハンマー体96は、これが揺動
基軸bを中心として振り上げ位置に至るまで、時計廻り
に回転する(図15参照)。
13および図15からわかるように、ハンマー体96の
揺動基軸bよりも上部に位置している。したがって、ハ
ンマー体96が揺動基軸bを中心として時計廻りに回転
されて振り上げ位置に至ると、それまでハンマー体96
の主面に当接していたロックピン104rは、ハンマー
体96の主面が逃げて当たらなくなる。このため、ロッ
クピン104rは、バネの付勢によって突出し、ハンマ
ー体96の後縁96rと当接するようになる。これによ
ってハンマー体96は、図12、図13および図15に
正対した場合におけるその反時計廻り方向への回転(図
面下方から上方への回転)を阻止されるので、その振り
上げ位置に置かれた状態を維持する。
13および図15からわかるように、ハンマー振り上げ
板89の折曲げ部89eの下端よりも下方に位置するの
で、ハンマー体96が折曲げ部89eに当接していると
きでもロックピン104rが折曲げ部89eに当たるこ
とはない。
台車96のサブ台車引き上げ位置に来たときに初めてハ
ンマー体96を振り上げ位置に向けて振り上げる機構に
したことで遊び性が向上する。また、ハンマー体96を
振り上げ位置にまで振り上げるようにしたことで、景品
2を殴打する威力が増加する。
上げ位置に引き上げられると、当該サブ台車引き上げ位
置に対応して設けられたベルトフック位置検出センサ9
1およびサブ台車位置検出センサ93には、それぞれサ
ブ台車69の上面に設けられているベルトフック72t
−1およびサブ台車69の下面に設けられている遮光板
109が入り、これによって、上記各センサの発光部か
ら受光部に向けて出ている光が遮られるため、サブ台車
69が確実にサブ台車引き上げ位置に来ていることが検
出される(S03)。当該検出が為されると、サブ台車
引き上げ用モータ72mは停止し(S04)、その後逆
転する(S05)。このため、タイミングベルト72t
のベルトフック72t−1は、サブ台車69のベルトフ
ック掛止め部100hから抜け出る、すなわち、ベルト
フック72t−1とサブ台車69との係合が解かれる。
同時にベルトフック72t−1は、ベルトフック位置検
出センサ91からも離れ、その後、さらにサブ台車引き
上げ用モータ72mが逆転すると、ベルトフック72t
−1は、スライドガイド68の下端部に設けたベルトフ
ック検出センサ89sに向かう。そして、ベルトフック
検出センサ89sによってベルトフック72t−1が検
知されると(S06)、サブ台車引き上げ用モータ72
mが停止して(S07)、タイミングベルト72tが止
まる。
トフック位置検出センサ91から離れても、サブ台車位
置検出センサ93には、遮光板109があるので、サブ
台車69がサブ台車引き上げ位置にあることは確認され
ている。
で引き上げられてモータ72mが停止すると(S0
7)、その後駆動モータ54mが逆転する(S08)。
その結果、可動部52は、これが支柱50の最上部に向
かって支柱50に沿って上昇する。そして、可動部52
が支柱50の最上部に位置すれば(S09)、駆動モー
タ54mは停止する(S10)。駆動モータ54mが停
止すると、各処理はS11に進み、メインスイッチが切
られたかどうかが判断される。そこでメインスイッチが
切られていると判断されるとリング駆動モータ36の回
転が停止するため(S12)、プライズマシーン1によ
る全動作が終了する。
記したプライズマシーン1によれば、景品2よりも高所
に位置するサブ台車69が持つ降下力および慣性力によ
ってハンマー体96で景品2を殴打し、これによって景
品2をリング体24rから離脱させて獲得するようにし
たので、スピード感溢れる遊戯を楽しめる。
されてスライドガイド68の最下端に位置するときのタ
イミングと相挨って、景品2とスライドガイド68との
相対位置が近接状態にあると、そのときのサブ台車69
の威力によって、景品2をサブ台車69が殴打し、これ
によって景品2を獲得するものなので、景品2を狙うタ
イミングのうまさが景品獲得の秘訣であってテクニック
を要するといえる。したがって、景品獲得の際の遊戯者
の喜びは大きい。しかも、サブ台車69が景品2を殴打
する衝撃力やスピード感も魅力的である。そして、タイ
ミングさえ合えば確実に景品2を殴打できるので、これ
によって獲得した景品2を途中で取り逃がすこともな
く、当該取り逃がしによる遊戯者の落胆もない。
が下方に傾斜した直線状体であるので、サブ台車69は
高所から一気に最下端に降下する。したがって、スピー
ド感が溢れて一層遊戯性に富んでいるということができ
る。
サブ台車69をスライドガイド68に沿って景品2より
も高所に引き上げる引き上げ機構72を有するので、サ
ブ台車69が降下した後も繰り返し遊ぶことができる。
機構72によってサブ台車69がスライドガイド68に
沿ってサブ台車引き上げ位置にまで引き上げられると、
このサブ台車サブ台車引き上げ位置でサブ台車69の移
動を停止するサブ台車停止機構78を有するので、サブ
台車69を降下するタイミングを図ることができる。
ってスライドする台車本体94を有するので、サブ台車
69はスライドガイド68に沿って滑るようにして降下
する。このため一層スピード感が増して面白い。
して少なくとも台車本体94の長手方向に揺動基軸bを
介して揺動自在に取付けられているハンマー体96を有
するとともに、スライドガイド68の最下端には、サブ
台車69がスライドガイド68を介してその最下端に来
たときに、サブ台車69のそれ以上の進行を阻止する阻
止板70が設けられたので、サブ台車69が阻止板70
に当たると、そのときの慣性力によってハンマー体96
は台車本体94の長手方向に前方に揺動する。そして、
このとき台車本体94の前方にタイミングよく景品2が
あれば、ハンマー体96によって景品2を殴打し、これ
によって当該景品2をリング体24rから離脱させて、
景品2を獲得することができる。
2によってサブ台車69をスライドガイド68に沿って
サブ台車引き上げ位置にまで引き上げるときに、ハンマ
ー体96をその揺動範囲における振り上げ位置にまで振
り上げるハンマー振り上げ板89が備えられたので、ハ
ンマー体96による景品2を殴打する力が一層増加す
る。したがって、ハンマー体96が景品2に少し触れた
だけでもそのときの衝撃力が大きいので、景品2はそれ
だけリング体24rから離脱し易くなるため景品獲得の
可能性が高まる。
機構72によってサブ台車69がスライドガイド68に
沿ってサブ台車引き上げ位置にまで引き上げられた時
に、ハンマー体96をその揺動範囲における振り上げ位
置でロックするハンマーロック機構104が備えられた
ので、ハンマー体96が勝手に揺動することがない。
車69がスライドガイド68に沿ってその最下端に来た
ときにハンマーロック機構104によるロックを解除す
るハンマー振上げ解除ブロック90が備えられたので、
当該最下端でハンマー体96は揺動するようになる。
部64によって鉛直方向に移動されるので、景品2を鉛
直方向に配置した場合は、鉛直方向における所望の箇所
の景品2を狙ってゲームを楽しむことができる。
よび昇降機構部64の周囲を取り巻くように配置してあ
り、このリング体24rにはその周方向に所定の間隔を
おいて景品2を複数個係止するようにしたので、景品2
が多くなり、それだけ景品獲得の可能性が増えて楽し
い。
間隔で複数配置されているので、当該間隔を詰めてたく
さんの景品2を備えるようにすれば、景品2があたかも
円筒体の全面に亘って取付けた如くに多くできるため、
景品獲得の可能性が一層増える。
るリング駆動機構25によって、スライドガイド68お
よび昇降機構部64の周囲を回転するので、動きのある
楽しい外観となる。
グ体24rに取付けると、フランジ部30は、トラスネ
ジ28のうちリング体24rから突き出た部分の先端側
に位置することになる。しかも、このフランジ部30
は、トラスネジ28と固定された状態にあるので、環付
きホルダーhを外す際に多少の外力が加わってもトラス
ネジ28に対して回転しない。また、フランジ部30
は、トラスネジ28の径方向に放射状に広がるとともに
トラスネジ28の中心線lから偏心しているので、フラ
ンジ部30による上方側への突出量は、トラスネジ28
の回転位置によって変化する。これはすなわち、当該突
出量が少なければトラスネジ28に環付きホルダーhを
その環h2を介して掛けた状態で、環付きホルダーhが
トラスネジ28、すなわち係止体26Aから外れ易い状
態にあることを意味し、逆に突出量が多ければ外れ難い
ことを意味する。したがって、環付きホルダーhの係止
体26Aからの外れ具合いを必要に応じて調整できるの
で、極めて使い勝手がよい環付きホルダーの係止体とい
うことができる。
に嵌まる穴30hをフランジ部30の中心から偏心位置
に有する円盤状部材であるので、フランジ部30の穴3
0hに嵌められているトラスネジ28を起点としてそこ
からトラスネジ28の径方向へのフランジ部30の突出
量は連続的に変化する。
が形成されている。したがって、トラスネジ28に固定
されるフランジ部30の上方への突出量を調整するに当
り、ドライバーの刃先を当該ねじ溝に差し込で回すこと
でもできるので便利である。
部28bの大部分を外嵌するカラー32と、トラスネジ
28と螺合するナット28nと、ナット28nおよびカ
ラー32の間に位置する皿ばね等のバネ体34とが順次
嵌合されるので、係止体26Aをリング体24rに取付
けるには、ナット28nおよびバネ体34を外し、リン
グ体24rに設けた穴33にトラスネジ28をその胴部
28bにフランジ部30とカラー32とを付けた状態で
貫通させ、当該貫通部分に前記バネ体34を嵌合すると
ともにナット28nを螺合する。するとバネ体34によ
るトラスネジ28の軸方向への弾撥力によって、フラン
ジ部30とカラー32とは、トラスネジ28のヘッド2
8hに向けて圧接される。したがって、フランジ部30
は、カラー2とヘッド28hとの間に挟持されているの
で、フランジ部30とカラー32との間およびフランジ
部30とヘッド28hとの間には、摩擦抵抗を生じるよ
うになる。したがって、当該摩擦抵抗によってフランジ
部30を動かなくすることができる。そして、フランジ
部30による上方側への突出量は、フランジ部30だけ
を指で所望角度回すことでできるので簡単に当該突出量
の調整ができる。 (第2の実施の形態)図24を参照して説明する。この
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのはデザ
イン的な違いでしかなく機構上は第1の実施の形態と同
じで有るので同一部分に同一符号を付して説明を省略す
る。
を野鳥のきつつきをデザインとしており、そのくちばし
をヘッド96h−2に見立ててある。また、景品2には
くまのぬいぐるみとした。また、係止体はL字形の簡易
なもの26とした。
おいて、複数のリング体24rのうち、最上部に位置す
るリング体24r以外のリング体24rに庇体を設ける
ようにしてもよい。このようにすることで、落下してき
た景品2が他の景品2にぶつからないようにできる。
得るためのスイッチであってもよい。このスイッチにハ
ンマー体96が当たることで、遊戯者に景品を獲得する
ためのあるいはワンメダルでも複数のプレーを出来ると
いうような権利を与えるのである。また景品の代わりに
点数を競い合うようにしても面白い。さらに権利を獲得
したことを明かにするためにこれを知らせる音響装置や
イルミネーションを備えるようにしてもよい。
ルダーの係止体によれば、環付きホルダーの環の径や、
ホルダーの重量の違い、ホルダーの数の多少に拘らず、
当該環付きホルダーの外れ具合いを必要に応じて調整で
きる。
である。
って、本発明に係る環付きホルダーの係止体と環付きホ
ルダーとの係止関係を示す図である。。
ーがサブ台車引き上げ位置にある状態を示す図である。
ーがスライドガイドの最下部まで降下した状態を示す図
である。
である。
引き上げた状態を示す要部断面図である。
解除機構を説明するための図である。
断面図である。
る。
明図であって、ハンマーがスライドガイドに沿って滑走
している状態を示す図である。
明図であって、ハンマーが景品に当った状態を示す図で
ある。
ロック図である。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
概略斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 物品を索条の一端に付け、当該索条の他
端には環を付けた環付きホルダーの当該環を掛止するた
めに被掛止物から突き出して設けられる環付きホルダー
の係止体において、 少なくとも一端側にねじ部を有するとともに前記被掛止
物から突き出す棒状体と、 この棒状体の他端側において当該棒状体の径方向に放射
状に広がるとともに前記棒状体の中心線から偏心した状
態で前記棒状体に固定されるフランジ部とを備えたこと
を特徴とする環付きホルダーの係止体。 - 【請求項2】 前記フランジ部は、前記棒状体に嵌まる
穴を当該フランジ部の中心から偏心位置に有する円盤状
部材であることを特徴とする請求項1に記載の環付きホ
ルダーの係止体。 - 【請求項3】 前記棒状体はその周囲にねじ部を有する
胴部と、この胴部の一端に形成されたヘッドとを有する
トラスネジであることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の環付きホルダーの係止体。 - 【請求項4】 前記トラスネジには、前記フランジ部
と、前記胴部のうち前記被掛止物から突き出す部分に外
嵌されるカラーと、トラスネジと螺合するナットと、こ
のナットおよび前記カラーの間に位置する皿ばねとが順
次嵌合されることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の環付きホルダーの係止体。 - 【請求項5】 物品を索条の一端に付け、当該索条の他
端には環を付けた環付きホルダーの当該環を掛止するた
めに被掛止物から突き出して設けられる環付きホルダー
の係止体において、 外周面にねじ部を有するとともに前記被掛止物から外部
へ突き出し、当該突き出し部分の先端に頭部を有する棒
状体と、 この棒状体の突き出した部分における前記頭部側に位置
するとともに当該棒状体の径方向に放射状に広がりかつ
前記棒状体の中心線から偏心した状態で前記棒状体に遊
嵌されるフランジ部と、 このフランジ部と連続して前記棒状体に外嵌されるカラ
ーと、 前記棒状体のねじ部のうち前記被係止物の外部へ突出し
ない側のねじ部と螺合するナットと、 当該ホルダー係止体を前記被係止物に取付けるにあたり
前記ナットおよび前記被掛止物の間に位置する皿ばねと
を有する環付きホルダーの係止体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22011096A JP2792844B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 環付きホルダーの係止体 |
TW086111622A TW368426B (en) | 1996-08-21 | 1997-08-13 | Gaming device for acquiring objects |
KR1019970039407A KR100288081B1 (ko) | 1996-08-21 | 1997-08-19 | 대상물획득게임장치 |
CNB971174156A CN1157242C (zh) | 1996-08-21 | 1997-08-20 | 获得对象物的游戏机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22011096A JP2792844B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 環付きホルダーの係止体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057226A JPH1057226A (ja) | 1998-03-03 |
JP2792844B2 true JP2792844B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2792844B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-08-21 JP JP22011096A patent/JP2792844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH1057226A (ja) | 1998-03-03 |
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